JPH08285557A - 表面欠陥検査装置 - Google Patents

表面欠陥検査装置

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JPH08285557A
JPH08285557A JP9057495A JP9057495A JPH08285557A JP H08285557 A JPH08285557 A JP H08285557A JP 9057495 A JP9057495 A JP 9057495A JP 9057495 A JP9057495 A JP 9057495A JP H08285557 A JPH08285557 A JP H08285557A
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正則 今西
Sachiyo Katabami
祥代 方波見
Kazunori Noso
千典 農宗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】“ゆず肌”のような表面粗さの影響を受けず、
より精密な欠陥検出を行なうことの出来る表面欠陥検査
装置を提供する。 【構成】明暗変化が連続的または少なくとも2段階以上
の段階的に変化し、その変化が所定の間隔で周期的に繰
り返される明暗パターンを被検査面に映し出す照明手段
101と、上記被検査面を撮像して得られる受光画像を
電気信号の画像データに変換する撮像手段102と、上
記撮像手段によって得られた画像データを処理して被検
査面上の欠陥を検出する欠陥検出手段103と、を備
え、明暗の境界部分の変化の度合いを緩やかにすること
により、“ゆず肌”のような表面粗さの影響を受けず、
正確な欠陥検出を可能にした表面欠陥検査装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検査物体の表面欠
陥、例えば自動車ボディの塗装面の凹凸等のような表面
欠陥を検査する装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の表面欠陥検査装置としては、例えば
特開平2−73139号公報や特開平5−45142〜
45144号公報などに示されたものがある。これら
は、被検査面に所定の明暗縞(ストライプ)模様を映し
出し、被検査面上に凹凸等の欠陥があった場合、それに
よる明度(輝度)差や明度(輝度)変化をもった受光画
像を微分することにより、被検査面の表面の欠陥を検出
するという方法を用いたものである。また、上記の従来
例には、被検査面に加工部位など欠陥でないものがあ
り、それが受光画像中にあった場合、欠陥での輝度レベ
ルと上記加工部位など欠陥でない個所での輝度レベルと
に差があることを利用し、欠陥とそれ以外の個所とを区
別する技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のごとき
従来の表面欠陥検査装置においては、次のごとき問題が
あった。例えば、自動車ボディの塗装において、通常、
表面欠陥と呼ばれるものは、ゴミ等が付着した上に塗装
が行なわれた結果生じる塗装表面の凸部であり、例えば
直径が0.5mm〜2mm程度で厚さが数十μm程度のもので
ある。この程度の凸部は直径が小さいのに高さ(厚さ)
が比較的大きいため、光の乱反射角が大きくなり、目に
つきやすい。これに対して欠陥とはならない凹凸も存在
する。すなわち、塗料溶剤の蒸発する過程において発生
する渦対流により、塗料の濃度が厳密には一定でなくな
るので、塗膜の厚さには極めて薄い(低い)凹凸が周期
的に発生する。この凹凸は、例えば山と山の間隔が1〜
10mm程度で、凹凸の高さが数μm程度である。このよ
うな極めて薄い凹凸は通常では気がつかない程度のもの
であり、欠陥とはならない。しかし、光の加減等では
“ゆず”やオレンジの表面のように見えることがあるの
で、いわゆる“ゆず肌”もしくは“オレンジ肌”と呼ば
れるものである。上記のごとき従来例においては、輝度
変化を強調して検出するため、上記の“ゆず肌”のよう
な欠陥とはならない極めて薄い凹凸も検出し、これを欠
陥と誤判断するおそれがある。
【0004】例えば、前記の特開平2−73139号公
報においては、ストライプ模様の間隔が狭い(1.5mm
以下)照明を用いて欠陥検出処理を行なうため、被検査
面上に上記の“ゆず肌”などが形成されている場合に
は、ストライプ自身およびその境界(線)が大きく乱れ
るので、例えばストライプの黒い部分が孤立点となり、
画像上のストライプの幅が一定にならないときに誤検出
が発生しやすい。例えば、図22に示すように、ストラ
