JPH08282853A - 全天候型荷役設備 - Google Patents

全天候型荷役設備

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JPH08282853A
JPH08282853A JP8936095A JP8936095A JPH08282853A JP H08282853 A JPH08282853 A JP H08282853A JP 8936095 A JP8936095 A JP 8936095A JP 8936095 A JP8936095 A JP 8936095A JP H08282853 A JPH08282853 A JP H08282853A
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英二 中沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 岸壁に設置された建屋より水面上に張り出し
た屋根に雨覆い装置を垂下し、船舶の前部、左右部を覆
うことによって雨天時の荷役を可能とする全天候型荷役
設備において、覆膜にかかる風圧が建屋屋根に過大な荷
重を作用させないようにし、建屋及び雨覆い装置の設備
費低減を可能とする。 【構成】 雨覆い装置は前方隅部2ケ所に高さ方向に2
分割されたスライドポストを持ち、当上部のスライドポ
ストの各下端間及び建屋支柱間を水平梁で接続した構造
とし、覆膜に作用した風圧を建屋支柱の水平力で支持
し、また雨覆い装置巻き上げ時に屋根より突き出るポス
トの長さを略半減させる。 【効果】 巻き上げ時のポストの受ける風圧を軽減し、
張出屋根のポスト支持部にかかる荷重を低減すると同時
にスライドポストの剛性低減を可能とする。この構造は
高さ方向に多分割も可能であり、この場合さらに建屋支
柱に荷重が分散され、また屋根から突き出すポスト長も
さらに加減可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、岸壁に接岸して荷役を
行うための船舶上を覆う全天候型荷役設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶上を覆う全天候型荷役設備と
しては、例えば特開平6−92465号公報に記載のも
のがある。この全天候型荷役設備1は、図5〜図7に示
すように、建屋2から水辺3側へ張り出して張出屋根4
を設けておいて、この張出屋根4下の前面及び側面を覆
うように配された覆膜5−1,5−2と、これら覆膜5
の中間部を支持する水平支持梁6とが、張出屋根4から
の吊索7によって吊下げられており、張出屋根4の前面
の覆膜5−1と側面の覆膜5−2とが境する前面の2隅
と建屋の水辺側の2隅に設置された昇降ポスト8の昇降
に伴なって開閉するように構成されたものである。
【0003】以上のような構造であると、昇降ポスト8
は図6に示したように、その上端のみを張出屋根4の支
持部4−1側にて支持されているのであるから、閉じら
れている覆膜5に大きな風圧が懸けられたとき、この覆
膜5の両端を支持している昇降ポスト8側に風圧が懸け
られるのであり、結果としてこの昇降ポスト8を支持し
ている張出屋根4の支持部4−1に大きな水平力及びモ
ーメントが加えられることになる。
【0004】また、この特開平6−92465号公報の
昇降ポスト8は、張出屋根4の高さ程度の長さを有して
いて、レインシールド装置を巻き上げて各覆膜5を開放
した場合には、この昇降ポスト8の略全長が張出屋根4
の上に垂直に突出して、風圧を最も直接的に受け易い状
態となるものである。従って、この昇降ポスト8には、
風圧による大きな荷重がかかり易く、当該昇降ポスト8
にかかった風圧に基づく大きな水平力及びモーメントが
張出屋根4にもかかることになる。
【0005】以上のことは、特に大きな船舶を対象とす
るレインシールド装置の昇降ポストにおいて、これに接
続されている覆膜もまた昇降ポスト自体も大型化されて
いるため、風圧による大きな荷重がかかり易くなるので
あり、当該昇降ポストにかかった風圧は張出屋根側に大
きなモーメント力となってかかることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な岸壁に接岸して荷役を行うための船舶上を覆う全天候
