JPH08283127A - 液体毛髪洗浄剤組成物 - Google Patents

液体毛髪洗浄剤組成物

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JPH08283127A
JPH08283127A JP10796695A JP10796695A JPH08283127A JP H08283127 A JPH08283127 A JP H08283127A JP 10796695 A JP10796695 A JP 10796695A JP 10796695 A JP10796695 A JP 10796695A JP H08283127 A JPH08283127 A JP H08283127A
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hair
liquid hair
amine oxide
hair cleansing
surfactant
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JP10796695A
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Atsushi Niimi
温 新実
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 泡立ちが良く、乾燥後の毛髪に柔らかでしっ
とりした手触りを与えると共に、静電気による毛髪のフ
ライアウエイを防止することができる液体毛髪洗浄剤組
成物を提供すること。 【構成】 下記A〜C成分が配合されている液体毛髪洗
浄剤組成物。 A:下記一般式(1)で示されるアミンオキシド B:ノニオン性モノマーとカチオン性モノマーと水溶液
中でアニオンの形成が可能な化合物とから形成される両
性ポリマー C:カチオン性界面活性剤 【化1】 (式中、R1は炭素数8〜24の炭化水素基、R2とR3
は同じでも異なっていても良いが、これらは炭素数1〜
3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基等、nは0又
は5以下の整数を表している)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高品質な新規液体毛髪
洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】毛髪が乾燥すると毛髪同士の摩擦により
静電気が起こり、フライアウェイとよばれる髪の広がり
やまとわりつきや、からみが生じ不具合を訴える声が多
い。そこで従来から洗浄剤組成物に吸湿性のよいカチオ
ン化ポリマーを配合することが行われている。アニオン
性界面活性剤とカチオン化セルロース等のカチオン性ポ
リマーが毛髪洗浄剤組成物に配合されると、すすぎの際
に希釈され、複合塩が形成される。この複合塩は、すす
ぎの際に毛髪に吸着してすすぎ感触を良くする効果を持
っているが、毛髪の乾燥後に毛髪が硬くごわごわする難
点がある。従って、毛髪乾燥後にフライアウェイが良好
な上に毛髪が柔軟になって「しっとり感」を与える毛髪
洗浄剤が求められている。最近、洗髪後の仕上り感を向
上させるために、カチオン性界面活性剤や油分を配合し
た毛髪洗浄剤組成物が市販されているが、これを使って
も毛髪乾燥後の柔らかさや「しっとり感」等の仕上がり
が充分とは云えない。また、該毛髪洗浄剤組成物を使う
と毛髪をすすぐ際に毛髪がきしんでからまったり、仕上
がり時にフライアウェイが起こったり、カチオン性界面
活性剤が配合されているために泡立ちが低い等の難点が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の毛髪
洗浄剤組成物に見られる前記の諸問題を解決し、泡立ち
が良く乾燥後の毛髪に柔らかでしっとりした手触りを与
えると共に、静電気による毛髪のフライアウエイを防止
することができる液体毛髪洗浄剤組成物を提供すること
をその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のアミンオ
キシドと特定の両性ポリマーとカチオン性界面活性剤と
を配合した組成物が、泡立ち良好で、仕上がり後の毛髪
が柔らかでしっとりした感触になると共に静電気の発生
も防止され、そのためフライアウエイ防止効果も備えて
いることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明によれば、下記A〜C成
分が配合されていることを特徴とする液体毛髪洗浄剤組
成物が提供される。 A:下記一般式(1)で示されるアミンオキシド B:ノニオン性モノマーとカチオン性モノマーと水溶液
中でアニオンの形成が可能な化合物とから形成される両
性ポリマー C:カチオン性界面活性剤
【化1】 (式中、R1は炭素数8〜24の炭化水素基、R2とR3
は同じでも異なっていても良いが、これらは炭素数1〜
3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基又は下記
(1)′で示される一価置換基を表してる。nは0又は
5以下の整数を表している
【化2】 上記一価置換基(1)′中のR4は水素原子、メチル基
又はエチル基を表し、lは1〜3の整数を表してい
る。)
【0005】一般に、泡立ちの良好な毛髪洗浄剤組成物
はアニオンを含有しているものが多いが、組成中にアニ
オンを含有すると、洗髪中にアニオンとカチオンが電気
的に強固に結合し、複合体を形成しやすいため、カチオ
ンを配合しているにもかかわらず、カチオンが有効に毛
髪に吸着しにくい。しかしながら、本発明の液体毛髪洗
浄剤組成物は、アニオンを含有しなくても洗髪時に泡立
ちが非常に良好であるし、またカチオンの吸着を妨害し
ないため、カチオン性界面活性剤が毛髪に良く吸着さ
れ、そのために優れた仕上り感が得られるものと推定さ
れる。また、本発明の液体毛髪洗浄剤組成物には両性ポ
リマーが含まれているから、該ポリマーがカチオン性界
面活性剤やアミンオキシドと微細で柔軟性をもった複合
塩粒子を形成してすすぎ時に毛髪に吸着し、仕上がり時
のごわつきを与えないものと推測される。このように、
本発明の液体毛髪洗浄剤組成物では、特定アミンオキシ
ドと特定両性ポリマーとカチオン性界面活性剤とが相乗
的に作用し、従来の毛髪洗浄剤には見られない優れた効
果が得られると推定される。
【0006】本発明の液体毛髪洗浄剤組成物に配合され
る特定アミンオキシドは、下記一般式(1)で示される
アミンオキシドである。そして、式中の置換基R1は炭
素数8〜24、好ましくは8〜18の炭化水素基であ
り、特に炭素数8〜18の直鎖状アルキル基であること
が好ましい。置換基R2とR3は同じでも異なっていても
良いが、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアル
キル基または、前記(1)′で示される一価置換基であ
り、両者ともメチル基やヒドロキシエチル基の化合物が
好適である。また、nは0及び1〜5の中から選ばれる
整数であるが、n=0の化合物が好ましい。従って、特
定アミンオキシドとしてはラウリルジメチルオキシド、
ステアリルジメチルアミンオキシド、ラウリルジヒドロ
キシエチルアミンオキシド、ポリオキシエチレンラウリ
ルジメチルアミンオキシド(酸化エチレンの平均付加
数:3モル)等が好適である。本発明の組成物には、前
記構造のアミンオキシドが1種又は2種以上配合されて
いる。これらのアミンオキシドを商品名で示すと、東邦
化学工業社製のソフタミンL;共栄化学工業社製のオキ
ザミン−ALS;ライオンアクゾ社製のアロモックスC
/12、アロモックスC/12W、アロモックスDM
C、アロモックスDMCーW、アロモックスCM12D
−W(C);等である。また、アミンオキシドの配合量
は0.1〜25重量%、好ましくは1〜15重量%であ
る。
【0007】本発明の液体毛髪洗浄剤組成物に配合され
る特定両性ポリマーは、ノニオン性モノマーとカチオン
性モノマーと水溶液中でアニオンの形成が可能な化合物
とから形成される。そして、カチオン性モノマーとして
は下記一般式(2)で表される化合物が好ましく、該式
中の置換基R5及びR6は同じでも異なっていても良い
が、これらはメチル基やエチル基等の低級アルキル基を
表している。また、式中のX~は塩素イオン、臭素イオ
ン、硫酸イオン、硝酸イオン、亜硫酸イオン、メチル硫
酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン等の陰イオンを表し
ている。
【化3】 特定両性ポリマーの製造に使われるノニオン性モノマー
としては、アクリルアミドやメタクリルアミド等が好適
であり、特に前者が好ましい。また、水溶液中でアニオ
ンの形成が可能な化合物としては、アクリル酸やメタク
リル酸等のアルカリ金属や、アルカノールアミド塩が好
ましいが、特にアクリル酸塩を使った両性ポリマーは性
能が良い。
【0008】上記説明からも分るように、本発明の液体
毛髪洗浄剤組成物に添加される特定両性ポリマーとして
は、アクリル酸塩とアクリルアミドとジメチルジアリル
アンモニウム塩との共重合体が好適である。このような
両性ポリマーとして、下記一般式(3)で表される繰り
返し単位を持ったポリマーが例示されるが、x:y:z
は1:0.01〜100:0〜50、好ましくは1:
0.05〜50:0〜20とするのが良い。なお、該ポ
リマーの重量平均分子量は1万〜1000万、好ましく
は10万〜1000万とするのが良い。
【化4】 特定両性ポリマーを具体的に例示すると、市販品として
はカルゴン社製のマーコートプラス3330やマーコー
トプラス3331等が挙げられる。また、該ポリマーは
単一品でも混合物であっても良く、その配合量は0.0
5〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%とするのが
良い。
【0009】本発明の液体毛髪洗浄剤組成物に配合され
るカチオン性界面活性剤は、従来の毛髪洗浄剤組成物に
配合されている界面活性剤であり、具体的にはセチルト
リメチルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチル
アンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウ
ムメチルサルフェート、ジステアリルジメチルアンモニ
ウムクロリド、ジオレイルジメチルアンモニウムブロミ
ド、セチルベヘニルジメチルアンモニウムメチルサルフ
ェート、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロ
リド等の第4級アンモニウム塩;ステアロイルリジンブ
チルエステル塩酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル・L−ア
ルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、ラウ
ロイル−オルニチンプロピルエステル酢酸塩等のモノ−
N−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル
塩;デシルグアニジン酢酸塩、2−グアニジノエチルラ
ウリルアミド塩酸塩、2−グアニジノブチルステアロア
ミドDL−ピロリドンカルボン酸塩等のグアニジン誘導
体;等が挙げられる。これらのカチオン性界面活性剤は
単独又は2種以上混合して配合すれば良く、配合量は
0.1〜6重量%、好ましくは0.15〜5重量%とす
るのが良い。
【0010】本発明の液体毛髪洗浄剤組成物には、前記
のほか両性界面活性剤を配合すると更に好ましく、その
配合によって泡立ちが良好となる上に仕上り後の毛髪の
しっとり感が向上し、静電気による毛髪のフライアウエ
イの防止効果も向上する。ここで配合される両性界面活
性剤としては、通常の毛髪洗浄剤組成物に配合されてい
る両性界面活性剤の全部が使用可能である。具体的に
は、イミダゾリン型両性界面活性剤、アルキルベタイン
型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤、
アミノカルボン酸型両性界面活性剤、アミドアルキルベ
タイン型両性界面活性剤等が配合され、これらの両性界
面活性剤は単独でも2種以上を混合して配合しても良
い。また、その配合量は組成物の20重量%以下、好ま
しくは1〜15重量%である。
【0011】本発明の液体毛髪洗浄剤組成物は、その配
合成分を前記範囲として調製された組成物であり、配合
範囲が前記範囲から外れると不具合を生じる。例えば、
特定アミンオキシドの配合量過多では泡のクリーミィー
感が失われ、仕上り時の手触り感が悪くなる。また、配
合量過少では泡立ちが低下する。特定両性ポリマーの配
合量過多では、すすぎの際にぬるつきが感じられると共
に仕上り後の髪が硬くなる等の問題があり、配合量過少
では、仕上り感及びフライアウエイの共に悪くなる。ま
た、カチオン性界面活性剤の配合量過多では泡立ちが悪
く、配合量過少では仕上り時に髪がパサついて枝毛発生
の原因となる上に、すすぎ時にきしみ感が増加して心地
良く髪をすすぐことができなくなる。そして、両性界面
活性剤の配合量過多では特定アミンオキシドの配合量過
多の際と同様な不具合が起こる。なお、両性界面活性剤
の配合量過少では特に問題となるような不具合は起こら
ないが、本発明の液体毛髪洗浄剤組成物使用時に得られ
る利点が強調されず、この強調効果は両性界面活性剤の
配合によってのみ得られる効果である。
【0012】本発明の液体毛髪洗浄剤組成物には、従来
の毛髪洗浄剤組成物に配合されている後記の配合剤を配
合することができる。しかし、最も一般的配合剤と云え
るアニオン性界面活性剤を大量配合すると、本発明の洗
浄剤組成物に特有な毛髪へのカチオン性界面活性剤吸着
が阻害される上に、特定両性ポリマーとカチオン性界面
活性剤やアミンオキシドで形成される微細な複合塩粒子
の析出も妨害される。従って、アニオン性界面活性剤を
大量配合すると本発明の液体毛髪洗浄剤組成物の利点が
大幅に損なわれるから、該界面活性剤の配合量は活性剤
の種類や他の配合物によっても異なるが、一般的には7
重量%以下とするのが望ましい。以上のほか、本発明の
液体毛髪洗浄剤組成物には、増粘剤、油分、溶剤、防腐
剤、ふけ止め剤、殺菌剤、酸化防止剤、トニック剤、着
色剤、香料、紫外線吸収剤、高分子化合物、減粘剤、ハ
イドロトロープ、湿潤剤、ノニオン性界面活性剤、pH
調整剤、パール化剤等を必要に応じて配合することがで
きる。これらの配合剤は、単独でも2種以上を混合して
配合しても良いが、本発明の毛髪洗浄剤組成物の利点を
損なわない範囲で配合するのが望ましい。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例によって更
に具体的かつ詳細に説明するが、本発明はこの実施例に
よって限定されない。なお、以下に記す%はいずれも重
量%である。また、実施例及び比較例の毛髪洗浄剤評価
は下記の方法で行った。 (1)泡立ち 調製した液体毛髪洗浄剤組成物の6%水溶液を、25℃
で20mlだけ100mlのメスシリンダーに採取し、
これに人工汚垢として液状ラノリン0.2gを加えて1
0秒間に20回振蕩し、振蕩終了から1分間後の泡容積
を測定した。そして、泡容積が50ml以上あれば良好
とし50ml未満では不良としてそれぞれ○及び×で表
示した。
【0014】(2)仕上り時の毛髪の柔らかさ及びしっ
とり感 毛髪束10gに標準試料又は試験試料1gを均一塗布
後、500mlの40℃温湯で30秒間漬け洗いしてす
すぐ操作を3回繰り返した。この洗浄毛髪束を乾燥し、
標準試料使用時と試験試料使用時についてパネラー20
名が官能的に比較した結果で評価した。評価基準は以下
のとおりである。 (評価基準) ◎:試験試料の方が優れている ○:試験試料の方がやゝ優れている □:試験試料と標準試料と変らない △:標準試料の方がやゝ優れている ×:標準試料の方が優れている
【0015】(3)仕上り時のフライアウエイ (2)に記載の方法で洗髪後に、乾燥した毛髪束1gに
一定湿度で7KVの電圧を印加し、毛髪帯電量が半減す
る時間(帯電半減期)を測定した。この測定は一試料に
ついて3回行い、その平均値から下記評価基準に従って
評価した。 (評価基準) ◎:帯電半減期が1秒未満 ○:帯電半減期が1秒以上2秒未満 □:帯電半減期が2秒以上3秒未満 △:帯電半減期が3秒以上4秒未満 ×:帯電半減期が4秒以上
【0016】実施例1〜35、比較例1〜10 実施例及び比較例の液体毛髪洗浄剤組成物を調製し、こ
れについて前記の方法で評価した結果を表1〜4に示
す。また、表1〜4には実施例及び比較例の液体毛髪洗
浄剤組成も記載したが、表1〜4では該組成物に配合さ
れる各種成分名を下記の記号で%表示した。なお、各組
成物における残部は精製水よりなる。 (1)実施例及び比較例の組成物に配合されるアミンオ
キシド A−1:ラウリルジメチルアミンオキシド(ライオンア
クゾ社製) A−2:ラウリルジヒドロキシエチルアミンオキシド
(ライオンアクゾ社製) A−3:N−ポリオキシエチレンオレイルエーテルジメ
チルアミンオキシド(平均3モルの酸化エチレンを含む
合成品) (2)実施例及び比較例の組成物に配合される両性ポリ
マー B−1:ジメチルジアリルアンモニウムクロリド−アク
リル酸−アクリルアミド3元共重合体(カルゴン社製の
マーコートプラス3330) B−2:ジメチルジアリルアンモニウムクロリド−アク
リル酸−アクリルアミド3元共重合体(カルゴン社製の
マーコートプラス3331)
【0017】(3)実施例及び比較例の組成物に配合さ
れるカチオン性界面活性剤 C−1:ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド
〔ライオン(株)社製〕 C−2:セトステアリルトリメチルアンモニウムクロリ
ド〔ライオン(株)社製〕 C−3:N−α−ココイル−L−アルギニンエチルエス
テル・DL−ピロリドンカルボン酸塩〔味の素(株)社
製;商品名:CAE〕 C−4:4−グアニジノブチルラウロイルアミド酢酸塩 (4)実施例及び比較例の組成物に配合される両性界面
活性剤 D−1:ラウリン酸アミドプロピルベタイン〔一方社油
脂(株)社製〕 D−2:ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン〔一方社
油脂(株)社製;商品名:CAB−30〕 D−3:イミダゾリニウムベタイン〔一方社油脂(株)
社製〕 D−4:アルキルベタイン〔三洋化成工業(株)社製で
アルキルがラウリルのもの;商品名:レボンLD36〕 D−5:アルキルジメチルアミノヒドロキシプロピルス
ルホベタイン〔川研ファインケミカル社製でアルキルが
ラウリルのもの;商品名:ソフタソリンLSB〕
【0018】(5)実施例及び比較例の組成物に配合さ
れるアニオン性界面活性剤 E−1:ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナト
リウム〔ライオン(株) 社製で酸化エチレン
が平均3モルのもの〕 E−2:N−ヤシ油脂脂肪酸アシル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミン〔味の素(株)社製;商品名:ア
ミソフトCT−12S〕 E−3:N−メチル−β−アラニントリエタノールアミ
ン〔三井東圧化学(株) 社製〕 E−4:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナト
リウム〔ライオン(株) 社製でアルキルがC
12とC13、酸化エチレンの平均付加量が(3モル
のもの;商品名:LES−Na〕 (6)実施例及び比較例の組成物に配合されるその他の
配合剤 F−1:カチオン化セルロース〔純分として配合;ライ
オン(株)社製で商品名:XE−511K〕 F−2:カチオン性高分子〔純分として配合;実施例2
9ではカルゴン社製のマーコート550を、実施例31
では同社製のマーコート280を配合した〕 F−3:エチレングリコールジ脂肪酸エステル〔パール
化剤として配合;脂肪酸はステアリルのもの〕 F−4:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド〔純分として
配合;ライオン(株)社製で商品名はホームリードC
D〕 F−5:高重合ジメチルポリシロキサン〔純分として配
合;東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)社製で商
品名はDC200オイル100000cSt〕 F−6:pH調整剤(液を中性にするためクエン酸又は
水酸化ナトリウムを適量配合) F−7:紫外線吸収剤〔Haamann&Reimer
社製のネオヘリオパンAVを配合〕 F−8:色素 F−9:香料 F−10:防腐剤〔ヘキスト社製のピロクトンオラミン
を配合;成分は1−ヒドロキシ1−ピリドン酸塩〕 F−11:粘度調整剤〔アクゾ社製のエルファコスGT
282Sを配合;成分はポリオキシミリスチレン(1)
ポリオキシエチレン(60)、牛脂アルキルエーテル〕 F−12:油剤〔仕上がり向上を目的として配合;日本
エマルジョン(株)社製のCC−168を使用;成分は
イソオクタン酸セチル〕 F−13:無水硫酸ナトリウム F−14:安息香酸ナトリウム
【0019】表1には、実施例1〜14の洗浄剤組成と
評価結果、表2には実施例15〜26の洗浄剤組成と評
価結果、表3には比較例1〜10の洗浄剤組成と評価結
果、表4には実施例27〜35の洗浄剤組成と評価結果
を示す。また、これらの表では評価結果のうち泡立ちを
(1)、仕上がり後の柔らかさを(2)、仕上がり後の
しっとり感を(3)、仕上がり後のフライアウエイを
(4)として記号で表示した。なお、表3に示した比較
例4ではアミンオキシドの代りに15分子の酸化エチレ
ン鎖から成るポリオキシエチレンラウリルエーテルを配
合した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】 *アミンオキシドの代りに、15分子の酸化エチレン鎖
から成るポリオキシエチレンラウリルエーテルを5%配
合した。
【0023】
【表4】
