JPH08279687A - Rfモジュールのシールド構造 - Google Patents
Rfモジュールのシールド構造Info
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- JPH08279687A JPH08279687A JP8021795A JP8021795A JPH08279687A JP H08279687 A JPH08279687 A JP H08279687A JP 8021795 A JP8021795 A JP 8021795A JP 8021795 A JP8021795 A JP 8021795A JP H08279687 A JPH08279687 A JP H08279687A
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- case
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はRFモジュールのシールド構造にお
いて、相互変調を生じないシールドが可能なシールド構
造を提供する。 【構成】 上ケース21と下ケース12が接触用ばね部
11bで嵌合してシールドケース10を形成し、その中
に調整用ボリューム14aを有するRFモジュール基板
14を収容してRFモジュール15を形成して、プリン
ト基板13の固定用穴部13aに固定される。上ケース
の面21bの軸穴21aに回動可能に保持される軸22
aの下端部に扇形のシールド板22が固着され、ボリュ
ーム調整用穴11aを塞ぐことができる。軸22aの上
端部を回動すればシールド板22は旋回して穴11aは
開放されるから、シールドケース10を組立てた状態で
調整用穴11aからドライバーでボリューム14aを調
整できる。穴11aは通常塞がれているので電波がRF
モジュール内に飛び込むのを防いで相互変調を生じない
シールド構造が得られる。
いて、相互変調を生じないシールドが可能なシールド構
造を提供する。 【構成】 上ケース21と下ケース12が接触用ばね部
11bで嵌合してシールドケース10を形成し、その中
に調整用ボリューム14aを有するRFモジュール基板
14を収容してRFモジュール15を形成して、プリン
ト基板13の固定用穴部13aに固定される。上ケース
の面21bの軸穴21aに回動可能に保持される軸22
aの下端部に扇形のシールド板22が固着され、ボリュ
ーム調整用穴11aを塞ぐことができる。軸22aの上
端部を回動すればシールド板22は旋回して穴11aは
開放されるから、シールドケース10を組立てた状態で
調整用穴11aからドライバーでボリューム14aを調
整できる。穴11aは通常塞がれているので電波がRF
モジュール内に飛び込むのを防いで相互変調を生じない
シールド構造が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RFモジュールのシー
ルド構造に関する。
ルド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のRFモジュール(無線周波モジュ
ール)55は、図9に示す斜視図および図10の分解斜
視図に示すように、プリント基板13の上に載置され、
上面が開放された高さの低い立方体をなす薄い金属板で
形成された下ケース12と、下ケース12を覆うように
接触用ばね部11bで嵌合するほぼ同形の上ケース51
とで構成されたシールドケース50の中に、RFモジュ
ール基板14を収容している。下ケース12は、4隅に
一体に形成された固定用足部12aによって、プリント
基板13に設けられた固定用穴部13aの中に固定され
ている。RFモジュール基板14の下面に設けられたコ
ネクタ14bが、下ケース12の底板に設けられたコネ
クタのための逃げ穴12bを通って、プリント基板13
のコネクタのスルーホール13bに電気的に接続されて
いる。上ケース51と下ケース12とは、接続用ばね部
11bによって電気的導通がとられ、さらにシールドケ
ース50は下ケース12の固定用足部12aによってプ
リント基板13に固定されているから、シールドケース
50で覆われているRFモジュール基板14は、電気的
シールドがとられていることになる。
ール)55は、図9に示す斜視図および図10の分解斜
視図に示すように、プリント基板13の上に載置され、
上面が開放された高さの低い立方体をなす薄い金属板で
形成された下ケース12と、下ケース12を覆うように
接触用ばね部11bで嵌合するほぼ同形の上ケース51
