JPH1110332A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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Publication number
JPH1110332A
JPH1110332A JP9161388A JP16138897A JPH1110332A JP H1110332 A JPH1110332 A JP H1110332A JP 9161388 A JP9161388 A JP 9161388A JP 16138897 A JP16138897 A JP 16138897A JP H1110332 A JPH1110332 A JP H1110332A
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JP
Japan
Prior art keywords
welding
flange
bellows
positioner
axial center
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9161388A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Miyake
守 三宅
Koichi Morita
剛一 森田
Hiromichi Fujiwara
博道 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNO KOGYO KK
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
UNO KOGYO KK
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by UNO KOGYO KK, Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical UNO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベローズの端部をフランジの内周面に溶接する
際に、溶接中のアーク熱によるベローズの延びに起因す
る変形を防止し、安定した連続自動TIG溶接が可能な
溶接装置を提供すること。 【解決手段】管体の端部をフランジの内周面に溶接する
に当り、管体3の端部を押さえローラ13によってフラ
ンジ1の内面に密着させると共に、管体3及びフランジ
1を一体的に自転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接装置、更に詳
しくは、ベローズなどの管体の端部をフランジの内面に
押し付けながら溶接するようにした溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄板製(板厚0.3〜1.0mm)
のベローズを厚板製のフランジの内周面に重ねた状態で
溶接する所謂フランジ重ね継手溶接は、継手部分の板厚
差が大きいため、非常に溶接難易度の高い手動TIG溶
接を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その際、TIG溶接の
ためのアークを飛ばすと、薄板製のベローズが膨張して
フランジの内周面から浮き上がるため、手動TIG溶接
時には、絶えずベローズの溶接部を監視しながら実施す
る熟練した作業者のテクニックに頼らなければならな
い。それでも溶接中のアーク熱によりベローズの延びに
起因する変形が発生してベローズが破れ易くなるという
問題があった。
【0004】また、ベローズの端部をフランジの内周面
に押し付けるために、ベローズ押圧用リングをベローズ
内に挿入することも試みたが、手間がかかるばかりでな
く、ベローズを全周にわたって均一に押さえることは困
難であった。また、実用化するには、ベローズの内径に
見合う多数のリングを用意する必要があり、不経済であ
ることが分かった。
【0005】本発明は、係る従来の問題を解消するため
に案出されたものであり、ベローズの端部をフランジの
内周面に溶接する際に、溶接中のアーク熱によるベロー
ズの延びに起因する変形を防止し、安定した連続自動T
IG溶接が可能な溶接装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る溶接装置は、管体の端
部をフランジの内周面に溶接するに当り、管体の端部を
押さえローラによってフランジの内面に密着させると共
に、管体およびフランジを一体的に自転させることを特
徴とする。
【0007】このように、管体の端部を押さえローラに
よってフランジの内面に密着させることにより、アーク
熱による管体の変形を防止することができ、ビード幅の
細い安定した連続自動TIG溶接が可能になる。請求項
2に記載の発明に係る溶接装置は、押さえローラを円錐
台形に形成すると共に、その前端面に溶接トーチとの干
渉を回避する環状の窪みを設けることを特徴とする。
【0008】このように、押さえローラを円錐台形に形
成すると共に、その前端面に溶接トーチとの干渉を回避
する環状の窪みを設けることにより、溶接トーチとの干
渉を回避しながら溶接トーチに対応するベローズの端部
のみをフランジの内面に密着させることができる。請求
項3に記載の発明に係る溶接装置は、押さえローラを熱
伝導性の良好な金属で形成することを特徴とする。
【0009】このように、押さえローラを熱伝導性の良
好な金属で形成することにより、押さえローラを介して
溶接中のアーク熱を大気中に逃がすことができるので、
アーク熱による管体の変形を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1に示すように、ワーク、即ち、厚
板製の円環状のフランジ1と、このフランジ1の穴2に
差し込まれた薄板製のベローズ3は、図示しないポジシ
ョナーによって矢印Rの方向に一定速度で回転されるよ
うになっている。ポジショナーの軸心4は、溶接作業が
し易いように水平面5に対して所定の角度αだけ傾斜し
ている。なお、フランジ1及びベローズ3の軸芯(不図
示)は、ポジショナーの軸心4と軸芯を同じくし、水平
面5に対して所定の角度αだけ傾斜している。
【0011】一方、ワークに対して溶接装置10が設置
されている。この溶接装置10のヘッド11には、溶接
トーチ12及び押さえローラ13が装備されている。溶
接トーチ12は、トーチ取付け用スライダー14を介し
てヘッド11に取り付けられており、スライダー14の
第1ハンドル15を操作すると、溶接トーチ12がヘッ
ド11に対して矢印Fのように前後方向にスライドし、
第2ハンドル16を操作すると、溶接トーチ12がヘッ