イプ画像の明暗の境界には表面の粗さに応じた乱れが生
じ、(c)のような孤立点が表れたり、輝度レベルが不
安定となる範囲αが発生する。この範囲αの部分が上記
誤検出の原因となる。そしてこれは表面粗さに比例して
大きくなるので、粗さの程度が大きいほど誤検出が発生
しやすくなる。上記のように、従来技術においては、表
面の粗さに起因したいわゆる“ゆず肌”のような欠陥と
ならない極めて薄い凹凸を欠陥と誤検出するおそれがあ
る、という問題があった。
【0005】本発明は上記のごとき従来技術の問題を解
決するためになされたものであり、いわゆる“ゆず肌”
のような表面粗さの影響を受けず、より精密な欠陥検出
を行なうことの出来る表面欠陥検査装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。図1は、本発明のクレーム対応図であ
る。図1において、100は被検査面であり、例えば塗
装面である。また、101は照明手段であり、明暗変化
が連続的または少なくとも2段階以上の段階的に変化
し、その変化が所定の間隔で周期的に繰り返される明暗
パターンを被検査面に映し出すものであり、例えば後記
図4〜図6に示すような照明装置である(詳細後述)。
また、102は被検査面を撮像し、上記明暗パターンの
受光画像を電気信号の画像データに変換する撮像手段で
あり、例えばCCDカメラ等のビデオカメラである。ま
た、103は、撮像手段102で得た受光画像から被検
査面上の欠陥を検出する欠陥検出手段である。この欠陥
検出手段103は、例えばコンピュータで構成される。
この欠陥検出手段103で検出した欠陥は、図示しない
表示手段(例えば図2のモニタ7等)に表示したり、或
いは後続の制御装置(例えば塗装制御装置)に入力して
用いる。
【0007】
【作用】本発明においては、照明手段101が映しだす
明暗パターンとして、明暗変化が連続的または少なくと
も2段階以上の段階的に変化し、その変化が所定の間隔
で周期的に繰り返される明暗パターンを用いている。具
体的には、請求項2に記載のように、明暗が正弦波状に
変化するもの(例えば後記図5aの実施例)、または図
5(b)に示すように2段階状に変化するもの等であ
る。このように、明暗パターンの明と暗の境界部分を連
続的または複数の段階的(明から直ちに暗へと1段階で
変化するのではなく少なくとも2段階以上)に変化させ
れば、従来のように明と暗のみに明確に変化するパター
ンに比較して、明暗の境界部分の変化の度合いが緩やか
になる。前記のように、“ゆず肌”を欠陥と誤検出する
のは、“ゆず肌”が明暗の境界線近傍に存在することに
よって境界線が大きく乱れ、例えばストライプの黒い部
分が孤立点となり、画像上のストライプの幅が一定にな
らないときに誤検出が発生しやすい。したがって上記の
ように明暗の境界部分を連続的または段階的に変化さ
せ、境界部分における明暗の変化度合いを緩やかにする
ことにより、“ゆず肌”によって孤立点が生じることが
なくなり、それによって誤検出を防止することが出来
る。
【0008】また、請求項3に記載のように、被検査面
の表面粗さを検出する表面粗さ検出手段を備え、表面粗
さに応じて、粗さが大きいほど明暗勾配を小さくするよ
うに制御する照明手段を用いれば、より精密な欠陥検出
を行なうことが出来る。また、請求項4および請求項5
は、欠陥検出手段の構成例を示したものであり、請求項
4は、画像データにおける周波数成分のうち高い周波数
領域で、かつレベルが所定値以上の成分のみを抽出し、
その部分を欠陥であると判断するように構成したもの、
請求項5は、撮像手段で得られる受光画像が被検査面上
を所定方向に所定速度で順次移動するように駆動する駆
動手段を備え、撮像手段で得られる時間的に異なる複数
の画像、すなわち動画像から画像中の移動物体の少なく
とも移動量を検出し、それに基づいて所定の移動条件の
移動物体を欠陥であると判断するように構成したもので
ある。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図2は、この発明の一実施例を示す図である。図2にお
いて、1は照明装置であり、被検査面3に所定の明暗パ
ターンの光を照射するよう配置されている(詳細後
述)。2はビデオカメラ(例えばCCDカメラ等)であ
り、明暗パターンが映し出された被検査面3を撮像する
よう配置されている。また、4はカメラコントロールユ
ニットであり、ここではビデオカメラ2で撮像された受
光画像の画像信号が生成され、画像処理装置5へ出力さ
れる。また、6はホストコンピュータであり、画像処理
装置5の制御や処理結果を外部に表示させたり、出力さ
せる機能を有する。また、7はモニタであり、ビデオカ