とで構成されたシールドケース50の中に、RFモジュ
ール基板14を収容している。下ケース12は、4隅に
一体に形成された固定用足部12aによって、プリント
基板13に設けられた固定用穴部13aの中に固定され
ている。RFモジュール基板14の下面に設けられたコ
ネクタ14bが、下ケース12の底板に設けられたコネ
クタのための逃げ穴12bを通って、プリント基板13
のコネクタのスルーホール13bに電気的に接続されて
いる。上ケース51と下ケース12とは、接続用ばね部
11bによって電気的導通がとられ、さらにシールドケ
ース50は下ケース12の固定用足部12aによってプ
リント基板13に固定されているから、シールドケース
50で覆われているRFモジュール基板14は、電気的
シールドがとられていることになる。
【0003】RFモジュール基板14上には、送信出
力、キャリヤセンスレベル、送信周波数などを調整する
ための複数個のボリューム14aが備えられ、これらボ
リュームの調整は、RFモジュール55を組立てた後上
ケース51を取付けた状態で上ケースに設けられたボリ
ューム調整用穴11aからドライバーなどを使用して行
うようになっている。
力、キャリヤセンスレベル、送信周波数などを調整する
ための複数個のボリューム14aが備えられ、これらボ
リュームの調整は、RFモジュール55を組立てた後上
ケース51を取付けた状態で上ケースに設けられたボリ
ューム調整用穴11aからドライバーなどを使用して行
うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のRFモ
ジュールにおいては、アンテナを隣接した状態で使用し
た場合には、アンテナから発信した周波数の電波が、上
ケース51の調整用穴11aからRFモジュール55内
に飛込むために、その電波を自分のアンテナから発信す
るいわゆる相互変調を起してしまうという欠点がある。
ジュールにおいては、アンテナを隣接した状態で使用し
た場合には、アンテナから発信した周波数の電波が、上
ケース51の調整用穴11aからRFモジュール55内
に飛込むために、その電波を自分のアンテナから発信す
るいわゆる相互変調を起してしまうという欠点がある。
【0005】本発明の目的は、RFモジュールのシール
ド構造において、相互変調を生じないようなシールド構
造を提供することにある。
ド構造において、相互変調を生じないようなシールド構
造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のRFモジュール
のシールド構造は、RFモジュール基板と、基板を覆い
上ケースと下ケースに分解可能のシールドケースとを含
み、基板と平行な上ケースの面に基板のボリュームを調
整するための開口を設けた、RFモジュールのシールド
構造において、ボリュームを調整するための開口を塞ぎ
又は開放するために、上ケースの面上を移動して変位可
能な板状のシールド板を有している。
のシールド構造は、RFモジュール基板と、基板を覆い
上ケースと下ケースに分解可能のシールドケースとを含
み、基板と平行な上ケースの面に基板のボリュームを調
整するための開口を設けた、RFモジュールのシールド
構造において、ボリュームを調整するための開口を塞ぎ
又は開放するために、上ケースの面上を移動して変位可
能な板状のシールド板を有している。
【0007】上述のシールド板は、上ケースの面を貫通
し貫通部において回動可能に支持された軸の下端部に固
着されていて、軸の上端部を回動することによって軸の
周りに旋回して変位可能に設けることが好適であり、ま
たは、下ケースの上端部に上ケースの面と平行に設けら
れたガイドに沿って、水平に移動可能に設けることが好
適である。
し貫通部において回動可能に支持された軸の下端部に固
着されていて、軸の上端部を回動することによって軸の
周りに旋回して変位可能に設けることが好適であり、ま
たは、下ケースの上端部に上ケースの面と平行に設けら
れたガイドに沿って、水平に移動可能に設けることが好
適である。
【0008】本発明の別のRFモジュールのシールド構
造は、RFモジュール基板を覆い、基板のボリュームを
調整するための開口を有する第1のシールドケースと、
第1のシールドケースを装着したプリント基板と、第1
のシールドケースを含むプリント基板を収容するための
上下に分割可能の凾状のカバーと、プリント基板をシー
ルドするためにカバーの内側に設けられ、カバーと共に
上下に分割可能で、分割された上側部分に前記開口を塞
ぐためのシールド板を有する第2のシールドケースとを
含んでいる。
