JPH08283121A - アルコール刺激緩和剤及びアルコール水溶液 - Google Patents

アルコール刺激緩和剤及びアルコール水溶液

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JPH08283121A
JPH08283121A JP7128905A JP12890595A JPH08283121A JP H08283121 A JPH08283121 A JP H08283121A JP 7128905 A JP7128905 A JP 7128905A JP 12890595 A JP12890595 A JP 12890595A JP H08283121 A JPH08283121 A JP H08283121A
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Minoru Iwamoto
実 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、安全性、特に低級アルコールによる
刺激臭、皮膚や口腔内の刺激を緩和するアルコール刺激
緩和剤を提供する。 【構成】下記一般式(1) 【化1】 (式中,Rはベンジルアルコール、フェニルアルコー
ル、フェニルエチルアルコール、フェニルプロピルアル
コール、シンナミルアルコール、オイゲノール、イソオ
イゲノール、バニリン、コニフェリルアルコール、グア
イアコール、クレオソール、ラズベリーケトン、セサモ
ール誘導体残基)で表されるグルコース誘導体を有効成
分として含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香粧品及び飲食品に用
いられるアルコール水溶液に特定のグルコース誘導体を
添加することによりアルコールの刺激臭、皮膚や口腔内
の刺激を緩和した香粧品及び飲食品用として有用なアル
コール水溶液に関する。
【0002】
【従来の技術】エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール等の低級アルコールは、色素、香料、薬剤、抗酸化
剤等の溶剤として、あるいは防腐剤、清涼感付与剤とし
て、化粧品、医薬部外品、医薬品などに配合されている
が、一般にその商品価値を高める目的のためにアルコー
ル刺激臭を緩和する方法が知られている。
【0003】その方法の一例として熟成方法が挙げられ
るが、この熟成期間は数カ月単位であり効率的とはいえ
ない。また、香水、コロン、化粧水等のアルコール含有
商品において、そのアルコール刺激臭を緩和する目的
で、ローズ、ジャスミン、ラベンダーなどの花精油を採
取した残査を利用する方法が提案されているが、原料の
生産量が限られており効率的とはいえなかった(特開昭
第61−204116号公報)。
【0004】また、香粧品において含まれる低級アルコ
ールによって、皮膚が過敏な人の場合、発赤、かゆみ、
ひきつりといった皮膚刺激を訴える場合があると言われ
ている。これを改善する方法として、各種変性アルコー
ルを用いたり、上記熟成方法を用いたりしていたが、経
済性などから問題があった。このためハイドロキノン各
種配糖体を用いることにより、低級アルコールの皮膚刺
激性を低減した皮膚外用剤が提案されているが(特開昭
61−227514号公報)、該提案の化合物はフリー
のフェノール骨格があるため配合される系によっては、
金属イオンとの金属塩を形成したり、製剤の安定性に問
題が考えられるためにあまり汎用的ではない。
【0005】一方、飲食品では、そば、うどんのような
生麺あるいは蒲鉾に代表される水産練り製品には保存料
としてエチルアルコールが使用されている。しかしなが
ら、エチルアルコールは上述のような食品に対する保存
料としての効果は発揮するが、エチルアルコールには独
特の刺激臭があるため、刺激臭の低減されたアルコール
の開発が同じく強く望まれてきた。
【0006】この課題を解決するため、従来から各種の
提案がなされてきた。例えば、中華麺、うどん、そば等
の生麺に保存料としてエチルアルコールを使用する場
合、ガーリックなどの香辛料、ソルビット等の混濁性賦
与剤を原料粉に含有させて、アルコール刺激臭のない生
麺類を製造する方法(特開昭第57−202259号公
報)、ブナ科植物の木質から抽出したタンニンを蒸留酒
に添加混合して、風味を改良する蒸留酒の風味改良方法
(特開昭第61−195683号公報)、あるいはエチ
ルアルコール類と磨砕したかぼちゃの種子および/また
はその外殻部を混合し、濾過後、蒸留することにより、
刺激的臭いのないエチルアルコール類を得る方法(特開
昭第62−29962号公報)などが提案されてきた。
しかしながら、上述の提案におけるアルコールの刺激臭
除去効果は必ずしも満足すべきものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑
み、本発明者らは、特に低級アルコールによる刺激臭、
皮膚や口腔への刺激を緩和する方法について鋭意研究し
た結果、特定のグルコース誘導体を配合して用いること
により上記目的を達成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の目的は、アルコールの
刺激臭、皮膚や口腔への刺激を短時間で緩和して、その
商品価値を高めるアルコール刺激緩和剤、及び香粧品
用、飲食品用として有用なアルコール水溶液を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の化粧料は次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明は下記一般式(1)
【0010】
【化2】
【0011】(式中、Rは、ベンジルアルコール、フェ
ニルエチルアルコール、フェニルプロピルアルコール、
シンナミルアルコール、オイゲノール、イソオイゲノー
ル、バニリン、コニフェリルアルコール、グアイアコー
ル、クレオソール、ラズベリーケトン、セサモール誘導
体残基。)
【0012】で表されるグルコース誘導体を有効成分と
して含有するアルコール刺激緩和剤をアルコール水溶液
に配合させることを特徴とするものである。
【0013】本発明者らはβ−D−グルコピラノシド誘
導体(アルキル基の炭素数が2〜8)、エチルグルコピ
ラノシドをアルコール刺激臭緩和剤として香料品用、飲
食品用に用いることを既に提案している(特開平3−2
110号公報、特願平3−84707号、特願平3−8
4708号)。また本発明者らはエチルグルコピラノシ
ドを配合することによって皮膚の水分保持機能を亢進し
て、美肌効果を呈する皮膚化粧料を提案している(特願
昭63−266705号)。しかしながら、これらグル
コース誘導体を添加してアルコール刺激臭の緩和効果を
得るためには添加量がやや多く必要となるのが一般的で
ある。
【0014】本発明に用いられるグルコース誘導体の合
成方法については数多くの報告があり、これらの合成方
法に従えば、その入手が極めて簡単である。さらに天然
既知の誘導体のものが多く、天然物より単離精製して用
いることもできるのである。
【0015】本発明に用いる低級アルコールとしては、
エチルアルコール、イソプロパノール、及びこれらをブ
ルシン、ゲラニオール等で変性した変性アルコール等が
挙げられる。
【0016】本発明のアルコール水溶液中におけるグル
コース誘導体の含有量は、利用形態により任意に選択さ
れる。香粧品の場合は、一般的には、最終アルコール水
溶液全量に対して、0.1〜15重量%程度となるよう
に使用するのが好ましい。0.1重量%未満であるとあ
まり効果が現れない傾向にあり、15重量%を超えても
効果は増加せず経済的でないからである。本発明で用い
られる低級アルコールは、市販されているものでよく、
例えば95%未変性エチルアルコールなどが用いられ
る。本発明である香粧品のアルコール水溶液中における
アルコール含有量は、一般的には、その効果が発揮され
るために10〜85重量%の範囲が好ましい。。本発明
に用いられる水は、イオン交換水などの精製水が一般に
用いられる。本発明のアルコール水溶液中における水の
含有量は、一般的には、10〜85重量%の範囲が好ま
しい。
【0017】また、本発明の飲食品用アルコール水溶液
中におけるグルコース誘導体の含有量は、特に規定され
ることなく、その利用形態により適宜選択されるが、一
般的には、最終アルコール水溶液に対して、0.1〜1
0重量%程度の範囲が好ましい。0.1重量%未満では
その効果が低減する傾向にあり、10重量%を超えると
グルコース誘導体の呈味が強く出現する傾向にある。
【0018】本発明において、グルコース誘導体と低級
アルコールとの配合比(重量比)は、皮膚刺激の低減効
果の発現、香粧品の品質及び経時安定性の面から、1:
1〜1:50であることが好ましく、更に好ましくは
1:2〜1:25である。
【0019】上記香粧品には上記の必須構成成分の他
に、化粧料、医薬品、医薬部外品等に一般に用いられる
