JPH08279545A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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Publication number
JPH08279545A
JPH08279545A JP7107899A JP10789995A JPH08279545A JP H08279545 A JPH08279545 A JP H08279545A JP 7107899 A JP7107899 A JP 7107899A JP 10789995 A JP10789995 A JP 10789995A JP H08279545 A JPH08279545 A JP H08279545A
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JP
Japan
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arm
roller
substrate
seal member
long hole
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Application number
JP7107899A
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English (en)
Inventor
Shigeru Obara
茂 小原
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行用長孔を好適に閉塞した基板搬送装置を
提供する。 【構成】 先端に基板支持部1を備えたアーム2は隔壁
4の走行用長孔5を貫通して可動台11に連結され、駆
動部3は可動台11をX軸方向に移動する。可動台11
にはアーム2を挟んで一対のローラ12a、12bが軸
13a、13b回りに回動自在に付設され、各ローラ1
2a、12bには各々シート状のシール部材14a、1
4bの一端側が巻回され、各シール状部材14a、14
bは長孔5を隔壁4の内側から閉塞するように配備さ
れ、その他端側は基台6の側壁6a、6bに支持されて
いる。各ローラ12a、12bはタイミングベルト16
等により連動して同方向に回動される。アーム2の移動
の際、各シール部材14a、14bのローラ12a、1
2bからの引き出し、巻取りが連動して行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板あるいは基板を収
納したカセットを1軸方向に搬送させる基板搬送装置に
係り、特には、基板支持部と駆動部との間の隔壁に形成
されたアーム走行用の走行用長孔を閉塞するための技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板搬送装置は、図10に示す
ように、基板Wや、基板Wを収納したカセットCを、開
閉自在のハンガー1aで引っ掛けたり(図10(a)、
(c)のカセットCの場合)、吸着(図10(b)の単
体の基板Wの場合)して支持する基板支持部1と、基板
支持部1に連結されたアーム2と、アーム2を1軸方向
(図10(a)ではX軸方向、同図(b)ではY軸方
向、同図(c)ではZ軸方向)に移動させる、コンベア
やネジ軸駆動機構などで構成される駆動部3と、基板支
持部1と駆動部3との間に設けられた隔壁4などを備え
て構成されている。
【0003】隔壁4は基台6の一つの面であって、基板
支持部1は隔壁4(基台6)の外側に配置され、駆動部
3は隔壁4の内側(基台6の内部)に配置されるので、
アーム2は隔壁4を貫通している。従って、駆動部3が
アーム2を介して基板支持部1に支持された基板Wやカ
セットCを所定方向に搬送するときに、このアーム2の
走行を許容するように、隔壁4には基板搬送方向に沿っ
てアーム走行用の走行用長孔(以下では、単に「長孔」
と略すこともある)5が形成されている。
【0004】上記隔壁4は、駆動部3側で発生する粉塵
(パーティクル)を隔壁4の外側、すなわち、基板支持
部1に支持されている基板WやカセットC、さらには、
この隔壁4の外側に配備されている基板処理部7(洗浄
処理槽など:図10(a)参照)に排出することを防止