造は、RFモジュール基板を覆い、基板のボリュームを
調整するための開口を有する第1のシールドケースと、
第1のシールドケースを装着したプリント基板と、第1
のシールドケースを含むプリント基板を収容するための
上下に分割可能の凾状のカバーと、プリント基板をシー
ルドするためにカバーの内側に設けられ、カバーと共に
上下に分割可能で、分割された上側部分に前記開口を塞
ぐためのシールド板を有する第2のシールドケースとを
含んでいる。
【0009】前記のシールド板は、第2のシールドケー
スの上側部分の一部を切り起して開口の周辺と接触して
開口を塞ぐように形成されることが好ましい。
スの上側部分の一部を切り起して開口の周辺と接触して
開口を塞ぐように形成されることが好ましい。
【0010】
【作用】RFモジュールを覆うシールドケースの上ケー
スに設けられた回動可能なシールド板により、若しくは
下ケースの上縁に設けられたガイドによって移動可能と
したシールド板により、又はプリント基板を覆う第2の
シールドケースの一部を切り起してボリューム調整用穴
の周辺部分と接触させることにより、ボリューム調整用
穴を塞ぐようにしたので、相互変調を生じないシールド
構造が可能となる。
スに設けられた回動可能なシールド板により、若しくは
下ケースの上縁に設けられたガイドによって移動可能と
したシールド板により、又はプリント基板を覆う第2の
シールドケースの一部を切り起してボリューム調整用穴
の周辺部分と接触させることにより、ボリューム調整用
穴を塞ぐようにしたので、相互変調を生じないシールド
構造が可能となる。
【0011】
【実施例】次に、本発明のRFモジュールのシールド構
造の実施例について図面を参照して説明する。図1は本
発明のRFモジュールのシールド構造の第1の実施例の
分解斜視図、図2は図1の軸を含む断面の略図、図3は
図2の上側から見た平面略図である。
造の実施例について図面を参照して説明する。図1は本
発明のRFモジュールのシールド構造の第1の実施例の
分解斜視図、図2は図1の軸を含む断面の略図、図3は
図2の上側から見た平面略図である。
【0012】図1において、RFモジュール15は、R
Fモジュール基板14と、これを収容する下ケース12
と、下ケース12に嵌合してRFモジュール基板14を
覆う上ケース21とで構成され、下ケース12と上ケー
ス21とは上ケースの4辺に連続的に設けられた接触用
ばね部11bによって嵌合してシールドケース10を形
成し、RFモジュール基板14を電気的にシールドして
いる。
Fモジュール基板14と、これを収容する下ケース12
と、下ケース12に嵌合してRFモジュール基板14を
覆う上ケース21とで構成され、下ケース12と上ケー
ス21とは上ケースの4辺に連続的に設けられた接触用
ばね部11bによって嵌合してシールドケース10を形
成し、RFモジュール基板14を電気的にシールドして
いる。
【0013】下ケース12は、プリント基板13の上に
載置され、上面が開放された高さの低い立方体状の薄い
金属板で形成されており、下面四隅に設けられた固定用
足部12aによって、プリント基板13の固定用穴部1
3aに固定される。RFモジュール基板14は、下ケー
ス12に収容可能の板状で、上側に複数個の調整用ボリ
ューム14a、下側にコネクタ14bが設けられてい
る。コネクタ14bは下ケースのコネクタ逃げ穴12b
を通って延び、プリント基板13に設けられたコネクタ
スルーホール13bと接続し、RFモジュール基板14
とプリント基板13とを電気的に接続している。上ケー
ス21は、RFモジュール基板14と平行な上ケースの
面21bに、調整用ボリューム14aの直上に位置する
ボリューム調整用穴11aが設けられており、RFモジ
ュール15が組立てられた状態においても、ボリューム
調整用穴11aを通しドライバー等の調整用具を用いて
ボリューム14aの調整作業を容易に行うことができ
る。
載置され、上面が開放された高さの低い立方体状の薄い
金属板で形成されており、下面四隅に設けられた固定用
足部12aによって、プリント基板13の固定用穴部1
3aに固定される。RFモジュール基板14は、下ケー
ス12に収容可能の板状で、上側に複数個の調整用ボリ
ューム14a、下側にコネクタ14bが設けられてい
る。コネクタ14bは下ケースのコネクタ逃げ穴12b
を通って延び、プリント基板13に設けられたコネクタ
スルーホール13bと接続し、RFモジュール基板14
とプリント基板13とを電気的に接続している。上ケー
ス21は、RFモジュール基板14と平行な上ケースの
面21bに、調整用ボリューム14aの直上に位置する
