JP2010150561A - 洗濯組成物およびその使用 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯組成物を提供する。
【解決手段】i)界面活性剤、柔軟剤、およびその混合物からなる群から選択される少なくとも1つの洗濯成分、並びにii)少なくとも1種の両性ポリマー〔当該両性ポリマーは、重合単位として、a)両性ポリマーの固形分重量基準で20〜90重量%の少なくとも1種のカチオン性モノマー、b)両性ポリマーの固形分重量基準で10〜70重量%の少なくとも1種のアニオン性モノマー、およびc)両性ポリマーの固形分重量基準で0〜90重量%の少なくとも1種の非イオン性モノマーを含み;前記モノマーa)の前記モノマーb)に対する当量比が0.33:1〜1.2:1であり;両性ポリマーが50000以下の重量平均分子量を有する〕;を含む洗濯組成物が提供される。布地を当該洗濯組成物で処理することを含む、布地を洗濯する方法も提供される。
【選択図】なし

Description

様々な基体を洗浄するために有用な組成物は、しばしば様々な成分を含有する。
米国特許第5609862号は、とりわけポリマーおよびアニオン性界面活性剤を含む毛髪を洗浄するための組成物を開示している。少なくとも1種のポリマーおよび少なくとも1つのさらなる成分、例えば少なくとも1種の界面活性剤、少なくとも1種の柔軟剤、またはその混合物を含有する洗濯組成物を提供することが望ましい。ある成分は互いに非相溶性であることが当該分野において知られている;すなわち、これらの成分の組み合わせは、洗濯組成物中に配合された場合に、前記洗濯組成物のいくつかの特性(例えば、透明性、洗浄有効性、泥汚れの再沈着の阻害の有効性、柔軟化効果、他の性質、またはその組み合わせ)を望ましくないようにする。
米国特許第5609862号明細書
強固な洗濯組成物;すなわち所望の特性の有意な損失なしに、通常非相溶性の成分の組み合わせとして配合されうる洗濯組成物;を提供するのが望まれる。例えば、このような望ましい洗濯組成物のいくつかは、カチオン性柔軟化剤およびアニオン性界面活性剤のどちらをも含み;従来、かかる組成物は洗浄および柔軟の両方に有効ではなく;洗浄(特に、泥汚れ再沈着阻害)および柔軟化に有効な洗濯組成物を提供することが望ましい。別の例として、このような望ましい洗濯組成物のいくつかは、カチオン性柔軟剤およびアニオン性界面活性剤のどちらをも含み、従来、かかる組成物は濁りまたは相分離を示し;相分離せず、低い濁度を有する洗濯組成物を提供することも望ましい。さらにもう一つの例として、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤を含み、柔軟剤を含んでも、含まなくてもよく、従来から公知の洗濯組成物により得られるよりも良好な泥汚れ再沈着阻害を提供する洗濯組成物を提供することが望ましい。
本発明の第一の態様において、
i)界面活性剤、柔軟剤、およびその混合物からなる群から選択される少なくとも1つの洗濯成分、並びに
ii)少なくとも1種の両性ポリマー
を含む洗濯組成物であって、
当該少なくとも1種の両性ポリマーが、重合単位として、
a)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、20重量%〜90重量%の少なくとも1種のカチオン性モノマー、
b)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、10重量%〜70重量%の少なくとも1種のアニオン性モノマー、および
c)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、0重量%〜90重量%の少なくとも1種の非イオン性モノマーを含み;
前記モノマーa)の前記モノマーb)に対する当量比が0.33:1〜1.2:1であり;さらに
前記両性ポリマーが50000以下の重量平均分子量を有する;
洗濯組成物が提供される。
本発明の第二の態様において、布地を、
i)界面活性剤、柔軟剤、およびその混合物からなる群から選択される少なくとも1つの洗濯成分、並びに
ii)少なくとも1種の両性ポリマー
を含む洗濯組成物で処理することを含む、布地を洗濯する方法であって、
当該少なくとも1種の両性ポリマーが重合単位として、
a)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、20重量%〜90重量%の少なくとも1種のカチオン性モノマー、
b)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、10重量%〜70重量%の少なくとも1種のアニオン性モノマー、および
c)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、0重量%〜90重量%の少なくとも1種の非イオン性モノマーを含み;
前記モノマーa)の前記モノマーb)に対する当量比が0.33:1〜1.2:1であり;さらに
前記両性ポリマーが50000以下の重量平均分子量を有する;
方法が提供される。
本発明の第三の態様において、
i)界面活性剤、柔軟剤、およびその混合物からなる群から選択される少なくとも1つの洗濯成分、並びに
ii)少なくとも1種の両性ポリマー
を含む洗濯組成物であって、
当該少なくとも1種の両性ポリマーが重合単位として、
a)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、20重量%〜90重量%の少なくとも1種のカチオン性モノマー、ただし当該カチオン性モノマーは(メタ)アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム第四モノマーではない、
b)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、10重量%〜70重量%の少なくとも1種のアニオン性モノマー、および
c)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、0重量%〜90重量%の少なくとも1種の非イオン性モノマーを含み;
前記モノマーa)の前記モノマーb)に対する当量比が0.33:1〜1.2:1であり;さらに
前記両性ポリマーが50000以下の重量平均分子量を有する;
洗濯組成物が提供される。
本発明の第四の態様において、布地を、
i)界面活性剤、柔軟剤、およびその混合物からなる群から選択される少なくとも1つの洗濯成分、並びに
ii)少なくとも1種の両性ポリマー
を含む洗濯組成物で処理することを含む布地を洗濯する方法であって、
当該少なくとも1種の両性ポリマーが、重合単位として、
a)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、20重量%〜90重量%の少なくとも1種のカチオン性モノマー、ただし当該カチオン性モノマーは(メタ)アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム第四モノマーでない、
b)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、10重量%〜70重量%の少なくとも1種のアニオン性モノマー、および
c)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、0重量%〜90重量%の少なくとも1種の非イオン性モノマーを含み;
前記モノマーa)の前記モノマーb)に対する当量比が0.33:1〜1.2:1であり;さらに
