JPH08283785A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH08283785A
JPH08283785A JP10796595A JP10796595A JPH08283785A JP H08283785 A JPH08283785 A JP H08283785A JP 10796595 A JP10796595 A JP 10796595A JP 10796595 A JP10796595 A JP 10796595A JP H08283785 A JPH08283785 A JP H08283785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
composition
hair
acid
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10796595A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyoshi Sonoda
直由 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP10796595A priority Critical patent/JPH08283785A/ja
Publication of JPH08283785A publication Critical patent/JPH08283785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 泡立ちが良く泡のクリーミィ感に優れると共
に、すすぎ時の性能が良い毛髪及び身体洗浄用の洗浄剤
組成物を提供すること。 【構成】 下記A〜Cが含まれていることを特徴とする
洗浄剤組成物。 A:アニオン性界面活性剤 B:アミンオキシド C:アクリル酸とジアルキルジアリルアンモニウム塩と
の共重合体及び/又はアクリル酸とアクリルアミドとジ
アルキルジアリルアンモニウム塩との共重合体

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な毛髪及び身体洗
浄用の洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から身体や毛髪の洗浄に使う洗浄剤
組成物では、泡立ちや泡のクリーミィ性に優れると共に
すすぎ感触の良い物が検討されてきた。例えば、洗髪時
のすすぎ感触を向上させるため、毛髪洗浄剤の主剤であ
るアニオン性界面活性剤にカチオン化セルロース等のカ
チオン性高分子を配合することが試みられ、この配合に
よってすすぎ感触が良くなることが認められている。こ
れは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩やア
ルキル硫酸塩等の毛髪洗浄用アニオン性界面活性剤が、
すすぎ時にカチオン性高分子と複合塩を形成して毛髪に
吸着されることによる。しかし、アニオン性界面活性剤
とカチオン性高分子を組合せる該すすぎ感触の向上は、
きしみ感抑制では効果が認められるがすすぎ時の指通り
やぬるつきのなさの点では充分と云えない。また、カチ
オン性高分子の配合ですすぎ時や仕上り時に毛髪が硬く
なる等の欠点がある。そこで、最近は両性界面活性剤と
特定の両性高分子とを配合した毛髪洗浄剤が検討されて
いる。この毛髪洗浄剤を使うと、すすぎ感触や乾燥後の
毛髪の仕上り具合は非常に向上するが、洗浄剤の基本的
性能である泡立ちや泡のクリーミィ感の点では充分満足
できるものでない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の毛髪
洗浄剤に見られる前記の諸問題を解決し、泡立ちが良く
泡のクリーミィ感に優れると共に、すすぎ時の性能が良
い毛髪及び身体洗浄用の洗浄剤組成物を提供することを
その課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アニオン性界面活性
剤とアミンオキシドと特定の両性高分子とを組合せると
前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、下記A〜C成分
が含まれていることを特徴とする洗浄剤組成物が提供さ
れる。 A:アニオン性界面活性剤 B:アミンオキシド C:アクリル酸とジアルキルジアリルアンモニウム塩と
の共重合体及び/又はアクリル酸とアクリルアミドとジ
アルキルジアリルアンモニウム塩との共重合体
【0005】本発明の洗浄剤組成物は、アニオン性界面
活性剤とアミンオキシドと特定の両性高分子とを配合し
た組成物であり、アニオン性界面活性剤としては通常の
毛髪や身体洗浄に使われる物が全部使えるが、下記
〔1〕〜〔7〕に示すアニオン性界面活性剤を使うのが
好ましい。 〔1〕下記一般式(1)で示されるスルホン酸塩 R1SO31 (1) 一般式(1)中のR1は、炭素数8〜22のアルキル基
又はアルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、該
アルケニル基にはα−オレフィン型、ビニリデン型及び
インナーオレフィン型アルケニル基が含まれる。また、
1は水素原子或いはスルホン酸の中和に使われる塩基
に由来する陽イオンを表し、該陽イオンにはアルカリ金
属イオンやアルカリ土類金属イオンのほか、アルキル置