ボリューム調整用穴11aが設けられており、RFモジ
ュール15が組立てられた状態においても、ボリューム
調整用穴11aを通しドライバー等の調整用具を用いて
ボリューム14aの調整作業を容易に行うことができ
る。
【0014】シールド板22は、軸穴21aの中に回動
可能に設けられた軸22aの下端に固設されて、上ケー
スの面21bの下面に沿って軸22aを中心として回動
可能に設けられたほぼ扇形の薄い金属板であって、図3
に示すように、軸22aを中心として状態Aの位置に回
転させたときはボリューム調整用穴11aのすべてを塞
ぐことができ、軸Aを時計方向に回転させて状態Bの位
置としたときには、ボリューム調整用穴11aのすべて
を開放することができる形状をなしている。軸22の上
端部の形状は、図2に示すように、軸を軸穴21aの中
に回動可能に保持し、さらにドライバー等の工具を用い
て軸22aを回動させることができるように、カシメな
どの方法によって形成されている。シールド板22の扇
状の先端部分には、R状の凸部22bを設けて、シール
ド板22と上ケース21との間に生じる僅かな隙間によ
ってシールド板22の旋回時の抵抗を減して旋回を容易
にすると共に、シールド板22と上ケース21との間の
電気的導通を確保している。
可能に設けられた軸22aの下端に固設されて、上ケー
スの面21bの下面に沿って軸22aを中心として回動
可能に設けられたほぼ扇形の薄い金属板であって、図3
に示すように、軸22aを中心として状態Aの位置に回
転させたときはボリューム調整用穴11aのすべてを塞
ぐことができ、軸Aを時計方向に回転させて状態Bの位
置としたときには、ボリューム調整用穴11aのすべて
を開放することができる形状をなしている。軸22の上
端部の形状は、図2に示すように、軸を軸穴21aの中
に回動可能に保持し、さらにドライバー等の工具を用い
て軸22aを回動させることができるように、カシメな
どの方法によって形成されている。シールド板22の扇
状の先端部分には、R状の凸部22bを設けて、シール
ド板22と上ケース21との間に生じる僅かな隙間によ
ってシールド板22の旋回時の抵抗を減して旋回を容易
にすると共に、シールド板22と上ケース21との間の
電気的導通を確保している。
【0015】本実施例においては、シールド板22を上
ケースの面21bの下側すなわちRFモジュール基板1
4の側に設けてあるが、シールド板22を上ケースの面
21bの上側に設けてもよい。
ケースの面21bの下側すなわちRFモジュール基板1
4の側に設けてあるが、シールド板22を上ケースの面
21bの上側に設けてもよい。
【0016】図4は、本発明のRFモジュールのシール
ド構造の第2の実施例の分解斜視図、図5は図4のX−
X断面の略図、図6は図5の上側から見た平面略図であ
る。
ド構造の第2の実施例の分解斜視図、図5は図4のX−
X断面の略図、図6は図5の上側から見た平面略図であ
る。
【0017】図4において、RFモジュール35は、R
Fモジュール基板14と、これを収容する下ケース32
と、下ケース32に嵌合してRFモジュール基板14を
覆う上ケース31とで構成され、下ケース32と上ケー
ス31とは上ケースと一体に設けられた接触用ばね部1
1bによって嵌合してシールドケース20を形成し、R
Fモジュール基板14を電気的にシールドしている。
Fモジュール基板14と、これを収容する下ケース32
と、下ケース32に嵌合してRFモジュール基板14を
覆う上ケース31とで構成され、下ケース32と上ケー
ス31とは上ケースと一体に設けられた接触用ばね部1
1bによって嵌合してシールドケース20を形成し、R
Fモジュール基板14を電気的にシールドしている。
【0018】下ケース32は、第1の実施例とほぼ同様
の形状であってプリント基板13に固定されているが、
一方の側面に上縁と平行の細長いスリット32bが設け
られている。さらに上記の一方の側面と隣り合う2面の
内側に、上縁と平行で細長い溝を形成するガイドレール
部32aが設けられ、ガイドレール部32aの溝の中心
線とスリット32bの中心線とが同一平面を形成するよ
うに配設されている。RFモジュール基板14は第1の
実施例と同様である。上ケース31は第1の実施例と同
様にボリューム調整穴11aが設けられ、また下ケース
32の上記一方の側面と対応する側面に、切欠き部31
aがほぼ全側面に亘って設けられている。
の形状であってプリント基板13に固定されているが、
一方の側面に上縁と平行の細長いスリット32bが設け
られている。さらに上記の一方の側面と隣り合う2面の
内側に、上縁と平行で細長い溝を形成するガイドレール
部32aが設けられ、ガイドレール部32aの溝の中心
線とスリット32bの中心線とが同一平面を形成するよ
うに配設されている。RFモジュール基板14は第1の
実施例と同様である。上ケース31は第1の実施例と同
様にボリューム調整穴11aが設けられ、また下ケース
32の上記一方の側面と対応する側面に、切欠き部31
aがほぼ全側面に亘って設けられている。
【0019】シールド板33は、長方形の薄い金属板で
あって、一辺に折曲げ部33aが設けられ、スリット3
2bに平行方向の幅は、対向する二つのガイドレール3
2aの間の距離より僅かに短かく、スリット32bに直
角方向の長さは、図6に示すように、シールド板33が
スリット32bを通って両側のガイドレール部32aの
溝中に挿入された状態Cの位置から、折曲げ部33aが
下ケース32の側面に達した状態Dの位置となったと
き、調整用穴11aを塞ぐのに充分な寸法にとる。この
シールド板33をスリット32bからガイドレール部3
2aに挿入して、折曲げ部33aが下ケース32に当接
するまで押込むことにより、上ケース31に設けられた
ボリューム調整用穴11aは完全に塞がれ、またシール
ド板33を引き抜いたときにはボリューム調整用穴11
aが完全に開口状態となる。
あって、一辺に折曲げ部33aが設けられ、スリット3
2bに平行方向の幅は、対向する二つのガイドレール3
2aの間の距離より僅かに短かく、スリット32bに直
角方向の長さは、図6に示すように、シールド板33が
スリット32bを通って両側のガイドレール部32aの
溝中に挿入された状態Cの位置から、折曲げ部33aが
下ケース32の側面に達した状態Dの位置となったと
き、調整用穴11aを塞ぐのに充分な寸法にとる。この
シールド板33をスリット32bからガイドレール部3
2aに挿入して、折曲げ部33aが下ケース32に当接
するまで押込むことにより、上ケース31に設けられた
ボリューム調整用穴11aは完全に塞がれ、またシール
ド板33を引き抜いたときにはボリューム調整用穴11
aが完全に開口状態となる。
【0020】図7は、本発明のRFモジュールのシール
ド構造の第3の実施例の断面の略図、図8は図7の部分
分解斜視図である。
ド構造の第3の実施例の断面の略図、図8は図7の部分
分解斜視図である。
【0021】図7において、第1のシールドケース30
は、内部に収容したRFモジュール基板(不図示)をシ
ールドするためのケースで、基板に設けられた調整用ボ
リューム(不図示)を調整するためのボリューム調整用
穴11aを上面に備えており、はんだ付けによってプリ
ント基板13に装着されている。上カバー46と下カバ
ー47とに上下に分割可能の凾状のカバー45が、第1
のシールドケース30を装着したプリント基板13を収
容している。プリント基板13は下カバー47に小ねじ
43で固定され、アンテナ線44が小ねじ43で共締め
されてプリント基板13と接続している。
は、内部に収容したRFモジュール基板(不図示)をシ
ールドするためのケースで、基板に設けられた調整用ボ
リューム(不図示)を調整するためのボリューム調整用
穴11aを上面に備えており、はんだ付けによってプリ
ント基板13に装着されている。上カバー46と下カバ
ー47とに上下に分割可能の凾状のカバー45が、第1
のシールドケース30を装着したプリント基板13を収
容している。プリント基板13は下カバー47に小ねじ
43で固定され、アンテナ線44が小ねじ43で共締め
されてプリント基板13と接続している。
【0022】プリント基板13をシールドするために、
上カバー46と下カバー47のそれぞれの内側に、上シ
ールドケース41と下シールドケース42が、プリント
基板13と第1のシールドケース30とを覆うように設
けられており、上カバー46と下カバー47を閉じて凾
状のカバー45を形成したとき、上シールドケース41
と下シールドケース42も凾状の第2のシールドケース
40を形成する。
上カバー46と下カバー47のそれぞれの内側に、上シ
ールドケース41と下シールドケース42が、プリント
基板13と第1のシールドケース30とを覆うように設
けられており、上カバー46と下カバー47を閉じて凾
状のカバー45を形成したとき、上シールドケース41
と下シールドケース42も凾状の第2のシールドケース
40を形成する。
【0023】上カバー46を閉じたとき、上カバーの内
側に設けられた上シールドケース41の一部が、第1の
シールドケース30の上面に平行に近接しうるように形
