JP2017510679A - 液体洗剤組成物に有用な新規コポリマー - Google Patents
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Abstract
Description
− N−ビニルピロリドンに由来する約71〜約89モル%、好ましくは約75〜約87モル%、より好ましくは約78〜約86モル%の親水性単位と;
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来するカチオン性単位と
を含むコポリマーが提供される。
− 組成物の調合の容易さ、
− 多数の組成物への調整性および/または適応性、
− 組成物の透明性の保存、
− 加速された乾燥、
− 乾燥時に残された跡の不在または減少、
− 消費者によって、特に観察によって気付くことができる乾燥、
− これらのさらなる利点の少なくとも2つの組み合わせ
を提供することができる。
「ポリマー」は、本明細書で用いるところでは、およびTextbook of Polymer Science,第2版,1971年においてF W Billmeyer,JR.によって定義されるように、より小さい化学繰り返し単位の反応生成物で構成された比較的大きい分子である。普通は、ポリマーは、11以上の繰り返し単位を有する。ポリマーは、線状、分岐、星形状、環状、超分岐、架橋、またはそれらの組み合わせである構造を有してもよい。ポリマーは、ただ一つのタイプの繰り返し単位を有してもよいし、またはそれらは、2つ以上のタイプの繰り返し単位を有してもよい(2つ以上のタイプの繰り返し単位を有するポリマーは、「コポリマー」と呼ばれる)。ポリマーは、ランダムに、順序正しく、ブロックで、他の配置で、またはそれらの任意の混合物もしくは組み合わせで配列された様々なタイプの繰り返し単位を有してもよい。互いに反応してポリマーの繰り返し単位を形成する化学物質は、本明細書では「モノマー」として知られ、ポリマーは、反応して繰り返し単位を形成したモノマーの「重合単位」でできていると本明細書では言われる。
試料は、移動相(すなわち、200ppmのNaN3と20ppm(乾燥ポリマーとして計算される)のポリDADMACポリマーとを含有する上記の水性溶離液)に希釈され、少なくとも一晩均質化され、0.45ミクロンMilliporeフィルターを通して濾過される。
− 移動相(溶離液):200ppmのNaN3と20ppmのポリ(DADMAC)ポリマー[Aldrichから入手可能な(プロダクトリファレンス 409022):20重量%での水中のポリ塩化ジアリルジメチルアンモニウム溶液;中央分子量Mw=200〜350kg/モル]とを含有する0.1MのNaNO3水溶液
− 流量:1ml/分
− カラム:Shodex OHpak SB 806M HQ(3カラム;30cm)
− 検出:RI(濃度検出器Agilent)+MALLS(Dawn Heleos)
− 試料濃度:移動相(溶離液)中の約0.5重量%(乾燥ポリマーとして計算される)のコポリマー
− 注入量:100マイクロリットル。
− 70モル%のVP単位と30モル%のDADMAC単位とを有する(VP/DADMAC)コポリマーについて0.1500mL/g
− 80モル%のVP単位と20モル%のDADMAC単位とを有する(VP/DADMAC)コポリマーについて0.1400mL/g;
− 85モル%のVP単位と15モル%のDADMAC単位とを有する(VP/DADMAC)コポリマーについて0.1375mL/g;
− 90モル%のVP単位と10モル%のDADMAC単位とを有する(VP/DADMAC)コポリマーについて0.1350mL/g。
− N−ビニルピロリドンに由来する約71〜約89モル%の親水性単位と、
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来するカチオン性単位と
を含むコポリマーが提供される。
− N−ビニルピロリドンに由来する約75〜約87モル%の親水性単位と、
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来する約13〜25モル%のカチオン性単位と
を含んでもよい。
− 単位CC、および/または
− 単位CNであって:
− 次式:
−CH2−CHR5[−X2−(CH2−CH2−O)n−R7]−
(式中:
− R6は、水素原子またはメチル基であり、
− X2は、式−CO−O−、−CO−NH−または−C6H4−CH2−の基であり、
− Nは、1以上の整数または平均数であり、
− R7は、水素原子、アルキル基またはトリスチリルフェニル基である)
のアルコキシル化単位、および/または
− 次式:
