JPH0828071B2 - 送り駆動用カム - Google Patents

送り駆動用カム

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JPH0828071B2
JPH0828071B2 JP60220361A JP22036185A JPH0828071B2 JP H0828071 B2 JPH0828071 B2 JP H0828071B2 JP 60220361 A JP60220361 A JP 60220361A JP 22036185 A JP22036185 A JP 22036185A JP H0828071 B2 JPH0828071 B2 JP H0828071B2
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cam
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magnetic sheet
plate
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英美 佐々木
小林  直樹
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、送り駆動用カムに関し、電子スチルカメラ
システム等における回転磁気シート装置の磁気ヘッドの
送り駆動に用いて好適なものである。
〈従来の技術〉 固体撮像素子や撮像管を用いた撮像装置と、磁気シー
トを記録媒体として用いた記録、再生装置としての回転
磁気シート装置とを組合わせた電子スチルカメラシステ
ムは被写体を電子的にスチル撮影して回転する磁気シー
トに記録するようにしたものであり、磁気シートに記録
された画像情報はテレビジヨンやプリンタ等によつて再
生される。かかる電子スチルカメラシステムの回転磁気
シート装置に用いられる磁気シートはケーシング内に回
転可能に収納されて、通常ビデオフロツピーなる名称で
磁気シートパツクの形態で用いられている。
この磁気シートは約50mmの直径を有し、約100μmの
間隔でその半径方向に50トラツク位の高密度記録を行う
ようになつており、このため回転磁気シート装置におい
ては磁気ヘツドを磁気シートの半径方向に対して極めて
高い精度で位置決めする必要がある。
磁気ヘツドを磁気シートの半径方向の位置決めを行う
送り駆動装置にはいくつかのものが考えられているが、
その中でカムを用いたものがある。これは、回転角度位
置によつてカムリフトが変化する高精度なカムに対し
て、磁気ヘツドを搭載したキヤリツジに設けられたカム
フオロワを当接させると共に、カムをステツピングモー
タで回転駆動することによつてカムフオロワを介して磁
気ヘツドを位置決めするものであり、低コスト化、小形
コンパクト化が図れる点で電子スチルカメラシステムの
回転磁気シート装置に用いて好適である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、磁気シートの材料はポリエステルをベース
としているため、温度や湿度の変化によつて若干伸縮す
るものであり、且つ回転磁気シート装置も装置個有の器
差を有している。従つて、磁気シートに対して磁気ヘツ
ドをその半径方向に位置決めして各トラツクにおいて記
録、再生を行うに際し、記録時は磁気ヘツドを1画像記
録毎に単に予め決められたピツチ(例えば100μm)で
順次移動させて行けばよいが、再生時にはすでに記録さ
れている所望のトラツクに磁気ヘツドを正確に位置させ
ないと十分な出力が得られないため、その再生出力を利
用してトラツキングサーボをかけて磁気ヘツドの位置決
めを行うことによつて前述の誤差を吸収している。つま
り磁気ヘツドは一般に、再生時には記録されたトラツク
を捜す必要上、記録時よりも高い位置決め精度が要求さ
れている。
一方、前述のカムを用いた磁気ヘツドの送り駆動装置
についてみると、磁気ヘツドの位置決め精度はステツピ
ングモータの1ステツプで磁気ヘツドが移動する距離に
大きく依存している。すなわち、ステッピングモータの
1ステツプで磁気ヘツドが移動する距離を少なくすれ
ば、磁気ヘツドの位置決め精度を高めることができるわ
けで、現在一般的に再生時にはステツピングモータ1ス
テツプで磁気ヘツドが移動する距離は5〜10μm程度に
抑えられている。ところが、ステツピングモータ1ステ
ップで磁気ヘツドが移動する距離を抑えると、磁気ヘツ
ドをトラツク間を移動させるために多くのステツプ数が
必要となるためトラツク間アクセス時間が大きくなつて
しまい、これは特に記録時における電子カメラの高速連
続撮影機能、あるいは再生時においても高速トラツキン
グの実現に悪影響を及ぼすという問題点があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、このような問題点を解決するものであり、
簡単な機構により記録時と再生時にそれぞれ最適な位置
決め精度及び位置決め速度を得ることのできる送り駆動
用カムを提供することを目的としている。この目的を達
成するための本発明の送り駆動用カムにかかる構成は、
回転磁気シートに対して磁気ヘッドを送り駆動する送り
駆動用カムにおいて、特定の回転角度範囲に亘って漸次
カムリフト量が一方向に変化して前記磁気ヘッドの再生
時に使用される緩傾斜領域と該緩傾斜領域より小さい回
転角度範囲で該緩傾斜領域と同じカムリフト量を与えて
前記磁気ヘッドの記録時に使用される急傾斜領域を有す
ると共に、前記急傾斜領域ではカムリフト量は所定の角
度間隔毎に所定量ずつステツプ状に変化することを特徴
とするものである。
〈作用〉 このカムにによって送り駆動される磁気ヘッドは磁気
ヘッドの再生時には緩傾斜領域により、また、磁気ヘッ
ドの記録時には急傾斜領域により送り駆動がなされる。
そして、緩傾斜領域ではカムの単位回転当りのカムリフ
ト量が少ないので、磁気シートに対して磁気ヘッドの高
精度な送り駆動が可能となる一方、急傾斜領域ではカム
リフト量がステップ状にしかも急傾斜で変化するので、
磁気シートに対して磁気ヘッドの所定量毎の高速度送り
とステツピングモータの停止精度に影響されない高精度
の位置決めが可能となる。
〈実施例〉 以下、本発明を電子スチルカメラシステムにおける回
転磁気シート装置の磁気ヘツドの送り駆動装置に適用し
た一実施例について説明する。
第3図は、本実施例にかかる電子カメラ本体と磁気シ
ートパツクの概略透視図である。第3図に示すように、
本電子カメラ本体1は撮像素子3に連結された撮像レン
ズ系5を有し、そこに得られた画像情報は回転磁気シー
ト装置7にパツク挿入口9から装填される磁気シートパ
ツク11内の磁気シート13に記録される。また、15はフア
インダー、17はフアインダー光学系、19はストロボ、21
は操作釦群、23はバツテリーである。
第4図は磁気シートパツク11と共に示す回転磁気シー
ト装置7の斜視図、第5図はその分解した要部斜視図で
ある。第4図及び第5図に示すように、シヤーシ25の略
中央には磁気シート13を回転駆動するスピンドルモータ
27が固設されている。スピンドルモータ27の回転軸には
磁気シート13のセンタコア29を取付けるためのチヤツキ
ング用マグネツト31が設けられており、後述のセンタコ
ア押し部材111によつてセンタコア29がチヤツキング用
マグネツト31に取付けられることで磁気シート13はスピ
ンドルモータ27の回転軸に固定される。
また、シヤーシ25にはそのスピンドルモータ27の隣り
に磁気ヘツド33を搭載したキヤリツジ35が、スピンドル
モータ27に装着される磁気シート13の半径方向に摺動自
在に支持され、引張ばね37によりスピンドルモータ27の
中心に向けて付勢されている。すなわち、キヤリツジ35
の一端にはガイドシヤフト39が固着され、それがシヤー
シ25にオイルレスメタル軸受41を介して摺動自在に支持
される一方、キヤリツジ35の他端側はシヤーシ25に形成
されたガイド溝部43に嵌合してその回り止めがなされて
いる。また、キヤリツジ35には先端にカムフオロワ45を
軸支したアーム47がピン49により回動自在に取付けられ
ており、アーム47はねじりコイルばね51により付勢され
ることにより常時は図示しないストッパを介してキヤリ
ツジ35に当接してキヤリツジ35と一体化している。この
カムフオロワ45はシヤーシ25に軸支されたカム53のカム
面に前記引張ばね37のばね力によつて押圧されている。
カム53には同軸にカムギヤ55が固着されており、その部
分の要部斜視図を表わす第6図に示すように、このカム
ギヤ55にはシヤーシ25に取付板57を介して固設されたス
テツピングモータ59の回転軸に固着されたピニオン61が
噛み合つている。従つて、ステツピングモータ59を駆動
