JPH08271733A - 前面側偏光板の前面側保護シート、その製造法、および該前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法 - Google Patents
前面側偏光板の前面側保護シート、その製造法、および該前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法Info
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- JPH08271733A JPH08271733A JP7102974A JP10297495A JPH08271733A JP H08271733 A JPH08271733 A JP H08271733A JP 7102974 A JP7102974 A JP 7102974A JP 10297495 A JP10297495 A JP 10297495A JP H08271733 A JPH08271733 A JP H08271733A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 二軸延伸ポリエステルフィルムを基材として
用いているにもかかわらず、ビニルアルコール系重合体
の水溶液による偏光素膜との接着が容易な前面側偏光板
の前面側保護シートを提供すること、また、そのような
前面側保護シートの製造法、およびその前面側保護シー
トの偏光素膜側への貼着方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面
に、水系アンカーコーティング層(1b)を介して、厚み
0.5〜20μm のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)
を設けた積層シートからなる前面側保護シート(1) であ
る。この前面側保護シート(1) のビニルアルコール系重
合体の薄層(1c)上にビニルアルコール系重合体の水溶液
を接着剤として塗布して、偏光素膜(2) 側と貼着する。
用いているにもかかわらず、ビニルアルコール系重合体
の水溶液による偏光素膜との接着が容易な前面側偏光板
の前面側保護シートを提供すること、また、そのような
前面側保護シートの製造法、およびその前面側保護シー
トの偏光素膜側への貼着方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面
に、水系アンカーコーティング層(1b)を介して、厚み
0.5〜20μm のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)
を設けた積層シートからなる前面側保護シート(1) であ
る。この前面側保護シート(1) のビニルアルコール系重
合体の薄層(1c)上にビニルアルコール系重合体の水溶液
を接着剤として塗布して、偏光素膜(2) 側と貼着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネルの前面
側偏光板の構成部材である前面側保護シートに関するも
のである。また、その前面側保護シートの製造法、およ
びその前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法に関
するものである。
側偏光板の構成部材である前面側保護シートに関するも
のである。また、その前面側保護シートの製造法、およ
びその前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように液晶表示パネルは、入射光
側を前面側、その反対側を後面側とするとき、前面側偏
光板/液晶セル/後面側偏光板の基本構成を有する。前
面側偏光板と液晶セルとの間には位相板を介在させるこ
とも多い。ここで液晶セルは、透明電極(および配向
膜)を形成させた2枚の電極基板間に液晶を封入した構
成を有する。
側を前面側、その反対側を後面側とするとき、前面側偏
光板/液晶セル/後面側偏光板の基本構成を有する。前
面側偏光板と液晶セルとの間には位相板を介在させるこ
とも多い。ここで液晶セルは、透明電極(および配向
膜)を形成させた2枚の電極基板間に液晶を封入した構
成を有する。
【0003】そして前面側および後面側の偏光板は、偏
光素膜を保護するためにその偏光素膜の両面に保護シー
トを積層接着した構成を有する。つまり、1枚の液晶表
示パネルには2枚の偏光板が使われており、2枚の偏光
板のそれぞれには各2枚の保護シートが使われているこ
とになる。
光素膜を保護するためにその偏光素膜の両面に保護シー
トを積層接着した構成を有する。つまり、1枚の液晶表
示パネルには2枚の偏光板が使われており、2枚の偏光
板のそれぞれには各2枚の保護シートが使われているこ
とになる。
【0004】偏光板の保護シートとしては、実際には大
半のケースにおいてセルローストリアセテートシートが
用いられているが、他の高分子シートを用いることも提
案されている。
半のケースにおいてセルローストリアセテートシートが
用いられているが、他の高分子シートを用いることも提
案されている。
【0005】たとえば、本出願人の出願にかかる特開平
6−888907号公報には、光等方性を有するビニル
アルコール系重合体層/活性エネルギー線硬化型硬化物
層の層構成を有する偏光板製造用保護シートが示されて
いる。この場合、ビニルアルコール系重合体層の面が偏
光素膜に接着される。なお偏光素膜の他面に貼着する保
護シートは、セルローストリアセテートなどの透湿性シ
ートが好適であるとしている。
6−888907号公報には、光等方性を有するビニル
アルコール系重合体層/活性エネルギー線硬化型硬化物
層の層構成を有する偏光板製造用保護シートが示されて
いる。この場合、ビニルアルコール系重合体層の面が偏
光素膜に接着される。なお偏光素膜の他面に貼着する保
護シートは、セルローストリアセテートなどの透湿性シ
ートが好適であるとしている。
【0006】同様に、本出願人の出願にかかる特開平6
−888908号公報には、光等方性ビニルアルコール
系重合体層/光等方性基材層の層構成の積層シートのい
ずれか一方の面に、活性エネルギー線硬化型硬化物層を
設けた偏光板製造用保護シートが示されている。
−888908号公報には、光等方性ビニルアルコール
系重合体層/光等方性基材層の層構成の積層シートのい
ずれか一方の面に、活性エネルギー線硬化型硬化物層を
設けた偏光板製造用保護シートが示されている。
【0007】さらに本出願人の出願にかかる特開平7−
26103号公報には、ビニルアルコール系ポリマーを
エチレン性不飽和単量体でグラフト変性したポリマーア
ロイまたはこれと水性架橋剤との組成物でできたシート
を、偏光素膜や位相差素膜の保護シートとして用いるこ
