JPH035891B2 - - Google Patents

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JPH035891B2
JPH035891B2 JP58094388A JP9438883A JPH035891B2 JP H035891 B2 JPH035891 B2 JP H035891B2 JP 58094388 A JP58094388 A JP 58094388A JP 9438883 A JP9438883 A JP 9438883A JP H035891 B2 JPH035891 B2 JP H035891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
coat layer
offset printing
paint
aluminum
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58094388A
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English (en)
Other versions
JPS59220356A (ja
Inventor
Yutaka Nakamura
Sadatoshi Yagami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSHI SEISAKUSHO KK
KATSUSHIKA PURESU KOGYOSHO KK
Original Assignee
HOSHI SEISAKUSHO KK
KATSUSHIKA PURESU KOGYOSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HOSHI SEISAKUSHO KK, KATSUSHIKA PURESU KOGYOSHO KK filed Critical HOSHI SEISAKUSHO KK
Priority to JP58094388A priority Critical patent/JPS59220356A/ja
Publication of JPS59220356A publication Critical patent/JPS59220356A/ja
Publication of JPH035891B2 publication Critical patent/JPH035891B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウム薄板を素材として成形
されるキヤツプ形状の製品、つまり化粧料、薬
品、食料品等の容器のキヤツプ、又は、ダイヤル
つまみ等の深絞り加工製品の製造方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来より、アルミニウム薄板を素材として成形
されたキヤツプ形状の製品は、アルミニウムの薄
板をプレス成形した後に着色陽極酸化処理、塗
装、ホツトスタンピング、スクリーン印刷等の手
法で表面処理が行われ、加飾が施されていた。従
つて、成形工程の後に加飾工程を行わなければな
らず、製造コスト高騰の要因の1つとなつてい
た。
そこで、あらかじめ加飾等の表面処理の施され
た化粧板を他数個に打ち抜いた後にプレス成形し
て所望形状の製品にする方法が取られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、化粧板を絞り加工してキヤツプ形状に
成形する場合、直径に対する高さの比率つまり、
絞り比を大きくすると、表面の光沢が鈍くなるば
かりでなく、塗膜にヒビが入つてアルミニウムの
地肌が露出してしまつたり、更には塗膜が剥離し
てしまうという事も起こる事があつた。
また、外周面に文字、マーク等の意匠を施した
い場合には、ロール刻印等により文字、マークを
突出させ、その部分の塗膜層及び金属生地を僅か
に切削除去して文字、マーク部分に金属光沢を付
与させる方法などか用いられている。この方法の
場合、工程数が増すばかりでなく、不良率も増す
ものとなつていた。
また、天面から外周面にかけて連続した柄や模
様を施したものは、容易に製造する事ができなか
つた。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明は、上記のような問題を解決するための
製造方法であり、以下説明する。
アルミニウム薄板1の表面に、スピン加工若し
くはヘアライン加工等を施し、脱脂、洗浄後、塩
化ビニール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂の
3種の樹脂を練り合わせて、分子量を大きくさせ
た塗料を表面に塗布してベースコート層2を構成
する。更にオフセツト印刷によりアルキド樹脂系
のインクを多層印刷して文字、模様、図形等を多
色印刷する。そしてインクの硬化後、液状ポリエ
ステル樹脂を塗布してトツプコート層4を設け
る。この様に表面処理を施したアルミニウム薄板
製の化粧板5を多数個に打ち抜き、70℃〜150℃
に加熱して所望形状にプレス成形するオフセツト
印刷の施されたアルミニウムキヤツプの製造方法
である。
〔作用〕
ベースコート層2を塩化ビニール樹脂、エポキ
シ樹脂、メラミン樹脂の3種の樹脂を練り合わ
せ、分子量を大きくさせた塗料により構成してい
るため、アルミニウム薄板1表面への密着性が大
幅に向上するものである。
また、オフセツト印刷後のトツプコート層4を
液状ポリエステル樹脂を硬化させて構成している
ため、プレス成形時に80℃ほどに加熱させる事に
より伸びが良くなり、また、ポリエステル被膜特
有の強靭さを有しているため傷が付きにくく、加
工が容易であり、更に樹脂粘度を高めに設定して
膜厚を厚くする事により、プレス成形後も深みの
ある光沢を有したキヤツプを製造できる方法であ
る。
尚、プレス成形に於いて限界絞り率は、2.0を
上まわらずに行うと更に表面状態を良く製造でき
る。
〔比較例〕
ここで、従来の製造方法による比較例を説明す
る。
厚さ0.35mmのアルミニウム薄板の表面にスピン
加工を施した後、脱脂、洗浄処理を施した。その
後、塩化ビニール樹脂系塗料を約1μの厚さで均
一に塗布し、150℃で20分間加熱して硬化させ、
ベースコート層を設けた。そしてオフセツト印刷
にてメラミン樹脂系のインクを各色約1μの塗膜
で印刷し、150℃で20分間ずつ加熱硬化させ模様
の多色印刷層を設けた。次にアクリル樹脂、メラ
ミン樹脂を練り合わせた塗料を2μの厚さで均一
に塗布し、150℃で20分間加熱して硬化させ、ト
ツプコート層を設けた。この表面処理の施された
化粧板を常温で75mmのブランク径で打ち抜き、先
ず44mm径で深さ18mmに、その後35mm径で深さ28mm
に、そして30mm径で深さ32mmにと、順次3回の絞
り加工を行つてキヤツプ形状に成形した。
この場合、先ず44mm径、深さ18mmのキヤツプ形
状に絞り加工した時点では、外側面の塗膜の光沢
がなくなつてしまつた。また、35mm径、深さ28mm
に絞り加工した時点では、外側面上端付近の塗膜
が破断してしまつた。更に30mm径、深さ32mmに絞
り加工した時点では、塗膜が剥離してしまいアル
ミニウム表面が露出してしまう部分も見られた。
また、75mm径で打ち抜いた化粧板を80℃に加熱し
て同様に絞り加工をしたが、効果はあまり見られ
なかつた。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図によつて説明する。
厚さ0.35mmのアルミニウム薄板1の表面に、ス
ピン加工を施した後、脱脂、洗浄処理を施した。
その後、塩化ビニール樹脂、エポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂の3種の樹脂を練り合わせた塗料を約
1μの厚さで均一に塗布し、150℃で20分間加熱し
て硬化させベースコート層2を構成した。その後
にオフセツト印刷にてアルキド樹脂系のインクを
各色約1μの塗膜で印刷し、150℃で20分間ずつ加
熱硬化させ模様の多色印刷層3を設けた。次に粘
度を上げた液状ポリエステル樹脂による透明塗料
を8μの厚さで均一に塗布し、130℃で10分間加熱
して硬化させ、トツプコート層4を設けた。この
様な表面処理を施された化粧板5を常温で75mmの
ブランク径で打ち抜き、80℃に加熱して比較例と
同様に44mm径で深さ18mm、35mm径で深さ2mm、30
mm径で深さ32mm、にと順次絞り加工を行つてキヤ
ツプ形状に成形した。
この様に製造されたアルミニウム製のキヤツプ
は、30mm系、深さ32mmのものでも、その表面には
深みのある光沢を有していた。この光沢は、従来
より行われていた絞り成形後に個々に紫外線硬化
性樹脂コートを施したものの光沢をも凌駕するも
のであつた。また、表面の光沢状態のみでなく、
オフセツト印刷によつて構成された模様等の多色
印刷層3が天面より外側面にかけて施されていて
も、天面と外側壁の表面状態が変わりがないた
め、違和感のないものとなつていた。
〔発明の効果〕
本発明は、以上実施例に示したごとく、あらか
じめ表面処理を施したアルミニウムの素材からな
る化粧板5を深絞り加工を行つてキヤツプ形状に
成形したとしても、多彩な美麗さを有したまま成
形することができ、安価に、そして大量生産が可
能なオフセツト印刷の施されたアルミニウムキヤ
ツプの製造方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例の絞り成形前の化粧板
の正面断面図。 1〜アルミニウム薄板、2〜ベースコート層、
3〜多色印刷層、4〜トツプコート層、5〜化粧
板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルミニウム薄板1の表面に、スピン加工、
    ヘアライン加工等の処理を施こし、脱脂、洗浄
    後、塩化ビニール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン
    樹脂の3種の樹脂を練り合わせて、分子量を大き
    くさせた塗料を表面に塗布してベースコート層2
    を構成し、更にオフセツト印刷を施こして文字、
    模様、図形等の多色印刷層3を設け、更に透明液
    状ポリエステル樹脂塗料を塗布してトツプコート
    層4を設けた化粧板5を、多数個に打ち抜いた
    後、70℃〜150℃に加熱して絞り加工する事によ
    つて、所望の形状に成形する事を特徴とするオフ
    セツト印刷の施されたアルミニウムキヤツプの製
    造方法。
JP58094388A 1983-05-28 1983-05-28 オフセツト印刷の施こされたアルミニウムキヤツプの製造方法 Granted JPS59220356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58094388A JPS59220356A (ja) 1983-05-28 1983-05-28 オフセツト印刷の施こされたアルミニウムキヤツプの製造方法

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JP58094388A JPS59220356A (ja) 1983-05-28 1983-05-28 オフセツト印刷の施こされたアルミニウムキヤツプの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59220356A JPS59220356A (ja) 1984-12-11
JPH035891B2 true JPH035891B2 (ja) 1991-01-28

Family

ID=14108896

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JP58094388A Granted JPS59220356A (ja) 1983-05-28 1983-05-28 オフセツト印刷の施こされたアルミニウムキヤツプの製造方法

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS645833A (en) * 1987-06-30 1989-01-10 Nippon Kokan Kk High-quality decorative laminated metal sheet
JP4931049B2 (ja) * 2006-08-08 2012-05-16 大和製罐株式会社 ヘアライン加工面付きアルミ缶
FR3025505B1 (fr) * 2014-09-05 2019-03-22 Constellium Neuf-Brisach Procede de fabrication de capsules de bouchage metalliques mixtes texturees-lisses

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JPS59220356A (ja) 1984-12-11

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