型荷役設備の現状に鑑みてなされたもので、その解決し
ようとする課題は、 (イ)覆膜が降ろされている場合に、覆膜にかかる風圧
を建屋水辺側支柱に水平力としてかかるようにし、建屋
張出屋根にかかる水平力及びモーメントを低減するこ
と。
【0007】(ロ)覆膜を絞った場合に、張出屋根の上
方に各昇降ポストが大きく突出しないようにして、昇降
ポストの上部に風圧が大きくかからないようにし、張出
屋根にかかる水平力及びモーメントを低減することであ
り、簡単な構造によって、昇降ポストやこれを支持して
いる張出屋根に大きな荷重をかけないようにすることが
でき、設備費を大きく軽減することのできる全天候型荷
役設備を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
手段は、実施例において使用する符号を付して説明する
と、岸壁に設置された建屋10より水面上に張り出され
て船舶上を覆う張出屋根11と、この張出屋根11から
垂下した前面覆膜21及び左右の側面覆膜22,22
と、これらの前面覆膜21と各側面覆膜22とが境する
前面の2隅に配置されて、上端が張出屋根11の前方隅
部に昇降可能に接続されるスライド支柱30と張出屋根
を支持する建屋の水辺支柱とを有して、岸壁に接岸して
荷役を行うための船舶上を覆う全天候型荷役設備100
において、各スライド支柱30を、張出屋根11の2隅
にスライド自在に設けたメインポスト31と、このメイ
ンポスト31内に昇降可能に嵌挿される少なくとも1本
のサブポスト32とにより構成するとともに、各メイン
ポスト31の下端間及び、各メインポスト31の下端と
建屋水辺側支柱との間に水平支持梁40を掛渡すことを
特徴とする全天候型荷役設備100である。
【0009】すなわち、この全天候型荷役設備100
は、張出屋根11の前方2隅に多段式のスライド支柱3
0を上下動可能に支持させ、スライド支柱30を構成し
ている上方のメインポスト31の下端間と、メインポス
ト31の下端と、屋根水辺側支柱12との間に水平支持
梁40を設けるもので、平面形状が略コ字状に水平支持
梁40が配されることになる。これらの各スライド支柱
30及び水平支持梁40に、前面覆膜21及び側面覆膜
22を取付けたものである。
【0010】また、好ましくは、請求項2に係る発明の
手段としては、上記請求項1に係る全天候型荷役設備1
00について、各サブポスト32を3段以上の複数段の
ものとして、最下段のサブポスト以外のサブポスト32
の下端間及び最下段のサブポスト32以外のサブポスト
32の下端と建屋10の水辺側支柱12との間に、水平
支持梁40を掛渡すことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】次に、各請求項に係る発明の作用について、前
面覆膜21及び側面覆膜22が図1に示したような開い
た場合と、図2に示したような絞られた場合とに分けて
説明すると、次の通りである。 (前面覆膜21及び側面覆膜22を開いた場合)この場
合には、風が前面覆膜21及び側面覆膜22に吹き付け
ることになり、その風圧が各前面覆膜21及び側面覆膜
22を介して各スライド支柱30に懸けられることにな
る。しかしながら、本発明の各スライド支柱30におい
ては、その各メインポストの下端間及び、その各メイン
ポスト31の下端と建屋10側の支柱12との間に平面
形状が略コ字状に水平支持梁40が掛渡してあって、こ
の水平支持梁40に各覆膜21,22が取付けられてお
り、水平支持梁の建屋10側端部は建屋10の水辺側支
柱12に支持されているから、風圧はこの水平支持梁4
0を介して建屋の水辺側支柱12側にかかることにな
る。
【0012】特に、水平支持梁40は、その2つのコー
ナー部がスライド支柱30を構成しているメインポスト
31の下端に固定してあって、各前面覆膜22の高さ方
向の中間部分を位置させることができる。この水平支持
梁40の上下において前面覆膜21及び側面覆膜22に
かかる風圧により生ずるスライド支柱30の回動モーメ
ントはこの水平支持梁40によって相殺することができ
る。
【0013】つまり、スライド支柱30の風圧による回
動モーメントは当該スライド支柱30を支持している張
