JP3434066B2 - オールケーシング掘削機用中掘り掘削機 - Google Patents
オールケーシング掘削機用中掘り掘削機Info
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- JP3434066B2 JP3434066B2 JP00906195A JP906195A JP3434066B2 JP 3434066 B2 JP3434066 B2 JP 3434066B2 JP 00906195 A JP00906195 A JP 00906195A JP 906195 A JP906195 A JP 906195A JP 3434066 B2 JP3434066 B2 JP 3434066B2
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- excavator
- casing
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オールケーシング掘削
機用中掘り掘削機のグリッパ装置に関するものである。
機用中掘り掘削機のグリッパ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】基礎杭または立杭の造成時には、オール
ケーシングを回転または揺動させながら地中に押し込む
オールケーシング掘削機と、同オールケーシング内の土
砂を掘削する中掘り掘削機とが使用され、同中掘り掘削
機がグリッパ装置を介して上記オールケーシングの内壁
面に固定される。
ケーシングを回転または揺動させながら地中に押し込む
オールケーシング掘削機と、同オールケーシング内の土
砂を掘削する中掘り掘削機とが使用され、同中掘り掘削
機がグリッパ装置を介して上記オールケーシングの内壁
面に固定される。
【０００３】同中掘り掘削機のグリッパ装置の従来例を
図４、図５により説明すると、１が中掘り掘削機本体
（上部）で、同中掘り掘削機本体１の円周方向対称位置
には、複数のグリッパ装置６が配設されている。この同
各グリッパ装置６は、次のように構成されている。即
ち、図５の５がオールケーシング掘削機のケーシングチ
ューブ、１が中掘り掘削機本体、９が上記ケーシングチ
ューブ５の内壁面に対向した複数のグリッパ内筒であ
る。
図４、図５により説明すると、１が中掘り掘削機本体
（上部）で、同中掘り掘削機本体１の円周方向対称位置
には、複数のグリッパ装置６が配設されている。この同
各グリッパ装置６は、次のように構成されている。即
ち、図５の５がオールケーシング掘削機のケーシングチ
ューブ、１が中掘り掘削機本体、９が上記ケーシングチ
ューブ５の内壁面に対向した複数のグリッパ内筒であ
る。
【０００４】図４の１４ａが上記グリッパ内筒９の内面
に固定した外側の上部レバー受け、１４ｂが上記グリッ
パ内筒９の内面に固定した外側の下部レバー受け、１５
ａが中掘り掘削機本体１に固定した内側の上部レバー受
け、１５ｂが中掘り掘削機本体１に固定した内側の下部
レバー受けである。１１が上記中掘り掘削機本体１に取
付けたシリンダ、７ａ、８ａがレバー機構の上部レバー
で、シリンダ１１の上部と上部レバー７ａ、８ａの一端
部とが連結ピン１３ａ−１により枢支され、上部レバー
７ａの他端部と外側の上部レバー受け１４ａとが連結ピ
ン１３ａ−２により枢支され、上部レバー８ａの他端部
と内側の上部レバー受け１５ａとが連結ピン１３ａ−３
により枢支されている。
に固定した外側の上部レバー受け、１４ｂが上記グリッ
パ内筒９の内面に固定した外側の下部レバー受け、１５
ａが中掘り掘削機本体１に固定した内側の上部レバー受
け、１５ｂが中掘り掘削機本体１に固定した内側の下部
レバー受けである。１１が上記中掘り掘削機本体１に取
付けたシリンダ、７ａ、８ａがレバー機構の上部レバー
で、シリンダ１１の上部と上部レバー７ａ、８ａの一端
部とが連結ピン１３ａ−１により枢支され、上部レバー
７ａの他端部と外側の上部レバー受け１４ａとが連結ピ
ン１３ａ−２により枢支され、上部レバー８ａの他端部
と内側の上部レバー受け１５ａとが連結ピン１３ａ−３
により枢支されている。
【０００５】７ｂ、８ｂがレバー機構の下部レバーで、
シリンダ１１の下部と下部レバー７ｂ、８ｂの一端部と
が連結ピン１３ｂ−１により枢支され、下部レバー７ｂ
