JPH08275669A - コンバインの選別制御装置 - Google Patents

コンバインの選別制御装置

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JPH08275669A
JPH08275669A JP13147596A JP13147596A JPH08275669A JP H08275669 A JPH08275669 A JP H08275669A JP 13147596 A JP13147596 A JP 13147596A JP 13147596 A JP13147596 A JP 13147596A JP H08275669 A JPH08275669 A JP H08275669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 『麦』と『稲乾材』と『湿材』で、それぞれ
の滑り具合と、摩擦具合か相違するので、チャフシーブ
の開閉調整のバランスが取れないのである。本発明は、
選択ダイヤルを設けて、チャフフィンの角度調整範囲を
変更可能とした。 【解決手段】 脱穀処理量センサー19が検出した脱穀
処理量の検出値により、チャフシーブ20を構成するチ
ャフフィン20aの角度を調整する構成において、該チ
ャフフィン20aの角度調整範囲を変更する選択ダイヤ
ルを設け、該選択ダイヤルにより、『麦』と『稲乾材』
と『湿材』の3段階の角度調整範囲を選択切換可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱穀処理量に応じ
て、選別装置のチャフの傾斜を制御し、穀粒の選別性能
を向上させる制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から脱穀処理量に応じてチャフの傾
斜を変更する技術は、公知とされていたのである。しか
し、従来の技術においては、刈取対象物が、稲の場合と
麦の場合と、湿材の場合とで、チャフシーブを構成する
チャフフィンの調整角度の大小を変更する制御は行われ
ていなかったのである。しかし、麦の場合は、表面が滑
らかであり、籾に比較して非常に滑り易いので、籾にの
場合と同じように、チャフフィンの角度調整をすると、
麦は一気にチャフシーブから落下してしまい、選別制御
が不可能となるのである。また、籾の場合には、乾材と
湿材とで、また表面の摩擦係数が大きく相違するのであ
る。この場合には、籾の乾材と湿材とで、チャフフィン
の調整角度の大小を調整する必要がある。また、脱穀処
理量センサーの検出値を、しきい値VY と比較して、し
きい値V Y 以下に減少した場合に、圃場端回行等の場合
の如く、チャフフィンの角度を変更したくない場合の為
に、一定時間t2 だけ、前の状態を維持する必要がある
が、この一定時間t2 も、麦と籾にと湿材とで変更しな
いと、精密な脱穀選別装置の制御が出来ないのである。
本発明は選択ダイヤルを設け、該選択ダイヤルを麦と籾
にと湿材の3段階にして、チャフフィン20aの角度調
整範囲と、一定時間t2 の長さを変更すべく構成したも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、麦を処理す
る場合と、籾にを処理する場合とで、自動制御の電圧を
相違させて、同じ脱穀処理量センサー19からの検出値
に対して、チャフフィン20aの角度を大小に相違させ
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以上の如
くであり、該目的を達成する為の構成を説明する。請求
項1においては、脱穀装置により脱穀後に、脱穀処理量
を検出する脱穀処理量センサー19を設け、該脱穀処理
量センサー19が検出した脱穀処理量の検出値により、
チャフシーブ20を構成するチャフフィン20aの角度
を調整する構成において、該チャフフィン20aの角度
調整範囲を変更する選択ダイヤルを設け、該選択ダイヤ
ルにより、『麦』と『稲乾材』と『湿材』の3段階の角
度調整範囲を選択切換可能としたものである。請求項2
においては、脱穀装置により脱穀後に、脱穀処理量を検
出する脱穀処理量センサー19を設け、該脱穀処理量セ
ンサー19が検出する脱穀処理量の検出値に基づいて、
チャフ角度を制御するコンバインの選別制御装置におい
て、圃場端において機体回行時には、一定時間t2 は回
行前の選別制御状態を維持する構成において、該一定時
間t2 を変更する選択ダイヤルを設け、該選択ダイヤル
により、『麦』と『稲乾材』と『湿材』の3段階に一定
時間t2 を選択切換可能としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の目的・構成は以上の如く
であり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明す
る。図1はコンバインの全体側面図、図2は脱穀選別部
の側面断面図、図3は排藁チェーンに設けた脱穀処理量
センサー19部分を示すの後面図、図4は唐箕とチャフ
シーブの側面一部断面図、図5は排藁等の脱穀処理量と
チャフシーブの目標角の関係を示す図、図6・図7・図
8・図9は制御フローチャート図である。
【0006】図1・図2において説明する。脱穀装置4
より前方に引起し・刈取装置1が突出され、該引起し・
刈取装置1により刈り取られた穀稈は、搬送装置2によ
り上後方に搬送され、株元がフィードチェーン3に受け
継がれ、挟持され後方に搬送され、穂先部が脱穀装置4
内を通過する間に脱粒されるのである。脱粒後の排藁は
排藁チェーン5にて、後方へ搬送され排藁処理装置6上
へ搬送される。該排藁処理装置6にて切断された排藁は
圃場面に放出される。前記排藁チェーン5における挟扼
部は、図3に示すように、挟扼杆10の支持杆11がス
プリング12にて上方に付勢されている。該支持杆11
の下端には、ステー13が当接され、該ステー13は枢
支軸14に固設され、該枢支軸14にはアーム15が固
設されている。該アーム15と枢支軸14を支架するフ
レーム16の間にバネ17が介装され、前記ステー13
を上方に回動するように付勢し〜いる。またアーム15
先端にはピン15aを突出し、ポテンショメーターやロ
ータリーエンコーダー等よりなる脱穀処理量センサー1
9のアーム19aと当接させている。よって、排藁が通
過した時に、その量の多少に応じて支持杆11が下降
し、アーム15もその相当量に応じて回動し、その回動
が脱穀処理量センサー19にて検出され、その値が排藁
等の脱穀処理量に比例値となるようにしているのであ
る。
【0007】前記脱穀装置4内の扱胴7にて脱粒された
籾や藁くず等のうち、クリンプ網8を漏下した籾等は、
流穀板から揺動選別装置9上へ落下し、クリンプ網8を
漏下しないものは、ストローラック21にて選別され、
藁くずやささり粒等は垂直処理胴22にて再度処理さ
れ、藁くず等が機外へ排出され、二番物は二番コンベア
23上へ落下し、平行処理胴24へ還元され再度処理さ
れる。前記揺動選別装置9のチャフシーブ20から漏下
した精粒は、一番コンベア25上へ落下し、グレンタン
ク26へ搬送されて貯留される。前記チャフシーブ20
は図4に示すように、チャフフィン20a・20a・・
・の上部は機体側に枢支され、下端は連結杆29に枢支
され、一端のチャフフィン20aの上部軸にベルクラン
ク30が固設されている。該ベルクランク30の一側の
アーム30a端にスプリング31を係止し、他側のアー
ム30bに連結ワイヤー32が係止されている。該連結
ワイヤー32の他端は、唐箕33の吸引口34の大きさ
を変更するためのシャッター35を回動するアーム38
と連結されている。該アーム38には、シャッター35
を開放する側へ付勢するスプリング36が連結されてい
る。
【0008】前記連結ワイヤー32の中途部には扇形ギ
ヤ37が枢支され、該扇形ギヤ37は制御モーター40
よりギヤボックス41を介して駆動され、扇形ギヤ37
の側面より突出したピン37aを角度センサー42のア
ームに当接させることによりその回動量を検知し、チャ
フフィン20aの開度を検知できるようにしているので
ある。
【0009】以上の構成において、本発明の要部である
制御を、図6・図7・図8・図9のフローチャートに従
って説明する。フローチャートにおいて、FONフラグ
が1ということは、制御モーター40が駆動されたこと
を示し、FONフラグが0ということは、制御モーター
40が駆動されていないことを示している。FOFFフ
ラグが1であるということは、パルス駆動による制御中
のパルスOFF時間であるT4 の時間内にあるというこ
とであり、FOFFフラグが0ということは、この制御
モーター40の停止がパルスOFF時間中のモーターの
停止ではないということを示している。
【0010】まず、制御間隔を決めるためのタイマーT
1 が、設定時間t1 を経過すると(S1)、タイマーT
1 をリセットし(S2)、タイマーT1 のカウントを開
始する(S3)。次に、排藁等の脱穀処理量を検知する
ために脱穀処理量センサー19の検出値VW を読み込み
(S4)、またチャフフィン20aの角度を角度センサ
ー42から検出した値VC をVKCとし(S5)、その値
C を読み込む(S6)。前記VW ・VC が0、即ち脱
穀処理量センサー19と角度センサー42から信号がで
ていなければ(S7)、警報ランプを点滅(S10)さ
せて警報を発すべく構成している。また前記繰出値VW
・VC が0でなければ、FONフラグが1かどうかを判
断し(S8)、1でなければへ、1であれば制御モー
ター40がチャフフィン20aを回動すべく作動してい
る状態を表し、VC −VKCを演算し、その絶対値が0以
上であれば作動していることが分かり、0であれば制御
モーター40が壊れていることになり警報ランプを点滅
させて警報を発する(S10)。0以上であればへ進
む。
【0011】より自動スイッチがONしているかどう
かを判断し(S11)、自動スイッチがONであって
も、作業クラッチがOFF(S12)であれば手動操作
と判断し、警報ランプを消灯し(S13)、タイマーT
2 、T3 、T4 をリセットし、FOFFフラグを0にす
る(S14)。そして手動で、角度設定する時の調節ボ
リュームの電圧VH を検出し(S15)、チャフフィン
20aの角度センサー42の値を合わせるために、目標
値VBをk1 H +αを演算して求め(S16)、チャ
フ角検出値VC が目標値VB ±ΔV1 の範囲内にあるか
を判断する(S17)。範囲外であればその目標値に近
付くように制御モーター40を駆動し(S18)、制御
モーター40が駆動されたことを示すFONフラグを1
にして(S19)元のへ戻る。目標値VB ±ΔV1
範囲内であれば駆動モーター40を停止して(S2
0)、制御モーター40が停止されていることを示すF
ONフラグを0にして(S21)元のへ戻る。
【0012】前記自動スイッチがONで作業クラッチが
ONであれば、警報ランプを点灯し(S22)、自動制
御であることを表示し、n=0かを判断し(S23)、
0であれば脱穀処理量センサー19の検出値VW をVK1
とし(S24)、n=1とする(S25)。そして脱穀
処理量センサー19の平均をとるためにその値をVa
し(S34)、から先の後述する制御を行い、再び最
初からフローが繰り返されて(S23)にくると、nは
1と入力されているから(S26)、その時の脱穀処理
量センサー19の検出値VW をVK2とし(S27)、n
=2として(S28)前回のVK1とVK2の平均がVa
される。同様に繰り返されて(S29)〜(S33)、
最高4回の平均が得られ、その後はnが更新されて最新
の4回分の平均が得られるようにしている(S34)。
【0013】次にから選択ダイヤルにより稲乾材かど
うかを判断し(S35)、稲乾材である場合稲乾材の定
数k2sをk2 とし(S36)、稲乾材の場合のチャフ角
の上限値VmaxsをVmax とし、下限値VminsをVmin
し、稲乾材の場合の刈取終了後のチャフシーブ20が閉
じるまでの時間t2sをt2 とする(S37)。本発明に
おいて、上記一定時間t2 は、脱穀処理量センサー19
の検出値が、脱穀処理量のしきい値VY を越えて低くな
った場合において、一定時間その前の制御状態を保持す
る際の一定時間に該当する時間であり、この一定時間t
2 を、稲乾材と、麦と、稲湿材とで変更すべく構成して
いるのである。選択ダイヤルが麦の場合(S38)に
は、前記同様に、麦の定数k2mをk2 とし(S39)、
麦の場合のチャフ角の上限値VmaxmをVmax とし、下限
値VminmをVmin とし、麦の場合の刈取終了後のチャフ
シーブ20が閉じるまでの時間t 2mをt2 とする(S4
0)。同様に選択ダイヤルがそれ以外の時、本実施例で
は稲湿材の場合、その定数k 2iをk2 とし(S41)、
チャフ角の上限値VmaxiをVmax とし、下限値Vmini
min とし、刈取終了後のチャフシーブ20が閉じるま
での時間t2iをt2 とする(S42)。
【0014】そして、オペレーターが手動で微調整する
時のボリュームの値VH を読み込み(S43)、前記値
よりチャフ角目標値VB を演算し(S44)、チャフ角
検出値Vc が目標値VB ±ΔV2 の範囲無いにあるかど
うかを判断する(S45)。目標範囲内に入っていれ
ば、制御モーター40を駆動してチャフフィン20aを
回動する必要はないので、制御モーター40を停止して
(S46)、制御モーター40をパルス駆動して、チャ
フフィン20aを回動する際のON時間であるタイマー
3 とOFF時間であるT4 をリセットし、FOFFフ
ラグを0にする(S47)。チャフ角検出値VC がチャ
フ角の上限値VMAX と下限値VMIN の範囲外、即ち、制
御範囲外にあれば(S48)、制御出来ないのであるか
ら、前記同様に制御モーター40を停止して(S4
6)、タイマーT3 ・T4 をリセットし、FOFFフラ
グを0にする(S47)。
【0015】次に、制御範囲内であれば前記排藁等の脱
穀処理量を検出する脱穀処理量センサー19の平均値V
a が、排藁等の脱穀処理量が殆ど無くなった状態のしき
い値VY よりも小さいか同じと判断(S49)すれば、
このしきい値VY を越えると、これは圃場端回行時や、
刈取終了時のような穀稈の無くなった状態であると判断
して、時間T2 のカウントを(S50)開始し、該時間
2 が一定時間を越えたかどうかを前述の一定時間t2
と比較(S51)することにより判断するのである。
【0016】そして脱穀処理量センサー19の平均値V
a がしきい値VY よりも低くなった後で一定時間t2
越えるまでは、その前の状態を維持するのである。この
場合には、刈取状態の正常な制御による排藁等の脱穀処
理量の低下とは相違し、圃場端回行時や刈取終了時にお
ける排藁等の脱穀処理量の急激な減少であるから、制御
指令どおりに一気にチャフフィン20aを閉鎖すると三
番口からの精粒のロスが発生するという不具合が発生す
るので、一定時間t2 その前の状態を維持するのであ
る。即ち、再びに戻って、フローチャート上を空回り
することにより、一定時間その前の状態を維持するので
ある。もし、脱穀処理量センサー19の検出値の低下時
間T2 が、一定時間t2 を越えると時間T2 のカウント
を停止し、リセットする(S52)のである。
【0017】そして圃場端回行時や刈取終了時の如く一
気に排藁が無くなる状態では無いと判断したならば(S
49)、検出値の低下時間T2 をリセットし(S5
2)、に進むのである。においては、まずFOFF
フラグが1かどうかを判断し(S53)、FOFFフラ
グが1である場合には、パルス制御中の停止パルスの状
態であるから、そのままに進み、停止パルスの時間t
4 が経過するのを待つのである。またFOFFフラグが
1でなければ制御モーター40を目標値側へ駆動し(S
54)、制御モーター40が駆動したことを示すFON
フラグを1として(S55)、T3 をカウント開始する
(S56)のである。T3 はパルス制御のモーター駆動
時間であり、この間だけ制御モーター40が回転され
る。
【0018】そして、該モーター駆動時間t3 は2つの
設定時間t3 とt3 ’が設定されている。チャフ角検出
値VC とチャフ角目標値VB の差の絶対値が、設定値Δ
3 より大きいかどうかを判断し(S57)、大きい場
合T3 は長い方の駆動時間t3 の方を用いて駆動し、該
長い方の駆動時間t3 が経過しているか判断し(S5
8)、経過していない場合はへ、経過していれば制御
モーター40を停止する(S60)。同様にチャフ角繰
出値VC とチャフ角目標値VB の差の絶対値が設定値Δ
3より小さい場合には、短い方のモーター駆動時間t
3 ’を用いる。
【0019】そしてモーター駆動時間t3 ’を経過して
いるか判断し(S59)、経過していない場合はへ、
経過していれば制御モーター40を停止する(S6
0)。そして、制御モーター40を駆動後に停止パルス
状態でモーターが停止しているのであるから、FOFF
フラグを1とし、制御モーター40は停止しているので
あるから、FONフラグを0とし(S61)、タイマー
3 をリセットし(S62)、タイマーT4 をカウント
開始する(S63)。該タイマーT4 はパルス駆動中に
おける停止パルスの時間であり、停止パルスの時間が経
過した後は(S65)、FOFFフラグを0としてに
戻るのである。そして、T4 がt4 を経過していない場
合(S64)は、FOFFフラグを1のままで、元の
へ戻るのである。
【0020】図5においては、脱穀処理量センサー19
の検出値に対して、チャフフィン20aの角度センサー
42の制御後の値が示されている。そして該折れ線のう
ちで、稲湿材の場合には流量が少なくなっても或る程度
「開」状態を保つようにするが、余り量が少なくなる
と、少し「閉」方向に操作するのである。稲・麦の乾材
の場合には、流量が少なくなるに連れて「閉」としてい
くが、あまりに閉め過ぎると穀粒が通過しなくなるの
で、途中から閉め具合を変更しているのである。麦は滑
り易いので、角度を小さくするが、籾の場合には滑り難
いので、脱穀処理量センサー19の検出値に対して角度
は大きく滑り易くするのである。特に刈取適期前の刈取
や、朝方や雨上がりの刈取のように湿度の多い場合には
より角度を急にするのである。
【0021】
【発明の効果】以上のような構成により本発明は次のよ
うな効果を奏するものである。請求項1の如く、脱穀装
置により脱穀後に、脱穀処理量を検出する脱穀処理量セ
ンサー19を設け、該脱穀処理量センサー19が検出し
た脱穀処理量の検出値により、チャフシーブ20を構成
するチャフフィン20aの角度を調整する構成におい
て、該チャフフィン20aの角度調整範囲を変更する選
択ダイヤルを設け、該選択ダイヤルにより、『麦』と
『稲乾材』と『湿材』の3段階の角度調整範囲を選択切
換可能としたので、脱穀処理量センサー19の検出値が
同じでも、それぞれの摩擦係数が相違するのでチャフフ
ィン20aからの落下所要時間が相違するが、この角度
調整範囲を変更することにより、3条件でも同じ選別状
態を得ることが出来るようになったのである。
【0022】請求項2の如く、脱穀装置により脱穀後
に、脱穀処理量を検出する脱穀処理量センサー19を設
け、該脱穀処理量センサー19が検出する脱穀処理量の
検出値に基づいて、チャフ角度を制御するコンバインの
選別制御装置において、圃場端において機体回行時に
は、一定時間t2 は回行前の選別制御状態を維持する構
成において、該一定時間t2 を変更する選択ダイヤルを
設け、該選択ダイヤルにより、『麦』と『稲乾材』と
『湿材』の3段階に一定時間t2 を選択切換可能とした
ので、圃場端回行時においても、チャフシーブ20を前
の状態に維持する所要時間を、3条件毎に変更して、ど
の場合でも、対等の選別制御状態とすることが出来たの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】脱穀選別部の側面断面図。
【図3】排藁チェーンに設けた脱穀処理量センサー19
の部分を示す後面図。
【図4】唐箕とチャフシーブの側面一部断面図。
【図5】排藁等の脱穀処理量とチャフシーブの目標角の
関係を示す図。
【図6】制御フローチャート図。
【図7】制御フローチャート図。
【図8】制御フローチャート図。
【図9】制御フローチャート図。
【符号の説明】
19 脱穀処理量センサー 20 チャフシーブ 20a チャフフィン 40 制御モーター VY しきい値 t2 一定時間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置により脱穀後に、脱穀処理量を
    検出する脱穀処理量センサー19を設け、該脱穀処理量
    センサー19が検出した脱穀処理量の検出値により、チ
    ャフシーブ20を構成するチャフフィン20aの角度を
    調整する構成において、該チャフフィン20aの角度調
    整範囲を変更する選択ダイヤルを設け、該選択ダイヤル
    により、『麦』と『稲乾材』と『湿材』の3段階の角度
    調整範囲を選択切換可能としたことを特徴とするコンバ
    インの選別制御装置。
  2. 【請求項2】 脱穀装置により脱穀後に、脱穀処理量を
    検出する脱穀処理量センサー19を設け、該脱穀処理量
    センサー19が検出する脱穀処理量の検出値に基づい
    て、チャフ角度を制御するコンバインの選別制御装置に
    おいて、圃場端において機体回行時には、一定時間t2
    は回行前の選別制御状態を維持する構成において、該一
    定時間t2 を変更する選択ダイヤルを設け、該選択ダイ
    ヤルにより、『麦』と『稲乾材』と『湿材』の3段階に
    一定時間t2 を選択切換可能としたことを特徴とするコ
    ンバインの選別制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168344U (ja) * 1984-04-13 1985-11-08 ヤンマー農機株式会社 脱穀装置
JPH01120225A (ja) * 1987-11-02 1989-05-12 Kubota Ltd 脱穀装置

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