−CH2−CHR6[−X2−R8]−
(式中:
− R6は、水素原子またはメチル基であり、
− X2は、式−CO−O−、−CO−NH−または−C6H4−CH2−の基であり、
− R8は、好ましくは2つの隣接炭素原子上に、少なくとも2個の−OH基を含む、少なくとも2個の炭素原子を有する炭化水素基である)
のヒドロキシル化単位、および/または
− ヒドロキシアルキルアクリレートもしくはメタクリレート単位
から選択される単位CN、
− 疎水性単位CN、および/または
− スルホベタイン基を含む単位CZ、好ましくは双性イオン単位CZすべて
を実質的に持っていない(5モル%未満、たとえば2モル%未満、たとえば1モル%未満、好ましくは0.5モル%未満のそれらの単位を含み;好ましくはまったく含まない)。
− N−ビニルピロリドンに由来する約83〜約87モル%、たとえば約85%の単位と、
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来する約13〜約17モル%、たとえば約15モル%の単位と
を含むコポリマーであって、
前記コポリマーが、約75,000〜約105,000g/モル、たとえば約85,000〜約105,000g/モル、たとえば約90,000〜約100,000g/モルの範囲のモル質量を有するコポリマー;
− N−ビニルピロリドンに由来する約78〜約82モル%、たとえば約80モル%の単位と、
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来する約18〜約22モル%、たとえば約20モル%の単位と
を含むコポリマーであって、
前記コポリマーが、約65,000〜約95,000g/モル、たとえば約70,000〜約90,000g/モル、たとえば約75,000〜約85,000g/モルの範囲のモル質量を有するコポリマー。
好ましくは、(仕上がり、泡立ちプロファイルおよび/またはクリーニングの観点から)最良のものであると分かった界面活性剤系/ポリマー重量比は、約10:1〜約300:1、より好ましくは約50:1〜約200:1、さらにより好ましくは約75:1〜約150:1、とりわけ約100:1である。
本発明のコポリマーは、任意の適切な方法によって調製することができる。本方法は一般に、モノマーとフリーラジカル源とが一緒にされる、ラジカル重合(共重合)の段階を含むであろう。
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムと、
− N−ビニルピロリドンと、
− フリーラジカル源と
を一緒にすることによる共重合の段階を含む。
− 過酸化水素、tert−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、t−ブチルペルオキシアセテート、t−ブチルペルオキシベンゾエート、t−ブチルペルオキシオクトエート、t−ブチルペルオキシネオデカノエート、t−ブチルペルオキシイソブチレート、ラウロイルペルオキシド、t−アミルペルオキシピバレート、t−ブチルペルオキシピバレート、ジクミルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、過硫酸カリウムまたは過硫酸アンモニウムなどの、過酸化物、
− 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−ブタンニトリル)、4,4’−アゾビス(4−ペンタン酸)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2−(t−ブチルアゾ)−2−シアノプロパン、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミド)、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオアンアミド}、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル]プロピオアンアミド}、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオアンアミド]または2,2’−アゾビス(イソブチルアミド)二水和物などの、アゾ化合物、
− レドックス系であって、
− 過酸化水素、アルキルペルオキシド、パーエステル、パーカーボネートなどと、任意の鉄塩、チタン塩、亜鉛ホルムアルデヒドスルホキシレートまたはナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート、および還元糖との混合物、
− メタ重亜硫酸ナトリウムなどの、アルカリ金属重亜硫酸塩、および還元糖と組み合わせた、アルカリ金属またはアンモニウム過硫酸塩、過ホウ酸塩または過塩素酸塩、ならびに