とが示されている。同じく本出願人の出願にかかる特開
平7−24978号公報には、上記のポリマーアロイま
たはこれと水性架橋剤との組成物でできたシート上に、
そのシートよりも低い透湿度を有する低透湿の被覆層を
設けたシートを、偏光素膜や位相差素膜の保護シートと
して用いることが示されている。
26103号公報には、ビニルアルコール系ポリマーを
エチレン性不飽和単量体でグラフト変性したポリマーア
ロイまたはこれと水性架橋剤との組成物でできたシート
を、偏光素膜や位相差素膜の保護シートとして用いるこ
とが示されている。同じく本出願人の出願にかかる特開
平7−24978号公報には、上記のポリマーアロイま
たはこれと水性架橋剤との組成物でできたシート上に、
そのシートよりも低い透湿度を有する低透湿の被覆層を
設けたシートを、偏光素膜や位相差素膜の保護シートと
して用いることが示されている。
【0008】また本出願人は、偏光素膜の保護にも使用
することのできる光学用シートにつき、上記4つの出願
のほかにも多数の出願を行っている。
することのできる光学用シートにつき、上記4つの出願
のほかにも多数の出願を行っている。
【0009】そして上で引用した4つの公報には、その
従来技術の説明の中で、従来提案されている保護シート
としては、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリ塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール共重
合体、ポリスチレン、アクリル系樹脂、ポリエステル、
ポリオレフィン、ポリアミド、ニトロセルロース、ポリ
−4−メチルペンテン、ポリアクリロニトリル、フェノ
キシ樹脂、ポリフェニレンオキサイド、エポキシ樹脂、
ビニル系樹脂、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、
ポリアリーレンエステルなどのシートまたは層があるこ
とが紹介されている。
従来技術の説明の中で、従来提案されている保護シート
としては、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリ塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール共重
合体、ポリスチレン、アクリル系樹脂、ポリエステル、
ポリオレフィン、ポリアミド、ニトロセルロース、ポリ
−4−メチルペンテン、ポリアクリロニトリル、フェノ
キシ樹脂、ポリフェニレンオキサイド、エポキシ樹脂、
ビニル系樹脂、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、
ポリアリーレンエステルなどのシートまたは層があるこ
とが紹介されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】先にも述べたように、
偏光板作製用の保護シートとしてはセルローストリアセ
テートシートが汎用されている。これは、セルロースト
リアセテートシートの光学的性質がすぐれ、しかも水を
ソルベントとする水系接着剤による偏光素膜(ポリビニ
ルアルコール−ヨウ素系のものを用いるのが通常であ
る)との接着が可能であるからである。
偏光板作製用の保護シートとしてはセルローストリアセ
テートシートが汎用されている。これは、セルロースト
リアセテートシートの光学的性質がすぐれ、しかも水を
ソルベントとする水系接着剤による偏光素膜(ポリビニ
ルアルコール−ヨウ素系のものを用いるのが通常であ
る)との接着が可能であるからである。
【0011】しかしながら、セルローストリアセテート
シートは、その製膜に際し、環境汚染のおそれのある塩
素系溶剤(メチレンクロライド)を用いなければならな
いという不利がある上、比較的高コストであるので、そ
の使用量を減じていくことが望まれる。またセルロース
トリアセテートシートは、偏光素膜側との積層接着に際
し、水系接着剤による接着強度が必ずしも満足すべきも
のではなく、そのためセルローストリアセテートシート
の表面に接着性向上のための処理(たとえばアルカリ処
理)をしておかねばならず、その結果セルローストリア
セテートシートのコストが一段と高くなることを免かれ
ない。さらにセルローストリアセテートシートは、液晶
セルの電極基板がプラスチックス基板であるときは、そ
れに偏光板を貼ったときにセルローストリアセテートシ
ートが湿気を吸う傾向があるので、液晶表示パネルがカ
ールするおそれがある。
シートは、その製膜に際し、環境汚染のおそれのある塩
素系溶剤(メチレンクロライド)を用いなければならな
いという不利がある上、比較的高コストであるので、そ
の使用量を減じていくことが望まれる。またセルロース
トリアセテートシートは、偏光素膜側との積層接着に際
し、水系接着剤による接着強度が必ずしも満足すべきも
のではなく、そのためセルローストリアセテートシート
の表面に接着性向上のための処理(たとえばアルカリ処
理)をしておかねばならず、その結果セルローストリア
セテートシートのコストが一段と高くなることを免かれ
ない。さらにセルローストリアセテートシートは、液晶
セルの電極基板がプラスチックス基板であるときは、そ
れに偏光板を貼ったときにセルローストリアセテートシ
ートが湿気を吸う傾向があるので、液晶表示パネルがカ
ールするおそれがある。
【0012】先に引用した4つの公報の従来技術の説明
の中で、これらの公報の発明よりももっと以前から提案
されているものとして紹介されている各種の保護シート
は、セルローストリアセテートシートに比すれば保護シ
ートとしての基本的な適性が不足している。
の中で、これらの公報の発明よりももっと以前から提案
されているものとして紹介されている各種の保護シート
は、セルローストリアセテートシートに比すれば保護シ
ートとしての基本的な適性が不足している。
【0013】これに対し先に引用した4つの公報自体の
発明にかかる保護シートは、種々の工夫がなされている
ためセルローストリアセテートシートに代替することが
可能であるが、益々厳しくなる市場の要求に応えるため
には、防湿性およびコストの点でなお改良の余地があ
る。
発明にかかる保護シートは、種々の工夫がなされている
ためセルローストリアセテートシートに代替することが
可能であるが、益々厳しくなる市場の要求に応えるため
には、防湿性およびコストの点でなお改良の余地があ
る。
【0014】ところで、偏光板の保護シートとしては、
複屈折性を有しない光等方性のシートが用いられるが、
前面側偏光板の前面側保護シートは特に光等方性である
必要もない。
複屈折性を有しない光等方性のシートが用いられるが、
前面側偏光板の前面側保護シートは特に光等方性である
必要もない。
【0015】そこで本発明者らは、前面側偏光板の前面
