JPH08284197A - バケット式掘削機 - Google Patents

バケット式掘削機

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JPH08284197A
JPH08284197A JP7112681A JP11268195A JPH08284197A JP H08284197 A JPH08284197 A JP H08284197A JP 7112681 A JP7112681 A JP 7112681A JP 11268195 A JP11268195 A JP 11268195A JP H08284197 A JPH08284197 A JP H08284197A
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JP
Japan
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bucket
pressure receiving
chamber
pressure
vibration generator
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Application number
JP7112681A
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English (en)
Inventor
Shigeru Shinohara
茂 篠原
Naoki Ishizaki
直樹 石崎
Takanori Hata
孝典 畑
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/967Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of compacting-type tools
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D17/00Details of, or accessories for, portable power-driven percussive tools
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    • E02F9/2203Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
    • E02F9/221Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function for generating actuator vibration

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブームに振動発生装置を取付けた状態でバケ
ット作業できるし、バケットシリンダの推力をバケット
に確実に伝達できるようにする。 【構成】 アーム7に第1リンク15と第2リンク16
を介して振動発生装置13の本体14を連結し、その本
体14を第3リンク17に介してバケット10に連結
し、バケットシリンダ11のピストン杆12を本体14
に連結し、その本体14にチビル20を着脱自在に取付
けたバケット式掘削機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等のバケ
ット式掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】バケット式掘削機としては、車体にブー
ムを上下揺動自在に取付け、そのブームにアームを上下
揺動自在に取付け、そのアームにバケットをバケットシ
リンダとリンクを介して上下回動自在に取付け、ブー
ム、アームを上下に揺動すると共に、バケットを上下に
回動して土砂を掘削するものが知られている。
【0003】一方、土木工事は土砂の掘削のみではなく
アスファルト又はコンクリート道路の破砕作業や転圧作
業が行なわれる。例えば、上下水道管やガス管などの管
を道路に埋設する場合にはアスファルト又はコンクリー
ト道路のアスファルト層又はコンクリート層を破砕し、
その後に溝を掘削し、その溝に管を敷設した後に土砂を
埋め戻し、その埋め戻した土砂を転圧した後にアスファ
ルト又はコンクリートを敷設している。
【0004】前述のバケット式掘削機は土砂の掘削が主
な機能であり、管埋設作業時に溝掘り作業と土砂埋め戻
し作業を容易に実施できるが、アスファルト層又はコン
クリート層の破砕作業と転圧作業を実施することは困難
である。
【0005】このために、従来はアームからバケットを
外して破砕機を取付けてアスファルト層又はコンクリー
ト層の破砕作業を容易にできるようにしたり、特開平5
−112963号公報に示すようにバケットシリンダと
バケットとの間に振動発生装置を取付け、その振動発生
装置によりバケットを振動させて転圧作業を容易にでき
るようにしている。なお、この場合にはバケットを振動
することでバケットの掘削能力を向上することもでき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように破砕機を
用いる場合にはバケットと交換するので、その交換作業
が面倒となり、振動発生装置を取付けた場合にはバケッ
トシリンダの推力が振動発生装置である程度吸収される
ので、バケットシリンダの推力をバケットの掘削力とし
て有効利用できない。
【0007】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたバケット式掘削機を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車体4に
ブーム5を上下揺動自在に取付け、このブーム5にアー
ム7を上下揺動自在に取付け、前記アーム7にバケット
10を上下回動自在に連結し、そのアーム7に連結した
バケットシリンダ11のピストン杆12をリンク機構1
8を介してバケット10に連結し、このリンク機構18
を振動発生装置13の本体14と複数のリンクにより構
成し、前記本体14に作業具を、アーム7より前方に突
出して着脱自在に装着したことを特徴とするバケット式
掘削機のバケット取付構造である。第2の発明は、第1
の発明における振動発生装置13の本体14に第1リン
ク15と第2リンク16を枢着し、その第1リンク15
と第2リンク16をアーム7に枢着して平行四節リンク
とし、本体14に枢着した第3リンク17を介してバケ
ット10に枢着してリンク機構18としたバケット式掘
削機である。第3の発明は、第2の発明における振動発
生装置13の本体14に取付けブラケット28を連結
し、その取付けブラケット28に第1リンク15と第2
リンク16を枢着し、その第1リンク15と第2リンク
16をアーム7に枢着して平行四節リンクとし、前記取
付けブラケット28に枢着した第3リンク17をバケッ
ト10に枢着してリンク機構18としたバケット式掘削
機である。第4の発明は、第1の発明における振動発生
装置13の本体14に着脱自在なる作業具をチゼル20
又は転圧具としたバケット式掘削機である。第5の発明
は、第4の発明における転圧具を、転圧プレート110
にロッド111を取付けたものとしたバケット式掘削機
である。第6の発明は、第5の発明における前記転圧具
を、ローラ113を備えたブラケット112にロッド1
11を取付けたものとしたバケット式掘削機である。第
7の発明は、第5の発明における前記転圧具を、ロッド
111に左右一対のフレーム115を首振り自在に連結
し、この左右一対のフレーム115間に複数のローラ1
18を回転自在に支承し、その複数のローラ118にゴ
ムベルト119を巻掛けたものとしたバケット式掘削機
である。第8の発明は、第1の発明における振動発生装
置13を、受圧面積の小さな第1受圧室44と受圧面積
の大きな第2受圧室45を有し、その第1受圧室44を
油圧源に連通し、第2受圧室45を油圧源とタンクに交
