JPH08279810A - 通信試験システムおよび通信試験方法 - Google Patents

通信試験システムおよび通信試験方法

Info

Publication number
JPH08279810A
JPH08279810A JP7080354A JP8035495A JPH08279810A JP H08279810 A JPH08279810 A JP H08279810A JP 7080354 A JP7080354 A JP 7080354A JP 8035495 A JP8035495 A JP 8035495A JP H08279810 A JPH08279810 A JP H08279810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
test
terminal device
image
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7080354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3582140B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Tanaka
和彦 田中
Hiroshi Takano
広志 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP08035495A priority Critical patent/JP3582140B2/ja
Publication of JPH08279810A publication Critical patent/JPH08279810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3582140B2 publication Critical patent/JP3582140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信を切断せずに障害発生箇所が自端末装
置、相手側端末装置、通信回線の内いずれか、また、障
害発生箇所が自端末装置の場合には発生部分をがどこな
のか切り分けられる通信試験システムおよび通信試験方
法を得る。 【構成】 試験信号と試験制御信号とを入力する信号入
力手段と、相手側端末装置との接続制御を行う機能と試
験制御信号に基づいて出力する信号を切替えさせる切替
え信号を出力する機能とを有する接続制御手段と、切替
え信号に基づいて出力する信号を切替える信号切替手段
とを有する画像伝送装置と、通信試験を制御する試験制
御手段と、試験データ生成手段とを有する試験装置とを
備え、回線を切断せずに上記試験装置からの上記試験信
号を上記相手側端末装置に送信することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TV会議システム等
の遠隔地とコミュニケーションを図る際のデータ通信に
係わり、障害発生箇所を切り分ける場合における通信試
験システムおよび通信試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の画像伝送装置を示すブロ
ック図である。図6において、点線にて囲まれた50は
画像伝送装置を示し、また、点線にて囲まれた51は画
像符号化器、51aはアナログ信号をデジタル信号に変
換するA/D変換器、51bはデータを符号化し圧縮す
る符号化処理部、また、点線にて囲まれた52は画像復
号器、52aはデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換器、52bは符号化されたデータを復号する
復号処理部、53は多重制御部、54は分離制御部、ま
た、点線にて囲まれた55は音声符号化器、55aはア
ナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するA/D変
換器、55bはデジタル音声信号を符号化する符号化処
理部、点線にて囲まれた56は音声復号器、56aはデ
ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、5
6bは符号化された音声信号を復号する復号処理部、5
7は相手端末との接続制御を行うとともに自端末の送信
符号化則を制御する接続制御部である。58は端末装置
である画像伝送装置50に接続されるDSU(回線終端
装置)である。
【0003】101は接続制御部57から画像符号化器
51に出力される符号化則を制御する制御信号、102
は同じく音声符号化器55に出力される符号化則を制御
する制御信号、103は音声復号器56に出力される復
号処理のための符号化則を制御する制御信号、104は
多重制御部に出力される多重フォーマットを制御する制
御信号、105は送信制御信号であり、201は外部よ
り入力されるアナログビデオ信号、202はA/D変換
器51aによりデジタル化されたデジタルビデオ信号、
203は符号化処理部51bにより符号化された符号化
画像信号、204は外部より入力されるアナログ音声信
号、205はA/D変換器55aによりデジタル化され
たデジタル音声信号、206は符号化処理部55bによ
り符号化された符号化音声信号、301はDSU58を
介して相手側端末装置に送信される多重化された送信信
号、401はDSU58を介して受信する相手側端末装
置からの受信信号、402は受信制御信号、403は受
信符号化画像信号、404は復号処理部52bにより復
号された受信デジタルビデオ信号、405はD/A変換
器52aにより変換された受信アナログビデオ信号、4
06は受信符号化音声信号、407は復号処理部56b
により復号された受信デジタル音声信号、408はD/
A変換器により変換された受信アナログ音声信号であ
る。
【0004】次に動作について説明する。まず、送信動
作について説明すると、図示されないビデオカメラ等か
らのアナログビデオ信号201をA/D変換器51aで
デジタルビデオ信号202とし、符号化処理部51bに
て、接続制御部57からの制御信号101に基づいた符
号化則により符号化し符号化画像信号203を多重制御
部53へ出力する。尚、この符号化処理では、例えばI
TU−T勧告H.261の符号化則に基づいた符号化則
が摘要される。このITU−T勧告H.261では2種
類の画像フォーマットが規程されており、1つは同勧告
H.320に従う端末装置が必須機能として備えていな
ければならないQCIFと呼ばれる水平画素数176、
垂直ライン数144からなる画像フォーマットである。
また、他は1つのオプションとして用いても良いと規程
されているFCIFと呼ばれる水平画素数352、垂直
ライン数288からなる画像フォーマットであり、いず
れのフォーマットを用いるかは制御信号101により制
御される。
【0005】また、同じく図示されないマイクロフォン
等からのアナログ音声信号204をA/D変換器55a
でデジタル音声信号205とし、符号化処理部55bに
て接続制御部57からの制御信号102に基づいた符号
化則により符号化し、符号化画像信号206を多重制御
部53へ出力する。 尚、この符号化則には、例えば日
本・米国等で用いられているITU−T勧告G.711
でのμ則、欧州等で用いられているA則、高品質音声を
扱うITU−T勧告G.722、あるいは符号化処理情
報量が少ないITU−T勧告G.728等があり、これ
らのうちの1つで符号化される。
【0006】多重制御部53は符号化画像信号203と
符号化音声信号206と接続制御部57からの送信制御
信号105を、例えばITU−T勧告H.221に従っ
たフォーマットに時分割多重し、送信信号301として
DSU58を介して相手側端末装置に出力する。この
際、どのような多重フォーマットで多重処理するかは接
続制御部57からの制御信号104により制御される。
以上により自端末装置から画像信号と音声信号および制
御信号等が相手側端末装置に出力される。
【0007】次に受信動作について説明する。相手側端
末装置からの受信信号401をDSU58を介して受信
し、分離制御部54が接続制御部57からの制御信号1
06に基づいて、受信制御信号402、受信符号化画像
信号403、受信符号化音声信号406等に分離してそ
れぞれ接続制御部57、画像復号器52、音声復号器5
6に出力する。
【0008】画像復号器52は、復号処理部52bにて
受信符号化画像信号403を画像符号化器51での符号
化手順とは逆の処理で復号してデジタルビデオ信号40
4とし、D/A変換器52aにてアナログビデオ信号4
05として図示されないモニター等の表示装置へ出力す
る。この際、前述のQCIFとして復号処理するか、F
CIFとして復号処理するかは受信符号化画像信号40
3内の情報に従って画像復号器52が判断する。
【0009】音声復号器56は、復号処理部56bにて
受信符号化音声信号406を音声符号化器55での符号
化手順とは逆の処理で復号してデジタルビデオ信号40
