JPH08285739A - 検査・試験用サンプルの採取方法及び装置 - Google Patents

検査・試験用サンプルの採取方法及び装置

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JPH08285739A
JPH08285739A JP8551595A JP8551595A JPH08285739A JP H08285739 A JPH08285739 A JP H08285739A JP 8551595 A JP8551595 A JP 8551595A JP 8551595 A JP8551595 A JP 8551595A JP H08285739 A JPH08285739 A JP H08285739A
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wound
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JP8551595A
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Katsuhiko Takada
克彦 高田
Akira Ohinata
明 大日向
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取状やシート状のサンプル採取の自動化を
図り、また、検査等の目的に合わせて長尺サンプルを巻
取状で、短尺サンプルをシート状で採取する。 【構成】 巻取状ウエブ採取手段16を備え、巻取製品
50から送り出されたウエブ50Aを吸着して巻取りシ
ャフト22、22で把持する。そして、巻取りシャフト
22、22でウエブ50Aを巻取り、巻取りシャフト2
2、22に巻き付けられたウエブ50Aを巻取製品50
から切り離す。これにより、巻取製品50からサンプル
用の巻取状ウエブを採取する。また、シート状ウエブ採
取手段18A…を備え、巻取製品50から検査・試験用
サンプルとなるシート状ウエブを採取する。さらに、巻
取状ウエブ採取手段16とシート状ウエブ採取手段18
とをターレット部14に設けることにより、検査・試験
の目的に合わせて長尺のサンプルや短尺のサンプルを選
択的に採取することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は検査・試験用サンプル
の採取方法及び装置に係り、特に写真感光材料等のコア
レス状態に巻き取られた巻物を支持する検査・試験用サ
ンプルの採取方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、写真感光材料の検査・試験を目的
とする巻取製品からのサンプル採取は、製品の品質を維
持する必要があるので、機械化が困難で、一般的には人
手によりサンプル採取が行われている。しかしながら、
人手によるサンプル採取では時間的なロスが大きいの
で、本件出願人により人手を必要としないサンプル採取
方法が開示されている(特開平5─18782号公
報)。このサンプル採取方法は、先ず写真感光材料の巻
取製品のウエブ端部を下方に送り出し、ウエブ端部をシ
ュータでサーフェースローラ上に送り込む。このサーフ
ェースローラはウエブ端部をサーフェースローラ間に跨
がる半円形ガイドに沿って送り、ウエブ端部をコアなし
で円形に巻き込む。そして、ウエブ端部を円形に巻き込
んだ後、半円形ガイドを除去して押さえローラで数回巻
回してサンプルロールとする。
【0003】このサンプルの採取方法によれば、巻芯を
使用せずに(コアレスの状態)写真感光材料の品質を維
持した状態でサンプルを採取することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この採
取方法では写真感光材料の幅が広い場合は対応が困難で
あるという問題があり、また、高速化に適していないと
いう問題がある。また、検査・試験の目的に合わせて長
尺のサンプルや短尺のサンプルを必要とするが、このサ
ンプル採取方法では、サンプルを巻き取った状態で採取
することができるが、サンプルをシート状態で採取する
