JPH08284662A - 防音形水冷式エンジン溶接機の冷却構造 - Google Patents

防音形水冷式エンジン溶接機の冷却構造

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JPH08284662A
JPH08284662A JP9070795A JP9070795A JPH08284662A JP H08284662 A JPH08284662 A JP H08284662A JP 9070795 A JP9070795 A JP 9070795A JP 9070795 A JP9070795 A JP 9070795A JP H08284662 A JPH08284662 A JP H08284662A
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利明 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防音形エンジン溶接機の防音ボンネットを3
室に分け、冷却空気の吸入は発電機冷却用ファン、排気
はラジエータ冷却用ファンを利用する。 【構成】 防音ボンネット21内に水冷式エンジン22
駆動の溶接用発電機24、23を収納し、この水冷式エ
ンジン22の前方にこの水冷式エンジン22のラジエー
タ冷却用ファン25を介在して排風処理室33を設けた
防音形水冷式エンジン溶接機において、前記水冷式エン
ジン溶接機は、水冷式エンジン22の前後側に第2及び
第1の溶接用発電機23、24を有しており、第2の溶
接用発電機23と水冷式エンジン22の前側との間に縦
仕切壁28を立設して排風処理室33とエンジン発電機
室29とを形成し、ラジエータ冷却用ファン25と第2
の溶接用発電機23との間で排風処理室33を上下に分
ける横仕切壁30を設けてラジエータ室31と発電機室
32とを形成して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音形水冷式エンジン
溶接機の冷却構造に係り、特に、水冷式エンジンの前後
方向に第1、第2の溶接用発電機を結合し、溶接出力の
容量アップと第1、第2の溶接用発電機の溶接用冷却用
ファンを利用して冷却空気を導入し、一括集中排出方式
とした3分割防音室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防音形エンジン溶接機の冷却構造
としては、種々の方式が出願されている。代表的な従来
のエンジン溶接機の冷却構造としては、防音ボンネット
1内に、一軸線上に直結された水冷式エンジン2と溶接
用発電機3とを収納し、この水冷式エンジン2の溶接用
発電機3と反対側に、水冷式エンジン2により駆動され
る冷却用ファン4を有している。さらに、冷却用ファン
4の前方の、冷却用ファン4と対向する位置にラジエー
タ5を立設し、このラジエータ5の周囲を囲む仕切壁6
を立設して防音ボンネット1を軸方向に2分してある。
そして、仕切壁6の前方に排風処理室7を形成し仕切壁
6の後方にエンジン発電機室8を形成している。そして
水冷式エンジン2により冷却用ファン4を駆動すると、
エンジン発電機室8内の冷却空気が冷却用ファン4を介
してラジエータ11を効率よく冷却して排風処理室7に
流入し、防音ボンネット1の外部に排出されるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
エンジン駆動溶接機の冷却構造は、水冷式エンジン2に
設けた1個の冷却用ファン4により、冷却空気の吸入と
排気を行っている構造となっており、冷却効率は悪く、
特に、大容量の溶接用発電機にあっては、軸方向の長さ
が大となり、溶接用発電機3内部の冷却不足となり、溶
接用発電機3がオーバーヒートし、出力ダウンに繋がっ
ている。このため、防音室内の空間を大きくとり、温度
上昇を避けているため、防音ボンネット1が大となって
いた。
【0004】そこで、本発明は上記の点に着目してなさ
れたもので、溶接機の容量アップに当たっては、主溶接
用発電機としての第1の溶接用発電機の寸法を変えず
に、第1の溶接用発電機とは別に、水冷式エンジンに対
して逆方向の位置に第2の溶接用発電機を連結して行
い、また、第1、第2の溶接用発電機が具備する発電機