各種成分、すなわち界面活性剤、油性成分、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、防腐剤、保湿剤、香料、色素、水、pH
調整剤などを必要に応じて適宜配合することができる。
【0020】また、本発明の香粧品用アルコール水溶液
は、例えば次のようにして調製される。エチルアルコー
ル等に水を加え、これに適当量のグルコース誘導体を溶
解させて、目的とするアルコール水溶液を調整する。本
発明により製造されるアルコール水溶液は、例えば一般
に低級アルコールが用いられる香水、コロン、ヘアトニ
ック、アフターシェーブローション、化粧水、クリー
ム、化粧パック、軟膏などのような可溶化系、乳化系、
分散系の香粧品に用いられる。
【0021】一方、本発明の飲食品用アルコール水溶液
は、例えば、蒲鉾、魚肉ハム・ソーセージなどの水産練
り製品、中華麺、うどん、そば等の生麺類、アルミパッ
ク入りケーキなどの菓子類などに、防腐あるいは風味添
加を目的として使用されるアルコールを意味する。さら
に詳しくは、市販されている95゜未変性アルコールの
他、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ラム酒等の蒸留
酒、清酒、ぶどう酒、果実酒、ビールなどの醸造酒など
に用いられる。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳述するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。なお、表中
の配合量は重量%である。また、エチルアルコールは9
5%のものを用いた。
【0023】また、本発明に使用した(1)アルコール
の刺激緩和効果の官能評価試験方法、(2)熟成効果の
機器分析方法及び(3)皮膚刺激試験方法は下記の通り
である。
【0024】(1) アルコール刺激緩和効果の官能評
価試験方法 エチルアルコール水溶液200g を用意し、これを二等
分した後、一方にグルコース誘導体を加えて実施例と
し、他方を対照例とした。それぞれ別々の200mlビー
カーに入れた後、アルコール刺激臭が緩和されたか否か
を5名の専門パネラーによって5回繰り返して比較評価
した。
【0025】(2) 熟成効果の機器分析評価試験方法 エチルアルコール水溶液の溶液構造を調べる方法とし
て、示差走査型熱量計(DSC)を用いる方法が有効で
あることが知られている。
【0026】これらの報告を参考にして、測定は理学電
機(株)製DSC 8230Bを用い、手順などは「発
酵工学誌、62、3、99−103頁(1984年)」
に準じて実施した。試料重量1,000mg、昇温速度1
0℃/min の条件で測定した。 (評価方法)エチルアルコールと水からなる溶液を基準
として、本発明のグルコース誘導体を配合した溶液とを
比較評価した。評価方法は「化学と生物、26、4、2
60−264頁」に記載されているように、アルコール
と水とからなる溶液の融解のDSC曲線におけるエチル
アルコールと水の共融を示す吸熱ピーク(図1斜線の面
積)の増加した場合には熟成効果があるとした。
【0027】(3) 皮膚刺激試験方法 (試験方法)24時間ヒト前腕クローズドパッチテスト
(被験者20名) (判定基準) +;紅斑 ±;極僅かな紅斑 −;陰性
【0028】実施例1、2、対照例1(エチルアルコー
ル水溶液) 未変性エチルアルコール50重量%、イオン交換水50
重量%とからなるエチルアルコール水溶液300g を用
意した。このものはアルコール刺激臭が強く感じられ
た。このアルコール水溶液を3等分にし、それぞれにフ
ェニルエチル−α−D−グルコシド0.3重量%(実施
例1)、フェニルエチル−β−D−グルコシド0.3重
量%(実施例2)を溶解した。残りのアルコール水溶液
には何も添加しなかった(対照例1)。実施例1、2と
対照例1について官能評価試験と、DSCによる機器分
析評価試験を行い、その結果を表1、図1、図2及び図
3に示した。
【0029】
【表1】
【0030】表1、図1、図2及び図3の結果から、フ
ェニルエチルグルコシドは、α−体、β−体共にアルコ
ール刺激臭緩和効果が認められた。
【0031】実施例3〜5、比較例1〜2、対照例2
(オーデコロン) 未変性エチルアルコール90重量%、イオン交換水7重
量%、シトラス系調合香料3重量%を均一に撹拌混合し
たオーデコロン600gを用意した。このオーデコロン
を6等分し、それぞれにオイゲニルグルコース0.1重
量%(実施例3)、ベンジル−β−D−グルコシド0.
