JPH08276650A - 化粧品収納部材の製造方法および化粧品収納部材 - Google Patents
化粧品収納部材の製造方法および化粧品収納部材Info
- Publication number
- JPH08276650A JPH08276650A JP5124608A JP12460893A JPH08276650A JP H08276650 A JPH08276650 A JP H08276650A JP 5124608 A JP5124608 A JP 5124608A JP 12460893 A JP12460893 A JP 12460893A JP H08276650 A JPH08276650 A JP H08276650A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は加工が容易で、コストがかからず、
摩擦などの物性的にすぐれたホットスタンプを有する化
粧品収納部材の製造方法および化粧品収納部材を提供す
ることを目的としている。 【構成】アルミニウム材を収納部材へ加工する成形工程
と、この収納部材の表面に陽極酸化被膜を形成する陽極
酸化被膜工程と、この陽極酸化被膜上に直接ホットスタ
ンプするホットスタンプ工程とで構成している。
摩擦などの物性的にすぐれたホットスタンプを有する化
粧品収納部材の製造方法および化粧品収納部材を提供す
ることを目的としている。 【構成】アルミニウム材を収納部材へ加工する成形工程
と、この収納部材の表面に陽極酸化被膜を形成する陽極
酸化被膜工程と、この陽極酸化被膜上に直接ホットスタ
ンプするホットスタンプ工程とで構成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は化粧品収納容器を構成す
る金属部材の製造方法および化粧品収納部材に関する。
る金属部材の製造方法および化粧品収納部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、化粧品容器のアルミニウム材で形
成されたキャップ本体や容器本体などの化粧品収納部材
の外表面にホットスタンプ処理をする場合、アルミニウ
ム材を加工して部材を成形した後、外表面に塗装あるい
は印刷処理をほどこしてその表面にホットスタンプを行
う方法が使用されている。
成されたキャップ本体や容器本体などの化粧品収納部材
の外表面にホットスタンプ処理をする場合、アルミニウ
ム材を加工して部材を成形した後、外表面に塗装あるい
は印刷処理をほどこしてその表面にホットスタンプを行
う方法が使用されている。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】従来のアルミニウム
材形成された化粧品収納部材の外表面にホットスタンプ
処理する方法は塗装あるいは印刷処理加工に手数がかか
り、コスト高になるという欠点があった。また、塗装あ
るいは印刷面上にホットスタンプする場合にはホットス
タンプ箔の密着を良くするため、塗装あるいは印刷を半
乾燥の状態にしておかねばならず、物性的に劣るという
問題があった。
材形成された化粧品収納部材の外表面にホットスタンプ
処理する方法は塗装あるいは印刷処理加工に手数がかか
り、コスト高になるという欠点があった。また、塗装あ
るいは印刷面上にホットスタンプする場合にはホットス
タンプ箔の密着を良くするため、塗装あるいは印刷を半
乾燥の状態にしておかねばならず、物性的に劣るという
問題があった。
【０００４】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
加工が容易で高級感を出すことができるとともに物性的
に安定した化粧品収納部材の製造方法および化粧品収納
部材を提供することを目的としている。
加工が容易で高級感を出すことができるとともに物性的
に安定した化粧品収納部材の製造方法および化粧品収納
部材を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はアルミニウムの成形行程と、その表面を加
飾する陽性酸化被膜行程と、この陽性酸化被膜の外表面
に直接ホットスタンプするホットスタンプ行程とで化粧
品収納部材の製造方法を構成している。
に、本発明はアルミニウムの成形行程と、その表面を加
飾する陽性酸化被膜行程と、この陽性酸化被膜の外表面
に直接ホットスタンプするホットスタンプ行程とで化粧
品収納部材の製造方法を構成している。
【０００６】
【作用】上記のように構成された化粧品収納部材の製造
方法は、部材の表面に陽極酸化被膜が形成されるため、
塗装あるいは印刷処理が不要となり、そのため加工に手
数がかかりコスト高になるということがない。さらに、
陽極酸化被膜が形成されているため物性的に問題が発生
するということがない。
方法は、部材の表面に陽極酸化被膜が形成されるため、
塗装あるいは印刷処理が不要となり、そのため加工に手
数がかかりコスト高になるということがない。さらに、
陽極酸化被膜が形成されているため物性的に問題が発生
するということがない。
【０００７】
【本発明の実施例】以下、図面に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。
発明を詳細に説明する。
【０００８】図１ないし図５に示す本発明の実施例にお
いて、１はアルミニウム材を所定形状に成形加工した収
納部材本体である。
いて、１はアルミニウム材を所定形状に成形加工した収
納部材本体である。
【０００９】２は前記収納部材本体１の表面に形成され
た陽極酸化被膜で、この陽極酸化被膜２は任意の色に染
色された被膜として形成されている。