側保護シートとして安価な二軸延伸ポリエステルフィル
ム(異方性である)を用いることにつき検討を行った。
もし二軸延伸ポリエステルフィルムの使用が可能になれ
ば、1枚の液晶表示パネルに必要な4枚の保護シートの
うち1枚を代替することができるので、それだけコスト
を低減できるからである。また前面側偏光板に防湿性が
付与されるので、液晶セルの電極基板がプラスチックス
基板であるときであっても液晶表示パネルがカールする
おそれがない。
側保護シートとして安価な二軸延伸ポリエステルフィル
ム(異方性である)を用いることにつき検討を行った。
もし二軸延伸ポリエステルフィルムの使用が可能になれ
ば、1枚の液晶表示パネルに必要な4枚の保護シートの
うち1枚を代替することができるので、それだけコスト
を低減できるからである。また前面側偏光板に防湿性が
付与されるので、液晶セルの電極基板がプラスチックス
基板であるときであっても液晶表示パネルがカールする
おそれがない。
【0016】しかしながら、二軸延伸ポリエステルフィ
ルムは典型的な疎水性樹脂フィルムであるため、それ単
膜では親水性の膜である偏光素膜(ポリビニルアルコー
ル−ヨウ素系)との水系接着剤による接着は極めて難し
い。また仮に接着できても、水系接着剤のソルベントで
ある水が抜けにくかったり、接着操作が円滑に進まなか
ったりする。
ルムは典型的な疎水性樹脂フィルムであるため、それ単
膜では親水性の膜である偏光素膜(ポリビニルアルコー
ル−ヨウ素系)との水系接着剤による接着は極めて難し
い。また仮に接着できても、水系接着剤のソルベントで
ある水が抜けにくかったり、接着操作が円滑に進まなか
ったりする。
【0017】本発明は、このような背景下において、二
軸延伸ポリエステルフィルムを基材として用いているに
もかかわらず、ビニルアルコール系重合体の水溶液によ
る偏光素膜との接着が容易な前面側偏光板の前面側保護
シートを提供すること、また、そのような前面側保護シ
ートの製造法、およびその前面側保護シートの偏光素膜
側への貼着方法を提供することを目的とするものであ
る。
軸延伸ポリエステルフィルムを基材として用いているに
もかかわらず、ビニルアルコール系重合体の水溶液によ
る偏光素膜との接着が容易な前面側偏光板の前面側保護
シートを提供すること、また、そのような前面側保護シ
ートの製造法、およびその前面側保護シートの偏光素膜
側への貼着方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】以下においては、液晶表
示パネルを組み立てるに際して液晶セルの前面側および
後面側に配する偏光板をそれぞれ前面側偏光板および後
面側偏光板と名付け、このうち前面側偏光板の構成部材
である偏光素膜(2) の前面側および後面側に配する保護
用の部材をそれぞれ前面側保護シート(1) および後面側
保護シート(3)と名付けることとする。また、以下にお
いて「水系」とは、水を主たる溶媒としたものであるこ
とを意味し、その趣旨を損なわない限りにおいて水のほ
かに有機溶剤が併用されていても差し支えない。
示パネルを組み立てるに際して液晶セルの前面側および
後面側に配する偏光板をそれぞれ前面側偏光板および後
面側偏光板と名付け、このうち前面側偏光板の構成部材
である偏光素膜(2) の前面側および後面側に配する保護
用の部材をそれぞれ前面側保護シート(1) および後面側
保護シート(3)と名付けることとする。また、以下にお
いて「水系」とは、水を主たる溶媒としたものであるこ
とを意味し、その趣旨を損なわない限りにおいて水のほ
かに有機溶剤が併用されていても差し支えない。
【0019】本発明の液晶表示パネルの前面側偏光板の
前面側保護シートは、上記前面側保護シート(1) が、二
軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に、水系アンカ
ーコーティング層(1b)を介して、厚み 0.5〜20μm の
ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設けた積層シー
トからなることを特徴とするものである。
前面側保護シートは、上記前面側保護シート(1) が、二
軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に、水系アンカ
ーコーティング層(1b)を介して、厚み 0.5〜20μm の
ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設けた積層シー
トからなることを特徴とするものである。
【0020】本発明の液晶表示パネルの前面側偏光板の
前面側保護シートの製造法は、二軸延伸ポリエステルフ
ィルム(1a)の片面に、水系アンカーコーティング剤を塗
布して水系アンカーコーティング層(1b)を形成させ、つ
いでその上からビニルアルコール系重合体を主剤とする
水溶液を塗布してビニルアルコール系重合体の薄層(1c)
を形成させることを特徴とするものである。この場合、
水系アンカーコーティング層(1b)およびビニルアルコー
ル系重合体の薄層(1c)の形成を2ヘッドコーターを用い
て行うことが好ましい。
前面側保護シートの製造法は、二軸延伸ポリエステルフ
ィルム(1a)の片面に、水系アンカーコーティング剤を塗
布して水系アンカーコーティング層(1b)を形成させ、つ
いでその上からビニルアルコール系重合体を主剤とする
水溶液を塗布してビニルアルコール系重合体の薄層(1c)
を形成させることを特徴とするものである。この場合、
水系アンカーコーティング層(1b)およびビニルアルコー
ル系重合体の薄層(1c)の形成を2ヘッドコーターを用い
て行うことが好ましい。
【0021】本発明の液晶表示パネルの前面側偏光板の
前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法は、上記の
前面側保護シート(1) のビニルアルコール系重合体の薄
層(1c)上にビニルアルコール系重合体の水溶液を接着剤
として塗布して偏光素膜(2)側と貼着することを特徴と
するものである。
前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法は、上記の
前面側保護シート(1) のビニルアルコール系重合体の薄
層(1c)上にビニルアルコール系重合体の水溶液を接着剤
として塗布して偏光素膜(2)側と貼着することを特徴と
するものである。
【0022】以下本発明を詳細に説明する。
【0023】前面側保護シート(1) は、二軸延伸ポリエ
ステルフィルム(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)
/ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)の層構成を有す
