JPH082768B2 - 液体防虫剤 - Google Patents

液体防虫剤

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JPH082768B2
JPH082768B2 JP62334928A JP33492887A JPH082768B2 JP H082768 B2 JPH082768 B2 JP H082768B2 JP 62334928 A JP62334928 A JP 62334928A JP 33492887 A JP33492887 A JP 33492887A JP H082768 B2 JPH082768 B2 JP H082768B2
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JP
Japan
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liquid
insect repellent
bag
resin film
transparent resin
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JP62334928A
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昇 山本
眞純 林田
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液体防虫剤に関し、詳しくは家庭的に、洋服
ダンス等の衣装ケースで使用される衣類等の防虫剤に関
するものである。
(従来の技術) 一般に、衣類等を収納するいわゆる洋服ダンス等にあ
っては、その保管中の虫食いなどを防ぐ目的で防虫剤を
衣類と共に入れるのが通常である。
このような防虫剤として従来使用されるものとして代
表的なものとしてパラジクロベンゼン等を有効成分とし
た固形防虫剤が知られている。
またこのような固体防虫剤に代わるものとして、近時
において液体防虫剤をろ紙に含浸させた形式の防虫剤も
提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし上記のようなろ紙含浸タイプの防虫剤は、使用
されている状態が適性に防虫効果の発揮される状態であ
るか否かの判別が困難であるという問題のあることが指
摘される。つまりろ紙に含浸させた防虫剤が気散し消費
されてもその外観形状的な変化はなく、防虫効果の終点
が分りずらいのである。また固定防虫剤と同様にろ紙含
浸タイプの防虫剤に香の成分をつけることも考えられる
が、このような方式は香の気散と防虫成分の気散の速度
が異なると意味がないなど、香で上記防虫効果の終点を
検出する方式も難がある。
本発明は、以上の観点からなされたものであり、その
目的は、従来にない新規な液体防虫剤を提供するところ
にある。
また本発明の別の目的は、目視で防虫剤の消費状態が
確認できる液体防虫剤を提供するところにある。
(問題点を解決するための手段) 而して、かかる目的の実現のためになされた本発明よ
りなる液体防虫剤の特徴は、非アルコール系有機溶媒に
エムペントリンを防虫有効成分として溶解させた液を、
容易に破壊できる(易破壊性の)気密性袋内に充填する
と共に、この袋を該液を滲出透過させる性質(液滲出透
過性)の透明樹脂フィルムからなる扁平な密閉袋容器中
に内装し、隙間型の開口を有する外装ケース内にこの密
閉袋容器を保持させて用いるところにある。
本発明におけるエムペントリンを防虫有効成分とする
防虫液体は、非アルコール系の有機溶媒に溶解されて使
用されるがこのような有機溶媒としては、例えばイソパ
ラフィン系溶剤が好ましく例示される他、無臭及び無臭
に近い炭化水素溶剤、ハロゲン化炭化水素溶剤、エステ
ル類溶剤等を例示することができる。また該防虫液体に
は必要に応じて香料、あるいはその他の添加剤を添加し
てもよい。
上記構成における液滲出透過性の透明樹脂フィルムと
しては、液の滲出透過性をコントロールすることができ
るフィルムとして、ビニルアセテートが5〜60%のポリ
オレフィンビニルアセテートあるいはエチルアレキレー
トが5〜60%のポリオレフィンエチルアレキレートが好
ましく使用される。このフィルムの厚みは一般的には2
×10〜3×103μmであることが好ましい。液滲出透過
性の透明樹脂フィルムがこれ以上薄いと破れたりする強
度上の問題があり、厚くなりすぎると内部の液が外部に
滲出透過する速度が遅くなりすぎて目的とする液体防虫
剤を構成することに適さない。
(発明の効果) 本発明よりなる液体防虫剤によれば、防虫剤の容器で
ある透明な袋を通して内の液体の残量すなわち防虫剤の
残量を目視で確認することができ、したがってその使用
の終点を容易に確認して防虫剤の交換等を行なうことが
できるため、衣装ケース等の内部を常に防虫雰囲気に保
つことができるという効果がある。
また本発明により防虫効果の優れたエムペントリンを
液体のまま、液が袋の外側に滲出すので速効性で拡散も
良好な防虫剤として使用することが可能となり、隙間型
の開口を有する剛性容器内にプラスチックの袋に詰めた
形式の防虫剤を、該袋の交換で繰返し使用することもで
きるという効果も得られる。またこのような通気性のあ
る剛性容器内に液体防虫剤の充填袋を収納させる構成と
することにより、該袋が衣類等に直接接触する虞がない
ので、袋の外側に滲出した液が衣類を汚すことがないと
いう実用的に優れた利点が確保される。
(実施例) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は、易破壊性のアルミ袋に液体防
虫剤を充填してこれを透明な合成樹脂製の袋容器1に内
装させ、更に該透明な合成樹脂製の袋をプラスチック製
の通気性のある外装ケースである剛性容器2内に収納さ
せる形式で構成した本発明の実施例を説明するためのも
のであり、この図において、非アルコール系有機溶媒に
エムペントリンを防虫有効成分として溶解させた液は、
易破壊性のアルミ袋11に充填され、使用に際して該アル
ミ袋11は指で押圧することで破壊され、内部の充填液は
合成樹脂製の透明袋12内部に満ちる。
この合成樹脂製の透明袋12は、上述の如くポリオレフ
ィンビニルアセテートあるいはポリオレフィンエチルア
