JPH08281620A - 巴瓦成形装置 - Google Patents

巴瓦成形装置

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JPH08281620A
JPH08281620A JP8547095A JP8547095A JPH08281620A JP H08281620 A JPH08281620 A JP H08281620A JP 8547095 A JP8547095 A JP 8547095A JP 8547095 A JP8547095 A JP 8547095A JP H08281620 A JPH08281620 A JP H08281620A
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JP
Japan
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tile
eaves
tomoe
mold
sack
Prior art date
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Pending
Application number
JP8547095A
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English (en)
Inventor
Osamu Kamiya
治 神谷
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KAMIYAGIHACHI KK
Original Assignee
KAMIYAGIHACHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隅巴、棟巴、一文字巴等の巴瓦を製造する巴
瓦成形装置に関する。 【構成】 巴瓦素地を上下型に簡易かつ迅速に挿設し得
る、また亀裂のない優良な巴瓦素地成形品を製造し得る
汎用性の巴瓦成形装置を提供する。即ち、本発明の巴瓦
成形装置は、上下動する上型5と水平状に移動される中
子12a及び前サック12bを備えた下型12とを有す
る瓦用プレス機1と、前記上型に設けた前記下型の揺動
を司る規制コロ6、6と、前記下型を有する下型框13
に揺動自在に支持する作動腕14、14と、この作動腕
に設けられた前サックと、で構成され、前記規制コロの
降下により前記作動腕の基端14b、14bを押下げに
より、この作動腕の自由端14a、14aの押下げ及び
前記前サックを押上げ、この押上げた前サック及び前記
下型と降下した前記上型との間で巴瓦素地Aをプレス成
形する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隅巴、棟巴、一文字巴
等の巴瓦を製造する巴瓦成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、巴瓦を製造する成形装置は、上下
動する上型と水平状に移動される中子を備えた下型とを
有する瓦用プレス機と、前記下型に揺動自在な前サック
を設ける構成である。この成形装置では、上型が上昇し
ている過程で、巴瓦素地を下型の中子と前サックとの間
に形成される僅かの隙間から嵌め込み、その後、下型の
前サックと下型框との間にクサビを打ち込み、前サック
を押上げる。続いて降下した上型との間で、前記巴瓦素
地をプレス形成する構成となっている。
【0003】尚、巴瓦の成形装置として特開平1−11
8404号公報記載の巴瓦等の成形方法および成形装置
がある。この発明は、巴瓦の瓦主部を成形する上下型
と、飾板部を成形する飾板部用型とを備えた成形装置に
おいて、飾板部用型と、飾板部用の成形空間を区画する
蓋状型と、前記成形空間の前面側に引出し可能に設けら
れるプレートと、このプレートの引出し時において形成
された貫通孔に挿設された同貫通孔に押動可能に設けら
れる模様型と、でなる構成で、飾板部前面に模様型を押
圧可能とすることを特徴とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の成形装置で
は、僅かの隙間から巴瓦素地を嵌め込むとともに、クサ
ビの打ち込み作業をする構成であり、作業が面倒であ
り、かつ作業能率の低下を招来する等の課題がある。ま
た前かがみの姿勢で作業しかつクサビの押脱作業をする
ことから、作業者は腰を痛めたり、又は疲労が蓄積され
こと、等これら作業者等の作業面及び健康面において課
題がある。
【0005】尚、前記文献発明は、種々の模様型を押脱
できること、及び粘土の確実かつスムーズな移動を介し
て、美麗で欠損のない優れた模様付き巴瓦素地成形品が
できあがる。しかし、この構成では巴瓦に筒部を有する
巴瓦素地には採用できない構成であること、かつまた土
練機から押し出されてくる連続的な巴瓦素地には使用で
きないこと、等汎用性に欠けるものであり、換言すれ
ば、単なる一面的な改良にとどまっている課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本発明は、汎
用性の巴瓦成形装置を提供すること、また巴瓦素地を下
型内に簡易かつ迅速に挿設し得ること、亀裂のない優良
な巴瓦素地成形品を製造すること、等を目的として下記