る積層シートからなる。
ステルフィルム(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)
/ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)の層構成を有す
る積層シートからなる。
【0024】二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)として
は、透明性が良好な限りにおいて任意の厚みのものが用
いられるが、通常は20〜200μm 、好ましくは30
〜100μm の厚みのものが好適である。厚みが余りに
厚いときは液晶表示パネルとしたときの斜め方向からの
視認性が損なわれる上、透明性も低下し、厚みが余りに
薄いときは平面性(形態保持性ないし自己支持性)が損
なわれるおそれがある。
は、透明性が良好な限りにおいて任意の厚みのものが用
いられるが、通常は20〜200μm 、好ましくは30
〜100μm の厚みのものが好適である。厚みが余りに
厚いときは液晶表示パネルとしたときの斜め方向からの
視認性が損なわれる上、透明性も低下し、厚みが余りに
薄いときは平面性(形態保持性ないし自己支持性)が損
なわれるおそれがある。
【0025】水系アンカーコーティング層(1b)として
は、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、イソシ
アネート系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フ
ェオノール系樹脂、ポリアミン系樹脂、ポリイミン系樹
脂などのアンカーコーティング剤のうち水溶液または水
分散液タイプのものから形成した層があげられる。水系
アンカーコーティング層(1b)の厚みは、通常は 0.1〜5
μm 、好ましくは 0.2〜3μm とする。
は、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、イソシ
アネート系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フ
ェオノール系樹脂、ポリアミン系樹脂、ポリイミン系樹
脂などのアンカーコーティング剤のうち水溶液または水
分散液タイプのものから形成した層があげられる。水系
アンカーコーティング層(1b)の厚みは、通常は 0.1〜5
μm 、好ましくは 0.2〜3μm とする。
【0026】ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)にお
けるビニルアルコール系重合体としては、水溶性を有す
る限りにおいて、種々の重合度およびケン化度を有する
ポリビニルアルコール、共重合変性ポリビニルアルコー
ル、グラフト変性ポリビニルアルコールなどが用いられ
る。共重合変性またはグラフト変性ポリビニルアルコー
ルの場合の相手方のモノマー種は、エチレン性不飽和カ
ルボン酸またはその無水物・エステル・アミド・ニトリ
ル、OH基やエポキシ基を有するモノマー、α−オレフ
ィン、スチレン系モノマーなどである。
けるビニルアルコール系重合体としては、水溶性を有す
る限りにおいて、種々の重合度およびケン化度を有する
ポリビニルアルコール、共重合変性ポリビニルアルコー
ル、グラフト変性ポリビニルアルコールなどが用いられ
る。共重合変性またはグラフト変性ポリビニルアルコー
ルの場合の相手方のモノマー種は、エチレン性不飽和カ
ルボン酸またはその無水物・エステル・アミド・ニトリ
ル、OH基やエポキシ基を有するモノマー、α−オレフ
ィン、スチレン系モノマーなどである。
【0027】ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)は、
架橋化したビニルアルコール系重合体の薄層であること
が特に好ましい。そこで、上記のようなビニルアルコー
ル系重合体の水溶液に、メラミン樹脂系架橋剤、フェノ
ール樹脂系架橋剤、水性ウレタン系架橋剤、水性エポキ
シ樹脂系架橋剤、水性イソシアネート系架橋剤、水性ポ
リアミン系架橋剤、ポリイミン系架橋剤などの水系架橋
剤(水溶液または水分散液タイプの架橋剤)を配合して
薄層(1c)を形成するか、自己架橋しうるビニルアルコー
ル系重合体の水溶液を用いて薄層(1c)を形成することが
望ましい。
架橋化したビニルアルコール系重合体の薄層であること
が特に好ましい。そこで、上記のようなビニルアルコー
ル系重合体の水溶液に、メラミン樹脂系架橋剤、フェノ
ール樹脂系架橋剤、水性ウレタン系架橋剤、水性エポキ
シ樹脂系架橋剤、水性イソシアネート系架橋剤、水性ポ
リアミン系架橋剤、ポリイミン系架橋剤などの水系架橋
剤(水溶液または水分散液タイプの架橋剤)を配合して
薄層(1c)を形成するか、自己架橋しうるビニルアルコー
ル系重合体の水溶液を用いて薄層(1c)を形成することが
望ましい。
【0028】ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)の厚
みは、 0.5〜20μm 、好ましくは0.5〜10μm 、さ
らに好ましくは 0.5〜8μm 、なかんずく1〜5μm に
設定され、厚みがこの範囲よりも小さいときは、ビニル
アルコール系重合体の水溶液からなる接着剤による偏光
素膜側への接着操作が円滑に進まず、一方厚みがこの範
囲よりも大きいときは、サイドからの吸湿を防止でき
ず、また透明性の点でもマイナスになる。
みは、 0.5〜20μm 、好ましくは0.5〜10μm 、さ
らに好ましくは 0.5〜8μm 、なかんずく1〜5μm に
設定され、厚みがこの範囲よりも小さいときは、ビニル
アルコール系重合体の水溶液からなる接着剤による偏光
素膜側への接着操作が円滑に進まず、一方厚みがこの範
囲よりも大きいときは、サイドからの吸湿を防止でき
ず、また透明性の点でもマイナスになる。
【0029】上記の構成を有する前面側保護シート(1)
は、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に、水系
アンカーコーティング剤を塗布して水系アンカーコーテ
ィング層(1b)を形成させ、ついでその上からビニルアル
コール系重合体を主剤とする水溶液を塗布してビニルア
ルコール系重合体の薄層(1c)を形成させることにより製
造される。なお、水系アンカーコーティング剤の塗布後
およびビニルアルコール系重合体を主剤とする水溶液の
塗布後は、乾燥を行い、さらに必要に応じてキュアや熱
処理あるいは比較的低温での長時間エイジングを行う。
は、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に、水系
アンカーコーティング剤を塗布して水系アンカーコーテ
ィング層(1b)を形成させ、ついでその上からビニルアル
