JPS6212574A - 粘着テ−プの口取紙片取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は粘着テープの巻取りを停止することな（口取紙
を精度よく貼付でき、粘着テープの巻取り作業の生産性
と貼付品質との向上に役立つ粘着テープの口取紙片取付
装置に関する。

〔背景技術〕

粘着テープには、その巻終り端に、粘着１テープの初期
の引剥しを便利とする為に口取紙が貼付けられる。

このような口取紙は、従来、粘着テープの巻取りを停止
させた上、粘着テープを切断し又は切断に先立ち手作業
で口取紙を貼付している。又巻取りを停止するたとなく
口取紙を貼付するには、粘着テープの巻取り中にたるみ
を強制的に発生させるとともにこのたるみ量が巻取られ
る間、停止している部分の粘着テープに適当な装置を用
いて口取紙を貼付していた。

従って、手作業による方法はラインの停止を伴い作業能
率、又口取紙の貼付品質に劣る。又たるみを強制的に発
生させるものは、装置が複雑である他、粘着テープに過
度の張力を作用させがちであり、ときにテープの損傷を
伴うとともに、たるみ量のバラツキにより口取紙の取付
位置が変動するという欠点が生じる。又このとき、多く
の場合、口取紙は粘着テープの切断に先立って貼着され
るが、口取紙が貼着されたのちの粘着テープの切断に際
しては、前記変動を吸収するべく、口取紙の中央近傍で
切断すると同時に、新たに巻取られる側の口取紙を除去
するべく、該口取紙から離れた位置でも粘着テープが切
断されることとなり、従って２つの切断箇所間での粘着
テープのロスが生じるという問題点もある。

〔発明の目的〕

本発明は、テープ切断具と口取紙片切取り装置とを用い
ることを基本として、テープ巻取り走行中に切断及び口
取紙の貼付を同時に行い、前記問題点を解決しうる粘着
テープの口取紙片取付装置の提供を目的としている。

〔発明の開示〕

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

図において、粘着テープの口取紙片取付装置１は、長尺
の粘着テープ２を巻取る巻取り軸３−を具えるテープ巻
取具５と巻取り軸３に巻取りされた粘着テープ２を切断
するテープ切断具６とを具える粘着テープ巻取り切断装
置７、ロール状に巻回した口取紙９を巻出し可能に支持
する巻出し装置１０．巻出しされた前記口取紙９を吸着
する吸着ローラ１１と切刃１２を用いて口取紙９を切断
することにより口取紙片１３を切出す口取紙切断具１５
とを有する口取紙片切取り装置１６及び前記口取紙片１
３を吸着しかつ回動することにより切断された粘着テー
プ２に口取紙片１３を貼設させるレバー１９を具える口
取紙片移動装置２０からなる。

テープ巻取具５は、第１．２図に示すごとく、底板２１
の両側縁で立上る支柱２２Ａ、２２Ｂで水平に支持した
軸２５両端部の円板２２Ｇ、２２Ｄを有し、又該円板２
２Ｇ、２２Ｄ間に、周囲の例えば６等分ピンチで回転可
能に前記巻取り軸３−・・を水平に保持している。なお
巻取り軸３は、その一端を、円板２２Ｃに固定された軸
受２６Ａにより傾動不能に支持され、又他端は、該巻取
り軸３への巻芯の挿入及び巻取り後の取出しを可能とす
る円板２２Ｄの透孔周囲に設けた軸受２６Ｂにより支持
される。軸受２６Ｂは、三つ環チャック状に進退し、又
後退により前記透孔を開く軸受片を具える。なお巻取り
軸３は巻芯を保持する筒体であり、この筒体には空気圧
送入によって突出する突出片が設けられ、この突出片の
突出により巻芯を保持できる。又円板２２Ｃ１２２Ｄは
、本例では、前記テープ切断具６に向く巻取り軸３（以
下巻取り軸３Ａという）が、前記軸２５と同高となるよ
うに、図示しない駆動装置を用いて、６０°ごとに間欠
的に回転するとともに、巻取り軸３Ａ下方位置の巻取り
軸３Ｂに保持された巻芯に粘着テープ２が順次巻取られ
る。なお巻取り軸３Ｂには、該巻取り軸３８ｍ動用の回
転装置（図示せず）が係展自在に連係され、又粘着テー
プ２は、案内ローラ２３Ａ、２３Ｂにより案内されかつ
巻取り軸３Ａの前方を通り、かつ粘着面を上に向けて搬
入される。

前記テープ切断具６は、テープ切断具取付台３０にロン
ドを水平かつ巻取り軸３Ａと直角に向けたシリンダ３１
Ａの前記ロンド端に切刃体３２と貼付パット３３とを取
付けている。