するとともに、基板処理部7から発生する腐食性雰囲気
などが隔壁4の内側の駆動部3に流れ込むのを防止する
ために設けられているが、上述したように、この隔壁4
にはアーム走行用の長孔5が形成されているので、この
長孔5を介して、パーティクルが隔壁4の内側から外側
に排出したり、腐食性雰囲気などが隔壁4の外側から内
側に流れ込むという問題があった。
【0005】そこで、このような不都合を解消するため
に、アーム走行用の長孔5を閉塞するための技術が従来
いくつか提案・実施されている。これを以下に説明す
る。
【0006】<第1従来技術>図11を参照する。図1
1は、第1従来技術に係る基板搬送装置の概略構成を示
す正面図である。なお、この第1従来例および以下の各
従来例は、図10(a)の装置に適用したものである。
【0007】この装置は、アーム2の基端部が移動台1
00に連結され、この移動台100が、駆動部3によっ
て図のX軸方向に移動されることにより、アーム2を介
して基板支持部1がX軸方向に移動される。なお、図1
1では、移動台100が、モータ3xによって回転駆動
されるネジ軸3yに螺合され、ネジ軸3yに並設された
ガイド軸3zにガイドされて駆動部3を構成している。
【0008】移動台100には、複数本(図では4本)
のローラ101が回動自在に立設されており、両端部が
長孔5の長手方向の端部外側において基台6の内側面
(側壁6a、6b)にそれぞれ支持されたシート状のシ
ール部材102が、長孔5を内側から閉塞するととも
に、アーム2の外側を迂回するように各ローラ101に
架けられている。これにより、図11の実線と仮想線で
示すように、移動台100の移動に伴い、シール部材1
02のアーム2付近の迂回部分がアーム2とともに移動
変位し、アーム2の突出部以外の長孔5がシール部材1
02で閉塞される。
【0009】<第2従来技術>図12を参照する。図1
2は、第2従来技術に係る基板搬送装置の概略構成を示
す正面図である。この装置では、アーム2を挟んで一対
の蛇腹状のシール部材110が隔壁4の内側に配備され
ている。これらシール部材110は、一端側がそれぞれ
アーム2に取り付けられ、他端側が長孔5の長手方向の
端部外側において基台6の側壁6a、6bにそれぞれ支
持されて長孔5を内側から閉塞している。図11と同様
の構成を有する駆動部3によってアーム2が移動される
と、各シール部材110は伸縮して長孔5を常に閉塞す
る。
【0010】<第3従来技術>図13を参照する。図1
3は、第3従来技術に係る基板搬送装置の概略構成を示
す正面図である。この装置では、アーム2を挟んで一対
の巻取りバネ付ローラ120が設けられている。これら
ローラ120にはそれぞれシート状のシール部材121
の一端側が巻回され、各シール部材121の他端側は、
長孔5の長手方向の端部外側において基台6の側壁6
a、6bにそれぞれ支持されている。図11と同様の構
成を有する駆動部3によって、例えば、アーム2が図の
右側に移動すれば、図の左側のローラ120に巻回され
たシール部材121がそのローラ120から巻き出さ
れ、一方、図の右側のローラ120に巻回されたシール
部材121は、そのローラ120に取り付けられている
巻取りバネ122によってそのローラ120に巻き取ら
れていく。また、アーム2が図の左側に移動すれば、上
記と逆に、右側のローラ120に巻回されたシール部材
121がそのローラ120から巻き出され、左側のロー
ラ120に巻回されたシール部材121は巻取りバネ1
22によってそのローラ120に巻き取られていく。こ
れにより、一対のシール部材121が長孔5を閉塞す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、この種の基板搬送装置は、基板支持部
1を隔壁4に対して接離させるために、アーム2を隔壁
4の長孔5から伸縮させるように構成する場合がある。
このような場合、アーム2を伸縮させるための伸縮機構
を駆動部3と別途備えなければならないが、第1従来技
術では、シール部材102がアーム2の外側を迂回して
いるので、図14に示すように、この伸縮機構200
(図では、移動台100に固設されたモータ200xで
回転駆動されるネジ軸200yがアーム2に螺合される
とともに、ネジ軸200yに並設されたガイド軸200
zにアーム2がガイドされて構成している。)をシール