換アンモニウムイオンやヒドロキシアルキル置換アンモ
ニウムイオン等のように、アミン類や塩基性アミノ酸類
によって形成される陽イオンが含まれる。そして、一般
式(1)で示されるスルホン酸塩を具体的に例示する
と、各種のα−オレフィンスルホン酸塩(AOS塩)や
パラフィンスルホン酸塩が挙げられる。
【0006】〔2〕下記一般式(2)で示されるエーテ
ル硫酸塩
【化1】 一般式(2)中のpは0〜6の整数を表し、R2は炭素
数8〜22のアルキル基又は炭素数5〜15のアルキル
基を有するアルキルフェニル基を表し、R3は炭素数2
〜3のアルキレン基を表している。また、M2は水素原
子或いはエーテル硫酸の中和に使われる塩基に由来する
陽イオンを表し、該陽イオンにはアルカリ金属イオンや
アルカリ土類金属イオンのほか、アルキル置換アンモニ
ウムイオン及びヒドロキシアルキル置換アンモニウムイ
オン等のように、アミン類や塩基性アミノ酸類によって
形成される陽イオンが含まれる。そして、一般式(2)
で示されるエーテル硫酸塩を具体的に例示すると、ポリ
オキシエチレン(p=3)ラウリルエーテル硫酸塩や、
炭素数12〜13の脂肪族アルコールオキシエチレンエ
ーテル硫酸塩等が挙げられ、これらはナトリウム、カリ
ウム又はアルカノールアミン塩となっているのが好まし
い。なお、一般式(2)で示されるエーテル硫酸塩とし
ては、ポリオキシエチレン(p=3)ラウリルエーテル
硫酸ナトリウムが特に好ましい。
【0007】〔3〕下記一般式(3)で示されるN−ア
シルグルタミン酸又はその塩
【化2】 一般式(3)中のR4は炭素数9〜17のアルキル基、
アルケニル基、ヒドロキシアルキル基を表し、M3とM4
は同じでも異なっていても良いが、これらは水素原子又
はN−アシルグルタミン酸の中和に使われる塩基に由来
する陽イオンを表し、該陽イオンにはアルカリ金属イオ
ンやアルカリ土類金属イオンのほか、アルキル置換アン
モニウムイオンやヒドロキシアルキル置換アンモニウム
イオン等の置換アンモニウムイオン等のように、アミン
類や塩基性アミノ酸類によって形成される陽イオンが含
まれる。そして、一般式(3)で示されるN−アシルグ
ルタミン酸類を具体的に示すと、N−ラウロイルグルタ
ミン酸、N−ミリストイルグルタミン酸、N−パルミト
イルグルタミン酸等のN−アシルグルタミン酸又はその
混合物;或いは前記N−アシルグルタミン酸のモノエタ
ノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノー
ルアミン塩、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられ
る。
【0008】〔4〕下記一般式(4)で示されるN−ア
シル−N−アルキルアミノ酸又はN−アシルアミノ酸及
びそれらの塩
【化3】 一般式(4)中のqは1又は2を表し、R5は炭素数9
〜17のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキ
ル基を表し、R6は水素原子又は炭素数1〜4のアルキ
ル基を表している。また、M5は水素原子或いは一般式
(4)で示される化合物の中和に使われる塩基に由来す
る陽イオンを表し、該陽イオンにはアルカリ金属イオ
ン、アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムイオンの
ほか、アルキル置換アンモニウムイオンやヒドロキシア
ルキル置換アンモニウムイオン等のように、アミン類や
塩基性アミノ酸類によって形成される陽イオンが含まれ
ている。一般式(4)で表される化合物を具体的に示す
と、N−ラウロイル−N−エチルグリシン、N−ラウロ
イル−N−イソプロピルグリシン、N−ラウロイルサル
コシン、N−パルミトイルサルコシン、N−ラウロイル
−N−メチル−β−アラニン、N−ラウロイル−N−エ
チル−β−アラニン、N−ミリストイル−β−アラニ
ン、N−パルミトイル−β−アラニン;前記化合物の混
合物;前記化合物のモノエタノールアミン塩、ジエタノ
ールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ナトリウム
塩、カリウム塩;等が挙げられる。
【0009】〔5〕下記一般式(5)で示されるアシル
メチルタウリン塩
【化4】 一般式(5)中のR7は炭素数9〜17のアルキル基又
はアルケニル基或いはヒドロキシアルキル基を表し、M
6は水素原子或いはタウリンの中和に使われる塩基に由
来する陽イオンを表し、該陽イオンにはアルカリ金属イ
オン、アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムイオン
のほか、アルキル置換アンモニウムイオンやヒドロキシ
アルキル置換アンモニウムイオン等のように、アミン類
や塩基性アミノ酸類によって形成される陽イオンが含ま
れている。また、一般式(5)で示される化合物を具体
的に例示すると、N−ココイルメチルタウリンナトリウ
ム塩等が挙げられる。
【0010】〔6〕下記一般式(6)で示されるスルホ
コハク酸型化合物
【化5】 一般式(6)中のR8は下記a又はbで示される置換基
を表し、M7とM8は同じでも異なっていても良いが、こ
れらは水素原子又は一般式(6)で示される化合物の中
和に使われる塩基に由来する陽イオンを表し、該陽イオ
ンにはアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン及