メラ2で撮像した画面等を表示する。
【0010】次に、図3は上記画像処理装置5の構成を
示すブロック図である。図3において、カメラコントロ
ールユニット4からの画像信号は、バッファアンプ8を
介しA/D変換器9でディジタル値に変換される。ま
た、MPU(マイクロプロセッサ)10は、画像データ
に対して所定の演算、処理等を行なう。11は画像デー
タや処理結果を記憶するメモリであり、処理結果等はD
/A変換器12を介してモニタ7に出力して表示するこ
とができる。
【0011】次に、図4は、照明装置1の詳細を示す分
解斜視図である。本実施例においては、明暗のストライ
プパターンの照明を用いるものとして説明する。図4に
おいて、1aは光源であり、その光は拡散板1bで拡散
され、ストライプ板1cを通して被検査面に照射され
る。拡散板1bは、例えばすりガラスのようなものであ
り、被検査面3に光を均一に照射する。ストライプ板1
cは、透明もしくは拡散板のようなものに黒色のストラ
イプを所定の間隔で施したものであるが、図示のように
境界部分の明暗が連続的または2段階以上の段階的に変
化しており、明から暗に1段階で変化するものではな
い。
【0012】図5は、上記のストライプの例を示す図で
あり、(a)は明暗が正弦波状に変化するもの、(b)
は明暗が2段階に変化するものを示す。ただし、(a)
に示す図形は、実際には明暗変化が不連続に変化してい
るが、これは図示の都合上連続的な変化を表示すること
が困難なためであり、実施する場合には連続的な正弦波
状に変化するものを用いる。なお、多段階に不連続に変
化するものでもよい。図5(a)のようなストライプを
作るには、ストライプ板1cにストライプ模様を黒色ス
プレー等によって吹き付けるか、或いは連続的に変化す
るストライプ模様の原版をパソコン等で作成し、それを
印刷するなどの方法で作成することが出来る。また、図
5(b)のように、2段階に変化するものは、黒ストラ
イプの境界部分に例えば透過率が50%のフィルタを貼
付ることによって作成することが出来る。なお、さらに
多段階に変化させる場合には、複数の透過率の異なるフ
ィルタを順次並べて張り合わせればよい。
【0013】また、図6は、ストライプ板1cを用いな
い照明装置の一実施例を示す断面図である。この実施例
においては、複数の光源1aの中間部分の前方に断面が
円形でない複数の回転体1dを設け、この回転体1dを
回転させることによって明暗ストライプの境界部分をぼ
かすようにしたものである。回転体1dの回転速度は、
ビデオカメラ2のシャッタスピードよりも十分速い速度
とする。なお、拡散板1bの設置位置は、光源1aと回
転体1dの中間位置でもよい。上記図5、図6のごとき
照明装置を用いることにより、明と暗の境界部分が明か
ら暗に一挙に変化するのではなく、境界部分がぼけた明
暗変化の度合いが緩やかなストライプを被検査面上に作
ることが出来る。
【0014】次に、上記のごときストライプ照明を用い
て、被検査物の表面上の欠陥を受光画像に映し出す原理
について、図7〜図9を用いて説明する。なお、図7〜
図9においては、説明の都合上、明暗が1段階で変化す
るストライプで示している。図7において、被検査面3
上に凸状の欠陥13があるものとする。点P1は、欠陥
のない正常な面上の任意の点であり、点P2は、欠陥1
3上の任意の点である。欠陥13が図のように凸状の場
合、欠陥13上の任意の点のそれぞれにおいて、その点
の接線と正常な被検査面とのなす角度をもっており、点
P2におけるこの角度を傾斜角θとする。この場合、欠
陥13および点P1の近傍は、ストライプ照明の明スト
ライプ内(光が照射されている部分)にあるものとす
る。
【0015】ビデオカメラ2と被検査面3とのなす角を
入射角θiとした場合に、正常な平面である点P1では
光は正反射(θi)し、その方向にはストライプ照明の
明部分があるので、点P1はビデオカメラ2で明(白)
部分として映し出される。しかし、欠陥13上の点P2
においては、傾斜角θによってビデオカメラ2からの入
射は正反射せず乱反射し、その方向には黒ストライプが
あるため、点P2はビデオカメラ2で黒く映し出され
る。このときの乱反射角をθhとすると、欠陥点P2で
の傾斜角θ、ビデオカメラ2のある方向の角度(入射
角)はθiであるから、 θh=θi+2θ …(数1) となる(図8参照)。すなわち、角度θhの方向に、ス
トライプの明(白)部分があれば白、ストライプの黒部
分があれば黒(暗)く映し出されるわけである。また、
上記のように正常な平面では正反射するので、 θh=θi …(数2) と表せる。よって(数1)、(数2)式より、欠陥によ
る乱反射は、正反射方向θiを基準にすると2θと表す
ことができる。なお、上記の説明ではビデオカメラ2を
始点として説明したが、照明装置1を始点としてもまっ
たく同じである。また、図8は、欠陥の右側の斜面に点
P2がある場合についての例であるが、P2が左斜面に
ある場合でも考え方は同じであるので、説明は省略す
る。
【0016】次に、被検査面が曲面の場合について図9
を用いて説明する。図9に示すように、被検査面3が曲
率半径Rの曲面とし、その中心をCとする。また、この
曲面上の任意の点をP1’とし、その点の中心角をθc
とする。ここで曲面上の点P1’での反射角θhは、 θh=θi+2θc …(数3) と表され、これが曲面での正反射角となる。さらに、点
P1’に欠陥がある場合、上記平面のときと同様に考え
ると、その反射角θhは、 θh=θi+2θc+2θ…(数4) となる。故に、欠陥での乱反射方向は、その点での正反
射方向を基準にすると、平面、曲面にかかわらず、2θ
となる。
【0017】上記のように、欠陥での傾斜角θによって
被検査面での反射角が求められるので、あらかじめ欠陥
における傾斜角θの分布を測定しておき、検出したい、
すなわち画像中に黒く映し出したい範囲(被検査体の種
類に応じて、欠陥と判定すべき大きさの最小のランクに
合わせる)を決めておけば、その範囲での反射方向にス
トライプの暗(黒)部分があるようにストライプの間隔
(前記図4のT)および照明装置1と被検査面3との距
離(図7のD;照明装置と被検査面との角度も含む)が
決定できる。この際、被検査物体の種類に応じて代表的
な欠陥をサンプルし、それに合うように設定する。
【0018】次に、欠陥検出処理の第1の実施例につい
て説明する。被検査面3上に図5(a)のごとき明暗ス
トライプが映し出されており、その中に欠陥13がある
とすると、その受光画像は図10(a)のようになる。
図10においては、欠陥13は明ストライプ内に黒く、
暗ストライプ内に白く、境界部分では半分が白く残りが
黒く映し出されている。図10(a)の受光画像におい
て、画面左上を原点として座標軸x,yをとると、欠陥
13におけるx方向の輝度レベルは、図10(b)のよ
うになる。なお、図10(b)において、大きな凹凸は
ストライプの明部分と暗部分とに対応して正弦波状に変
化している。また、細かな凹凸はノイズである。そして
欠陥はノイズよりは大きな細い凹部、或いは細い凸部と
して現われる。前記の画像処理装置5は、図10に示す
ような受光画像を原画像の信号S0として取り込む。例
えば、ビデオカメラ2からの画像信号をA/D変換し、
輝度レベルを8bitのディジタル値に変換した場合に
は、図10(b)に示すように、縦軸において255が
最大値で明、0が黒となり、1画面を例えば512×4
80画素の分解能で取り込んだ場合には、横軸は0〜5
12の画素数となる。
【0019】なお、図示の信号S0はy軸方向の或る値
(破線部分の値)についての信号であり、このような信
号がy軸の各値について存在する。
【0020】次に、図11は、原画像信号S0に含まれ
る各成分を示す信号波形図である。図11(a)に示す
原画像信号S0には、(b)に示す照度むら等によるシ
ェーディング成分(低周波成分)、(c)に示すストラ
イプ照明の輝度変化成分(中間周波成分)、(d)に示
す雑音および欠陥13による輝度変化成分(高周波成
分)が含まれる。したがって上記の高周波成分を検出
し、レベルの低い雑音成分を除去することにより、欠陥
13に相当する信号のみを検出することが出来る。
【0021】以下、図12に基づいて上記の欠陥検出処
理を詳細に説明する。まず、原画像信号S0から高周波
成分のみを抽出する。具体的には、例えば原画像信号S
0に微分処理を行なうことによって抽出することが出来
る。すなわち、微分処理は一種のパイパスフィルタであ
るから、信号S0を微分処理してその絶対値を求める
と、図12のS1に示すような高周波成分のみが強調さ
れた信号が得られる。なお、信号S0を適当なパイパス
フィルタに通しても同様である。
【0022】次に、上記の高周波成分の信号S1を適当
なしきい値Thで2値化することにより、S2に示すよ
うな欠陥に対応した信号が得られる。このようにして得
られた欠陥画像信号S2に基づいて、欠陥部分のラベリ
ング(ラベル付け)、欠陥の面積計算および欠陥部分の
重心計算を行なう。そしてホストコンピュータ6は、上
記の結果から欠陥の特定、位置およびランク付け等を行
ない、それを表示装置や後続機器(例えば塗装制御装置
等)へ出力する。上記のように、本実施例においては、
照明光の明暗変化が緩やかな勾配を有し、明確な境界
(エッジ)がないので、“ゆず肌”が存在するような表