− ベンゼンホスホン酸などの、アリールホスフィン酸および同様な性質の他のもの、および還元糖と組み合わせたアルカリ金属過硫酸塩
などの、組み合わせを含むレドックス系
が特に使用されてもよい。
本発明のコポリマーは、上に記載されたような洗剤組成物をある容積の水に供給する工程と、汚れた食器類を水に漬ける工程とを含む食器手洗いの方法に特に有用であり得る。そのような組成物がこの方法に従って使用される場合、長続きのする効果のある、優れた泡立ちプロファイルが達成される。
本発明は、好ましくは液体形態にある、食器手洗い用洗剤組成物での本発明のコポリマーの便益を想定している。本洗剤組成物は、本発明の泡立ち増強ポリマーと界面活性剤系とを含む。
本発明の洗剤の界面活性剤系は、任意のクリーニング界面活性剤を含むことができる。非常に良好なグリースクリーニングおよび同時に非常に良好な泡立ちプロファイルは、界面活性剤系が、i)アニオン界面活性剤と;ii)両性および/または双性イオン界面活性剤とを含む場合に見出されている。好ましくは、アニオン界面活性剤対両性および/または双性イオン界面活性剤の重量比は、9:1未満、より好ましくは5:1未満、より好ましくは4:1未満、とりわけ約3:1〜約3.5:1である。
アニオン界面活性剤としては、それらの分子構造中に一般に8〜22個の炭素原子または一般に8〜18個の炭素原子を含有する有機疎水性基と、水溶性化合物を形成するためにスルホネート、スルフェート、およびカルボキシレ−トから好ましくは選択される少なくとも1つの水可溶化基とを含有するそれらの界面活性化合物が挙げられるが、それらに限定されない。通常、疎水性基は、C8〜C22アルキル、またはアシル基を含むであろう。そのような界面活性剤は、水溶性塩の形態で用いられ、塩形成カチオンは通常、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、マグネシウムおよびモノ−、ジ−またはトリ−C2〜C3アルカノールアンモニウムから選択され、ナトリウム、カチオンが選択される通常のものである。
重量平均アルコキシル化度=(x1*界面活性剤1のアルコキシル化度+x2*界面活性剤2のアルコキシル化度+…)/(x1+x2+…)
(式中、x1、x2、…は、混合物の各アニオン界面活性剤のグラム単位の重量であり、アルコキシル化度は、各アニオン界面活性剤中のアルコキシ基の数である)。
分岐の重量平均(%)=[(x1*アルコール1中の重量%分岐アルコール1+x2*アルコール2中の重量%分岐アルコール2+…)/(x1+x2+…)]*100
(式中、x1、x2、…は、本発明の洗剤用のアニオン界面活性剤のための出発原料として使用されたアルコールの全アルコール混合物中の各アルコールのグラム単位の重量である)
に従って定義される。重量平均分岐度計算において、分岐基を持たないアニオン界面活性剤成分の重量もまた含められるべきである。
本明細書で使用するための好適なスルフェート界面活性剤としては、C8〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキル、スルフェートおよび/またはエーテルスルフェートの水溶性塩が挙げられる。好適な対イオンとしては、アルカリ金属カチオンまたはアンモニウムもしくは置換アンモニウム、しかし好ましくはナトリウムが挙げられる。
本明細書で使用するための好適なスルホネート界面活性剤としては、C8〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルスルホネートの水溶性塩;C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、国際公開第99/05243号パンフレット、国際公開第99/05242号パンフレット、国際公開第99/05244号パンフレット、国際公開第99/05082号パンフレット、国際公開第99/05084号パンフレット、国際公開第99/05241号パンフレット、国際公開第99/07656号パンフレット、国際公開第00/23549号パンフレット、および国際公開第00/23548号パンフレットに考察されているような変性アルキルベンゼンスルホネート(MLAS);メチルエステルスルホネート(MES);ならびにアルファ−オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。それらにはまた、10〜20個の炭素原子のパラフィンをスルホン化することによって得られる、モノスルホネートおよび/またはジスルホネートであってもよいパラフィンスルホネートが含まれる。スルホネート界面活性剤にはまた、アルキルグリセリルスルホネート界面活性剤が含まれる。