ド11に対して矢印Lのように昇降するようになってい
る。また、溶接トーチ12には、ヘッド11に取り付け
たワイヤスライダー17から図示しないワイヤが送給さ
れるようになっている。
【0012】上記押さえローラ13は、ヘッド11の先
端部に固定されている支持体18に回転自在に、かつ、
その軸芯19がフランジ1やベローズ3の軸芯、即ち、
ポジショナーの軸芯4に平行になるように上記支持体1
8に取り付けられている。また、図2に示すように、押
さえローラ13は、円錐台形に形成され、その大径部2
0でベローズ3の端部外面をフランジ1の内面に密着さ
せるようになっている。押さえローラ13は、その大径
部20が溶接ノズル12に対峙するように支持体18に
取り付けられている。
【0013】図2に示すように、押さえローラ13は、
その大径部20がベローズ3の先端部6から所定の距離
Aだけベローズ3の後端部側に後退するように調整され
る。押さえローラ13の大径部20がベローズ3の先端
部6に接近し過ぎると溶接トーチ12によるTIG溶接
に支障を来たし、離れ過ぎるとベローズ3の先端部6が
フランジ1の内面から浮き上がり、きれいな溶接が行わ
れなくなる。
【0014】押さえローラ13は、溶接トーチ12と干
渉しないように前端面に円環状の窪み21を備えてい
る。また、この押さえローラ13は、アーク熱を逃がす
ために、銅や銅合金など、熱伝導性の良い金属により形
成されている。図1に示すように、上記ヘッド11は、
微調整用スライダー22を介してトーチスタンド24の
ビーム25に取り付けられており、微調整用スライダー
22のハンドル23を操作することにより、押さえロー
ラ13の大径部20とベローズ3の先端部6の間の距離
Aを微調整できるようになっている。
【0015】また、トーチスタンド24の頭部に設けら
れているハンドル26を操作すると、上記ビーム25を
備えているビーム支持体28が矢印L′で示すように昇
降し、押さえローラ13の押し付け力を調整できるよう
になっている。また、ビーム支持体28のハンドル27
を操作すると、ビーム25を矢印F′のように前後方向
にスライドさせることができるようになっている。
【0016】次に、上記溶接装置の操作について説明す
る。図1のように、図示しないポジショナーにワーク、
即ち、フランジ1とベローズ3をセットした後(この
時、ベローズ3の端部は、フランジ1の穴2内に嵌め込
まれている)、トーチスタンド24のハンドル27及び
微調整スライダー22のハンドル23を操作して押さえ
ローラ13の大径部20とベローズ3の先端部6の間の
間隔Aを調整する。
【0017】次に、トーチスタンド24のハンドル26
を操作してビーム支持体28を下降させ、押さえローラ
13の大径部20によりベローズ3の先端部6をフラン
ジ1の内面、即ち、穴2に密着させる。その後、トーチ
取付け用スライダー14の2つのハンドル15,16を
操作し、図3に示すように、溶接トーチ12に装着させ
た溶接ワイヤ30の先端31を押さえローラ12の大径
部20によって押圧されているベローズ3の先端部6に
位置させる。この時、図3に示すように、平面視で、溶
接ワイヤ30の先端31は、ポジショナーの軸芯4の直
下に位置している。
【0018】しかる後に、ボジショナーを矢印R方向に
一定の速度で回転させながら溶接トーチ12に装着され
た溶接ワイヤ30に通電させると、ベローズ2の先端面
6が全周にわたってフランジ1の内周面にきれいに溶接
される。以上の説明では、ベローズをフランジの内周面
に溶接する場合について説明したが、ベローズに限ら
ず、例えば、管をフランジの内周面に溶接する場合にも
適用できる。
【0019】
【発明の効果】上記のように、請求項1に記載の発明に
係る溶接装置は、管体の端部を押さえローラによってフ
ランジの内面に密着させるので、アーク熱による管体の
変形を防止することができ、ビード幅の細い安定した連
続自動TIG溶接が可能になった。
【0020】また、請求項2に記載の発明に係る溶接装
置は、押さえローラを円錐台形に形成すると共に、その
前端面に溶接トーチとの干渉を回避する環状の窪みを設
けたで、溶接トーチとの干渉を回避しながら溶接トーチ
に対応するベローズの端部のみをフランジの内面に密着
させることができるようになった。更に、請求項3に記
載の発明に係る溶接装置は、押さえローラを熱伝導性の
良好な金属で形成するので、押さえローラを介して溶接
中のアーク熱を大気中に逃がすことができるので、アー
ク熱による管体の変形を防止することができるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接装置の一部断面を含む側面図
である。
【図2】図1の要部拡大側面図である。
【図3】溶接箇所の平面図である。
【符号の説明】
1 フランジ 3 管体 13 押さえローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 37/053 B23K 37/053 E (72)発明者 藤原 博道 岡山県玉野市玉原3丁目6番1号 宇野工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体の端部をフランジの内周面に溶接す
    るに当り、管体の端部を押さえローラによってフランジ
    の内面に密着させると共に、管体およびフランジを一体
    的に自転させることを特徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】 押さえローラを円錐台形に形成すると共
    に、その前端面に溶接トーチとの干渉を回避する環状の
    窪みを設けることを特徴とする請求項1記載の溶接装
    置。
  3. 【請求項3】 押さえローラを熱伝導性の良好な金属で
    形成することを特徴とする請求項1又は2記載の溶接装
    置。
JP9161388A 1997-06-18 1997-06-18 溶接装置 Withdrawn JPH1110332A (ja)

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JP9161388A JPH1110332A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 溶接装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100490214B1 (ko) * 2002-05-11 2005-05-17 (주)지에스티산업 플라스마 용접기 및 이를 이용한 소형 용접형 벨로우즈제조방법
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Effective date: 20040907