面粗さの大きな被検査面であっても、境界部分に孤立点
が生じることがなく、したがって“ゆず肌”等を欠陥と
誤検出するおそれがなくなる。
【0023】次に、欠陥検出処理の第2の実施例につい
て説明する。この実施例は、照明装置1およびビデオカ
メラ2と被検査面3との相対位置を所定速度で所定方向
に移動させる移動装置(例えば被検査物体をベルトコン
ベア等で順次移動させる検査ライン等)を設け、動画像
から欠陥を検出するものである。
【0024】被検査面3上に明暗ストライプが映し出さ
れており、そのストライプの明部分の中に凸状または凹
状の欠陥13があるとすると、その受光画像は図13の
ようになり、前記の原理によって欠陥13が明ストライ
プ内に黒く映し出される。また、図14(a)に示すよ
うに、照明装置1とビデオカメラ2が固定された状態
で、被測定物体(被検査面3)が矢印方向(受光画像に
おけるx軸方向)へ移動すると、欠陥13は13’の位
置に移動する。そのため受光画像は図14(b)に示す
ように、明暗のストライプは静止したままで欠陥13の
みがx軸方向に移動する画像となる。したがって、複数
の連続する受光画像を処理し、その中の移動物体を検出
することにより、欠陥を正確に検出することが出来る。
なお、被測定物体(被検査面3)を固定し、照明装置1
とビデオカメラ2を移動しても同様であるが、一般的に
は被測定物体を移動させる方が構造上容易である。ただ
し、被測定物体が大型の装置で移動させにくい場合に
は、照明装置1とビデオカメラ2を一組にして移動させ
るように構成してもよい。
【0025】次に、画像上の移動物体から欠陥を検出す
る処理について説明する。なお、ここで説明するのは被
測定物体がx軸方向に一定速度で移動する場合の例であ
る。図15は、連続した2フレーム、すなわち時点ft
における画像と時点ft+1における画像との差分画像か
ら移動物体、すなわち欠陥を検出する方法を示す図であ
り、(a)は時点ftにおける画像、(b)は時点ft+1
における画像、(c)は両者の差分画像を示す。上記の
t画像とft+1画像とおいて、欠陥13はy軸方向には
殆ど移動せず、x軸方向にのみ移動する。そしてその移
動量および移動方向は、被測定物体の移動量と移動方向
から既知であり、かつ、ft画像とft+1画像との取り込
み間隔Δtも一定である。したがって受光画像中の欠陥
13の理論移動量ΔDは容易に求めることが出来る。故
に、図15(c)の差分画像から求めた移動物体の移動
量Δdと上記理論移動量ΔDとを比較し、両者の差が所
定範囲内であれば、その移動物体を欠陥である、と判断
することが出来る。なお、上記の所定範囲(誤差範囲)
は、移動速度の変動や画像処理時の変動等による誤差範
囲であるので、検査ラインの移動精度等に応じて適宜設
定すればよい。さらに上記の比較を移動量だけでなく、
移動方向も考慮して行なえば、検査精度をさらに向上さ
せることが出来る。
【0026】図16は、上記の欠陥検出方法の順序を示
すフローチャートである。また、図17は、受光画像中
の或るyの値(欠陥の存在する部分に相当)における輝
度信号の変化を示す図である。ただし、この実施例は、
前記図5(b)に示した明暗が2段階に変化する照明装
置を用いた場合の例である。以下、図17を参照しなが
ら図16のフローについて説明する。図16において、
ステップS1では、時点ftにおける画像を読み込む。
この場合の輝度信号は図17(a)に示すように、スト
ライプの明部分が高レベル、暗部分が低レベルとなり、
また欠陥部分は高レベル中で落ちこんだ凹部で示され
る。また、ステップS2では、時点ft+1における画像
を読み込む。この場合には、図17(b)に示すよう
に、ストライプの明と暗の位置は変わらず、欠陥の位置
のみが移動した波形となる。次に、ステップS3では、
上記両画像の差分画像|ft+1−ft|を演算する。上記
のように、ストライプの明と暗の位置は変わらないの
で、差分画像では欠陥部分のみが残り、図17(c)に
示すようになる。なお、信号処理の段階で両画像のスト
ライプの明と暗の位置に多少のずれが生じると、図示の
ごとく、その部分に細いノイズが残るが、これは発現位
置が殆ど変化しないので、後記ステップS9の処理で簡
単に除去することが出来る。
【0027】次に、ステップS4では、所定のしきい値
Thで差分画像を2値化する。2値化された波形は、図
17(d)に示すようになり、欠陥と予想される位置の
x,y座標が求められる。次に、ステップS5では、重
心位置のy軸方向の移動量Δy(=yt−yt+1)を求め
る。次に、ステップS7では、上記移動量Δyとy軸方
向の理論移動量ΔDyとの差が所定値以下であるか否か
