JPH08275932A - 採血装置 - Google Patents

採血装置

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JPH08275932A
JPH08275932A JP7198608A JP19860895A JPH08275932A JP H08275932 A JPH08275932 A JP H08275932A JP 7198608 A JP7198608 A JP 7198608A JP 19860895 A JP19860895 A JP 19860895A JP H08275932 A JPH08275932 A JP H08275932A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗凝血製剤をその内部表面上に含む採血装置
を提供する。 【解決手段】 装置内部表面上の抗凝血製剤は、液体抗
凝血製剤を含む市販の装置に比べて改良されている。装
置は、水を媒体としてクエン酸3ナトリウムおよびクエ
ン酸を混合し、装置の内部表面上に製剤をスプレーし、
次に空気乾燥することによりコートされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凝血および血液の
研究に有用な採血装置に関する。より特定すれば、本発
明は、抗凝血製剤を含む採血装置および該装置に抗凝血
特性を付与する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック材料製の多くの医療用装置
が常用的且つ広範囲に使用されているが、そのような装
置への抗凝血充填剤の改良に関する要求が存在する。そ
のような改良は採取チューブ、特にプラスチック材料製
の採血チューブに資する。採血チューブは、チューブ内
の抗凝血製剤が試験または分析において効率的に機能
し、且つチューブの材料が試験および分析を妨害しない
ようにデザインされる必要がある。そのような試験は、
限定されないが、血液学、血液化学、血液型判定、毒性
分析および治療用薬剤の監視を含む。
【0003】凍結乾燥、真空乾燥および液体充填は、採
血装置に抗凝血製剤を充填するための慣用的な方法であ
る。しかしながら、これらの慣用的な方法は欠点を有す
る。凍結乾燥の場合、乾燥の前に再び添加剤が水和され
うるが、これは不所望である。乾燥法の場合、抗凝血製
剤はチューブ内部で局在しやすい。また、液体充填は、
特定の液体抗凝血製剤が滅菌の際またはプラスチック装
置の外からの湿気の浸透により変質する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、装置の内壁
に対してスプレー乾燥された抗凝血製剤を含む採血装置
に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】好ましくは、抗凝血製剤
は、クエン酸ナトリウム(C65O7Na32H2O)お
よびクエン酸[HOOCCH2C(OH)(COOH)
CH2COOH−H2O]からなる。
【0006】もっとも好ましくは、抗凝血製剤は、 (a)ml血液あたり約2.7mgから約3.6mgの
クエン酸3ナトリウム;および (b)ml血液あたり約0.42mgから約0.50m
gのクエン酸を含む。
【0007】抗凝血製剤を基質にコーティングする方法
は、 (a)(i)製剤化のための液体媒体; (ii)クエン酸ナトリウム;および (iii)クエン酸を混合してなる抗凝血製剤を調製
し、 (b)コートされる基質を選択し; (c)製剤の細かい霧を生じる手段を用いて基質の内部
表面に抗凝血製剤を塗布し; (d)上昇温度にて一定時間、コートされた基質に空気
ジェットまたは圧力ジェットを適用することにより塗布
された製剤を乾燥する工程からなる。
【0008】好ましくは、本発明の抗凝血製剤は、採血
装置の内部壁に対して水性キャリアーを用いてスプレー
