JPH082857Y2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH082857Y2
JPH082857Y2 JP13469789U JP13469789U JPH082857Y2 JP H082857 Y2 JPH082857 Y2 JP H082857Y2 JP 13469789 U JP13469789 U JP 13469789U JP 13469789 U JP13469789 U JP 13469789U JP H082857 Y2 JPH082857 Y2 JP H082857Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front wall
draft
case
wall
tape cartridge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13469789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0376269U (ja
Inventor
信隆 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0376269U publication Critical patent/JPH0376269U/ja
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Publication of JPH082857Y2 publication Critical patent/JPH082857Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はテープカートリッジに係り、より詳しくはそ
の本体ケースに成形不良対策を講じたものである。
〔従来の技術〕
テープカートリッジの本体ケースはプラスチック製の
上ケースと下ケースを突き合わせてなるが、これら上ケ
ースおよび下ケースの成形時、その離型を容易にするた
め、上ケースおよび下ケースの垂直の深い壁、すなわち
前面壁、左右側面壁、後面壁に抜き勾配をつけている。
抜き勾配は成形材料の性質、ケースの形状などにより必
要とする大きさに差がある。一般に、この種の上下ケー
スの前面壁、左右側面壁、後面壁には全て等しく、0.5
〜1.0°の勾配がつけられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、上ケースおよび下ケースの成形に際し、ケ
ース前面側はテープ走行路を形成するため特に成形精度
が要求される。そのため、成形樹脂注入用のゲートは一
般にケース前面側に設定される場合が多い。しかし、当
該ゲート位置から溶融樹脂を射出する場合、ゲート位置
に近い前面壁部分では保圧(保持圧)がかかって樹脂密
度が他の左右側面壁および後面壁部分よりも高くなるた
め、型開きするときに前面壁部分の離型抵抗が他の三面
壁部分よりも大きくなって離型バランスを崩しやすい。
このため前面壁の外面にかじりや擦り傷を発生させるこ
とがある。かかる離型の困難、かじり、擦り傷発生を避
けるためには、金型(前面壁の外面を成形する固定金
型)の面を一々磨くといった煩わしさがあった。
本考案はこうした問題を解消するためになされたもの
で、上記のような、プラスチック製の上下ケースの成形
において、離型の容易化、擦り傷発生の防止を図ること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のテープカートリッジでは、例えば第1図およ
び第2図に示すように、互いに突き合わされたプラスチ
ック製の上下ケース1a・1bの前面壁5の外面につける抜
き勾配を、その左右側面壁4・4および後面壁11の抜き
勾配よりも大きく設定したものである。
〔作用〕
しかるときは、上ケース1aおよび下ケース1bを各ケー
ス前面側にゲートを設定して射出成形し、型開きすると
きも、前面壁5の外面の抜き勾配は他の三面壁4・4・
11の外面よりも大きいので、全体の離型バランスが良
く、固定金型から取り出しやすいばかりか、前面壁5の
外面に擦り傷がつくようなこともない。
〔考案の効果〕
本考案のテープカートリッジによれば、上ケース1aお
よび下ケース1bの各前面壁5の外面に、その左右側面壁
4・4および後面壁11の抜き勾配よりも大きい抜き勾配
をつけるという簡単な手段で、金型から取り出しやす
く、前面壁5に擦り傷がつくという成形不良を避けるに
至った。
〔実施例〕
本考案に係るテープカートリッジの一実施例を図面に
基づき説明する。
第4図および第5図において、これの本体ケース1は