びアンモニウムイオンのほか、アルキル置換アンモニウ
ムイオンやヒドロキシアルキル置換アンモニウムイオン
等のように、アミン類や塩基性アミノ酸類によって形成
される陽イオンが含まれている。
【化6】 上記置換基a中のR9は炭素数8〜22のアルキル基又
はアルケニル基或はヒドロキシアルキル基を表し、R10
は水素又はメチル基を表し、uは10〜20の整数を表
している。また、置換基b中のR11は炭素数9〜17の
アルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基を表
し、R12は水素又はメチル基を表し、vは0〜20の整
数を表している。そして、一般式(6)で示される化合
物を具体的に例示すると、ポリオキシエチレンラウリル
スルホコハク酸−2−ナトリウム等が挙げられる。
【0011】〔7〕下記一般式(7)で示されるスルホ
コハク酸型化合物
【化7】 一般式(7)で示される化合物は、SO37の置換部位
が異なっているほかは一般式(6)で示される化合物と
同じ構造の化合物である。以上に詳記したアニオン性界
面活性剤は、本発明の洗浄剤組成物に単独又は2種以上
混合して配合することができる。また、洗浄剤組成物へ
の配合量は該組成物重量の1〜30%、好ましくは3〜
25%とするのが望ましい。そして、配合量過少では良
好な洗浄力が得られず、配合量過多の場合は界面活性剤
による可溶化力が過大となるから、該組成物に含まれる
両性高分子等が洗浄時に流されて充分な毛髪の仕上りが
得られない場合がある。
【0012】本発明の洗浄剤組成物に配合されるアミン
オキシドは、下記一般式(8)で示されるアミンオキシ
ドとするのが好ましい。
【化8】 一般式(8)中のR13は炭素数8〜22のアルキル基、
アルケニル基又はヒドロキシアルキル基を表し、R14
15は同じでも異なっていても良いが、これらはメチル
基、エチル基又は下記cで示される一価置換基を表して
いる。また、mは0〜5の整数を表している。
【化9】 上記一価置換基c中のR16は水素原子、メチル基又はエ
チル基を表し、nは1〜3の整数を表している。一般式
(8)で示される好ましいアミンオキシドは、ラウリル
ジメチルアミンオキシドやポリオキシエチレンラウリル
ジメチルアミンオキシド(m=3)等であり、これらの
アミンオキシドは単独又は2種以上混合して洗浄剤組成
物に配合すれば良い。配合量は組成物重量の0.05〜
25%、好ましくは0.5〜20%であり、配合量過少
ではすすぎ感触、乾燥後の仕上り、泡状態等の全部が劣
化する。一方、配合量過多でも特に大きな支障はないが
大量添加による利点はなく、組成物の保存安定性が損な
われる場合がある。
【0013】本発明の洗浄剤組成物に配合される前記以
外の成分は、アクリル酸とジアルキルジアリルアンモニ
ウム塩との共重合体及び/又はアクリル酸とアクリルア
ミドとジアルキルジアリルアンモニウム塩との共重合体
である。これらの共重合体は両性高分子化合物であり、
下記一般式(9)で示されるジアルキルジアリルアンモ
ニウム塩を、アクリル酸又はアクリル酸及びアクリルア
ミドと共重合させて製造することができる。
【化10】 一般式(9)中のR17とR18は同じでも異なっていても
良く、これらは炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアル
キル基を表している。X-は、塩素イオンや臭素イオン
等のハロゲンイオン;硫酸イオン、硝酸イオン、乳酸イ
オン等の有機酸イオン;等の陰イオンの中から選ばれる
1種の陰イオンを表している。
【0014】一般式(9)で示される化合物をアクリル
酸又はアクリル酸及びアクリルアミドと共重合させる
と、共重合体中に一般式(9)で示される化合物からは
下記式(10)で表される構成単位が形成される。ま
た、アクリル酸からは下記式(11)で表される構成単
位が形成され、アクリルアミドからは下記式(12)で
表される構成単位が形成されるから、本発明の洗浄剤組
成物に添加される両性高分子化合物は、式(10)と式
(11)の2種又は式(10)と式(11)と式(1
2)の3種の構成単位を持つ二元又は三元共重合体であ
る。
【化11】
【0015】前記の共重合体は、式(10)で示される
構成単位と、式(11)で示される構成単位と式(1
2)で示される構成単位の比が、1:0.01〜10
0:0〜50、好ましくは1:0.05〜50:0〜1
0の共重合体である。また、重量平均分子量が1万〜1
000万、好ましくは10万〜1000万の共重合体で
あり、本発明の洗浄剤組成物には1種類又は2種類以上
の混合物として配合することができる。その配合量は、
組成物重量の0.01〜5%、好ましくは0.05〜5
%、更に好ましくは0.1〜3%である。そして、配合
量過少では効果が充分に発揮されず、配合量過多の場合
はすすぎの際にべたつくことがある。本発明の洗浄剤組
成物には、前記3種類の必須成分のほかに本発明の目的
が損なわれない範囲で、必要に応じて従来の毛髪や身体
洗浄剤組成物に配合されている公知の配合剤を配合する
ことができる。
【0016】本発明の洗浄剤組成物に必要に応じて配合
される配合剤は、アルキルベタイン、アミドプロピルベ
タイン、イミダゾリニウムベタイン、スルホベタイン、
ホスホベタイン、アミドアミン型両性活性剤等の両性界
面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウム塩等のカチ