ことができない。従って、検査・試験の目的に合わせて
長尺のサンプルや短尺のサンプルを選択的に採取するこ
とができないという問題がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、サンプル採取に人手を必要とせずに、幅広いウ
エブに対応することができ、サンプル採取の高速化が可
能で、検査・試験の目的に合わせて長尺のサンプルや短
尺のサンプルを選択的に採取することができる検査・試
験用サンプルの採取方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、巻取製品から巻き戻されたウエブを吸着す
る第1吸着部と、外径が拡縮自在に形成されると共に同
軸上に対向して回動自在に支持され、拡径状態で前記第
1吸着部で吸着されたウエブを把持して巻取り、前記ウ
エブ巻取り完了後縮径して前記巻き取られたウエブ端の
把持を解除して前記ウエブから退避する一対の巻取りシ
ャフトと、前記一対の巻取りシャフトに巻き付けられた
ウエブを前記巻取製品から切り離す第1切断部とから成
る巻取状ウエブ採取手段をターレット部に設け、前記巻
取製品から送り出された前記ウエブを吸着する第2吸着
部と、吸着された前記ウエブを前記巻取製品から切り離
す第2切断部とから成るシート状ウエブ採取手段を前記
ターレット部に設け、前記ターレット部を回動させて前
記巻取状ウエブ採取手段又は前記シート状ウエブ採取手
段の何れか一方を採取位置に位置決めすることを特徴と
している。
【0007】
【作用】本発明によれば、吸着手段及び一対の巻取りシ
ャフトを備え、吸着手段で巻取製品の端部から送り出さ
れたウエブを吸着する。また、一対の巻取りシャフトを
拡縮自在に形成すると共に同軸上に対向して回動自在に
支持した。そして、一対の巻取りシャフトは、拡径状態
で前記吸着手段で吸着されたウエブ端を把持可能とし、
巻取りトルクが与えられてもスリップせずにウエブを巻
取り、ウエブ巻取り完了後縮径して前記把持したウエブ
の把持を解除した後、巻き取られたウエブから退避す
る。なお、拡径状態の一対の巻取りシャフトにウエブが
巻き取られた後、一対の巻取りシャフトに巻き付けられ
たウエブを切断部で切断して巻取製品から切り離す。こ
れにより、巻取製品から検査・試験用サンプル用の巻取
状ウエブを採取することができる。
【0008】また、本発明によれば、巻取製品の端部か
ら送り出されたウエブを吸着する吸着手段を備え、この
吸着手段に吸着されたウエブを切断部で切断して巻取製
品から切り離す。これにより、巻取製品から検査・試験
用サンプル用のシート状ウエブを採取することができ
る。さらに、本発明によれば、一対の巻取りシャフト及
び吸着手段をターレット部に設けた。このターレット部
を回動して巻取状サンプル採取が可能な一対の巻取りシ
ャフト又はシート状サンプル採取が可能な吸着手段のい
ずれか一方を所定位置に配置する。これにより、検査・
試験の目的に合わせて長尺のサンプルや短尺のサンプル
を選択的に採取することができる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る検査・試
験用サンプルの採取方法及び装置の一実施例について詳
説する。図1には本発明に係る検査・試験用サンプルの
採取装置10の側面図が示され、図2は検査・試験用サ
ンプルの採取装置10で巻物を支持した状態を示した側
面図が示されている。
【0010】検査・試験用サンプルの採取装置10は、
移動台車12、ターレット部14、巻取状ウエブ採取手
段16及びシート状ウエブ採取手段18を備えている。
移動台車12の荷台20には車輪20A、20A…が回
動自在に支持されている。これにより、移動台車12は
図1上で矢印A−B方向に移動することができる。移動
台車12の荷台20にはターレット部14が設けられ、
ターレット部14には巻取状ウエブ採取手段16及びシ
ート状ウエブ採取手段18が取り付けられている。巻取
状ウエブ採取手段16はターレット部14の回動中心P
の上側に取り付けられ、シート状ウエブ採取手段18
A、18B、18Cはそれぞれターレット部14の回動
中心Pの左右側及び下側に取り付けられている。