部材102の外側に配置せざるを得ない。従って、この
伸縮機構200から発生するパーティクルがシール部材
102の外側面(基板支持部1側を向く面)に付着し、
シール部材102のこのパーティクルが付着した部分が
アーム2のX軸方向への移動に伴い長孔5近くに移動さ
れ、長孔5からパーティクルが隔壁4の外側に排出され
るという問題がある。
【0012】また、第1従来技術では、アーム2が長尺
で隔壁4の内側部分のアーム2の長さが長くなれば、シ
ール部材102のアーム2付近の迂回部分におけるシー
ル部材102の折り返しが大きくなり、これが駆動抵抗
となって駆動部3に負担をかけるという問題もある。
【0013】また、第2従来技術では、アーム2の移動
の際に各シール部材110が伸縮し、このシール部材1
10の伸縮動作によってシール部材110が隔壁4と擦
れ、これによって新たに発塵し、このパーティクルが長
孔5を介して隔壁4の外側に排出されるという問題があ
る。
【0014】また、第3従来技術では、ローラ120へ
のシール部材121の巻取りを、巻取りバネ122で行
なっているが、アーム2の移動のたびにローラ120へ
のシール部材121の巻取りが繰り返し行なわれるの
で、この度重なる巻取り動作によって巻取りバネ122
が疲労し、シール部材121の巻取り動作が正常に行な
われなくなる。これにより、シール部材121が弛んで
しまうので、長孔5の閉塞効果が低下し、隔壁4の外側
へパーティクルが排出されたり、隔壁4の内側に腐食性
雰囲気が流れ込み易くなるという問題がある。
【0015】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、駆動部に影響を与えず、また、隔壁外
側へパーティクルが排出されたり、隔壁内側に腐食性雰
囲気が流れ込むのを継続して防止し、さらに、新たな発
塵などを起き難くして走行用長孔を閉塞することができ
る基板搬送装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板あるいは基板を収納
したカセット(以下、これらを「基板」という)を支持
する基板支持部と、前記基板支持部に連結されたアーム
と、前記アームを1軸方向に移動させる駆動部と、前記
基板支持部と前記駆動部との間に設けられ、前記アーム
が走行するための走行用長孔が形成された隔壁と、を備
えた基板搬送装置において、前記アームを挟んで各々回
動自在に前記アームに連結された一対のローラと、前記
走行用長孔を閉塞するように配備され、一端側が前記走
行用長孔の長手方向の端部外側にそれぞれ支持され、他
端側が前記各ローラにそれぞれ巻回されたシート状の一
対のシール部材と、前記一対のローラを連動して同方向
に回動させる連動手段と、を備えたものである。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の基板搬送装置において、前記各シール部材
の一端側を、前記走行用長孔の長手方向の端部外側方向
に付勢させる付勢手段を備えたものである。
【0018】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
請求項1に記載の発明によれば、一対のローラがアーム
を挟んで各々回動自在にアームに連結され、各ローラに
は、それぞれ走行用長孔を閉塞するように配備され、一
端側が走行用長孔の長手方向の端部外側にそれぞれ支持
されたシート状の一対のシール部材の他端部がそれぞれ
巻回されている。駆動部によってアームが移動される
と、移動方向と反対側に取り付けられたローラに巻回さ
れたシール部材がそのローラから引き出され、これによ
りそのローラは回転される。この回転が連動手段によっ
て他方のローラをその回転方向と同じ回転方向に回転さ
せる結果、他方のローラに巻回されているシール部材が
そのローラに巻き取られていく。これにより、アームが
移動しても、走行用長孔は一対のシール部材により常に
閉塞される。
【0019】また、請求項2に記載の発明によれば、ア
ーム移動時におけるシール部材のローラからの引出しや
ローラへの巻取り動作において、付勢手段が、各シール
部材の一端側を、走行用長孔の長手方向の端部外側方向
に付勢させた状態で行なうので、各シール部材の弛みが
なくなる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。 <第1実施例>図1は、本発明の第1実施例に係る基板