を判断する。この場合には、被測定物体はx軸方向にの
み移動しているので、理論移動量ΔDy≒0である。ス
テップS7で“NO”の場合、すなわち、理論移動量Δ
yとの差が大きい信号は、欠陥ではないので、次々に
データを判定し、“YES”のものについてのみステッ
プS8へ行く。ステップS8では、重心位置のx軸方向
の移動量Δx(=xt−xt+1)を求める。
【0028】次に、ステップS9では、上記移動量Δx
とx軸方向の理論移動量ΔDxとの差が所定値以下であ
るか否かを判断する。この場合には、被測定物体の移動
量が理論移動量ΔDxとなる。ステップS9で“NO”
の場合、すなわち、理論移動量ΔDxとの差が大きい信
号は、欠陥ではないので、次々にデータを判定し、“Y
ES”のものについてのみステップS10へ行く。な
お、前記図17(d)の明暗境界部分の細いノイズは、
移動量Δx≒0であるため、理論移動量ΔDxとの差が
大きく、したがって、このステップの処理で除去され
る。次に、ステップS10では、y軸方向、x軸方向共
に、移動量と理論移動量との差が所定値以下であった個
所を欠陥部分のデータとして記憶する。上記のように、
本実施例においては、動画像を画像処理して移動物体を
検出することによって欠陥を検出するように構成してい
るので、ノイズによる誤検出や欠陥の位置、移動によっ
て欠陥の検出漏れが発生するおそれがなくなる。
【0029】次に、欠陥を検出する処理の他の実施例に
ついて説明する。この実施例は、動画像から各フレーム
の動きベクトル(オプティカルフロー)を求め、それに
よって欠陥を検出するものである。動画中の或る時刻t
におけるフレーム座標(x,y)における明るさをf
(x,y,t)と表す。そしてx方向、y方向にそれぞれ
δx、δyだけ移動する時間δt後の点(x,y)の明るさ
は変化しないと仮定すると、下記(数5)式が成立す
る。 f(x,y,t)=f(x+δx,y+δy,t+δt) …(数5) 上記(数5)式を点(x,y,t)についてテーラー展開
すると、下記(数6)式が得られる。
【0030】
【数6】
【0031】ここで、2次以上の項を無視すると、上記
(数5)式と(数6)式から下記(数7)式が得られ
る。
【0032】
【数7】
【0033】また、被測定物体をx軸方向に移動させた
場合には、y軸方向には殆ど移動しないので、yの項を
無視すると、下記(数8)式が得られる。
【0034】
【数8】
【0035】上記(数8)式から下記(数9)式が得ら
れる。
【0036】
【数9】
【0037】(数9)式において、 ∂f/∂x:点(x,y)における明るさのx方向の変化
=画像fのx方向微分 ∂f/∂t:点(x,y)における明るさの時間的な変化
=両フレームの差分 dx/dt:点(x,y)における動きベクトルのx成分 であるから、微分画像と差分画像から各点での動きベク
トルが求められる。そして欠陥の移動方向は既知(被測
定物体の移動方向で決まる)であり、また、被検査面3
(被測定物体)の移動速度もほぼ一定で既知であるか
ら、求めた受光画像の移動ベクトルから欠陥を検出する
ことが出来る。
【0038】図18は、上記の方法によって欠陥を検出
する場合の処理順序を示すフローチャートである。図1
8において、まずステップS20では、時点tにおける
原画像ftを取り込み、ステップS21で、時点t+1
における原画像ft+1を取り込む。次に、ステップS2
2では、原画像ftのx方向の微分値(∂f/∂x)を
求め、ステップS23では、原画像ft+1と原画像ft
の差分(∂f/∂t)を求める。次に、ステップS24
では、S22とS23の結果から、動きベクトル(dx
/dt)を上記(数9)式によって求める。次に、ステ
ップS25では、ステップS24で求めた動きベクトル
のうち、所定の移動方向で所定範囲内の移動量(被測定
物体の移動に相当)の点のみを欠陥として検出する。次
に、ステップS26では、検出した欠陥のラベリング
(番号付け)、面積計算、重心計算等を行なう。
【0039】なお、被測定物体の検査面上に、加工穴や
デザインとして施されている凹凸等が存在する場合に
は、受光画像においてそれらも一緒に移動するため、そ
れを欠陥として誤検出するおそれがある。しかし、欠陥
の大きさは一般に直径数mm程度以下であるのに対し、
加工穴やデザインとして施されている凹凸等の面積はか
なり大きく、しかも形状も予め決まっていて一定である
ため、その性質を利用して真の欠陥と区別することが出
来る。例えば、図18のフローチャートにおいて、ステ
ップS26で求めた欠陥の面積が所定値以下のもののみ
を真の欠陥であると判断するステップを設ければよい。