【0011】巻取状ウエブ採取手段16は一対の巻取り
シャフト22、サクションボックス24、切断部26を
有し、シャフト22は図2に示すように構成されてい
る。一対の巻取りシャフト22(左側のみ図示)はコア
レス状の巻物23の両側部の同軸上に各々対向して配置
され、拡縮部28A及び固定部28Bを備えている。拡
縮部28A及び固定部28Bはそれぞれ半円弧状に形成
され、拡縮部28A及び固定部28Bで円弧を形成す
る。尚、拡縮部28A及び固定部28Bの周面に軸線方
向に溝を形成したりすることにより、拡縮部28A及び
固定部28Bをウエブから更に容易に退避することがで
きる。
【0012】拡縮部28Aはピン29を介して本体30
に揺動自在に支持されている。固定部28Bにはエアシ
リンダ31が固定され、エアシリンダ31のロッド31
Aにはピン32を介してアーム33の基端部が回動自在
に支持されている。アーム33の中央部はピン34を介
して揺動自在に支持されている。また、アーム33の先
端部にウエブ把持部36が固定されている。
【0013】そして、図2に示すように、エアシリンダ
31のロッド31Aが伸長すると、アーム33がピン3
4を中心にして時計回り方向に回動してウエブ把持部3
6が下降する。これにより、拡縮部28Aはピン29を
中心にして時計回り方向に回動して、巻取りシャフト2
2が外径dの縮径状態に維持される。また、図3に示す
ように、エアシリンダ31のロッド31Aが収縮する
と、アーム33がピン34を中心にして反時計回り方向
に回動してウエブ把持部36が上昇する。これにより、
拡縮部28Aはピン29を中心にして反時計回り方向に
回動して固定部28Bから離れ、巻取りシャフト22が
外径Dの拡径状態に維持される。
【0014】従って、エアシリンダ31のロッド31A
が収縮する際に、ウエブ把持部36と拡縮部28Aとの
間にウエブ50Aが嵌入されると、ウエブ50Aはウエ
ブ把持部36と拡縮部28Aとで挟持される(図3参
照)。また、本体30の左端部にシャフト30Aが設け
られ、シャフト30Aは支持部材に回動自在に支持され
ている。そして、従って、シャフト30A等を介して拡
縮部28A及び固定部28Bを矢印C方向に移動する
と、一対の巻取りシャフト22はそれぞれ巻物23の両
側部から開口部内に嵌入する方向に移動する。また、シ
ャフト30Aを介して拡縮部28A及び固定部28Bを
矢印D方向に移動すると、一対の巻取りシャフト22は
巻物23の両側部から離れる方向に移動する。
【0015】このように構成された一対の巻取りシャフ
ト22の右側にはサクションボックス24が配設されて
いる。サクションボックス24は矩形状箱型に形成さ
れ、サクションボックス24の内部を真空にすることに
より、サクションボックス24の表面に後述するウエブ
50Aを吸着することができる。また、サクションボッ
クス24の右側には切断部26が配設され、切断部26
はサクションボックス24の表面に吸着されたウエブ5
0Aを切断する。
【0016】また、巻取状ウエブ採取手段16はテーブ
ル35に取り付けられ、テーブル35にはシリンダ37
が連結されている。そして、シリンダ37を伸縮するこ
とにより、巻取状ウエブ採取手段16はテーブル35と
共にターレット部14の回動中心Pから離れる方向(サ
ンプル採取位置)と近づく方向(退避位置)に移動す
る。
【0017】上述したように、シート状ウエブ採取手段
18A、18B、18Cはそれぞれターレット部14の
回動中心Pの左側、下側及び右側に取り付けられてい
る。尚、シート状ウエブ採取手段18A、18B、18
Cはそれぞれ同一構成なので、シート状ウエブ採取手段
18Aについて説明してシート状ウエブ採取手段18
B、18Cの説明を省略する。
【0018】シート状ウエブ採取手段18Aはサクショ
ンボックス38A及び切断部40Aを有している。サク
ションボックス38Aは矩形状箱型に形成され、サクシ
ョンボックス38Aの内部を真空にすることにより、サ
クションボックス38Aの表面に後述するウエブ50A
を吸着することができる。また、サクションボックス3
8Aの上流側(上方)には切断部40Aが配設され、切
断部40Aはサクションボックス38Aの表面に吸着さ
れたウエブ50Aを上流側で切断する。
【0019】シート状ウエブ採取手段18Aはガイド部
42Aに取り付けられると共にシリンダ44Aに連結さ
れている。そして、シリンダ44Aが伸縮することによ
り、シート状ウエブ採取手段18Aはターレット部14
の回動中心Pから離れる方向(サンプル採取位置)と近
づく方向(退避位置)に移動する。尚、図1に示すよう
に移動台車12の荷台20にはサンプル移動台車46が
載置されている。サンプル移動台車46は車輪46A、
46A…を介して検査室まで採取したサンプルを運搬す
る。
【0020】このように本発明の検査・試験用サンプル
の採取装置10は、移動台車12を使用して所望の位置
に移動することができるので、巻取製品50の巻取り径
が異なる場合でも、巻径検出と巻径追従できる手段を使
用して、検査・試験用サンプルの採取装置10を巻取製
品50と一定の位置関係を保ちつつサンプル採取するこ
とができる。
【0021】このように、検査・試験用サンプルの採取
装置10を巻取製品50と一定の位置関係を保ちつつサ
ンプル採取することができるので、巻取りシャフト22
に巻取製品50から巻戻されたウエブ50Aを把持した
状態で、巻取りシャフト22をウエブ50Aの巻取り方
向に回転させることにより、巻取製品50の駆動手段を
使用せずに巻取製品50からウエブ50Aを巻き戻すこ
とができる。従って、サンプル採取時に巻取製品50を
駆動する駆動手段を不要にできる。
【0022】また、巻取りシャフト22に巻き取られた
ウエブ50Aや、シート状ウエブ採取手段のサクション
ボックスで採取されたシート状のウエブ50Aが、サン
プル移動台車46で検査室まで運搬されるので、これら
のウエブ50Aをすぐにサンプルとして使用することが
できる。さらに、サンプル採取時以外のときは、検査・
試験用サンプルの採取装置10を移動台車12を使用し
て巻取製品50(巻取り機)の近傍から退避させること
ができるので、通常運転時に巻取り機周辺の作業性が損
なわれない。
【0023】前記の如く構成された本発明に係る検査・
試験用サンプルの採取装置の作用について説明する。先
ず、長さが数メートルの長尺サンプルを巻取状に採取す
る場合について説明する。移動台車12を移動して、検
査・試験用サンプルの採取装置10を、図1に示すよう
に巻取製品50の近傍位置まで移動する。次に、ターレ
ット部14を操作して巻取状ウエブ採取手段16を、図
4に示すようにターレット部14の回動中心Pを中心に
して90度反時計回り方向に回動する。これにより、巻
取状ウエブ採取手段16が巻取製品50の右側下方に位
置する。
【0024】次いで、巻取製品50からウエブ50Aを
巻戻し、その端部が所定位置まで繰り出されたときウエ
ブ50Aの巻戻しを停止する。続いて、ウエブ50Aを
サクションボックス24で吸着してウエブ50Aを固定
した後、エアシリンダ31のロッド31Aを伸長して拡
縮部28A及び固定部28Bを縮径した状態で一対の巻
取りシャフト22を矢印D方向のウエブ50Aの端部ま
で移動する。これにより、ウエブ把持部36と拡縮部2
8Aとの間にウエブ50Aの端部が嵌入する。次に、エ
アシリンダ31のロッド31Aを伸長してウエブ把持部
36を上昇させて、ウエブ把持部36と拡縮部28Aと
の間にウエブ50Aの端部を挟持すると共に拡縮部28
A及び固定部28Bを拡径する。
【0025】この状態で、巻取りシャフト22に回転ト
ルクを掛けて、巻取りシャフト22が回転するか否かを
確認する。すなわち、この場合上述したように巻取製品
50が停止しているので、ウエブ50Aが把持されてい
れば巻取りシャフト22が停止状態に維持され、ウエブ
50Aが把持されていなければ巻取りシャフト22が回
転する。これにより、巻取りシャフト22にウエブ50
Aが把持されているか否かを検出することができる。ま
た、その他の方法として、巻取りシャフト22の軸線方
向、すなわちウエブ50Aの幅方向に押圧力を掛けて巻
取りシャフト22の位置ずれを監視しても巻取りシャフ
ト22にウエブ50Aが把持されているか否かを検出す
ることができる。