前記両性ポリマーが50000以下の重量平均分子量を有する;
方法が提供される。
本発明の実施は、洗濯組成物の使用を含む。本明細書において用いられる場合、「洗濯」とは、織物洗浄の操作および織物の洗浄に関連して通常行われる操作、例えば浸漬、前処理、柔軟化、すすぎ、乾燥、およびその組み合わせを意味する。本明細書において用いられる場合、「洗濯組成物」とは、1以上の洗濯操作における使用に好適な組成物を意味する。本明細書において用いられる場合、織物を洗濯組成物で「処理」するとは、洗濯組成物を織物と接触させることを含む任意の洗濯操作または洗濯操作の組み合わせを実施することを意味する。
本明細書において用いられる場合、「(メタ)アクリル−」なる接頭語は、「メタクリル−またはアクリル−」を意味する。
本明細書において用いられる場合、「X:1またはそれより大」として記載される比は、Y:1の比であって、YがXに等しいかまたはXよりも大きい値を有する比を意味する。同様に、本明細書において用いられる場合、「X:1またはそれより小」として記載される比は、Z:1の比であって、ZがXに等しいか、またはXより小さな値を有する比を意味する。
本明細書および特許請求の範囲の目的に関して、本明細書に記載される範囲および比率の限度は、組み合わせることができると理解される。例えば、60〜120および80〜110の範囲が特定のパラメータについて記載されているならば、60〜110および80〜120の範囲も意図されると理解される。さらなる独立した例として、特定のパラメーターが1、2、および3の適当な最小値を有すると開示されており、かつ前記パラメーターが9および10の適当な最大値を有すると開示されているならば、次の範囲の全てが意図される:1〜9、1〜10、2〜9、2〜10、3〜9、および3〜10。
本明細書において、本発明の洗濯組成物中に含まれる成分の量は、「固形分重量パーセント」により示される場合がある。本明細書において用いられる場合、物質の「固形分」は、厚さ1mmの前記物質の層が1気圧、150℃で非密閉雰囲気に1時間曝された後に蒸発せずに残存する全ての物質である。本発明の洗濯組成物中の成分の「固形分重量パーセント」は、パーセンテージで表された、前記成分の固形分重量の全洗濯組成物の固形分重量に対する比である。
本発明のある態様は、1以上の界面活性剤の使用を含む。界面活性剤は、その分子が、少なくとも1つの親水性基および少なくとも1つの疎水性基のどちらも含有する化合物である。好適な疎水性基は、通常、6個以上の炭素原子、または9個以上の炭素原子、または10個以上の炭素原子を有する炭化水素鎖を含む。ある好適な疎水性基は、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキルアリール基、1以上の置換基を有するそれらのもの、1以上のエステル結合を有するそれらのもの、1以上のエーテル結合を有するそれらのもの、1以上のアミド結合を有するそれらのもの、その組み合わせ、およびその混合物である。いくつかの好適な界面活性剤は、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、およびその混合物である。
好適なアニオン性界面活性剤としては、例えば、カルボキシレート界面活性剤、N−アシルサルコシネート界面活性剤、アシル化タンパク質加水分解物界面活性剤、スルホネート界面活性剤、スルフェート界面活性剤、およびホスフェートエステル界面活性剤が挙げられる。好適なカルボキシレート界面活性剤としては、例えば、アルキルカルボキシレート、アルケニルカルボキシレート、およびポリアルコキシカルボキシレートが挙げられる。好適なスルホネート界面活性剤としては、例えば、アルキルスルホネート、アリールスルホネート、およびアルキルアリールスルホネートが挙げられる。好適なスルホネート界面活性剤のいくつかの例は、アルキルベンゼンスルホネート、ナフタレンスルホネート、アルファ−オレフィンスルホネート、石油スルホネート、および疎水性基が、エステル結合、アミド結合、エーテル結合およびこれらの組み合わせ、から選択される少なくとも1つの結合を含むスルホネート(例えば、ジアルキルスルホスクシネート、アミドスルホネート、脂肪酸のスルホアルキルエステル、および脂肪酸エステルスルホネート)である。ある好適なスルフェート界面活性剤としては、例えば、アルコールスルフェート界面活性剤、エトキシル化および硫酸化アルキルアルコール界面活性剤、エトキシル化および硫酸化アルキルフェノール界面活性剤、硫酸化カルボン酸、硫酸化アミン、硫酸化エステル、および硫酸化天然油脂が挙げられる。ある好適なホスフェートエステル界面活性剤は、例えば、ホスフェートモノエステルおよびホスフェートジエステルである。
好適なアニオン性界面活性剤は、対応するカチオンを有する。好適な対応するカチオンとしては、例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、マグネシウムカチオン、およびその混合物が挙げられる。
好適なアニオン性界面活性剤の混合物も好適である。
1以上のアニオン性界面活性剤が使用される態様のなかでも、かかる態様のいくつかにおいては、本発明の洗濯組成物は、洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量%で5%以上;または10%以上;または20%以上;または30%以上;または40%以上の量でアニオン性界面活性剤を含む。独立して、カチオン性界面活性剤が使用される場合、いくつかの態様においては、アニオン性界面活性剤の量は、前記洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量%で70%以下;60%以下;または50%以下である。
好適なカチオン性界面活性剤としては、例えば、アミン界面活性剤および第四アンモニウム塩界面活性剤が挙げられる。好適なアミン界面活性剤としては、例えば、第一、第二、および第三アルキルアミン界面活性剤;第一、第二、および第三アルケニルアミン界面活性剤;イミダゾール界面活性剤;アミンオキシド界面活性剤;エトキシル化アルキルアミン界面活性剤;エチレンジアミンのアルコキシレートである界面活性剤;および疎水性基が少なくとも1つのアミド結合を含有するアミン界面活性剤が挙げられる。好適な第四アンモニウム塩界面活性剤としては、例えば、ジアルキルジメチルアンモニウム塩界面活性剤;アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウム塩界面活性剤、アルキルピリジニウムハライド界面活性剤、第三アミン化合物の四級化により調製される界面活性剤、およびエステルクアット(esterquat)(すなわち、エステル結合を含有する少なくとも1つの疎水性基を有する第四アンモニウム塩である界面活性剤)が挙げられる。
好適な第四アンモニウム塩界面活性剤は対応するアニオンを有する。好適な対応するアニオンとしては、例えば、ハライドイオン(例えば、塩化物イオン)、メチルスルフェートイオン、他のアニオン、およびその混合物が挙げられる。
好適なカチオン性界面活性剤の混合物も好適である。
1以上のカチオン性界面活性剤が使用される態様のうち、かかる態様のいくつかにおいては、本発明の洗濯組成物はカチオン性界面活性剤を、前記洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量%で0.1%以上;または0.5%以上;または1%以上;または2%以上の量で含む。独立して、カチオン性界面活性剤が使用される場合、いくつかの態様においては、カチオン性界面活性剤の量は、前記洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量パーセントで、25%以下;または10%以下;または7%以下;または5%以下である。