コール系重合体を主剤とする水溶液を塗布してビニルア
ルコール系重合体の薄層(1c)を形成させることにより製
造される。なお、水系アンカーコーティング剤の塗布後
およびビニルアルコール系重合体を主剤とする水溶液の
塗布後は、乾燥を行い、さらに必要に応じてキュアや熱
処理あるいは比較的低温での長時間エイジングを行う。
【0030】この場合、工業的には、水系アンカーコー
ティング層(1b)およびビニルアルコール系重合体の薄層
(1c)の形成を2ヘッドコーターを用いて一挙に行うこと
が特に好ましい。
ティング層(1b)およびビニルアルコール系重合体の薄層
(1c)の形成を2ヘッドコーターを用いて一挙に行うこと
が特に好ましい。
【0031】このようにして前面側保護シート(1) を得
た後は、その前面側保護シート(1)のビニルアルコール
系重合体の薄層(1c)上にビニルアルコール系重合体の水
溶液を接着剤として塗布して、偏光素膜(2) 側と貼着す
る。このときの偏光素膜(2)は、単膜の状態の偏光素膜
(2) であってもよく、すでに後面側保護シート(3) に貼
着した状態の偏光素膜(2) であってもよい。一般には、
前面側保護シート(1)および後面側保護シート(3) のう
ちのいずれか一方の保護シートにビニルアルコール系重
合体の水溶液を滴下等の手段により塗布しながら偏光素
膜(2) を重ねつつ対ロールにより絞ってから乾燥に供
し、続いてもう一方の保護シートにビニルアルコール系
重合体の水溶液を滴下等の手段により塗布しながら先に
作製した保護シート/偏光素膜(2) の積層体の偏光素膜
(2) 側を重ねつつ対ロールにより絞ってから乾燥に供す
る方法が採用される。また、前面側保護シート(1) およ
び後面側保護シート(3) のそれぞれにビニルアルコール
系重合体の水溶液を滴下等の手段により塗布しながら、
これら両保護シート(1), (3)間に偏光素膜(2) を挟むよ
うにして対ロールにより絞ってから乾燥に供する方法も
採用される。
た後は、その前面側保護シート(1)のビニルアルコール
系重合体の薄層(1c)上にビニルアルコール系重合体の水
溶液を接着剤として塗布して、偏光素膜(2) 側と貼着す
る。このときの偏光素膜(2)は、単膜の状態の偏光素膜
(2) であってもよく、すでに後面側保護シート(3) に貼
着した状態の偏光素膜(2) であってもよい。一般には、
前面側保護シート(1)および後面側保護シート(3) のう
ちのいずれか一方の保護シートにビニルアルコール系重
合体の水溶液を滴下等の手段により塗布しながら偏光素
膜(2) を重ねつつ対ロールにより絞ってから乾燥に供
し、続いてもう一方の保護シートにビニルアルコール系
重合体の水溶液を滴下等の手段により塗布しながら先に
作製した保護シート/偏光素膜(2) の積層体の偏光素膜
(2) 側を重ねつつ対ロールにより絞ってから乾燥に供す
る方法が採用される。また、前面側保護シート(1) およ
び後面側保護シート(3) のそれぞれにビニルアルコール
系重合体の水溶液を滴下等の手段により塗布しながら、
これら両保護シート(1), (3)間に偏光素膜(2) を挟むよ
うにして対ロールにより絞ってから乾燥に供する方法も
採用される。
【0032】接着剤として用いるビニルアルコール系重
合体の水溶液としては、先に述べたようなビニルアルコ
ール系重合体の水溶液が用いられるが、通常の未変性の
ポリビニルアルコールの水溶液で充分である。このとき
の水溶液の重合体濃度は、接着性、円滑塗布性などを考
慮して適宜の値(たとえば1〜20重量%)に定められ
る。
合体の水溶液としては、先に述べたようなビニルアルコ
ール系重合体の水溶液が用いられるが、通常の未変性の
ポリビニルアルコールの水溶液で充分である。このとき
の水溶液の重合体濃度は、接着性、円滑塗布性などを考
慮して適宜の値(たとえば1〜20重量%)に定められ
る。
【0033】先に述べたように、前面側保護シート(1)
は、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)/水系アンカー
コーティング層(1b)/ビニルアルコール系重合体の薄層
(1c)の層構成を有する積層シートからなるが、二軸延伸
ポリエステルフィルム(1a)の他面には、直接またはアン
カーコーティング層(1d)を介して機能性層(1e)を設けて
おくことができる。このときのアンカーコーティング層
(1d)は、水系に限らず、溶剤系のアンカーコーティング
剤を用いて形成させることもできる。
は、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)/水系アンカー
コーティング層(1b)/ビニルアルコール系重合体の薄層
(1c)の層構成を有する積層シートからなるが、二軸延伸
ポリエステルフィルム(1a)の他面には、直接またはアン
カーコーティング層(1d)を介して機能性層(1e)を設けて
おくことができる。このときのアンカーコーティング層
(1d)は、水系に限らず、溶剤系のアンカーコーティング
剤を用いて形成させることもできる。
【0034】機能性層(1e)設置の目的は、防眩、防傷、
描画、集光などのためである。機能性層(1e)は、熱硬化
型樹脂硬化物層、活性エネルギー線硬化型樹脂硬化物
層、無機質層などで構成される。
描画、集光などのためである。機能性層(1e)は、熱硬化
型樹脂硬化物層、活性エネルギー線硬化型樹脂硬化物
層、無機質層などで構成される。
【0035】前面側偏光板の後面側保護シート(3) とし
ては、たとえば、従来の技術の項で述べたような光等方
性を有する任意のシートを用いることができる。この後
面側保護シート(3) として特に好ましいものは、透湿度
(JIS Z0208に基き、温度40℃、相対湿度9
0%RHで測定)が100g/m2・24hr以上、殊に200
g/m2・24hr以上、さらには400g/m2・24hr以上の光等
方性シートであり、その一例はセルローストリアセテー
トシート(表面をコロナ放電処理やアルカリ処理したも
のを含む)である。
ては、たとえば、従来の技術の項で述べたような光等方
性を有する任意のシートを用いることができる。この後
面側保護シート(3) として特に好ましいものは、透湿度
(JIS Z0208に基き、温度40℃、相対湿度9
0%RHで測定)が100g/m2・24hr以上、殊に200
g/m2・24hr以上、さらには400g/m2・24hr以上の光等
方性シートであり、その一例はセルローストリアセテー
トシート(表面をコロナ放電処理やアルカリ処理したも
のを含む)である。
【0036】前面側偏光板は、後面側保護シート(3) を
配設しないタイプのものであってもよい。すなわち、後
面側保護シート(3) の設置を省略し、前面側保護シート
(1)/偏光素膜(2) の積層体の偏光素膜(2) 側の面を、