好ましいアミンオキシドは、アルキルジメチルアミンオキシドまたはアルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、より好ましくはアルキルジメチルアミンオキシド、とりわけココジメチルアミノオキシドである。アミンオキシドは、線状もしくは中間分岐アルキル部分を有してもよい。典型的な線状アミンオキシドとしては、1つのR1 C8〜18アルキル部分と、C1〜3アルキル基およびC1〜3ヒドロキシアルキル基からなる群から選択される2つのR2およびR3部分とを含有する水溶性アミンオキシドが挙げられる。好ましくはアミンオキシドは、式R1−N(R2)(R3)O(式中、R1はC8〜18アルキルであり、R2およびR3は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルおよび3−ヒドロキシプロピルからなる群から選択される)で特徴づけられる。線状アミンオキシド界面活性剤としては特に、線状C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシドおよび線状C8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドが挙げられてもよい。好ましいアミンオキシドとしては、線状C10、線状C10〜C12、および線状C12〜C14アルキルジメチルアミンオキシドが挙げられる。本明細書で用いるところでは、「中間分岐」は、アルキル部分上の1つのアルキル分岐がn2個の炭素原子を有する状態で、アミンオキシドがn1個の炭素原子を有する1つのアルキル部分を有することを意味する。アルキル分岐は、アルキル部分上で窒素からα炭素に位置している。アミンオキシドについてのこのタイプの分岐はまた、内部アミンオキシドとして当技術分野で知られている。n1およびn2の合計は、10〜24炭素原子、好ましくは12〜20、より好ましくは10〜16である。1つのアルキル部分についての炭素原子の数(n1)は、1つのアルキル部分と1つのアルキル分岐とが対称であるように、1つのアルキル分岐(n2)とおおよそ同じ炭素原子の数であるべきである。本明細書で用いるところでは、「対称」は、|n1−n2|が、本明細書で使用するための中間分岐アミンオキシドの少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも75重量%〜100重量%において5以下、好ましくは4、最も好ましくは0〜4炭素原子であることを意味する。
他の好適な界面活性剤は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミドアゾリニウムベタイン、スルホベタイン(INCI スルテイン)ならびにホスホベタインなどの、ベタインを含み、好ましくは式I:
R1−[CO−X(CH2)n]x−N+(R2)(R3)−(CH2)m−[CH(OH)−CH2]y−Y− (I)(式中、
R1は、飽和もしくは不飽和C6〜22アルキル残基、好ましくはC8〜18アルキル残基、特に飽和C10〜16アルキル残基、たとえば飽和C12〜14アルキル残基であり;
Xは、NH、C1〜4アルキル残基R4のNR4、OまたはSであり、
n 1〜10の数、好ましくは2〜5、特に3、
x 0または1、好ましくは1、
R2、R3は独立して、ヒドロキシエチルなどの潜在的にはヒドロキシ置換の、C1〜4アルキル残基、好ましくはメチルであり、
m 1〜4の数、特に1、2または3、
Y 0または1、および
Yは、COO、SO3、OPO(OR5)OまたはP(O)(OR5)Oであり、ここで、R5は、水素原子HまたはC1〜4アルキル残基である)
を満たす。
R1−N+(CH3)2−CH2COO− (Ia)
R1−CO−NH(CH2)3−N+(CH3)2−CH2COO− (Ib)
R1−N+(CH3)2−CH2CH(OH)CH2SO3− (Ic)
R1−CO−NH−(CH2)3−N+(CH3)2−CH2CH(OH)CH2SO3− (Id)
であり、式中、R1は、式Iにおけるものと同じ意味を有する)。特に好ましいベタインは、カルボベタイン[ここで、Y−=COO−]、特に式(Ia)および(Ib)のカルボベタインであり、式(Ib)のアルキルアミドベタインがより好ましい。
本発明の他の態様は、本発明のコポリマーを含む組成物での食器類の洗浄方法に関する。前記方法は、希釈形態または原液形態のいずれかで、好ましくは液体形態での、組成物を、食器類表面へ適用する工程と、すすぐ工程または表面をすすぐことなく組成物を表面上で乾燥させる工程とを含む。
