JPH08281441A - ガスメタルアーク溶接装置用コンタクトチップ - Google Patents
ガスメタルアーク溶接装置用コンタクトチップInfo
- Publication number
- JPH08281441A JPH08281441A JP10699395A JP10699395A JPH08281441A JP H08281441 A JPH08281441 A JP H08281441A JP 10699395 A JP10699395 A JP 10699395A JP 10699395 A JP10699395 A JP 10699395A JP H08281441 A JPH08281441 A JP H08281441A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- cap
- contact tip
- hole
- spatter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 コンタクトチップが金属製の本体と、その本
体の溶接線材供給孔と同心同径の通孔を有するセラミッ
クス製のキャップからなり、そのキャップを本体の先端
に、その本体の外周とキャップの内周との間に適宜厚さ
の耐熱性金属薄板を介入して嵌着した構成とした。 【効果】 セラミックス製のキャップを金属製の本体に
嵌着したから、金属に比べて溶融金属に対する濡れ性が
小さくてスパッターが付着しにくく、例え付着しても供
給される溶接線材によりこすり取られて溶接線材の供給
の妨げにはならず、また、耐摩耗性に優れたセラミック
ス製のキャップには本体と同心同径の通孔が形成されて
いるから、線材との摩擦による摩耗はほとんどなく、長
時間無人運転をすることが可能であるとともに、コンタ
クトチップの本体の外周とセラミックス製キャップの内
周との間に適宜厚さの耐熱性金属薄板を介入するだけで
キャップを本体に強固に固定することができる。
体の溶接線材供給孔と同心同径の通孔を有するセラミッ
クス製のキャップからなり、そのキャップを本体の先端
に、その本体の外周とキャップの内周との間に適宜厚さ
の耐熱性金属薄板を介入して嵌着した構成とした。 【効果】 セラミックス製のキャップを金属製の本体に
嵌着したから、金属に比べて溶融金属に対する濡れ性が
小さくてスパッターが付着しにくく、例え付着しても供
給される溶接線材によりこすり取られて溶接線材の供給
の妨げにはならず、また、耐摩耗性に優れたセラミック
ス製のキャップには本体と同心同径の通孔が形成されて
いるから、線材との摩擦による摩耗はほとんどなく、長
時間無人運転をすることが可能であるとともに、コンタ
クトチップの本体の外周とセラミックス製キャップの内
周との間に適宜厚さの耐熱性金属薄板を介入するだけで
キャップを本体に強固に固定することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズルの中心に溶接線
材を供給するコンタクトチップを配置し、そのコンタク
トチップとノズル本体の間から炭酸ガスなどの不活性ガ
スからなるシールドガスを噴出して溶接線材と母材との
間に発生するアーク及び溶融金属を外気から遮断するよ
うにしたガスメタルアーク溶接装置用コンタクトチップ
に関する。
材を供給するコンタクトチップを配置し、そのコンタク
トチップとノズル本体の間から炭酸ガスなどの不活性ガ
スからなるシールドガスを噴出して溶接線材と母材との
間に発生するアーク及び溶融金属を外気から遮断するよ
うにしたガスメタルアーク溶接装置用コンタクトチップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】このような、ガスメタルアーク溶接装置
においては、アーク発生中にスパッターが飛散して、ノ
ズルの先端部内周とコンタクトチップの先端部外周に付
着することによりシールドガスの流れが阻害されるとと
もに、コンタクトチップの線材供給孔の口縁にスパッタ
ーが付着して線材供給の妨げとなることがあり、また、
線材供給孔の口縁付近が線材との摩擦により摩耗して線
材の位置が定まらず、正確な溶接が困難になることがあ
って、必要に応じてスパッターを除去したり、コンタク
トチップそのものを交換したりする必要があり、このた
め、作業能率が低いばかりでなく、ガスメタルアーク溶
接ロボットの完全無人化が不可能であった。
においては、アーク発生中にスパッターが飛散して、ノ
ズルの先端部内周とコンタクトチップの先端部外周に付
着することによりシールドガスの流れが阻害されるとと
もに、コンタクトチップの線材供給孔の口縁にスパッタ
ーが付着して線材供給の妨げとなることがあり、また、
線材供給孔の口縁付近が線材との摩擦により摩耗して線
材の位置が定まらず、正確な溶接が困難になることがあ
って、必要に応じてスパッターを除去したり、コンタク
トチップそのものを交換したりする必要があり、このた
め、作業能率が低いばかりでなく、ガスメタルアーク溶
接ロボットの完全無人化が不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、コンタクトチップの供給孔の口縁にスパッ
ター付着し、または、その口縁付近が摩耗することであ
る。
する課題は、コンタクトチップの供給孔の口縁にスパッ
ター付着し、または、その口縁付近が摩耗することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、コンタクトチップが金属製の本
体と、その本体の溶接線材供給孔と同心同径の通孔を有
するセラミックス製のキャップからなり、そのキャップ
を本体の先端に、その本体の外周とキャップの内周との
間に適宜厚さの耐熱性金属薄板を介入して嵌着した構成
とした。
するための手段として、コンタクトチップが金属製の本
体と、その本体の溶接線材供給孔と同心同径の通孔を有
するセラミックス製のキャップからなり、そのキャップ
を本体の先端に、その本体の外周とキャップの内周との
間に適宜厚さの耐熱性金属薄板を介入して嵌着した構成
とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】本発明は上記構成になり、セラ
ミックス製のキャップを金属製の本体に嵌着したから、
金属に比べて溶融金属に対する濡れ性が小さくてスパッ
ターが付着しにくく、例え付着しても供給される溶接線
材によりこすり取られて溶接線材の供給の妨げにはなら
ず、また、耐摩耗性に優れたセラミックス製のキャップ
には本体と同心同径の通孔が形成されているから、線材