粘着剤層を介して電極基板または位相板に積層するタイ
プのものであってもよい。
配設しないタイプのものであってもよい。すなわち、後
面側保護シート(3) の設置を省略し、前面側保護シート
(1)/偏光素膜(2) の積層体の偏光素膜(2) 側の面を、
粘着剤層を介して電極基板または位相板に積層するタイ
プのものであってもよい。
【0037】
【作用】本発明の前面側偏光板の前面側保護シート(1)
は、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に水系ア
ンカーコーティング層(1b)を介して厚み 0.5〜20μm
のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設けた積層シ
ートからなるので、前面側偏光板の前面側保護シート
(1) の基材として二軸延伸ポリエステルフィルムを用い
ているにもかかわらず、ビニルアルコール系重合体の水
溶液による偏光素膜(2) との接着が容易である。
は、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に水系ア
ンカーコーティング層(1b)を介して厚み 0.5〜20μm
のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設けた積層シ
ートからなるので、前面側偏光板の前面側保護シート
(1) の基材として二軸延伸ポリエステルフィルムを用い
ているにもかかわらず、ビニルアルコール系重合体の水
溶液による偏光素膜(2) との接着が容易である。
【0038】これは、そのビニルアルコール系重合体の
薄層(1c)上にビニルアルコール系重合体の水溶液を接着
剤として塗布して偏光素膜(2) 側と貼着するとき、接着
剤がすみやかにビニルアルコール系重合体の薄層(1c)に
吸収され、過剰の水分なしに偏光素膜(2) と接着するた
めである。また、薄層(1c)および偏光素膜(2) のいずれ
もポリビニルアルコール系であるため、ビニルアルコー
ル系重合体の水溶液による接着が強固になるためであ
る。
薄層(1c)上にビニルアルコール系重合体の水溶液を接着
剤として塗布して偏光素膜(2) 側と貼着するとき、接着
剤がすみやかにビニルアルコール系重合体の薄層(1c)に
吸収され、過剰の水分なしに偏光素膜(2) と接着するた
めである。また、薄層(1c)および偏光素膜(2) のいずれ
もポリビニルアルコール系であるため、ビニルアルコー
ル系重合体の水溶液による接着が強固になるためであ
る。
【0039】なお、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)
とビニルアルコール系重合体の薄層(1c)との間には水系
アンカーコーティング層(1b)が介在しているため、二軸
延伸ポリエステルフィルム(1a)とビニルアルコール系重
合体の薄層(1c)との界面の密着性不足も生じない。
とビニルアルコール系重合体の薄層(1c)との間には水系
アンカーコーティング層(1b)が介在しているため、二軸
延伸ポリエステルフィルム(1a)とビニルアルコール系重
合体の薄層(1c)との界面の密着性不足も生じない。
【0040】そして、このように前面側保護シート(1)
の基材として二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の使用
を可能にしたことは、偏光板の大幅なコスト低下に貢献
し、市場の強い要求に応えることができる。
の基材として二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の使用
を可能にしたことは、偏光板の大幅なコスト低下に貢献
し、市場の強い要求に応えることができる。
【0041】また二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の
使用により前面側偏光板に防湿性が付与されるので、液
晶セルの電極基板がプラスチックス基板であるときであ
っても液晶表示パネルがカールするおそれがない。
使用により前面側偏光板に防湿性が付与されるので、液
晶セルの電極基板がプラスチックス基板であるときであ
っても液晶表示パネルがカールするおそれがない。
【0042】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下「部」とあるのは重量基準で表わしたものであ
る。
る。以下「部」とあるのは重量基準で表わしたものであ
る。
【0043】実施例1 図1は、本発明の前面側偏光板の前面側保護シート(1)
の一例を模式的に示した説明図である。
の一例を模式的に示した説明図である。
【0044】水系アンカーコーティング剤として、ポリ
エステル樹脂とウレタン系樹脂との混合物よりなる水系
アンカーコーティング剤(高松油脂株式会社製の「WA
C−10」)を準備した。また、ビニルアルコール系重
合体を主剤とする水溶液として、ポリビニルアルコール
/アクリル酸/N−メチロールアクリルアミドのグラウ
フト共重合体からなるポリマーアロイの濃度15重量%
の水溶液100部に、メチロール化メラミン系の架橋剤
の濃度80重量%の水溶液2部を添加、混合した塗布液
を準備した。
エステル樹脂とウレタン系樹脂との混合物よりなる水系
アンカーコーティング剤(高松油脂株式会社製の「WA
C−10」)を準備した。また、ビニルアルコール系重
合体を主剤とする水溶液として、ポリビニルアルコール
/アクリル酸/N−メチロールアクリルアミドのグラウ
フト共重合体からなるポリマーアロイの濃度15重量%
の水溶液100部に、メチロール化メラミン系の架橋剤
の濃度80重量%の水溶液2部を添加、混合した塗布液
を準備した。
【0045】厚み50μm の二軸延伸ポリエステルフィ
ルム(1a)の片面に、2ヘッドコーターを用いて、上記の
水系アンカーコーティング剤を塗布して100℃で1分
間乾燥すると共に、直ちに上記の架橋剤入りポリマーア
ロイの水溶液を塗布して温度70〜120℃で5分間乾
燥し、ついで温度120℃で20分間キュアすることに
より、厚み 0.8μm の水系アンカーコーティング層(1b)
と厚み4μm のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)と
をこの順に形成させた。
ルム(1a)の片面に、2ヘッドコーターを用いて、上記の
水系アンカーコーティング剤を塗布して100℃で1分
間乾燥すると共に、直ちに上記の架橋剤入りポリマーア
ロイの水溶液を塗布して温度70〜120℃で5分間乾
燥し、ついで温度120℃で20分間キュアすることに
より、厚み 0.8μm の水系アンカーコーティング層(1b)
と厚み4μm のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)と