回転させるとカム53が減速回転し、カム面の形状に応じ
てカムフオロワ45を介してキヤリツジ35が磁気シート13
の半径方向に移動することになる。
第1図は本実施例カムの形状の説明図、第2図はカム
部の拡大裏面図である。本実施例のカム53は、第1図中
のカムリフト線図(b)に示されるように、その回転角
度0°〜250°の範囲に亘つて漸次カムリフト量が一方
向に変化する緩傾斜領域53aと、その緩傾斜領域53aより
小さい回転角度範囲250°〜350°で緩傾斜領域53aと同
じカムリフト量が得られる急傾斜領域53bとを有してお
り、回転角度350°〜0°の範囲はそれらの連結部53cと
なつている。カムリフト線図の部分拡大図(c)に示す
ように、緩傾斜領域53aではカムリフトは回転角度の変
化に応じて略直線状に変化すると共に、急傾斜領域53b
ではカムリフトは所定の回転角度間隔で所定量ずつステ
ツプ状に変化するようになつている。これらカムリフト
量は前述のカムフオロワ45を介したキヤリツジ35の移動
量、つまり磁気ヘツド33の移動量に相当しており、その
最大値は50トラツク分の5mmとなつている。また、急傾
斜領域53bにおいては、カム53の回転角度2°毎に1ト
ラツク分に相当する100μmずつ階段状に変化してい
る。
一方、第2図に示すように、カムギヤ55の一部にはス
リツト55aが開口されており、カムフオロワ45がカム53
の連結部53cにあるときにこのスリツト55aを検出するフ
オトセンサ63がシヤーシ25に固着されている。
このカム53は、磁気ヘツド33を送り駆動するに当り、
再生時にはその緩傾斜領域53aが使用される一方、記録
時にはその急傾斜領域53bが使用される。すなわちその
使用に当つては、先ず第1図中(a)で示すようなフオ
トセンサ63の出力を利用して、カムフオロワ45をカム53
の緩傾斜領域53aと急傾斜領域53bの中間にある連結部53
cに位置させる。そして、再生時は緩傾斜領域53aにカム
フオロワ45を係合させて磁気ヘツド33の位置決めを行う
一方、記録時はカム53をそれと反対方向に駆動して急傾
斜領域53bにカムフオロワ45を係合させる。尚、本実施
例では、ステツピングモータ59は1ステツプで6°回転
し、カムギヤ55とピニオン61の歯数は120と10であるの
で、ステツピングモータ59の1ステツプでカム53は30′
回転する。従つて、緩傾斜領域53aの角度範囲250°及び
急傾斜領域53bの角度範囲100°はそれぞれステツピング
モータ59の500ステツプ及び200ステツプに相当し、100
μmのカムリフトはそれぞれ10ステツプ、4ステツプで
与えられることになる。
さらに、本実施例における回転磁気シート装置7で
は、第4図及び第5図に示すように、スピンドルモータ
27を挟んでステツピングモータ59と反対側のシヤーシ25
にはローデイングモータ65が固設されており、このロー
デイングモータ65はシヤーシ25に軸支された制御シヤフ
ト67を減速ギヤユニツト69を介して回転駆動する。ま
た、制御シヤフト67と連動回転する第1及び第2のエン
コーダ70,71が設けられると共に、それらのエンコーダ7
0,71に対応してそれぞれフオトセンサ73,75が設けられ
ており、それにより制御シヤフト67の回転位置を検知で
きるようになつている。
シヤーシ25の左右側壁にはそれぞれ左右側板77,79が
固着される。左右側板77,79の斜視図を表わす第7図に
示すように、左側板77には後述の左ホルダ81を上下方向
(スピンドルモータ27の回転軸と平行な方向)に案内す
るホルダガイド溝77aと後述のドア開閉用制御ピン91eの
端部を摺動自在に支持する前後方向(磁気シートパツク
11の挿技方向)の支持溝77bが穿設されると共に、その
外面に後述の左制御板91を支持するためのガイドピン77
cが植設されている。一方、右側板79には後述の右ホル
ダ83を上下前後方向に案内するL字形のホルダガイド溝
79aが穿設されると共に、外面に後述の右制御板93を支
持するためのガイドピン溝79bが植設されている。
この左右側板77,79の内側にはそれぞれ左右のホルダ8
1,83が取付けられる。左右ホルダ81,83の斜視図を表わ
す第8図に示すように、左右ホルダ81,83は磁気シート
パツク11の左右の側端部がそれぞれ嵌まり合う断面略コ
字形の枠形をしており、左ホルダ81外面に植設された一
対のガイドシヤフト81aが左側板77の前記ホルダガイド
溝77aにそれぞれ摺動自在に嵌入することで左ホルダ81
は左側板77に上下動自在に支持される。一方、右ホルダ
8はその外面に植設されたガイドシヤフト83aが右側板7
9の前記L形ホルダガイド溝79aにそれぞれ摺動自在に嵌
入することで右側板79にその溝79aに沿つて上下前後に
移動できるように支持されている。また、左右ホルダ8
1,83にはそれぞれ磁気シートパツク11が挿入された時に
それを押圧して保持するばね状のパツク押え部81b,83b
が形成されると共に、さらに右ホルダ83には右ホルダ83
に磁気シートパツク11が挿入された時にそれを検知する
パツク検出スイツチ85及び磁気シートパツク11の窓部87
の開閉を行う図示しない開閉機構及びパツク押し出し機
構89が設けられている。
左右側板77,79の外側にはそれぞれ左右制御板91,93が
取付けられる。左右制御板91,93の斜視図を表わす第9
図に示すように、左制御板91には前述の左側板77のガイ
ドピン77cがそれぞれ摺動自在に嵌入するガイド溝91aが
穿設され、そこにそのガイドピン77cが嵌入することに
より左制御板91は左側板77に前後方向に摺動自在に支持
される。また、左制御板91はその下端の一部にラツク91
bが形成されると共に、そのラツク91bが前記制御シヤフ
ト67に固着されたピニオン95と噛み合うようになつてお
り、前記ローデイングモータ65の作動により左制御板91
は前後方向に駆動されるようになつている。また、左制
御板91には一方のガイド溝91aに連続して傾斜案内溝91c
が形成されていて、前記左ホルダ81のガイドシヤフト81
aの一つが左側板77のホルダガイド溝77aを貫通してその
傾斜案内溝91c内にローラ81cを介して嵌入しており、従
つて、左制御板91の前後動によつて左ホルダ81はホルダ
ガイド溝77aに沿つて上下に移動する。さらに、左制御
板91にはその上端に後述のセンタコア押しアーム99駆動
用の傾斜部91d、後述の挿入口ドア制御アーム125駆動用
の傾斜部91eが形成されると共に、その内面には後述の
ドア開閉用ギヤアーム135駆動用の制御ピン91fが植設さ
れている。
一方、右制御板93には同様に、前後方向にガイド溝93
aが設けられ、そのガイド溝93aに右側板79のガイドピン
79bがそれぞれ摺動自在に嵌入することで右制御板93は
右側板79に前後方向摺動自在に支持されると共に、右制
御板93の下端に形成されたラツク93bに前記制御シャフ
ト67に固着されたピニオン97が噛み合うことでローデイ
ングモータ65の作動により右制御板93は左制御板91と同
期して前後方向に駆動される。また、右制御板93には同
様に傾斜案内溝93cが形成されており、右ホルダ83のガ
イドシヤフト83aの一つが右側板79のホルダガイド溝79a
を貫通してローラ83cを介して傾斜案内溝93cに嵌入する
ことで、右制御板93の前後動によつて右ホルダ83はホル
ダガイド溝79aに沿つて前後にそして上下に移動する。
さらに、右制御板93にはその上端に後述の規整板支持ア
ーム101駆動用の傾斜部93d及び後述の挿入口ドア制御ア
ーム127駆動用の傾斜部93eが形成されている。
一方、シヤーシ25には前記ローデイングモータ65の上
方にセンタコア押しアーム99と規整板支持アーム101と
がそれぞれ支軸103,105により回動自在に取付けられる
と共に、それぞれねじりコイルばね107,109によつて先
端がスピンドルモータ27側へ付勢されている。その部分
の斜視図を表わす第10図に示すように、センタコア押し
アーム99の先端部にはばね材よりなるセンタコア押し部
材111が固着されると共に、センタコア押し部材111の先
端はスピンドルモータ27の回転軸上方に位置して、バネ
107のばね力によつて磁気シート13のセンタコア29をス
ピンドルモータ27のチヤツキング用マグネツト31に押付
けるようになつている。センタコア押しアーム99の側部
には前述の左制御板91の傾斜部91dと係合するぴん113が
植設されている。このピン113は左制御板91が前方に位
置するとき(第4図に示す状態)は左制御板91の上端高
部に当接して、センタコア押しアーム99をばね107のば
ね力に抗してセンタコア押し部材111をスピンドルモー
タ27から離間させる方向に回動させている。一方、左制
御板91が後方へ移動するに伴つてピン113はその傾斜部9
1dを下降し、それによりセンタコア押し部材111が下降
してセンタコア押しを行うと共に、左制御板91が最も後
退した所でピン113は傾斜部91dの段部91gに乗り上げて
センタコア押し部材111は磁気シート13のセンタコア29
から若干離れるようになつている。
また、規整板支持アーム101の先端部には規整板プレ
ート115が枢支されており、この規整板プレート115下面
には磁気シート13を挟んで磁気ヘツド33と対向して磁気
シート13の磁気ヘツド33に対する位置を規整する規整板
117が固着されている。規整板支持アーム101の側部には
前述の右制御板93の傾斜部93dと係合するピン119が植設
されている。このピン119も右制御板93が前方に位置す
るときは右制御板93の上端高部に当接して規整板支持ア
ーム101を規整板117がスピンドルモータ27から離れるよ
うに回動させている一方、右制御が後方へ移動するに伴
つてピン119はその傾斜部93dを下降して規整板プレート
115がスピンドルモータ27の方へ移動し、規整板プレー
ト115がシヤーシ25側に設けられたストツパ121に当接す
ることで規整板117が所定位置に位置決めされるように
なつている。
一方、回転磁気シート装置7のパツク挿入口9には挿
入口ドア123が開閉自在に取付けられる。挿入口ドア部
分の斜視図を表わす第11図に示すように、挿入口ドア12
3は、互いに直角を成す立板123aと横板123bとからなる
断面L字形をしており、その左右両端をそれぞれ左右の
挿入口ドア制御アーム125,127に枢支されると共にねじ
りコイルばね129によりアーム125,127に対して第11図中
矢印の方向に付勢されている。左右の挿入口ドア制御ア
ーム125,127はそれぞれ前述の左右側板77,79のガイドピ
ン77c,79bに回動自在に支持されている。左右挿入口ド
ア制御アーム125,127にはそれぞれ前述の左右制御板91,
93の傾斜部91e,93eと係合する突起125a,127aが折り曲げ
て形成されると共に、左右挿入口ドア制御アーム125,12
7と左右側板77,79との間にそれぞれ引張コイルばね131,
133が張設されてそれらの突起125a,127aがそれぞれ傾斜
部91e,93eに押圧されている。さらに、左側板77のガイ
ドピン77cにはドア開閉用ギヤアーム135が回動自在に支
持されると共に、そのドア開閉用ギヤアーム135の先端
にはセクタギヤ135aが形成され、それが挿入口ドア123
にその回動中心と同心に設けられたセクタギヤ137と噛
み合つている。また、ドア開閉用ギヤアーム135には前
述した左制御板91の制御ピン91fが係合する段部135bが
形成されている。従つて、左右制御板91,93が前方に位
置するときは、挿入口ドア123はその立板123aでパツク
挿入口9を閉鎖しているが、左右制御板91,93が後方へ
移動すると、挿入口ドア制御アーム125,127はそれぞれ
その突起125a,127aが左右制御板91,93の傾斜部91e,93e
を下降することによつて回動して挿入口ドア123の支点
を上部にへ移動させると共に、挿入口ドア123は90°回
動してその横板123aでパツク挿入口9を閉じた状態で左
制御板91の制御ピン91fがドア開閉用ギヤアーム135の段
部135bに係合することによつてロツクされる。
以上のような電子スチルカメラでは、磁気シートパツ
ク11のローデイングに際しては、磁気シートパツク11で
挿入口ドア123を押し開いてパツク挿入口9から磁気シ
ートパツク11を挿入する。磁気シートパツク11が右端部
ホルダ83のパツク押え部83bまで到るとパツク検出スイ
ツチ85が作動し、それによりローデイングモータ65が起
動して左右制御板91,93を後方へ移動させる。すると、
左右制御板91,93の運動により磁気シートパツク11は右
ホルダ83と共に内部に引込まれ、その後左右ホルダ81,8
3と共にスピンドルモータ27へ向けて下降して磁気シー
ト13のセンタコア29がスピンドルモータ27の回転軸に挿
嵌される。その後、左右制御板91,93の運動により、セ
ンタコア押しアーム99が作動してセンタコア押し部材11
1によつてセンタコア押しがなされると共に、規整板支
持アーム101が作動して規整板117が所定位置に位置決め
され、さらにパツク挿入口9が挿入口ドア123によつて
閉じられ、ローデイングが完了する。
次に、記録、再生に当つては、先ずカム53の連結部53
eにカムフオロワ45を当接させて磁気ヘツド33を最外径
部に位置させ、そこから前述のように再生時には緩傾斜
領域53aを用い、記録時には急傾斜領域53bを用いてカム
53を回転させることで磁気へツド33を磁気シート13の半
径方向に送つて順次位置決めを行つてゆく。ここで、こ
の磁気ヘツド33の送り駆動おいて、緩傾斜領域53aでは
カム53の単位回転当りのカムリフト量が少ないので、再
生時は磁気ヘツド33の任意位置での高精度な位置決めが
可能となる。一方、急傾斜領域53bではカムリフト量は1
00μm毎のステツプ状にしかも急傾斜で変化しているの
で、記録時は磁気ヘツド33の100μm毎の高速度送りが
可能となる。
また、磁気シートパツク11のアンローデイングは、操
作釦群21中のイジエクト釦を操作することにより、ロー
デイングモータ65がローデイング時と逆方向に回転して
左右制御板91,93を前方へ移動させることで、ローデイ
ングと逆の手順によりなされる。
上述した実施例において、カム53の緩傾斜領域53aで
はカムリフトは回転角度の変化に応じて略直線状に変化
しているが、緩傾斜領域53aはこの他急傾斜領域53bのよ
うに所定間隔毎に平坦部を設けたりあるいは必要に応じ
て部分的に傾斜に変化を持たせるようにしてもよい。例
えば、本実施例のように磁気シート13に100μm毎にト
ラツクが形成され、従つて100μm毎に磁気ヘツド33を
移動させる必要がある場合、カムリフトが100μm変化
する毎に傾斜の緩やかな部分を設けると共にその中間の
トラツキング部分は比較的傾斜を急にしたり、あるいは
そのトラツキング部分の中でさらにその中央部を他に比
べて傾斜を急にする等して、高精度な位置決めとトラツ
ク間アクセス時間の短縮を図ることもできる。
〈発明の効果〉 以上、一実施例を挙げて詳細に説明したように本発明
によれば、カムにカムリフト量が一方向に変化する再生
時用の緩傾斜領域とカムリフト量が所定量ずつステップ
状にしかも急傾斜で変化する記録時用の急傾斜領域を設
けたことで、単一のカムの同一のカム回転により、磁気
シートに対する磁気ヘッドの高精度な位置決め精度と位
置決め速度を得ることができる。従つて、本発明のカム
を電子スチルカメラシステム等における回転磁気シート
装置の磁気ヘツドの送り駆動に適用し、再生時に高精度
位置決めのできる緩傾斜領域を、記録時に高速位置決め
のできる急傾斜領域を使用することにより、送り駆動装
置の大形化、高コスト化を招来することなく磁気ヘツド
送りにおける再生時と記録時の背反する要求を同時に満
足させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるカムの形状の説明
図、第2図は本発明の一実施例にかかる回転磁気シート
装置におけるカム部の拡大裏面図、第3図は本発明の一
実施例にかかる電子カメラ本体と磁気シートパツクの概
略透視図、第4図はその磁気シートパツクと共に示す回
転磁気シート装置の斜視図、第5図はその分解した要部
斜視図、第6図はそのカムギヤ部分の斜視図、第7図は
その左右側板の斜視図、第8図はその左右ホルダの斜視
図、第9図はその左右制御板の斜視図、第10図はそのセ
ンタコア押しアームと規整板支持アーム部分の斜視図、
第11図はその挿入口ドア部分の斜視図である。 図面中、 45はカムフオロワ、53はカム、53aは緩傾斜領域、53bは
急傾斜領域である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転磁気シートに対して磁気ヘッドを送り
    駆動する送り駆動用カムにおいて、特定の回転角度範囲
    に亘って漸次カムリフト量が一方向に変化して前記磁気
    ヘッドの再生時に使用される緩傾斜領域と該緩傾斜領域
    より小さい回転角度範囲で該緩傾斜領域と同じカムリフ
    ト量を与えて前記磁気ヘッドの記録時に使用される急傾
    斜領域を有すると共に、前記急傾斜領域ではカムリフト
    量は所定の角度間隔毎に所定量ずつステップ状に変化す
    ることを特徴とする送り駆動用カム。
JP60220361A 1985-10-04 1985-10-04 送り駆動用カム Expired - Lifetime JPH0828071B2 (ja)

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