オン性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸アルカノールアミド、
ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグリコシド、メチルグ
ルコシド脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤;ジ
メチルポリシロキサン等のシリコーン誘導体又はそのエ
マルション或は植物油等の仕上り感向上剤;ポリオール
類や無機塩類や有機塩類等の可溶化剤;2,6−ジ−t
−ブチル−p−クレゾール(BHT)やα−トコフェロ
ール等の酸化防止剤;ヒドロキシエチルセルロース等の
増粘剤;エタノールやヘキシレングリコール等の減粘
剤;オキシベンゾン等の紫外線吸収剤;タンパク誘導体
や動植物抽出液等の保湿剤;ピロクトンオラミンやジン
クピリチオン等のフケ防止剤;安息香酸及びその塩、パ
ラオキシ安息香酸誘導体、ケーソンCG等の防腐剤;ク
エン酸やトリエタノールアミン等のpH調整剤;エチレ
ングリコールジ脂肪酸エステル等のパール化剤;アクリ
ル酸系高分子等の乳濁剤;色素;香料;カチオン化ポリ
マー等のコンディショニング剤;等である。
【0017】
【実施例】次に、実施例及び比較例によって本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はこの実施例によって限
定されない。なお、以下に記す%は重量%である。実施
例と比較例の洗浄剤組成物の性能評価は、該洗浄剤組成
物を使って被験者10名が洗髪した際の官能評価で行っ
た。すなわち、被験者の頭髪を2分して一方は標準試料
Aを3g、他は試験試料Bを3g使って洗髪し、洗髪時
の泡立ち泡のクリーミイ感;すすぎ時のきしみの
有無指通り(なめらかさ)髪の柔らかさ;の5項目
について被験者からの申告で採点した。採点基準は、A
よりBが非常に良いと+3点、AよりBが良いと+2
点、AよりBがやや良いと+1点、AとBが同等では0
点、AよりBがやや悪いと−1点、AよりBが悪いと−
2点、AよりBが非常に悪いと−3点とした。そして、
被験者10名から得られた合計点が30〜20点を◎、
19〜10点を○、9〜−10点を△、−11〜−30
点を×として表に示した。なお、標準試料Aはポリオキ
シエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(酸化エチ
レンの平均付加モル数:3)15%、ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド5%、無水硫酸ナトリウム1%、カチオ
ン化セルロース0.5%にクエン酸1水塩と精製水を加
えてpHを6.0に調整した組成物である。
【0018】実施例1〜21、比較例1〜14 表1,2に実施例の洗浄剤組成物、表3に比較例の洗浄
剤組成物の組成及び評価結果を示すが、表1〜3に記号
で示してある洗浄剤組成物への配合剤は下記の物を示し
ている。また、表1〜3の組成物は表示以外にクエン酸
と精製水を添加してpHを6.5とした水溶液である。 (1)組成物に配合されるアニオン性界面活性剤 A−1:ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナト
リウム(酸化エチレンの平均付加数:3モル) A−2:テトラデセンスルホン酸ナトリウム(α−オレ
フィン型) A−3:N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールア
ミン A−4:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニント
リエタノールアミン A−5:N−ココイルメチルタウリンナトリウム A−6:パラフィンスルホン酸ナトリウム A−7:ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸2
ナトリウム(酸化エチレンの平均付加数:2モル) A−8:スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウロイル
エタノールアミドエステル2ナトリウム(酸化エチレン
の平均付加数:5モル)
【0019】(2)組成物に配合されるアミンオキシド B−1:ラウリルジメチルアミンオキシド B−2:ポリオキシエチレンラウリルジメチルアミンオ
キシド(酸化エチレンの平均付加数:3モル) (3)組成物に配合される両性高分子化合物 C−1:塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリル
酸とアクリル酸アミドとの三元共重合体(米国カルゴン
社製;商品名:MERQUATPLUS 3330) C−2:塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリル
酸との共重合体(米国カルゴン社製;商品名:MERQ
UAT 280) 以上のほか、表1〜3では実施例及び比較例の洗浄剤組
成物に関する評価項目についても前記〜の記号で記
載した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】実施例22〜25 実施例22〜25の洗浄剤組成物は、必須成分であるA
−1又はA−4とB−1とC−1のほか、市販洗浄剤組
成物と同様な各種配合剤を配合した洗浄剤組成物であ
