JPH08282327A - クル−ズコントロ−ルシステム - Google Patents
クル−ズコントロ−ルシステムInfo
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- JPH08282327A JPH08282327A JP8830895A JP8830895A JPH08282327A JP H08282327 A JPH08282327 A JP H08282327A JP 8830895 A JP8830895 A JP 8830895A JP 8830895 A JP8830895 A JP 8830895A JP H08282327 A JPH08282327 A JP H08282327A
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- control system
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ODカット信号をエンジン・トランスミッシ
ョン制御用コンピュ−タ2からクル−ズコントロ−ル用
コンピュ−タ1に伝達する伝達手段を有していないクル
−ズコントロ−ルシステムにおいて、ODハンチングの
発生を防止することができると共に、コストダウンを図
ることができるクル−ズコントロ−ルシステムを提供す
ること。 【構成】 車速デ−タから車速変化量及び加速度変化量
を演算し、該加速度変化量及び/又は車速変化量が所定
の検出レベルを超えるか否かで、変速段がOD状態から
D状態にシフトダウンされたかどうかを検出するシフト
ダウン検出手段を備えているクル−ズコントロ−ルシス
テム。
ョン制御用コンピュ−タ2からクル−ズコントロ−ル用
コンピュ−タ1に伝達する伝達手段を有していないクル
−ズコントロ−ルシステムにおいて、ODハンチングの
発生を防止することができると共に、コストダウンを図
ることができるクル−ズコントロ−ルシステムを提供す
ること。 【構成】 車速デ−タから車速変化量及び加速度変化量
を演算し、該加速度変化量及び/又は車速変化量が所定
の検出レベルを超えるか否かで、変速段がOD状態から
D状態にシフトダウンされたかどうかを検出するシフト
ダウン検出手段を備えているクル−ズコントロ−ルシス
テム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクル−ズコントロ−ルシ
ステムに関し、より詳細には、変速段がOD(オ−バ−
ドライブ)状態からD(ドライブ)状態にシフトダウン
されたことを示すODカット信号をトランスミッション
制御用コンピュ−タからクル−ズコントロ−ル用コンピ
ュ−タに伝達する伝達手段を有していないクル−ズコン
トロ−ルシステムに関する。
ステムに関し、より詳細には、変速段がOD(オ−バ−
ドライブ)状態からD(ドライブ)状態にシフトダウン
されたことを示すODカット信号をトランスミッション
制御用コンピュ−タからクル−ズコントロ−ル用コンピ
ュ−タに伝達する伝達手段を有していないクル−ズコン
トロ−ルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】クル−
ズコントロ−ル用コンピュ−タがトランスミッション制
御用コンピュ−タを介して前記ODカットを行う条件
と、前記トランスミッション制御用コンピュ−タ自身が
前記ODカットを行う条件とは異なっているので、前記
伝達手段を有していないクル−ズコントロ−ルシステム
の場合、以下に示す問題が生じる。これを図9に基づい
て説明する。図9(a)は車速の変化を概略的に示した
グラフであり、図9(b)はスロットルバルブの開閉を
行うアクチュエ−タの開度の変化を概略的に示したグラ
フであり、図9(c)は車両のシフト変化、すなわちO
D状態(ODオン状態)にあるかD状態(ODオフ状
態)にあるかを示したタイミングチャ−トである。
ズコントロ−ル用コンピュ−タがトランスミッション制
御用コンピュ−タを介して前記ODカットを行う条件
と、前記トランスミッション制御用コンピュ−タ自身が
前記ODカットを行う条件とは異なっているので、前記
伝達手段を有していないクル−ズコントロ−ルシステム
の場合、以下に示す問題が生じる。これを図9に基づい
て説明する。図9(a)は車速の変化を概略的に示した
グラフであり、図9(b)はスロットルバルブの開閉を
行うアクチュエ−タの開度の変化を概略的に示したグラ
フであり、図9(c)は車両のシフト変化、すなわちO
D状態(ODオン状態)にあるかD状態(ODオフ状
態)にあるかを示したタイミングチャ−トである。
【0003】定速走行中に上り坂等で車速がセット車速
Vmから徐々に低下し、時刻t1 においてトランスミッ
ション制御用コンピュ−タにより前記ODカット信号が
出力されると、図9(c)に示したようにODからDへ
のシフトダウンが行われ、車両がODオフ状態に設定さ
れる。しかし、前記伝達手段を有していないので、クル
−ズコントロ−ル用コンピュ−タは車両がODオフ状態
に設定されたことを認識していない。一方、クル−ズコ
ントロ−ル用コンピュ−タは定速走行を維持するため
に、車速がセット車速Vmから徐々に低下するにつれて
スロットルバルブの開閉を行うアクチュエ−タの開度を
開いて行く。図9(b)に示したように時刻t1 の時点
でアクチュエ−タ開度は大きく開いているので、車速は
急加速で増大しようとする。これに対して、クル−ズコ
ントロ−ル用コンピュ−タは直ちにアクチュエ−タ開度
を閉じようとするが、車速はセット車速Vmを大きく上
回り、オ−バシュ−トする。クル−ズコントロ−ル用コ
ンピュ−タはさらにアクチュエ−タ開度を閉じようとす
るが、車速はセット車速Vmをすでに大きく上回ってい
るので、トランスミッション制御用コンピュ−タにより
時刻t2 においてシフトアップが行われ、車両がODオ
フの状態からOD状態に設定される。これにより、時刻
t2 から車速が一転して低下し始める。
Vmから徐々に低下し、時刻t1 においてトランスミッ
ション制御用コンピュ−タにより前記ODカット信号が
出力されると、図9(c)に示したようにODからDへ
のシフトダウンが行われ、車両がODオフ状態に設定さ
れる。しかし、前記伝達手段を有していないので、クル
−ズコントロ−ル用コンピュ−タは車両がODオフ状態
に設定されたことを認識していない。一方、クル−ズコ
ントロ−ル用コンピュ−タは定速走行を維持するため
に、車速がセット車速Vmから徐々に低下するにつれて
スロットルバルブの開閉を行うアクチュエ−タの開度を
開いて行く。図9(b)に示したように時刻t1 の時点
でアクチュエ−タ開度は大きく開いているので、車速は
急加速で増大しようとする。これに対して、クル−ズコ
ントロ−ル用コンピュ−タは直ちにアクチュエ−タ開度
を閉じようとするが、車速はセット車速Vmを大きく上
回り、オ−バシュ−トする。クル−ズコントロ−ル用コ
ンピュ−タはさらにアクチュエ−タ開度を閉じようとす