レキレートによりフィルムを通しての液の滲出透過がで
きる他は外部から封止されて好ましく形成される。
なお本例の合成樹脂製の透明袋12には、後記するプラ
スチック製の通気性ある剛性容器2内部に概ね垂直の姿
勢で保持されるように、該剛性容器2内の吊突起に係合
する孔部13,13が設けられている。なお本例の透明袋12
にはアルミ袋11のズレ止めをなすシール部14,14が形成
されている。
上記プラスチック製の通気性ある剛性容器2は、本例
では第2図で示しているように、衣装ケース等での使用
が便利であるように吊下げ式とできるように上部にフッ
ク部21が形成されていると共に、通気のための中央の開
口22が大きく開けられている。そして上記合成樹脂製の
透明袋12をその偏平な状態で該ね垂直の姿勢を保持でき
るように全体として薄いケースをなしていると共に、開
口22には袋保持のための多数のリブ23が設けられてい
る。なお24は中央開口の側方に形成された側方開口であ
り、容器の通気性を一層高めるためのものである。
また容器内部の上方位置には、上記合成樹脂製の透明
袋12を概ね垂直の姿勢で保持するための孔部13,13に係
合する吊突起25が一対に設けられている。
26は、合成樹脂製の透明袋12を収納して剛性容器2を
閉じた時に該透明袋12に内装のアルミ袋を外部から押圧
して破壊させるための押圧舌片である。
なお本発明は上記実施例のものに限定されるものでは
なく、例えば外装ケースは弾性のあるケースであっても
よいし、第4図に示すように容器の通気性を考慮して小
さな開口27を多数形成した形式の構成のものであっても
よい(第4図の剛性容器のその他の構成は第2図および
第3図で示したものと同じである)。
実施例1 上述した図面に示したアルミ袋内部に、次の組成の防
虫液体を11gを充填した。
エムペントリン 15重量部 イソパラフィン系溶剤 85重量部 (沸点範囲73〜352℃) 主成分は炭素数17〜18・・・30% 炭素数19〜20・・・30% 炭素数21〜22・・・25% その他炭素数の異なるものを含む 香料 10重量部 このアルミ袋をエチルアルキレート15%のポリエチル
アルキレート(フィルム厚み100μm)の合成樹脂製の
透明袋に内装し、これを第2図に示した剛性容器に収納
させた。収納後押圧舌片26の押圧によりアルミ袋を破壊
し、透明袋内に液を充満させた。この状態で6カ月使用
したところ、次第に液の減少が目視で確認され、交換時
期に至ったことが容易に分った。
実施例2 防虫液体を次の組成のものに変更し、また透明袋を次
のものに変更した以外は実施例1と同様にして液体防虫
剤を作成した。
エムペントリン 15重量部 イソパラフィン系溶剤 105重量部 (沸点範囲73〜352℃) 香料 20重量部 エチルアルキレート18%のポリエチルアルキレート(フ
ィルム厚み200μm) 実施例3 防虫液体を次の組成のものに変更し、また透明袋を次
のものに変更した以外は実施例1と同様にして液体防虫
剤を作成した。
エムペントリン 15重量部 イソパラフィン系溶剤 75重量部 (沸点範囲73〜352℃) 香料 20重量部 エチルアルキレート10%のポリエチルアルキレート(フ
ィルム厚み200μm)
【図面の簡単な説明】
図面第1図は、液体防虫剤を易破壊性のアルミ袋に充填
し該アルミ袋を液滲出透過性の透明樹脂フィルムからな
る扁平な袋容器内に内装させた本発明の実施例の構成概
要一例を示す図、第2図は上記液滲出透過性の透明樹脂
フィルムからなる扁平な袋容器を収納するプラスチック
製の剛性容器を開いた状態を示した斜視図、第3図は同
剛性容器を閉じた状態の正面図を示した図、第4図は剛
性容器の他の実施例を示した図である。 11:アルミ袋、12:透明袋 2:剛性容器 22:中央開口、26:押圧舌片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非アルコール系有機溶媒にエムペントリン
    を防虫有効成分として溶解させた液を容易に破壊できる
    気密性袋内に充填すると共に、この袋を該液を滲出透過
    させる性質の透明樹脂フィルムからなる扁平な密閉袋容
    器中に内装し、隙間型の開口を有する外装ケース内にこ
    の密閉袋容器を保持させて用いることを特徴とする液体
    防虫剤。
  2. 【請求項2】上記液滲出透過性の透明樹脂フィルムが、
    ビニルアセテートが5〜60%のポリオレフィンビニルア
    セテートであることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の液体防虫剤。
  3. 【請求項3】上記液滲出透過性の透明樹脂フィルムが、
    エチルアルキレートが5〜60%のポリオレフィンエチル
    アルキレートであることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の液体防虫剤。
  4. 【請求項4】上記液滲出透過性の透明樹脂フィルムの厚
    さが、2×10〜3×103μmであることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項ないし第(3)項のいずれかに
    記載の液体防虫剤。
JP62334928A 1987-12-28 1987-12-28 液体防虫剤 Expired - Lifetime JPH082768B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01175911A JPH01175911A (ja) 1989-07-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6156109A (ja) * 1984-08-25 1986-03-20 Dainippon Jiyochiyuugiku Kk 衣料用防虫剤
JPS62175001U (ja) * 1986-04-23 1987-11-06

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JPH01175911A (ja) 1989-07-12

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