【0026】上述した方法で、巻取りシャフト22にウ
エブ50Aが把持されていることを検出した後、巻取製
品50を巻戻し方向に回転すると共に巻取りシャフト2
2を巻取り方向に回転させて、ウエブ50Aをサンプル
として巻取りシャフト22に巻き取る。次に、巻取りシ
ャフト22に巻き取られたサンプル巻取長さが所望の長
さになったとき、切断部26で巻取製品50からウエブ
50Aを切り離す。尚、巻取りシャフト22に巻き取ら
れたサンプル巻取長さは検査内容に応じて任意に設定で
きる。
【0027】次いで、ターレット部14を操作して巻取
状ウエブ採取手段16を、ターレット部14の回動中心
Pを中心にして90度反時計回り方向に回動して、巻取
状ウエブ採取手段16をサンプル移動台車46の上方に
配置する。続いて、巻取りシャフト22を縮径して、巻
き取られたサンプルから巻取りシャフト22を除去す
る。これにより、巻き取られたサンプル52はサンプル
移動台車46内に落下し、サンプル移動台車46は車輪
46A、46A…を介して検査室まで運搬される。
【0028】次に、長さが1m以下程度の短尺サンプル
をシート状に採取する場合について説明する。ターレッ
ト部14を操作して、図4の状態から巻取状ウエブ採取
手段16を反時計回り方向に180度回動する。これに
より、シート状ウエブ採取手段18Bが巻取製品50の
右側下方に位置する。次いで、巻取製品50からウエブ
50Aを巻戻し、その端部が所定位置まで繰り出された
ときウエブ50Aの巻戻しを停止する。続いて、ウエブ
50Aをサクションボックス38Bで吸着してウエブ5
0Aを固定した後、切断部40Bで巻取製品50からウ
エブ50Aを切り離す。
【0029】次いで、ターレット部14を操作してシー
ト状ウエブ採取手段18Bを、ターレット部14の回動
中心Pを中心にして90度反時計回り方向に回動して、
シート状ウエブ採取手段18Bをサンプル移動台車46
の上方に配置する。続いて、切断されたサンプルをサク
ションボックス38Bの吸着から解除する。これによ
り、切断されたサンプル54はサンプル移動台車46内
に落下し、サンプル移動台車46は車輪46A、46A
…を介して検査室まで運搬される。
【0030】また、前記実施例では3個のシート状ウエ
ブ採取手段18A、18B、18Cが90度の間隔で配
置されているので、3個のシート状ウエブ採取手段18
A、18B、18Cを順次使用することにより、サンプ
ルが迅速に採取することができるので検査情報を早く知
ることができる。すなわち、図5に示すようにシート状
ウエブ採取手段18Bでサンプル54を採取中に、シー
ト状ウエブ採取手段18Cで採取したサンプル54をサ
ンプル移動台車46内に落下することができる。
【0031】前記実施例ではターレット部14に巻取状
ウエブ採取手段16及びシート状ウエブ採取手段18
A、18B、18Cを組み込んで、必要に応じてサンプ
ルを巻取り状やシート状に採取する場合について説明し
たが、これに限らず、ターレット部14に巻取状ウエブ
採取手段16のみを組み込んでもよく、また、ターレッ
ト部14にシート状ウエブ採取手段を組み込んでもよ
い。
【0032】また、ターレット部14に組み込む巻取状
ウエブ採取手段16やシート状ウエブ採取手段18A、
18B、18Cの配置位置や配置台数は必要に応じて決
定される。前記実施例では採取したサンプルをサンプル
移動台車46で検査室まで搬送する場合について説明し
たが、これに限らず、コンベア等を使用してサンプルを
検査室まで搬送してもよい。
【0033】前記実施例では巻取状ウエブ採取手段16
の巻取りシャフト22を使用して、巻芯を使用しない状
態でサンプルを巻き取る場合について説明したが、これ
に限らず、巻取りシャフト22はサンプル採取以外のそ
の他の巻取り操作に使用することもできる。また、前記
実施例では、巻取りシャフト22に回転トルクを掛けて
サンプルが巻取りシャフト22に把持されているか否か
を検出したり、巻取りシャフト22に軸線方向の押圧力
を掛けてサンプルが巻取りシャフト22に把持されてい
るか否かを検出する方法を説明したが、この方法はサン