るが、車速はセット車速Vmをすでに大きく上回ってい
るので、トランスミッション制御用コンピュ−タにより
時刻t2 においてシフトアップが行われ、車両がODオ
フの状態からOD状態に設定される。これにより、時刻
t2 から車速が一転して低下し始める。
【0004】上り坂の勾配がODオンとODオフとの境
目付近の勾配で、かつ上り坂が長い場合には、上記した
内容のシフトダウン・シフトアップが時刻t3 ・t4 、
時刻t5 ・t6 においても繰り返され、車速が図9
(a)に示したように変化する所謂ODハンチングが発
生する。ODハンチングが発生すると、シフトダウンさ
れた後、車速の急加速及びオ−バシュ−トが生じ、乗り
心地が非常に悪くなる。
目付近の勾配で、かつ上り坂が長い場合には、上記した
内容のシフトダウン・シフトアップが時刻t3 ・t4 、
時刻t5 ・t6 においても繰り返され、車速が図9
(a)に示したように変化する所謂ODハンチングが発
生する。ODハンチングが発生すると、シフトダウンさ
れた後、車速の急加速及びオ−バシュ−トが生じ、乗り
心地が非常に悪くなる。
【0005】これに対して、上記ODハンチングの発生
を防止するために、トランスミッション制御用コンピュ
−タによりシフトダウンが行われたことをクル−ズコン
トロ−ル用コンピュ−タに伝達する伝達手段(配線)を
備えたクル−ズコントロ−ルシステムもある。その場
合、図10に示したように、定速走行中に車速が低下
し、時刻t1 においてトランスミッション制御用コンピ
ュ−タからODカット信号が出力されてシフトダウンが
行われ(図10(c)参照)、車両がODオフ状態に設
定されると、前記伝達手段により前記ODカット信号が
クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タに伝達される。そ
して、前記ODカット信号を受信すると同時にクル−ズ
コントロ−ル用コンピュ−タにより、アクチュエ−タ開
度が素早く所定の開度戻される(図10(b)参照)。
また、クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タによりトラ
ンスミション制御用コンピュ−タを介してシフトダウン
が指示され、図10(d)に示したようにODオフ状態
が保持される。以上のことにより、車速の急加速及びオ
−バシュ−トが緩和され、ODハンチングの発生が防止
される。なお、ODオフ状態からOD状態への復帰はク
ル−ズコントロ−ルシステムの仕様に従う。
を防止するために、トランスミッション制御用コンピュ
−タによりシフトダウンが行われたことをクル−ズコン
トロ−ル用コンピュ−タに伝達する伝達手段(配線)を
備えたクル−ズコントロ−ルシステムもある。その場
合、図10に示したように、定速走行中に車速が低下
し、時刻t1 においてトランスミッション制御用コンピ
ュ−タからODカット信号が出力されてシフトダウンが
行われ(図10(c)参照)、車両がODオフ状態に設
定されると、前記伝達手段により前記ODカット信号が
クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タに伝達される。そ
して、前記ODカット信号を受信すると同時にクル−ズ
コントロ−ル用コンピュ−タにより、アクチュエ−タ開
度が素早く所定の開度戻される(図10(b)参照)。
また、クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タによりトラ
ンスミション制御用コンピュ−タを介してシフトダウン
が指示され、図10(d)に示したようにODオフ状態
が保持される。以上のことにより、車速の急加速及びオ
−バシュ−トが緩和され、ODハンチングの発生が防止
される。なお、ODオフ状態からOD状態への復帰はク
ル−ズコントロ−ルシステムの仕様に従う。
【0006】以上説明したように前記伝達手段を備えて
いれば、車速の急加速及びオ−バシュ−トを緩和し、O
Dハンチングの発生を防止することができる。しかし、
前記伝達手段を構成するには、トランスミション制御用
コンピュ−タからクル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ
に対して前記ODカット信号を伝達する配線を行う必要
がある。したがって、該配線を行わなければならない
分、コストアップになる。
いれば、車速の急加速及びオ−バシュ−トを緩和し、O
Dハンチングの発生を防止することができる。しかし、
前記伝達手段を構成するには、トランスミション制御用
コンピュ−タからクル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ
に対して前記ODカット信号を伝達する配線を行う必要
がある。したがって、該配線を行わなければならない
分、コストアップになる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、トランスミッション制御用コンピュ−タからクル−
ズコントロ−ル用コンピュ−タにODカット信号を伝達
する伝達手段を有していないクル−ズコントロ−ルシス
テムにおいて、前記伝達手段としての配線を行わなくと
もODハンチングの発生を防止することができ、コスト
ダウンを図ることができるクル−ズコントロ−ルシステ
ムを提供することを目的としている。
り、トランスミッション制御用コンピュ−タからクル−
ズコントロ−ル用コンピュ−タにODカット信号を伝達
する伝達手段を有していないクル−ズコントロ−ルシス
テムにおいて、前記伝達手段としての配線を行わなくと
もODハンチングの発生を防止することができ、コスト
ダウンを図ることができるクル−ズコントロ−ルシステ
ムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るクル−ズコントロ−ルシステム(1)
は、定速走行中において、車速デ−タから車速変化量及
び加速度変化量を演算し、該車速変化量及び/又は加速
度変化量が所定の検出レベルを超えるか否かで、変速段
がOD状態からD状態にシフトダウンされたか否かを検
出する第1のシフトダウン検出手段を備えていることを
特徴としている。
に本発明に係るクル−ズコントロ−ルシステム(1)
は、定速走行中において、車速デ−タから車速変化量及
び加速度変化量を演算し、該車速変化量及び/又は加速
度変化量が所定の検出レベルを超えるか否かで、変速段
がOD状態からD状態にシフトダウンされたか否かを検
出する第1のシフトダウン検出手段を備えていることを
特徴としている。
【0009】また、本発明に係るクル−ズコントロ−ル
システム(2)は、アクセルモ−ドあるいはリジュ−ム
モ−ドにおいて、車速デ−タから加速度変化量を演算
し、該加速度変化量が所定の検出レベルを超えるか否か
で、変速段がOD状態からD状態にシフトダウンされた
か否かを検出する第2のシフトダウン検出手段を備えて
いることを特徴としている。
システム(2)は、アクセルモ−ドあるいはリジュ−ム