た陽極酸化被膜で、この陽極酸化被膜２は任意の色に染
色された被膜として形成されている。
【００１０】３はホットスタンプ箔で、このホットスタ
ンプ箔３は収納部材本体に転写されるスタンプ層４と、
このスタンプ層４を保持するベース層５とから形成され
ている。
ンプ箔３は収納部材本体に転写されるスタンプ層４と、
このスタンプ層４を保持するベース層５とから形成され
ている。
【００１１】なお、前記ホットスタンプ箔３のスタンプ
層４は、図４に示すように転写される柄の入った柄層６
と、この柄に入った層をベース５から剥離する剥離層７
と、収納部材本体１へ柄層を貼着させる貼着層８とから
構成されている。
層４は、図４に示すように転写される柄の入った柄層６
と、この柄に入った層をベース５から剥離する剥離層７
と、収納部材本体１へ柄層を貼着させる貼着層８とから
構成されている。
【００１２】９は加熱板で、ホットスタンプ箔３はこの
加熱板６によって収納部材本体１の表面に形成された陽
極酸化被膜２上に加熱圧接される。
加熱板６によって収納部材本体１の表面に形成された陽
極酸化被膜２上に加熱圧接される。
【００１３】このような行程によって図５に示すように
陽極酸化被膜２の形成された収納部材本体の表面に、ス
タンプ層４を直接転写した収納部材２０とすることがで
きる。
陽極酸化被膜２の形成された収納部材本体の表面に、ス
タンプ層４を直接転写した収納部材２０とすることがで
きる。
【００１４】
【本発明の異なる実施例】次に図６および図９に示す本
発明の異なる実施例につき説明する。なお、これらの実
施例の説明にあたって、前記実施例と同一構成部分には
同一符号を符して重複する説明を省略する。
発明の異なる実施例につき説明する。なお、これらの実
施例の説明にあたって、前記実施例と同一構成部分には
同一符号を符して重複する説明を省略する。
【００１５】図６および図８に示す実施例において、前
記図３および図５に示す実施例と主に異なる点はホット
スタンプ箔３Ａで、このホットスタンプ箔３Ａは図６に
示すように、柄層６と剥離層７の間に紫外線によって硬
化させることのできの塗料叉はインキによって形成され
た紫外線硬化層１０を設けた点である。
記図３および図５に示す実施例と主に異なる点はホット
スタンプ箔３Ａで、このホットスタンプ箔３Ａは図６に
示すように、柄層６と剥離層７の間に紫外線によって硬
化させることのできの塗料叉はインキによって形成され
た紫外線硬化層１０を設けた点である。
【００１６】このように構成されたホットスタンプ箔３
Ａはスタンプ加工前あるいはスタンプ加工後に紫外線を
あてることによって紫外線硬化層１０を硬化させること
ができる。
Ａはスタンプ加工前あるいはスタンプ加工後に紫外線を
あてることによって紫外線硬化層１０を硬化させること
ができる。
【００１７】このように加工された収納部材２０Ａはホ
ットスタンプの表面が紫外線硬化層１０に覆われている
ので、摩擦などの物性的によりすぐれたものとすること
ができる。
ットスタンプの表面が紫外線硬化層１０に覆われている
ので、摩擦などの物性的によりすぐれたものとすること
ができる。
【００１８】図９に示す実施例において、前記図５に示
す実施例と主に異なる点は、スタンプ加工後の収納部材
２０の表面にクリヤあるいは染料塗装による塗装層１１
を形成した点でこのようにした収納部材２０Ｂとしても
摩擦などの物性的にすぐれたものとすることができる。
す実施例と主に異なる点は、スタンプ加工後の収納部材
２０の表面にクリヤあるいは染料塗装による塗装層１１
を形成した点でこのようにした収納部材２０Ｂとしても
摩擦などの物性的にすぐれたものとすることができる。
【００１９】
【本発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発
明にあっては次に列挙する効果がある。
明にあっては次に列挙する効果がある。
【００２０】アルミニウム材を加工した部材の外表面に
陽極酸化被膜を形成し、その外表面に直接ホットスタン
プしたので、塗装あるいは印刷などの前処理が不要とな
りコストダウンすることができる。
陽極酸化被膜を形成し、その外表面に直接ホットスタン
プしたので、塗装あるいは印刷などの前処理が不要とな
りコストダウンすることができる。
【００２１】さらに物性的に安定したものとなり、摩擦
などに強い外表面が得られる。
などに強い外表面が得られる。
【００２２】請求項２ないし４も前記と同様な効果が得
られる。
られる。
【図１】本発明の収納部材本体を示す断面図である。
【図２】本発明の収納部材本体に陽極酸化被膜をした状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図３】本発明のスタンプをする状態の説明図である。
【図３】本発明のスタンプをする状態の説明図である。
【図４】ホットスタンプ箔を示す説明図である。
【図５】本発明のホットスタンプ後の収納部材の説明図
である。
である。
【図６】異なる実施例のホットスタンプを示す説明図で
ある
ある
【図７】異なる実施例のスタンプをする状態の説明図で
ある。
ある。
【図８】異なる実施例のスタンプ後の収納部材の説明図
である。
である。
【図９】異なる実施例の塗装後の説明図である。
１：収納部材本体 ２：陽極酸化被膜層 ３、３Ａ：ホットスタンプ箔 ４：スタンプ層 ５：ベースフィルム ６：柄層 ７：剥離層 ８：貼着層 ９：加熱板 １０：紫外線硬化層 １１：塗装層 ２０、２０Ａ、２０Ｂ：収納部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年３月１４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の収納部材本体を示す断面図である。