互に連通することでピストン37を往復移動するように
したものとし、前記振動発生装置13で発生した高圧、
低圧をブーム5又はアーム7を上下揺動するブームシリ
ンダ6又はアームシリンダ8又はバケット10を上下回
動するバケットシリンダ11の室に供給、停止する切換
手段を設けたのバケット式掘削機である。第9の発明
は、第8の発明における切換手段を、振動発生装置13
の第1受圧室44、第2受圧室45をバケットシリンダ
11の伸び側室11a、縮み側室11bに連通、遮断す
る切換弁としたバケット式掘削機である。第10の発明
は、第9の発明における振動発生装置13のピストン3
7を、第2受圧室45を油圧源に連通するとバケットシ
リンダ11のピストン杆12の伸び方向に移動し、かつ
第2受圧室45をタンクに連通するとバケットシリンダ
11のピストン杆12の縮み方向に移動するものとし、
前記振動発生装置13の第1受圧室44をバケットシリ
ンダ11の伸び側室11aに連通・遮断し、かつ第2受
圧室45を縮み側室11bに連通・遮断する切換弁を設
けて振動発生装置13のピストン73とバケットシリン
ダ11のピストン杆12が同期して反対方向に移動する
ようにしたバケット式掘削機である。第11の発明は、
第10の発明における切換手段を、振動発生装置に圧油
を供給する油圧源をバケットシリンダ11の伸び側室1
1a、縮み側室11bの一方に連通、遮断し、かつ伸び
側室11a、縮み側室11bの他方をタンクに連通・遮
断する切換弁としたバケット式掘削機である。第12の
発明は、第8の発明におけるブーム5を上下揺動するブ
ームシリンダ6の伸び側室6aと縮み側室6bを遮断、
連通する切換弁141を設けたバケット式掘削機であ
る。第13の発明は、第12の発明におけるブームシリ
ンダ6の伸び側室6aと縮み側室6bを絞り143を介
して連通するようにした請求項12記載のバケット式掘
削機である。第14の発明は、第8の発明におけるブー
ム5を上下揺動するブームシリンダ6の縮み側室6bを
可変リリーフ弁151でタンクに接続し、その可変リリ
ーフ弁151を通常作業時には高圧セットとし、転圧作
業時には低圧セットとしたバケット式掘削機である。第
15の発明は、第9、第10、第11の発明の切換弁を
切換える第1の切換信号と、第12の切換弁141を切
換える第2の切換信号を出力するコントローラ162
と、このコントローラ162に、振動掘削モード信号、
振動転圧モード信号、転圧モード信号、破砕作業モード
信号のいずれか1つを入力するモード切換手段を設け、
前記コントローラ162は、振動掘削モード信号と振動
モード信号の一方が入力された時には第1の切換信号を
出力し、転圧モード信号が入力された時には第1の切換
信号と第2の切換信号を出力し、かつ第1の切換信号、
第2の切換信号が入力されている時にバケット操作信号
が入力されると第1の切換信号を停止し、ブーム操作信
号、アーム操作信号のいずれか一方が入力されると第2
の切換信号を停止するものとしたバケット式掘削機であ
る。第16の発明は、第8、第15の発明における油圧
源を可変容量油圧ポンプ160とし、その容量をソレノ
イド161で可変とし、前記コントローラ162は、エ
コノミモード信号が入力されるとソレノイド161への
通電量を減少して容量を小とし、かつパワーモード信号
が入力されるとソレノイド161への通電量を多くして
容量を大とするようにしたバケット式掘削機である。
【0009】
【作 用】第1の発明によれば、バケット10を取付
けた状態で作業具による作業、例えば破砕作業や転圧作
業ができるし、チゼル20を外すことでバケット10で
掘削作業できる。また、バケットシリンダ11のピスト
ン杆12の推力が本体14を介してバケット10に伝達
するので、その推力をバケットの掘削力として有効利用
できる。第2、第3の発明によれば、振動発生装置13
の本体14と第1リンク15、第2リンク16とアーム
7が平行四節リンクとなっているので、バケットシリン
ダ11のピストン杆12を伸縮してバケット10を上下
回動する際に本体14がアーム7と干渉することがな
い。第4の発明によれば、チゼル20を取付けることで
破砕作業できるし、転圧具を取付けることで転圧作業で
きる。第5の発明によれば、転圧プレート110により
転圧できる。第6の発明によれば、ローラ113を回転
しながら転圧するので、効率良く転圧できる。第7の発
明によれば、ゴムベルト119を回転しながら転圧する
ので、広範囲に亘って効率良く転圧できる。第8、第
9、第10の発明によれば、振動発生装置13を利用し
て破砕作業とバケット10による転圧作業ができる。第
9の発明によれば、振動発生装置13のピストン37と
バケットシリンダ11のピストン杆12が同期して反対
方向に移動するから、バケット10を効率良く振動でき
る。第12の発明によれば、アーム7を車体4側に移動
してバケット10、転圧具で転圧作業する時に切換弁1
41でブームシリンダ6の伸び側室6a、縮み側室6b
を連通することで、ブーム5が外力によって上方に自動
的に揺動するから、バケット10、転圧具を水平に移動
して効率良く転圧できる。第13の発明によれば、ブー
ムシリンダ6の伸び側室6aと縮み側室6bに圧油が絞
り143を介して流通するから、縮み側室6bに圧力が
生じ、バケット10を地面に押しつけることができる。
第14の発明によれば、アーム7を車体4側に移動して
バケット10で転圧作業する時に可変リリーフ弁151
を低圧セットとすることでブームシリンダ6の縮み側室
6b内の圧油がタンクに流出するので、ブーム5が外力
によって上方に自動的に揺動するから、バケット10を
水平に移動して効率良く転圧できる。また、ブームシリ
ンダ6の縮み側室6b内の圧力を低圧セットの圧力に保
持するから、縮み側室6bに圧力が生じ、バケット10
を地面に押しつけることができる。第15の発明によれ
ば、振動発生装置13に発生した高圧、低圧を利用して
転圧作業、振動掘削作業している時にバケット10、ブ
ーム5、アーム7を手動操作により優先して作業でき
る。第16の発明によれば、振動発生装置13に供給す
る流量を増減してピストン37による打撃力を大きくし
たり、小さくできるので、軽負荷作業を行なうことがで
きる。
【0010】
【実 施 例】
(油圧ショベルの全体構造)図1に示すように、走行体
1を備えた下部車体2に上部車体3が旋回自在に取付け
られて車体4を構成し、その上部車体3にブーム5がブ
ームシリンダ6で上下揺動自在に取付けられ、そのブー
ム5にアーム7がアームシリンダ8で上下揺動自在に取
付けられて腕部材9を構成し、そのアーム7の先端部に
バケット10が上下回動自在に取付けてある。
【0011】前記アーム7の基端部にはバケットシリン
ダ11が取付けられ、そのバケットシリンダ11のピス
トン杆12が振動発生装置13の本体14に連結され、
その本体14が第1・第2リンク15,16でアーム7
に連結してあり、本体14が第3リンク17でバケット
10に連結されて本体14はバケットシリンダ11とバ
ケット10を連結するリンク機構18の一部を構成して
いる。
【0012】(振動発生装置の本体取付構造)図2と図
3に示すように、振動発生装置13の本体14にはチゼ
ル20が着脱自在に取付けてあると共に、その本体14
の基端寄りには一対の第1ブラケット21が一体的に設
けられ、前端寄りには第2ブラケット22が一体的に設
けてあり、その一対の第1ブラケット21に一対の第1
リンク15が第1ピン23で連結され、その一対の第1
ブラケット21間にバケットシリンダ11のピストン杆
12が第1ピン23で連結してあり、第2ブラケット2
2に一対の第2リンク16と一対の第3リンク17が第
2ピン24で連結してある。
【0013】前記一対の第1リンク15と一対の第2リ
ンク16はアーム7の幅方向両側面に第3・第4ピン2
5,26で連結され、この第3・第4ピン25,26と
第1・第2ピン23,24は平行4辺形の頂点に位置し
て平行4節リンクとなり、前記一対の第3リンク17は
バケット10に第5ピン27で連結してある。
【0014】(バケットの動作)バケットシリンダ11