乾燥する。もっとも好ましくは、採血装置はガラスまた
はプラスチック製の採血チューブである。単純な空気乾
燥でありうる次の乾燥工程はその結果乾燥コーティング
を達成する。
【0009】本発明を用いると、市販の液体添加剤チュ
ーブとは対照的に、クエン酸ナトリウムおよびクエン酸
からなる抗凝血製剤を採血チューブに適用することがで
き、その結果、得られるコーティングはコートされる基
質表面に所望の抗凝血特性を提供することが、今見いだ
された。
【0010】本発明の抗凝血製剤をスプレー乾燥された
採血チューブは、液体抗凝血製剤を含む市販の採血チュ
ーブより改良される。そのような市販の製品は、0.1
29モラーNa3クエン酸/クエン酸の添加剤を含むバ
クティナー(VACUTAINER)ブランドのガラス
チューブ(ベクトンディッキンソン社、1ベクトンドラ
イブ、フランクリンレイクス、NJ 07417)を含
む。しかしながら、ガラスチューブ内の液体抗凝血製剤
はプラスチック製の採血チューブには有用でない。プラ
スチック採血チューブはそのような液体抗凝血製剤を保
存するための十分な蒸発特性および水特性を持たない。
【0011】大きな表面に対する抗凝血製剤のスプレー
は、実質的に、局在浸透圧およびクエン酸と血液細胞の
間の濃度勾配を低下させ、それにより、細胞破壊および
溶血の可能性を減じる。これは、粉末添加剤または凍結
乾燥添加剤を用いた場合に起こりうる。本発明の抗凝血
製剤は、血液検体との良好な接触ももたらし、よって、
血液検体への抗凝血製剤の溶解が促進されて血液クロッ
ティング機構の開始が妨害される。
【0012】抗凝血製剤の研究を行う場合、1部の液体
クエン酸添加剤溶液に対して9部の血液が特定の抗凝血
パラメーターとして維持されるかまたは時間を長くする
ことが重要である。ガラスチューブの場合、湿気の損失
は何ら適用可能な量を表さず、即ち、水およびクエン酸
3ナトリウムの量は長時間一定のままである。血液を正
確な量で排気チューブに注ぐ場合、血液対添加剤の9:
1の比率は維持される。
【0013】プラスチックチューブに関しては、特別の
バリヤーコンテナーおよびパッケージングを用いなくと
も湿気の顕著な損失がある。特別のバリヤーコンテナー
およびパッケージングが無い場合、またはプラスチック
チューブをパッケージングから取り出すと、素早い湿気
の損失がある。クエン酸3ナトリウムはチューブに残る
が、湿気は蒸発する。その結果、水が蒸発すればするほ
ど残った溶液のモルは増加する。クエン酸3ナトリウム
はチューブに浸透しないので血液を凝固させるには十分
のクエン酸3ナトリウムが存在するが、水との9:1の
比は変わる。結果として、すべての水がなくなりクエン
酸3ナトリウムはチューブのどこかで固体として残る。
したがって、単一の塊またはペレットとして存在する。
この乾燥した塊の表面領域は小さくなるはずであり、そ
して血液がチューブに入った場合の塊の溶解性は極めて
低い。その結果血液は溶血して凝血の研究を不可能にす
る血液の微小クロッティングを形成する。さらに、水に
対する血液の比は、プラスチックチューブがそのパッケ
ージから取り出された直後の数日または数週間において
は予想できないので、顕著な誤差が凝血パラメーターの
測定に移入されうる。
【0014】本発明の場合、スプレー乾燥されたクエン
酸を有するプラスチックチューブにおいて、心配に値す
る湿気の損失はなく、また特別のパラメーターも必要な
い。十分なクエン酸がチューブの大きな表面にわたって
スプレーされるため、溶血することなしに且つ迅速な溶
解をもって必要とされる凝血特性が達成される。凝血の
パラメーターは製品のために確立することができ、そし
て湿気の損失がないため、液体クエン酸溶液を含むプラ
スチックチューブとの比較において、これらパラメータ
ーの反復可能性が極めて改良される。
【0015】本発明のスプレー乾燥された抗凝血製剤は