なおシリンダ３１Ａは、第１１図に示すように、その伸
長により切刃体３２を巻取り軸３Ａの最下点に近接させ
、又縮小状態では、第８〜１０図に示すとと（、切刃体
３２を粘着テープ２と間隔を隔てる位置に後退させる。

前記テープ切断具取付台３０は、底板２１上の基台３４
に設ける軸受により、垂直面内を上下に揺動する取付台
３５を支持しており、前記取付台３５上面の立上げ片に
よって前記シリンダ３１Ａを固定する。なお取付台３５
は、その下面に連結するシリンダ３１Ｅによって揺動し
、その下向き揺動により粘着テープ２の初期張りを容易
とする。

前記切刃体３２は、前記ロンドに取付けた垂直片上端に
突設されかつ粘着テープ２の巾寸度よりも長寸に形成さ
れる。

又貼付パッド３３は、切刃体３２下面に連続して配した
断面矩形の長尺体からなり、その前面には導孔が開口し
、咳導孔他端に、前記シリンダ３１Ａの伸長時において
、真空圧が付与される。

前記巻出し装置１０は、前記テープ巻取具５の前方で底
板２１上に立上げる側板２２Ｅ及び側板２２Ｆの上端に
、ロール巻きされた口取紙原反３５の軸芯を保持するＶ
溝を有した保持片を向き合わせて配するとともに、前記
側板２２Ｅ、２２Ｆには駆動ロール４１Ａと該駆動ロー
ル４１Ａに対置させた案内ロール４１Ｂとを有し口取紙
原反３５から口取紙９を巻だすロール装置４１を架は渡
している。なお駆動ロール４１Ａは、第３図に示す駆動
装置３７により被動する。なお駆動装置３７は、モータ
Ｍとゼネバを有する間欠送り装置３７Ａと第１、第２の
直角減速機３７Ｂ、３７Ｇを有し、又第１の直角減速機
３７Ｂは第２の直角減速１１８３７Ｇに比して本例では
、１／３倍速度でその出力軸を回転する。なお駆動ロー
ル４１Ａは第１の直角減速機３７Ｂに接続され、その回
転により、所定中ごとに口取紙９を巻出す。又側板２２
Ｅ、２２Ｆには口取紙原反３５の惰性回転を防止する図
示しないブレーキ装置が配設される。

前記口取紙片取付装置１６は、吸着ローラ１１と、切刃
１２を具える口取紙切断具１５とからなる。

吸着ローラ１１は、前記側板２２Ｅ、２２Ｆ間でかつ前
記ロール装置４１下方で回転自在に枢着される。又吸着
ローラ１１は、第４図に示すごとく、その外周面に、１
２００のピンチで条溝４２をその長手方向に凹設すると
ともに、該条溝４２を挟んでその両側に、吸着孔４３　
Ａ−１４３Ｂ−・を並設した管体を用い、この管体の一
端にバキューム装置を接続している。又吸着ローラ１１
は、前記駆動装置３７の第２の直角減速ｆｉ３７Ｃの出
力軸に連係し、間欠送り装置３７Ａの間欠送りとともに
、１２０°ごとに、前記駆動ローラ４１Ａの回転と同期
して回転する。

前記切刃１２は、第５図に示すごとく、側板２２Ｅ、２
２Ｆ間に架は渡したレール板４４に、その両側縁を挟持
しつつ転勤するローラを有する切刃台４６に取付けられ
る。又切刃台４６は、鎖車４７Ａ、４７Ｂに巻装するチ
ェーン４９にその一端を連結し、従ってチェーン４９の
周回とともに、切刃１２は、吸着ローラ１１外方からそ
の条溝４２に沿い移動でき、口取紙９を切断し、口取紙
片１３を切出しうる。

又本実施例では、口取紙片取付装置１６には、押え具５
１が配設される。押え具５１は、第６図に示すように、
側板２２Ｅ、２２Ｆ間で枢支する支軸５２Ａ、５２Ｂに
、夫々向き合わせて配した複数個のアーム５３Ａ、５３
Ｂを有し、又アーム５３Ａ、５３Ｂは各先端の上向き面
に、前記条溝４２両側の吸着孔４３Ａ、４３Ｂ部分を押
圧する押片を設けている。なお支軸５２Ａには、その一
端に設けるレバーを介しシリンダ３１Ｂが取付き、又ア
ーム５３Ａ、５３Ｂ間には、シリンダ３１Ｂの伸縮によ
って、押片をともに同方向に進退させうる継ぎリンク５
５を橋絡している。