搬送装置の概略構成を示す斜視図である。なお、この第
1実施例は、請求項1に記載の発明に対応する。また、
この第1実施例および後述する第2実施例は、図10
(a)の基板搬送装置に適用した場合を例に採り説明し
ている。
【0021】本実施例では、アーム2は可動台11上に
取り付けられ、駆動部3がこの可動台11をX軸方向に
移動させることにより、アーム2がX軸方向に移動さ
れ、アーム2の先端に連結された基板支持部1(ハンガ
ー1a)に支持されたカセット(基板)がX軸方向に搬
送される。
【0022】なお、図1では、駆動部3はネジ軸駆動機
構によって構成されている。すなわち、可動台11は、
ネジ軸3yに螺合されているとともに、ガイド軸3zに
摺動自在に嵌め付けられている。ネジ軸3yは、一端部
が基台6の側壁6aに固設されたネジ受け部材3wに回
動自在に支持され、他端部が基台6の側壁6bに固設さ
れたモータ6xの回転軸に連結され、このモータ6xに
よって回転駆動される。ガイド軸3zは、ネジ軸3yに
並設されて基台6(側壁6a、6b)に固設さている。
これにより、モータ6xが正逆方向に回転されると、可
動台11が図のX軸方向に往復動される。なお、駆動部
3は上記ネジ軸駆動機構で構成する以外にも、例えば、
可動台11をコンベアで図のX軸方向に往復動させる構
成など種々の構成で実施される。また、以下の各変形例
や第2実施例の駆動部3もこの第1実施例と同様に構成
される。
【0023】この可動台11には、アーム2を挟んで一
対のローラ12a、12bが軸13a、13b回りにそ
れぞれ回動自在に連結されている。各ローラ12a、1
2bにはそれぞれシート状のシール部材14a、14b
の一端側が巻回されている。これらシール部材14a、
14bは、走行用長孔5を隔壁4の内側から閉塞するよ
うに配備され、その他端部側は、隔壁4に形成されたア
ーム走行用の走行用長孔5の長手方向の各端部外側にお
いて基台6の側壁6a、6bにそれぞれ支持されてい
る。なお、ローラ12a、12bは、アーム2の延びる
方向(図では、Z軸方向)とアーム2の移動方向(走行
用長孔5の長手方向であって、図ではX軸方向)とに直
交する方向(図ではY軸方向)に平行な軸(13a、1
3b)回りに回動可能に構成されている。
【0024】また、軸13a、13bにはプーリ15
a、15bが取り付けられ、これらプーリ15a、15
bにタイミングベルト16が架けられて、一対のローラ
12a、12bを連動して同方向に回動させるように構
成している。なお、本実施例では、プーリ15a、15
b、タイミングベルト16が、本発明における連動手段
を構成する。
【0025】次に、上記第1実施例装置の動作を説明す
る。図に示す状態において、走行用長孔5は一対のシー
ル部材14a、14bによって閉塞されている。
【0026】次に、例えば、アーム2が図の右方向に移
動されると、移動方向と反対側の左側のローラ12aに
巻回されたシール部材14aがローラ12aから引き出
され、これによりローラ12aは反時計回りに回転され
る。この回転はタイミングベルト16を介して他方のロ
ーラ12bに伝動され、このローラ12bがローラ12
aの回転に連動して反時計回りに回転される。この結
果、シール部材14bはローラ12bに巻き取られる。
【0027】また、逆に、アーム2が図の左方向に移動
されると、上記と同様の動作により、右側のローラ12
bからシール部材14bが引き出され、これに連動して
シール部材14aは左側のローラ12aに巻き取られて
いく。
【0028】このように、アーム2が移動しても、各ロ
ーラ12a、12bがシール部材14a、14bの引出
しと巻取りを連動して行なうので、アーム2が移動して
もシール部材14a、14bは、常に走行用長孔5を閉
塞している。
【0029】次に、上記第1実施例装置に対する変形例
をいくつか紹介する。なお、これら変形例は後述する第
2実施例装置にも適宜変形実施することもできる。 〔第1変形例〕上記実施例では、アーム2と一対のロー
ラ12a、12bとを可動台11を介して連結したが、
例えば、図2に示すように、平面視で「T」の字形状の
連結部材21a、21bによってローラ12a、12b
をアーム2に直接、回動自在に連結してもよい。すなわ
ち、この連結部材21a、21bがアーム2に連結さ