【0024】表1〜4から、実施例の液体毛髪洗浄剤組
成物は比較例のそれより格段に優れていることが分る。
また、アミンオキシドの代りに非イオン性のアミンオキ
シドでない一般的な化合物を添加した比較例4では好結
果が得られず、本発明の組成物では特定アミンオキシド
が極めて重要な役割を持つていることが確認される。実
施例2、4、5、13、17、23、24、28、3
2、33、34及び35の組成物使用時は全部の評価項
目が最高位にランクされているが、これらの組成物は実
施例35の組成物を除いて特定アミンオキシドと特定両
性ポリマーとカチオン性界面活性剤の外に、ラウリン酸
アミドプロピルベタイン(D−1)を4〜12%配合し
ており、比較的大量の両性界面活性剤(特にD−1)を
配合すると好ましいことが分る。また、前記実施例の組
成物では全部が特定アミンオキシドとして3〜12%の
ラウリルジメチルアミンオキシド(A−1)を配合して
おり、特定アミンオキシドとしては特にA−1が好まし
いと云える。表4に示した実施例では、本発明の組成物
を商品化する際に配合することが好ましい配合例、例え
ば保存安定剤や香料、色素等を配合してあるが、表4に
示した結果から商品化に必要な配合剤を配合しても悪影
響のないことが分る。
【0025】
【発明の効果】本発明の液体毛髪洗浄剤組成物は、泡立
ちが良く、乾燥後の毛髪に柔らかでしっとりした手触り
を与えると共に、静電気による毛髪のフライアウエイを
防止することができる液体毛髪洗浄剤組成物である。従
って、洗髪時の使用感及び仕上り具合を総合的に評価す
ると、従来の毛髪洗浄剤組成物より格段に品質の良い毛
髪洗浄剤組成物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1:75)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記A〜C成分が配合されていることを
    特徴とする液体毛髪洗浄剤組成物。 A:下記一般式(1)で示されるアミンオキシド B:ノニオン性モノマーとカチオン性モノマーと水溶液
    中でアニオンの形成が可能な化合物とから形成される両
    性ポリマー C:カチオン性界面活性剤 【化1】 (式中、R1は炭素数8〜24の炭化水素基、R2とR3
    は同じでも異なっていても良いが、これらは炭素数1〜
    3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基又は下記
    (1)′で示される一価置換基を表している。nは0又
    は5以下の整数を表している 【化2】 上記一価置換基(1)′中のR4は水素原子、メチル基
    又はエチル基を表し、lは1〜3の整数を表してい
    る。)
  2. 【請求項2】 一般式(1)で示されるアミンオキシド
    の少なくとも一部が、式中のR1で表される置換基とし
    て炭素数8〜18の直鎖状アルキル基を有する化合物で
    あることを特徴とする請求項1に記載した液体毛髪洗浄
    剤組成物。
  3. 【請求項3】 両性界面活性剤が配合されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載した液体毛髪洗浄剤組
    成物。
JP10796695A 1995-04-07 1995-04-07 液体毛髪洗浄剤組成物 Pending JPH08283127A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002060787A (ja) * 2000-08-23 2002-02-26 Kao Corp 洗浄剤組成物
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JP2007106727A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Lion Corp 化粧料原料組成物及び化粧料原料組成物の防腐方法
JP2008266653A (ja) * 1999-07-15 2008-11-06 Rhodia Chim 硬質表面を処理するための両性重合体の使用法
JP2010150561A (ja) * 2005-03-04 2010-07-08 Rohm & Haas Co 洗濯組成物およびその使用
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