をこの順に形成させた。
【0046】これにより、二軸延伸ポリエステルフィル
ム(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)/ビニルアル
コール系重合体の薄層(1c)の層構成を有する積層シート
からなる前面側保護シート(1) が得られたので、そのビ
ニルアルコール系重合体の薄層(1c)側の面に、重合度1
000、ケン化度98.5モル%のポリビニルアルコールの
濃度12重量%の水溶液を滴下しながら、市販のポリビ
ニルアルコール−ヨウ素系の偏光素膜(2) を重ねつつ、
対ロールにより絞り、続いて温度60℃で乾燥した。
ム(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)/ビニルアル
コール系重合体の薄層(1c)の層構成を有する積層シート
からなる前面側保護シート(1) が得られたので、そのビ
ニルアルコール系重合体の薄層(1c)側の面に、重合度1
000、ケン化度98.5モル%のポリビニルアルコールの
濃度12重量%の水溶液を滴下しながら、市販のポリビ
ニルアルコール−ヨウ素系の偏光素膜(2) を重ねつつ、
対ロールにより絞り、続いて温度60℃で乾燥した。
【0047】別途準備した市販の厚み80μm のアルカ
リ処理したセルローストリアセテートシートからなる後
面側保護シート(3) の片面に上記と同じポリビニルアル
コールの水溶液を滴下しながら、上記で得た前面側保護
シート(1) /偏光素膜(2) の積層体の偏光素膜(2) 側を
重ねつつ、対ロールにより絞り、続いて温度60℃で乾
燥した。これにより、前面側保護シート(1) /偏光素膜
(2) /後面側保護シート(3) の層構成の前面側偏光板が
得られた。
リ処理したセルローストリアセテートシートからなる後
面側保護シート(3) の片面に上記と同じポリビニルアル
コールの水溶液を滴下しながら、上記で得た前面側保護
シート(1) /偏光素膜(2) の積層体の偏光素膜(2) 側を
重ねつつ、対ロールにより絞り、続いて温度60℃で乾
燥した。これにより、前面側保護シート(1) /偏光素膜
(2) /後面側保護シート(3) の層構成の前面側偏光板が
得られた。
【0048】得られた前面側偏光板は極めて美麗であ
り、前面側保護シート(1) と偏光素膜(2) との間の密着
性は剥離不能であった、後面側保護シート(3) と偏光素
膜(2)との間の密着性も、アルカリ処理したセルロース
トリアセテート用いたため良好であった。
り、前面側保護シート(1) と偏光素膜(2) との間の密着
性は剥離不能であった、後面側保護シート(3) と偏光素
膜(2)との間の密着性も、アルカリ処理したセルロース
トリアセテート用いたため良好であった。
【0049】実施例2 図2は、本発明の前面側偏光板の前面側保護シート(1)
の他の一例を模式的に示した説明図である。
の他の一例を模式的に示した説明図である。
【0050】二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の他面
に、予めアンカーコーティング層(1d)を介して紫外線硬
化型樹脂による防眩、防傷、描画または集光のための微
細な凹凸のある薄膜の機能性層(1e)を設けておいたほか
は、実施例1を繰り返した。これにより、実施例1と同
様の好ましい性質を有する前面側偏光板に、さらに機能
性が付与されたものが得られた。
に、予めアンカーコーティング層(1d)を介して紫外線硬
化型樹脂による防眩、防傷、描画または集光のための微
細な凹凸のある薄膜の機能性層(1e)を設けておいたほか
は、実施例1を繰り返した。これにより、実施例1と同
様の好ましい性質を有する前面側偏光板に、さらに機能
性が付与されたものが得られた。
【0051】実施例3 二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に、まず水系
アンカーコーティング剤(ただし東洋紡績株式会社製の
「バイロン」を使用)の塗布、乾燥、キュアを行ってか
ら、架橋剤入りポリマーアロイの水溶液の塗布、乾燥、
キュアを行って、水系アンカーコーティング層(1b)およ
びビニルアルコール系重合体の薄層(1c)をそれぞれ形成
させた。この場合も、実施例1と同様の性質を有する前
面側保護シート(1) が得られた。
アンカーコーティング剤(ただし東洋紡績株式会社製の
「バイロン」を使用)の塗布、乾燥、キュアを行ってか
ら、架橋剤入りポリマーアロイの水溶液の塗布、乾燥、
キュアを行って、水系アンカーコーティング層(1b)およ
びビニルアルコール系重合体の薄層(1c)をそれぞれ形成
させた。この場合も、実施例1と同様の性質を有する前
面側保護シート(1) が得られた。
【0052】
【発明の効果】本発明の前面側偏光板の前面側保護シー
ト(1) は、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に
水系アンカーコーティング層(1b)を介して厚み 0.5〜2
0μmのビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設けた
積層シートからなるので、基材として二軸延伸ポリエス
テルフィルム(1a)を用いているにもかかわらず、ビニル
アルコール系重合体の水溶液による偏光素膜(2) との接
着が容易であり、接着強度も強固となる。また、二軸延
伸ポリエステルフィルム(1a)とビニルアルコール系重合
体の薄層(1c)との界面の密着性も、両層間に水系アンカ
ーコーティング層(1b)が介在しているため良好である。
ト(1) は、二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面に
水系アンカーコーティング層(1b)を介して厚み 0.5〜2
0μmのビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設けた
積層シートからなるので、基材として二軸延伸ポリエス
テルフィルム(1a)を用いているにもかかわらず、ビニル
アルコール系重合体の水溶液による偏光素膜(2) との接
着が容易であり、接着強度も強固となる。また、二軸延
伸ポリエステルフィルム(1a)とビニルアルコール系重合
体の薄層(1c)との界面の密着性も、両層間に水系アンカ
ーコーティング層(1b)が介在しているため良好である。
【0053】そして、このように前面側保護シート(1)
の基材として二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)を用い
ているにもかかわらずすぐれた品質を有する前面側偏光
板が得られるので、偏光板の大幅なコスト低下が可能と
なり、市場の強い要求に応えることができる。