の他端部と外側の下部レバー受け１４ｂとが連結ピン１
３ｂ−２により枢支され、下部レバー８ｂの他端部と内
側の下部レバー受け１５ｂとが連結ピン１３ｂ−３によ
り枢支されている。
シリンダ１１の下部と下部レバー７ｂ、８ｂの一端部と
が連結ピン１３ｂ−１により枢支され、下部レバー７ｂ
の他端部と外側の下部レバー受け１４ｂとが連結ピン１
３ｂ−２により枢支され、下部レバー８ｂの他端部と内
側の下部レバー受け１５ｂとが連結ピン１３ｂ−３によ
り枢支されている。
【０００６】１６が上記中掘り掘削機本体１の上下部と
上記グリッパ内筒９の上下部とに取付けたばね受け、１
２が上側一対のばね受け１６との間及び下側一対のばね
受け１６との間に介装した上下の引張ばね、１７が上記
中掘り掘削機本体１の上下部と上記グリッパ内筒９の上
下部との間に介装したジャバラである。上記図４、図５
に示す中掘り掘削機のグリッパ装置では、各グリッパ装
置６のシリンダ１１を伸長方向に作動して、その動きを
上部レバー７ａ、８ａ及び下部レバー７ｂ、８ｂを介し
て各グリッパ内筒９に伝え、同各グリッパ内筒９をオー
ルケーシング掘削機のケーシングチューブ５に圧接し
て、中掘り掘削機本体１を同ケーシングチューブ５に固
定する（図５の右側参照）。
上記グリッパ内筒９の上下部とに取付けたばね受け、１
２が上側一対のばね受け１６との間及び下側一対のばね
受け１６との間に介装した上下の引張ばね、１７が上記
中掘り掘削機本体１の上下部と上記グリッパ内筒９の上
下部との間に介装したジャバラである。上記図４、図５
に示す中掘り掘削機のグリッパ装置では、各グリッパ装
置６のシリンダ１１を伸長方向に作動して、その動きを
上部レバー７ａ、８ａ及び下部レバー７ｂ、８ｂを介し
て各グリッパ内筒９に伝え、同各グリッパ内筒９をオー
ルケーシング掘削機のケーシングチューブ５に圧接し
て、中掘り掘削機本体１を同ケーシングチューブ５に固
定する（図５の右側参照）。
【０００７】またシリンダ１１を縮み方向に作動する一
方、上下の引張ばね１２により各グリッパ内筒９を内側
へ移動させて、上記ケーシングチューブ５から引き離す
ようになっている（図５の左側参照）。
方、上下の引張ばね１２により各グリッパ内筒９を内側
へ移動させて、上記ケーシングチューブ５から引き離す
ようになっている（図５の左側参照）。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】前記図４、図５に示す
中掘り掘削機のグリッパ装置６は、中掘り掘削機本体１
の円周方向対称位置（前後左右の４箇所）に設けられて
おり、同時に作動して、各グリッパ内筒９の圧接力をケ
ーシングチューブ５に均等に作用させる必要があるが、
図５に示すように中掘り掘削機本体１がケーシングチュ
ーブ５に対して偏心するため、上記各位置に設けられて
いるグリッパ装置６のうち、隙間の小さい方のレバー機
構が伸び過ぎ、隙間の小さい方のレバー機構が中途半端
の状態に作動して、各グリッパ内筒９の圧接力がケーシ
ングチューブ５に均等に作用せず、掘削作業が円滑に行
われなくて、作業効率が低下するという問題があった。
中掘り掘削機のグリッパ装置６は、中掘り掘削機本体１
の円周方向対称位置（前後左右の４箇所）に設けられて
おり、同時に作動して、各グリッパ内筒９の圧接力をケ
ーシングチューブ５に均等に作用させる必要があるが、
図５に示すように中掘り掘削機本体１がケーシングチュ
ーブ５に対して偏心するため、上記各位置に設けられて
いるグリッパ装置６のうち、隙間の小さい方のレバー機
構が伸び過ぎ、隙間の小さい方のレバー機構が中途半端
の状態に作動して、各グリッパ内筒９の圧接力がケーシ
ングチューブ５に均等に作用せず、掘削作業が円滑に行
われなくて、作業効率が低下するという問題があった。
【０００９】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、各グリッパ内筒の圧接力
をケーシングチューブに均等に作用させることができ、
掘削作業を円滑に行うことができて、作業効率を向上で
きるオールケーシング掘削機用中掘り掘削機を提供しよ
うとする点にある。
であり、その目的とする処は、各グリッパ内筒の圧接力
をケーシングチューブに均等に作用させることができ、
掘削作業を円滑に行うことができて、作業効率を向上で