ビニルピロリドン(VP)と塩化ジアリルジメチルアンモニウム(DADMAC)との次のコポリマーを、2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩(V−50、熱ラジカル開始剤として使用される)の存在下で水溶液中で合成した。
1.開始剤およびモノマー供給容器を天秤上にセットアップし、装入ラインを準備する。
2.脱塩水を反応器にロードする。
3.攪拌を150RPMで開始する。
4.窒素スパージを開始する。このスパージを反応の全体にわたって維持する。
5.反応器を75℃(または80℃−下の表1を参照されたい)に加熱する。
6.開始剤溶液1装入物を、ショット添加として反応器にロードする。
7.セミバッチ開始剤溶液2とセミバッチモノマー溶液との同時供給を開始する。
a.適切な量の開始剤溶液2を適切な時間にわたって供給する(下の表1を参照されたい)。
b.同時に開始して、適切な量のモノマー溶液混合物を適切な時間にわたって供給する(下の表1を参照されたい)。
8.開始剤溶液2供給の終了後に、75℃(または80℃−下の表1を参照されたい)での加熱を1時間の間中保つ。
9.反応器を15分の間中85℃に加熱する。
10.開始剤溶液3装入物をショット添加として反応器にロードする。
11.2時間の間中85℃での加熱を保つ。
12.開始剤溶液4装入物を、ショット添加として反応器にロードする。
13.2時間の間中85℃での加熱を保つ。
14.開始剤溶液5装入物を、ショット添加として反応器にロードする。
15.2時間の間中85℃での加熱を保つ。
16.生成物を40℃未満に冷却し、(水中の液体溶液の形態での)生成物を排出させる。
試料を、移動相(=200ppmのNaN3と20ppm(乾燥ポリマーとして計算される)のポリDADMACポリマーとを含有する上記の水性溶離液)に希釈し、少なくとも一晩均質化し、0.45ミクロンMilliporeフィルターを通して濾過する。次に、試料を、以下の条件下でGPCによって観察する:
− 移動相(溶離液):200ppmのNaN3と20ppmのポリDADMACポリマー[Aldrichから入手可能な(プロダクトリファレンス 409022):20重量%での水中のポリ塩化ジアリルジメチルアンモニウム溶液;中央分子量Mw=200〜350kg/モル]とを含有する0.1MのNaNO3水溶液、
− 流量:1ml/分
− カラム:Shodex OHpak SB 806M HQ(3カラム;30cm)
− 検出:RI(濃度検出器Agilent)+MALLS(Dawn Heleos)
− 試料濃度:移動相(溶離液)中の約0.5重量%(乾燥ポリマーとして計算される)のコポリマー
− 注入量:100マイクロリットル。
− 70モル%のVP単位と30モル%のDADMAC単位とを有する(VP/DADMAC)コポリマーについて0.1500mL/g
− 80モル%のVP単位と20モル%のDADMAC単位とを有する(VP/DADMAC)コポリマーについて0.1400mL/g;
− 85モル%のVP単位と15モル%のDADMAC単位とを有する(VP/DADMAC)コポリマーについて0.1375mL/g;
− 90モル%のVP単位と10モル%のDADMAC単位とを有する(VP/DADMAC)コポリマーについて0.1350mL/g。
食器手洗い用洗剤組成物(実施例A〜E)の泡立ち性能を、本明細書で以下に記載される方法に従って評価した。ポリマーをまったく含有しない、実施例Aを、対照として使用した。実施例BおよびE(本発明の範囲外)を、比較例として使用した。
1.0.6g±0.01gの洗剤組成物を、15dHの水硬度および41℃の温度を有する500mlの水に溶解させることによって試験されるべき洗剤組成物の水溶液を調製する。
2.シリンダー中の水溶液は、全体試験中に一定であると見なされる高さを有する。
3.0がシリンダー底部の上面からスタートする状態で各シリンダーの外壁上に物差しをつける。
4.SCTは、下に明記されるような時間、22rpmで回転し、次に回転を止め、泡立ちの最上層マイナス水溶液高さの数である泡立ち高さを読み取る。
5.泡立ちの最上層の高さは、空気と濃い泡立ちとの界面を横断し、およびシリンダー壁に対して垂直である線であるべきである。
6.シリンダー壁の内面に粘着する散乱泡は、泡立ち高さを読み取る際にカウントされないものとする。
7.SCTは先ず、22rpmで2分間回転する。
8.回転を止め、1mlの人工汚れを各シリンダーに添加する。
9.SCTをスタートさせて1分間22rpmで回転させる。
10.1分後に、回転を止め、泡立ち高さを読み取る。
11.各シリンダーにおける泡立ち高さが0.5cmに達するまで工程9および10を繰り返す。
12.反復試験間の偏りを取り除くために生成物順序がシリンダーにおいて逆にされた状態で工程1〜11を繰り返す。