7とし、D/A変換器56aにてアナログビデオ信号4
08として図示されないスピーカー等へ出力する。この
際、どのような符号化則に従って復号処理を行うかは接
続制御部57からの制御信号103により制御される。
以上により相手側端末装置から送信される画像信号、音
声信号、制御信号が処理され、必要に応じてモニターや
スピーカーに出力される。
【0010】尚、接続制御部57は、送信制御信号10
5と受信制御信号402とを用いて相手側端末装置との
接続制御を行う。すなわち、自端末装置の受信復号能力
情報を相手側端末装置へ送信するとともに相手側端末装
置の受信復号能力情報を受信し自端末装置からの送信符
号化則(制御信号101、102等)を決定する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像伝送装置は
以上のように構成されているので、例えばTV会議シス
テムの据付、立ち上げに伴う調整作業やTV会議システ
ム使用中に、自端末装置から送信した信号が相手側端末
装置にて画像または音声等として正常に出力されない等
の障害が発生した場合、通信回線に自端末装置が出力し
た送信信号が正常か否か判断することができないこと
や、システム上回線を一端切断しなければならないた
め、障害の発生箇所が自端末装置、相手側端末装置、通
信回線の内のどこか、またどの部分かを切り分けること
ができないという欠点がある。
【0012】例えば、日本電信電話(株)の提供してい
るINSネット網等ではDSU(端末機器側に配置され
る回線終端装置)までの受信経路の確認を行うには、一
度通信を終了し回線を切断し自端末装置側を確認するの
で、回線、相手側端末装置に障害があった場合は不必要
に自端末側の画像伝送装置の試験を行うことになる。ま
た、試験は交換器側から試験起動をかける必要があり、
非常に手間がかかるとともに原因調査が困難であった。
【0013】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、自端末装置から送信した情報が
相手側端末装置に正常に出力されない場合に、通信を切
断することなしに、障害が発生しているのが自端末装
置、相手側端末装置、通信回線の内いずれなのか容易に
切り分けるとともに、障害発生箇所が自端末装置の場合
には発生部分をがどこなのか切り分けられる通信試験シ
ステムおよび通信試験方法を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に示
す通信試験システムは、デジタル信号を符号化して符号
化信号を出力する符号化手段と、試験信号と試験制御信
号とを入力する信号入力手段と、相手側端末装置との接
続制御を行う機能と上記試験制御信号に基づいて出力す
る信号を切替えさせる切替え信号を出力する機能とを有
する接続制御手段と、上記符号化信号を多重化した多重
化信号を出力する多重制御手段と、上記切替え信号に基
づいて出力する信号を上記多重化信号と上記試験信号と
のいずれかとする信号切替手段とを有する画像伝送装置
と、上記試験制信号と試験データ生成信号と多重化制御
信号とを出力し通信試験を制御する試験制御手段と、上
記試験データ生成信号に基づいて試験データを生成する
試験データ生成手段と、上記多重化制御信号に基づいて
上記試験データを多重化して、または多重化せずに上記
試験信号を出力する信号多重化手段とを有する試験装置
とを備え、回線を切断せずに上記試験装置からの上記試
験信号を上記相手側端末装置に送信するものである。
【0015】この発明の請求項2に示す通信試験システ
ムは請求項1に示す構成に加え、試験信号が画像伝送装
置と相手側端末装置との通信に適合するように生成され
るとともに、相手側端末装置に対して折り返し試験を起
動させる信号成分を有し、試験装置は上記相手側端末装
置からの受信信号から受信試験データを分離する信号分
離手段と、試験データと上記受信試験データとを比較し
て比較結果を出力する信号比較手段とを有するものであ
る。
【0016】この発明の請求項3に示す通信試験システ
ムは請求項1に示す構成に加え、信号切替手段は多重化
信号と第1の試験信号とのいずれかを送信信号とする第
1の信号切替手段と、符号化信号と第2の試験信号との
いずれかを多重制御手段に出力する第2の信号切替手段
と、デジタル信号と第3の試験信号とのいずれかを符号
化手段に出力する第3の信号切替手段とからなり、接続
制御手段は試験制御信号に基づいて上記第1の信号切替
手段または上記第2の信号切替手段または上記第3の信
号切替手段に切替え信号を出力する機能を有し、試験デ
ータ生成手段は試験データ生成信号に基づいて上記第1
の試験信号または上記第2の試験信号または上記第3の
試験信号の試験データを生成し、多重化制御信号に基づ
いて上記試験データを多重化して上記第1試験信号を、
また多重化せずに上記第2試験信号または上記第3の試
験信号を出力するものである。
【0017】この発明の請求項4に示す通信試験方法
は、自側端末装置から相手側端末装置に送信した符号化
画像信号または符号化音声信号を含む送信信号が上記相
手側端末装置にて画像または音声として正常に出力され
ないという障害が発生した場合に、試験手段から符号化
画像信号または符号化音声信号を含む上記自側端末装置
と上記相手側端末装置間での通信に適合するように生成
された試験信号を上記自側端末装置に供給し、上記自側
端末装置と上記相手側端末装置との回線を切断すること
なく上記自側端末装置から上記相手側端末装置に上記試
験信号を送信し、上記相手側端末装置にて上記試験信号
を復号処理し画像または音声として出力し障害発生の有
無を確認することにより、障害発生箇所が上記自側端末
装置か上記相手側端末装置または上記回線かを切り分け
るものである。
【0018】この発明の請求項5に示す通信試験方法
は、自側端末装置から相手側端末装置に送信した符号化
画像信号または符号化音声信号を含む送信信号が上記相
手側端末装置にて画像または音声として正常に出力され
ないという障害が発生し、その障害発生箇所が上記相手
側端末装置か回線である場合に、試験手段から符号化画
像信号または符号化音声信号を含む上記自側端末装置と
上記相手側端末装置間での通信に適合するように生成さ
れるとともに上記相手側端末装置に対して復号処理をせ
ずに折り返すように動作させる信号成分を有する試験信
号を上記自側端末装置に供給し、上記自側端末装置と上
記相手側端末装置との上記回線を切断することなく上記
自側端末装置から上記相手側端末装置に上記試験信号を
送信信号として送信し、上記相手側端末装置では上記試
験信号を復号処理せず上記自側端末装置に折り返し、上
記試験手段は上記自側端末装置から上記折り返された試
験信号と上記試験信号とを比較することにより、障害発
生箇所が上記相手側端末装置か上記回線かを切り分ける
ものである。
【0019】この発明の請求項6に示す通信試験方法
は、自側端末装置から相手側端末装置に送信した送信信
号が上記相手側端末装置にて画像または音声として正常
に出力されないという障害が発生し、その障害発生箇所
が上記自側端末装置にある場合に、試験手段から上記自
側端末装置を構成する一部である、信号を圧縮し符号化
して符号化信号を出力する符号化手段と、上記符号化手
段からの符号化信号を多重化して多重化信号を出力する
多重制御手段とのいずれかに各々に適した試験信号を供
給し、上記自側端末装置と上記相手側端末装置との回線
を切断することなく上記自側端末装置から上記相手側端
末装置に上記試験信号を送信し、上記相手側端末装置に
て上記試験信号を復号処理し画像または音声として出力
し障害の有無を確認することにより、障害発生箇所が上
記符号化手段か多重制御手段かを切り分けるものであ
る。
【0020】この発明の請求項7に示す通信試験方法
は、アナログ信号を入力する入力部と、上記アナログ信
号と第1の試験信号とを切替える第1の信号切替手段
と、上記第1の信号切替手段からの信号をデジタル信号
に変換する変換手段と、上記デジタル信号と第2の試験
信号とを切替える第2の信号切替手段と、上記第2の信
号切替手段からの信号を符号化して符号化信号を出力す
る符号化手段と、上記符号化信号と第3の試験信号とを
切替える第3の信号切替手段と、上記第3の信号切替手
段からの信号を多重化して多重化信号を出力する多重制
御手段とを有する自側端末装置から相手側端末装置に送
信した送信信号が上記相手側端末装置にて画像または音
声として正常に出力されず、その障害発生箇所が上記自
側端末装置にある場合に、試験手段から符号化信号を有
する上記第3の試験信号を上記第3の信号切替手段に供
給し、上記自側端末装置と上記相手側端末装置との回線
を切断することなく上記自側端末装置から上記相手側端
末装置に対して、上記第1の試験信号が多重化された送
信信号を送信し、上記相手側端末装置にて上記試験信号
を復号処理し画像または音声として出力し障害の有無を
確認することにより、障害発生箇所が上記多重制御手段
か否かを切り分け、障害発生箇所が上記多重制御手段で
ない場合は、上記試験手段からデジタル信号を有する第