のピストン杆12を伸ばすとバケット10が図2に示す
ようにリンク機構18と反対側において上方に回動し土
砂掬い込み姿勢となる。この姿勢とすることにより、バ
ケット10はチゼル20と反対側に位置するし、そのチ
ゼル20はリンク機構18よりも離れた位置となってリ
ンク機構18と干渉しないのでバケット10を取付けた
状態でチゼル20により破砕作業ができる。
【0015】バケットシリンダ11のピストン杆12を
縮めると図4に示すようにバケット10がリンク機構1
8側に向けて回動して掘削開始姿勢となる。この時チゼ
ル20とバケット10が干渉するのでチゼル20を本体
14より外す。
【0016】また、バケットシリンダ11のピストン杆
12の推力は本体14、第3リンク17を介してバケッ
ト10に伝達するので、その推力をバケット10の掘削
力として有効利用できる。つまり、本体14がリンク機
構18を構成しているのでピストン杆12とバケット1
0は機械的に連結されて推力伝達のロスがない。これに
より、掘削力を大きくできる。
【0017】また、リンク機構18を構成する第1、第
2リンク15,16は平行4節リンクとなっているし、
本体14はアーム7と略平行に取付けてあるから、バケ
ット10を上下に回動して掘削作業する際に本体14は
アーム7と平行に移動してアーム7と干渉することがな
い。
【0018】(振動発生装置13の取付構造の他の実施
例)図5に示すように第1リンク15と第2リンク16
を、取付けブラケット28に第1ピン23と第2ピン2
4で連結し、振動発生装置13の本体14の両側外面に
第1ブラケット21と第2ブラケット22を一体的に設
け、その第1ブラケット21と第2ブラケット22を前
記取付けブラケット28にボルト29で固着してある。
【0019】このように振動発生装置13を取付けて
も、その本体14がリンク機構18の一部を構成するの
で、前述と同様な動作が可能である。
【0020】(振動発生装置の具体構造)図6に示すよ
うに、本体14には作業具取付孔30とシリンダ孔31
が同心状に連続して形成され、そのシリンダ孔31は軸
方向に亘って径が異なる第1孔32、第2孔33、第3
孔34、第4孔35、第5孔36を連続して有する段付
孔となり、第2孔33の径をD1 、第3孔34の径をD
2 、第4孔35の径をD3、第5孔36の径をD4 とす
るとD1 =D4 <D2 <D3 となり、第2孔33は第5
孔36と同一径となっている。前記作業具取付孔30に
はチゼル20が着脱自在に挿入して取付けてある。
【0021】前記シリンダ孔31にはピストン37が摺
動自在に嵌挿され、このピストン37は第2孔33と同
一径の第1軸部38と第3孔34と同一径の第2軸部3
9と第4孔35と同一径の第3軸部40と第5孔36と
同一径の第4軸部41により段付き形状となり、第1軸
部38と第1孔32により第1室42を構成し、第1軸
部38と第2軸部39の一端面39aと第3孔34によ
り第1緩衝室43を構成し、第2軸部39と第3軸部4
0の一端面40aと第4孔35により第1受圧室44を
構成し、第3軸部40の他端面40bと第4軸部41と
第4孔35とにより第2受圧室45を構成し、第4軸部
41の端面41aと第5孔36とにより第2緩衝室46
を構成し、第1受圧室44の受圧面積は第2受圧室45
の受圧面積よりも小さくなっている。
【0022】前記本体14には第1受圧室44に開口し
た第1ポート47、第2受圧室45に開口した第2ポー
ト48、第3・第4・第5ポート49,50,51、ド
レーンポート52が形成してある。
【0023】前記ピストン37には第1緩衝室43をド
レーンポート52に連通・遮断する第1切欠き53と、
第2緩衝室46をドレーンポート52に連通・遮断する
軸孔54と第2切欠き55が形成してある。
【0024】前記本体14にはスプール孔60が形成さ
れ、このスプール孔60にスプール61が嵌挿されて切
換弁62を構成し、そのスプール孔60には第6・第7
・第8・第9・第10ポート63,64,65,66,
67が形成され、第6ポート63が第1ポート47、第
7ポート64が第2ポート48、第8ポート65がドレ
ーンポート52、第9ポート66が第4ポート50、第
10ポート67が第5ポート51にそれぞれ連通してい
る。
【0025】前記スプール61は第1圧力室68内の圧
油で一方向に押されて第7ポート64と第8ポート65
を連通し、第6ポート63と第9ポート66を軸孔69
で連通する第1位置となり、第2圧力室70内の圧油で
他方向に押されて第6ポート63と第7ポート64を連
通し、第8ポート65と第9ポート66を連通する第2
位置となり、第1圧力室68の受圧面積は第2圧力室7
0の受圧面積よりも大きくしてある。
【0026】前記振動発生装置13を線図的に表現する
と図7に示すようになり、ピストン37自体がサーボ弁
71となり、シリンダ孔31とピストン37によりシリ
ンダ部72を構成している。
【0027】(振動発生装置の動作)図6、図7に示す
ようにピストン37が中間位置でサーボ弁71が中間位
置で切換弁62が第1位置Aの状態より第1ポート47
に圧油が供給されると、第1受圧室44に圧油が流入
し、第2受圧室45内の圧油は切換弁62よりドレーン
ポート52を経てタンクに流出し、第2緩衝室46内の
圧油は軸孔54、第2切欠き55よりドレーンポート5
2を経てタンクに流出するから、ピストン37は一方向
(右方)に移動する。なお、第1緩衝室43には第1切
欠き53よりタンクの圧油が吸い込みされる。
【0028】この時、第2切欠き55のドレーンポート
52への開口面積は図8、図9に示すようにピストン3
7の一方向へのストロークに比例して順次小さくなるか
ら、第2緩衝室46内に封入された圧油の流れがピスト
ン37の一方向へのストロークに比例して順次絞られ、
その圧力が順次上昇してピストン37を制動する。
【0029】そして、図10、図11に示すように第2
切欠き55がドレーンポート52と遮断されるとピスト
ン37は停止し、ピストン37がシリンダ孔31の一端
面31aに衝突しないようにする。
【0030】これとともに第4ポート50と第5ポート
51がピストン37により遮断され、かつ第5ポート5
1がドレーンポート52に連通し、第1圧力室68内の
圧油がタンクに流出するので、図12と図13に示すよ
うに切換弁62のスプール62が第2圧力室70内の圧
油で左方に移動して第2位置Bとなり、第6ポート63
と第7ポート64が連通し、第7ポート64と第8ポー
ト65が遮断し、第8ポート65が第9ポート66に連
通する。
【0031】これにより、第2受圧室45に圧油が流入
しピストン37が他方向(左方)に移動する。この時、
第2緩衝室46内の封入圧によってもピストン37は他
方向に移動される。
【0032】つまり、ピストン37の第2受圧室45の
受圧面積は第1受圧室44の受圧面積よりも大きくして
あるので、第1・第2受圧室44,45に圧油が供給さ
れると受圧面積差によってピストン37は他方向に移動
する。
【0033】この時、第1切欠き53のドレーンポート
52への開口面積は図14、図15に示すようにピスト
ン37の他方向へのストロークに比例して順次小さくな
るから、第1緩衝室43内に封入された圧油の流れがピ
ストン37の他方向へのストロークに比例して順次絞ら
れ、その圧力が順次上昇してピストン37を制動する。
【0034】そして、図16、図17に示すようにピス
トン37がチゼル20に衝突し、さらにストロークし第
1切欠き53がドレーンポート52と遮断されるとピス
トン37は停止し、ピストン37がシリンダ孔31の他
端面31bに衝突しないようにする。
【0035】これとともに第3ポート49と第5ポート
51が連通し、かつ第5ポート51とドレーンポート5
2が遮断し、第1圧力室68内に圧油が供給されてピス
トン61が右方に移動して第1位置Aとなる。この時第
2圧力室70が軸孔69を経てドレーンポート52に連
通する。これにより前述の図6、図7に示す状態とな
り、以後この動作を繰り返してピストン37を往復動す
る。
【0036】振動発生装置13は以上の構成であるか