プル採取以外のその他の巻取り操作に使用することもで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る検査・
試験用サンプルの採取方法及び装置によれば、吸着手段
及び一対の巻取りシャフトを備え、吸着手段で巻取製品
の端部から送り出されたウエブを吸着する。また、一対
の巻取りシャフトを拡縮自在に形成すると共に同軸上に
対向して回動自在に支持した。そして、一対の巻取りシ
ャフトは、拡径状態で前記吸着手段で吸着されたウエブ
を巻取り、ウエブ巻取り完了後縮径して巻き取られたウ
エブから退避する。なお、拡径状態の一対の巻取りシャ
フトにウエブが巻き取られた後、一対の巻取りシャフト
に巻き付けられたウエブを切断部で切断して巻取製品か
ら切り離す。これにより、巻取製品から検査・試験用サ
ンプル用の巻取状ウエブを採取することができる。
【0035】従って、巻取状ウエブのサンプルを人手を
要することなく採取することができる。また、ウエブ幅
が広い場合でもサンプルの採取が可能になる。さらに、
一対の巻取りシャフトに巻き取ることにより、巻芯を使
用せずにサンプルを巻き取ることが可能で、サンプルの
採取を迅速に行うことができる。また、巻取りシャフト
にトルクを掛けたり、巻取りシャフトを軸線方向に力を
作用させて、巻取りシャフトにウエブ端部が把持されて
いるか否かを判定することができる。
【0036】また、本発明によれば、巻取製品の端部か
ら送り出されたウエブを吸着する吸着手段を備え、この
吸着手段に吸着されたウエブを切断部で切断して巻取製
品から切り離す。これにより、巻取製品から検査・試験
用サンプル用のシート状ウエブを採取することができ
る。この場合、サンプル採取に人手を必要としない。さ
らに、本発明によれば、一対の巻取りシャフト及び吸着
手段をターレット部に設けた。このターレット部を回動
して巻取状サンプル採取が可能な一対の巻取りシャフト
又はシート状サンプル採取が可能な吸着手段のいずれか
一方を所定位置に配置する。これにより、検査・試験の
目的に合わせて長尺のサンプルや短尺のサンプルを選択
的に採取することができる。
【0037】従って、同一機械において検査・試験の目
的に合わせて、長尺サンプルは巻取状で、短尺サンプル
はシート状で採取することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査・試験用サンプルの採取装置
の側面図
【図2】本発明に係る検査・試験用サンプルの採取装置
に使用された巻取りシャフトの縮径状態を示す側面図
【図3】本発明に係る検査・試験用サンプルの採取装置
に使用された巻取りシャフトの拡径状態を示す側面図
【図4】本発明に係る検査・試験用サンプルの採取装置
を使用して検査・試験用サンプル用の巻取状ウエブを採
取する方法を説明した説明図
【図5】本発明に係る検査・試験用サンプルの採取装置
を使用して検査・試験用サンプル用のシート状ウエブを
採取する方法を説明した説明図
【符号の説明】
10…検査・試験用サンプルの採取装置 14…ターレット部 16…巻取状ウエブ採取手段 18A、18B、18C…シート状ウエブ採取手段 22…巻取りシャフト 24…サクションボックス 26…切断部 38A、38B、38C…吸着部 40A、40B、40C…切断部 50…巻取製品 50A…ウエブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外径が拡縮自在に形成された一対の巻取
    りシャフトを、拡径状態で同軸上に対向して回動自在に
    支持し、 巻取製品から巻き戻されたウエブを吸着し、 前記吸着されたウエブの端部を前記一対の巻取りシャフ
    トに把持し、 前記吸着されたウエブの吸着を解除した後、前記一対の
    巻取りシャフトを回転させて、前記一対の巻取りシャフ
    トに前記ウエブを巻き取り、 該巻き取られたウエブを前記巻取製品から切り離し、 前記一対の巻取りシャフトを縮径して、前記巻き取られ
    たウエブから前記一対の巻取りシャフトを退避すること
    により巻取状ウエブを採取することを特徴とする検査・
    試験用サンプルの採取方法。
  2. 【請求項2】 巻取製品から巻き戻されたウエブを吸着