の基材として二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)を用い
ているにもかかわらずすぐれた品質を有する前面側偏光
板が得られるので、偏光板の大幅なコスト低下が可能と
なり、市場の強い要求に応えることができる。
【0054】また二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の
使用により前面側偏光板に防湿性が付与されるので、液
晶セルの電極基板がプラスチックス基板であるときであ
っても液晶表示パネルがカールするおそれがない。
使用により前面側偏光板に防湿性が付与されるので、液
晶セルの電極基板がプラスチックス基板であるときであ
っても液晶表示パネルがカールするおそれがない。
【図1】本発明の前面側偏光板の前面側保護シート(1)
の一例を模式的に示した説明図である。
の一例を模式的に示した説明図である。
【図2】本発明の前面側偏光板の前面側保護シート(1)
の他の一例を模式的に示した説明図である。
の他の一例を模式的に示した説明図である。
(1) …前面側保護シート、 (1a)…二軸延伸ポリエステルフィルム、 (1b)…水系アンカーコーティング層、 (1c)…ビニルアルコール系重合体の薄層、 (1d)…アンカーコーティング層、 (1e)…機能性層、 (2) …偏光素膜、 (3) …後面側保護シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 水奈子 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番16号 藤森工業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】液晶表示パネルを組み立てるに際して液晶
セルの前面側および後面側に配する偏光板をそれぞれ前
面側偏光板および後面側偏光板と名付け、このうち前面
側偏光板の構成部材である偏光素膜(2) の前面側および
後面側に配する保護用の部材をそれぞれ前面側保護シー
ト(1) および後面側保護シート(3) と名付けるとき、上
記前面側保護シート(1) が、二軸延伸ポリエステルフィ
ルム(1a)の片面に、水系アンカーコーティング層(1b)を
介して、厚み 0.5〜20μm のビニルアルコール系重合
体の薄層(1c)を設けた積層シートからなることを特徴と
する、液晶表示パネルの前面側偏光板の前面側保護シー
ト。 - 【請求項2】ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)が、
架橋化したビニルアルコール系重合体の薄層である請求
項1記載の前面側保護シート。 - 【請求項3】二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の他面
に、直接またはアンカーコーティング層(1d)を介して機
能性層(1e)が設けられている請求項1記載の前面側保護
シート。 - 【請求項4】機能性層(1e)が、防眩、防傷、描画または
集光のための層である請求項3記載の前面側保護シー
ト。 - 【請求項5】前面側偏光板が、後面側保護シート(3) を
配設しないタイプのものである請求項1記載の前面側保
護シート。 - 【請求項6】二軸延伸ポリエステルフィルム(1a)の片面
に、水系アンカーコーティング剤を塗布して水系アンカ
ーコーティング層(1b)を形成させ、ついでその上からビ
ニルアルコール系重合体を主剤とする水溶液を塗布して
ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を形成させること
を特徴とする、液晶表示パネルの前面側偏光板の前面側
保護シートの製造法。 - 【請求項7】水系アンカーコーティング層(1b)およびビ
ニルアルコール系重合体の薄層(1c)の形成を2ヘッドコ
ーターを用いて行うことを特徴とする請求項6記載の製
造法。 - 【請求項8】請求項1の前面側保護シート(1) のビニル
アルコール系重合体の薄層(1c)上にビニルアルコール系
重合体の水溶液を接着剤として塗布して偏光素膜(2) 側
と貼着することを特徴とする、液晶表示パネルの前面側
偏光板の前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7102974A JPH08271733A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 前面側偏光板の前面側保護シート、その製造法、および該前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7102974A JPH08271733A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 前面側偏光板の前面側保護シート、その製造法、および該前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271733A true JPH08271733A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14341728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7102974A Withdrawn JPH08271733A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 前面側偏光板の前面側保護シート、その製造法、および該前面側保護シートの偏光素膜側への貼着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08271733A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US7781068B2 (en) | 2005-08-12 | 2010-08-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Polarizing-plate-protecting film and polarizing plate |
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WO2011037033A1 (ja) | 2009-09-23 | 2011-03-31 | 三菱樹脂株式会社 | 積層ポリエステルフィルム |
WO2011037032A1 (ja) | 2009-09-23 | 2011-03-31 | 三菱樹脂株式会社 | 積層ポリエステルフィルム |
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