モ−ドにおいて、車速デ−タから加速度変化量を演算
し、該加速度変化量が所定の検出レベルを超えるか否か
で、変速段がOD状態からD状態にシフトダウンされた
か否かを検出する第2のシフトダウン検出手段を備えて
いることを特徴としている。
【0010】また、本発明に係るクル−ズコントロ−ル
システム(3)は、上記クル−ズコントロ−ルシステム
(1)において、前記車速変化量及び/又は加速度変化
量の各時点における平均値を求め、該平均値にオフセッ
ト量を加えた値を前記所定の検出レベルとする第1のシ
フトダウン検出レベル自動設定手段を備えていることを
特徴としている。
システム(3)は、上記クル−ズコントロ−ルシステム
(1)において、前記車速変化量及び/又は加速度変化
量の各時点における平均値を求め、該平均値にオフセッ
ト量を加えた値を前記所定の検出レベルとする第1のシ
フトダウン検出レベル自動設定手段を備えていることを
特徴としている。
【0011】また、本発明に係るクル−ズコントロ−ル
システム(4)は、上記クル−ズコントロ−ルシステム
(2)において、前記加速度変化量の各時点における平
均値を求め、該平均値にオフセット量を加えた値を前記
所定の検出レベルとする第2のシフトダウン検出レベル
自動設定手段を備えていることを特徴としている。
システム(4)は、上記クル−ズコントロ−ルシステム
(2)において、前記加速度変化量の各時点における平
均値を求め、該平均値にオフセット量を加えた値を前記
所定の検出レベルとする第2のシフトダウン検出レベル
自動設定手段を備えていることを特徴としている。
【0012】
クル−ズコントロ−ルシステム(1) 定速走行中にOD状態からD状態に変速段がシフトダウ
ンされると、車速変化量及び加速度変化量が急激に変化
する。車速変化量及び加速度変化量が所定の検出レベル
を超えるほど大きく変化した時、トランンスミッション
制御用コンピュ−タからODカット信号が出力され、前
記シフトダウンが行われたと推定される。クル−ズコン
トロ−ルシステム(1)にあっては、車速変化量及び/
又は加速度変化量が所定の検出レベルを超えるか否か
で、変速段がOD状態からD状態にシフトダウンされた
か否かを検出する第1のシフトダウン検出手段を備えて
いるので、該第1のシフトダウン検出手段により、トラ
ンスミッション制御用コンピュ−タからクル−ズコント
ロ−ル用コンピュ−タに前記ODカット信号を伝達する
配線等の伝達手段を備えていなくとも、前記シフトダウ
ンが行われたかどうかを検出することが可能である。し
たがって、ODハンチングの発生及びODカット後の急
加速・オ−バシュ−トを防止することが可能であると共
に、前記配線等の伝達手段を備えなくても良くなるの
で、その分、コストダウンを図ることが可能である。
ンされると、車速変化量及び加速度変化量が急激に変化
する。車速変化量及び加速度変化量が所定の検出レベル
を超えるほど大きく変化した時、トランンスミッション
制御用コンピュ−タからODカット信号が出力され、前
記シフトダウンが行われたと推定される。クル−ズコン
トロ−ルシステム(1)にあっては、車速変化量及び/
又は加速度変化量が所定の検出レベルを超えるか否か
で、変速段がOD状態からD状態にシフトダウンされた
か否かを検出する第1のシフトダウン検出手段を備えて
いるので、該第1のシフトダウン検出手段により、トラ
ンスミッション制御用コンピュ−タからクル−ズコント
ロ−ル用コンピュ−タに前記ODカット信号を伝達する
配線等の伝達手段を備えていなくとも、前記シフトダウ
ンが行われたかどうかを検出することが可能である。し
たがって、ODハンチングの発生及びODカット後の急
加速・オ−バシュ−トを防止することが可能であると共
に、前記配線等の伝達手段を備えなくても良くなるの
で、その分、コストダウンを図ることが可能である。
【0013】クル−ズコントロ−ルシステム(2) アクセルモ−ドあるいはリジュ−ムモ−ドにおいても、
上記クル−ズコントロ−ルシステム(1)で説明した定
速走行中の場合と同様に、ODハンチングの発生を防止
することが可能であると共に、前記配線等の伝達手段を
備えなくてもよくなるので、その分、コストダウンを図
ることが可能である。
上記クル−ズコントロ−ルシステム(1)で説明した定
速走行中の場合と同様に、ODハンチングの発生を防止
することが可能であると共に、前記配線等の伝達手段を
備えなくてもよくなるので、その分、コストダウンを図
ることが可能である。
【0014】クル−ズコントロ−ルシステム(3)、ク
ル−ズコントロ−ルシステム(4)車速センサ等からの
車速デ−タ(車速信号)は一定でなく車両毎にばらつき
が有るので、通常、前記所定の検出レベルを車両毎に調
整する必要がある。クル−ズコントロ−ルシステム
(3)、クル−ズコントロ−ルシステム(4)は、それ
ぞれ前記第1のシフトダウン検出レベル自動設定手段、
前記第2のシフトダウン検出レベル自動設定手段を備え
ているので、前記所定の検出レベルが車両毎に自動的に
最適値に調整される。
ル−ズコントロ−ルシステム(4)車速センサ等からの
車速デ−タ(車速信号)は一定でなく車両毎にばらつき
が有るので、通常、前記所定の検出レベルを車両毎に調
整する必要がある。クル−ズコントロ−ルシステム
(3)、クル−ズコントロ−ルシステム(4)は、それ
ぞれ前記第1のシフトダウン検出レベル自動設定手段、
前記第2のシフトダウン検出レベル自動設定手段を備え
ているので、前記所定の検出レベルが車両毎に自動的に
最適値に調整される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るクル−ズコントロ−ルシ
ステムの実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発
明の実施例1に係るクル−ズコントロ−ルシステムを概
略的に示したブロック図である。図中、1はクル−ズコ
ントロ−ル用コンピュ−タを示しており、クル−ズコン
トロ−ル用コンピュ−タ1はエンジン・トランスミッシ
ョン制御用コンピュ−タ2に接続され、エンジン・トラ
ンスミッション制御用コンピュ−タ2は自動変速装置の
シフトポジションを決定するシフトソレノイドに接続さ
れている。また、クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ
1及びエンジン・トランスミッション制御用コンピュ−
タ2には、車速センサからの車速信号等が入力されるよ
うになっている。また、クル−ズコントロ−ル用コンピ
ュ−タ1には、セット信号、アクセル信号及びセット車
速以下になった車速を再度セット車速にもどすリジュ−
ム信号等のクル−ズコントロ−ルにおける各モ−ド信号
が入力されるようになっている。
ステムの実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発
明の実施例1に係るクル−ズコントロ−ルシステムを概
略的に示したブロック図である。図中、1はクル−ズコ