    部で吸着し、 吸着された前記ウエブを前記巻取製品から切り離してシ
    ート状ウエブを採取することを特徴とする検査・試験用
    サンプルの採取方法。
  3. 【請求項3】 外径が拡縮自在に形成された一対の巻取
    りシャフトを同軸上に対向して回動自在に支持し、巻取
    製品から巻き戻されたウエブを吸着し、前記吸着された
    ウエブ端部を把持するために前記巻取シャフトを縮径状
    態でウエブ端位置に位置決めし、その位置で拡径して前
    記ウエブ端を把持し、前記吸着されたウエブの吸着を解
    除した後、前記一対の巻取りシャフトを回転させて、前
    記一対の巻取りシャフトに前記ウエブを巻き取り、該巻
    き取られたウエブを前記巻取製品から切り離し、前記巻
    取りシャフトを縮径して、把持を解除し、前記巻き取ら
    れたウエブから前記巻取りシャフトを退避することによ
    り巻取状ウエブを採取する巻取状ウエブ採取手段がター
    レット部に設けられ、 前記巻取製品から巻き戻された前記ウエブを吸着部で吸
    着し、吸着された前記ウエブを前記巻取製品から切り離
    してシート状ウエブを採取するシート状ウエブ採取手段
    が前記ターレット部に設けられた検査・試験用サンプル
    の採取装置において、 前記ターレット部を回動させて前記巻取状ウエブ採取手
    段又は前記シート状ウエブ採取手段の何れか一方を採取
    位置に位置決めし、前記シート状サンプル又は巻取状サ
    ンプルの何れか一方を選択して採取することを特徴とす
    る検査・試験用サンプルの採取方法。
  4. 【請求項4】 巻取製品から巻き戻されたウエブを吸着
    する吸着部と、 外径が拡縮自在に形成されると共に同軸上に対向して回
    動自在に支持され、拡径状態で前記吸着されたウエブを
    把持して巻取り、前記ウエブ巻き取り完了後縮径して把
    持を解除すると共に前記巻き取られたウエブから退避す
    る一対の巻取りシャフトと、 前記一対の巻取りシャフトに巻き付けられたウエブを前
    記巻取製品から切り離す切断部と、 から成る巻取状ウエブ採取手段を備えたことを特徴とす
    る検査・試験用サンプルの採取装置。
  5. 【請求項5】 巻取製品から送り出されたウエブを吸着
    する吸着部と、 吸着された前記ウエブを前記巻取製品から切り離す切断
    部と、 から成るシート状ウエブ採取手段を備えたことを特徴と
    する検査・試験用サンプルの採取装置。
  6. 【請求項6】 巻取製品から巻き戻されたウエブを吸着
    する第1吸着部と、外径が拡縮自在に形成されると共に
    同軸上に対向して回動自在に支持され、拡径状態で前記
    吸着されたウエブを把持して巻取り、前記ウエブ巻き取
    り完了後縮径して把持を解除すると共に前記巻き取られ
    たウエブから退避する一対の巻取りシャフトと、前記一
    対の巻取りシャフトに巻き付けられたウエブを前記巻取
    製品から切り離す第1切断部とから成る巻取状ウエブ採
    取手段をターレット部に設け、 前記巻取製品から送り出された前記ウエブを吸着する第
    2吸着部と、吸着された前記ウエブを前記巻取製品から
    切り離す第2切断部とから成るシート状ウエブ採取手段
    を前記ターレット部に設け、 前記ターレット部を回動させて前記巻取状ウエブ採取手
    段又は前記シート状ウエブ採取手段の何れか一方を採取
    位置に位置決めすることを特徴とする検査・試験用サン
    プルの採取装置。
  7. 【請求項7】 前記巻取りシャフトは、拡径状態にてウ
    エブの把持が可能で、かつ前記巻取りウエブの巻取り内
    径を決定すると共に巻取りに必要なトルクが与えられ、
    前記巻取りの完了後、縮径状態にて巻取りウエブの把持
    が解除されて前記巻取りウエブから退避することを特徴
    とする請求項4又は請求項6の検査・試験用サンプルの
    採取装置。
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