れ、各連結部材21a、21bの間に軸13a、13b
が回動自在に連結され、軸13a、13bにローラ12
a、12bと、タイミングベルト16が架けられるプー
リ15a、15bとが連結されている。
【0030】なお、図2(a)は、第1変形例の概略構
成を示す正面図であり、図2(b)は、図2(a)のA
−A矢視断面図である。また、以下のいくつかの変形例
では、アーム2と各ローラ12a、12bの連結をこの
第1変形例に準じて図示しているが、これら変形例にお
いても、アーム2と各ローラ12a、12bの連結を上
記第1実施例のように構成することはもちろん可能であ
る。
【0031】〔第2変形例〕一対のローラ12a、12
bの回動を連動させる連動手段は、上記第1実施例のよ
うにタイミングベルト16を用いる構成以外にも、図3
に示すように、軸13a、13bに連結された一対のピ
ニオン22a、22bと、これら各ピニオン22a、2
2bに噛合し、アーム2の移動方向(この場合はX軸方
向)に平行に配備されたラック23とにより構成するこ
とも可能である。なお、ラック23は基台6に支持され
ている。図3の構成の場合、アーム2が移動されると各
ピニオン22a、22bが同方向に回転される結果、ア
ーム2の移動方向と反対側のローラ12aまたは12b
からシール部材14aまたは14bが引き出され、一
方、アーム2の移動方向のローラ12bまたは12aに
シール部材14bまたは14aが巻き取られる。
【0032】〔第3変形例〕一軸方向に移動されるアー
ム2、基板支持部1を複数個並設した基板搬送装置にお
いても本発明は同様に適用できる。この場合、図4に示
すように、両端のアーム2a、2cの外側に取り付けら
れたローラ12aa、12cbに巻回された各シール部
材14aa、14cbの一端側が基台6の側壁6a、6
bに支持され、アーム2a、2b間のシール部材14a
bの各端部側は、ローラ12ab、12baに各々巻回
され、アーム2b、2c間のシール部材14bcの各端
部側は、ローラ12bb、12caに各々巻回されてい
る。このように構成すれば、アーム2aまたは2bまた
は2cが任意に移動しても、移動するアーム2aまたは
2bまたは2cに取り付けられた一対のローラ12a
a、12abまたは12ba、12bbまたは12c
a、12cbにシール部材14aa、14abまたは1
4ab、14bcまたは14bc、14cbを引出し、
巻取るので、各アーム2a〜2cの移動にかかわらず、
走行用長孔5はシール部材14aa、14ab、14b
c、14cbによって常に閉塞される。なお、図中、符
号3a、3b、3cはアーム2a、2b、2cを各々X
軸方向に移動させる駆動部である。また、図4では、移
動されるアーム2、基板支持部1を3個並設した場合を
示しているが、4個以上並設される場合も同様に構成す
ることができる。
【0033】〔第4変形例〕上記実施例では、シール部
材14a、14bを隔壁4の内側に配備して走行用長孔
5を閉塞したが、図5に示すように、シール部材14
a、14bを隔壁4の外側に配備して走行用長孔5を閉
塞するように構成してもよい。なお、図中符号24a、
24bは、各シール部材14a、14bの一端側を支持
するために隔壁4の上方に延長した基台6の側壁部分を
示す。
【0034】〔第5変形例〕アーム2を長孔5から伸縮
させる伸縮機構を備えた場合の構成を図6に示す。図に
示すように、本実施例では、第1従来例のようにシール
部材14a、14bがアーム2を迂回していないので、
シール部材14a、14bの内側に伸縮機構を設けるこ
とができ、この伸縮機構から発生するパーティクルは駆
動部3から発生するパーティクルと同様にシール部材1
4a、14bにより隔壁4の外側に排出するのを防止す
ることができる。なお、図に示す伸縮機構は、可動台1
1に支持されたモータ201で回転駆動されるネジ軸2
02に、アーム2に連結された部材203が螺合され、
可動台11に支持されたガイド軸204に、アーム2に
連結された部材205が摺動自在に嵌め付けられ、モー
タ201を回転させることによりアーム2を長孔5から
伸縮させる(Z方向に移動)させるように構成さてい
る。また、図では、アーム2と各ローラ12a、12b
の連結を可動台11を介して行う場合の構成で示してい
るが、連結部材21a、21bにより連結する場合でも
同様に伸縮機構200をシール部材14a、14bの内