出屋根11の2隅においては殆ど生じないのである。従
って各スライド支柱30の張出屋根11に対する取付け
構造は、簡単なものとし得るものとなっている。
【0014】さらに、請求項1に係る全天候型荷役設備
100においては、スライド支柱30の分割を3段以上
の複数段のものとして、最下段のスライド支柱以外のス
ライド支柱の下端の間及び最下段のスライド支柱以外の
スライド支柱下端と建屋水辺側支柱12間に水平梁40
を渡すことによって各スライド支柱に作用する風圧によ
る回動モーメントを複数の水平支持梁40によって建屋
水辺側支柱12側支柱に伝達され支持される。これによ
って当該スライド支柱30を支持している張出屋根11
の2隅において水平力及びモーメントは殆ど生じなくな
る。
【0015】(前面覆膜21及び側面覆膜22を絞った
場合)一方、図2に示したように、以上の状態から各覆
膜21,22を上昇端まで絞った場合には、各スライド
支柱30の張出屋根11上へ突出する量は、従来例のよ
うにその全長分に近いものではなく、2段式のものにあ
っては1/2以下と非常に少なくなっているのである。
【0016】従って、各スライド支柱30の張出屋根1
1から突出する部分にかかる風圧が小さく、当該スライ
ド支柱30の支持構造や建屋10それ自体の構造を、強
度面あるいは剛性面でも簡略化し得るものであり、結果
的に当該全天候荷役設備100の設備費を大きく軽減し
得るものとなっているのである。
【0017】さらに、請求項1に係る全天候型荷役設備
100について、その各サブポスト32をさらに3段以
上の複数段のものとした場合には、張出屋根11上に突
出する各スライド支柱30の量は、従来例のようにその
全長分に近いものでなく、3段式以上の多段化した場合
さらに短小化され、各スライド支柱30の張出屋根11
から突出する部分にかかる風圧を、より一層小さくし得
るものとなる。
【0018】
【実施例】以下、各請求項に係る発明を、図面に示した
実施例である全天候型荷役設備100に従ってさらに詳
しく説明する。図1に示す全天候型荷役設備100にお
いて、建屋10は水辺13に面した岸壁14上に建設さ
れており、この建屋10の屋根11aには水辺13側に
張り出して張出屋根11が設けられている。この張出屋
根11下で貨物船等の船舶が岸壁14に接岸して荷役作
業が行われるようになっている。
【0019】この張出屋根11の下へは側方より雨風が
侵入するので、これを防ぐため、張出屋根11の下に
は、張出屋根11の下の前面を覆う前面覆膜21と両側
面を覆う側面覆膜22とが配されている。なお、本実施
例における前面覆膜21は、張出屋根11の下前面に取
付けられた第1前面覆膜21aと、この第1前面覆膜2
1aの下に配された第2前面覆膜21bとからなる。
【0020】また、側面覆膜22は張出屋根11の下の
両側面に取付けられた第1側面覆膜22aと、これらの
側面覆膜22の下に配された、第2側面覆膜22bとか
らなる。これらの前面覆膜22と側面覆膜23が境する
張出屋根11の前方2隅には、上端が張出屋根11の前
方隅部に昇降可能に接続されるスライド支柱30が配置
されている。
【0021】これら前面覆膜21、側面覆膜22には、
風圧に対して覆膜の剛性を確保するために、スライド支
柱30とこれに取付けられる水平梁40とで構造体を形
成する。さらに、各覆膜の剛性を高めるために前面覆膜
21a,21b、側面覆膜22a,22bの高さ方向の
中間部に所定の間隔で水平に芯材24を設置すると共
に、第2前面覆膜21b、第2側面覆膜22bの最下端
にも芯材24を設置している。
【0022】覆膜21bの最下端の芯材は、覆膜21b
の剛性を高めるためにサブポスト32の下端に取付けて
いる。なお、上記第2側面覆膜22bは、必ずしも設け
なければならないものではなく、片側側面において省略
して実施することもできる。
【0023】スライド支柱30は、図1及び図2に示す
ように、上端が張出屋根11の前方隅部に昇降可能に支
持されるメインポスト31と、このメインポスト31内
に嵌挿されるサブポスト32とからなり、メインポスト
31の上端は建屋10の張出屋根11前端部分に形成し
たガイド溝15内に昇降可能に嵌設されており、一方サ
ブポスト32はメインポスト31内に昇降自在に嵌設さ
れ、下降する場合はサブポスト32は、メインポスト3
1の下端から下方に延長され、また、上昇する場合は、
メインポスト31内に収容されるようになっている。
【0024】複数の吊り上げ装置50が建屋10の張出
屋根11に設置されている。吊り上げ装置50のワイヤ
ー51は覆膜21b、及び覆膜22bの最下端の各芯材
と複数点で固定されており、ワイヤー51の吊り上げ装
置50により巻き上げて上昇させることにより図3に示
すように覆膜を開放あるいは絞り込む。
【0025】前述の吊り上げ装置50が覆膜21bの最
下端芯材を吊り上げることによって、サブポスト32を
同時に吊り上げる。さらに覆膜21bの最下端芯材と水
平支持梁40の中間にある芯材を水平支持梁40の下ま
で順次吊り上げる。
【0026】また、吊り上げ装置50が覆膜22bの最
下端芯材を吊り上げによって、覆膜22bと最下端芯材
と水平支持梁40の中間にある芯材を水平支持梁40の
下まで吊り上げる。前述の状態からさらに吊り上げ装置
50が、覆膜21b,22bの最下端芯材を同時に吊り
上げることによって、水平支持梁40及びメインポスト
31を吊り上げ、覆膜21a,22aの水平支持梁40
と張出屋根11の中間にある芯材も吊り上げ、張出屋根
11の下まで吊り上げられる。
【0027】スライド支柱30は、これを張出屋根11
の高さの1/2程度の長さを有するメインポスト31
と、同じく張出屋根11までの高さの1/2程度の長さ
を有してメインポスト31内に収納されるサブポスト3
2とからなる、2段構成のものを実施例として示してい
るが、このスライド支柱30は、請求項2に係る全天候
型荷役設備100のように、3段以上の多段式のものに
構成して実施してもよいものである。
【0028】すなわち、当該全天候型荷役設備100の
スライド支柱30を例えば3段式のものとするために
は、サブポスト32内に収納されるさらに別のサブポス
トを昇降自在に設ければよいのであり、この場合には各
メインポスト31及び2本サブポスト32の長さを、張
出屋根11までの高さ1/3程度のものとなるように構
成することが好ましい。
【0029】水平支持梁40は、平面形状が略コ字状に
水平梁を掛渡したものであり、図4に示すように各スラ
イド支柱30が2段式のものである本実施例において
は、各メインポスト31の下端間に接合すると共に、張
出屋根の側面においては、水平支持梁の一端をメインポ
スト31の下端に接合し、他端を建屋10の水辺側支柱
12に上下動可能に設けるものである。
【0030】また、各スライド支柱30が3段式のもの
である場合には、1段目の水平支持梁40を上記と同様
にし、2段目の水平支持梁40を、張出屋根の前面にお
いては中間に位置するサブポストの下端間に接合と共
に、張出屋根の側面においては、水平支持梁の一端を中
間のサブポストの下端に接合し、他端を1段目と同様
に、建屋10の水辺側支柱12に上下動可能に設けるも
のである。
【0031】次に、本発明の全天候型荷役設備の作用を
説明する。図1及び図2に示すように、岸壁14に接岸
された船舶から荷物を荷揚げしたり、陸上から荷物を船
積みしたりするときは、張出屋根11下の側方からの雨
風の侵入を防止するため、張出屋根11下前面及び両側
面を、前面覆膜21等で覆う。
【0032】この場合、張出屋根11上に設置した複数
の昇降装置50を駆動させ、これら複数の昇降装置50
からの吊りワイヤー51を巻き出す。すると、吊りワイ
ヤー51によって張出屋根11より吊り下げ状態に設け
られている各芯材24並びに各芯材24に接合されたス
ライド支柱30が下降し、これに伴ない前面覆膜21等
も順次展張し、張出屋根11下前面及び両側面が覆われ
ることになる。こうして、荷物は雨風から保護され、か
つ荷役作業は雨風の影響を受けずに効率的に行われる。
【0033】一方、接岸中の船舶が離岸したり、船舶が
岸壁に接岸するときには、張出屋根11の昇降装置50
を駆動させて吊りワイヤー51を巻き上げる。すると吊
りワイヤー51によって各芯材24並びにスライド支柱
30が上昇し、これに伴ない前面覆膜21等も順次折り
畳まれ、張出屋根11下前面及び両側面が開放されるこ
とになる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、全天候
型荷役設備によれば、簡単な構造によって、昇降ポスト
やこれを支持している張出屋根に大きな荷重をかけない
ようにすることができて、設備費を大きく軽減すること
ができ、(イ)前面覆膜21及び側面覆膜22が降ろさ
れている場合に、これらにかかる風圧を建屋柱12に伝
達し支持することによって建屋張出屋根に大きな力が作
用するのを防止できる。(ロ)前面覆膜21及び側面覆
膜22を大きく開放した場合に、張出屋根11の上方に
各スライド支柱30が大きく突出しないようにして、ス
ライド支柱30の上部に風圧が大きくかからないように
することができる。といった優れた効果を発揮すること
ができるのである。
【0035】また、請求項2に係る全天候型荷役設備に
よれば、複数の水平支持梁40により各覆膜に係る風圧
を屋根側支柱12側にかけるようにすることができて、
各スライド支柱30の保護を確実にすることができ、し
かも各スライド支柱30の屋根側支柱12からの突出量
をより一層小さくすることができて、各スライド支柱3
0の上部に風圧が大きくかからないようにすることがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全天候型荷役設備の全体を示した斜視
図であり、覆膜を用いた状態を示す。
【図2】本発明の全天候型荷役設備の全体を示した斜視
図であり、覆膜を絞った状態を示す。
【図3】本発明の全天候型荷役設備の芯材と覆膜の動き
を示す側面図で(a)は芯材を下降させた状態、(b)
は芯材を上昇させた状態を示す。
【図4】本発明の全天候型荷役設備の芯材と建屋水辺側
支柱及びスライド支柱の関係を示す平面図である。
【図5】従来の全天候型荷役設備を示した側面図であ
る。
【図6】従来の全天候型荷役設備を示した正面図であ
る。
【図7】従来の全天候型荷役設備を示した平面図であ
る。
【符号の説明】
100 全天候型荷役設備 10 建屋 11 張出屋根 12 建屋側支柱 21 前面覆膜 22 側面覆膜 30 スライド支柱 31 メインポスト 32 サブポスト 40 水平支持梁 50 昇降装置 51 吊りワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 啓之 大阪市淀川区木川東4−8−4 太陽工業 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岸壁に設置された建屋より水面上に張り
    出されて船舶上を覆う張出屋根と、この張出屋根から垂
    下した前面覆膜及び左右の側面覆膜と、これらの前面覆
    膜と各側面覆膜とが境する前面の2隅に配置されて、上
    端が張出屋根の前方隅部に昇降可能に接続されるスライ
    ド支柱と張出屋根を支持する建屋の水辺側支柱とを有し
    て、岸壁に接岸して荷役を行うための船舶上を覆う全天
    候型荷役設備において、前記各スライド支柱を、張出屋
    根の2隅にスライド自在に設けたメインポストと、この
    メインポスト内に昇降可能に嵌挿される少なくとも1本
    のサブポストとにより構成するとともに、前記各メイン
    ポストの下端間および前記各メインポストの下端と前記
    建屋側の支柱との間に水平支持梁を掛渡したことを特徴
    とする全天候型荷役設備。
  2. 【請求項2】 前記サブポストをさらに3段以上の複数
    段として、最下段のサブポスト以外のサブポストの下端
    間及び、最下段のサブポスト以外のサブポストの下端と
    前記建屋の水辺側支柱との間に、水平支持梁を掛渡した
    ことを特徴とする請求項1に記載の全天候型荷役設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008074112A1 (en) * 2006-12-20 2008-06-26 Nelson Buiano Fiedler A naval cover
CN111350384A (zh) * 2020-03-18 2020-06-30 中交二公局第一工程有限公司 一种全封闭式预制场厂棚及其施工工艺

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