又吸着ローラ１１は、条１１４２を、切刃１２に向く位
置ごとに停止する。

従って、口取紙片切取り装置１６は、第４図、第１０図
に示す、口取紙９が条溝４２から吸着ローラ１１の回転
方向に所定巾寸度はみ出して吸着孔４３Ａ、４３Ｂに吸
着された状態において、前記口取紙切断具１５の切刃１
２によって切断し、口取紙片１３を、吸着孔４３Ｂ上に
形成できる。

又切刃１２が吸着ローラ１１の外方に位置する状態にお
いて、前記テープ巻取具５の駆動ローラ４１Ａの駆動と
ともに所定巾の口取紙９が巻戻される。そのとき、駆動
装置３７で連係する前記吸着ローラ１１は、前記のごと
べ１２０°回動する。

その結果口取紙片１３は切刃１２とは離れて１２０°移
送されると同時に、駆動ローラ４１Ａによって巻戻され
る口取紙９は、吸着ローラ１１の周面と摺接しつつ、次
の条溝４２から所定巾回転方向にはみ出して、たるみを
生じることなく、再び吸着される。又前記口取紙切断具
１５によって吸着孔４３Ｂ上に口取紙片１３を切り出し
うる。なお、移動した口取紙片１３の取出しに際して、
吸着ローラ１１の真空圧は解放される。このとき、前記
押え具５１のシリンダ３１Ｂが動作し、その押片によっ
て、切刃１２に向かう口取紙片１３および口取紙９をそ
の周面で押圧し保持できる。

又口取紙片移動装置２０は、吸着具１７をその両端で支
持するレバー１９．１９を存し、又レバー１９は、前記
側板２２Ｅ、２２Ｆで枢支する主レバー１８．１８で軸
支される。

主レバー１８．１８は、長尺の基部の先端に、前記を取
り軸３Ａと、その上方に位置して停止する巻取り軸３Ｃ
との間を傾動により通過する折曲げ部を設けたＬ字状を
なし、又その先端には、傾動により、前記壱増り軸３Ｂ
上方の粘着テープ２に近接しつるバックアップロール５
９を設けている。又基部の後端から突出する突片に、シ
リンダ３１Ｇを連結し、その伸縮によって主レバー１８
を、前記バックアップロール５９が、巻取り軸３Ｂの巻
芯に巻取られる粘着テープ２に近接する、第２図、第１
０．１１図に示す水平状態から、第８．９図に示す、約
６０’程度上に向く跳上げ状態までの間を傾動しうる。

前記レバー１９は、主レバー２８の基部先端で傾動自在
に枢支され、又レバー１９は、主レバー１８の水平状態
において、前記巻取り軸３Ａの外周を囲んで円弧に湾曲
する。又先端は、鎖巻取り軸３人前方を通過する粘着テ
ープ２に近づく状態に位置できる。又レバー１９は、第
８図に示すごとく、主レバー１８の跳上げ状態において
、その傾動により、吸着具１７を前記吸着ローラ１１上
の移動した口取紙片１３に接触させる位置までシリンダ
３１Ｄを用いて傾動できる。又レバー１９は、第９図に
示すように、主レバー１８の折曲げ部とほぼ平行となる
状態をも保持しうる。

なお前記吸着具１７は、長尺のパイプからなり、かつ主
レバー１８の跳上げ状態において、口取紙片１３に向く
側に真空圧を作用させうる小孔を具える。

〔作用〕

然して、前記粘着テープ２は、前記案内ロー　ラ２３Ａ
、２３Ｂで案内され、前記巻取り軸３Ｂに巻取られる。

又第８図に示すごとく、口取紙片移動装置２゜の主レバ
ー１日の跳上げ状態において、レバー１９を傾動し、前
記のごとく、吸着ローラ１１上の口取紙片１３を、吸着
具１７によって吸着する。

又吸着具１７は、真空圧が付与され、口取紙片１３を吸
着するとともに、吸着ローラ１１の真空圧は解放され、
従って吸着具１７に口取紙片１３が移載される。なお前
記のごとく、移載に際して、前記押え具５１が、切刃１
２に向く口取紙９、口取紙片１３を押さえる。

又レバー１９は主レバー１８の折曲げ部と略平行となる
第９図に示す状態まで傾動する。又巻取り軸３Ｂへの巻
取りの進行とともに第１０図に示すごとく主レバー１８
をその水平状態となるまで傾動し、待機させる。なお主
レバー１８の折曲げ部、レバー１９は、巻取り軸３Ａ、
３Ｃ間を通り、バックアップローラ５９、吸着具１７を
、走行する粘着テープ２の近傍に位置させる。