ら、ピストン37が一方向、他方向に移動する時に第2
緩衝室46、第1緩衝室43内の圧力がストロークに比
例して順次高圧となり、シリンダ孔31の一端面31
a、他端面31bに当る以前にピストン37が停止する
ので、大きな衝突音が発生することがないし、チゼル2
0がなくともピストン37を確実に往復動できる。
【0037】また、ピストン37の往復動により切換弁
62のスプール61が切換えられるので、切換弁62の
スプール61は確実に位置決めされてピストン37が誤
動作することがない。
【0038】(バケットシリンダ11と振動発生装置1
3に圧油を供給する油圧回路)図18に示すように、油
圧ポンプ80の吐出圧油は第1・第2回路81,82に
供給され、第1回路81の圧油はバケット弁83により
バケットシリンダ11の伸び側室11a、縮み側室11
bの一方に供給され、第2回路82の圧油は第1切換弁
84により振動発生装置13に供給される。
【0039】前記バケットシリンダ11の縮み側室11
bと振動発生装置13の第7ポート64(第2受圧室4
5)、伸び側室11aと第9ポート66は第2切換弁8
5でそれぞれ連通・遮断され、その第2切換弁85はば
ね力で遮断位置aに保持され、受圧部86に圧油が供給
されると連通位置bとなる。前記受圧部86には補助油
圧ポンプ87の圧油が電磁切換弁88で供給され、この
電磁切換弁88はばね力で遮断位置a、ソレノイド88
aに通電されると連通位置bとなり、そのソレノイド8
8aにはスイッチ89をONすると通電される。
【0040】(破砕作業動作)第1切換弁84の受圧部
84aに圧油を供給して連通位置bとし、スイッチ89
をOFFして第2切換弁85を遮断位置aとする。これ
により、油圧ポンプ80の吐出圧油が振動発生装置13
に供給されるからピストン37が往復動してチゼル20
を打撃するので、アーム7を図2の状態とすることによ
り破砕作業できる。
【0041】(転圧作業動作)図19に示すように、第
1切換弁84を連通位置bとした状態でスイッチ89を
ONして電磁切換弁88を連通位置bとし、第2切換弁
85の受圧部86に圧油を供給して連通位置bとする。
他方振動発生装置13の本体14よりチゼル20を外
す。これにより、振動発生装置13に圧油が供給されて
ピストン37が往復動するので、第7・第9ポート6
4,66が交互に高圧、低圧となり、それによってバケ
ットシリンダ11の伸び側室11aと縮み側室11b内
の圧力が交互に高圧、低圧となるので、バケット10に
より転圧作業できる。
【0042】つまり、ピストン37が右方(バケットシ
リンダ11のピストン杆12縮み方向)に移動する時に
は第7ポート64が低圧で第9ポート66が高圧とな
り、バケットシリンダ11の縮み側室11b内が低圧で
伸び側室11a内が高圧となってバケットシリンダ11
のピストン杆12は伸び方向に微動し、ピストン37が
左方(バケットシリンダ11のピストン杆12伸び方
向)に移動する時には第7ポート64が高圧で第9ポー
ト66が低圧となり、バケットシリンダ11の縮み側室
11b内が高圧で伸び側室11a内が低圧となってバケ
ットシリンダ11のピストン杆12は縮み方向に微動
し、バケット10を振動するのでバケット10で転圧作
業できるし、掘削力を向上(振動掘削)できる。
【0043】また、ピストン37の移動に伴なう振動発
生装置13の本体14側に作用する油圧反力方向とバケ
ットシリンダ11のピストン杆12の移動方向が同一と
なるから効率良くバケット10を振動できる。
【0044】(バケット10の掘削作業動作)第1・第
2切換弁84,85を遮断位置aとし、バケット弁83
を伸び位置c、縮み位置dとしてバケットシリンダ11
の伸び側室11a、縮み側室11bに圧油を供給して伸
び、縮み作動することでバケット10を上下回動して掘
削作業できる。この時振動発生装置13のピストン37
は停止している。
【0045】以上の実施例によれば、振動発生装置13
により破砕作業と転圧作業ができる。
【0046】次に他の実施例を説明する。 (振動発生装置の第2実施例)図20と図21に示すよ
うに、第2受圧室45と第2緩衝室46を第2ポート4
8に連通させ、第3軸部40に第2切欠き55を形成
し、ピストン37が一方向(右方)に移動すると第2受
圧室45、第2緩衝室46と第2ポート48の開口面積
を第2切欠き55によりそのストロークに比例して順次
小さくしてある。
【0047】この場合の動作は前述の振動発生装置と同
一であるが、ピストン37とシリンダ孔31の一端面3
1aとの間の空間31cは軸孔73で第1室42に連通
してある。
【0048】(振動発生装置の第3実施例)図22と図
23に示すように、ピストン37に第5軸部74を設
け、シリンダ孔31には第6孔75を形成し、その第6
孔75の径D5 をD5 <D1 =D4 <D2 <D3 とする
と共に、第5軸部74の径D5 としてあり、これによっ
てピストン37を他方向に押す補助第2受圧室76を形
成してある。
【0049】前記補助第2受圧室76と第2緩衝室46
と第7ポート64は容積切換弁77によって連通・遮断
される。この容積切換弁77はばね力で第1位置eとな
り、パイロット圧又は手動操作レバーなどの外部信号に
よって第2位置fとなり、第1位置eの時には補助第2
受圧室76と第2緩衝室46を連通し、かつ第7ポート
64とは遮断し、第2位置fの時には補助第2受圧室7
6と第7ポート64を連通し、かつ第2緩衝室46とは
遮断する。
【0050】(破砕作業動作)容積切換弁77を第1位
置eとして補助第2受圧室76と第2緩衝室46を連通
することで図6、図7に示す振動発生装置と同様に作動
して破砕作業する。この時補助第2受圧室76は第2緩
衝室46と同様にピストン37が一方向に移動する時の
緩衝室となり、ピストン37は第2受圧室45内の圧力
のみで他方向に移動するから、ピストン37を他方向に
移動する受圧室の容積が小さくなり、ピストン37の他
方向への移動速度が速くなる。
【0051】つまり、油圧ポンプの吐出流量が一定であ
れば、受圧室の容積が大きいとピストン37の移動速度
が遅くなり、受圧室の容積が小さいほどピストン37の
移動速度が速くなり、チゼル20を打撃して破砕作業す
る場合にはピストン37の移動速度が速い方が良い。
【0052】(転圧作業動作)容積切換弁77を第2位
置eとして補助第2受圧室76と第7ポート64を連通
し、補助第2受圧室76の圧油によってもピストン37
を他方向に移動するようにして前述と同様にピストン3
7を往復動する。
【0053】これにより、ピストン37を他方向に移動
する受圧室の容積が大きくなり、前述のようにピストン
37の移動速度は遅くなるがピストン37が一方向、他
方向に移動切換わる時の前記受圧室の容積変化が大とな
り、第1ポート47の圧力変動(振幅)、換言すればポ
ンプ圧力の圧力変動が大きくなる。
【0054】つまり、ピストン37が一方向に移動して
停止した時には第1ポート47の圧力が高く、再び他方
向に移動する時に大きな容積にポンプ圧油が急激に流入
するために第1ポート47の圧力が急激に低下し、その
後に上昇するから、前述の構成とすればポンプ圧力の圧
力変動が大きくなる。
【0055】このように、ポンプ圧力の圧力変動が大き
ければ、そのポンプ圧油をバケットシリンダ11の伸び
側室11a又は縮み側室11bに供給することでバケッ
ト10を振動して転圧できる。
【0056】例えば、図24に示すように第2切換弁8
5を連通位置bとした時にバケットシリンダ11の伸び
側室11aが油圧ポンプ80の第2吐出路82における
第1切換弁84の出力側に連通し、縮み側室11bをタ
ンクに連通するようにすれば良い。
【0057】(振動発生装置の第4実施例)図25と図
26に示すように、本体14のシリンダ孔31にピスト
ン37を嵌挿し、そのピストン37を大径部37aと大
径ロッド部37bと小径ロッド部37cを有するものと
して小さな受圧面積の第1受圧室44と大きな受圧面積
の第2受圧室45を有するシリンダ部72とし、本体1
4のスプール孔60にスプール61を嵌挿して切換弁6