2の試験信号を上記第2の信号切替手段に供給し、上記
自側端末装置と上記相手側端末装置との回線を切断する
ことなく上記自側端末装置から上記相手側端末装置に対
して、上記第2の試験信号が符号化、多重化された送信
信号を送信し、上記相手側端末装置にて上記試験信号を
復号処理し画像または音声として出力し障害の有無を確
認することにより、障害発生箇所が上記符号化手段か否
かを切り分け、障害発生箇所が上記符号化手段でない場
合は、上記試験手段からアナログ信号を有する第3の試
験信号を上記第3の信号切替手段に供給し、上記自側端
末装置と上記相手側端末装置との回線を切断することな
く上記自側端末装置から上記相手側端末装置に対して、
上記第3の試験信号を変換し、符号化し、多重化した送
信信号を送信し、上記相手側端末装置にて上記試験信号
を復号処理し画像または音声として出力し障害の有無を
確認することにより、障害発生箇所が上記変換手段か否
かを切り分けるものである。
【0021】
【作用】この発明の請求項1に示す通信試験システム
は、正常な信号である試験信号を相手側端末装置に送信
するので、障害が消えた場合は自側端末装置に障害があ
ると判断でき、障害が消えない場合は相手側端末装置ま
たは回線に障害があると判断できる。
【0022】また、この発明の請求項2に示す通信試験
システムは、正常な信号である試験信号を相手側端末装
置に送信し、相手側端末装置にて復号処理をせずに試験
信号を折り返し、試験手段にて送信前の試験信号と折り
返された受信試験信号とを比較するので、比較結果によ
り相手側端末装置に障害があるのか回線に障害があるの
か判断できる。
【0023】また、この発明の請求項3に示す通信試験
システムは、正常な信号である第1の試験信号を相手側
端末装置に送信し、障害が消えた場合は自側端末装置に
障害があると判断でき、障害が消えない場合は相手側端
末装置または回線に障害があると判断でき、また、正常
な信号である第2の試験信号を多重制御手段に与え、相
手側端末装置に送信して障害の有無を確認することによ
り多重制御手段前後で障害発生箇所を切り分けることが
でき、また、正常な信号である第3の試験信号を符号化
手段に与え、相手側端末装置に送信して障害の有無を確
認することにより符号化手段前後で障害発生箇所を切り
分けることができる。
【0024】また、この発明の請求項4に示す通信試験
方法は、試験手段から符号化画像信号または符号化音声
信号を含む自側端末装置と相手側端末装置間での通信に
適合するように生成された試験信号を上記自側端末装置
に供給し、上記自側端末装置と上記相手側端末装置との
回線を切断することなく上記自側端末装置から上記相手
側端末装置に上記試験信号を送信し、上記相手側端末装
置にて上記試験信号を復号処理し画像または音声として
出力し障害発生の有無を確認することにより、障害発生
箇所が上記自側端末装置か上記相手側端末装置または上
記回線かを切り分けることができる。
【0025】また、この発明の請求項5に示す通信試験
方法は、試験手段から符号化画像信号または符号化音声
信号を含む上記自側端末装置と上記相手側端末装置間で
の通信に適合するように生成されるとともに上記相手側
端末装置に対して復号処理をせずに折り返すように動作
させる信号成分を有する試験信号を上記自側端末装置に
供給し、上記自側端末装置と上記相手側端末装置との上
記回線を切断することなく上記自側端末装置から上記相
手側端末装置に上記試験信号を送信信号として送信し、
上記相手側端末装置では上記試験信号を復号処理せず上
記自側端末装置に折り返し、上記試験手段は上記自側端
末装置から上記折り返された試験信号と上記試験信号と
を比較することにより、障害発生箇所が上記相手側端末
装置か上記回線かを切り分けることができる。
【0026】また、この発明の請求項6に示す通信試験
方法は、試験手段から上記自側端末装置を構成する一部
である、信号を圧縮し符号化して符号化信号を出力する
符号化手段と、上記符号化手段からの符号化信号を多重
化して多重化信号を出力する多重制御手段とのいずれか
に各々に適した試験信号を供給し、上記自側端末装置と
上記相手側端末装置との回線を切断することなく上記自
側端末装置から上記相手側端末装置に上記試験信号を送
信し、上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理
し画像または音声として出力し障害の有無を確認するこ
とにより、障害発生箇所が上記符号化手段か多重制御手
段かを切り分けることができる。
【0027】また、この発明の請求項7に示す通信試験
方法は、試験手段から符号化信号を有する上記第3の試
験信号を上記第3の信号切替手段に供給し、上記自側端
末装置と上記相手側端末装置との回線を切断することな
く上記自側端末装置から上記相手側端末装置に対して、
上記第1の試験信号が多重化された送信信号を送信し、
上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
または音声として出力し障害の有無を確認することによ
り、障害発生箇所が上記多重制御手段か否かを切り分
け、障害発生箇所が上記多重制御手段でない場合は、上
記試験手段からデジタル信号を有する第2の試験信号を
上記第2の信号切替手段に供給し、上記自側端末装置と
上記相手側端末装置との回線を切断することなく上記自
側端末装置から上記相手側端末装置に対して、上記第2
の試験信号が符号化、多重化された送信信号を送信し、
上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
または音声として出力し障害の有無を確認することによ
り、障害発生箇所が上記符号化手段か否かを切り分け、
障害発生箇所が上記符号化手段でない場合は、上記試験
手段からアナログ信号を有する第3の試験信号を上記第
3の信号切替手段に供給し、上記自側端末装置と上記相
手側端末装置との回線を切断することなく上記自側端末
装置から上記相手側端末装置に対して、上記第3の試験
信号を変換し、符号化し、多重化した送信信号を送信
し、上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し
画像または音声として出力し障害の有無を確認すること
により、障害発生箇所が上記変換手段か否かを切り分け
ることができる。
【0028】
【実施例】
実施例1.図1、図2および図3にこの発明の一実施例
を示す。図1はこの発明の通信試験システムを示す概略
図、図2は画像伝送装置の詳細ブロック図、図3は試験
装置の詳細ブロック図である。図1、図2および図3に
おいて、従来例と同等のものは同符号を付し、説明を省
略する。1は通信試験システム概略全体図、点線にて囲
まれた2は画像伝送装置、3は自端末装置の送信符号化
則を制御し、相手側端末装置との間で接続制御を行なう
機能と、下記試験装置からの指示に基づき動作するとと
もに試験信号と多重制御部53からの送信信号301と
を切替える切替え信号を出力する接続制御部、4は接続
制御部3からの切替え信号に基づいて送信信号301と
試験信号とを切り換えて相手側端末装置に信号を送信す
る切替器、5は接続制御部3と試験装置との間で、試験
起動、試験終了等に関する制御情報を受け渡す制御イン
ターフェイス部、6は試験装置から出力される時分割多
重した試験信号を入力する試験信号入力部、7は相手側
端末装置から送信される受信信号401を試験装置に出
力する信号出力部である。
【0029】点線にて囲まれた8は試験装置、9は試験
の起動、終了および各部を制御する試験制御部、10は
画像伝送装置2との制御データの受け渡しを行う制御イ
ンタフェース部、11はFAS信号、BAS信号と試験
データとを時分割多重する多重制御部、12は試験デー
タ生成部、13は多重制御部11で多重された試験デー
タ等のデータ列を画像伝送装置2に出力する送信インタ
フェース部、14は画像伝送装置2から試験装置側に出
力される相側端末装置からの受信試験信号を受ける受信
インタフェース部、15は受信試験信号からFAS信
号、BAS信号と受信試験データとを分離する分離制御
部、16は分離された受信試験データを送信した試験デ
ータとの間で比較確認する試験データ比較部、17は作
業者により試験の起動・終了の指示を受け試験結果を出
力、表示等するマン・マシンインタフェース部である。
【0030】107は相手側端末装置に送信する信号を
選択するための切替え信号、108は制御インタフェー
ス部5を介して接続制御部3から試験装置へ出力する制
御信号である。501はマン・マシンインタフェース1
7から入力される作業者の指示に基づく操作入力信号、
502は試験制御部9から制御インタフェース部10を
介して画像伝送装置2に出力される制御信号、503は
試験制御部9から試験データ生成部12への制御信号、
504は試験制御部9から多重制御部11への多重化フ
ォーマット等を制御する制御信号、505は試験制御部
9から分離制御部15への分離フォーマットを制御する
制御信号、506は試験データ生成部12から出力され
る試験データ、507は多重制御部11にて時分割多重
化され、送信インタフェース部13を介して画像伝送装
置2の切替器4に出力される試験信号、508は受信イ
ンタフェース部14を介して入力される受信信号401
を分離制御部15により分離された受信試験データ、5
09は試験データ比較部16から出力される試験結果信
号である。
【0031】尚、試験データ信号506、試験信号50
7(試験の際の送信信号302も含む)等は、試験デー
タの構成に特別の配慮をしなければならない。すなわ
ち、TV会議システムを構成し、かつ試験対象となる画
像伝送装置は例えばITU−T勧告H.221やH.2
42に従うように動作するためである。これらの勧告で
は、伝送路上通信されるデータ列は一定のデータビット
数を区切りとするフレーム構造が採用されており、送信
側で設定されるFASと呼ばれるフレーム同期信号によ
りフレームの区切りを示し、受信側ではこのフレーム構
造を認識して受信処理を行うよう動作する。FAS信号
および動作の詳細は同勧告H.221内に示されてい
る。
【0032】また、このフレーム内にはフレーム列内に
存在する例えば、画像信号、音声信号、制御信号等の複
数のメディアデータに対して、どのような種類のものが
どれだけの多重速度で多重処理するかを示すBAS信号
と呼ばれるビットレート割当信号も同時に存在し、受信
側ではこの受信フレーム内に存在するBAS信号を解読
しながら多重化データの分離・復号処理を制御するよう
動作する。BAS信号およびこれに基づく動作の詳細は
同勧告H.221およびH.242内に示されている。
【0033】これらFAS信号およびBAS信号を保存
しつつ試験することが必要であり、これを無視して適当
な試験データを送信すると、相手側端末装置で受信フレ
ーム同期外れ状態、あるいは解読不能な状態として異常
なBAS信号に基づいて受信処理が行われるため、試験
自体が正常に行えなくなる恐れが生じる。
【0034】次に動作について説明する。通常状態にお
いては、切替器4は多重制御部53からの送信信号30
1を相手側端末装置に送信信号302として出力してお
り、画像信号、音声信号の符号化等の動作は従来と同様
である。ここで、相手側端末装置に画像または音声が正
常に出力されない等の障害が発生した場合、回線を切断
せずに試験装置8を画像伝送装置2(自端末装置)に接
続する。試験の起動には、試験装置8のマン・マシンイ
ンタフェース部17を作業者が操作し試験の起動が指示
されると、試験制御部9はその状態を制御信号501に
より認識し制御信号502を出力する。この制御信号5
02が制御インタフェース部10を介して画像伝送装置
2へ出力され試験起動が指示される。画像伝送装置2で
は、この試験起動が制御信号502により指示される
と、制御インタフェース部5を介して接続制御部3が信
号を受取り試験準備が始められる。
【0035】試験装置8では、画像伝送装置2からの制
御信号108を制御インタフェース部10を介して入力
し試験制御部9に試験準備完了が通知されると、試験制
御部9は、制御信号503により試験データ生成部12
を起動するとともに、画像伝送装置2が動作していると
同様なFAS信号、BAS信号を生成し、制御信号50
4により多重制御部11に対して多重化内容を指示する
とともに、制御信号502により画像伝送装置2に試験
開始を通知する。
【0036】試験データ生成部12、多重制御部11は
それぞれ制御信号503、制御信号504により起動さ
れ、試験データ506、この試験データ506を加え時
分割多重化された試験信号507を順に出力し、送信イ
ンタフェース部13を介して試験信号507が画像伝送
装置2に出力される。
【0037】尚、この試験制御部9が生成するFAS信
号、BAS信号の種類については、制御インタフェース
部10を経由して画像伝送装置2から必要な情報を得ら
れるようにしても良いし、マン・マシンインタフェース
部17にそれらを指定するスイッチ等を設けて、その設
定情報に従うことにしても良い。
【0038】画像伝送装置2では、制御インタフェース
部5を介して試験開始を通知されると、切換え信号10
7により切替器4を切替えて、試験信号入力部6を介し
て試験装置8から送られてくる試験信号507を送信信
号302として相手側端末装置に出力する。また、受信
信号401は信号出力部7から試験装置8へも出力され
る。
【0039】ここで、画像伝送装置2が試験装置8から
の試験開始の通知を受けてから切替器4を切替えるの
は、試験装置8がFAS信号、BAS信号を正しく出力
し始めたのを認識してから切替えを行うためで、これを
怠ると相手側端末装置で不用意に受信同期外れ等を誘発
する恐れがあるからである。
【0040】この通信試験にて相手側端末装置の画像ま
たは音声等が正常状態に戻れば、自端末側の画像伝送装
置に障害が発生していると分かる。また、相手側端末装
置にて画像または音声等が正常に出力されない場合は、
回線もしくは相手側端末装置に障害があることと推定で
きる。
【0041】ここで、相手側端末装置にて画像または音
声等が正常に出力されない場合、相手側端末装置と使用
している回線とのどちらに障害が発生しているのか切り
分ける必要がある。この場合は、自端末装置から送信信
号として送信した試験信号を、相手側端末装置にて復号
処理等をせずにそのまま折り返すようにすることによっ
て回線の障害チェックを行う。
【0042】この折り返し試験は、試験データを相手側
端末装置に向けて送信し、かつ相手側端末装置が復号処
理をしないで折り返すように動作させる必要があるた
め、接続制御部3にて相手側端末装置が折り返してくる
ように制御データを構成した送信制御信号105を出力
し、相手側端末装置に送信する。この相手側端末装置に
対しての折り返し試験起動は、例えばITU−T勧告
H.221に示されるディジタルループバック指示用の
BAS信号を用いて行われる。これにより、相手側端末
装置では受信データ列を復号処理等を施さずに送信信号
302を受信信号401として折り返すように動作す
る。
【0043】折り返し試験の動作について説明する。前
述の試験と同様に、試験装置8のマン・マシンインタフ
ェース部17を作業者が操作し、折り返し試験の起動が
指示されると、試験制御部9はその状態を操作入力信号
501(信号の内容は前述の試験と異なる)により認識
し制御信号502を出力する。この制御信号502が制
御インタフェース部10を介して画像伝送装置2へ出力
され試験起動が指示される。制御信号502により試験
起動が指示されると、画像伝送装置2では制御インタフ
ェース部5を介して接続制御部3が制御信号502を受
取り試験準備が始められる。
【0044】画像伝送装置2では、制御インタフェース
部5を介して折り返し試験の試験起動を通知されると、
接続制御部3にて、切替え信号107により切替器4に
対して多重制御部53からの送信信号301を送信する
ように切替えるとともに、相手側端末装置が信号をその
まま折り返してくるように制御データを構成した送信制
御信号105を多重制御部53に出力し、相手側端末装
置に送信して折り返し試験の起動を行う。相手端末装置
に折り返しを指示すると、制御インタフェース部5を介
して試験装置8へ試験準備完了を通知する。
【0045】以下、試験信号を相手側端末装置に送信信
号302として送信するまでの動作は前述の試験と同様
となるので説明を省略する。相手側端末装置から復号処
理等をしないで折り返された受信信号401は、信号出
力部7を介して試験装置8に出力される。試験装置8で
は受信信号401を受信インタフエース部14を介して
入力し、分離制御部15にて試験制御部9からの制御信
号505により指定される分離フォーマットに従って受
信試験データ508とそれ以外とに分離される。
【0046】試験データ比較器16にて受信試験データ
508と試験データ507とを比較し、比較結果が試験
結果信号509としてマン・マシンインタフェース部1
7に出力され、マン・マシンインタフェース部にてモニ
タ出力等の表示等により試験結果が作業者に通知され
る。
【0047】以上のように送信前の試験データ507と
折り返された受信試験データ508とを比較することに
より、両者間に差異がない場合は、使用している回線に
障害がないと分かる。また、両者間に差異がある場合
は、使用している回線に何等かの障害が発生していると
推定できる。尚、差異の判定の基準は、回線誤り率等を
考慮して決めておけば良い。
【0048】また、試験の終了手順についても述べる
と、作業者がマン・マシンイタンフェース部17から試
験終了を入力すると、操作入力信号501により試験制
御部9が終了動作を開始し、試験の終了を示す制御信号
502を出力し制御インタフェース部10を介して画像
伝送装置2に出力される。画像伝送装置2は制御信号5
02が制御インタフェース部5を介して接続制御部3に
入力されると、接続制御部3は切替え信号107を出力
し切替器4が元通り送信信号301を送信するように切
替えさせた後、送信制御信号105の制御データを用い
相手側端末装置に折り返し動作を解除させる。この解除
指示は、例えばITU−T勧告H.221に示されるル
ープバックオフ指示用BASを用いて行われる。この
後、画像伝送装置2は制御インタフェース部5を介して
試験終了応答を試験装置8に返答し、画像伝送装置2は
通常状態に復帰する。
【0049】試験装置8は、制御インタフェース部10
を介して試験終了応答を受けると、多重制御部11、試
験データ生成部12の動作を終了させて、試験待機の状
態とする。
【0050】試験装置8が画像伝送装置2からの試験終
了応答を受けてから内部動作を停止させるのは、画像伝
送装置内の信号経路切替え、相手側端末装置への折り返
し試験終了通知等の一連が終了する前に試験信号の送信
を終了すると、相手側端末装置で不用意な同期外れ等が
誘発する恐れがあるからである。
【0051】以上述べたように、この実施例1に示す通
信試験システムおよびデータ通信試験方法は、自端末装
置である画像伝送装置から送信した画像信号や音声信号
が相手側端末装置で正常に出力されなかった場合に、画
像伝送装置に試験装置を接続し、試験装置の正常な試験
信号を相手側端末装置に送信して相手側端末装置での出
力状態により、障害箇所を自端末装置と相手側端末装置
または回線とに切り分けることができる。これにより自
端末装置に障害がない場合は、試験装置の正常な試験信
号を相手側端末装置に復号処理などをさせないで試験信
号を折り返させ、送信前の試験信号と送信後の試験信号
とを比較することにより、障害の発生箇所を相手側端末
装置と回線とに切り分けることができ、回線を遮断しな
いで、容易に障害発生部分を特定することができる。
【0052】実施例2.この発明の他の実施例について
説明する。図4および図5にこの発明の実施例2を示
す。この実施例2は、実施例1に示す試験の結果、相手
側端末装置および回線に障害が発生していなかった場
合、自端末装置に障害が発生していると考えられる。そ
こで、自端末装置のどの部分に障害が発生しているか切
り分けるものである。図4は画像伝送装置の詳細ブロッ
ク図、図5は各基板を外した状態を示す画像伝送装置の
外観斜視図である。尚、TV会議システムとしては実施
例1に示したものと同様に構成される。
【0053】図4および図5において、従来例および実
施例1に示したものと同等のものは同符号を付し説明を
省略する。点線にて囲まれた18は画像伝送装置、19
は自端末装置の送信符号化則を制御し、相手側端末装置
との間で接続制御を行なう機能と、試験装置8からの指
示に基づき動作するとともに、下記複数の切替器から出
力される信号を切替える切替え信号をそれぞれの切替機
に出力する接続制御部、点線にて囲まれた20は画像符
号化器、20aは接続制御部19からの切替え信号によ
りアナログビデオ信号201と試験信号507とのいず
れかを出力する切替器、20bは切替器20aからのア
ナログビデオ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器、20cは接続制御部19からの切替え信号によりA
/D変換器20bからのデジタルビデオ信号と試験信号
507とのいずれかを出力する切替器、20dはデータ
を符号化し圧縮する符号化処理部である。
【0054】また、点線にて囲まれた21は音声符号化
器、21aは接続制御部19からの切替え信号によりア
ナログ音声信号204と試験信号507のいずれかを出
力する切替器、21bは切替器21aからのアナログ音
声信号をデジタル音声信号に変換するA/D変換器、2
1cは接続制御部19からの切替え信号によりA/D変
換器21bからのデジタル音声信号と試験信号507の
いずれかを出力する切替器、21dは切替器21cから
のデジタル音声信号を符号化する符号化処理部である。
【0055】22は試験装置8から出力される試験信号
507を入力し、切替器4、切替器20a、切替器20
c、切替器21a、切替器21cの他、下記切替器に出
力するする試験信号入力部、23は接続制御部19から
の切替え信号により、試験信号入力部22からの試験信
号507と符号化処理部20dからの符号化画像信号の
いずれかを出力する切替器、24は接続制御部19から
の切替え信号により、試験信号入力部22からの試験信
号507と符号化処理部21dからの符号化音声信号の
いずれかを出力する切替器である。尚、いずれの切替器
(切替器4〜切替器24)も通常は試験信号507でな
い信号を出力している。
【0056】25は一枚の回路基板で画像符号化器20
が構成されている、26は一枚の回路基板で画像復号器
52が構成されている、27は一枚の回路基板で音声符
号化器21が構成されている、28は一枚の回路基板で
音声復号器56が構成されている、29は一枚の回路基
板で接続制御部19他が構成されている。
【0057】109は多重制御部53に出力する信号を
切替えるための切替え信号、110は符号化処理部20
dに出力する信号を切替えるための切替え信号、111
はA/D変換器20bに出力する信号を切替えるための
切替え信号、112は多重制御部53に出力する信号を
切替えるための切替え信号、113は符号化処理部21
dに出力する信号を切替えるための切替え信号、114
はA/D変換器20bに出力する信号を切替えるための
切替え信号である。
【0058】207は切替器20aから出力されるアナ
ログビデオ信号であり、アナログビデオ信号201か試
験信号507(この場合の試験信号507の内容は、多
重化処理等はされてない正常なアナログビデオ信号であ
る。)のいずれかである。208はA/D変換器20b
から出力されるデジタルビデオ信号、209は切替器2
0cから出力されるデジタルビデオ信号であり、デジタ
ルビデオ信号208か試験信号507(この場合の試験
信号507の内容は同じく正常なデジタルビデオ信号で
ある。)のいずれかである。210は符号化処理部20
dから出力される符号化画像信号、211は切替器23
から出力される符号化画像信号であり、符号化画像信号
210か試験信号507(この場合の試験信号507の
内容は同じく正常な符号化画像信号である。)のいずれ
かである。212は切替器21aから出力されるアナロ
グ音声信号であり、アナログ音声信号204か試験信号
507(この場合の試験信号507の内容は同じく正常
なアナログ音声信号である。)のいずれかである。21
3はA/D変換器21bから出力されるデジタル音声信
号、214は切替器21cから出力されるデジタル音声
信号であり、デジタル音声信号213か試験信号507
(この場合の試験信号507の内容は同じく正常なデジ
タル音声信号である。)、215は符号化処理部21d
から出力される符号化音声信号、216は切替器24か
ら出力される符号化音声信号であり、符号化音声信号2
15は試験信号507(この場合の試験信号507の内
容は同じく正常な符号化音声信号である。)のいずれか
である。
【0059】動作について説明する。実施例1に示す試
験による結果を踏まえ、すなわち自端末装置に障害が発
生しているとの前提に立ち試験を行う。実施例1と同様
に試験装置から正常な信号を画像伝送装置18の各部毎
に取込み相手側端末装置に送信するようにする。まず、
画像伝送系の障害について試験する場合、例えば多重制
御部53からA/D変換器20bへと切り分ける場合、
実施例1と同様に試験の起動には、試験装置8のマン・
マシンインタフェース部17を作業者が操作し試験の起
動が指示されると、試験制御部9はその状態を制御信号
501により認識し制御信号502を出力する。この制
御信号502が制御インタフェース部10を介して画像
伝送装置18へ出力され試験起動が指示される。画像伝
送装置18では、この試験起動が制御信号502により
指示されると、制御インタフェース部5を介して接続制
御部19が信号を受取り試験準備が始められる。
【0060】試験装置8では、画像伝送装置18からの
制御信号108を制御インタフェース部10を介して入
力し試験制御部9に試験準備完了が通知されると、試験
制御部9は、試験対象部分に応じた正常な信号を生成す
るように制御信号503により試験データ生成部12を
起動する。また、多重制御部11に対しては制御信号5
04により試験データ507を多重化処理等をしないで
出力するように指示するとともに、制御信号502によ
り画像伝送装置18に試験開始を通知する。
【0061】試験データ生成部12は制御信号503に
より起動され、正常な符号化画像信号の試験データ50
6を出力する。多重制御部11は制御信号504により
起動され、この試験データ506を時分割多重化等をせ
ずに試験信号507として出力し、送信インタフェース
部13を介して試験信号507が画像伝送装置18に出
力される。
【0062】画像伝送装置18では、制御インタフェー
ス部5を介して試験開始を通知されると、切換え信号1
09により切替器25を切替えて、試験信号入力部6を
介して試験装置8から送られてくる試験信号507を符
号化画像信号211として多重制御部53に出力する。
尚、その他の切替器は切替えられないので、試験信号5
07を出力しない。以下の動作は従来例に示したものと
同様であるので詳細な説明は省略するが、以上により正
常な符号化画像信号である試験信号507が多重制御部
53で処理された後に相手側端末装置に送信される。相
手側端末装置で障害が解消しなかった場合、障害の発生
箇所が多重制御部53であると推定される。また、相手
側端末装置で障害が解消した場合、障害の発生箇所が多
重制御部53より前の画像符号化器20以前であると推
定できる。以下に障害の発生箇所をさらに切り分ける方
法を述べる。尚、試験結果確認後、切替器23は符号化
画像信号210を出力するように切替えられる。(各切
替器とも同様である。)また、受信信号401は同様に
信号出力部7から試験装置8へも出力される。
【0063】ほぼ同様の動作であるので詳細な説明は省
略して要点を述べると、画像符号化器20以前の状況を
試験するため、同様にマン・マシンインタフェース部1
7を介して、試験データ生成部12に正常なデジタルビ
デオ信号である試験データ506を出力させ、試験信号
507を画像伝送装置18に出力させる。また、接続制
御部19から切替え信号110を出力させる。この切替
え信号110により切替器20cは試験信号507をデ
ジタルビデオ信号209として出力する。このデジタル
画像信号209は符号化処理部20dにて符号化処理さ
れ、符号化画像信号210として出力され、多重制御部
53にて時分割多重化された後相手側端末装置に送信さ
れる。以上により、正常なデジタルビデオ信号である試
験データ506、すなわち試験信号507が符号化処
理、多重化されて相手側端末装置に送信される。
【0064】相手側端末装置にて障害が解消されなかっ
た場合、障害の発生箇所が符号化処理部20dであると
推定される。また、障害が解消した場合、障害の発生箇
所がA/D変換器20b以前であると推定できる。
【0065】つづいて、さらに障害の発生箇所を切り分
ける場合、A/D変換器20b以前の状況を試験するた
め、同様にマン・マシンインタフェース部17を介し
て、試験データ生成部12に正常なアナログビデオ信号
である試験データ506を出力させ、試験信号507を
画像伝送装置18に出力させる。また、接続制御部19
から切替え信号111を出力させる。この切替え信号1
11により切替器20aは試験信号507をアナログビ
デオ信号208として出力する。このアナログビデオ信
号208はA/D変換器20bにてA/D変換されデジ
タルビデオ信号209として出力され、切替器20dを
介して符号化処理部20dにて符号化処理され、符号化
画像信号210として出力され、多重制御部53にて時
分割多重化された後相手側端末装置に送信される。以上
により、正常なアナログビデオ信号である試験データ5
06、すなわち試験信号507がデジタル化、符号化処
理、多重化されて相手側端末装置に送信される。
【0066】相手側端末装置にて障害が解消されなかっ
た場合、障害の発生箇所がA/D変換器20bであると
推定される。また、障害が解消した場合、障害の発生箇
所がA/D変換器20bより前のアナログビデオ信号を
入力する外部装置であると推定できる。
【0067】また、以上は画像に障害が発生した場合に
ついて述べたが、音声に障害が発生した場合でも同様に
切り分けすることができる。前述の画像の場合とほぼ同
様の動作であるので、詳細な説明は省略して要点を述べ
ると、マン・マシンインタフェース部17を介して、試
験データ生成部12に正常な符号化音声信号である試験
データ506を出力させ、多重化処理せず、試験信号5
07を画像伝送装置18に出力させる。また、接続制御
部19から切替え信号112を出力させる。この切替え
信号112により切替器24は試験信号507を符号化
音声信号216として出力する。この符号化音声信号2
16は多重制御部53にて時分割多重化された後相手側
端末装置に送信される。以上により、正常な符号化音声
信号である試験データ506、すなわち試験信号507
が相手側端末装置に送信される。
【0068】相手側端末装置で障害が解消しなかった場
合、障害の発生箇所が多重制御部53であると推定され
る。また、相手側端末装置で障害が解消した場合、障害
の発生箇所が多重制御部53より前の音声符号化器21
以前であると推定できる。尚、音声の場合も同様に試験
結果確認後、切替器24は符号化音声信号215を出力
するように切替えられる。(各切替器とも同様であ
る。)また、受信信号401は同様に信号出力部7から
試験装置8へも出力される。以下同様に障害の発生箇所
をさらに切り分ける方法を述べる。
【0069】ほぼ同様の動作であるので詳細な説明は省
略して要点を述べると、音声符号化器21以前の状況を
試験するため、同様にマン・マシンインタフェース部1
7を介して、試験データ生成部12に正常なデジタル音
声信号である試験データ506を出力させ、試験信号5
07を画像伝送装置18に出力させる。また、接続制御
部19から切替え信号113を出力させる。この切替え
信号113により切替器21cは試験信号507をデジ
タル音声信号214として出力する。このデジタル音声
信号214は符号化処理部21dにて符号化処理され、
符号化音声信号215として出力され、多重制御部53
にて時分割多重化された後相手側端末装置に送信され
る。以上により、正常なデジタル音声信号である試験デ
ータ506、すなわち試験信号507が符号化処理、多
重化されて相手側端末装置に送信される。
【0070】相手側端末装置にて障害が解消されなかっ
た場合、障害の発生箇所が符号化処理部21dであると
推定される。また、障害が解消した場合、障害の発生箇
所がA/D変換器21b以前であると推定できる。
【0071】つづいて、さらに障害の発生箇所を切り分
ける場合、A/D変換器21b以前の状況を試験するた
め、同様にマン・マシンインタフェース部17を介し
て、試験データ生成部12に正常なアナログ音声信号で
ある試験データ506を出力させ、試験信号507を画
像伝送装置18に出力させる。また、接続制御部19か
ら切替え信号114を出力させる。この切替え信号11
4により切替器21aは試験信号507をアナログ音声
信号212として出力する。このアナログ音声信号21
2はA/D変換器21bにてA/D変換され、デジタル
音声信号213として出力され、切替器21dを介し
て、符号化処理部21dにて符号化処理され、符号化音
声信号215として出力され、多重制御部53にて時分
割多重化された後相手側端末装置に送信される。以上に
より、正常なアナログ音声信号である試験データ50
6、すなわち試験信号507がデジタル化、符号化処
理、多重化されて相手側端末装置に送信される。
【0072】相手側端末装置にて障害が解消されなかっ
た場合、障害の発生箇所がA/D変換器21bであると
推定される。また、障害が解消した場合、障害の発生箇
所がA/D変換器21bより前のアナログ音声信号を入
力する外部装置であると推定できる。
【0073】以上説明したように、この実施例2に示す
通信試験システムおよび通信試験方法は以上のように構
成されているので、試験装置8から正常な符号化画像ま
たは音声信号、デジタル画像または音声信号、アナログ
画像または音声信号等を取り込み各部の動作試験を行う
ことによって、通信を切断することなしに、自側端末装
置の障害発生箇所を詳細に切り分けることができる。
【0074】また、障害の発生箇所を特定できれば、そ
の障害の発生部分の基板、すなわち基板25、基板2
6、基板27、基板28、基板29等のいずれか障害が
発生している基板を正常な基板と差替えすることにより
容易にシステムを復旧させることができる。
【0075】
【発明の効果】 また、この発明の請求項1に示す通信
試験システムは、正常な信号である試験信号を相手側端
末装置に送信するので、障害が消えた場合は自側端末装
置に障害があると判断でき、障害が消えない場合は相手
側端末装置または回線に障害があると判断できる。
【0076】また、この発明の請求項2に示す通信試験
システムは、正常な信号である試験信号を相手側端末装
置に送信し、相手側端末装置にて復号処理をせずに試験
信号を折り返し、試験手段にて送信前の試験信号と折り
返された受信試験信号とを比較するので、比較結果によ
り相手側端末装置に障害があるのか回線に障害があるの
か判断できる。
【0077】また、この発明の請求項3に示す通信試験
システムは、正常な信号である第1の試験信号を相手側
端末装置に送信し、障害が消えた場合は自側端末装置に
障害があると判断でき、障害が消えない場合は相手側端
末装置または回線に障害があると判断でき、また、正常
な信号である第2の試験信号を多重制御手段に与え、相
手側端末装置に送信して障害の有無を確認することによ
り多重制御手段前後で障害発生箇所を切り分けることが
でき、また、正常な信号である第3の試験信号を符号化
手段に与え、相手側端末装置に送信して障害の有無を確
認することにより符号化手段前後で障害発生箇所を切り
分けることができる。
【0078】また、この発明の請求項4に示す通信試験
方法は、試験手段から符号化画像信号または符号化音声
信号を含む自側端末装置と相手側端末装置間での通信に