側に設けることができる。
【0035】〔第6変形例〕上記実施例では、カセット
C(基板W)をX軸方向に搬送する基板搬送装置(図1
0(a))を例に採り説明したが、図10(b)および
(c)に示す、基板WやカセットCをY軸方向およびZ
軸方向に搬送する基板搬送装置にも本発明は同様に適用
することができ、これを図7(a)および(b)に示
す。
【0036】<第2実施例>第2実施例装置の構成を図
8を参照して説明する。図8(a)は、第2実施例装置
の概略構成を示す正面図であり、図8(b)は、一方の
シール部材の一端部側の概略構成を示す平面図である。
なお、この第2実施例は、請求項2に記載の発明に対応
する。
【0037】本実施例は、上記第1実施例(第1変形
例)において、各シール部材14a、14bの一端側
を、走行用長孔5の長手方向の端部外側方向に付勢させ
る付勢手段を備えたことを特徴とするもので、その他の
構成は第1実施例装置(第1変形例)と同様であるの
で、図1、図2と同一符号を付して詳述を省略する。
【0038】この第2実施例では、上記付勢手段を引張
バネ30で構成している。すなわち、各シール部材14
a、14bの端部側辺と、基台6の側壁6a、6bとを
複数個(図ではそれぞれ3個)の引張バネ30で連結
し、各シール部材14a、14bの端部側辺を、走行用
長孔5の長手方向の端部外側方向に均一に付勢させるよ
うに構成している。なお、図8(b)では、シール部材
14aの一端部側の構成を示しているが、シール部材1
4bの一端部側も同様に構成されている。
【0039】このように構成することにより、アーム2
の移動時におけるシール部材14a、14bのローラ1
2a、12bからの引出しやローラ12a、12bへの
巻取り動作において、各シール部材14a、14bの弛
みがなくなり、シール部材14a、14bによる走行用
長孔5の閉塞が常に正常に行なわれ、長孔5の閉塞効果
の低下を防止することができる。
【0040】なお、上記付勢手段をテンションプーリを
用いて構成することもできる。これを図9を参照して説
明する。なお、図9では、一方のシール部材14a側の
付勢手段の構成を示しているが、他方のシール14b側
の付勢手段の構成も同様である。以下では、図9に示す
一方のシール部材14a側の付勢手段の構成について説
明する。
【0041】このテンションプーリ40は、軸41の先
端に回動自在に取り付けられ、この軸41は、基台6の
側壁6aに揺動自在に取り付けられ、また、引張バネ4
2によって図の左上方に付勢されている。シール部材1
4aは、長孔5の長手方向の端部(図ではこの端部を矢
印YEで示している)外側において、ローラ43とテン
ションプーリ40との間に挟まれ、シール部材14aの
一端側が基台6の側壁6aに支持されている。なお、ロ
ーラ43は、ローラ12aから走行用長孔5の長手方向
の端部(矢印YEで示す位置)までの間のシール部材1
4aの、隔壁4との間の間隔を均一にするために設けた
もので、図に示す位置において回動自在に基台6に回動
自在に支持されている。
【0042】このように構成することにより、ローラ4
3によりローラ12aから走行用長孔5の長手方向の端
部までの間のシール部材14aの、隔壁4との間の間隔
が均一に保持されつつ、テンションプーリ40によって
シール部材14aが図の左上方に押し上げる結果、シー
ル部材14aの一端側が、走行用長孔5の長手方向の端
部外側方向に付勢させる。なお、テンションプーリ40
は、例えば、ローラ状部材などで構成され、シール部材
14aの幅方向を均一に左上方に押し上げることで、シ
ール部材14aを走行用長孔5の長手方向の端部外側方
向に均一に付勢させるように構成している。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、一方の
シート状のシール部材をローラから引き出し、それに連
動して他方のシール部材をローラに巻き取ることで走行
用長孔をシール部材で閉塞するように構成したので、ア
ームの移動に対してもシール部材によって走行用長孔が
常に閉塞され、隔壁内側からのパーティクルが隔壁外側
に排出されるのを防止できるとともに、隔壁外側の腐食
性雰囲気などが隔壁内側に流れ込むのを防止できる。
【0044】また、請求項1に記載の発明の構成によれ
ば、第2従来技術のようにシール部材が伸縮せず、シー