の構成を採用する。
【0007】即ち、本発明の巴瓦成形装置は、上下動す
る上型と水平状に移動される下型とを有する瓦用プレス
機と、前記上型が設けられている上型框に設けた規制コ
ロと、前記下型を有する下型框に揺動自在に支持する作
動腕と、この作動腕に設けられた前サックと、で構成さ
れ、前記規制コロの降下で前記作動腕の基端を押下げる
とともに、当該作動腕の自由端及び前記前サックを押上
げ、この押下げ位置にある前サック及び前記下型と降下
位置にある前記上型との間で巴瓦素地をプレス成形する
構成である。
【0008】
【作用】上型が上昇し、中子及び下型が開放されかつ作
動腕の自由端が降下している状況下において(図3参
照)、先ず、中子及び下型が図示しないシリンダーのピ
ストンロッドの伸張によりガイドテーブルに沿って前進
する。そして、作業者の手前まで前進した段階で停止す
る。この際、下型に設けた中子と前サックとの間には十
分な嵌め込み隙間が形成されていることから、当該隙間
を利用して巴瓦素地を下型に挿入する。これによって、
中子の先端部には巴瓦素地の筒部が嵌め込まれるととも
に、中子の本体部には巴瓦素地の瓦本体部が嵌合され
る。この作業により巴瓦素地の嵌め込みが終了するの
で、前進限にあった中子及び下型がピストンロッドの収
縮により後退し、原位置に戻る。
【0009】その後、上型が順次降下する。最初に降下
する規制コロにより作動腕の基端が押圧されるので、当
該作動腕は枢軸を支点としてその自由端側が順次押上げ
られれる(揺動される)。この押上げにより、先ず最初
に前サックが押上げられていき、この前サックの押上げ
が順次かつスムーズに行われることにより巴瓦素地の頭
部が成形されていくが、前述の如く、前サックが最初に
かつスムーズに押上げられることから、当該頭部に亀裂
又は欠損が生じることなく、正確かつ美麗な頭部が成形
される。その後、更に上型が降下し、降下限に達した段
階で作動腕及び前サックの押上げが終了する(作動腕の
自由端側及び前サックが上昇限にある。)とともに、上
下型が合体されて頭部及び瓦本体部の成形作業が終了
し、巴瓦素地成形品が成形される。尚、本発明では、前
述の如く、先ず前サックが押上げられて頭部が最初に成
形される技術がポイントとなり、従来困難視されていた
自動化、作業のスピード化並びに作業の簡便化が達成さ
れること、又は美麗で商品価値の高い巴瓦の製造に途を
開く特徴がある。
【0010】前記成形が終了した時点で、上型が上昇す
る。この際、先ず上型は下型より離脱するとともに、僅
か遅れて作動腕の基端に対する規制コロの押圧が開放さ
れる。これにより、上昇降にあった前サックが僅か遅れ
て降下を始める。その後、上型が下型より順次離脱する
とともに、作動腕及び前サックが降下し、上下型の離脱
と前サックの開放が終了し、当該上型及び前サックが原
位置に復帰するとともに、上型と巴瓦素地成形品との間
には十分な取り出し隙間が形成される。このような状況
下でシリンダーのピストンロッドの伸張により下型をガ
イドテーブルに沿って前進させた後、前記取り出し隙間
より巴瓦素地成形品を取り出す。この操作により巴瓦素
地の上下型への挿入及び巴瓦素地成形品の成形・取り出
し作業が終了する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0012】1はフリクションプレス等の瓦用プレス機
で、この瓦用プレス機1には当該フライホイールの正逆
転により昇降する螺旋軸2が設けられており、この螺旋
軸2には上型框3が設けられる。4は上型框3のガイド
棒である。この上型框3には後述する下型の前サックを
喰え込む下型喰込爪片5aを有する上型5が設けられて
いる。尚、下型喰込爪片5aは上型5の前方に設けられ
ている。また上型框3には垂下寸法を調整できる一対の
規制コロ6、6(以下6とする。)が設けられており、
この規制コロ6は上型框3及び上型5とともに昇降する
構成となっている。尚、前記規制コロ6は上型框3に設
けた一対の規制コロ支持ネジ棒6a、6a(以下6aと
する。)と、この各規制コロ支持ネジ棒6aをそれぞれ
固定するネジ棒固定装置6b、6b(以下6bとす
る。)とで構成される。この規制コロ6の位置は、前記
規制コロ支持ネジ棒6aの垂下寸法の長短により決めら
れる。例えば、前記ネジ棒固定装置6bを解除し前記規
制コロ支持ネジ棒6aの垂下寸法を変更する。この変更
位置で前記ネジ棒固定装置6bを緊締する。この解除及
び緊締を介して規制コロ6の位置は決定される。
【0013】図中10はフレーム11に設けられた下型
移動用のガイドテーブルであり、このガイドテーブル1
0には前進後退可能な下型12が設けられており、この
下型12は中子12aと、前サック12bとで構成され
ている。この前サック12bは、下型框13の枢軸1
5、15に揺動自在に設けた一対の作動腕14、14
(以下14とする。)の自由端14a、14a(以下1
4aとする。)に設けられており、この作動腕14の揺
動により昇降する構造となっている。尚、14b、14
b(以下14bとする。)は作動腕14の基端を示す。
前記上型框3及び上型5の降下により、この作動腕14
の基端14bが規制コロ6により押圧され、その自由端
14aが押上げられるとともに、これと一体に昇降する
前サック12bが押上げられる。この押上げ動作により
前サック12bが、所定の位置まで押上げられた段階
(押上げ位置)で、降下してきた下型喰込爪片5aに喰
え込まれ、先ず巴瓦素地Aの頭部A1の成形にかかる。
その後、更に上型5が降下すると、この上型5と下型1
2との合体により巴瓦素地Aの瓦本体部A2が、また前
サック12bに対する下型喰込爪片5aの喰え込みが一
層強固になり上型5と前サック12bとにより頭部A1
が、それぞれ成形され、巴瓦素地成形品A’ができあが
る。図中141は作動腕14の基端14bに設けた規制
コロ6を揺動する山部、142は基端14bに設けた規
制コロ6の移動端位置を係止する谷部、をそれぞれ示
す。尚、前記規制コロ6の押圧が強固の場合には、前記
下型喰込爪片5aを省略することも可能である。
【0014】尚、図中Bは上型5と前サック12bとの
間に形成した巴瓦素地Aの嵌め込み隙間又は巴瓦素地成
形品A’の取り出し隙間を示した嵌め込み兼取り出し隙
間Bであり、この嵌め込み兼取り出し隙間Bを利用し
て、簡易かつ素早く巴瓦素地Aの嵌め込み又は巴瓦素地
成形品A’の取り出しを図る。また正確かつ美麗な巴瓦
素地成形品A’を製造できる。また本発明は隅巴、棟巴
(図7)、軒巴、一文字巴等の各種巴瓦を製造する巴瓦
成形装置であります。
【0015】
【発明の効果】本発明は、下型框に揺動自在な前サック
を設け、この前サックと上型との間に嵌め込み兼取り出
し隙間を設けた構成である。したがって、巴瓦素地の嵌
め込み又は巴瓦素地成形品の取り出しの容易化、迅速
化、簡便化等が図れること、及び正確かつ美麗な巴瓦素
地成形品を製造できること、作業能率の向上が図れるこ
と、更には作業者の疲労の軽減、健康管理の拡充等に役
立つこと、等の効果を有する。
【0016】また本発明は、下型框に揺動自在な前サッ
クを設け、先ず、この前サックを押上げた後、降下する
上型との間で頭部を成形する構成である。したがって、
素地の回りがよく、亀裂及び欠損のない優良な巴瓦素地
成形品を成形できること、また未経験者でも、品質のよ
い巴瓦素地成形品を製造できること、等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の全体斜視図である。
【図2】上下型の要部の拡大斜視図である。
【図3】上下型の拡大側面図である。
【図4】上下型の中子と前サックとの関係を拡大した斜
視図である。
【図5】巴瓦素地の拡大斜視図である。
【図6】巴瓦素地成形品の拡大斜視図である。
【図7】他の巴瓦素地成形品の拡大斜視図である。
【図8】本発明の葺き上げ状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 瓦用プレス機 2 螺旋軸 3 上型框 4 ガイド棒 5 上型 5a 下型喰込爪片 6 規制コロ 6a 規制コロ支持ネジ棒 6b ネジ棒固定装置 10 ガイドテーブル 11 フレーム 12 下型 12a 中子 12b 前サック 13 下型框 14 作動腕 14a 自由端 14b 基端 141 山部 142 谷部 15 枢軸 A 巴瓦素地 A’ 巴瓦素地成形品 A1 頭部 A2 瓦本体部 B 嵌め込み兼取り出し隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動する上型と水平状に移動される下
    型とを有する瓦用プレス機と、前記上型が設けられてい
    る上型框に設けた規制コロと、前記下型を有する下型框
    に揺動自在に支持する作動腕と、この作動腕に設けられ
    た前サックと、で構成され、前記規制コロの降下で前記
    作動腕の基端を押下げるとともに、当該作動腕の自由端
    及び前記前サックを押上げ、この押下げ位置にある前サ
    ック及び前記下型と降下位置にある前記上型との間で巴
    瓦素地をプレス成形する構成とした巴瓦成形装置。
  2. 【請求項2】 上記作動腕の基端に山部及び谷部を形成
    し、上記規制コロの谷部への移動により作動腕を押上げ
    位置に固定する構成とした請求項1記載の巴瓦成形装
    置。
  3. 【請求項3】 上記下型に中子及び前サックを備えた請
    求項1又は請求項2記載の巴瓦成形装置。
JP8547095A 1995-04-11 1995-04-11 巴瓦成形装置 Pending JPH08281620A (ja)

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JP8547095A JPH08281620A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 巴瓦成形装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105690541A (zh) * 2016-04-15 2016-06-22 北京聚星复合材料技术发展有限公司 仿古连体屋面瓦压瓦机

Citations (1)

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JPH0235445U (ja) * 1988-08-30 1990-03-07

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