成されており、さらに第1のシールドケース30の上面
に設けられたボリューム調整用穴11aに対向する上シ
ールドケース41の部分が、図8に示すように、4角形
の3辺をなす形に切込まれ他の一辺より下方に曲げ込ま
れて矩形のシールド板43を形成している。シールド板
43には曲げ込みによるばね力が与えられており、各調
整用穴11aの周辺部分とばね力で接触して開口部分を
塞ぐようになっている。
側に設けられた上シールドケース41の一部が、第1の
シールドケース30の上面に平行に近接しうるように形
成されており、さらに第1のシールドケース30の上面
に設けられたボリューム調整用穴11aに対向する上シ
ールドケース41の部分が、図8に示すように、4角形
の3辺をなす形に切込まれ他の一辺より下方に曲げ込ま
れて矩形のシールド板43を形成している。シールド板
43には曲げ込みによるばね力が与えられており、各調
整用穴11aの周辺部分とばね力で接触して開口部分を
塞ぐようになっている。
【0024】上カバー46を開いた状態でボリューム調
整用穴11aからRFモジュールを調整した後、上カバ
ー46を閉じれば、上カバー46の内側に設けた上シー
ルドケース41のシールド板43が、各調整用穴11a
を塞いで第1のシールドケース30の上面と接触するか
ら、第1のシールドケース30と第2のシールドケース
40とは電気的に導通ができてシールドされた状態とな
る。
整用穴11aからRFモジュールを調整した後、上カバ
ー46を閉じれば、上カバー46の内側に設けた上シー
ルドケース41のシールド板43が、各調整用穴11a
を塞いで第1のシールドケース30の上面と接触するか
ら、第1のシールドケース30と第2のシールドケース
40とは電気的に導通ができてシールドされた状態とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、RFモジ
ュールのシールドケースに設けられたボリューム調整用
の開口を、ボリュームの調整後開口に近接して移動可能
なシールド板によって塞ぎ、又はシールドケースを覆う
上下に分割可能のカバーの内側に設けられたシールド板
によって塞ぐようにしたので、隣接したアンテナからボ
リューム調整用開口を通ってRFモジュール内に飛び込
む電波を防止することができて、RFモジュールの電気
的シールド性能が向上し相互変調を防止することができ
るという効果がある。
ュールのシールドケースに設けられたボリューム調整用
の開口を、ボリュームの調整後開口に近接して移動可能
なシールド板によって塞ぎ、又はシールドケースを覆う
上下に分割可能のカバーの内側に設けられたシールド板
によって塞ぐようにしたので、隣接したアンテナからボ
リューム調整用開口を通ってRFモジュール内に飛び込
む電波を防止することができて、RFモジュールの電気
的シールド性能が向上し相互変調を防止することができ
るという効果がある。
【図1】本発明のRFモジュールのシールド構造の第1
の実施例の分解斜視図である。
の実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の部分断面略図である。
【図3】図2の平面略図である。
【図4】本発明のRFモジュールのシールド構造の第2
の実施例の分解斜視図である。
の実施例の分解斜視図である。
【図5】図4のX−X断面の部分断面略図である。
【図6】図5の平面略図である。
【図7】本発明のRFモジュールのシールド構造の第3
の実施例の部分断面略図である。
の実施例の部分断面略図である。
【図8】図7の部分分解斜視図である。
【図9】従来の技術によるRFモジュールのシールド構
造の斜視図である。
造の斜視図である。
【図10】図9の分解斜視図である。
10、20、50 シールドケース 11a ボリューム調整用穴 11b 接触用ばね部 12、32 下ケース 12a 固定用足部 12b コネクタの逃げ穴 13 プリント基板 13a 固定用穴部 13b コネクタスルーホール 14 RFモジュール基板 14a 調整用ボリューム 14b コネクタ 15、35、55 RFモジュール 21、31、51 上ケース 21a 軸穴 21b 上ケースの面 22、33、43 シールド板 22a 軸 22b R状の凸部 30 第1のシールドケース 31a 切欠き部 32a スリット 32b ガイドレール部 33a 折曲げ部 40 第2のシールドケース 41 上シールドケース 42 下シールドケース 43 小ねじ 44 アンテナ線 45 カバー 46 上カバー 47 下カバー 51 上ケース
Claims (5)