1重量%(実施例4)、コニフェリン0.1重量%(実
施例5)、エチル−α−D−グルコシド0.1重量%
(比較例1)、エチル−α−D−グルコシド1重量%
(比較例2)を均一に溶解し、残りのアルコール水溶液
を対照例2とした。実施例3〜5及び比較例1〜2と対
照例2のアルコール刺激臭を比べた官能評価試験結果を
表2に示した。
【0032】
【表2】
【0033】この結果、本発明のエチルアルコール水溶
液を使用したオーデコロンは、対照例2と比べてアルコ
ール刺激臭の改善が認められた。なお、本発明のグルコ
シドはエチル−α−D−グルコシドに比べて低い添加量
でアルコール刺激臭の改善効果が認められた。
【0034】実施例6〜8、対照例3(生麺線) 小麦粉100g にイオン交換水31g 及びグルコバニリ
ン0.5g を含有するエチルアルコール溶液を加えて混
合後、十分に練り、常法に従って生麺線を製造し、次い
で袋詰めにし37℃で1週間保存した(実施例6)。グ
ルコバニリンの代わりに、ラズベリーケトンの配糖体で
あるフェニルブタン−2−オン−グルコシド(実施例
7)、フェニルエチル−β−D−グルコシド(実施例
8)をそれぞれ用いた他は実施例6と同様に操作して生
麺線を製造し、保存した。また、上述のグルコース誘導
体を含まないエチルアルコール5%を添加して実施例6
〜8と同様に操作して生麺線を製造し、同じく37℃で
保存した(対照例3)。
【0035】実施例6、7及び8と対照例3のアルコー
ル刺激臭を比べた官能評価試験結果を表3に示した。
【0036】
【表3】
【0037】この結果、本発明のアルコール刺激臭緩和
剤を使用した生麺線は、対照例3と比べてアルコール刺
激臭の改善が認められた。
【0038】実施例9〜14、比較例3〜4(エチルア
ルコール水溶液) 表4及び表5に示す処方によりエチルアルコール水溶液
を調製し、アルコールの皮膚刺激緩和効果をパッチテス
トにより試験した。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】結果を表6及び表7に示す。尚、表中判定
の項の数値は人数を示し、陽性率は+とでた割合であ
り、評価点は±を0.5、+を1.0、−を0とした時
の総点を被試験者20名で割った数値を表す。
【0042】
【表6】
【0043】
【表7】
【0044】この結果、本発明の皮膚外用剤は比較例に
比べてエチルアルコールによる皮膚刺激性が著しく低減
されていることが認められた。
【0045】実施例15〜16(化粧水) 常法により表8及び表9の処方のローションを製造し
た。
【0046】
【表8】
【0047】
【表9】
【0048】実施例17〜18(乳液) 常法により表10及び表11の処方の乳液を得た。
【0049】
【表10】
【0050】
【表11】
【0051】実施例19〜20(親水性軟膏) 常法により表12及び表13の処方の親水性軟膏を製造
した。
【0052】
【表12】
【0053】
【表13】
【0054】実施例21〜22(クリーム) 常法により表14及び表15の処方の親水性軟膏を製造
した。
【0055】
【表14】
【0056】
【表15】
【0057】実施例23〜24(パック剤) 常法により表16及び表17の処方のパック剤を製造し
た。
【0058】
【表16】
【0059】
【表17】
【0060】実施例15〜24の皮膚外用剤について、
皮膚刺激性を調べた結果、エタノールによる皮膚刺激は
なく、実施例9〜14(エチルアルコール水溶液)と同
様に安全性の高い皮膚外用剤であることが確認できた。
【0061】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、グルコー
ス誘導体からなるアルコール刺激緩和剤を低級アルコー
ルに添加することにより、低級アルコールによる刺激臭
と皮膚刺激が緩和し、そのアルコール水溶液が用いられ
る商品の価値を著しく高める。また、本発明によれぱ、
グルコース誘導体を目的とする溶液に単に溶解するだけ
でなく、工業的にも効率の良い香粧品用アルコール水溶
液を提供できる。さらには、本発明によれば、グルコー
ス誘導体からなるアルコール刺激緩和剤を低級アルコー
ルに添加することにより、アルコール刺激臭を緩和さ
れ、優れた熟成感が賦与された、直接蒸留酒、醸造酒、
その他のアルコール飲料が得られる。さらにまた、蒲
鉾、魚肉ハム・ソーセージ等の水産練り製品、中華麺、
うどん、そばなどの生麺類、あるいはアルミパック入り
ケーキなどの菓子類に防腐あるいは風味添加の目的で使
用するアルコールに用いた場合には、保存料としてだけ
でなく、アルコールの刺激臭、口腔内の刺激の緩和され
た食品が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エチルアルコールと水のみからなる対照例1の
溶液の示差走査型熱量計による吸熱曲線測定結果を示
す。
【図2】実施例1の溶液の吸熱曲線測定結果を示す。
【図3】実施例2の溶液の吸熱曲線測定結果を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12G 3/08 C12G 3/08 C12H 1/00 C12H 1/00 (72)発明者 岩本 実 神奈川県川崎市中原区苅宿335番地 長谷 川香料株式会社技術研究所内 (72)発明者 藤田 明 神奈川県川崎市中原区苅宿335番地 長谷 川香料株式会社技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、Rは、ベンジルアルコール、フェニルエチルア
    ルコール、フェニルプロピルアルコール、シンナミルア
    ルコール、オイゲノール、イソオイゲノール、バニリ
    ン、コニフェリルアルコール、グアイアコール、クレオ
    ソール、ラズベリーケトン、セサモール誘導体残基。)
    で表されるグルコース誘導体を有効成分として含有する
    アルコール刺激緩和剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアルコール刺激緩和剤と
    低級アルコールと水とを含有してなるアルコール水溶
    液。
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