きるオールケーシング掘削機用中掘り掘削機を提供しよ
うとする点にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、回転または揺動させられながら地中に
押し込まれるオールケーシング掘削機のケーシングチュ
ーブの内壁面に、同ケーシングチューブ内の土砂を掘削
する中掘り掘削機を固定するためのグリッパ装置を、中
掘り掘削機本体の円周方向対称位置に取付けられた複数
のレバー機構と、同各レバー機構により上記ケーシング
チューブの内壁面に圧接可能に支持された複数のグリッ
パ内筒と、上記各レバー機構を介して上記各グリッパ内
筒を上記ケーシングチューブの内壁面に圧接させる複数
の流体圧シリンダ装置とにより構成したオールケーシン
グ掘削機用中掘り掘削機において、前記グリッパ内筒の
前記ケーシングチューブに対する圧接力を制限する圧接
力制限ばねを前記レバー機構と前記グリッパ内筒との間
に設けている（請求項１）。
めに、本発明は、回転または揺動させられながら地中に
押し込まれるオールケーシング掘削機のケーシングチュ
ーブの内壁面に、同ケーシングチューブ内の土砂を掘削
する中掘り掘削機を固定するためのグリッパ装置を、中
掘り掘削機本体の円周方向対称位置に取付けられた複数
のレバー機構と、同各レバー機構により上記ケーシング
チューブの内壁面に圧接可能に支持された複数のグリッ
パ内筒と、上記各レバー機構を介して上記各グリッパ内
筒を上記ケーシングチューブの内壁面に圧接させる複数
の流体圧シリンダ装置とにより構成したオールケーシン
グ掘削機用中掘り掘削機において、前記グリッパ内筒の
前記ケーシングチューブに対する圧接力を制限する圧接
力制限ばねを前記レバー機構と前記グリッパ内筒との間
に設けている（請求項１）。
【００１１】前記オールケーシング掘削機用中掘り掘削
機において、レバー機構のレバーに圧接力制限ばねを内
蔵させて、レバー自身を弾性を持つ構造にしてもよい
（請求項２）。
機において、レバー機構のレバーに圧接力制限ばねを内
蔵させて、レバー自身を弾性を持つ構造にしてもよい
（請求項２）。
【００１２】
【作用】本発明のオールケーシング掘削機用中掘り掘削
機は前記のように構成されており、各グリッパ装置のシ
リンダを伸長方向に作動し、その動きをレバー機構に伝
えて、レバー機構を揺動させる一方、レバー機構の動き
を圧接力制限ばねを介して各グリッパ内筒に伝え、同各
グリッパ内筒をオールケーシング掘削機のケーシングチ
ューブに圧接して、中掘り掘削機本体を同ケーシングチ
ューブに固定する。そのため、各グリッパ内筒の圧接力
がケーシングチューブに均等に作用することになり、掘
削作業が円滑に行われて、作業効率が向上する。
機は前記のように構成されており、各グリッパ装置のシ
リンダを伸長方向に作動し、その動きをレバー機構に伝
えて、レバー機構を揺動させる一方、レバー機構の動き
を圧接力制限ばねを介して各グリッパ内筒に伝え、同各
グリッパ内筒をオールケーシング掘削機のケーシングチ
ューブに圧接して、中掘り掘削機本体を同ケーシングチ
ューブに固定する。そのため、各グリッパ内筒の圧接力
がケーシングチューブに均等に作用することになり、掘
削作業が円滑に行われて、作業効率が向上する。
【００１３】
【実施例】次に本発明のオールケーシング掘削機用中掘
り掘削機を図１〜図３に示す一実施例により説明する
と、図１の５がケーシングチューブで、同ケーシングチ
ューブ５は、地上に設置したオールケーシング掘削機
（図示せず）により回転または揺動させられながら地中
に押し込まれる。
り掘削機を図１〜図３に示す一実施例により説明する
と、図１の５がケーシングチューブで、同ケーシングチ
ューブ５は、地上に設置したオールケーシング掘削機
（図示せず）により回転または揺動させられながら地中
に押し込まれる。
【００１４】４がケーシングチューブ５の上端部のフレ
キシブルホース支持台、３が同支持台４からケーシング
チューブ５内に垂下したフレキシブルホースで、同フレ
キシブルホース３の下端部が中掘り掘削機本体１の上端
部にあるスイベルジョイント２に接続されており、地上
から流体圧（空気圧または液圧）をフレキシブルホース
３を介して中掘り掘削機本体１へ供給して、ケーシング
チューブ５内の土砂を掘削する。
キシブルホース支持台、３が同支持台４からケーシング