対照および実施例1〜4の食器手洗い中および後のアイテム上でのおよび使用者の手における脂っぽい感触は、本明細書で以下に記載される方法に従って評価した。
洗浄中および後のアイテムおよび手における脂っぽい感触は、0.5mlの試験生成物をスポンジ上に置いてテーブルスプーン一杯のヒマワリ油で汚されたプラスチック容器(リファレンスPRUTA 1.5LでIKEAから入手可能な)を洗浄することによって3人の異なるパネリストにより評価する。洗浄は、軟水(2dH)を使用して行う。
泡立ち増強ポリマー入りの調合物の他の例:5〜11
ビニルピロリドン(VP)と塩化ジアリルジメチルアンモニウム(DADMAC)との次のコポリマーを、2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩(V−50、熱ラジカル開始剤として使用される)の存在下で水溶液中で合成した。
一般的な合成手順は、実施例1に記載された通りであった。
ビニルピロリドン(VP)と塩化ジアリルジメチルアンモニウム(DADMAC)との次のコポリマーを、2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩(V−50、熱ラジカル開始剤として使用される)の存在下で水溶液中で合成した。一般的な合成手順は、実施例1に記載された通りであった。
Claims (11)
- − N−ビニルピロリドンに由来する約71〜約89モル%の親水性単位と、
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来するカチオン性単位と
を含む、コポリマー。 - 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来する約11〜約29モル%の前記カチオン性単位を含む、請求項1に記載のコポリマー。
- − N−ビニルピロリドンに由来する約75〜約87モル%の前記親水性単位と、
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来する約13〜25モル%の前記カチオン性単位と
を含む、請求項1または2のいずれか一項に記載のコポリマー。 - 線状ランダムコポリマーであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来する前記単位と、N−ビニルピロリドンに由来する前記単位とが、前記コポリマーの単位の約90〜約100モル%、たとえば約95〜約100モル%、たとえば約97〜約100モル%を示すことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 双性イオン単位を実質的に持っていないことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコポリマー。
- アニオン性単位または潜在的にアニオン性の単位を実質的に持っていないことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 約10,000〜約3,000,000g/モル、たとえば約20,000〜約1,500,000g/モルの範囲のモル質量を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 約35,000〜500,000g/モルの範囲のモル質量を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコポリマー。
- − N−ビニルピロリドンに由来する約78〜約82モル%の単位と、
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来する約18〜約22モル%の単位と
を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のコポリマーであって、
前記コポリマーが、約65,000〜約95,000g/モル、たとえば約70,000〜約90,000g/モルの範囲のモル質量を有するコポリマー。 - − N−ビニルピロリドンに由来する約83〜約87モル%の単位と、
− 塩化N,N−ジメチルジアリルアンモニウムに由来する約13〜約17モル%の単位と
を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のコポリマーであって、
前記コポリマーが、約85,000〜約105,000g/モル、たとえば約90,000〜約100,000g/モルの範囲のモル質量を有するコポリマー。
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