好適な非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン界面活性剤;カルボン酸のエステルである界面活性剤;エトキシル化天然油脂またはワックスである界面活性剤;カルボン酸アミド界面活性剤;およびポリオキシアルキレンブロックコポリマー界面活性剤が挙げられる。好適なポリオキシエチレン界面活性剤としては、例えば、アルコールエトキシレート界面活性剤およびアルキルフェノールエトキシレートが挙げられる。好適なカルボン酸エステル界面活性剤としては、例えば、グリセロールエステル界面活性剤;グリコール(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、および1,2−プロパンジオール)のエステルである界面活性剤、ポリエチレングリコールエステル界面活性剤、アンヒドロソルビトールエステル界面活性剤、およびエトキシル化アンヒドロソルビトールエステル界面活性剤が挙げられる。好適なカルボン酸アミド界面活性剤としては、例えば、ジエタノールアミド界面活性剤、モノアルカノールアミド界面活性剤、およびポリオキシエチレンアミド界面活性剤が挙げられる。好適なポリオキシアルキレンブロックコポリマー界面活性剤としては、例えば、ポリ(オキシエチレン−コ−オキシプロピレン)界面活性剤が挙げられる。好適な非イオン性界面活性剤の混合物も好適である。
1以上の非イオン性界面活性剤が使用される態様のうち、かかる態様のいくつかにおいて、本発明の洗濯組成物は、非イオン性界面活性剤を、前記洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量パーセントで、1%以上;または2%以上;または5%以上;または10%以上の量で含む。独立して、非イオン性界面活性剤が使用される場合、いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤の量は、前記洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量パーセントで、50%以下;または40%以下;または30%以下である。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン界面活性剤、アミドプロピルベタイン界面活性剤、およびイミダゾリニウムの誘導体である界面活性剤が挙げられる。好適な両性界面活性剤の混合物も好適である。
本発明の実施は、少なくとも1種の柔軟剤の使用を含む。柔軟剤は、織物の処理に使用される場合、次の1以上の特徴を付与できる化合物である:洗濯プロセスが完了した後のより心地よい手触り;洗濯プロセスが完了した後の表面摩擦の軽減;織物が静電気を獲得する(例えば、自動乾燥機中での乾燥の間)傾向の軽減;およびその組み合わせ。好適な柔軟剤は、本明細書において前述の第四アンモニウム塩界面活性剤である。柔軟剤として有用なある第四アンモニウム塩界面活性剤は、例えば、ジアルキルジメチルアンモニウム塩界面活性剤およびエステルクアットである。
好適な柔軟剤の別の種類は、アニオン性界面活性剤の水溶性カチオン性ポリマーとのブレンドである。かかるブレンドのいくつかは米国特許出願公開番号2004/0152617に記載されている。かかる柔軟剤は、アニオン性界面活性剤の水溶性カチオン性ポリマーとのブレンドであり;かかるブレンド中に含まれる前記水溶性カチオン性ポリマーは、少なくとも1つのカチオン性モノマーを重合単位として有し、6から11のpH範囲にわたる1以上の点で正味正電荷を有する。
カチオン性界面活性剤が柔軟剤として使用される場合、前記柔軟剤の量は、柔軟剤の固形分重量パーセントとして示すことができる。カチオン性ポリマーとアニオン性界面活性剤のブレンドである柔軟剤が使用される場合、柔軟剤の量は、本明細書においてカチオン性ポリマー単独の固形分重量パーセントにより示すことができる。柔軟剤の混合物が用いられる場合、柔軟剤の固形分重量パーセントは、各柔軟剤の個々の固形分重量パーセントの全ての固形分重量パーセントの合計である。
本発明の洗濯組成物が1以上の柔軟剤を含有する態様のうち、かかる態様のいくつかにおいては、柔軟剤の量は、前記洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量パーセントで、0.1%以上;0.2%以上;または0.4%以上;または0.6%以上である。独立して、かかる態様における洗濯組成物のいくつかは、前記洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量パーセントで、25%以下;または15%以下;または8%以下;または4%以下;または2%以下の量で柔軟剤を含有する。
好適な柔軟剤の混合物も好適である。
本明細書において用いられ、FW Billmeyer,JR.によりTextbook of Polymer Science,第2版、1971年において定義される「ポリマー」は、より小さな化学的繰り返し単位の反応生成物から構成される比較的大きな分子である。通常、ポリマーは1以上の繰り返し単位を有する。ポリマーは、直鎖、分岐鎖、星状、ループ状、超分岐、架橋、またはその組み合わせである構造を有することができ;ポリマーは、1種の繰り返し単位を有していてもよいし(ホモポリマー)あるいは1種より多くの繰り返し単位を有していてもよい(コポリマー)。コポリマーはランダム、連続、ブロック、他の配列、またはその任意の混合物または組み合わせで配列した様々な種類の繰り返し単位を有することができる。互いに反応してポリマーの繰り返し単位を形成する化学物質は、本明細書において「モノマー」と称し、ポリマーは反応して繰り返し単位を形成するモノマーの「重合単位」から構成されるとされる。モノマーが反応してポリマーの重合単位になる化学反応は、本明細書において「重合(polymerizingまたはpolymerization)」と称する。
ポリマー分子量は、例えば、サイズ排除クロマトグラフィーまたは固有粘度などの標準的方法により測定することができる。一般に、ポリマーは1000以上の重量平均分子量(Mw)を有する。
本発明の実施は、少なくとも1種のカチオン性モノマーの使用を含む。カチオン性モノマーは、少なくとも1種のカチオンがポリマーに共有結合している重合単位を形成する化合物である。共有結合したカチオンに対応するアニオンは溶液中にあっても、カチオンとの複合体であっても、ポリマー上のどこにあっても、またはその組み合わせであってもよい。ある態様においては、洗濯操作に有用なある範囲のpH値で水中に存在する場合、カチオン形態で存在するが、ある他のpH値では中性形態でありうるカチオンを含有する、1以上のカチオン性モノマーが使用される。ある態様において、重合の間に中性形態である少なくとも1種のカチオン性モノマーが使用され、かかる態様において、重合後(洗濯プロセスの前または間)、ポリマーを取り巻く条件(例えばpH)は、カチオン性モノマーからの重合単位が正電荷を獲得するように変更される。独立して、ある態様において、第四アンモニウム塩などの恒久的にカチオン形態であるカチオンを含む、1以上のカチオン性モノマーが使用される。