ントロ−ル用コンピュ−タを示しており、クル−ズコン
トロ−ル用コンピュ−タ1はエンジン・トランスミッシ
ョン制御用コンピュ−タ2に接続され、エンジン・トラ
ンスミッション制御用コンピュ−タ2は自動変速装置の
シフトポジションを決定するシフトソレノイドに接続さ
れている。また、クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ
1及びエンジン・トランスミッション制御用コンピュ−
タ2には、車速センサからの車速信号等が入力されるよ
うになっている。また、クル−ズコントロ−ル用コンピ
ュ−タ1には、セット信号、アクセル信号及びセット車
速以下になった車速を再度セット車速にもどすリジュ−
ム信号等のクル−ズコントロ−ルにおける各モ−ド信号
が入力されるようになっている。
【0016】上記の如く構成された実施例1に係るクル
−ズコントロ−ルシステムにおけるシフトダウン検出処
理(ODカット認識処理)に関する動作を図2、図3及
び図4に基づいて説明する。図2はクル−ズコントロ−
ル用コンピュ−タ1の動作を示したフロ−チャ−トであ
る。図3(a)は定速走行中における車速VRの変化を概
略的に示したグラフであり、図3(b)は車速VRの変化
量(=加速度DVR )の変化を概略的に示したグラフであ
り、図3(c)は加速度DVR の変化量(=加加速度DDV
R)の変化を概略的に示したグラフである。図4(a)
はアクセル時あるいはリジュ−ム時における車速VRの変
化を概略的に示したグラフであり、図4(b)は車速VR
の変化量(=加速度DVR )の変化を概略的に示したグラ
フであり、図4(c)は加速度DVR の変化量(=加加速
度DDVR)の変化を概略的に示したグラフである。
−ズコントロ−ルシステムにおけるシフトダウン検出処
理(ODカット認識処理)に関する動作を図2、図3及
び図4に基づいて説明する。図2はクル−ズコントロ−
ル用コンピュ−タ1の動作を示したフロ−チャ−トであ
る。図3(a)は定速走行中における車速VRの変化を概
略的に示したグラフであり、図3(b)は車速VRの変化
量(=加速度DVR )の変化を概略的に示したグラフであ
り、図3(c)は加速度DVR の変化量(=加加速度DDV
R)の変化を概略的に示したグラフである。図4(a)
はアクセル時あるいはリジュ−ム時における車速VRの変
化を概略的に示したグラフであり、図4(b)は車速VR
の変化量(=加速度DVR )の変化を概略的に示したグラ
フであり、図4(c)は加速度DVR の変化量(=加加速
度DDVR)の変化を概略的に示したグラフである。
【0017】ステップ1で車速信号に基づいて各時点に
おける車速VRn が演算され、次にステップ2で車速VRn
に基づいて各時点における加速度DVRnが演算され、次に
ステップ3で加速度DVRnに基づいて各時点における加加
速度DDVRn が演算される。
おける車速VRn が演算され、次にステップ2で車速VRn
に基づいて各時点における加速度DVRnが演算され、次に
ステップ3で加速度DVRnに基づいて各時点における加加
速度DDVRn が演算される。
【0018】ステップ4では、車両がセットモ−ドにあ
るかどうか、すなわちセットスイッチ(図示せず)が運
転者により入力され、定速走行中であるかどうかが判断
される。セットモ−ドであればステップ5に進んで登坂
路であるかどうかが判断され、セットモ−ドでなければ
ステップ8に移る。ステップ5では、スロットルバルブ
の開閉を行うアクチュエ−タの目標開度が大きくなった
かどうかで登坂路であるかどうかが判断される。ステッ
プ5において登坂路であると判断されるとステップ6に
進み、登坂路でないと判断された場合はステップ11に
移る。
るかどうか、すなわちセットスイッチ(図示せず)が運
転者により入力され、定速走行中であるかどうかが判断
される。セットモ−ドであればステップ5に進んで登坂
路であるかどうかが判断され、セットモ−ドでなければ
ステップ8に移る。ステップ5では、スロットルバルブ
の開閉を行うアクチュエ−タの目標開度が大きくなった
かどうかで登坂路であるかどうかが判断される。ステッ
プ5において登坂路であると判断されるとステップ6に
進み、登坂路でないと判断された場合はステップ11に
移る。
【0019】ステップ6では、ステップ2で求めた加速
度DVRnのマイナス側の値が所定の検出レベルA以下であ
り、かつステップ3で求めた加加速度DDVRn のプラス側
の値が所定の検出レベルB以上であるかどうかが判断さ
れる。定速走行中に長い上り坂等で車速が徐々に低下
し、所定値以下になるとエンジン・トランスミッション
制御用コンピュ−タ2からシフトソレノド3に対してO
Dカット信号が送信され、変速段がODからDへとシフ
トダウンされる。該シフトダウンが行われると、図3
(a)の破線の円Eで示したように、車速VRが急激に変
化する。したがって、車速VRが大きく変化する時点の加
速度DVR 及び加加速度DDVRの変化の度合いを調べれば、
前記ODカット信号を受信する手段を有していなくと
も、クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ1自身で前記
シフトダウンが行われたかどうかを判断することが可能
である。ステップ6では上記した内容に基づいて判断処
理が行われている。
度DVRnのマイナス側の値が所定の検出レベルA以下であ
り、かつステップ3で求めた加加速度DDVRn のプラス側
の値が所定の検出レベルB以上であるかどうかが判断さ
れる。定速走行中に長い上り坂等で車速が徐々に低下
し、所定値以下になるとエンジン・トランスミッション
制御用コンピュ−タ2からシフトソレノド3に対してO
Dカット信号が送信され、変速段がODからDへとシフ
トダウンされる。該シフトダウンが行われると、図3
(a)の破線の円Eで示したように、車速VRが急激に変
化する。したがって、車速VRが大きく変化する時点の加
速度DVR 及び加加速度DDVRの変化の度合いを調べれば、
前記ODカット信号を受信する手段を有していなくと
も、クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ1自身で前記
シフトダウンが行われたかどうかを判断することが可能
である。ステップ6では上記した内容に基づいて判断処
理が行われている。
【0020】ステップ6において加速度DVRnが所定の検
出レベルA以下であり、かつ加加速度DDVRn が所定の検
出レベルB以上であると判断された場合は、ステップ7
に進んでODカットフラグがセットされる。次にステッ
プ11に進んで、ODカットフラグがセットされている
かどうかが判断され、セットされていると判断される
と、ステップ12に進んでクル−ズコントロ−ル用コン
ピュ−タ1により、スロットルバルブの開閉を行うアク
チュエ−タの開度が急速に閉じられる。また、エンジン
・トランスミッション制御用コンピュ−タ2に対してO
D状態からD状態へのシフトダウン(ODカット)が指
示され、クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ1により
ODカット状態が保持される。一方、ステップ11にお
いてODカットフラグがセットされていないと判断され
ると、ステップ1に戻る。
出レベルA以下であり、かつ加加速度DDVRn が所定の検
出レベルB以上であると判断された場合は、ステップ7
に進んでODカットフラグがセットされる。次にステッ
プ11に進んで、ODカットフラグがセットされている
かどうかが判断され、セットされていると判断される
と、ステップ12に進んでクル−ズコントロ−ル用コン
ピュ−タ1により、スロットルバルブの開閉を行うアク
チュエ−タの開度が急速に閉じられる。また、エンジン
・トランスミッション制御用コンピュ−タ2に対してO
D状態からD状態へのシフトダウン(ODカット)が指
示され、クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ1により
ODカット状態が保持される。一方、ステップ11にお
いてODカットフラグがセットされていないと判断され
ると、ステップ1に戻る。
【0021】以上説明したステップ1〜スッテプ7で第
1のシフトダウン検出手段が構成されている。
1のシフトダウン検出手段が構成されている。
【0022】ステップ8では、車両がアクセルモ−ドに
あるか、或はセット車速以下になった車速を再度セット
車速にもどすリジュ−ムモ−ドにあるかが判断される。
車両がアクセルモ−ドまたはリジュ−ムモ−ドにある場
合にシフトダウンが行われると、前記セットモ−ドの場
合と同様に図4(a)の破線の円Fで示したように車速
が大きく変化するが、車速は加速されているので加速度
DVR の変化に基づいたシフトダウン検出用の判断処理は
行われず、加加速度DDVRでのみ判断処理が行われる。す
なわち、ステップ8における判断結果がイエスである場
合、ステップ9に進んでステップ3で求めた加加速度DD
VRn のマイナス側の値が所定の検出レベルD以下であ
り、かつプラス側の値が所定の検出レベルC以上である
かどうかが判断される。ステップ9においてイエスと判
断された場合は、ステップ10に進んでODカットフラ
グがセットされる。一方、ステップ8及びステップ9に
おいてノ−と判断された場合は、ステップ11に進む。
あるか、或はセット車速以下になった車速を再度セット
車速にもどすリジュ−ムモ−ドにあるかが判断される。
車両がアクセルモ−ドまたはリジュ−ムモ−ドにある場
合にシフトダウンが行われると、前記セットモ−ドの場
合と同様に図4(a)の破線の円Fで示したように車速
が大きく変化するが、車速は加速されているので加速度
DVR の変化に基づいたシフトダウン検出用の判断処理は
行われず、加加速度DDVRでのみ判断処理が行われる。す
なわち、ステップ8における判断結果がイエスである場
合、ステップ9に進んでステップ3で求めた加加速度DD
VRn のマイナス側の値が所定の検出レベルD以下であ
り、かつプラス側の値が所定の検出レベルC以上である
かどうかが判断される。ステップ9においてイエスと判
断された場合は、ステップ10に進んでODカットフラ
グがセットされる。一方、ステップ8及びステップ9に
おいてノ−と判断された場合は、ステップ11に進む。
【0023】以上説明したステップ1〜ステップ4及び
ステップ8〜ステップ10で第2のシフトダウン検出手
段が構成されている。なお、ODフラグカットがセット
された後のクル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ1の動
作は、上記したセットモ−ドの場合における動作と同様
である。
ステップ8〜ステップ10で第2のシフトダウン検出手
段が構成されている。なお、ODフラグカットがセット
された後のクル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ1の動
作は、上記したセットモ−ドの場合における動作と同様
である。
【0024】上記実施例1に係るクル−ズコントロ−ル
システムにあっては、ステップ6において加速度DVR と
加加速度DDVRの両方を用いてシフトダウンが行われたか
どうかを判断しているが、別の実施例では加加速度DDVR
のみを用いてシフトダウンが行われたかどうかを判断し
てもよい。
システムにあっては、ステップ6において加速度DVR と
加加速度DDVRの両方を用いてシフトダウンが行われたか
どうかを判断しているが、別の実施例では加加速度DDVR
のみを用いてシフトダウンが行われたかどうかを判断し
てもよい。
【0025】以上説明したように実施例1に係るクル−
ズコントロ−ルシステムにあっては、ODカット信号を
トランスミッション制御用コンピュ−タ2からクル−ズ
コントロ−ル用コンピュ−タ1に伝達する配線等の伝達
手段を設けなくとも、OD状態からD状態へのシフトダ
ウンを検出することができるので、ODハンチングの発
生を防止することができると共に、前記伝達手段を設け
なくて済むぶん、コストダウンを図ることができる。
ズコントロ−ルシステムにあっては、ODカット信号を
トランスミッション制御用コンピュ−タ2からクル−ズ
コントロ−ル用コンピュ−タ1に伝達する配線等の伝達
手段を設けなくとも、OD状態からD状態へのシフトダ
ウンを検出することができるので、ODハンチングの発
生を防止することができると共に、前記伝達手段を設け
なくて済むぶん、コストダウンを図ることができる。
【0026】次に、図5、図6、図7に基づいて実施例
2に係るクル−ズコントロ−ルシステムを説明する。図
5は実施例2に係るクル−ズコントロ−ルシステムを概
略的に示したブロック図である。実施例2に係るクル−
ズコントロ−ルシステムの構成は、クル−ズコントロ−
ル用コンピュ−タ1がクル−ズコントロ−ル用コンピュ
−タ10となっている点を除けば、図1に示した実施例
1に係るクル−ズコントロ−ルシステムの構成と同様で
ある。
2に係るクル−ズコントロ−ルシステムを説明する。図
5は実施例2に係るクル−ズコントロ−ルシステムを概
略的に示したブロック図である。実施例2に係るクル−
ズコントロ−ルシステムの構成は、クル−ズコントロ−
ル用コンピュ−タ1がクル−ズコントロ−ル用コンピュ
−タ10となっている点を除けば、図1に示した実施例
1に係るクル−ズコントロ−ルシステムの構成と同様で
ある。
【0027】次に、図6、図7に基づいて実施例2に係
るクル−ズコントロ−ルシステムの動作を説明する。図
6はクル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ10における
シフトダウン検出処理(ODカット認識処理)を示した
フロ−チャ−トであり、図7は加速度DVR 及び加加速度
DDVRにおける所定の検出レベルの自動設定方法を示した
グラフである。
るクル−ズコントロ−ルシステムの動作を説明する。図
6はクル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ10における
シフトダウン検出処理(ODカット認識処理)を示した
フロ−チャ−トであり、図7は加速度DVR 及び加加速度
DDVRにおける所定の検出レベルの自動設定方法を示した
グラフである。
【0028】図6に示したフロ−チャ−トにおいて、ス
テップa〜ステップcの各処理内容は、図2に示した実
施例1に係るクル−ズコントロ−ルシステムを構成する
クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ1におけるシフト
ダウン検出処理のステップ1〜ステップ3の各処理内容
と同様であり、ステップh、ステップi以下の各処理内
容はステップ5、ステップ6以下の各処理内容と同様で
あり、ステップm、ステップn以下の各処理内容はステ
ップ8、ステップ9以下の各処理内容と同様である。し
たがってここでは、主にステップd〜ステップg及びス
テップj〜ステップl(エル)の処理内容について説明
する。
テップa〜ステップcの各処理内容は、図2に示した実
施例1に係るクル−ズコントロ−ルシステムを構成する
クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ1におけるシフト
ダウン検出処理のステップ1〜ステップ3の各処理内容
と同様であり、ステップh、ステップi以下の各処理内
容はステップ5、ステップ6以下の各処理内容と同様で
あり、ステップm、ステップn以下の各処理内容はステ
ップ8、ステップ9以下の各処理内容と同様である。し
たがってここでは、主にステップd〜ステップg及びス
テップj〜ステップl(エル)の処理内容について説明
する。
【0029】〈ステップd〜ステップi〉ステップdで
は車両がセットスイッチが入力されたセットモ−ドにあ
るかどうかが判断される。セットモ−ドにあればステッ
プeに進み、セットモ−ドになければステップjに移
る。ステップeでは、ステップbで求めた各時点におけ
る加速度DVRnに基づいて加速度DVRnのマイナス側のみの
平均値DVRAVEn が演算される。ここで、各時点における
加速度の平均値DVRAVEn は、下記の数1式
は車両がセットスイッチが入力されたセットモ−ドにあ
るかどうかが判断される。セットモ−ドにあればステッ
プeに進み、セットモ−ドになければステップjに移
る。ステップeでは、ステップbで求めた各時点におけ
る加速度DVRnに基づいて加速度DVRnのマイナス側のみの
平均値DVRAVEn が演算される。ここで、各時点における
加速度の平均値DVRAVEn は、下記の数1式
【0030】
【数1】
【0031】で示される。ここで、(定数1)及び(定
数2)は経験的に適切に決定される定数であり、例え
ば、(定数1)として数値7、(定数2)として数値8
等が設定される。
数2)は経験的に適切に決定される定数であり、例え
ば、(定数1)として数値7、(定数2)として数値8
等が設定される。
【0032】ステップfでは、ステップcで求めた各時
点における加加速度DDVRn に基づいて加加速度DDVRn の
プラス側のみの平均値DDVRAVEnが演算される。ここで、
各時点における加加速度の平均値DDVRAVEnは、下記の数
2式
点における加加速度DDVRn に基づいて加加速度DDVRn の
プラス側のみの平均値DDVRAVEnが演算される。ここで、
各時点における加加速度の平均値DDVRAVEnは、下記の数
2式
【0033】
【数2】
【0034】で示される。数2式における(定数1)及
び(定数2)は、数1式における(定数1)及び(定数
2)と同様に決定される定数である。
び(定数2)は、数1式における(定数1)及び(定数
2)と同様に決定される定数である。
【0035】ステップgでは、数1式で求めた各時点に
おける加速度DVRnのマイナス側の平均値DVRAVEn 及び数
2式で求めた各時点における加加速度DDVRn のプラス側
の平均値DDVRAVEnに基づいて、前記各時点における加速
度及び加加速度に対する所定の検出レベルが夫々設定さ
れる。すなわち、各時点における加速度DVRnに対する所
定の検出レベルAn は、図7(a)に示したように、各
時点における所定の検出レベルAn =DVRAVEn +オフセ
ット量OAで設定され、各時点における加加速度DDVRAVE
nに対する所定の検出レベルはBnは、図7(b)に示し
たように、各時点における所定の検出レベルBn =DDVR
AVEn+オフセット量OBで設定される。
おける加速度DVRnのマイナス側の平均値DVRAVEn 及び数
2式で求めた各時点における加加速度DDVRn のプラス側
の平均値DDVRAVEnに基づいて、前記各時点における加速
度及び加加速度に対する所定の検出レベルが夫々設定さ
れる。すなわち、各時点における加速度DVRnに対する所
定の検出レベルAn は、図7(a)に示したように、各
時点における所定の検出レベルAn =DVRAVEn +オフセ
ット量OAで設定され、各時点における加加速度DDVRAVE
nに対する所定の検出レベルはBnは、図7(b)に示し
たように、各時点における所定の検出レベルBn =DDVR
AVEn+オフセット量OBで設定される。
【0036】そして次に、ステップhにおいて各時点に
おける加速度DVRnの値が前記各時点における所定の検出
レベルAn以下で、かつ各時点における加加速度DDVRn
の値が前記各時点における所定の検出レベルBn以上で
あるかどうかが判断される。ステップhにおける判断結
果がイエスである場合、ステップiにおいてODカット
フラグがセットされ、以下、図2に示したフロ−チャ−
トと同様の処理が行われる。
おける加速度DVRnの値が前記各時点における所定の検出
レベルAn以下で、かつ各時点における加加速度DDVRn
の値が前記各時点における所定の検出レベルBn以上で
あるかどうかが判断される。ステップhにおける判断結
果がイエスである場合、ステップiにおいてODカット
フラグがセットされ、以下、図2に示したフロ−チャ−
トと同様の処理が行われる。
【0037】〈ステップj〜ステップn〉ステップjで
は車両がアクセルモ−ド或はセット車速以下になった車
速を再度セット車速にもどすリジュ−ムモ−ドにあるか
どうかが判断される。アクセルモ−ド或はリジュ−ムモ
−ドにあればステップkに進み、前記モ−ドにない場合
は本シフトダウン検出処理を行わない。
は車両がアクセルモ−ド或はセット車速以下になった車
速を再度セット車速にもどすリジュ−ムモ−ドにあるか
どうかが判断される。アクセルモ−ド或はリジュ−ムモ
−ドにあればステップkに進み、前記モ−ドにない場合
は本シフトダウン検出処理を行わない。
【0038】ステップkでは、ステップcで求めた各時
点における加加速度DDVRn に基づいて加加速度DDVRn の
プラス側の平均値DDVRAVEn+ 及びマイナス側の平均値DD
VRAVEn- が演算される。該演算は、ステップfで示した
数2式にしたがって行われる。次に、ステップl(エ
ル)においてプラス側及びマイナス側の各時点における
所定の適切な検出レベルが設定される。すなわち、図8
に示したように、各時点におけるプラス側の所定の検出
レベルCn 及びマイナス側の所定の検出レベルDnは夫
々、 Cn=DDVRAVEn+ +オフセット量OC Dn=DDVRAVEn- +オフセット量OD に設定される。
点における加加速度DDVRn に基づいて加加速度DDVRn の
プラス側の平均値DDVRAVEn+ 及びマイナス側の平均値DD
VRAVEn- が演算される。該演算は、ステップfで示した
数2式にしたがって行われる。次に、ステップl(エ
ル)においてプラス側及びマイナス側の各時点における
所定の適切な検出レベルが設定される。すなわち、図8
に示したように、各時点におけるプラス側の所定の検出
レベルCn 及びマイナス側の所定の検出レベルDnは夫
々、 Cn=DDVRAVEn+ +オフセット量OC Dn=DDVRAVEn- +オフセット量OD に設定される。
【0039】そして次に、ステップmにおいて各時点に
おける加加速度DDVRn のプラス側の値が前記各時点にお
ける所定の検出レベルCn以上で、かつマイナス側の値
が前記各時点における所定の検出レベルDn以下である
かどうかが判断される。ステップmにおける判断結果が
イエスである場合、ステップnにおいてODカットフラ
グがセットされ、以下、図2に示したフロ−チャ−トと
同様の処理が行われる。
おける加加速度DDVRn のプラス側の値が前記各時点にお
ける所定の検出レベルCn以上で、かつマイナス側の値
が前記各時点における所定の検出レベルDn以下である
かどうかが判断される。ステップmにおける判断結果が
イエスである場合、ステップnにおいてODカットフラ
グがセットされ、以下、図2に示したフロ−チャ−トと
同様の処理が行われる。
【0040】DVRAVE、DDVRAVE等の特性曲線は車両毎に微
妙に異なるものであり、実施例2に係るクル−ズコント
ロ−ルシステムは、実施例1に係るクル−ズコントロ−
ルシステムが有している効果に加えて、シフトダウンを
検出するための所定の検出レベルA〜Dを車両の特性に
応じて自動設定することができるという効果を有してい
る。
妙に異なるものであり、実施例2に係るクル−ズコント
ロ−ルシステムは、実施例1に係るクル−ズコントロ−
ルシステムが有している効果に加えて、シフトダウンを
検出するための所定の検出レベルA〜Dを車両の特性に
応じて自動設定することができるという効果を有してい
る。
【0041】
クル−ズコントロ−ルシステム(1) トランスミッション制御用コンピュ−タからクル−ズコ
ントロ−ル用コンピュ−タにODカット信号を伝達する
配線等の伝達手段を設けなくとも、前記第1のシフトダ
ウン検出手段により定速走行中におけるOD状態からD
状態へのシフトダウンを検出することができる。これに
より、ODハンチングの発生及びODカット後の急加速
・オ−バシュ−トを防止することができると共に、前記
伝達手段を設けなくて済むぶん、コストダウンを図るこ
とができる。
ントロ−ル用コンピュ−タにODカット信号を伝達する
配線等の伝達手段を設けなくとも、前記第1のシフトダ
ウン検出手段により定速走行中におけるOD状態からD
状態へのシフトダウンを検出することができる。これに
より、ODハンチングの発生及びODカット後の急加速
・オ−バシュ−トを防止することができると共に、前記
伝達手段を設けなくて済むぶん、コストダウンを図るこ
とができる。
【0042】クル−ズコントロ−ルシステム(2) クル−ズコントロ−ルシステム(1)の場合と同様に、
前記第2のシフトダウン検出手段によりアクセルモ−ド
あるいはリジュ−ムモ−ドにおけるOD状態からD状態
へのシフトダウンを検出することができる。これによ
り、ODハンチングの発生を防止することができると共
に、前記伝達手段を設けなくて済むぶん、コストダウン
を図ることができる。
前記第2のシフトダウン検出手段によりアクセルモ−ド
あるいはリジュ−ムモ−ドにおけるOD状態からD状態
へのシフトダウンを検出することができる。これによ
り、ODハンチングの発生を防止することができると共
に、前記伝達手段を設けなくて済むぶん、コストダウン
を図ることができる。
【0043】クル−ズコントロ−ルシステム(3) クル−ズコントロ−ルシステム(1)が有している効果
に加えて、第1のシフトダウン検出レベル自動設定手段
により定速走行中におけるシフトダウンを検出するため
の所定の検出レベルを各車両ごとに各車両の特性に合わ
せて自動設定することができる。
に加えて、第1のシフトダウン検出レベル自動設定手段
により定速走行中におけるシフトダウンを検出するため
の所定の検出レベルを各車両ごとに各車両の特性に合わ
せて自動設定することができる。
【0044】クル−ズコントロ−ルシステム(4) クル−ズコントロ−ルシステム(2)が有している効果
に加えて、第2のシフトダウン検出レベル自動設定手段
によりアクセルモ−ドあるいはリジュ−ムモ−ドにおけ
るシフトダウンを検出するための所定の検出レベルを各
車両ごとに各車両の特性に合わせて自動設定することが
できる。
に加えて、第2のシフトダウン検出レベル自動設定手段
によりアクセルモ−ドあるいはリジュ−ムモ−ドにおけ
るシフトダウンを検出するための所定の検出レベルを各
車両ごとに各車両の特性に合わせて自動設定することが
できる。
【図1】本発明の実施例1に係るクル−ズコントロ−ル
システムを概略的に示したブロック図である。
システムを概略的に示したブロック図である。
【図2】クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タのシフト
ダウン検出処理動作を示したフロ−チャ−トである。
ダウン検出処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図3】(a)は定速走行中における車速の変化を概略
的に示したグラフであり、(b)は加速度の変化を概略
的に示したグラフであり、(c)は加加速度の変化を概
略的に示したグラフである。
的に示したグラフであり、(b)は加速度の変化を概略
的に示したグラフであり、(c)は加加速度の変化を概
略的に示したグラフである。
【図4】(a)はアクセルモ−ドあるいはリジュ−ムモ
−ドにおける車速の変化を概略的に示したグラフであ
り、(b)は加速度の変化を概略的に示したグラフであ
り、(c)は加加速度の変化を概略的に示したグラフで
ある。
−ドにおける車速の変化を概略的に示したグラフであ
り、(b)は加速度の変化を概略的に示したグラフであ
り、(c)は加加速度の変化を概略的に示したグラフで
ある。
【図5】本発明の実施例2に係るクル−ズコントロ−ル
システムを概略的に示したブロック図である。
システムを概略的に示したブロック図である。
【図6】クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タのシフト