なお、この処理は前記図16のフローチャートでも同様
である。上記のように、欠陥検出処理の3種の手法につ
いて説明したが、本発明は基本的には照明装置の部分に
特徴を有するものであり、欠陥検出の手法は上記以外の
他の手法を用いてもよい。
【0040】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。この実施例は、被検査面3の表面粗さを検出し、そ
れに応じて照明装置の明暗勾配を変化させるように構成
したものである。すなわち、被検査面の表面粗さが大き
いほど欠陥検出におよぼす影響が大きくなり、誤検出を
生じる可能性も増加する。したがって表面粗さが大きい
ほど照明装置の明暗勾配を小さくし、明暗の境界をぼか
すことによって、より精密な欠陥検出を行なうことが出
来る。
【0041】図19および図20は、それぞれ明暗勾配
を変化させることの出来る照明装置の実施例の断面図で
ある。まず、図19において、光源1aと拡散板に黒ス
トライプのみを施したストライプ板1cとの間には、大
きさの異なる一対のフィルタ15、15’が設けられて
いる。これらのフィルタ15、15’は、図示しない照
明制御装置によって図の矢印で示した方向(ストライプ
板1cに垂直な方向)に移動できるようになっている。
このフィルタ15、15’が拡散板1cから遠ざかるほ
ど、黒ストライプ端部のコントラストは低下し、明暗の
境界がぼけることになる。なお、上記の説明ではストラ
イプ板1cを拡散板にしているが、ストライプ板1cの
外側に拡散板(図示せず:例えば図4の拡散板1b)を
設ければ、さらに明暗の境界をぼかすことが出来る。
【0042】また、図20において、光源1aと拡散板
に黒ストライプのみを施したストライプ板1cとの間に
は、フィルタ16、16’が設けられている。これらの
フィルタ16、16’は、それぞれ二つに別れており、
図の矢印方向(ストライプ板1cに平行な方向)に移動
できるようになっている。これらのフィルタ16、1
6’が黒ストライプの中心(図に破線で示す)から遠ざ
かるほど黒ストライプ端部のコントラストは低下し、明
暗の境界がぼけることになる。なお、この場合にもスト
ライプ板1cの外側に拡散板を設ければ、さらに明暗の
境界をぼかすことが出来る。上記のように、図19、図
20に記載の照明装置においては、フィルタの位置を変
化させることによってストライプ端部のコントラストを
低下させることが出来るので、表面粗さに応じて境界の
明暗勾配を変化させることが出来る。
【0043】次に、表面粗さの検出方法について説明す
る。図21は、表面粗さと受光画像のパワースペクトル
との関係を示す図であり、(a)は表面粗さが小さい場
合、(b)は表面粗さが大きい場合を示す。図示のごと
く、(b)においてはストライプの境界部分が乱れてい
る。ストライプ模様の映し出された受光画像において
は、被検査面の粗さが大きいほどストライプ模様も大き
く乱れるという性質がある。したがって、表面欠陥を検
出するための前記ビデオカメラ2による受光画像を用い
て表面粗さも検出することが出来る。ストライプ模様の
乱れ量は、例えば、ビデオカメラ2の受光画像を高速フ
ーリエ変換(FFT)してパワースペクトルを求め、そ
の内の第2番目の山の面積を求めることによって検出す
ることが出来る。すなわち、図21に示すパワースペク
トル特性において、左端の大きな山は、明暗のストライ
プ模様に対応しており、その次の山(長波長領域)の面
積がストライプの乱れ量、すなわち表面粗さに対応して
いる。したがって図21のパワースペクトル特性におけ
る斜線部分の面積を求めることにより、表面粗さを検出
することが出来る。そしてその結果に応じて、図示しな
い照明制御装置によって前記図19のフィルタ15、1
5’または図20のフィルタ16、16’を移動させれ
ば、表面粗さに適応した明暗勾配を実現することが出来
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明において
は、明暗変化が連続的または少なくとも2段階以上の段
階的に変化し、その変化が所定の間隔で周期的に繰り返
される明暗パターンの照明手段を用いたことにより、従
来のように明と暗のみに明確に変化するパターンに比較
して、明暗の境界部分の変化の度合いが緩やかになるの
で、“ゆず肌”のような表面粗さの影響を受けることが
少なくなり、それによって誤検出を防止することが出来
る、という効果が得られる。また、被検査面の表面粗さ
を検出する表面粗さ検出手段を備え、表面粗さに応じ
て、粗さが大きいほど明暗勾配を小さくするように制御
する照明手段を用いたものにおいては、より精密な欠陥