好適なカチオン性モノマーのカチオンに対応するアニオンは、任意の種類のアニオンであってよい。ある好適なアニオンは、例えば、ハライド(例えば、クロリド、ブロミド、またはヨージドを包含する)、ヒドロキシド、ホスフェート、スルフェート、ヒドロスルフェート、エチルスルフェート、メチルスルフェート、ホルメート、アセテート、またはその混合物である。
カチオン性モノマーとして好適な第四アンモニウム塩化合物としては、例えば、(メタ)アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム第四化合物、ジアリルジアルキルアンモニウム第四化合物、およびその混合物が挙げられる。
(メタ)アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム第四化合物は構造:
Figure 2010150561
を有し、式中、Rは構造:
Figure 2010150561
を有する(メタ)アクリルアミド基であり、
式中、Rは水素またはメチル基のいずれかであり;Rは二価アルキル基であり;R、R、およびRのそれぞれは独立してメチルまたはエチル基であり;X1−はアニオン、例えば、好適なカチオン性モノマーのカチオンに対応する好適なアニオンとして本明細書においてすでに記載された任意のアニオンである。
ジアリルジアルキルアンモニウム第四化合物は構造:
Figure 2010150561
を有し、
式中、各Rはアリル基であり;RおよびRのそれぞれは独立して1〜3個の炭素原子を有するアルキル基であり;X2−はアニオン、例えば本明細書において好適なカチオン性モノマーのカチオンに対応する好適なアニオンとして既に記載された任意のアニオンである。ある態様において、RおよびRのそれぞれはメチル基である。独立して、ある態様において、X2−は塩化物イオンである。
多くの一般的な重合条件下で、ジアリルジアルキルアンモニウム第四モノマーは、5員環である重合単位を形成する。
好適なカチオン性モノマーのさらなる例は、構造:
Figure 2010150561
(式中、R10は水素またはメチル基であり;R11は二価アルキル基であり;R12およびR13はそれぞれ独立して水素、メチル基、またはエチル基のいずれかである)を有する(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステルである。ある態様において、R10はメチル基である。独立して、ある態様において、R11はエチル基またはプロピル基のいずれかである。独立して、ある態様において、R12およびR13はどちらもメチル基である。(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステルである好適なカチオン性モノマーとしては、例えば、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、2−(ジメチルアミノ)エチルアクリレート、および3−ジメチルアミノプロピルが挙げられる。
好適なカチオン性モノマーの混合物も好適である。
ある態様において、本発明の洗濯組成物は、任意の(メタ)アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム第四モノマーの重合単位を有さない、少なくとも1種の両性ポリマーを含む。ある態様において、本発明の洗濯組成物中に含まれる各両性ポリマーは、任意の(メタ)アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム第四モノマーの重合単位を有さない両性ポリマーである。
独立して、ある態様において、本発明の洗濯組成物は、任意のジアリルジアルキルアンモニウム第四モノマーの重合単位を有さない少なくとも1種の両性ポリマーを含む。ある態様において、本発明の洗濯組成物中に含まれる各両性ポリマーは、任意のジアリルジアルキルアンモニウム第四モノマーの重合単位を有さない両性ポリマーである。
独立して、ある態様において、本発明の洗濯組成物は、(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステルである任意のモノマーの重合単位を有さない、少なくとも1種の両性ポリマーを含む。ある態様において、本発明の洗濯組成物中に含まれる各両性ポリマーは、(メタ)アクリル酸のアミノアルキルエステルである任意のモノマーの重合単位を有さない両性ポリマーである。
本発明の両性ポリマーにおいて用いられるカチオン性モノマーの量は、カチオン性モノマーの重合単位が、前記両性ポリマーの固形分重量基準で20重量%〜90重量%であるようなものである。
本発明の実施は、少なくとも1種のアニオン性モノマーの使用を含む。アニオン性モノマーは、少なくとも1種のアニオンがポリマー主鎖に共有結合している重合単位を形成する化合物である。共有結合したアニオンに対応するカチオンは、溶液中にあってもよいし、アニオンとの複合体であってもよいし、ポリマー上の任意の位置にあってもよいし、あるいはその組み合わせであってもよい。ある態様において、洗濯操作に有用なある範囲のpH値で水中に存在する場合、アニオン形態で存在するが、ある他のpH値では中性形態でありうるアニオンを含有する、1以上のアニオン性モノマーが使用される。ある態様において、重合の間、中性形態である少なくとも1種のアニオン性モノマーが使用され;ある態様において、重合後(洗濯プロセスの前または間)、ポリマーを取り巻く条件(例えば、pH)は、アニオン性モノマーからの重合単位が負電荷を獲得するように変更される。
好適なアニオン性モノマーは、例えば、エチレン性不飽和酸モノマー、例えば、エチレン性不飽和カルボン酸モノマー、マレイン酸モノマー、およびエチレン性不飽和スルホン酸モノマーである。好適な不飽和カルボン酸モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、およびその混合物が挙げられる。好適なマレイン酸モノマーとしては、例えば、マレイン酸、無水マレイン酸、およびその置換体が挙げられる。好適な不飽和スルホン酸モノマーとしては、例えば、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸が挙げられる。
本発明の両性ポリマーにおいて用いられるアニオン性モノマーの量は、アニオン性モノマーの重合単位が前記両性ポリマーの固形分重量基準で、10重量%〜70重量%となるようなものである。
本発明の両性ポリマーは、カチオン性モノマーから形成される少なくとも1つの重合単位を含有する。ある態様において、両性ポリマーは、複数の同一のカチオン性モノマー分子から形成される複数の重合単位を含有する。ある態様において、両性ポリマーは、2以上の非同一カチオン性モノマー分子のそれぞれの1以上から形成される複数の重合単位を含有する。
本発明の両性ポリマーは、アニオン性モノマーから形成される少なくとも1つの重合単位を含有する。ある態様において、両性ポリマーは、複数の同一のアニオン性モノマー分子から形成される複数の重合単位を含有する。ある態様において、両性ポリマーは、2以上の非同一アニオン性モノマー分子のそれぞれの1以上から形成される複数の重合単位を含有する。