又巻取り軸３Ｂべの巻取りが完了すると同時に、第１１
図に示すごとく、粘着テープ巻取り切断装置７のテープ
切断具６が進出し、その切刃体３２によって、粘着テー
プ２を切断する。又切刃体３２は、前記のごとく巻取り
軸３Ａにその粘着面を沿わせ、鎖巻取り軸３Ａに一方の
切断端部を貼着させると同時に、前記貼付パッド３３が
切断端部の巻取り軸３Ｂ側を保持する。又前記レバー１
９がそのシリンダ３１Ｄの伸長によって前進し、吸着具
１７上の口取紙片１３を、巻取り軸３Ｂ側の切断端部に
貼着する。なお巻取り軸３Ｂには、口取紙片１３迄、そ
の巻取りを完了する。

又前記円板２２Ｂ、２２Ｃが６０°回転し、巻取りを完
了した巻芯を抜き出すと同時に、下方に移動した次の巻
取り軸３Ａへの巻取りを開始する。

又主レバー１８、レバー１９は、前記と逆動作し、第８
図の状態に復帰する。

同様な操作によって、粘着テープ２の切断端部に口取紙
片１３を連続して貼設する。

このように、巻取り軸３に順次粘着テープ２を定尺巻取
りでき、又粘着テープ２の走行を停止することなく、粘
着テープ巻取切断装置７が切断する、さらに切断ととも
に、口取紙片取付装置１６が切出した口取紙片１３を口
取紙片移動装置２０によって、粘着テープ２の走行中に
その切断端部に貼付できる。

又吸着ローラ１１は、その周面で口取紙９を摺接し、引
張しつつ吸着でき、口取紙９のたるみを防ぎつつ、該口
取紙９を切断し口取紙片１３を切り出す、従って、精度
のよい中寸度の口取紙片１３を形成できる。

〔発明の効果〕

叙上のごとく本発明の粘着テープの口取紙片取付装置は
、粘着テープを定尺巻きしかつ切断する粘着テープ巻取
り切断装置と、口取紙を巻戻し可能に支持する巻戻し装
置と、口取紙を吸着し、たるみを生じることなく切断し
口取紙片を切出しうる口取紙片取付装置と、口取紙片を
粘着テープの切断端部に移動しかつ貼着しうる口取紙片
移動装置とを具えることにより、粘着テープの巻取り中
においてその切断及び口取紙片の取付けができ、粘着テ
ープの巻取り、口取紙片取付作業を合理化し、生産性を
高める。又、口取紙は、口取紙片取付装置を用いて自動
的に切出しでき、中寸度を一定化しうるとともに、口取
紙片移動装置は、自動的にかつ精度よく口取紙片を粘着
テープに貼設し、その取付精度をも向上しうるなど多く
の効果を奏しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図はその
側面図、第３図は駆動装置を略示する線図、第４図は吸
着ローラを示す断面図、第５図は口取紙切断具を略示す
る斜視図、第６図は押え具を略示する斜視図、第７図は
口取紙片移動装置を略示する斜視図、第８〜１１図はそ
の作用を示す線図である。 ２−粘着テープ、 ３．３Ａ、３Ｂ、３Ｃ−巻取り軸、 ５−・テープ巻取具、　　６・−テープ切断具、７・・
−粘着テープ巻取り切断装置、　９−・−口取紙、１０
−・−巻戻し装置、　　１１−・吸着ローラ、１２・−
切刃、　　　　　　１３・・・口取紙片、１５・−・口
取紙切断具、　１６一ロ取紙片取付装置、１７−・−吸
着具、　　　　１９−レバー、２０−口取紙片移動装置
。 特許出願人　　　　日本輸送機株式会社代理人　弁理士
　　苗　　村　　　　正第９図 第８ｖＩＪ 第１０図 第１１囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）長尺の粘着テープを巻取る巻取り軸を具えるテー
   プ巻取具と巻取り軸に定尺巻取りされた粘着テープを切
   断するテープ切断具とを具える粘着テープ巻取り切断装
   置、ロール状に巻回した口取紙を巻戻し可能に支持する
   巻戻し装置、巻戻しされた前記口取紙をその周面で吸着
   する吸着ローラと口取紙を切断することにより口取紙片
   を切出す切刃を有する口取紙切断具とを具えた口取紙片
   切取り装置及び吸着ローラ上の前記口取紙片を吸着し取
   出す吸着具を先端に有しかつ回動することにより前記テ
   ープ切断具により切断された粘着テープの巻取り軸側の
   切断端部に口取紙片を貼設させるレバーを具える口取紙
   片移動装置を含んでなる粘着テープの口取紙片取付装置
   。