プラスチック製の上下ケース1a・1bを突き合わせてねじ
等で一体的に結合してなり、この内部左右にテープ2が
巻かれるハブ3を回転自在に収容してある。上ケース1a
および下ケース1bの各前面側において、その左右端には
左右側面壁4・4の前端につながる前面壁5・5を立設
するとともに、左右の前面壁5・5間に前歯6を左右方
向に所定間隔をおいて立設し、左右の前歯6・6どうし
の間に録再ヘッド挿入窓7を、前歯6と前面壁5との間
に消去ヘッド挿入窓8およびピンチローラ挿入窓9をそ
れぞれ形成している。また本体ケース1内において左右
の前面壁5の後方にはテープガイドローラ10を回転自在
に配設している。そして、テープ2は一方のハブ3から
ケース前面側に繰り出され、左右のテープガイドローラ
10・10と前面壁5および前歯6の内面との間に形成され
るテープ走行路に通されて他方のハブ3に巻き取られる
といった、標準仕様のものである。
上記した上ケース1aおよび下ケース1bの各前面壁5、
左右側面壁4・4、および後面壁11の各外面には、成形
時に固定金型からの離型を容易にするために抜き勾配を
つけているが、第1図および第2図に示すように前面壁
5の外面には他の三面壁4・4・11の外面の抜き勾配α
よりも大きい抜き勾配αをつけている。好ましくは
3α≦αに設定する。例えば、三面壁4・4・11の
各外面の抜き勾配αを0.5°とした場合、前面壁5の
抜き勾配αは1.5°に設定する。
なお、前面壁5、左右側面壁4・4、および後面壁11
の各内面にも可動金型からの離型を容易にするために従
来と同様な0.5°程度の抜き勾配をつけている。
特に、上記のように前面壁5の外面に、他の三面壁4
・4・11よりも大きな抜き勾配をつけることにより、ケ
ース前面側の前歯6にゲートGを設定して射出成形した
のち型開きするときも、前面壁5、左右側面壁4・4、
および後面壁11の各外面は固定金型からバランス良く離
型することができ、前面壁5の外面に擦り傷をつけるこ
となく取り出すことができた。
なお、前述の三面壁4・4・11の抜き勾配は従来一般
に0.5〜1.0°に設定している。これらの抜き勾配が1.0
°を越えると、該当の面壁を卓上などで受けたときにテ
ープカートリッジを垂直に立てることができなくなるか
らである。従って、前面壁5の抜き勾配αはこの三面
壁4・4・11の抜き勾配αが基準となる。
しかるに、上記のように前面壁5の外面に1.0°以上
の大きな抜き勾配をつけても問題はない。なぜなら、テ
ープカートリッジにおける規格の前後方向の外寸法を守
るために、第3図に示すように前面壁5の外面の最も外
方に突出する端縁5aが、前歯6を有する台形突部12の外
端面12a(この外端面12aは可動金型の別駒で成形され
る)と同一垂直面n上に位置するようにし、その外端面
12aには深い形の前面壁5の場合とは異なって、抜き勾
配をつけない。従って、上記のように前面壁5の外面に
大きな勾配をつけた場合も、上下ケース1a・1bの台形突
部12・12の前端面12a・12aで卓上に本体ケース1を垂直
に立てられるからである。
前面壁5と左右側面壁4・4の勾配の差はこれら壁ど
うしをつなぐコーナで吸収するため、外観的に支障を来
すようなことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るテープカートリッジの一実施例を示
しており、 第1図は第4図におけるA−A線拡大断面図、 第2図は第4図におけるB−B線拡大断面図、 第3図は第4図におけるC−C線拡大断面図、 第4図は一部切欠き状態で示す内部平面図、 第5図は正面図である。 1……本体ケース、1a……上ケース、1b……下ケース、
4・4……左右側面壁、5……前面壁、11……後面壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに突き合わされたプラスチック製の上
    下ケース(1a・1b)の各前面壁(5)の外面に、その左
    右側面壁(4・4)および後面壁(11)の外面の抜き勾
    配よりも大きい抜き勾配をつけてあることを特徴とする
    テープカートリッジ。
JP13469789U 1989-11-20 1989-11-20 テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH082857Y2 (ja)

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JPH0376269U JPH0376269U (ja) 1991-07-31
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