冷却用ファンを利用することにより、独立して第1、第
2の溶接用発電機の冷却と吸排気を行い、さらに、防音
ボンネット内の熱風は、ラジエータ冷却用ファンの前方
に設けた排風処理室により排風処理室の外部に一括集中
排気を行って、冷却効率を向上させた防音形エンジン溶
接機の冷却構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、防音ボンネット内に水冷式エンジン駆動の
溶接用発電機を収納し、この水冷式エンジンの前方にこ
の水冷式エンジンのラジエータ冷却用ファンを介在して
排風処理室を設けた防音形水冷式エンジン溶接機におい
て、前記水冷式エンジンの後側と前側には、それぞれ前
記水冷式エンジンにより駆動される第1の溶接用発電機
と第2の溶接用発電機とを具備し、この第1及び第2の
溶接用発電機は、その内部を冷却する発電機冷却用ファ
ンを内蔵しており、前記第2の溶接用発電機の発電機冷
却用ファンと前記水冷式エンジンの前側との間で前記第
2の溶接用発電機の周囲を囲み前記防音ボンネット内部
を軸方向に分ける縦仕切壁を立設し、この縦仕切壁の前
側に前記第2の溶接用発電機とラジエータを収納する排
風処理室を形成すると共に、この縦仕切壁の後側に前記
水冷式エンジンと前記第1の溶接用発電機を収納したエ
ンジン発電機室を形成し、前記ラジエータ冷却用ファン
を、前記縦仕切壁を貫通した冷却空気導入口に近接させ
て配設し、前記ラジエータ冷却用ファンと前記第2の溶
接用発電機との間で前記排風処理室を上下に分ける横仕
切壁を設け、この横仕切壁の上側に前記ラジエータを収
納するラジエータ室を形成すると共に、この横仕切壁の
下側に前記第2の溶接用発電機を収納する発電機室を形
成し、前記排風処理室の天井部に排風口を設け、前記第
2の溶接用発電機に、前記第2の溶接用発電機の発電機
冷却用ファンの排風を前記発電機室の外部に導く排風ダ
クトを設けて成ることを特徴とするものである。
【0006】また前記排風ダクトは、一端を前記第2の
溶接用発電機の発電機冷却用ファンの吐出口に接続し、
他端を前記ラジエータ室内で前記防音ボンネットの天井
部に設けた排風口の近傍に臨ませて成ることとした。
【0007】
【作用】第1の溶接用発電機の発電機冷却用ファンによ
りエンジン発電機室内に吸入された冷却空気は、第1の
溶接用発電機及びエンジン発電機室内を冷却した後、ラ
ジエータ冷却ファンにより圧送されて、ラジエータ室に
流入しラジエータを冷却して防音ボンネットの排風口か
ら防音ボンネットの外部に放出される。一方、第2の溶
接用発電機の発電機冷却用ファンにより、発電機室に吸
入された冷却空気は、第2の溶接用発電機及び発電機室
内を冷却した後、排風ダクトに導かれて防音ボンネット
の排風口の近傍のラジエータ室内に排出される。このと
き、排風ダクトからの排風は、ラジエータ冷却ファンか
らの排風によるエゼクタ作用を受け、ラジエータ冷却フ
ァンからの排風と共に防音ボンネットの排風口から防音
ボンネットの外部に放出される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4は本発明に係る防音形水冷式エンジン
溶接機の冷却構造の一実施例を示す。図1において、防
音ボンネット21は、前側と後側に一対の出力軸(図示
せず)を有する水冷式エンジン22と、前側の出力軸に
連結された第2の溶接用発電機23と、後側の出力軸に
連結された第1の溶接用発電機24とを収納している。
【0009】第2の溶接用発電機23は、図2に示すよ
うに、その前端部に、冷却空気(外気)を吸入する吸気
口23aを設け、また、その後部に吸気口23aから溶
接用発電機23の内部に流入した冷却空気を溶接用発電
機23の外部に排出する発電機冷却用ファン23bを備
えている。また、第1の溶接用発電機24は、第2の溶
接用発電機23と同様な構成をなしている。すなわち、
第2の溶接用発電機24は、その後部に、冷却空気(外
気)を吸入する吸気口24aを設け、また、その前部
に、吸気口24aから溶接用発電機24の内部に流入し
た冷却空気を溶接用発電機24の外部に排出する発電機
冷却用ファン24bを備えている。
【0010】なお、第2の溶接用発電機23は、第1の
溶接用発電機24の溶接出力を増大する場合に用いられ
る。溶接出力180Aの溶接機を製造する場合は、水冷