- 【請求項1】 RFモジュール基板と、該基板を覆い上
ケースと下ケースに分解可能のシールドケースとを含
み、前記基板と平行な前記上ケースの面に前記基板のボ
リュームを調整するための開口を有する、RFモジュー
ルのシールド構造において、 前記開口を塞ぎ又は開放するために、前記上ケースの面
上を移動して変位可能な板状のシールド板を有すること
を特徴とする、RFモジュールのシールド構造。 - 【請求項2】 前記上ケースの面を貫通し該貫通部にお
いて回動可能に支持された軸の下端部に固着された前記
シールド板が、前記軸の上端部を回動することによって
前記軸の周りに旋回して変位可能である、請求項1に記
載のRFモジュールのシールド構造。 - 【請求項3】 前記シールド板が、前記下ケースの上端
部に前記上ケースの面と平行に設けられたガイドに沿っ
て、水平に移動可能である、請求項1に記載のRFモジ
ュールのシールド構造。 - 【請求項4】 前記RFモジュール基板を覆い、該基板
のボリュームを調整するための開口を有する第1のシー
ルドケースと、 該第1のシールドケースを装着したプリント基板と、 前記第1のシールドケースを含む前記プリント基板を収
容するための、上下に分割可能の凾状のカバーと、 前記プリント基板をシールドするために、前記カバーの
内側に設けられ、前記カバーと共に上下に分割可能で、
分割された上側部分に前記開口を塞ぐためのシールド板
を有する第2のシールドケースとを含む、RFモジュー
ルのシールド構造。 - 【請求項5】 前記シールド板が、前記第2のシールド
ケースの一部を切り起して前記開口の周辺と接触して前
記開口を塞ぐように形成された、請求項4に記載のRF
モジュールのシールド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8021795A JPH08279687A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | Rfモジュールのシールド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8021795A JPH08279687A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | Rfモジュールのシールド構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08279687A true JPH08279687A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13712219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8021795A Pending JPH08279687A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | Rfモジュールのシールド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08279687A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004193163A (ja) * | 2002-12-06 | 2004-07-08 | Keihin Corp | 車両用電子制御ユニットのノイズ遮蔽構造 |
US6876841B1 (en) | 1999-04-30 | 2005-04-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Communication apparatus and method of fabricating the same |
JPWO2015037033A1 (ja) * | 2013-09-12 | 2017-03-02 | 日本電気株式会社 | 電力増幅器及び送信装置 |
DE112013002235B4 (de) | 2012-04-25 | 2023-08-03 | Denso Corporation | Struktur zum Befestigen eines Substrats |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP8021795A patent/JPH08279687A/ja active Pending
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