ある態様において、両性ポリマーは、カチオン性モノマーでも、アニオン性モノマーでもない任意のモノマーからの重合単位を含有しない。ある態様において、両性ポリマーは、非イオン性モノマー(すなわち、カチオン性モノマーでも、アニオン性モノマーでもないモノマー)からの少なくとも1つの重合単位を含有する。ある好適な非イオン性モノマーは、例えば、エチレン性不飽和非イオン性化合物、例えば、1つの二重結合、2つの二重結合、またはそれより多い二重結合を有する化合物である。好適なエチレン性不飽和非イオン性モノマーとしては、例えば、オレフィン、置換オレフィン(例えば、ビニルハライドおよびビニルカルボキシレートを包含する)、ジエン、(メタ)アクリレート、置換(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、置換(メタ)アクリルアミド、スチレン、置換スチレン、およびその混合物が挙げられる。本明細書において用いられる場合、「(メタ)アクリレート」は、アクリル酸およびメタクリル酸のエステルであり;「置換」とは、任意の置換基、例えば、ハロゲン、ヒドロキシル基、アルキル基、ビニル基、(メタ)アクリル基、グリシジル基、ヒドロキシアルキル基、アルキレンオキシド基、ポリアルキレンオキシド基、およびその組み合わせを意味する。ある態様において、(メタ)アクリレートエステル、置換(メタ)アクリレートエステル、(メタ)アクリルアミド、置換(メタ)アクリルアミド、およびその混合物の群から選択される1以上の非イオン性モノマーが使用される。ある態様において、アクリルアミドもしくはメタクリルアミドまたはその混合物が使用される。
本発明の少なくとも1種の両性ポリマーが非イオン性モノマーの重合単位を含有する態様のうち、かかる両性ポリマーは、重合単位として、前記両性ポリマーの重量基準で90重量%以下;または70重量%以下;または50重量%以下;または30重量%以下の量で非イオン性モノマーを含有する。本発明の少なくとも1種の両性ポリマーが非イオン性モノマーの重合単位を含有する態様のうち、かかる両性ポリマーは、重合単位として、前記両性ポリマーの重量基準で、0.1重量%以上;または1重量%以上;または5重量%以上;または10重量%以上;または20重量%以上の量で非イオン性モノマーを含有する。ある態様において、本発明の洗濯組成物は、非イオン性モノマーの重合単位を含有しない少なくとも1種の両性ポリマーを含有する。
ある態様において、本発明の洗濯組成物は、架橋性モノマーからの1以上の重合単位を含有する少なくとも1種の両性ポリマーを含有する。架橋性モノマーは、重合反応に関与することができる2個の官能基を有するモノマーである。ある架橋性モノマーは、例えば2以上のエチレン性不飽和基を有する。ある架橋性モノマーは、例えば、少なくとも1つのエチレン性不飽和基および重合反応に関与できる少なくとも1つの他の基(例えば、グリシジル基)を有する。ある態様において、本発明の洗濯組成物は、架橋性モノマーからの重合単位を含有しない少なくとも1種の両性ポリマーを含有する。
ある態様において、本発明の洗濯組成物は、アルキル基が4以上の炭素原子を有する(メタ)アクリル酸の1以上のアルキルエステルからの1以上の重合単位を含有する少なくとも1種の両性ポリマーを含有する。ある態様において、本発明の洗濯組成物は、アルキル基が4以上の炭素原子を有する(メタ)アクリル酸のアルキルエステルからの重合単位を含有しない少なくとも1種の両性ポリマーを含有する。ある態様において、本発明の洗濯組成物は、(メタ)アクリル酸のアルキルエステルからの重合単位を含有しない少なくとも1種の両性ポリマーを含有する。
ある態様において、本発明の洗濯組成物は、エステル基が少なくとも1つのアルキレンオキシド基を含有する(メタ)アクリル酸の1以上のエステルからの1以上の重合単位を含有する少なくとも1種の両性ポリマーを含有する。かかるエステル基は、1以上の単一のアルキレンオキシド基、1以上のポリオキシエチレン基、またはその組み合わせを含有することができる。ある態様において、本発明の洗濯組成物は、エステル基が少なくとも1つのアルキレンオキシド基を含有する(メタ)アクリル酸のエステルからの重合単位を含有しない少なくとも1種の両性ポリマーを含有する。
本発明の両性ポリマーを特徴づけるための有用な一方法は、すべてのカチオン性モノマーからの重合単位の、すべてのアニオン性モノマーからの重合単位に対する当量比である。カチオン性モノマーからの重合単位の当量値は、該重合単位中のポリマー分子に共有結合するカチオンの数である。アニオン性モノマーからの重合単位の当量値は、該重合単位中のポリマー分子に共有結合するアニオンの数である。従って、すべてのカチオン性モノマーからの重合単位の、すべてのアニオン性モノマーからの重合単位に対する当量比は、カチオン性モノマーの重合単位中のすべてのカチオンの、アニオン性モノマーの重合単位中のすべてのアニオンに対するモル比と同じである。
本発明のある両性ポリマーにおいて、カチオン性モノマーからの各重合単位は1の当量値を有する。独立して、本発明のある両性ポリマーにおいて、アニオン性モノマーからの少なくとも1つの重合単位は1の当量値を有する。独立して、本発明のある両性ポリマーにおいて、アニオン性モノマーからの少なくとも1つの重合単位は2の当量値を有する。独立して、本発明のいくつかの両性ポリマーにおいて、アニオン性モノマーからの少なくとも1つの重合単位は1の当量値を有し、アニオン性モノマーからの少なくとも1つの重合単位は2の当量値を有する。
本発明の両性ポリマーの当量比は「完全イオン性」pH状態で評価され、これは、本明細書において、両性ポリマーに共有結合した実質的にすべてのカチオンが(中性形態でなく)カチオン形態であり、かつ両性ポリマーに共有結合した実質的にすべてのアニオンが(中性形態でなく)アニオン形態であるpH状態として定義される。ある態様において、本発明の1以上の両性ポリマーは、洗濯操作をおこなうのに有用なpH値で完全イオン性pH状態にある。ある態様において、本発明の1以上の両性ポリマーは、織物の洗浄に有用なpH値で完全イオン性pH状態にある。独立して、ある態様において、本発明の1以上の両性ポリマーは、6以上;または7以上;または7.5以上のpH値で完全イオン性pH状態にある。独立して、ある態様において、本発明の1以上の両性ポリマーは、11以下;または10.5以下のpH値で完全イオン性pH状態にある。
ある態様において、すべてのカチオン性モノマーからの重合単位の、すべてのアニオン性モノマーからの重合単位に対する当量比は、0.33:1またはそれより大である。ある態様において、当量比は0.5:1またはそれより大;または0.75:1またはそれより大;または0.9:1またはそれより大;または0.95またはそれより大である。
独立して、ある態様において、すべてのカチオン性モノマーからの重合単位の、すべてのアニオン性モノマーからの重合単位に対する当量比は、1.2:1またはそれより小である。ある態様において、前記当量比は1.1:1またはそれより小;または1.05:1またはそれより小である。
ある態様において、本発明の両性ポリマーは、50000以下の重量平均分子量を有する。ある態様において、本発明の両性ポリマーは、40000以下;または30000以下;または20000以下の重量平均分子量を有する。
独立して、ある態様において、本発明の両性ポリマーは、1000以上の重量平均分子量を有する。ある態様において、本発明の両性ポリマーは、2000以上;または3000以上;または5000以上の重量平均分子量を有する。
本発明の洗濯組成物中の両性ポリマーの量は、前記洗濯組成物の固形分重量基準での固形分重量パーセントで0.05%以上である。ある態様において、本発明の洗濯組成物は、前記洗濯組成物の固形分重量基準の固形分重量パーセントで、0.1%以上;0.2%以上;または0.5%以上;または0.8%以上の量の両性ポリマーを含有する。ある態様において、本発明の洗濯組成物は、前記洗濯組成物の固形分重量基準での固形分重量パーセントで、25%以下;または10%以下;または5%以下;または3%以下の量で両性ポリマーを含有する。