検出を行なうことが出来る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例図。
【図3】図2の実施例における画像処理装置5の一例の
ブロック図。
【図4】図2の実施例における照明装置1の一例の分解
斜視図。
【図5】照明装置1における明暗パターンと明暗レベル
の実施例を示す図。
【図6】照明装置1の他の実施例の断面図。
【図7】被検査物体の表面上の欠陥を受光画像に映し出
す原理を示す図。
【図8】被検査物体の表面上の欠陥を受光画像に映し出
す原理を示す図。
【図9】被検査表面が曲面の場合を説明するための図。
【図10】受光画像における明暗ストライプと欠陥とを
示す図。
【図11】受光画像における各周波数成分を示す特性
図。
【図12】欠陥検出処理の第1の実施例における信号波
形を示す図。
【図13】受光画像における明暗ストライプと欠陥とを
示す図。
【図14】被検査面が移動した場合における欠陥の移動
を示す図。
【図15】時点ftにおける画像と時点ft+1における画
像との差分画像から移動物体、すなわち欠陥を検出する
方法を示す図。
【図16】欠陥検出処理の第1の実施例における演算処
理を示すフローチャート。
【図17】図16の処理における輝度信号波形を示す
図。
【図18】欠陥検出処理の第2の実施例における演算処
理を示すフローチャート。
【図19】照明装置の第2の実施例の断面図。
【図20】照明装置の第3の実施例の断面図。
【図21】表面粗さと受光画像のパワースペクトルとの
関係を示す図。
【図22】表面粗さとストライプ画像の乱れを示す図。
【符号の説明】
1…照明装置 7…モニタ 1a…光源 8…バッファ
アンプ 1b…拡散板 9…A/D変
換器 1c…ストライプ板 10…MPU 1d…背景 11…メモリ 2…ビデオカメラ 12…D/A変
換器 3…被検査面 13…欠陥 4…カメラコントロールユニット 15、15’…
フィルタ 5…画像処理装置 16、16’…
フィルタ 6…ホストコンピュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査面に光を照射し、その被検査面から
    の反射光に基づいて受光画像を作成し、この受光画像に
    基づいて被検査面上の欠陥を検出する表面欠陥検査装置
    において、 明暗変化が連続的または少なくとも2段階以上の段階的
    に変化し、その変化が所定の間隔で周期的に繰り返され
    る明暗パターンを被検査面に映し出す照明手段と、 上記被検査面を撮像して得られる受光画像を電気信号の
    画像データに変換する撮像手段と、 上記撮像手段によって得られた画像データを処理して被
    検査面上の欠陥を検出する欠陥検出手段と、 を備えたことを特徴とする表面欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】上記照明手段は、明暗が正弦波状に変化す
    るストライプ模様を被検査面に映し出すものである、こ
    とを特徴とする請求項1に記載の表面欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】被検査面の表面粗さを検出する表面粗さ検
    出手段を備え、 上記照明手段は、上記の検出した表面粗さに応じて、粗
    さが大きいほど明暗勾配を小さくするように制御するも
    のである、ことを特徴とする請求項1に記載の表面欠陥
    検査装置。
  4. 【請求項4】上記欠陥検出手段は、画像データにおける
    周波数成分のうち高い周波数領域で、かつレベルが所定
    値以上の成分のみを抽出し、その部分を欠陥であると判
    断するものである、ことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れかに記載の表面欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】上記撮像手段で得られる受光画像が上記被
    検査面上を所定方向に所定速度で順次移動するように駆
    動する駆動手段を備え、 上記欠陥検出手段は、上記撮像手段で得られる時間的に
    異なる複数の画像、すなわち動画像から画像中の移動物
    体の少なくとも移動量を検出し、それに基づいて所定の
    移動条件の移動物体を欠陥であると判断するものであ
    る、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに
    記載の表面欠陥検査装置。
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