2を構成する。
【0058】前記スプール61はポンプポート90と主
ポート91とタンクポート92を連通、遮断するもの
で、大径の第1圧力室68の圧油で第1位置に押されて
主ポート91とタンクポート92を連通し、小径の第2
圧力室70の圧油で第2位置に押されてポンプポート9
0と主ポート91を連通する。
【0059】前記タンクポート92はシリンダ孔31に
形成したドレーンポート52に常時挿通し、第1圧力室
68はシリンダ孔31に形成した補助ポート93に連通
し、その補助ポート93はピストン37に一体的に設け
た切換用スプール94でドレーンポート52と第1ポー
ト47に連通・遮断されてサーボ弁71を構成し、主ポ
ート91は第2ポート48に連通している。
【0060】(作動説明)ピストン37が図25、図2
6に示すように中間位置の時には切換用スプール94に
よってドレーンポート52、補助ポート93、第1ポー
ト47が遮断されて第1圧力室68内に圧油が封入され
ているからスプール61が第1位置となって主ポート9
1がタンクポート92に連通する。
【0061】これにより、ピストン37は第1受圧室4
4内の圧油で一方向(矢印a)に移動し、図27と図2
8に示す位置となると切換用スプール94の小径部94
aで補助ポート93がドレーンポート52に連通して第
1圧力室68内の圧油がタンクに流出し、スプール61
は第2圧力室70内の圧力で第2位置となってポンプポ
ート90と主ポート91を連通する。
【0062】これにより、第2受圧室48に圧油が供給
されて受圧面積差によってピストン37が他方向(矢印
b)に移動し、図29、図30に示す位置となると切換
用スプール94によって補助ポート93と第1ポート4
7が連通し、第1圧力室68に圧油が供給されてスプー
ル61が面積差によって図25、図26に示す第1位置
となり、ピストン37は一方向に移動し、この動作を繰
り返しする。
【0063】(振動発生装置の第5実施例)図31と図
32に示すように、スプール孔60に副ポート95を形
成し、シリンダ孔31には第1・第2連通ポート97,
98を形成し、ポンプポート90に流入した圧油がスプ
ール61の軸孔69で副ポート95に流れ、その副ポー
ト95より第1連通ポート97、補助ポート93を経て
第1圧力室68に流れるようにしてある。
【0064】(動作)ピストン37が図示の中間位置の
時には第1連通ポート97と補助ポート93が連通して
ポンプポート90の圧油が第1圧力室68に供給されて
スプール61は第1位置となり、第2受圧室45の圧油
が第2ポート48、主ポート91、タンクポート92よ
りドレンポート52に流出するので、ピストン37は第
1受圧室44内の圧油で一方向に移動する。
【0065】ピストン37が図33と図34に示す位置
まで移動すると第1連通ポート97が遮断され、補助ポ
ート93がドレーンポート52に連通するから、第1圧
力室68内の圧油がタンクに流出してスプール61が第
2圧力室70内の圧油で第2位置となり、ポンプポート
90の圧油が主ポート91、第2ポート48より第2受
圧室45に流入してピストン37は他方向(矢印b)に
移動する。
【0066】ピストン37が図35、図36に示す位置
まで移動すると第1ポート47と第2連通ポート98が
連通して補助ポート93より第1圧力室68に圧油が流
入し、スプール61が第1位置となってピストン37は
一方向に移動し、以後この動作を繰り返す。
【0067】このように、切換弁62の第2圧力室70
を常時ポンプポート90に連通させ、第1圧力室68を
ポンプポート90とドレンポート52に交互に連通する
ので、スプール61が誤動作することがなく、ピストン
37は確実に往復動できる。
【0068】(振動発生装置とバケットシリンダを連通
する油圧回路の第2実施例)図37に示すように、第2
切換弁85をバケットシリンダ11の伸び側室11bと
振動発生装置13の第2受圧室45を連通・遮断し、か
つ縮み側室11bとタンクを連通・遮断するものとし
て、転圧作業時に第2受圧室45内の高圧、低圧をバケ
ットシリンダ11の伸び側室11aに供給して往復動す
る。
【0069】なお、第2受圧室45を縮み側室11bに
接続しても良い。
【0070】(振動発生装置とバケットシリンダを連通
する油圧回路の第3実施例)図38に示すように、第1
切換弁84の出力側回路84a(振動発生装置13への
圧油供給回路)を第2切換弁85でバケットシリンダ1
1の伸び側室11aに連通・遮断し、かつ縮み側室11
bをタンクに連通・遮断するようにしてある。
【0071】この場合には振動発生装置として第3実施
例のものが好ましい。
【0072】(振動発生装置とバケットシリンダを連通
する油圧回路の第4実施例)図39に示すように、第1
切換弁84の出力側回路84aとドレーン側回路84b
を振動弁100で第1・第2出力側回路101,102
に接続し、その第1・第2出力側回路101,102を
第2切換弁85を介してバケットシリンダ11の伸び側
室11a、縮み側室11bに接続する。
【0073】前記振動弁100はばね103で正位置g
となり、受圧部104の圧油で逆位置hとなるもので、
その受圧部104は振動発生装置13の第2受圧室45
に連通してあり、振動発生装置13を作動した時には受
圧部104に高圧と低圧が交互に流入する。
【0074】(動作)第1切換弁84のみを連通位置b
とした時には振動発生装置13が作動し、振動弁100
の受圧部104に高圧、低圧が交互に作用して正位置g
と逆位置hに交互に切換わるが、第2切換弁85が遮断
位置aであるからバケットシリンダ11の伸び室11
a、縮み室11bに圧油が供給されない。
【0075】第1切換弁84と第2切換弁85をともに
連通位置bとすると第1出力回路101と第2出力側回
路102に高圧と低圧が交互に流入して第2切換弁85
よりバケットシリンダ11の伸び室11a、縮み室11
bに高圧と低圧が交互に作用するので、バケット10に
より転圧作業できる。
【0076】(転圧作業の第2実施例)図40に示すよ
うに、振動発生装置13の本体14よりチゼルを外し、
転圧板110のロッド111を取付けて転圧具とし、こ
の転圧板110により転圧作業する。つまり、チゼル、
転圧板110のロッド111は本体14の作業具取付孔
30に挿入・抜き出し自在となっている。
【0077】この場合には、振動発生装置13のピスト
ン37により転圧板110のロッド111を打撃して転
圧板110により転圧作業する。
【0078】前記転圧板110の代りに図41と図42
に示すようにロッド111に一体的に設けたブラケット
112にローラ113を軸114で回転自在に取付けた
転圧具を用いても良い。
【0079】また、図43に示すようにロッド111の
先端部に左右一対のフレーム115を軸116とカラー
117を介して首振り自在に取付け、その一対のフレー
ム115間に複数のローラ118を回転自在に支承し、
その複数のローラ118にゴムベルト119を巻掛けた
転圧具を用いても良い。
【0080】(転圧作業の第3実施例)図44と図45
に示すように、バケット10の両側面10aに一対の支
持アーム120をボルト121で固着し、この一対の支
持アーム120間に支軸122を取付け、転圧プレート
123に固着した一対のブラケット124を支軸122
に図46に示すように軸受125で回転自在に支承して
支持アーム120に対して転圧プレート123を揺動自
在としてある。
【0081】このようにすれば、図47に実線と仮想線
で示すようにアーム7を上下に揺動してバケット10の
姿勢を変更することで支持アーム120の地面に対する
角度が変更すると転圧プレート123は支持アーム12
0に対して揺動して地面に接するようになる。
【0082】図48に示すように、転圧プレート123
に幅広の補助プレート126をボルト127で取付けて
も良く、このようにすれば広い面積を転圧できるから、
整地する場合に好適である。
【0083】(転圧作業時のブーム、アーム用油圧回
路)図49に示すように、油圧ポンプ130の吐出路1
31にはブーム弁132、アーム弁133が設けられ、