本発明の両性ポリマーは、例えば、溶液重合、塊状重合、異種相重合(例えば、乳化重合、懸濁重合、分散重合、および逆乳化重合を包含する)、およびその組み合わせを包含する任意の重合法により調製することができる。独立して、本発明の両性ポリマーは、例えば、フリーラジカル重合を包含する任意の種類の重合反応で調製することができる。溶液重合が使用される場合、溶媒は水性溶媒(すなわち、溶媒は、前記溶媒の重量基準で75重量%以上の水である)または有機溶媒(すなわち、水性でない溶媒)であってよい。ある態様において、少なくとも1種の両性ポリマーは、溶液中、フリーラジカル溶液重合により調製される。かかる態様のうち、少なくとも1種の両性ポリマーは、水性溶媒中、フリーラジカル溶液重合により調製される。
本発明の両性ポリマーを調製するために用いられる方法および反応から独立して、様々な好適な両性ポリマーは様々なメディア中に可溶性または分散可能である。ポリマーが特定の溶媒中に、溶媒の重量基準で5重量%以上のポリマー量で溶解されうる場合には、本明細書において、ポリマーが特定の溶媒中に「可溶性」であるとされる。ある態様において、有機溶媒中に可溶性または分散可能な少なくとも1種の両性ポリマーが使用される。ある態様において、水性溶媒中に可溶性であるか、または分散可能である少なくとも1種の両性ポリマーが使用される。ある態様において、水性溶媒に可溶性である少なくとも1種の両性ポリマーが使用される。ある態様において、水性溶媒の重量基準のポリマー重量で10%以上;または20%以上;または30%以上の量で水性溶媒中に可溶性である少なくとも1種の両性ポリマーが使用される。
ある態様において、本発明の洗濯組成物は、少なくとも1種の両性ポリマーおよび少なくとも1種のアニオン性界面活性剤を含む。独立して、ある態様において、本発明の洗濯組成物は、少なくとも1種の両性ポリマーおよび少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を含む。独立して、ある態様において、本発明の洗濯組成物は、少なくとも1種の両性ポリマーおよび少なくとも1種の柔軟剤を含む。独立して、ある態様において、本発明の洗濯組成物は、少なくとも1種の両性ポリマー、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、および少なくとも1種の柔軟剤を含む。
本発明の洗濯組成物は任意の形態を有することができる。ある態様において、洗濯組成物は粉末である。ある態様において、洗濯組成物は液体である。ある態様において、洗濯組成物は液体と少なくとも1種の粉末の混合物であり;かかる態様のいくつかにおいて、混合物は懸濁液または分散液の形態である。
本発明の実施において、洗濯組成物は、任意の洗濯操作の間、または洗濯操作の任意の組み合わせの間に織物を処理するために用いることができる。例えば、本発明の洗濯組成物は、洗浄またはすすぎまたは乾燥またはその任意の組み合わせの間に織物を処理するために用いることができる。ある態様において、本発明の洗濯組成物は、織物を洗浄する間に用いられる。
有効な洗浄性および有効な柔軟化のどちらも可能な組成物である、二重機能性洗濯組成物を提供することが望ましい場合がある。洗濯組成物の洗浄効果を評価するための有用な一方法は、洗濯組成物の、泥汚れ再沈着に抵抗する能力を試験することであり、この泥汚れ再沈着に対する耐性は、実施例の項において以下に記載される再沈着試験により測定することができる。興味のある洗濯組成物の柔軟化効果を測定する一方法は、興味のある洗濯組成物中で織物を洗濯し、一群の人々に、織物を取り扱わせ、その柔軟性を評価させることである。別法として、柔軟化効果を評価するための有用な別の方法は、洗濯組成物中に含まれ、織物に有効に送達されることができる柔軟剤の量である。洗濯組成物が液体である場合、柔軟剤を含む全成分が相分離することなく溶液中に残存するならば、柔軟剤は織物に有効に送達されると考えられる。
本発明のいくつかの態様は、少なくとも1種の両性ポリマー、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、および少なくとも1種の柔軟剤を含む洗濯組成物を含む。かかる態様のいくつかは二重機能性洗濯組成物として良く機能する。
いくつかの態様において、本発明の洗濯組成物は1以上の洗濯アジュバントを含有する。洗濯アジュバントは、洗濯プロセスを改善する界面活性剤および柔軟剤以外の物質である。洗濯アジュバントとしては、例えば、ヒドロトロープ、ビルダー、セルロース誘導体、アクリル酸ポリマー、酵素、酵素安定剤、蛍光増白剤、漂白剤、およびその混合物が挙げられる。
1以上のヒドロトロープが使用される態様のうち、好適なヒドロトロープとしては、例えば、アルコール、グリコール、アルカノールアミン、アリールスルホネート、およびその混合物が挙げられる。好適なアルコールとしては、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、およびその混合物が挙げられる。好適なグリコールとしては、例えば、プロピレングリコールが挙げられる。好適なアルカノールアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、エタノールアミン、トリエタノールアミン、およびその混合物が挙げられる。好適なアリールスルホネートとしては、例えば、アンモニウムキシレンスルホネート、ナトリウムキシレンスルホネート、カリウムキシレンスルホネート、ナトリウムメチルナフタレンスルホネート、ナトリウムクメンスルホネート、ナトリウムトルエンスルホネート、およびその混合物が挙げられる。
ビルダーは、洗濯プロセスにおいて用いられる水から硬水イオンを除去する物質である。1以上のビルダーが用いられる態様において、好適なビルダーとしては、例えば、リン酸塩、炭酸塩、珪酸塩、ゼオライト、金属イオン封鎖剤、中性可溶性塩、およびその混合物が挙げられる。好適なリン酸塩としては、たとえば、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、オルトリン酸三ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、他のリン酸塩、およびその混合物が挙げられる。好適な炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、およびその混合物が挙げられる。好適な珪酸塩としては、例えば、珪酸ナトリウム、例えば、SiOのNaOに対する比が1:1より高い珪酸ナトリウム、例えば、かかる比が2.0:1〜2.4:1であるものが挙げられる。A型ゼオライトは好適なゼオライトの例である。好適な金属イオン封鎖剤としては、例えば、ニトロトリ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、有機リン酸塩、酒石酸一コハク酸ナトリウム、酒石酸二コハク酸ナトリウム、およびその混合物が挙げられる。好適な中性可溶性塩としては、例えば、硫酸ナトリウムが挙げられる。
セルロース誘導体は洗濯プロセスの間の泥の再沈着の防止に寄与すると考えられる。1以上のセルロース誘導体が使用される態様のうち、好適なセルロース誘導体としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、およびその混合物が挙げられる。