適合するように生成された試験信号を上記自側端末装置
に供給し、上記自側端末装置と上記相手側端末装置との
回線を切断することなく上記自側端末装置から上記相手
側端末装置に上記試験信号を送信し、上記相手側端末装
置にて上記試験信号を復号処理し画像または音声として
出力し障害発生の有無を確認することにより、障害発生
箇所が上記自側端末装置か上記相手側端末装置または上
記回線かを切り分けることができる。
【0079】また、この発明の請求項5に示す通信試験
方法は、試験手段から符号化画像信号または符号化音声
信号を含む上記自側端末装置と上記相手側端末装置間で
の通信に適合するように生成されるとともに上記相手側
端末装置に対して復号処理をせずに折り返すように動作
させる信号成分を有する試験信号を上記自側端末装置に
供給し、上記自側端末装置と上記相手側端末装置との上
記回線を切断することなく上記自側端末装置から上記相
手側端末装置に上記試験信号を送信信号として送信し、
上記相手側端末装置では上記試験信号を復号処理せず上
記自側端末装置に折り返し、上記試験手段は上記自側端
末装置から上記折り返された試験信号と上記試験信号と
を比較することにより、障害発生箇所が上記相手側端末
装置か上記回線かを切り分けることができる。
【0080】また、この発明の請求項6に示す通信試験
方法は、試験手段から上記自側端末装置を構成する一部
である、信号を圧縮し符号化して符号化信号を出力する
符号化手段と、上記符号化手段からの符号化信号を多重
化して多重化信号を出力する多重制御手段とのいずれか
に各々に適した試験信号を供給し、上記自側端末装置と
上記相手側端末装置との回線を切断することなく上記自
側端末装置から上記相手側端末装置に上記試験信号を送
信し、上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理
し画像または音声として出力し障害の有無を確認するこ
とにより、障害発生箇所が上記符号化手段か多重制御手
段かを切り分けることができる。
【0081】また、この発明の請求項7に示す通信試験
方法は、試験手段から符号化信号を有する上記第3の試
験信号を上記第3の信号切替手段に供給し、上記自側端
末装置と上記相手側端末装置との回線を切断することな
く上記自側端末装置から上記相手側端末装置に対して、
上記第1の試験信号が多重化された送信信号を送信し、
上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
または音声として出力し障害の有無を確認することによ
り、障害発生箇所が上記多重制御手段か否かを切り分
け、障害発生箇所が上記多重制御手段でない場合は、上
記試験手段からデジタル信号を有する第2の試験信号を
上記第2の信号切替手段に供給し、上記自側端末装置と
上記相手側端末装置との回線を切断することなく上記自
側端末装置から上記相手側端末装置に対して、上記第2
の試験信号が符号化、多重化された送信信号を送信し、
上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
または音声として出力し障害の有無を確認することによ
り、障害発生箇所が上記符号化手段か否かを切り分け、
障害発生箇所が上記符号化手段でない場合は、上記試験
手段からアナログ信号を有する第3の試験信号を上記第
3の信号切替手段に供給し、上記自側端末装置と上記相
手側端末装置との回線を切断することなく上記自側端末
装置から上記相手側端末装置に対して、上記第3の試験
信号を変換し、符号化し、多重化した送信信号を送信
し、上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し
画像または音声として出力し障害の有無を確認すること
により、障害発生箇所が上記変換手段か否かを切り分け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す通信試験システムの
概略図である。
【図2】この発明の実施例1の画像伝送装置の詳細ブロ
ック図である。
【図3】この発明の実施例1の試験装置の詳細ブロック
図である。
【図4】この発明の実施例2の画像伝送装置の詳細ブロ
ック図である。
【図5】この発明の実施例2の画像伝送装置の外形図で
ある。
【図6】従来の画像伝送装置の詳細ブロック図である。
【符号の説明】
1 通信試験システム 2 画像伝送装置 3 接続制御部 4 切替器 8 試験装置 9 試験制御部 18 画像伝送装置 19 接続制御部 20a 切替器 20c 切替器 21a 切替器 21c 切替器 23 切替器 24 切替器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル信号を符号化して符号化信号を出
    力する符号化手段と、 試験信号と試験制御信号とを入力する信号入力手段と、 相手側端末装置との接続制御を行う機能と上記試験制御
    信号に基づいて出力する信号を切替えさせる切替え信号
    を出力する機能とを有する接続制御手段と、 上記符号化信号を多重化した多重化信号を出力する多重
    制御手段と、 上記切替え信号に基づいて出力する信号を上記多重化信
    号と上記試験信号とのいずれかとする信号切替手段とを
    有する画像伝送装置と、 上記試験制信号と試験データ生成信号と多重化制御信号
    とを出力し通信試験を制御する試験制御手段と、 上記試験データ生成信号に基づいて試験データを生成す
    る試験データ生成手段と、 上記多重化制御信号に基づいて上記試験データを多重化
    して、または多重化せずに上記試験信号を出力する信号
    多重化手段とを有する試験装置とを備え、回線を切断せ
    ずに上記試験装置からの上記試験信号を上記相手側端末
    装置に送信することを特徴とする通信試験システム。
  2. 【請求項2】試験信号は画像伝送装置と相手側端末装置
    との通信に適合するように生成されるとともに、上記相
    手側端末装置に対して折り返し試験を起動させる信号成
    分を有し、 試験装置は上記相手側端末装置からの受信信号から受信
    試験データを分離する信号分離手段と、 試験データと上記受信試験データとを比較して比較結果
    を出力する信号比較手段とを有することを特徴とする請
    求項1記載の通信試験システム。
  3. 【請求項3】信号切替手段は多重化信号と第1の試験信
    号とのいずれかを送信信号とする第1の信号切替手段
    と、 符号化信号と第2の試験信号とのいずれかを多重制御手
    段に出力する第2の信号切替手段と、 デジタル信号と第3の試験信号とのいずれかを符号化手
    段に出力する第3の信切替手段とからなり、 接続制御手段は試験制御信号に基づいて上記第1の信号
    切替手段または上記第2の信号切替手段または上記第3
    の信号切替手段に切替え信号を出力する機能を有し、 試験データ生成手段は試験データ生成信号に基づいて上
    記第1の試験信号または上記第2の試験信号または上記
    第3の試験信号の試験データを生成し、 多重化制御信号に基づいて上記試験データを多重化して
    上記第1試験信号を、また多重化せずに上記第2試験信
    号または上記第3の試験信号を出力することを特徴とす
    る請求項1記載の通信試験システム。
  4. 【請求項4】自側端末装置から相手側端末装置に送信し
    た符号化画像信号または符号化音声信号を含む送信信号
    が上記相手側端末装置にて画像または音声として正常に
    出力されないという障害が発生した場合に、 試験手段から符号化画像信号または符号化音声信号を含
    む上記自側端末装置と上記相手側端末装置間での通信に
    適合するように生成された試験信号を上記自側端末装置
    に供給し、 上記自側端末装置と上記相手側端末装置との回線を切断
    することなく上記自側端末装置から上記相手側端末装置
    に上記試験信号を送信し、 上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
    または音声として出力し障害発生の有無を確認すること
    により、 障害発生箇所が上記自側端末装置か上記相手側端末装置
    または上記回線かを切り分けることを特徴とする通信試
    験方法。
  5. 【請求項5】自側端末装置から相手側端末装置に送信し
    た符号化画像信号または符号化音声信号を含む送信信号
    が上記相手側端末装置にて画像または音声として正常に
    出力されないという障害が発生し、その障害発生箇所が
    上記相手側端末装置か回線である場合に、 試験手段から符号化画像信号または符号化音声信号を含
    む上記自側端末装置と上記相手側端末装置間での通信に
    適合するように生成されるとともに上記相手側端末装置
    に対して復号処理をせずに折り返すように動作させる信
    号成分を有する試験信号を上記自側端末装置に供給し、 上記自側端末装置と上記相手側端末装置との上記回線を