血液検体の希釈がなく、よって、試験される分析物の濃
度が希釈されないという点において、液体抗凝血製剤よ
りもさらに利点を有する。凝血研究を実施する場合(プ
ロトロンビン時間、トロンビン時間、抗−プロトロンビ
ン時間等)、典型的なクエン酸抗凝血製剤は血液対添加
剤比9:1を有し、特定の凝血パラメーターまたは時間
を長くすると信じられる。赤血球沈降速度(ESR)の
測定を実施する場合(例えば、ウエスターグレン測
定)、クエン酸抗凝血製剤は4:1の血液対添加剤比を
有し、ESR測定の間の白血球、血小板および赤血球等
の細胞の凝固速度を実質的に低下させる。
【0016】ESR測定に使用されるチューブの場合も
同じことがあてはまる。この場合、古典的ウエスターグ
レン測定を実施するために勧められている血液と添加剤
の比は4:1である。再びガラスチューブの場合、湿気
の損失およびこの比の保持は問題ではないが、プラスチ
ックチューブは特定のパッケージを必要とする。プラス
チックチューブの場合、存在する液体の量が予想不可能
であるかまたは一定ではないならば、ESRの測定値は
変動する。4:1の比における特定量の液体を含むチュ
ーブにおいては、血液の細胞成分は希釈され、そしてそ
れにより、希釈されていない検体よりも早くそれら細胞
成分を沈降させやすい。湿気が顕著に損失したなら、細
胞はよりゆっくりと沈降して異なったESR値を示す。
【0017】本発明により提供される利点は、クエン酸
がチューブの大きな表面上にスプレーされ、そして心配
に値する液体が存在しないことである。スプレー乾燥さ
れたクエン酸を含むチューブのウエスターグレン測定に
対する適切な相関を確立することにより、湿気の損失は
ESR測定のためのプラスチックチューブにおいて、も
はや顕著ではない。
【0018】特筆すべきは、本発明のスプレー乾燥され
た抗凝血製剤は、採血装置の保存期限にわたって添加剤
に対する血液の安定濃度を提供する。現在、液体抗凝血
製剤を含むプラスチックチューブは、チューブからの液
体製剤の水性成分の損失速度を最小にする特定のバリア
ーパッケージ内にパッケージされる。そのようなパッケ
ージがなければ、水の損失速度は液体製剤がチューブ壁
に浸透するにつれて早くなり、そして不利なことに液体
製剤および血液の濃度が影響され、即ち、凝血および血
液学の結果に変動をもたらす。さらに、本発明による装
置およびその製造法はコストの点で利点を有する。製剤
を含むプラスチックチューブの場合、湿気の損失を阻害
するための特定のバリアーパッケージを必要としない。
即ち、不必要なパッケージ材料の排除による製造コスト
の低下が実質的に達成される。
【0019】抗凝血製剤をスプレー乾燥された採血チュ
ーブ内の抗凝血製剤の溶解は多くの因子により改良され
る。プラスチック採血チューブの場合、チューブに使用
されるプラスチック材料はガラスに比べて低い表面エネ
ルギーを有する。低い表面エネルギーは、スプレーコー
ト塗布後にチューブ壁を沿って流れる量および底にたま
る量より多くの抗凝血製剤をチューブ壁に残す。チュー
ブ内部に塗布されて残った抗凝血製剤により、抗凝血製
剤はチューブの全内部表面に沿って適用されうる。この
ことは、抗凝血製剤を一層多くの検体に対して利用可能
にし、そして検体に対する抗凝血製剤の溶解時間を短く
する。また、抗凝血製剤を一層多くの検体に対して利用
可能にすることにより、検体の微小クロットの危険が減
少する。
【0020】即ち、本発明の方法および製剤は、装置、
例えばプラスチック装置の内部表面、および抗凝血製剤
の特性に関して、液体クエン酸を含むガラス採血装置と
均等な物を提供し、そして粉末化または凍結乾燥または
真空乾燥されたクエン酸を含むチューブに比較して改良
されている。本発明の方法および製剤は液体クエン酸溶
液を含むプラスチックチューブよりも改良されている。
【0021】本発明は、他の特定の形態の態様でありえ
るが、単なる例示として詳細に記載される特定の態様に
限定されない。さまざまな他の修飾は、本発明の範囲お
よび精神から離れることなくなされうることは、当業者
には明らかである。本発明の範囲は特許請求の範囲およ
びその均等物により決まる。
【0022】本発明の採血装置はクエン酸ナトリウムお
よびクエン酸を含む抗凝血製剤を含むことが好ましい。
【0023】もっとも好ましい抗凝血製剤は、 (a)血液mlあたり約2.7mgから約3.6mgの
クエン酸3ナトリウム;および (b)血液mlあたり約0.42mgから約0.50m
gのクエン酸を含む。
【0024】抗凝血製剤は、キャリアー溶剤、好ましく
は水を用いて、スプレーコーティング法により細かい霧
状にて、チューブ内壁に塗布される。チューブ内壁上に
スプレーコートされた抗凝血製剤を含むチューブの主な
利点は、より正確に、安定に、均一に乾燥した抗凝血製
剤を充填することであり、そして血液検体への抗凝血製
剤の溶解の改良をもたらす。抗凝血製剤の細かい霧のた
め、血液に暴露される抗凝血製剤の実際の表面領域は最
大になる。
【0025】抗凝血製剤は容積測定型装置、例えば容量
型ポンプにより測定および分配されることが好ましい。
溶液濃度(製剤のユニット体積あたりの抗凝血製剤の
量)を分配体積に適合させて、それにより所望量の抗凝
血製剤を装置に分配する。他のスプレー技術としては、
超音波スプレーを含む。
【0026】もっとも好ましくは、コートされた表面に
空気ジェットをあてて、塗布された製剤を乾燥する。
【0027】本発明の採血装置は排気採血装置または非
排気採血装置のいずれかでありうる。採血装置は所望に
より、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンま
たはガラスで作られる。
【0028】クエン酸3ナトリウムおよびクエン酸は血
液および水にひじょうによく溶解する。これらの成分は
比較的、製剤化、混合および分配が容易であり、素早く
凝固する血液に効果的である。
【0029】水は他の揮発性溶剤例えばフレオンを用い
ずに溶剤として使用されうる。水は製品および環境に対
する有害作用が少ない点において利点を有する。
【0030】抗凝血製剤への他の成分のさまざまなチュ
ーブコーティングまたは添加が望まれる。そのようなも
のとしては、シリコンオイルおよびシリコン界面活性剤
を含むがこれらに限定されない。
【0031】同じ部材を幾つかの角度から眺めた図面を
参照すると、図1は、典型的な採血チューブ10を示
し、該チューブは開口末端16、閉口末端18およびス
トッパー14を有するが、ストッパー14は自身を保持
するためのチューブの側壁12に対して広がって突き出
る底部局面部位またはスカート15を含む。
【0032】図2は、典型的採血チューブ内の本発明の
抗凝血製剤を示す。抗凝血製剤20はチューブの内壁付
近に示される。
【0033】興味ある血液サンプルを、抗凝血製剤20
を含むチューブ10に移すことができる。血液サンプル
が効率よく抗凝血製剤20と接触することにより、抗凝
血製剤は迅速に血液中に溶解し、そして血液サンプルの
クロッティングが阻害される。
【0034】本発明の範囲および精神を離れない範囲
で、さまざまな修飾が容易になされてよいことは当業者
には明らかである。
【0035】実施例は本発明のいかなる特定の態様に限
定するものではなく、単なる例示である。
【0036】
【実施例】実施例1 抗凝血製剤を含むチューブのコーティング法 抗凝血製剤は、1000mlの蒸溜水に約426.7g
のクエン酸3ナトリウムおよび約56.7gのクエン酸
を溶解することにより調製された。得られた製剤は、ス
プレーコーティング法によりポリエチレンテレフタレー
トプラスチック(内部容積4.0mlを有する)から成
形された1000の試験管の内壁にスプレーした。各々
のチューブ中に、0.030mlの製剤をスプレーし
た。製剤は1,000のガラスチューブ(内部容積4.
5ml)にもスプレーした。各々のガラスチューブ中
に、0.034mlの製剤をスプレーした。
【0037】次に、抗凝血製剤を圧力熱風により乾燥し
た。試験管は各々排気し、そして蓋でシールしてから
2.5メガラッドのガンマ線照射により滅菌された。
【0038】製品を評価したが、機能的であることが見
いだされた。特に、脱イオン水を試験管に注ぎ、チュー
ブを5回倒置したときに、抗凝血製剤の迅速な溶解性が
証明された。蓋を取り外し、水を流し出した。チューブ
内壁を試験したところ、スプレー乾燥された抗凝血製剤
が存在しなかったことが見いだされた。続いて、別の一
連の試験管を用いて標準静脈穿刺により血液検体を採血
した。チューブを5回倒置した。チューブはクロットの
形成に関して試験されたが、クロットは存在しなかった
ことが見いだされた。次に、チューブを遠心分離しその
結果得られる血漿を溶血に関して視覚的に観察したが、
溶血がなかったことが見いだされた。チューブを4℃に
おいて40時間凍結した。それらを再び集めて細胞を懸
濁し、再び遠心分離してクロットを再試験したが、クロ
ットまたは溶血は見いだされなかった。
【0039】上記試験のすべては、0.105および
0.129モラーのクエン酸3ナトリウムクエン酸の
0.5ml液体クエン酸溶液を含むガラスチューブと平
行して実施された。水および血液検体を用いた液体溶液
の5回倒置の溶解性は迅速であり且つ完全であった。結
果が示すことは、クロットが形成されず、そしてその結
果得られる血漿が溶血していないことであった。
【0040】結論として、本発明のスプレー乾燥された
クエン酸3ナトリウム/クエン酸製剤、またはガラスま
たはプラスチックチューブは、液体クエン酸3ナトリウ
ム/クエン酸溶液を含むガラスチューブに比して、高い
溶解性および溶血を伴わずに検体を凝血させない効果的
な方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ストッパーを備えた典型的な採血チュ
ーブの遠近図である。
【図2】図2は、本発明の抗凝血製剤を含む、図1の線
2−2に沿った縦断面図である。
フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ピエール・ヴィジェ フランス共和国38610 ジエール,リュ ー・ドゥ・ラ・ガール 1ベ (72)発明者 デービッド・ドーウェル イギリス国ピーエル12 5ディーエヌ ラ ンドレイク,フーパーズ・クローズ 5

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部末端、底部末端、および上部末端か
    ら底部末端に広がる側壁からなり、且つ外部表面、内部
    表面およびスプレーコートされた抗凝血製剤を含む採血
    装置であって、その際、抗凝血製剤は、クエン酸3ナト
    リウムおよびクエン酸からなり、且つ、水をキャリアー
    溶剤として用いるスプレーコーティング法により装置内
    部表面上に適用されるが、その際、続いて製剤を乾燥さ
    せることにより溶剤を実質的に除くことを特徴とする、
    採血装置。
  2. 【請求項2】 採血装置がポリエチレンテレフタレー
    ト、ポリプロピレンまたはガラス製である、請求項1記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 クエン酸3ナトリウムの濃度が血液ml
    あたり約2.7mgから約3.6mgであり、そしてク
    エン酸の濃度が血液mlあたり約0.42mgから約
    0.50mgである、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 (a)クエン酸3ナトリウムおよびクエ
    ン酸および水を用意し、 (b)コートされる基質を選択し; (c)細かい霧により製剤を基質に分散させ;そして (d)乾燥した製剤を残すように製剤を乾燥させるのに
    十分な時間、コートされた基質に圧力空気を適用して塗
    布された製剤を乾燥させる工程からなる、基質コーティ
    ング法。
  5. 【請求項5】 基質がプラスチックまたはガラスであ
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 基質が採血装置である、請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 クエン酸3ナトリウムの濃度が血液ml
    あたり約2.7mgから約3.6mgであり、そしてク
    エン酸の濃度が血液mlあたり約0.42mgから約
    0.50mgである、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 スプレーコーティング法が、 (a)クエン酸3ナトリウムおよびクエン酸および水を
    用意し、 (b)細かい霧によりコーティング溶液を基質に分散さ
    せ;そして (d)乾燥した製剤を残すように製剤を乾燥させるのに
    十分な時間、コートされた装置に圧力空気を適用して塗
    布されたコーティングを乾燥させる工程からなる、請求
    項1記載の装置。
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