チューブ５内に垂下したフレキシブルホースで、同フレ
キシブルホース３の下端部が中掘り掘削機本体１の上端
部にあるスイベルジョイント２に接続されており、地上
から流体圧（空気圧または液圧）をフレキシブルホース
３を介して中掘り掘削機本体１へ供給して、ケーシング
チューブ５内の土砂を掘削する。
【００１５】６が中掘り掘削機本体１上部の円周方向対
称位置に配設した複数のグリッパ装置で、この同各グリ
ッパ装置６が次のように構成されている。即ち、図２の
１４ａが上記グリッパ内筒９の内面に固定した外側の上
部レバー受け、１４ｂが上記グリッパ内筒９の内面に固
定した外側の下部レバー受け、１５ａが中掘り掘削機本
体１に固定した内側の上部レバー受け、１５ｂが中掘り
掘削機本体１に固定した内側の下部レバー受けである。
称位置に配設した複数のグリッパ装置で、この同各グリ
ッパ装置６が次のように構成されている。即ち、図２の
１４ａが上記グリッパ内筒９の内面に固定した外側の上
部レバー受け、１４ｂが上記グリッパ内筒９の内面に固
定した外側の下部レバー受け、１５ａが中掘り掘削機本
体１に固定した内側の上部レバー受け、１５ｂが中掘り
掘削機本体１に固定した内側の下部レバー受けである。
【００１６】１１が上記中掘り掘削機本体１に取付けた
シリンダ、７ａ、８ａがレバー機構の上部レバーで、シ
リンダ１１の上部と上部レバー７ａ、８ａの一端部とが
連結ピン１３ａ−１により枢支され、上部レバー７ａの
他端部と外側の上部レバー受け１４ａとが連結ピン１３
ａ−２により枢支され、上部レバー８ａの他端部と内側
の上部レバー受け１５ａとが連結ピン１３ａ−３により
枢支されている。
シリンダ、７ａ、８ａがレバー機構の上部レバーで、シ
リンダ１１の上部と上部レバー７ａ、８ａの一端部とが
連結ピン１３ａ−１により枢支され、上部レバー７ａの
他端部と外側の上部レバー受け１４ａとが連結ピン１３
ａ−２により枢支され、上部レバー８ａの他端部と内側
の上部レバー受け１５ａとが連結ピン１３ａ−３により
枢支されている。
【００１７】７ｂ、８ｂがレバー機構の下部レバーで、
シリンダ１１の下部と下部レバー７ｂ、８ｂの一端部と
が連結ピン１３ｂ−１により枢支され、下部レバー７ｂ
の他端部と外側の下部レバー受け１４ｂとが連結ピン１
３ｂ−２により枢支され、下部レバー８ｂの他端部と内
側の下部レバー受け１５ｂとが連結ピン１３ｂ−３によ
り枢支されている。
シリンダ１１の下部と下部レバー７ｂ、８ｂの一端部と
が連結ピン１３ｂ−１により枢支され、下部レバー７ｂ
の他端部と外側の下部レバー受け１４ｂとが連結ピン１
３ｂ−２により枢支され、下部レバー８ｂの他端部と内
側の下部レバー受け１５ｂとが連結ピン１３ｂ−３によ
り枢支されている。
【００１８】１６が上記中掘り掘削機本体１の上下部と
上記グリッパ内筒９の上下部とに取付けたばね受け、１
２が上側一対のばね受け１６との間及び下側一対のばね
受け１６との間に介装した上下の引張ばね、１７が上記
中掘り掘削機本体１の上下部と上記グリッパ内筒９の上
下部との間に介装したジャバラである。次に本発明で最
も特徴とする点を説明すると、図３の１０が上記グリッ
パ内筒９の内側に取付けた圧接力制限ばね（板ばね）、
１４ｂ−１が上記下部レバー受け１４ｂに設けた長孔
で、上記連結ピン１３ｂ−２が上記下部レバー７ｂに取
付けられるとともに同長孔１４ｂ−１に摺動自在に嵌挿
されて、同連結ピン１３ｂ−２が上記圧接力制限ばね１
０の下端部に対向している。
上記グリッパ内筒９の上下部とに取付けたばね受け、１
２が上側一対のばね受け１６との間及び下側一対のばね
受け１６との間に介装した上下の引張ばね、１７が上記
中掘り掘削機本体１の上下部と上記グリッパ内筒９の上
下部との間に介装したジャバラである。次に本発明で最
も特徴とする点を説明すると、図３の１０が上記グリッ
パ内筒９の内側に取付けた圧接力制限ばね（板ばね）、
１４ｂ−１が上記下部レバー受け１４ｂに設けた長孔
で、上記連結ピン１３ｂ−２が上記下部レバー７ｂに取
付けられるとともに同長孔１４ｂ−１に摺動自在に嵌挿
されて、同連結ピン１３ｂ−２が上記圧接力制限ばね１
０の下端部に対向している。
【００１９】また上記上部レバー受け１４ａにも長孔が
設けられ、上記連結ピン１３ａ−２が上記上部レバー７
ａに取付けられるとともに同長孔に摺動自在に嵌挿され