ダウン検出処理動作を示したフロ−チャ−トである。
ダウン検出処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図7】(a)は加速度に対する所定のシフトダウン検
出レベルの自動設定方法を示したグラフであり、(b)
は定速走行中における加加速度に対する所定のシフトダ
ウン検出レベルの自動設定方法を示したグラフである。
出レベルの自動設定方法を示したグラフであり、(b)
は定速走行中における加加速度に対する所定のシフトダ
ウン検出レベルの自動設定方法を示したグラフである。
【図8】アクセルモ−ドあるいはリジュ−ムモ−ドにお
ける加加速度に対する所定のシフトダウン検出レベル自
動設定方法を示したグラフである。
ける加加速度に対する所定のシフトダウン検出レベル自
動設定方法を示したグラフである。
【図9】ODカット信号をクル−ズコントロ−ル用コン
ピュ−タに伝達する伝達手段を有していない従来のクル
−ズコントロ−ルシステムで発生するODハンチングを
概略的に示したグラフであり、(a)は車速の変化を示
し、(b)はアクチュエ−タ開度の変化を示し、(c)
は車両のシフト状態を示したタイミングチャ−トであ
る。
ピュ−タに伝達する伝達手段を有していない従来のクル
−ズコントロ−ルシステムで発生するODハンチングを
概略的に示したグラフであり、(a)は車速の変化を示
し、(b)はアクチュエ−タ開度の変化を示し、(c)
は車両のシフト状態を示したタイミングチャ−トであ
る。
【図10】ODカット信号をクル−ズコントロ−ル用コ
ンピュ−タに伝達する伝達手段を有している従来のクル
−ズコントロ−ルシステムにおいてODハンチングの発
生を防止することができる様子を説明した概略図であ
り、(a)は車速の変化を示し、(b)はアクチュエ−
タ開度の変化を示し、(c)は車両のシフト状態を示し
たタイミングチャ−トであり、(d)はクル−ズコント
ロ−ル用コンピュ−タによるODカットを示したタイミ
ングチャ−トである。
ンピュ−タに伝達する伝達手段を有している従来のクル
−ズコントロ−ルシステムにおいてODハンチングの発
生を防止することができる様子を説明した概略図であ
り、(a)は車速の変化を示し、(b)はアクチュエ−
タ開度の変化を示し、(c)は車両のシフト状態を示し
たタイミングチャ−トであり、(d)はクル−ズコント
ロ−ル用コンピュ−タによるODカットを示したタイミ
ングチャ−トである。
【符号の説明】 1、10 クル−ズコントロ−ル用コンピュ−タ 2 エンジン・トランスミッション制御用コンピュ−タ 3 シフトソレノイド A,B,C,D 所定の検出レベル VR 車速 DVR 加速度 DDVR 加加速度 DVRAVE 加速度の平均値 DDVRAVE 加加速度の平均値
Claims (4)
- 【請求項1】 定速走行中において、車速デ−タから車
速変化量及び加速度変化量を演算し、該車速変化量及び
/又は加速度変化量が所定の検出レベルを超えるか否か
で、変速段がOD(オ−バ−ドライブ)状態からD(ド
ライブ)状態にシフトダウンされたか否かを検出する第
1のシフトダウン検出手段を備えていることを特徴とす
るクル−ズコントロ−ルシステム。 - 【請求項2】 アクセルモ−ドあるいはリジュ−ムモ−
ドにおいて、車速デ−タから加速度変化量を演算し、該
加速度変化量が所定の検出レベルを超えるか否かで、変
速段がOD状態からD状態にシフトダウンされたか否か
を検出する第2のシフトダウン検出手段を備えているこ
とを特徴とするクル−ズコントロ−ルシステム。 - 【請求項3】 定速走行中において、前記車速変化量及
び/又は加速度変化量の各時点における平均値を求め、
該平均値にオフセット量を加えた値を前記所定の検出レ
ベルとする第1のシフトダウン検出レベル自動設定手段
を備えていることを特徴とする請求項1記載のクル−ズ
コントロ−ルシステム。 - 【請求項4】 アクセルモ−ドあるいはリジュ−ムモ−
ドにおいて、前記加速度変化量の各時点における平均値
を求め、該平均値にオフセット量を加えた値を前記所定
の検出レベルとする第2のシフトダウン検出レベル自動
設定手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の
クル−ズコントロ−ルシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8830895A JPH08282327A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | クル−ズコントロ−ルシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8830895A JPH08282327A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | クル−ズコントロ−ルシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08282327A true JPH08282327A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=13939312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8830895A Withdrawn JPH08282327A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | クル−ズコントロ−ルシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08282327A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097740A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Aisin Seiki Co Ltd | 自動変速機の変速制御装置 |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP8830895A patent/JPH08282327A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097740A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Aisin Seiki Co Ltd | 自動変速機の変速制御装置 |
JP4539267B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2010-09-08 | アイシン精機株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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