式エンジン22の後側に溶接出力100Aの第1の溶接
用発電機24を連結する他に、さらに水冷式エンジン2
2の前側に増大分の溶接出力80Aの第2の溶接用発電
機23を連結して製造することができる。
【0011】さらに、水冷式エンジン22は、第2の溶
接用発電機23の上方に水冷式エンジン22から前方へ
突出したラジエータ冷却用ファン25を備え、防音ボン
ネット21の下部に設けたベース箱27の上に載置され
る。
【0012】水冷式エンジン22の前方には、水冷式エ
ンジン22と第2の溶接用発電機23の発電機冷却用フ
ァン23bとの間に、第2の溶接用発電機23の軸方向
と略直交する方向に縦仕切壁28を立設し、この縦仕切
壁28に第2の溶接用発電機23を貫通させて縦仕切壁
28が第2の溶接用発電機23の周囲を囲むようになっ
ている。そして縦仕切壁28の後方に、縦仕切壁28と
防音ボンネット21とにより囲まれ水冷式エンジン22
と第1の溶接用発電機24とを収納したエンジン発電機
室29を形成してある。さらに、第2の溶接用発電機2
3の上方の縦仕切壁28には、エンジン発電機室29内
の空気を縦仕切壁28の前方に導く冷却空気導入口28
aを穿設し、この冷却空気導入口28aの内周に縦仕切
壁28の前方及び後方に突出した導入ガイド28bを設
けてある。そして、この導入ガイド28bの内周近傍
に、前述したラジエータ冷却用ファン25が配置され
る。
【0013】また、前述したベース箱27は、エンジン
発電機室29内で、縦仕切壁28から防音ボンネット2
1の後端まで延設されており、ベース箱27の外側壁に
は、防音ボンネット21の外部と通じて外気を吸入する
吸気口27aを適宜、設け、また、ベース箱27の内側
壁には、防音ボンネット21の内部と通じて外気を吸入
する吸気口27bを第1の溶接用発電機24の後方に適
宜、設けてある。
【0014】さらに、縦仕切壁28の前方には、ラジエ
ータ冷却用ファン25と第2の溶接用発電機23との間
の略水平面内で、防音ボンネット21の内部を上下に分
ける横仕切壁30を設け、この横仕切壁30の上側に
は、横仕切壁30と縦仕切壁28と防音ボンネット21
とにより囲まれ、縦仕切壁28の冷却空気導入口28a
に配置したラジエータ冷却用ファン25の排風を受け入
れるラジエータ室31を形成し、さらに、横仕切壁30
の下側には、横仕切壁30と縦仕切壁28と防音ボンネ
ット21とにより囲まれて第2の溶接用発電機23を収
納する発電機室32を形成してある。なお、縦仕切壁2
8の前方のラジエータ室31と発電機室32とにより排
風処理室33が構成される。
【0015】ラジエータ室31内には、縦仕切壁28の
冷却空気導入口28aを包囲し、ラジエータ冷却用ファ
ン25からの排風をL字状に向きを変えさせラジエータ
室31の一方の側壁31aに導くフード状の包囲壁34
を設けてある。さらに、図3に示すように、ラジエータ
室31の一方の側壁31aの内側付近に所定のスペース
1 をもってラジエータ35を立設し、このラジエータ
35の周囲を包囲壁34が包囲するようになっており、
包囲壁34、ラジエータ35、横仕切壁30及び縦仕切
壁28により囲まれたシェラウド室37をラジエータ室
31内に独立して形成してある。
【0016】さらに、シェラウド室37の上方(つまり
包囲壁34とラジエータ室31の天井壁との間)にスペ
ースS2 を設け(図2参照)、シェラウド室37の前方
(つまり包囲壁34とラジエータ室31の前面壁との
間)にスペースS3 を設け(図2及び図3参照)、シェ
ラウド室37の一方の横側方(つまり包囲壁34とラジ
エータ室31の一方の側壁31aとの間)に前述したス
ペースS1 を設け、そしてシェラウド室37の他方の横
側方(つまり包囲壁34とラジエータ室31の他方の側
壁31bとの間)にスペースS4 を設けてある(図3及
び図4参照)。また、ラジエータ室31(つまり防音ボ
ンネット室21)の天井部には排風口38を設けてあ
り、上記のスペースS1 、S2 、S3 、S4 はラジエー
タ冷却ファン25からの排風の流路となっている。ま
た、シェラウド室37内には、ラジエータ冷却用ファン
25からの排風を整流するために、ラジエータ冷却用フ
ァン25の付近からラジエータ35の付近まで延び緩く
彎曲したガイド板39を立設してある。
【0017】発電機室32の両側壁32a、32bの下
部には、冷却空気(外気)を吸入する吸気口40を適
宜、設けてある。また、第2の溶接用発電機23の発電
機冷却用ファン23bには、その吐出口23cに接続さ
れ、上方へ延び、横仕切壁30を貫通し、ラジエータ室
31内の天井壁の排風口38の近傍に達した排風ダクト
42を設け、この排風ダクト42の上端が発電機室32
の排気口41となっている。
【0018】発電機室32内には、バッテリ、燃料タン
ク、発電機制御部品(いずれも図示せず)等の補機類が
収納されている。また、エンジン発電機室29の後端部
には、配電盤43を設けてある。
【0019】このような構成において、水冷式エンジン
22を起動すると、ラジエータ冷却用ファン25、第2
の溶接用発電機23の発電機冷却用ファン23b、及び
第1の溶接用発電機24の発電機冷却用ファン24bが
同時に回転駆動される。
【0020】このとき、ラジエータ冷却用ファン25と
第1の溶接用発電機24の発電機冷却用ファン24bと
の回転駆動により、冷却空気(外気)がベース箱27の
吸気口27a及び27bを通ってエンジン発電機室29
内に流入する。この流入した冷却空気の一部は第1の溶
接用発電機24の吸気口24aを通って第1の溶接用発
電機24の内部に流入し、第1の溶接用発電機24を冷
却して第1の溶接用発電機24の発電機冷却用ファン2
4bから水冷式エンジン22付近に排出され、さらに、
第1の溶接用発電機24の外部に流れる冷却空気と合流
し、水冷式エンジン22の周囲を流れてラジエータ冷却
用ファン25に吸引される。ラジエータ冷却用ファン2
5に吸引された冷却空気は、ラジエータ冷却用ファン2
5によりシェラウド室37内に圧送され、ラジエータ3
5を通り、シェラウド室37の一方の横側方のスペース
1 に流入する。このとき、ラジエータ35は冷却空気
により冷却され、冷却水の循環によりエンジンは冷却さ
れる。一方の横側方のスペースS1 に流入した冷却空気
は、シェラウド室37の上方のスペースS2 、前方のス
ペースS3 、又は他方の横側方のスペースS4 を通って
排風処理室31の天井部の排風口38から防音ボンネッ
ト21の外部に放出される。
【0021】一方、第2の溶接用発電機23の回転駆動
により、冷却空気(外気)が発電機室32の吸気口40
を通って発電機室32内に流入する。この流入した冷却
空気は、発電機室32内に収納されたバッテリ、燃料タ
ンク、発電機制御部品等を効率よく冷却した後、第2の
溶接用発電機23の吸気口23aを通って第2の溶接用
発電機23の内部に流入し、第2の溶接用発電機23を
冷却して第2の溶接用発電機23の発電機冷却用ファン
23bから排風ダクト42内に流入し、排風ダクト42
内を流れてラジエータ室31の天井の近傍に排出され
る。このとき、排風ダクト42内の排風は、ラジエータ
冷却用ファン25からの排風によるエゼクタ作用を受け
て、ラジエータ冷却用ファン25からの排風と共に排風
処理室33の天井部の排風口38から防音ボンネット2
1の外部に放出される。
【0022】このように本実施例では、溶接出力を増大
する場合は、第1の溶接用発電機24と第2の溶接用発
電機23とを用いて行うため、第1の溶接用発電機24
の寸法を大きくすることなく、溶接出力を増大すること
ができ、第1及び第2の溶接用発電機24、23の冷却
を有効に行うことができ、エンジン発電機室29の温度
上昇を抑えることができる。
【0023】なお、本実施例では、水冷式エンジン22
の両側に第1及び第2の溶接用発電機24、23を直結
したが、これに限定されるものではなく、例えば、第2
の溶接用発電機23を照明機器、電動機器等の電力を供
給する補助電源用の発電機とすることもできる。また、
第1及び第2の溶接用発電機24、23は、必ずしも同
一容量、同一形状のものでなくともよく、種々な容量、
種々な形状のものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
冷式エンジンの前側と後側に第2の溶接用発電機と第1
の溶接用発電機を連結し、第2の溶接用発電機により溶
接出力を増大したので、第1の溶接用発電機の寸法を大
きくすることなく、溶接出力を増大することができ、第
1及び第2の溶接用発電機の冷却が有効に行え、エンジ
ン発電機室の温度上昇を抑えることができる。
【0025】また、第2の溶接用発電機は、排風処理室
のデッドスペースを利用しているため、防音ボンネット
を小型にして溶接出力を増大することができる。
【0026】第1、第2の溶接用発電機の発電機冷却用
ファンを利用して発電機室内及びエンジン発電機室内へ
の冷却空気の導入を図っているため、防音形エンジン溶
接機の冷却効率を著しく向上することができる。
【0027】排風処理を排風処理室で行い、排風口を排
風処理室の天井部に配設し、その天井部の排風口に発電
機室の排気口を臨ませ、エゼクター効果を利用して一括
集中排気としたため、防音形エンジン溶接機の防音、冷
却効率を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防音形水冷式エンジン溶接機の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の防音形水冷式エンジン溶接機の縦側面図
である。
【図3】図1の防音形水冷式エンジン溶接機の平面図で
ある。
【図4】図1の防音形水冷式エンジン溶接機の横側面図
である。
【図5】従来の防音形水冷式エンジン溶接機の一例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
21 防音ボンネット 22 水冷式エンジン 23 第2の溶接用発電機 23a、24a、27a、27b、40 吸気口 23b 第2の溶接用発電機の発電機冷却用ファン 24 第1の溶接用発電機 24b 第1の溶接用発電機の発電機冷却用ファン 25 ラジエータ冷却用ファン 27 ベース箱 28 縦仕切壁 28a 冷却空気導入口 28b 導入ガイド 29 エンジン発電機室 30 横仕切壁 31 ラジエータ室 32 発電機室 33 排風処理室 34 包囲壁 35 ラジエータ 37 シェラウド室 38 排風口 41 排気口 42 排風ダクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音ボンネット内に水冷式エンジン駆動
    の溶接用発電機を収納し、この水冷式エンジンの前方に
    この水冷式エンジンのラジエータ冷却用ファンを介在し
    て排風処理室を設けた防音形水冷式エンジン溶接機にお
    いて、 前記水冷式エンジンの後側と前側には、それぞれ前記水
    冷式エンジンにより駆動される第1の溶接用発電機と第
    2の溶接用発電機とを具備し、この第1及び第2の溶接
    用発電機は、その内部を冷却する発電機冷却用ファンを
    内蔵しており、 前記第2の溶接用発電機の発電機冷却用ファンと前記水
    冷式エンジンの前側との間で前記第2の溶接用発電機の
    周囲を囲み前記防音ボンネット内部を軸方向に分ける縦
    仕切壁を立設し、この縦仕切壁の前側に前記第2の溶接
    用発電機とラジエータを収納する排風処理室を形成する
    と共に、この縦仕切壁の後側に前記水冷式エンジンと前
    記第1の溶接用発電機を収納したエンジン発電機室を形
    成し、 前記ラジエータ冷却用ファンを、前記縦仕切壁を貫通し
    た冷却空気導入口に近接させて配設し、 前記ラジエータ冷却用ファンと前記第2の溶接用発電機
    との間で前記排風処理室を上下に分ける横仕切壁を設
    け、この横仕切壁の上側に前記ラジエータを収納するラ
    ジエータ室を形成すると共に、この横仕切壁の下側に前
    記第2の溶接用発電機を収納する発電機室を形成し、 前記排風処理室の天井部に排風口を設け、 前記第2の溶接用発電機に、前記第2の溶接用発電機の
    発電機冷却用ファンの排風を前記発電機室の外部に導く
    排風ダクトを設けてなり、 前記防音ボンネット内のエンジン発電機室、発電機室及
    びラジエータ室にそれぞれ独立した吸排気機構を持たせ
    たことを特徴とする防音形水冷式エンジン溶接機の冷却
    構造。
  2. 【請求項2】 前記排風ダクトは、一端を前記第2の溶
    接用発電機の発電機冷却用ファンの吐出口に接続し、他
    端を前記ラジエータ室内で前記防音ボンネットの天井部
    に設けた排風口の近傍に臨ませて成る請求項1記載の防
    音形水冷式エンジン溶接機の冷却構造。
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