ル部材と他の部材(隔壁など)とが擦れ難くなり、新た
な発塵などが起き難くなる。
【0045】さらに、請求項1に記載の発明によれば、
第1従来技術のようにシール部材がアームを迂回しない
ので、アームを走行用長孔から伸縮させるための伸縮機
構をシール部材の内側に設けることができ、この伸縮機
構から発生するパーティクルは、駆動部から発生するパ
ーティクルとともに、シール部材によって隔壁外側に排
出されない。しかも、シール部材がアームを迂回しない
ので、駆動部へ余分な負担がかからなくなる。
【0046】また、シール部材のローラからの引き出し
やローラへの巻取りは、アーム移動動作が一方のローラ
の回転動作に変換され、この回転が連動手段によって他
方の回転に伝えられることにより連動して行なわれるの
で、第3従来技術のように巻取りバネなどを用いる必要
がなく、従って、引出し、巻取り動作を繰り返し行なっ
ても正常動作が継続され、シール部材による走行用長孔
の閉塞効果が低下しない。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、各
シール部材の一端側を、走行用長孔の長手方向の端部外
側方向に付勢させる付勢手段を備えたので、アーム移動
時におけるシール部材のローラからの引出しやローラへ
の巻取り動作において、各シール部材の弛みがなくな
り、シール部材による走行用長孔の閉塞が常に正常に行
なわれ、長孔の閉塞効果の低下を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る基板搬送装置の概略
構成を示す斜視図である。
【図2】第1変形例の概略構成を示す正面図とそのA−
A矢視断面図である。
【図3】第2変形例の概略構成を示す一部正面図であ
る。
【図4】第3変形例の概略構成を示す正面図である。
【図5】第4変形例の概略構成を示す正面図である。
【図6】第5変形例の概略構成を示す正面図である。
【図7】第6変形例の概略構成を示す正面図と側面図で
ある。
【図8】第2実施例装置の概略構成を示す正面図と一部
平面図である。
【図9】第2実施例装置の変形例の概略構成を示す一部
正面図である。
【図10】基板搬送装置の概略構成を示す一部省略外観
図である。
【図11】第1従来技術に係る基板搬送装置の概略構成
を示す正面図である。
【図12】第2従来技術に係る基板搬送装置の概略構成
を示す正面図である。
【図13】第3従来技術に係る基板搬送装置の概略構成
を示す正面図である。
【図14】第1従来技術の問題点を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 … 基板支持部 2 … アーム 3 … 駆動部 4 … 隔壁 5 … 走行用長孔 11 … 可動台 12a、12b … 一対のローラ 14a、14b … 一対のシール部材 15a、15b … プーリ 16 … タイミングベルト 21a、21b … 連結部材 30 … 引張バネ 40 … テンションプーリ W … 基板 C … カセット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板あるいは基板を収納したカセット
    (以下、これらを「基板」という)を支持する基板支持
    部と、 前記基板支持部に連結されたアームと、 前記アームを1軸方向に移動させる駆動部と、 前記基板支持部と前記駆動部との間に設けられ、前記ア
    ームが走行するための走行用長孔が形成された隔壁と、 を備えた基板搬送装置において、 前記アームを挟んで各々回動自在に前記アームに連結さ
    れた一対のローラと、 前記走行用長孔を閉塞するように配備され、一端側が前
    記走行用長孔の長手方向の端部外側にそれぞれ支持さ
    れ、他端側が前記各ローラにそれぞれ巻回されたシート
    状の一対のシール部材と、 前記一対のローラを連動して同方向に回動させる連動手
    段と、 を備えたことを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記各シール部材の一端側を、前記走行用長孔の長手方
    向の端部外側方向に付勢させる付勢手段を備えたことを
    特徴とする基板搬送装置。
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