そのブーム弁132はブーム用油圧パイロット弁134
よりのパイロット圧を第1・第2受圧弁135,136
に供給することで中立位置Aから伸び位置B、縮み位置
Cに切換えられてブームシリンダ6の伸び側室6a,縮
み側室6bに圧油を供給する。
【0084】アーム弁133はアーム用油圧パイロット
弁137よりのパイロット圧油を第1・第2受圧部13
8,139に供給することで中立位置Aから伸び位置
B、縮み位置Cに切換えられてアームシリンダ8の伸び
側室8a、縮み側室8bに圧油を供給する。
【0085】ブームシリンダ6の伸び側室6a、縮み側
室6bとタンク140を連通・遮断する切換弁141が
設けられ、この切換弁141はばね力で第1位置Dに保
持され、レバー142により第2位置Eに切換えられ、
第1位置Dの時には伸び側室6aと縮み側室6bとタン
ク140を遮断し、第2位置Eの時には伸び側室6aを
タンク140に連通し、かつ伸び側室6aと縮み側室6
bを絞り143を介して連通する。
【0086】(転圧動作)ブーム弁132を中立位置A
とし、アーム弁133を縮み位置Cとしてアームシリン
ダ8を縮み作動してアーム7を車体4側に揺動してバケ
ット10を矢印方向に移動する。この時バケットシリン
ダ11によりバケット10を振動している。
【0087】これと同時に切換弁141を第2位置Eと
してブームシリンダ6の伸び側室6a、縮み側室6bを
連通してタンク140に連通し、ブームシリンダ6が外
力により伸縮作動する。これによりアーム7が車体4側
に揺動してブーム5を押し下げる力が作用するとその力
によってブームシリンダ6が伸び作動してブーム5が車
体4に対して上方に揺動し、バケット10は水平に移動
するし、車体4が浮き上がることがない。
【0088】このようであるから、切換弁141を切換
えることでバケット10を自動的に水平に移動して転圧
でき、その操作が容易となる。
【0089】これに対して切換弁141がない時にバケ
ット10により転圧作業する場合には、ブームシリンダ
6、アームシリンダ8、バケットシリンダ11を伸縮し
てブーム5、アーム7を以下に揺動すると共に、バケッ
ト10を上下に回動してバケット10を水平に移動して
いるので、その操作が複雑となる。
【0090】(転圧作業時のブーム、アーム用油圧回路
の第2実施例)図50に示すように、ブームシリンダ6
の縮み側室6bにドレーン回路150を接続し、このド
レーン回路150に可変リリーフ弁151を設け、その
可変リリーフ弁151のセット圧をソレノイド152に
より変更する。
【0091】このソレノイド152にはコントローラ1
53より電流が供給され、そのコントローラ153は転
圧作業検出手段154よりの転圧作業信号とアーム下げ
検出手段155よりのアーム下げ信号が入力された時に
ソレノイド152に通電して可変リリーフ弁152のセ
ット圧を低圧とする。
【0092】前記転圧作業検出手段154としては図1
7における第2切換弁85を第2位置bに切換えたこと
をスイッチ等で検出するもので良く、ブーム下げ検出手
段としてはブーム弁133の第2受圧部139の圧力を
検出したもの等で良い。
【0093】(転圧動作)ブーム7を車体4側に揺動し
て転圧作業する時には可変リリーフ弁151のセット圧
が低圧となるから、ブーム5に作用する上げ力によって
ブームシリンダ6の縮み室6b内が高圧となり、その圧
力が可変リリーフ弁151よりタンク140に流出して
ブーム5が自動的に上方に揺動するから、バケット10
を自動的に水平に移動できるし、車体4が浮き上ること
がない。この時、伸び側室6aには吸込弁156よりタ
ンク140の油が吸い込みされる。
【0094】通常の掘削作業時にはコントローラ153
に転圧作業検出信号が入力されないので、コントローラ
153はソレノイド152に通電せずに可変リリーフ弁
151のセット圧は高圧となって通常掘削作業に何ら関
係なくなる。
【0095】以上の各実施例ではバケットシリンダ11
の伸び室11a、縮み室11bに振動発生装置13の高
圧、低圧を供給してバケット10で転圧するようにした
が、ブームシリンダ6の伸び室6a、縮み室6b、アー
ムシリンダ8の伸び室、縮み室に振動発生装置13の高
圧、低圧を供給してバケット10で転圧しても良い。
【0096】つまり、腕部材9を上下揺動するシリンダ
又はバケット10を上下回動するバケットシリンダ11
に揺動発生装置13の高圧、低圧を供給してバケット1
0を揺動して転圧するようにすれば良い。
【0097】(全体の制御装置)図51に示すように第
1切換弁84、切換弁141をそれぞれソレノイドによ
り切換えられる電磁切換式とし、可変容量油圧ポンプ1
60の容量をソレノイド161を利用して増減するもの
とし、各ソレノイドにコントローラ162で通電制御す
る。
【0098】コントローラ162にはブーム用油圧パイ
ロット弁134の検出器163よりブーム弁切換信号が
入力され、アーム用油圧パイロット弁137の検出器1
64よりアーム弁切換信号が入力され、バケット用油圧
パイロット弁157の検出器165よりバケット弁切換
信号されると共に、そのコントローラ162には振動掘
削モード釦166、振動転圧モード釦167、転圧モー
ド釦168、破砕作業モード釦169、エコノミモード
釦170、パワーモード釦171より各モード信号が入
力される。
【0099】前記各検出器163,164,165は各
油圧パイロット弁の出力圧を検出する圧力センサ又はレ
バー操作ストロークを検出するストロークセンサ(ポテ
ンショメータ)などが用いられる。
【0100】(動作説明)振動掘削モード釦166を押
して振動掘削モードをコントローラ162に入力する
と、コントローラ162は第1切換弁84のソレノイド
84aに通電して連通位置aとすると共に、電磁切換弁
88のソレノイド88aに通電して第2切換弁85を連
通位置aとしてバケットシリンダ11が振動発生装置1
3の高圧、低圧によって微動してバケット10を振動す
る。
【0101】前述の状態でバケット用油圧パイロット弁
157を操作してバケット弁83を切換えてバケットシ
リンダ11を伸縮してバケットを作動する場合にはコン
トローラ162にバケット弁切換信号が入力され、コン
トローラ162は電磁切換弁88のソレノイド88aを
消磁して第2切換弁85を遮断位置bとしバケット10
が振動しないようにする。
【0102】これは、振動を必要としないバケット操
作、例えばトラックへの土砂運搬作業、吊り荷作業中に
バケットが振動すると土砂、吊り荷が落下するので、安
全上バケット操作を常に優先させている。
【0103】振動転圧モード釦166を押して振動転圧
モード信号をコントローラ162に入力した時には前述
と同様となる。なお、この場合には振動発生装置13の
本体14に転圧プレート等の転圧具を取付け、その転圧
具により転圧作業する。
【0104】転圧モード釦167を押してコントローラ
162に転圧モード信号を入力すると、コントローラ1
62は第1切換弁84のソレノイド84aと電磁切換弁
88のソレノイド88aと切換弁141のソレノイド1
41aに通電する。なお、この場合にはバケット10を
用いて転圧作業する。
【0105】この場合も前述と同様に検出器165より
バケット弁切換信号がコントローラ162に入力された
ら電磁切換弁88のソレノイド88aを消磁してバケッ
ト操作を優先し、検出器163,164よりブーム弁、
アーム弁切換信号がコントローラ162に入力されたら
切換弁141のソレノイド141aを消磁してアーム操
作、ブーム操作を優先する。
【0106】破砕作業モード釦168より破砕作業モー
ド信号がコントローラ162に入力されたら第1切換弁
84のソレノイド84aのみに通電して連通位置aとす
る。この場合には振動発生装置13の本体14にチゼル
20を取付けて破砕作業する。
【0107】エコノミモード釦169よりエコノミモー
ド信号がコントローラ162に入力されたら、コントロ
ーラ162は容量可変用のソレノイド161への通電量
を減少して可変容量油圧ポンプ160の吐出量を減少し
て振動発生装置13への供給流量を減少する。
【0108】これにより、振動発生装置13のピストン
37の打撃力が小さくなり、軽負荷作業ができる。
【0109】パワーモード釦170よりコントローラ1
62にパワーモード信号が入力されたら容量可変用のソ
レノイド161への通電量を多くして可変容量油圧ポン
プ160の吐出量を多くする。
【0110】これにより、振動発生装置13への供給流
量が多くなってピストン37の打撃力が大きくなるの
で、重負荷作業ができる。
【0111】以上の実施例では第1切換弁84のソレノ
イド84aにコントローラ162で通電して切換えるよ
うにしたが、第1切換弁84は他の油圧パイロット弁の
圧油により切換えても良いし、電磁切換弁68のソレノ
イド88aに通電するのではなく、図18のスイッチ8
9をON、OFFするようにしても良い。
【0112】また、切換弁141を第2切換弁88と同
様にしても良い。つまり切換弁141をパイロット圧で
切換えるものとし、その受圧部に圧油を電磁切換弁によ
り供給するようにし、その電磁切換弁のソレノイド又は
そのソレノイドに通電するスイッチをコントローラ16
2で動作制御するようにする。
【0113】
【発明の効果】第1の発明によれば、バケット10を取
付けた状態で作業具による作業、例えば破砕作業や転圧
作業ができるし、チゼル20を外すことでバケット10
で掘削作業できる。また、バケットシリンダ11のピス
トン杆12の推力が本体14を介してバケット10に伝
達するので、その推力をバケットの掘削力として有効利
用できる。
【0114】第2、第3の発明によれば、振動発生装置
13の本体14と第1リンク15、第2リンク16とア
ーム7が平行四節リンクとなっているので、バケットシ
リンダ11のピストン杆12を伸縮してバケット10を
上下回動する際に本体14がアーム7と干渉することが
ない。
【0115】第4の発明によれば、チゼル20を取付け
ることで破砕作業できるし、転圧具を取付けることで転
圧作業できる。
【0116】第5の発明によれば、転圧プレート110
により転圧できる。
【0117】第6の発明によれば、ローラ113を回転
しながら転圧するので、効率良く転圧できる。
【0118】第7の発明によれば、ゴムベルト119を
回転しながら転圧するので、広範囲に亘って効率良く転
圧できる。
【0119】第8、第9、第10の発明によれば、振動
発生装置13を利用して破砕作業とバケット10による
転圧作業ができる。
【0120】第9の発明によれば、振動発生装置13の
ピストン37とバケットシリンダ11のピストン杆12
が同期して反対方向に移動するから、バケット10を効
率良く振動できる。
【0121】第12の発明によれば、アーム7を車体4
側に移動してバケット10、転圧具で転圧作業する時に
切換弁141でブームシリンダ6の伸び側室6a、縮み
側室6bを連通することで、ブーム5が外力によって上
方に自動的に揺動するから、バケット10、転圧具を水
平に移動して効率良く転圧できる。
【0122】第13の発明によれば、ブームシリンダ6
の伸び側室6aと縮み側室6bに圧油が絞り143を介
して流通するから、縮み側室6bに圧力が生じ、バケッ
ト10を地面に押しつけることができる。
【0123】第14の発明によれば、アーム7を車体4
側に移動してバケット10で転圧作業する時に可変リリ
ーフ弁151を低圧セットとすることでブームシリンダ
6の縮み側室6b内の圧油がタンクに流出するので、ブ
ーム5が外力によって上方に自動的に揺動するから、バ
ケット10を水平に移動して効率良く転圧できる。ま
た、ブームシリンダ6の縮み側室6b内の圧力を低圧セ
ットの圧力に保持するから、縮み側室6bに圧力が生
じ、バケット10を地面に押しつけることができる。
【0124】第15の発明によれば、振動発生装置13
に発生した高圧、低圧を利用して転圧作業、振動掘削作
業している時にバケット10、ブーム5、アーム7を手
動操作により優先して作業できる。
【0125】第16の発明によれば、振動発生装置13
に供給する流量を増減してピストン73による打撃力を
大きくしたり、小さくできるので、軽負荷作業を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す油圧ショベルの全体正面
図である。
【図2】バケットと振動発生装置の取付部の詳細正面図
である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】チゼルを外した状態の正面図である。
【図5】振動発生装置の取付構造の第2実施例を示す正
面図である。
【図6】振動発生装置の第1実施例を示す断面図であ
る。
【図7】振動発生装置の模式的説明図である。
【図8】振動発生装置の動作説明図である。
【図9】振動発生装置の動作説明図である。
【図10】振動発生装置の動作説明図である。
【図11】振動発生装置の動作説明図である。
【図12】振動発生装置の動作説明図である。
【図13】振動発生装置の動作説明図である。
【図14】振動発生装置の動作説明図である。
【図15】振動発生装置の動作説明図である。
【図16】振動発生装置の動作説明図である。
【図17】振動発生装置の動作説明図である。
【図18】振動発生装置とバケットシリンダに圧油を供
給する油圧回路図である。
【図19】転圧作業時の動作説明図である。
【図20】振動発生装置の第2実施例を示す断面図であ
る。
【図21】振動発生装置の模式的説明図である。
【図22】振動発生装置の第3実施例を示す断面図であ
る。
【図23】振動発生装置の模式的説明図である。
【図24】振動発生装置とバケットシリンダに圧油を供
給する油圧回路図である。
【図25】振動発生装置の第4実施例を示す断面図であ
る。
【図26】振動発生装置の模式的説明図である。
【図27】振動発生装置の動作説明図である。
【図28】振動発生装置の動作説明図である。
【図29】振動発生装置の動作説明図である。
【図30】振動発生装置の動作説明図である。
【図31】振動発生装置の第5実施例を示す断面図であ
る。
【図32】振動発生装置の模式的説明図である。
【図33】振動発生装置の動作説明図である。
【図34】振動発生装置の動作説明図である。
【図35】振動発生装置の動作説明図である。
【図36】振動発生装置の動作説明図である。
【図37】振動発生装置とバケットシリンダに圧油を供
給する油圧回路図である。
【図38】振動発生装置とバケットシリンダに圧油を供
給する油圧回路図である。
【図39】振動発生装置とバケットシリンダに圧油を供
給する油圧回路図である。
【図40】転圧作業の第2実施例を示す正面図である。
【図41】転圧具の第2実施例を示す正面図である。
【図42】図41の側面図である。
【図43】転圧具の第3実施例を示す斜視図である。
【図44】転圧作業の第3実施例を示すバケット正面図
である。
【図45】転圧作業の第3実施例を示すバケット側面図
である。
【図46】図44のY−Y断面図である。
【図47】転圧動作説明図である。
【図48】転圧プレートの他の例を示すバケット正面図
である。
【図49】転圧作業用油圧回路図である。
【図50】転圧作業用油圧回路図である。
【図51】全体の制御装置の説明図である。
【符号の説明】
4…車体、 5…ブーム 6…ブームシリンダ 6a…伸び側室 6b…縮み側室 7…アーム 8…アームシリンダ 9…腕部材 10…バケット 11…バケットシリンダ 11a…伸び側室 11b…縮み側室 12…ピストン杆 13…振動発生装置 14…本体 18…リンク機構 20…チゼル 28…取付けブラケット 31…シリンダ孔 37…ピストン 43…第1緩衝室 44…第1受圧室 45…第2受圧室 46…第2緩衝室 61…スプール 62…切換弁 68…第1圧力室 70…第2圧力室 71…サーボ弁 72…シリンダ部 80…油圧ポンプ 83…バケット弁 84…第1切換弁 85…第2切換弁 76…補助第2受圧室 77…容量切換弁 90…ポンプポート 91…主ポート 92…タンクポート 93…補助ポート 95…副ポート 100…振動弁 110…転圧板 111…ロッド 112…ブラケット 113…ローラ 115…フレーム 118…ローラ 119…ゴムベルト 120…アーム 122…支軸 123…転圧プレート 124…ブラケット 125…軸受 126…補助プレート 130…油圧ポンプ 132…ブーム弁 133…アーム弁 141…切換弁 143…絞り 151…可変リリーフ弁 152…ソレノイド 153…コントローラ 156…吸込弁 160…可変容量油圧ポンプ 161…容量可変用のソレノイド 162…コントローラ 166…振動掘削モード釦 167…振動転圧モード釦 168…転圧モード釦 169…破砕作業モード釦 170…エコノミモード釦 171…パワーモード釦