との摩擦による摩耗はほとんどなく、長時間無人運転を
することが可能であるとともに、コンタクトチップの本
体の外周とセラミックス製キャップの内周との間に適宜
厚さの耐熱性金属薄板を介入するだけでキャップを本体
に強固に固定することができる。
ミックス製のキャップを金属製の本体に嵌着したから、
金属に比べて溶融金属に対する濡れ性が小さくてスパッ
ターが付着しにくく、例え付着しても供給される溶接線
材によりこすり取られて溶接線材の供給の妨げにはなら
ず、また、耐摩耗性に優れたセラミックス製のキャップ
には本体と同心同径の通孔が形成されているから、線材
との摩擦による摩耗はほとんどなく、長時間無人運転を
することが可能であるとともに、コンタクトチップの本
体の外周とセラミックス製キャップの内周との間に適宜
厚さの耐熱性金属薄板を介入するだけでキャップを本体
に強固に固定することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0007】図において、1は市販されている金属製の
ノズルであって、その中心に、中心に溶接線材を供給す
る供給孔3が形成されたコンタクトチップ2が配置され
ていて、図示しない溶接線材と母材との間に高電圧が印
加されるとその間にアークが発生し、溶接線材と母材が
溶融して溶接が行われるとともに、コンタクトチップ2
の周りの空間から炭酸ガスなどの不活性ガスからなるシ
ールドガスが噴出して溶接部が外気との接触により酸化
するのを防止するようになっている。
ノズルであって、その中心に、中心に溶接線材を供給す
る供給孔3が形成されたコンタクトチップ2が配置され
ていて、図示しない溶接線材と母材との間に高電圧が印
加されるとその間にアークが発生し、溶接線材と母材が
溶融して溶接が行われるとともに、コンタクトチップ2
の周りの空間から炭酸ガスなどの不活性ガスからなるシ
ールドガスが噴出して溶接部が外気との接触により酸化
するのを防止するようになっている。
【0008】上記したところは、従来公知のガスメタル
アーク溶接装置であるが、本実施例においては、コンタ
クトチップ2が、先端に縮径部5が形成された金属製の
本体4とその先端に嵌着されたセラミックス製のキャッ
プ6からなる。キャップ6の先端の中心にはテーパー状
の案内面8に続いて供給孔3と同心同径の通孔7が形成
されており、キャップ6はその内周と本体4の縮径部5
の外周との間に、図2に示す耐熱金属製の薄板9を挟み
込むことにより本体4に強固に固定される。
アーク溶接装置であるが、本実施例においては、コンタ
クトチップ2が、先端に縮径部5が形成された金属製の
本体4とその先端に嵌着されたセラミックス製のキャッ
プ6からなる。キャップ6の先端の中心にはテーパー状
の案内面8に続いて供給孔3と同心同径の通孔7が形成
されており、キャップ6はその内周と本体4の縮径部5
の外周との間に、図2に示す耐熱金属製の薄板9を挟み
込むことにより本体4に強固に固定される。
【0009】なお、キャップ6の材質はアルミナ耐摩耗
性に優れ、好適である。
性に優れ、好適である。
【0010】本実施例は上記構成になり、コンタクトチ
ップ2の金属製の本体4の先端に線材供給孔3と同心同
径の通孔7を有するセラミックス製のキャップ6を嵌着
したから、コンタクトチップ2の先端にスパッターが付
着しにくく、付着しても線材によりこすり取られて線材
供給の妨げにならず、また、通孔7は耐摩耗性に優れ、
長時間使用しても摩耗により広がることがないから、溶
接ロボットなどにより無人溶接を行うことができる。
ップ2の金属製の本体4の先端に線材供給孔3と同心同
径の通孔7を有するセラミックス製のキャップ6を嵌着
したから、コンタクトチップ2の先端にスパッターが付
着しにくく、付着しても線材によりこすり取られて線材
供給の妨げにならず、また、通孔7は耐摩耗性に優れ、
長時間使用しても摩耗により広がることがないから、溶
接ロボットなどにより無人溶接を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】金属製薄板の斜視図である。
1:ノズル 2:コンタクトチップ 3:供給孔 4:本体 6;キャップ 7:通孔 9:薄板
Claims (1)
- 【請求項1】 ノズルの中心に溶接線材を供給するコン
タクトチップを配置し、該コンタクトチップとノズルの
間から炭酸ガスなどの不活性ガスを噴出するようにした
ガスメタルアーク溶接装置において、前記コンタクトチ
ップが金属製の本体と、該本体の溶接線材供給孔と同心
同径の通孔を有するセラミックス製のキャップからな
り、該キャップを前記本体の先端に、該本体の外周と前
記キャップの内周との間に適宜厚さの耐熱性金属薄板を
介入して嵌着したことを特徴とするガスメタルアーク溶
接装置用コンタクトチップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10699395A JPH08281441A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | ガスメタルアーク溶接装置用コンタクトチップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10699395A JPH08281441A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | ガスメタルアーク溶接装置用コンタクトチップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08281441A true JPH08281441A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14447765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10699395A Pending JPH08281441A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | ガスメタルアーク溶接装置用コンタクトチップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08281441A (ja) |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP10699395A patent/JPH08281441A/ja active Pending
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