1以上のアクリル酸ポリマーが使用される態様において、好適なアクリル酸ポリマーとしては、アクリル酸のホモポリマー、アクリル酸と他のモノマーとのコポリマー、およびその混合物が挙げられる。独立して、1以上のアクリル酸ポリマーが使用される態様において、好適なアクリル酸ポリマーとしては、例えば、重量平均分子量が70000未満のアクリル酸ポリマーまたは重量平均分子量が10000未満のアクリル酸ポリマーが挙げられる。独立して、1以上のアクリル酸ポリマーが使用される態様のうち、かかる態様のいくつかは1以上のセルロース誘導体を含む。
1以上の酵素が使用される態様において、好適な酵素としては、例えば、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、パーオキシダーゼ、およびその混合物が挙げられる。
1以上の漂白剤が使用される態様において、好適な漂白剤としては、例えば、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム四水和物、過ホウ酸ナトリウム一水和物、およびその混合物が挙げられる。
これまでに、ある従来から公知の組成物は、他の成分のなかでも、アニオン性界面活性剤およびアクリル酸ポリマーを含む;本発明のある態様は、このような従来公知の洗濯組成物と類似した洗濯組成物であって、アクリル酸ポリマーの一部または全てが本発明の1以上の両性ポリマーで置換されているものであることが意図される。本発明のかかる態様は、匹敵する従来公知の洗濯組成物と比較した場合、泥汚れ再沈着の阻害が改善されていることが意図される。改善とは、少ない量のポリマー成分で調製された洗濯組成物によって達成される、泥汚れ再沈着の実際的な軽減または泥汚れ再沈着の他の類似した阻害である。
略語
AA=アクリル酸
APTAC=アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド
DADMAC=ジアリルジメチルアンモニウムクロリド
Am=アクリルアミド
再沈着試験
10.2cm×10.2cm(4インチ×4インチ)のテリー織の布片(Test Fabrics Co.から入手)を、染料および香料を含まない洗剤ベース中で3回洗浄することによりストリップした。テリー織の布片を次いで、水道水(合計硬度80ppm、Ca++とMg++比が2:1)を用いてTerg−o−Tometer(United States Testing Co.から入手)中で洗濯した。各装填物には、2枚のテリー織の布片、1.0リットルの水、水1リットルあたり2.0gの試験される洗濯製品および20%クレーを含有するスラリー1gが含まれていた。洗濯プロセスは、35℃で12分洗浄、冷水で3分すすぎ、そして乾燥機で乾燥であった。洗濯プロセス後、各テリー織の布片の白色度をPacific Scientific比色計で測定した。白色度(WI)は、次のように測定された標準三刺激値YおよびZから計算される:WI=3.387*Z−3*Y。このWIの計算法は、Taubeの白色度の式として知られ、例えば、ASTM International、「ASTM E313−00」による刊行物のX2.2.3章に記載されている。白色度が高いほど、布上へのクレーの沈着に対して抵抗する洗濯製品の能力が大きいことを示す。
濁度
液体配合物の濁度は、HF Instrumentsにより製造された装置(DRT100D型)を用いて測定した。結果をNTU(比濁計濁度単位)として記録する。脱イオン水は0.0NTUの濁度を有する。濁度が低いほど(すなわち、NTU値が低いほど)、成分の相溶性が改善されることを意味する。
洗剤ベースDB1:
本明細書において「DB1」と称する配合物は次の様にして処方した:
Figure 2010150561
(1)DB1の合計重量基準で、供給された成分の重量。
(2)Witco Corp.により製造され、水中90%活性成分として供給される、直鎖アルキルベンゼンスルホネート。
(3)Witco Corp.により製造され、水中58%活性成分として供給される、ナトリウムアルコールエトキシレートスルフェート。
(4)Shell Chemicalにより製造され、アルコール1モルあたり平均約6.5モルのエチレンオキシドを有するC12〜C13NEODOL(商標)アルコールベースのアルコールエトキシレート。
(5)Stepan Corp.により製造され、水中40%活性成分として供給されるStepanate(商標)XSX。
(実施例1)
両性ポリマーの調製
オーバーヘッドスターラー、コンデンサー、熱電対、加熱マントル、ならびにモノマー、開始剤および鎖調節剤の添加のための入口を備えた1リットルの樹脂釜を排気フード中で準備した。100グラムの脱イオン水および3.96グラムの0.15%硫酸第1鉄溶液を釜に入れ、78℃に加熱した。153.84グラムのジアリルジメチルアンモニウムクロリド(水中65重量%)をメスシリンダーに添加することによりモノマー溶液#1を調製した。45グラムのアクリル酸および103.7グラムの53%アクリルアミドをメスシリンダーに加えることによりモノマー溶液#2を調製した。1.4グラムの過硫酸ナトリウムおよび20グラムの脱イオン水の開始剤溶液を調製した。0.5グラムのメタ重亜硫酸ナトリウムおよび5グラムの脱イオン水の釜添加物を調製した。11グラムのメタ重亜硫酸ナトリウムおよび35グラムの脱イオン水を混合することにより鎖調節剤溶液を調製した。リアクターが78℃に達したら、釜添加物を加え、同時にフィードを開始した。モノマー溶液#1および鎖調節剤溶液を90分かけて添加した。モノマー溶液#2を105分かけて添加し、開始剤溶液を110分にわたって添加した。全てのコフィードが完了したら、反応を15分間78℃で保持した。チェーサー溶液をついで次のようにして調製した。1.35グラムの70%tert−ブチルヒドロパーオキシドおよび10グラムの脱イオン水を準備した。0.92グラムのイソアスコルビン酸および10グラムの脱イオン水を準備した。6グラムのアクリル酸および4グラムの脱イオン水を混合した。保持が完了したら、釜を75℃に冷却し、AA/水溶液をフラスコに装填した。残存するチェーサーをついで30分にわたって75℃で添加した。チェース供給が完了したら、反応を30分間保持した。30分の最後に、反応物を次いで冷却し、包装した。反応の最終固形分は43.6%であり、pHは2.6であり、分子量は12380であった。
(実施例2)
追加の両性ポリマーの調製
前述の実施例1に記載された方法を用い、モノマー溶液#1およびモノマー溶液#2の量および組成を調節して、各ポリマーにおいて次の重量比(モノマーを溶解させるために使用した水に関係なく、実際のモノマーの重量比)を達成することにより、様々な両性ポリマーを調製した。「M.W.」はサイズ排除クロマトグラフィーにより決定される重量平均分子量である。
Figure 2010150561
(実施例3)
再沈着試験の結果
次の配合物を調製し、前述の再沈着試験により試験すると、次のような結果であった:
Figure 2010150561
(6)UCARE(商標)ポリマーJR400、ポリクアテルニウム−10、Dow Chemical Co.により製造。
(7)本明細書において前述のようなDB1の合計重量部。
(8)ポリクアット物質の固形分重量部。
(9)両性ポリマーの固形分重量部。
(10)比較配合物。
両性ポリマーを有する配合物はより高い白色度を示し、このことは、泥汚れの再沈着に対する耐性がより良好であることを示す。
(実施例4)
さらなる再沈着試験の結果
次の配合物を調製し、本明細書において前述の再沈着試験により試験すると、結果は次の通りであった(注(6)〜(10)は本明細書において前述の実施例3において定義されている):