【図２】本発明の収納部材本体に陽極酸化被膜をした状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図３】本発明のスタンプをする状態の説明図である。
【図４】ホットスタンプ箔を示す説明図である。
【図５】本発明のホットスタンプ後の収納部材の説明図
である。
である。
【図６】異なる実施例のホットスタンプを示す説明図で
ある
ある
【図７】異なる実施例のスタンプをする状態の説明図で
ある。
ある。
【図８】異なる実施例のスタンプ後の収納部材の説明図
である。
である。
【図９】異なる実施例の塗装後の説明図である。
【符号の説明】 １：収納部材本体 ２：陽極酸化被膜層 ３、３Ａ：ホットスタンプ箔 ４：スタンプ層 ５：ベースフィルム ６：柄層 ７：剥離層 ８：貼着層 ９：加熱板 １０：紫外線硬化層 １１：塗装層 ２０）２０Ａ）２０Ｂ：収納部材
Claims (4)
- 【請求項１】 アルミニウム材を加工して化粧品収納容
器を構成する収納部材の成形行程と、この化粧品収納容
器を構成する収納部材の表面を加飾する陽極酸化被膜を
形成する陽極酸化被膜行程と、この陽極酸化被膜行程の
後に収納部材の外表面に直接ホットスタンプするホット
スタンプ行程とを含むことを特徴とする化粧品収納部材
の製造方法。 - 【請求項２】 ホットスタンプ箔には紫外線硬化塗料あ
るいは紫外線硬化インキによる処理がほどこされている
ことを特徴とする請求項１に記載の化粧品収納部材の製
造方法。 - 【請求項３】 ホットスタンプ行程の後に化粧品収納部
材の外表面にクリヤ塗装あるいは染料塗装をほどこす塗
装行程を含むことを特徴とする請求項１に記載の化粧品
収納部材の製造方法。 - 【請求項４】 アルミニウム材を加工して化粧品収納容
器を構成する収納部材と、この収納部材の表面を加飾す
る陽極酸化被膜と、この陽極酸化被膜上に直接形成され
たホットスタンプ層とから形成されることを特徴とする
化粧品収納部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5124608A JPH08276650A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 化粧品収納部材の製造方法および化粧品収納部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5124608A JPH08276650A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 化粧品収納部材の製造方法および化粧品収納部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08276650A true JPH08276650A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14889647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5124608A Pending JPH08276650A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 化粧品収納部材の製造方法および化粧品収納部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08276650A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007268714A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷方法および印刷装置 |
| KR101352544B1 (ko) * | 2012-11-08 | 2014-01-24 | 이경석 | 화장품 알루미늄 용기의 입체 인쇄방법 |
| CN108453509A (zh) * | 2018-03-16 | 2018-08-28 | 昆山市杰尔电子科技股份有限公司 | 笔记本电脑键盘面板的环保型成型工艺 |
| CN110295384A (zh) * | 2019-06-26 | 2019-10-01 | 高唐县骏豪机械加工厂 | 一种铝标牌制作环保新工艺 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP5124608A patent/JPH08276650A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007268714A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷方法および印刷装置 |
| KR101352544B1 (ko) * | 2012-11-08 | 2014-01-24 | 이경석 | 화장품 알루미늄 용기의 입체 인쇄방법 |
| CN108453509A (zh) * | 2018-03-16 | 2018-08-28 | 昆山市杰尔电子科技股份有限公司 | 笔记本电脑键盘面板的环保型成型工艺 |
| CN110295384A (zh) * | 2019-06-26 | 2019-10-01 | 高唐县骏豪机械加工厂 | 一种铝标牌制作环保新工艺 |
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