る。すなわち、ノニオン性界面活性剤としてヤシ油脂肪
酸ジエタノールアミド(表4のD)を配合し、両性界面
活性剤としてラウリン酸アミドプロピルベタイン(表4
のE)を配合したほか、香料、防腐剤となる安息香酸ナ
トリウム(表4のG)等を配合した洗浄剤組成物であ
る。実施例22〜25の洗浄剤組成物の組成と性能を表
4に示すが、表4の組成物には表示のほか表1〜3の組
成物と同様にクエン酸と精製水が配合されており、これ
によってpH6.5の水溶液となっている。また、表4
も表1〜3と同様に配合物を記号で記載したが、その他
の成分としてジステアリン酸エチレングリコール
(H)、100万cstの高重合ジメチルポリシロキサ
ン(I)、無水硫酸ナトリウム(J)、ジンクピリチオ
ン(K−1)、ピロクトンオラミン(K−2)が配合さ
れている。
【0024】
【表4】
【0025】表1〜3から、実施例の洗浄剤組成物を使
って洗髪した場合は、前記評価項目の全部が前記標準試
料を使って洗髪した際より優れていることが分る。そし
て、前記の標準試料は公知の代表的毛髪洗浄剤モデルと
云えるから、本発明の洗浄剤組成物は毛髪洗浄剤として
従来品より優れていることが分る。一方、本発明の洗浄
剤組成物に配合されるアニオン性界面活性剤とアミンオ
キシドと両性高分子化合物のうち一つが欠けている比較
例の洗浄剤組成物使用時は、前記評価項目の少なくとも
一つが標準試料使用時より大幅に悪いことが分る。ま
た、本発明の洗浄剤組成物として必須な前記3成分に、
香料や保存安定剤等の商品化の際に配合が望ましい各種
配合剤を配合した組成物を表4に示したが、表から分る
ように各種配合剤を配合しても本発明の洗浄剤組成物の
性能は低下せず、該組成物は容易に所望の配合剤が配合
されている商品とすることができる。
【0026】本発明の洗浄剤組成物は身体の洗浄にも適
している。表5にその実施例26、27を示す。実施例
の洗浄剤組成物の性能評価は、該洗浄剤組成物を使って
被験者10名が身体を洗浄し、標準サンプルを用いた場
合と比較評価して採点した。非常に良いと+3点、良い
と+2点、やや良いと+1点、同等0点、やや悪いと−
1点、悪いと−2点、非常に悪いと−3点とした。10
名の合計得点が30〜20点を◎る、19〜10点を
○、9〜−10点を△、−11〜−30点を×として表
示する。標準サンプルは、ヤシ油脂肪酸カリウム15
%、プロピレングリコール5%水バランスの組成のもの
を調製して使用した。評価項目はが泡立ちが泡のク
リーミィ感が洗浄後のしっとり感が洗浄後のつっぱ
り感のなさである。
【0027】
【表5】 表5に示される様に、本洗浄剤組成物はいずれの実施例
においても身体用洗浄組成物として、泡立ち、泡のクリ
ーミィ感、洗浄後のしっとり感、つっぱり感のなさの優
れたものと言える。
【0028】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は泡性能が高く、
毛髪洗浄に使った場合のすすぎ時感触の優れた洗浄剤組
成物である。また、身体洗浄に使用した場合も泡立ち、
泡のクリーミィ感、洗浄後のしっとり感、つっぱり感の
なさに優れたものである。それゆえ、毛髪や身体の洗浄
に使用する洗浄剤組成物として極めて好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記A〜C成分が含まれていることを特
    徴とする洗浄剤組成物。 A:アニオン性界面活性剤 B:アミンオキシド C:アクリル酸とジアルキルジアリルアンモニウム塩と
    の共重合体及び/又はアクリル酸とアクリルアミドとジ
    アルキルジアリルアンモニウム塩との共重合体
JP10796595A 1995-04-07 1995-04-07 洗浄剤組成物 Pending JPH08283785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10796595A JPH08283785A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10796595A JPH08283785A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08283785A true JPH08283785A (ja) 1996-10-29

Family

ID=14472561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10796595A Pending JPH08283785A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08283785A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005105964A3 (de) * 2004-04-29 2006-01-19 Basf Ag Synergistische tensidmischungen mit hoher dynamik, und niedriger cmc
AT501416A1 (de) * 2005-02-15 2006-08-15 Leopold Franzens Uni Innsbruck Verfahren und stoffgemisch zur erhöhung der oberflächenleitfähigkeit von hydrophoben polymeren
JP2007031615A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Lion Corp 液体洗浄剤組成物
JP2008266653A (ja) * 1999-07-15 2008-11-06 Rhodia Chim 硬質表面を処理するための両性重合体の使用法
JP2014205631A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 株式会社桃谷順天館 毛髪洗浄料
JP2021104967A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 株式会社ダリヤ 毛髪洗浄剤組成物
EP3967291A1 (en) * 2020-09-15 2022-03-16 Unilever Global IP Ltd Hair composition

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266653A (ja) * 1999-07-15 2008-11-06 Rhodia Chim 硬質表面を処理するための両性重合体の使用法
WO2005105964A3 (de) * 2004-04-29 2006-01-19 Basf Ag Synergistische tensidmischungen mit hoher dynamik, und niedriger cmc
AT501416A1 (de) * 2005-02-15 2006-08-15 Leopold Franzens Uni Innsbruck Verfahren und stoffgemisch zur erhöhung der oberflächenleitfähigkeit von hydrophoben polymeren
AT501416B1 (de) * 2005-02-15 2007-11-15 Leopold Franzens Uni Innsbruck Verfahren und stoffgemisch zur erhöhung der oberflächenleitfähigkeit von hydrophoben polymeren
JP2007031615A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Lion Corp 液体洗浄剤組成物
JP2014205631A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 株式会社桃谷順天館 毛髪洗浄料
JP2021104967A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 株式会社ダリヤ 毛髪洗浄剤組成物
EP3967291A1 (en) * 2020-09-15 2022-03-16 Unilever Global IP Ltd Hair composition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4931216A (en) Detergent composition comprising an anionic or amphoteric surface active agent and a branched quaternary ammonium salt
JP3458256B2 (ja) 毛髪洗浄剤組成物
US7951762B2 (en) Skin or hair washing composition
JPS6159283B2 (ja)
JP5041894B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2003212734A (ja) 毛髪洗浄剤
JP3545372B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP3964592B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH04108724A (ja) 洗浄剤組成物
JPH08283785A (ja) 洗浄剤組成物
JP2003048822A (ja) 洗浄剤組成物
JPH07179887A (ja) 洗浄剤組成物
JP2979285B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2576554B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH0940996A (ja) 洗浄剤組成物
JP3563494B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2002317194A (ja) 洗浄剤組成物
JPH05170628A (ja) シャンプー組成物
JPS63183519A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH10237495A (ja) 洗浄剤組成物
JPH1179956A (ja) 毛髪洗浄剤組成物
JPH08134496A (ja) 洗浄剤組成物
JPH07166191A (ja) 洗浄剤組成物
JP3995814B2 (ja) 増泡剤
JPH08269489A (ja) 洗浄剤組成物