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体4にブーム5を上下揺動自在に取付
    け、このブーム5にアーム7を上下揺動自在に取付け、
    前記アーム7にバケット10を上下回動自在に連結し、
    そのアーム7に連結したバケットシリンダ11のピスト
    ン杆12をリンク機構18を介してバケット10に連結
    し、このリンク機構18を振動発生装置13の本体14
    と複数のリンクにより構成し、前記本体14に作業具
    を、アーム7より前方に突出して着脱自在に装着したこ
    とを特徴とするバケット式掘削機。
  2. 【請求項2】 振動発生装置13の本体14に第1リン
    ク15と第2リンク16を枢着し、その第1リンク15
    と第2リンク16をアーム7に枢着して平行四節リンク
    とし、本体14に枢着した第3リンク17を介してバケ
    ット10に枢着してリンク機構18とした請求項1記載
    のバケット式掘削機。
  3. 【請求項3】 振動発生装置13の本体14に取付けブ
    ラケット28を連結し、その取付けブラケット28に第
    1リンク15と第2リンク16を枢着し、その第1リン
    ク15と第2リンク16をアーム7に枢着して平行四節
    リンクとし、前記取付けブラケット28に枢着した第3
    リンク17をバケット10に枢着してリンク機構18と
    した請求項1記載のバケット式掘削機。
  4. 【請求項4】 振動発生装置13の本体14に着脱自在
    なる作業具をチゼル20又は転圧具とした請求項1又は
    2又は3記載のバケット式掘削機。
  5. 【請求項5】 前記転圧具を、転圧プレート110にロ
    ッド111を取付けたものとした請求項4記載のバケッ
    ト式掘削機。
  6. 【請求項6】 前記転圧具を、ローラ113を備えたブ
    ラケット112にロッド111を取付けたものとした請
    求項4記載のバケット式掘削機。
  7. 【請求項7】 前記転圧具を、ロッド111に左右一対
    のフレーム115を首振り自在に連結し、この左右一対
    のフレーム115間に複数のローラ118を回転自在に
    支承し、その複数のローラ118にゴムベルト119を
    巻掛けたものとした請求項4記載のバケット式掘削機。
  8. 【請求項8】 前記振動発生装置13を、受圧面積の小
    さな第1受圧室44と受圧面積の大きな第2受圧室45
    を有し、その第1受圧室44を油圧源に連通し、第2受
    圧室45を油圧源とタンクに交互に連通することでピス
    トン37を往復移動するようにしたものとし、 前記振動発生装置13で発生した高圧、低圧をブーム5
    又はアーム7を上下揺動するブームシリンダ6又はアー
    ムシリンダ8又はバケット10を上下回動するバケット
    シリンダ11の室に供給、停止する切換手段を設けた請
    求項1記載のバケット式掘削機。
  9. 【請求項9】 前記振動発生装置13を、受圧面積の小
    さな第1受圧室44と受圧面積の大きな第2受圧室45
    を有し、その第1受圧室44を油圧源に連通し、第2受
    圧室45を油圧源とタンクに交互に連通することでピス
    トン37を往復移動するようにしたものとし、 前記切換手段を、振動発生装置13の第1受圧室44、
    第2受圧室45をバケットシリンダ11の伸び側室11
    a、縮み側室11bに連通、遮断する切換弁とした請求
    項8記載のバケット式掘削機。
  10. 【請求項10】 前記振動発生装置13のピストン37
    を、第2受圧室45を油圧源に連通するとバケットシリ
    ンダ11のピストン杆12の伸び方向に移動し、かつ第
    2受圧室45をタンクに連通するとバケットシリンダ1
    1のピストン杆12の縮み方向に移動するものとし、 前記振動発生装置13の第1受圧室44をバケットシリ
    ンダ11の伸び側室11aに連通・遮断し、かつ第2受
    圧室45を縮み側室11bに連通・遮断する切換弁を設
    けて振動発生装置13のピストン73とバケットシリン
    ダ11のピストン杆12が同期して反対方向に移動する
    ようにした請求項9記載のバケット式掘削機。
  11. 【請求項11】 前記振動発生装置13を、受圧面積の
    小さな第1受圧室44と受圧面積の大きな第2受圧室4
    5を有し、その第1受圧室44を油圧源に連通し、第2
    受圧室45を油圧源とタンクに交互に連通することでピ
    ストン37を往復移動するようにしたものとし、 前記切換手段を、振動発生装置に圧油を供給する油圧源
    をバケットシリンダ11の伸び側室11a、縮み側室1
    1bの一方に連通、遮断し、かつ伸び側室11a、縮み
    側室11bの他方をタンクに連通・遮断する切換弁とし
    た請求項8記載のバケット式掘削機。
  12. 【請求項12】 前記ブーム5を上下揺動するブームシ
    リンダ6の伸び側室6aと縮み側室6bを遮断、連通す
    る切換弁141を設けた請求項8又は9又は10又は1
    1記載のバケット式掘削機。
  13. 【請求項13】 前記ブームシリンダ6の伸び側室6a
    と縮み側室6bを絞り143を介して連通するようにし
    た請求項12記載のバケット式掘削機。
  14. 【請求項14】 前記ブーム5を上下揺動するブーム
    シリンダ6の縮み側室6bを可変リリーフ弁151でタ
    ンクに接続し、その可変リリーフ弁151を通常作業時
    には高圧セットとし、転圧作業時には低圧セットとした
    請求項7又は8又は9又は10又は11記載のバケット
    式掘削機。
  15. 【請求項15】 請求項9,10,11の切換弁を切換
    える第1の切換信号と、請求項12の切換弁141を切
    換える第2の切換信号を出力するコントローラ162
    と、このコントローラ162に、振動掘削モード信号、
    振動転圧モード信号、転圧モード信号、破砕作業モード
    信号のいずれか1つを入力するモード切換手段を設け、 前記コントローラ162は、振動掘削モード信号と振動
    モード信号の一方が入力された時には第1の切換信号を
    出力し、転圧モード信号が入力された時には第1の切換
    信号と第2の切換信号を出力し、かつ第1の切換信号、
    第2の切換信号が入力されている時にバケット操作信号
    が入力されると第1の切換信号を停止し、ブーム操作信
    号、アーム操作信号のいずれか一方が入力されると第2
    の切換信号を停止するものとした請求項9,10,1
    1,12記載のバケット式掘削機。
  16. 【請求項16】 油圧源を可変容量油圧ポンプ160と
    し、その容量をソレノイド161で可変とし、前記コン
    トローラ162は、エコノミモード信号が入力されると
    ソレノイド161への通電量を減少して容量を小とし、
    かつパワーモード信号が入力されるとソレノイド161
    への通電量を多くして容量を大とするようにした請求項
    8又は請求項15の記載のバケット式掘削機。
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