Figure 2010150561
(11)比較ポリマーA、Acusol(商標)445N分散剤、ポリ(AA)、Rohm and Haas Companyにより製造。
(12)比較ポリマーA、Acusol(商標)460N分散剤、マレイン/オレフィンコポリマー、Rohm and Haas Companyにより製造。
両性ポリマーを含む配合物は、より高い白色度を示し、このことは、泥汚れの再沈着に対する耐性がより良好であることを示す。
(実施例5)
追加の再沈着試験の結果
次の配合物を調製し、本明細書において前述の再沈着試験により試験すると、次のような結果であった(注(6)〜(10)は本明細書において前述の実施例3において定義されている)。
Figure 2010150561
(13)比較ポリマーC、Floquat(商標)PRP4440DADMACホモポリマー、SNF Floeger Companyにより製造。
(14)比較ポリマーD、Floquat(商標)PRP4820DADMACホモポリマー、SNF Floeger Companyにより製造、製造業者により、Floquat(商標)PRP4440DADMACホモポリマーよりも高い分子量を有することが開示されている。
両性ポリマーを有する配合物は、高い白色度を示し、このことは、泥汚れ再沈着に対する耐性がより良好であることを示す。
(実施例6)
さらなる再沈着試験および濁度試験の結果
次の配合物を調製し、本明細書において前記のような再沈着および濁度試験により試験すると、次の様な結果であった(注(6)〜(11)は前述の実施例3〜4において定義されている)。
Figure 2010150561
(15)実施例6においては試験せず。類似の配合物についての白色度は、本明細書における前記実施例3において報告される。
両性ポリマーを含有する配合物は、良好な濁度結果および良好な白色度を有していた。

Claims (18)

  1. i)a)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤;並びにb)少なくとも1種のカチオン性界面活性剤、または少なくとも1種のカチオン性ポリマーを含む、少なくとも1種の柔軟剤:を含む少なくとも1つの洗濯成分、並びに
    ii)少なくとも1種の両性ポリマー
    を含む洗濯組成物であって、
    当該少なくとも1種の両性ポリマーが、重合単位として、
    a)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、20重量%〜90重量%の少なくとも1種のカチオン性モノマー、
    b)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、10重量%〜70重量%の少なくとも1種のアニオン性モノマー、および
    c)前記両性ポリマーの固形分重量基準で、0.1重量%〜90重量%の少なくとも1種の非イオン性モノマーを含み;
    前記モノマーa)の前記モノマーb)に対する当量比が0.33:1〜1.2:1であり;および
    前記両性ポリマーが50000以下の重量平均分子量を有する;
    洗濯組成物。
  2. カチオン性ポリマーが、水溶性カチオン性ポリマーである請求項1記載の洗濯組成物。
  3. 柔軟剤が、少なくとも1種の第四アンモニウム塩界面活性剤、または少なくとも1種のアニオン性界面活性剤と水溶性カチオン性ポリマーとのブレンドを含む請求項1記載の洗濯組成物。
  4. 柔軟剤が少なくとも1種の第四アンモニウム塩界面活性剤を含む、請求項1記載の洗濯組成物。
  5. 洗濯組成物が、ヒドロトロープ、ビルダー、セルロース誘導体、酵素、酵素安定剤、増白剤、漂白剤、およびその混合物からなる群から選択される少なくとも1つの成分をさらに含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  6. 前記カチオン性モノマーが、ジアリルジアルキルアンモニウム第四化合物、アクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム第四化合物、メタクリルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム第四化合物、およびその混合物からなる群から選択される請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  7. カチオン性モノマーがジアリルジアルキルアンモニウム第四化合物からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  8. 前記アニオン性モノマーが、カルボン酸モノマー、スルホン酸モノマー、およびその混合物からなる群から選択される請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  9. 前記洗濯成分が、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤および少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を含み、前記カチオン性界面活性剤が織物柔軟剤として好適である請求項1〜8のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  10. 前記ポリマーが、架橋性モノマーの重合単位を含まない請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  11. 前記ポリマーが、アクリル酸またはメタクリル酸のC4以上のアルキルエステルの重合単位を含まない請求項1〜10のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  12. 前記ポリマーが、エステル基がアルキレンオキシド基を含有するアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルの重合単位を含まない請求項1〜11のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  13. 前記非イオン性モノマーが、アクリルアミド、メタアクリルアミド又はその混合物を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  14. 前記非イオン性モノマーの量が、前記両性ポリマーの固形分重量基準で、20重量%〜90重量%である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  15. 前記非イオン性モノマーの量が、前記両性ポリマーの固形分重量基準で、20重量%〜50重量%である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の洗濯組成物。
  16. 前記非イオン性モノマーが、アクリルアミド、メタアクリルアミド又はその混合物を含む、請求項15記載の洗濯組成物。
  17. 布地を請求項1〜12のいずれか1項に記載の洗濯組成物で処理することを含む、布地を洗濯する方法。
  18. 前記洗濯組成物が、ヒドロトロープ、ビルダー、セルロース誘導体、酵素、酵素安定剤、増白剤、漂白剤、およびその混合物からなる群から選択される少なくとも1つの成分をさらに含む請求項17記載の方法。
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