て、同連結ピン１３ａ−２が上記圧接力制限ばね１０の
上端部に対向している。次に前記図１〜図３のオールケ
ーシング掘削機用中掘り掘削機の作用を具体的に説明す
る。
設けられ、上記連結ピン１３ａ−２が上記上部レバー７
ａに取付けられるとともに同長孔に摺動自在に嵌挿され
て、同連結ピン１３ａ−２が上記圧接力制限ばね１０の
上端部に対向している。次に前記図１〜図３のオールケ
ーシング掘削機用中掘り掘削機の作用を具体的に説明す
る。
【００２０】各グリッパ装置６のシリンダ１１を伸長方
向に作動し、その動きを上部レバー７ａ、８ａ及び下部
レバー７ｂ、８ｂに伝えて、これらの上部レバー７ａ、
８ａ及び下部レバー７ｂ、８ｂを連結ピン１３ａ−１、
１３ｂ−１を中心に揺動させる一方、上部レバー７ａ及
び下部レバー７ｂの動きを連結ピン１３ａ−２、１３ｂ
−２と圧接力制限ばね１０とを介して各グリッパ内筒９
に伝え、同各グリッパ内筒９をオールケーシング掘削機
のケーシングチューブ５に圧接して、中掘り掘削機本体
１を同ケーシングチューブ５に固定する。
向に作動し、その動きを上部レバー７ａ、８ａ及び下部
レバー７ｂ、８ｂに伝えて、これらの上部レバー７ａ、
８ａ及び下部レバー７ｂ、８ｂを連結ピン１３ａ−１、
１３ｂ−１を中心に揺動させる一方、上部レバー７ａ及
び下部レバー７ｂの動きを連結ピン１３ａ−２、１３ｂ
−２と圧接力制限ばね１０とを介して各グリッパ内筒９
に伝え、同各グリッパ内筒９をオールケーシング掘削機
のケーシングチューブ５に圧接して、中掘り掘削機本体
１を同ケーシングチューブ５に固定する。
【００２１】そのため、各グリッパ内筒９の圧接力がケ
ーシングチューブ５に均等に作用することになり、掘削
作業が円滑に行われて、作業効率が向上する。上記グリ
ッパ装置６において、上部レバー７ａ及び下部レバー７
ｂに圧接力制限ばね（コイルばねや緩衝ゴム）を内蔵さ
せて、上部レバー７ａ及び下部レバー７ｂ自身を弾性を
持つ構造にすれば、上部レバー７ａ及び下部レバー７ｂ
を連結ピン１３ａ−２、１３ｂ−２によりグリッパ内筒
９に直接連結してもよい。
ーシングチューブ５に均等に作用することになり、掘削
作業が円滑に行われて、作業効率が向上する。上記グリ
ッパ装置６において、上部レバー７ａ及び下部レバー７
ｂに圧接力制限ばね（コイルばねや緩衝ゴム）を内蔵さ
せて、上部レバー７ａ及び下部レバー７ｂ自身を弾性を
持つ構造にすれば、上部レバー７ａ及び下部レバー７ｂ
を連結ピン１３ａ−２、１３ｂ−２によりグリッパ内筒
９に直接連結してもよい。
【００２２】
【発明の効果】本発明のオールケーシング掘削機用中掘
り掘削機は前記のように各グリッパ装置のシリンダを伸
長方向に作動し、その動きをレバー機構に伝えて、レバ
ー機構を揺動させる一方、レバー機構の動きを圧接力制
限ばねを介して各グリッパ内筒に伝え、同各グリッパ内
筒をオールケーシング掘削機のケーシングチューブに圧
接して、中掘り掘削機本体を同ケーシングチューブに固
定するので、各グリッパ内筒の圧接力をケーシングチュ
ーブに均等に作用させることができ、掘削作業を円滑に
行うことができて、作業効率を向上できる。
り掘削機は前記のように各グリッパ装置のシリンダを伸
長方向に作動し、その動きをレバー機構に伝えて、レバ
ー機構を揺動させる一方、レバー機構の動きを圧接力制
限ばねを介して各グリッパ内筒に伝え、同各グリッパ内
筒をオールケーシング掘削機のケーシングチューブに圧
接して、中掘り掘削機本体を同ケーシングチューブに固
定するので、各グリッパ内筒の圧接力をケーシングチュ
ーブに均等に作用させることができ、掘削作業を円滑に
行うことができて、作業効率を向上できる。
【図１】本発明のオールケーシング掘削機用中掘り掘削
機の概略を示す縦断側面図である。
機の概略を示す縦断側面図である。
【図２】同中掘り掘削機のグリッパ装置を示す縦断側面
図である。
図である。
【図３】同中掘り掘削機のグリッパ装置の一部を拡大し
て示す縦断側面図である。
て示す縦断側面図である。
【図４】従来の中掘り掘削機のグリッパ装置を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図５】同中掘り掘削機のグリッパ装置の作用説明図で
ある。
ある。
１ 中掘り掘削機本体
２ スイベルジョイント
３ フレキシブルホース
４ フレキシブルホース支持台
５ ケーシングチューブ
６ グリッパ装置
７ａ、８ａ レバー機構の上部レバー
７ｂ、８ｂ レバー機構の下部レバー
１０ 圧接力制限ばね
１１ シリンダ
１２ 引張ばね
１３ａ−１ 連結ピン
１３ａ−２ 〃
１３ａ−３ 〃
１３ｂ−１ 連結ピン
１３ｂ−２ 〃
１３ｂ−３ 〃
１４ａ 外側の上部レバー受け
１４ｂ 外側の下部レバー受け
１５ａ 内側の上部レバー受け
１５ｂ 内側の下部レバー受け
１６ ばね受け
１７ ジャバラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭62−169089（ＪＰ，Ｕ)
実開 平１−79689（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−104485（ＪＰ，Ｕ)
実公 昭44−13638（ＪＰ，Ｙ１)
実公 昭59−34606（ＪＰ，Ｙ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
E21B 3/00
Claims (2)
- 【請求項１】 回転または揺動させられながら地中に押
し込まれるオールケーシング掘削機のケーシングチュー
ブの内壁面に、同ケーシングチューブ内の土砂を掘削す
る中掘り掘削機を固定するためのグリッパ装置を、中掘
り掘削機本体の円周方向対称位置に取付けられた複数の
レバー機構と、同各レバー機構により上記ケーシングチ
ューブの内壁面に圧接可能に支持された複数のグリッパ
内筒と、上記各レバー機構を介して上記各グリッパ内筒
を上記ケーシングチューブの内壁面に圧接させる複数の
流体圧シリンダ装置とにより構成したオールケーシング
掘削機用中掘り掘削機において、前記グリッパ内筒の前
記ケーシングチューブに対する圧接力を制限する圧接力
制限ばねを前記レバー機構と前記グリッパ内筒との間に
設けたことを特徴とするオールケーシング掘削機用中掘
り掘削機。 - 【請求項２】 前記レバー機構のレバーに圧接力制限ば
ねを内蔵させて、レバー自身を弾性を持つ構造にした請
求項１記載のオールケーシング掘削機用中掘り掘削機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00906195A JP3434066B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | オールケーシング掘削機用中掘り掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00906195A JP3434066B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | オールケーシング掘削機用中掘り掘削機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08199957A JPH08199957A (ja) | 1996-08-06 |
| JP3434066B2 true JP3434066B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=11710108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00906195A Expired - Fee Related JP3434066B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | オールケーシング掘削機用中掘り掘削機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3434066B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP00906195A patent/JP3434066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08199957A (ja) | 1996-08-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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