    切断することなく上記自側端末装置から上記相手側端末
    装置に上記試験信号を送信信号として送信し、 上記相手側端末装置では上記試験信号を復号処理せず上
    記自側端末装置に折り返し、 上記試験手段は上記自側端末装置から上記折り返された
    試験信号と上記試験信号とを比較することにより、障害
    発生箇所が上記相手側端末装置か上記回線かを切り分け
    ることを特徴とする通信試験方法。
  6. 【請求項6】自側端末装置から相手側端末装置に送信し
    た送信信号が上記相手側端末装置にて画像または音声と
    して正常に出力されないという障害が発生し、その障害
    発生箇所が上記自側端末装置にある場合に、 試験手段から上記自側端末装置を構成する一部である、
    信号を圧縮し符号化して符号化信号を出力する符号化手
    段と、上記符号化手段からの符号化信号を多重化して多
    重化信号を出力する多重制御手段とのいずれかに各々に
    適した試験信号を供給し、 上記自側端末装置と上記相手側端末装置との回線を切断
    することなく上記自側端末装置から上記相手側端末装置
    に上記試験信号を送信し、 上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
    または音声として出力し障害の有無を確認することによ
    り、 障害発生箇所が上記符号化手段か多重制御手段かを切り
    分けることを特徴とする通信試験方法。
  7. 【請求項7】アナログ信号を入力する入力部と、上記ア
    ナログ信号と第1の試験信号とを切替える第1の信号切
    替手段と、上記第1の信号切替手段からの信号をデジタ
    ル信号に変換する変換手段と、上記デジタル信号と第2
    の試験信号とを切替える第2の信号切替手段と、上記第
    2の信号切替手段からの信号を符号化して符号化信号を
    出力する符号化手段と、上記符号化信号と第3の試験信
    号とを切替える第3の信号切替手段と、上記第3の信号
    切替手段からの信号を多重化して多重化信号を出力する
    多重制御手段とを有する自側端末装置から相手側端末装
    置に送信した送信信号が上記相手側端末装置にて画像ま
    たは音声として正常に出力されず、その障害発生箇所が
    上記自側端末装置にある場合に、 試験手段から符号化信号を有する上記第3の試験信号を
    上記第3の信号切替手段に供給し、 上記自側端末装置と上記相手側端末装置との回線を切断
    することなく上記自側端末装置から上記相手側端末装置
    に対して、上記第1の試験信号が多重化された送信信号
    を送信し、 上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
    または音声として出力し障害の有無を確認することによ
    り、 障害発生箇所が上記多重制御手段か否かを切り分け、 障害発生箇所が上記多重制御手段でない場合は、上記試
    験手段からデジタル信号を有する第2の試験信号を上記
    第2の信号切替手段に供給し、 上記自側端末装置と上記相手側端末装置との回線を切断
    することなく上記自側端末装置から上記相手側端末装置
    に対して、上記第2の試験信号が符号化、多重化された
    送信信号を送信し、 上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
    または音声として出力し障害の有無を確認することによ
    り、 障害発生箇所が上記符号化手段か否かを切り分け、 障害発生箇所が上記符号化手段でない場合は、上記試験
    手段からアナログ信号を有する第3の試験信号を上記第
    3の信号切替手段に供給し、 上記自側端末装置と上記相手側端末装置との回線を切断
    することなく上記自側端末装置から上記相手側端末装置
    に対して、上記第3の試験信号を変換し、符号化し、多
    重化した送信信号を送信し、 上記相手側端末装置にて上記試験信号を復号処理し画像
    または音声として出力し障害の有無を確認することによ
    り、 障害発生箇所が上記変換手段か否かを切り分けることを
    特徴とする通信試験方法。
JP08035495A 1995-04-05 1995-04-05 通信試験システムおよび通信試験方法 Expired - Fee Related JP3582140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08035495A JP3582140B2 (ja) 1995-04-05 1995-04-05 通信試験システムおよび通信試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08035495A JP3582140B2 (ja) 1995-04-05 1995-04-05 通信試験システムおよび通信試験方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08279810A true JPH08279810A (ja) 1996-10-22
JP3582140B2 JP3582140B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=13715926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08035495A Expired - Fee Related JP3582140B2 (ja) 1995-04-05 1995-04-05 通信試験システムおよび通信試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3582140B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196770A (ja) * 2004-12-22 2005-07-21 Seiko Epson Corp ユーザサポート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196770A (ja) * 2004-12-22 2005-07-21 Seiko Epson Corp ユーザサポート

Also Published As

Publication number Publication date
JP3582140B2 (ja) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0535890B1 (en) Multimedia communication apparatus
US5619252A (en) Video telephone system and method for transmitting and receiving signals when there is a failure in the system
JP3582140B2 (ja) 通信試験システムおよび通信試験方法
JPH04100367A (ja) ディジタル加入者線装置試験方式
EP0713336B1 (en) Video communication system
JP3622296B2 (ja) 通信試験システムおよび通信試験方法
JPH06296202A (ja) マルチメディア通信装置間の通信方法
JPH09205643A (ja) 遠隔監視装置
JPH0998397A (ja) テレビ電話装置およびテレビ電話通信方法
JPH08205113A (ja) テレビ会議通信端末装置およびその制御方法
JPH04129465A (ja) マルチメディア通信装置及び方法
KR100898410B1 (ko) 게이트웨이 시스템 및 이를 이용한 리던던시 절체 방법
JP2956391B2 (ja) 光加入者伝送装置の加入者線インタフェース部
JPH09205641A (ja) 遠隔監視装置
JPH09149395A (ja) 通信装置
JPH09205644A (ja) 遠隔監視装置
JP2000253400A (ja) 画像データ変換通信システム
JPH0974403A (ja) 接点情報の主信号重畳転送方式
JPH10178624A (ja) テレビ会議システム
JPH0946498A (ja) 同報通信システムおよびこれに用いる送信装置と受信装置
KR19980023631A (ko) 영상 전화기의 자가 진단방법 및 그에 적합한 자기 진단장치
JPH07321916A (ja) 加入者試験装置
JPH0195683A (ja) 映像通信システム
JPH0927949A (ja) Av・lanシステム
JPH08163121A (ja) 映像コミュニケーションシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070806

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees