JPH08279504A - 減圧cvd成膜方法及び装置 - Google Patents
減圧cvd成膜方法及び装置Info
- Publication number
- JPH08279504A JPH08279504A JP8108495A JP8108495A JPH08279504A JP H08279504 A JPH08279504 A JP H08279504A JP 8108495 A JP8108495 A JP 8108495A JP 8108495 A JP8108495 A JP 8108495A JP H08279504 A JPH08279504 A JP H08279504A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- film forming
- pressure cvd
- heated
- low pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温で成膜しても、ウェーハ面内の膜の均一
性を向上でき、スループットを高めることができる減圧
CVD成膜方法及び装置を提供する。 【構成】 反応管3内にウェーハ4を挿入して密閉し、
ウェーハ4を加熱すると共に加熱されるタンク8内にH
2Oを供給して水蒸気を発生させ、この水蒸気の供給路
にこれを加熱するヒータ9を設け、反応管3内に水蒸気
とシラン系ガスを混合して供給し流通して排気する。
性を向上でき、スループットを高めることができる減圧
CVD成膜方法及び装置を提供する。 【構成】 反応管3内にウェーハ4を挿入して密閉し、
ウェーハ4を加熱すると共に加熱されるタンク8内にH
2Oを供給して水蒸気を発生させ、この水蒸気の供給路
にこれを加熱するヒータ9を設け、反応管3内に水蒸気
とシラン系ガスを混合して供給し流通して排気する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェーハ上に酸化膜を
生成する減圧CVDによる成膜方法及び装置に関する。
生成する減圧CVDによる成膜方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来方法を実施する減圧CVD成
膜装置の1例を示す説明図である。従来方法は、アウタ
チューブ1とインナチューブ2よりなる反応管3内に、
多数枚のウェーハ4を載置したボート5を挿入して密閉
し、ウェーハ4をヒータ(図示せず)により加熱すると
共にガス供給口6A,6Bよりテトラ・エトキシ・シラ
ン(Teos)ガス或いはSiH4 ガスとN2Oガス又はO2
ガスをインナチューブ2内に混合して供給し、アウタチ
ューブ1とインナチューブ2の間を通して排気口7より
排気することによりウェーハ4上に酸化膜を生成してい
る。
膜装置の1例を示す説明図である。従来方法は、アウタ
チューブ1とインナチューブ2よりなる反応管3内に、
多数枚のウェーハ4を載置したボート5を挿入して密閉
し、ウェーハ4をヒータ(図示せず)により加熱すると
共にガス供給口6A,6Bよりテトラ・エトキシ・シラ
ン(Teos)ガス或いはSiH4 ガスとN2Oガス又はO2
ガスをインナチューブ2内に混合して供給し、アウタチ
ューブ1とインナチューブ2の間を通して排気口7より
排気することによりウェーハ4上に酸化膜を生成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例にあって
は、原料ガス(テトラ・エトキシ・シランガス,N2O
ガス等)が高価であり、又、900℃以上の高温で成膜
すると、膜の均一性が極めて悪いばかりでなく、成膜傾
向が炉内構造に大きく影響され、ウェーハ4の端から反
応管3の管壁までの距離を狭めたり、ウェーハ間隔を広
げたりして成膜の均等を図る必要がある等の課題があ
る。
は、原料ガス(テトラ・エトキシ・シランガス,N2O
ガス等)が高価であり、又、900℃以上の高温で成膜
すると、膜の均一性が極めて悪いばかりでなく、成膜傾
向が炉内構造に大きく影響され、ウェーハ4の端から反
応管3の管壁までの距離を狭めたり、ウェーハ間隔を広
げたりして成膜の均等を図る必要がある等の課題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたものであって、高温で成膜して
も、ウェーハ面内の膜の均一性を向上でき、スループッ
トを高めることができる減圧CVD成膜方法及び装置を
提供しようとするものである。即ち、本発明方法は、図
1に示すように水蒸気とシラン系ガスを混合して供給す
ることによりウェーハ上に酸化膜を生成することを特徴
とする。
解決するためになされたものであって、高温で成膜して
も、ウェーハ面内の膜の均一性を向上でき、スループッ
トを高めることができる減圧CVD成膜方法及び装置を
提供しようとするものである。即ち、本発明方法は、図
1に示すように水蒸気とシラン系ガスを混合して供給す
ることによりウェーハ上に酸化膜を生成することを特徴
とする。
【0005】又、本発明装置は、同じく図1に示すよう
に反応管3内にウェーハ4を挿入して密閉し、ウェーハ
4を加熱すると共に加熱されるタンク8内にH2Oを供
給して水蒸気を発生させ、この水蒸気の供給路にこれを
加熱するヒータ9を設け、反応管3内に水蒸気とシラン
系ガスを混合して供給し流通して排気することを特徴と
する。
に反応管3内にウェーハ4を挿入して密閉し、ウェーハ
4を加熱すると共に加熱されるタンク8内にH2Oを供
給して水蒸気を発生させ、この水蒸気の供給路にこれを
加熱するヒータ9を設け、反応管3内に水蒸気とシラン
系ガスを混合して供給し流通して排気することを特徴と
する。
【0006】
【作用】このような構成であるから、H2Oがタンク8
内に供給されて水蒸気が発生され、ヒータ9により加熱
された供給路を経て反応管3内に供給される一方、シラ
ン系ガスが反応管3内に供給されて混合され、流通され
て排気されることによりウェーハ4上に酸化膜が生成さ
れることになる。
内に供給されて水蒸気が発生され、ヒータ9により加熱
された供給路を経て反応管3内に供給される一方、シラ
ン系ガスが反応管3内に供給されて混合され、流通され
て排気されることによりウェーハ4上に酸化膜が生成さ
れることになる。
【0007】
【実施例】図1は本発明方法及び装置の1実施例の構成
説明図である。図1において1はアウタチューブ、2は
インナチューブで、これらは反応管3を形成する。5は
多数枚のウェーハ4を載置したボート、6A,6Bはガ
ス供給口、7は排気口である。10は水供給口、11は
ヒータを備えた加熱室、8はこの加熱室11内に設置さ
れたタンクで、H2Oを加熱して水蒸気を発生する。9
は水蒸気の供給路に、これを90℃以上に加熱するべく
巻回付設されたテープヒータで、水蒸気の液化を防止す
る。そして水蒸気とシラン系ガス、例えばSiH4 (モノ
シラン)ガスをそれぞれガス供給口6A,6Bよりイン
ナチューブ2内へ供給し混合して流通させる構成となっ
ている。
説明図である。図1において1はアウタチューブ、2は
インナチューブで、これらは反応管3を形成する。5は
多数枚のウェーハ4を載置したボート、6A,6Bはガ
ス供給口、7は排気口である。10は水供給口、11は
ヒータを備えた加熱室、8はこの加熱室11内に設置さ
れたタンクで、H2Oを加熱して水蒸気を発生する。9
は水蒸気の供給路に、これを90℃以上に加熱するべく
巻回付設されたテープヒータで、水蒸気の液化を防止す
る。そして水蒸気とシラン系ガス、例えばSiH4 (モノ
シラン)ガスをそれぞれガス供給口6A,6Bよりイン
ナチューブ2内へ供給し混合して流通させる構成となっ
ている。
【0008】本実施例は、上記のような構成であるか
ら、H2Oが水供給口10より90℃に加熱された加熱
室11内に設置され、同じく90℃に加熱されたタンク
8内に供給され、加熱された水蒸気が発生される。この
水蒸気は、テープヒータ9により90℃に加熱された供
給路を経てガス供給口6Aよりインナチューブ2内に供
給される一方、SiH4 ガスをガス供給口6Bよりイン
ナチューブ2内に供給されて混合され、流通されてアウ
タチューブ1とインナチューブ2との間を経て排気口7
より排気されることによりウェーハ4上に酸化膜、この
例ではSiH4 +H2O→SiO2膜が生成されることにな
る。図2に成膜結果を示す。この場合、H2Oの供給さ
れるタンク8をアルコールによりフラッシングし、重金
属や汚染を防止している。又、成膜温度が高い方が屈折
率のバラツキが小さくなり、特に成膜温度が900度以
上であれば、水蒸気とシラン系ガスSiH4 が活性とな
り、実用範囲となる。
ら、H2Oが水供給口10より90℃に加熱された加熱
室11内に設置され、同じく90℃に加熱されたタンク
8内に供給され、加熱された水蒸気が発生される。この
水蒸気は、テープヒータ9により90℃に加熱された供
給路を経てガス供給口6Aよりインナチューブ2内に供
給される一方、SiH4 ガスをガス供給口6Bよりイン
ナチューブ2内に供給されて混合され、流通されてアウ
タチューブ1とインナチューブ2との間を経て排気口7
より排気されることによりウェーハ4上に酸化膜、この
例ではSiH4 +H2O→SiO2膜が生成されることにな
る。図2に成膜結果を示す。この場合、H2Oの供給さ
れるタンク8をアルコールによりフラッシングし、重金
属や汚染を防止している。又、成膜温度が高い方が屈折
率のバラツキが小さくなり、特に成膜温度が900度以
上であれば、水蒸気とシラン系ガスSiH4 が活性とな
り、実用範囲となる。
【0009】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、高温で成
膜しても、ウェーハ面内の膜の均一性を向上でき、スル
ープットを高めることができる減圧CVD成膜方法及び
装置を提供することができる。
膜しても、ウェーハ面内の膜の均一性を向上でき、スル
ープットを高めることができる減圧CVD成膜方法及び
装置を提供することができる。
【図1】本発明方法及び装置の1実施例の構成説明図で
ある。
ある。
【図2】従来方法を実施する減圧CVD成膜装置の1例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 アウタチューブ 2 インナチューブ 3 反応管 4 ウェーハ 5 ボート 6A ガス供給口 6B ガス供給口 7 排気口 8 タンク 9 (テープ)ヒータ 10 水供給口 11 加熱室
Claims (3)
- 【請求項1】 水蒸気とシラン系ガスを混合して供給す
ることによりウェーハ上に酸化膜を生成することを特徴
とする減圧CVD成膜方法。 - 【請求項2】 水蒸気の供給路を90℃以上の高温に加
熱することを特徴とする減圧CVD成膜方法。 - 【請求項3】 反応管(3)内にウェーハ(4)を挿入
して密閉し、ウェーハ(4)を加熱すると共に加熱され
るタンク(8)内にH2Oを供給して水蒸気を発生さ
せ、この水蒸気の供給路にこれを加熱するヒータ(9)
を設け、反応管(3)内に水蒸気とシラン系ガスを混合
して供給し流通して排気することを特徴とする減圧CV
D成膜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108495A JPH08279504A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 減圧cvd成膜方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108495A JPH08279504A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 減圧cvd成膜方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08279504A true JPH08279504A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13736529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8108495A Pending JPH08279504A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 減圧cvd成膜方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08279504A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016113308A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 大陽日酸株式会社 | カーボンナノ材料製造装置、及びカーボンナノ材料製造方法 |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP8108495A patent/JPH08279504A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016113308A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 大陽日酸株式会社 | カーボンナノ材料製造装置、及びカーボンナノ材料製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5561087A (en) | Method of forming a uniform thin film by cooling wafers during CVD | |
US20130220377A1 (en) | Method of cleaning a film-forming apparatus | |
JPH06275608A (ja) | 成膜方法 | |
WO2001073832A1 (fr) | Procede de traitement de surface pour semiconducteur | |
US5324539A (en) | Method for forming CVD thin glass films | |
JP2002009072A (ja) | シリコン窒化膜の形成方法及び形成装置 | |
WO2019059224A1 (ja) | 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム | |
JPH08279504A (ja) | 減圧cvd成膜方法及び装置 | |
JPH0758030A (ja) | 半導体製造装置 | |
US5489446A (en) | Device for forming silicon oxide film | |
JPS6052578A (ja) | 窒化シリコン膜の形成方法 | |
JP3244809B2 (ja) | 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 | |
JPH03273630A (ja) | 半導体装置の製造方法および製造装置 | |
TW472087B (en) | Method for preventing bubble defects in BPSG film | |
JPS5970763A (ja) | 薄膜形成装置 | |
JPS61276329A (ja) | 半導体製造装置 | |
JPH04262530A (ja) | 化学気相成長装置 | |
JPS59147435A (ja) | 酸化シリコン膜の形成法 | |
JPH10176273A (ja) | Cvd膜形成方法およびcvd膜形成装置 | |
JPS5833830A (ja) | プラズマ堆積装置 | |
JPH0322522A (ja) | 気相成長装置 | |
JP2647997B2 (ja) | 常圧cvd装置 | |
TW294647B (en) | Method for producing borophospho silicate glass | |
JPS63153278A (ja) | 薄膜形成装置 | |
JPH02138727A (ja) | 薄膜の形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |