JPH08275638A - 苗植付機構 - Google Patents

苗植付機構

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Publication number
JPH08275638A
JPH08275638A JP8107195A JP8107195A JPH08275638A JP H08275638 A JPH08275638 A JP H08275638A JP 8107195 A JP8107195 A JP 8107195A JP 8107195 A JP8107195 A JP 8107195A JP H08275638 A JPH08275638 A JP H08275638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
planetary gear
case
planting
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP8107195A
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English (en)
Inventor
Mamoru Kubo
守 久保
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 苗のせ台から苗を切出す際に回転ケース内の
ギヤのバックラッシュに起因する植付爪支持ケースの後
退揺動を阻止する。 【構成】 回転ケース10に苗植付爪12を有する植付
爪支持体13を支持軸14で軸支し、植付爪支持体13
と回転ケース10とを相対回動駆動させるよう、支持軸
14に一体回動自在に設けられた遊星ギヤ30と、それ
に噛み合う中間ギヤ32とを有したギヤ式の相対回動手
段を形成し、支持軸14に遊嵌し、且つ、遊星ギヤ30
に対して弾性体44を介して連動回動する先行回動部材
41と、中間ギヤ32と一体的に回動すると共に、中間
ギヤ32の歯先よりも径方向外方に突出する状態で設け
られ、所定の回転位相領域において、先行回動部材41
に接当作用して、遊星ギヤ30を先行回動させる操作部
材40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植付伝動ケースに対し
て第1軸芯周りで回転自在に支持された回転ケースに、
前記第1軸芯と平行な第2軸芯周りで相対回動自在に、
苗植付爪が取付けられた植付爪支持体を軸支し、前記植
付爪支持体を一体的に回動する状態で軸支する支持軸
と、前記植付伝動ケースとの間に、前記回転ケースの回
転に伴って、前記苗植付爪の先端部が略楕円軌跡を描く
ように、前記植付爪支持体と前記回転ケースとを相対回
動駆動させる遊星ギヤ式の相対回動手段を介装し、前記
相対回動手段は、前記支持軸に一体回動自在に設けられ
た遊星ギヤと、それに噛み合う中間ギヤとを備え、前記
回転ケースの回転に伴って、前記中間ギヤが前記遊星ギ
ヤを相対的に噛み合い駆動させるように構成してある苗
植付機構に関し、詳しくは、苗植付時において遊星ギヤ
と中間ギヤとの間のバックラッシュに起因する植付爪支
持体の姿勢の乱れを解消する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された苗植付機
構として特開平1‐160415号公報あるいは特開平
6‐133614号公報に示されるものが存在する。こ
れらの従来例では、回転ケースに対する植付爪支持体
(植付アーム)の姿勢を決める遊星ギヤと一体回転する
系にカムを備え、このカムに接触するアームを備えるこ
とによって、植付爪支持体が苗のせ台の苗を切出す直前
に遊星ギヤと中間ギヤとの間のバックラッシュを取除き
植付爪支持体の苗植付爪が苗のせ台の苗を切出す際の抵
抗によって植付爪支持体が支持軸の軸芯(遊星ギヤの軸
芯と一致する)周りで後退揺動する現象を解消するもの
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、植付爪支
持体と一体回転する系に設けたカムに対してバネの付勢
力によって圧接するアームからの力の作用によって、中
間ギヤの力で回転操作される遊星ギヤに対して先行させ
る方向に回転力を作用させてバックラッシュを取除き、
前述のように植付爪支持体の苗植付爪が苗のせ台の苗を
切出す際の抵抗によって植付爪支持体が支持軸の軸芯周
りで後退揺動する現象を解消するものとなっている。
【0004】しかし、この従来例のように植付爪支持体
が苗のせ台の苗を切出す直前のタイミングでにバックラ
ッシュを取除くものでは、このタイミングで迅速にバッ
クラッシュを取除くようにカムとアームとの間に作用す
る圧接力を比較的大きく設定しているので、この圧接力
に起因する摩擦抵抗によって駆動力にロスを発生させや
すいものとなっている。又、この従来例のように回転ケ
ースの側にアームを備えるものでは回転ケースの内部に
アーム、バネを収めるスペースを必要として回転ケース
の大型化に繋がるものとなり改善の余地がある。
【0005】本発明の目的は、苗のせ台から苗を切出す
際に植付爪支持体の姿勢の乱れを阻止する機構を駆動力
にロスを発生させず、しかも、回転ケースの大型化を抑
制した苗植付機構を合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記したように、植付伝動ケースに支持
された回転ケースに対して相対回動自在に苗植付爪が取
付けられた植付爪支持体を軸支し、回転ケースの回転に
伴って苗植付爪の先端部が略楕円軌跡を描くように、植
付爪支持体と前記回転ケースとを相対回動駆動させる遊
星ギヤ式の相対回動手段を備え、この相対回動手段は、
支持軸に設けられた遊星ギヤと、それに噛み合う中間ギ
ヤとを備え、回転ケースの回転に伴って、中間ギヤが遊
星ギヤを相対的に噛み合い駆動させるように構成してあ
る苗植付機構において、前記支持軸に遊転自在に外嵌さ
れ、且つ、前記遊星ギヤに対して弾性体を介して連動回
動するカムフォロアと、前記中間ギヤと一体的に回動す
ると共に、中間ギヤの歯先よりも径方向外方に突出する
状態で設けられ、所定の回転位相領域において、前記カ
ムフォロアに作用して、前記遊星ギヤを先行回動させる
カム体とを備えてある点にあり、その作用、及び、効果
は次の通りである。
【0007】本発明の第2の特徴(請求項2)は冒頭に
記したように、植付伝動ケースに支持された回転ケース
に対して相対回動自在に苗植付爪が取付けられた植付爪
支持体を軸支し、回転ケースの回転に伴って苗植付爪の
先端部が略楕円軌跡を描くように、植付爪支持体と前記
回転ケースとを相対回動駆動させる遊星ギヤ式の相対回
動手段を備え、この相対回動手段は、支持軸に設けられ
た遊星ギヤと、それに噛み合う中間ギヤとを備え、回転
ケースの回転に伴って、中間ギヤが遊星ギヤを相対的に
噛み合い駆動させるように構成してある苗植付機構にお
いて、前記遊星ギヤの横側部位に、前記支持軸に相対回
動自在な補助ギヤを設け、この補助ギヤは、前記遊星ギ
ヤの歯数よりも少ない歯数であって、且つ、前記遊星ギ
ヤに先行する状態で、前記中間ギヤに噛み合い回動可能
に構成し、且つ、前記補助ギヤに対して、設定値以上の
相対回動力によって相対回動を許容する融通機構を介し
て連動回動するように構成してある点にあり、その作
用、及び、効果は次の通りである。
【0008】本発明の第3の特徴(請求項3)は冒頭に
記したように、植付伝動ケースに支持された回転ケース
に対して相対回動自在に苗植付爪が取付けられた植付爪
支持体を軸支し、回転ケースの回転に伴って苗植付爪の
先端部が略楕円軌跡を描くように、植付爪支持体と前記
回転ケースとを相対回動駆動させる遊星ギヤ式の相対回
動手段を備え、この相対回動手段は、支持軸に設けられ
た遊星ギヤと、それに噛み合う中間ギヤとを備え、回転
ケースの回転に伴って、中間ギヤが遊星ギヤを相対的に
噛み合い駆動させるように構成してある苗植付機構にお
いて、前記遊星ギヤの横側部位に、前記支持軸に相対回
動自在な間欠ギヤを設け、この間欠ギヤは、前記遊星ギ
ヤの歯数よりも少ない歯数に相当するピッチで、且つ、
前記遊星ギヤに先行する状態で、前記中間ギヤに噛み合
い回動可能に、ギヤ歯を形成すると共に、周方向の一部
の歯を切欠いた状態で構成してあり、前記間欠ギヤが前
記遊星ギヤに対して所定量のみ相対回動を許容し、前記
所定量以上の相対回動を規制する融通規制機構を設ける
と共に、前記間欠ギヤを前記遊星ギヤに対して駆動回転
方向と逆回転方向に回動付勢し、且つ、間欠ギヤの先行
回動に伴って前記遊星ギヤを連動回動させる弾性体を設
けてある点にあり、その作用、及び、効果は次の通りで
ある。
【0009】
【作用】上記第1の特徴(請求項1)によると、中間ギ
ヤと一体回動するカム体の先端が中間ギヤの周速度より
高速の周速度を有するため、中間ギヤが所定の回転位相
領域に達した際には、このカム体の先端がカムフォロア
に接当することにより、カムフォロアからの力が弾性体
を介して遊星ギヤを先行させる側に回動させる力として
作用するものとなり、この結果、中間ギヤと遊星ギヤと
の間のバックラッシュが取除かれ、植付爪支持体の苗植
付爪が苗のせ台の苗を切出す際にも該植付爪支持体を支
持軸周りに後退揺動させることがない。又、この構成で
はカムフォロアからの力が弾性体を介して遊星ギヤに伝
えられるので、カム体によるカムフォロアの回動操作量
をバックラッシュを取除く回動量と正確に一致させずと
も、カムフォロアの回動操作量をバックラッシュを取除
く回動量より少し大きくなるよう設定して弾性体の融通
機能を利用することも可能となり精度の高い加工を行わ
ずに済むものとなる。
【0010】つまり、この構成では駆動力で遊星ギヤを
先行させるので、従来例と比較して迅速にバックラッシ
ュの取除きを可能にすると共に、従来例のようにカムと
アームとの間で回転を制動する方向に抵抗が作用するも
のと比較して、駆動系に対する抵抗が小さく、しかも、
従来例のように回転ケースの内面に付随する形態でアー
ムやバネを収納するための空間を必要としない。
【0011】上記第2の特徴(請求項2)によると、中
間ギヤの回転時には補助ギヤからの回転力で遊星ギヤが
連動回動するので、この補助ギヤの回転力が遊星ギヤを
常に先行させる側に作用するものとなり、この結果、中
間ギヤと遊星ギヤとの間のバックラッシュが取除かれ、
植付爪支持体の苗植付爪が苗のせ台の苗を切出す際にも
該植付爪支持体を支持軸周りに後退揺動させることがな
い。又、この構成では遊星ギヤと補助ギヤとが融通機構
を介して連動回動するので、遊星ギヤに対して補助ギヤ
が先行するに拘わらず融通機構が、遊星ギヤと補助ギヤ
との間で相対回動を許容して遊星ギヤに対する補助ギヤ
からの過大な先行回動力の作用を解除できるものとな
る。
【0012】つまり、この構成では補助ギヤを用いて遊
星ギヤを先行させるので、従来例と比較して時間遅れの
ない状態でバックラッシュの取除きを可能にすると共
に、従来例のようにカムとアームとの間で回転を制動す
る方向に抵抗が作用するものと比較して、駆動系に対す
る抵抗が小さく、しかも、従来例のように回転ケースの
内面に付随する形態でアームやバネを収納するための空
間を必要としない。
【0013】上記第3の特徴(請求項3)によると、中
間ギヤの回転時には間欠ギヤからの回転力で遊星ギヤが
連動回動するので、この間欠ギヤの回転力が弾性体を介
して遊星ギヤを先行させる側に作用するものとなり、こ
の結果、中間ギヤと遊星ギヤとの間のバックラッシュが
取除かれ、植付爪支持体の苗植付爪が苗のせ台の苗を切
出す際にも該植付爪支持体を支持軸周りに後退揺動させ
ることがない。又、この構成では中間ギヤに対して間欠
ギヤが噛み合い、しかも、融通規制機構を備えいるの
で、間欠ギヤの歯が中間ギヤの歯と噛み合わない回転位
相に達すると、間欠ギヤから遊星ギヤに対して回転力が
伝えられなくなり、これと同時に遊星ギヤは中間ギヤで
駆動され、又、間欠ギヤは弾性体の付勢力で初期の姿勢
に復帰して遊星ギヤに対して間欠ギヤが大きく先行する
ことを回避するものとなる。
【0014】つまり、この構成では間欠ギヤを用いて遊
星ギヤを先行させるので、従来例と比較して必要な回転
位相で時間遅れのない状態でバックラッシュの取除きを
可能にすると共に、従来例のようにカムとアームとの間
で回転を制動する方向に抵抗が作用するものと比較し
て、駆動系に対する抵抗が小さく、しかも、従来例のよ
うに回転ケースの内面に付随する形態でアームやバネを
収納するための空間を必要としない。
【0015】
【発明の効果】従って、苗のせ台から苗を切出す際に植
付爪支持体の後退方向への揺動を阻止して適正な姿勢で
苗のせ台からの苗の切出しを可能にする苗植付機構が駆
動力にロスを発生させず、しかも、回転ケースの大型化
を抑制して合理的に構成できた(請求項1、請求項2、
請求項3)。又、中間ギヤに備えたカム体の駆動力で遊
星ギヤを先行させるものでは所望のタイミングで迅速に
バックラッシュを取除くことを可能にするものであり
(請求項1)、補助ギヤを用いるものでは常時バックラ
ッシュを取除くことを可能にし(請求項2)、間欠ギヤ
を用いるものでは所望のタイミングでのバックラッシュ
を取除くと同時に遊星ギヤを大きく先行させることがな
い(請求項3)という効果を奏する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の請求項1に対応した実施例を
図面に基づいて説明する。図1に走行機体に備えられた
苗植付装置を示している。この苗植付装置は、角パイプ
状のメインフレーム1を機体横幅方向に沿って配置し、
このメインフレーム1の横幅方向ほぼ中央部に機体側か
らの動力が伝えられるフィードケース2を取付けると共
に、横幅方向に適宜間隔をあけて複数の植付伝動ケース
3を後方に向けて延出する状態で取付けてあり、これら
によって、フレーム体が構成されている。そして、機体
横幅方向に一定ストロークで往復移動する苗のせ台4を
フレーム体に支持させ、この苗のせ台4上に載置された
マット苗の一部を切り出して、圃場に植付ける複数の苗
植付機構5を、前記各植付伝動ケース3の後部の左右両
側に夫々配設してある。
【0017】次に、前記各苗植付機構5の構成について
説明する。図2に示すように、フィードケース2から伝
動チェーン(図示せず)を介して回転動力が伝えられる
駆動軸8が、植付伝動ケース3の後部において、横方向
外方に突出する状態で回動自在にベアリング9にて支持
され、この駆動軸8の外方突出部に、一体的に回動する
状態で回転ケース10を取付けてある。つまり、駆動軸
8の突出側端部に外周部の一部に切欠kを形成してあ
り、回転ケース10の軸承部10aに、駆動軸8軸芯と
直交する方向にテーパピン11が前記切欠kに圧接する
状態で打ち込み圧入され、駆動軸8と回転ケース10と
が一体回転すると共に、回転ケース10の外方への抜け
外れを阻止するようにしている。
【0018】この回転ケース10には、駆動軸8の軸芯
X1に対して180度の回転位相差を有する、2つの平
行な軸芯X2,X3周りで相対回動自在に、夫々、苗植
付爪12が取付けられた一対の植付爪支持体としての植
付爪支持ケース13を各別に支持軸14によって軸支し
てある。
【0019】図2乃至図4に示すように、前記各植付爪
支持ケース13には、苗植付爪12が取付け支持される
と共に、苗植付け作動に伴って苗植付爪12により保持
されている苗を圃場に押し出す苗押し出し具15が設け
られている。植付爪支持ケース13内に、支持軸14の
軸芯の延長上に位置するカム軸16が相対回動自在にベ
アリング支持され、このカム軸16には、苗押し出し具
15を押し出し作動させるカム17が形成されている。
カム軸16は、他方側のカム軸16と共に、それらにわ
たって架設された連結杆18にボルト連結され、回転ケ
ース10の回転に伴って一体的に回動するようになって
いる。
【0020】苗押し出し具15にはリンク19を介して
天秤アーム20が枢支され、この天秤アーム20の反対
側端部には前記カム17に作用するカムフォロア21を
備えてあり、しかも、カムフォロア21がカム17に押
圧する方向に天秤アーム20を揺動付勢する戻しバネ2
2を備えてある。後述するように、植付爪支持ケース1
3は回転ケース10に対して相対的に回動することにな
るので、植付爪支持ケース13とカム軸16とは所定回
動範囲で相対回動することになる。従って、この相対回
動に伴って、カム軸16に設けられたカム17の作用に
よって、戻しバネ22の戻し付勢力に抗して苗押し出し
具15が植付け作動に伴って相対的に苗押し出し方向に
移動するように構成されている。
【0021】回転ケース10の回転に伴って、苗植付爪
12の先端部が側面視で略楕円軌跡を描くように、植付
爪支持ケース13と回転ケース10とを相対回動駆動さ
せるギヤ式の相対回動手段Sが備えられている。
【0022】詳述すると、回転ケース10の内部には、
植付伝動ケース3における駆動軸8の軸承用ボス部3a
に対して噛み合い部Aを介して駆動軸8の軸芯方向に噛
み合うことによって回転が阻止された状態で、円形の太
陽ギヤ23が駆動軸8に遊転外嵌されており、又、植付
爪支持ケース13を支持する支持軸14が、回転ケース
10の内部において左右両側のベアリング24,25に
より両持ち支持状態で回転自在に支持されている。そし
て、この支持軸14が、植付伝動ケース3と反対側外方
に向けて回転ケース10から外方突出させてあり、この
支持軸14の外方突出部に一体的に形成されたフランジ
連結部26に、植付爪支持ケース13に形成されたフラ
ンジ連結部27を一対のボルト28,28で締付け連結
すると共に、支持軸14のフランジ連結部26よりも外
端側の軸部を植付爪支持ケース13の挿通孔29に嵌合
装着させて植付爪支持ケース13を位置決め状態で支持
するように構成してある。
【0023】回転ケース10に備えた夫々の植付爪支持
ケース13,13は、後述するように回転ケース10が
軸芯X1周りで1回転する際に、軸芯X2,X3周りで
逆方向に1回転するものであり、この回転の際には、側
面視において一方の植付爪支持ケース13の苗植付爪1
2の先端部が回転ケース10に対して回転する際の軌跡
F(円形の軌跡になる、図4を参照)の外方側に、他方
の植付爪支持ケース13の両フランジ連結部26,27
が位置するよう両フランジ連結部26,27を成形し、
又、相対位置関係を設定して、ボルト28をボックスレ
ンチ等で回動操作する際、人為的にボルト28を操作す
る際に他方の苗植付爪12、あるいは、植付爪支持ケー
ス13が妨げにならないように構成されている。
【0024】図5に示すように、このフランジ連結部2
6にはアーム部26Aが一体形成され、このアーム部2
6Aと植付爪支持ケース13の突出部13Aとの間に
は、突出部13Aに螺合するネジ部材46、及び、ロッ
クナット47を有した調節機構を備えて、支持軸14の
軸芯(軸芯X2若しくは軸芯X3)周りでのフランジ連
結部26と植付爪支持ケース13との相対回動姿勢を調
節できるよう構成されている。
【0025】回転ケース10内において、支持軸14に
一体回転自在に円形の遊星ギヤ30がスプライン外嵌さ
れ、この遊星ギヤ30と、前記太陽ギヤ23との間の中
間伝動部に、夫々の回転軸芯が変位する円形の第1中間
ギヤ31と円形の第2中間ギヤ32とを不等速状態で回
動させる偏芯クランク式の回動伝達機構Dを備えてあ
る。第1中間ギヤ31は、太陽ギヤ23に噛み合うと共
に、その太陽ギヤ23と同一歯数になるように形成さ
れ、第2中間ギヤ32は前記遊星ギヤ30に噛み合うと
共に、その遊星ギヤ30と同一歯数になるように形成さ
れ、第1中間ギヤ31の回転軸芯X4が第2中間ギヤ3
2の回転軸芯X5よりも太陽ギヤ23から離間する側に
偏芯した状態で、夫々の回転支軸33,34が回転ケー
ス10にベアリング支持されている。各回転支軸33,
34は、夫々の中間ギヤ31,32に対して互いに逆向
きに横一側方に突出する状態で設けられ、各中間ギヤ3
1,32は回転ケース10に対して片持ち状に軸支され
ている。
【0026】そして、前記第2中間ギヤ32における回
転支軸34と反対側、つまり、第1中間ギヤ31に対向
する側であってその回転軸芯から偏芯した箇所に、一体
的に伝動部としてのクランクローラ35が設けられてい
る。図6に示すように、このクランクローラ35は、耐
磨耗性の材質からなり、第2中間ギヤ32の側面に一体
的に突設させたピン36に回動自在に外嵌させてある。
又、第1中間ギヤ31における回転支軸33と反対側、
つまり、第2中間ギヤ32に対向する側には、前記クラ
ンクローラ35が係合すると共に、クランクローラ35
が径方向に位置ずれすることを許容しながら回転力を伝
える伝動部としての溝部38を形成する一対の突条3
9,39を形成してある。
【0027】前記各中間ギヤ31,32は、回転ケース
10内に組付けられた状態において、互いに対向する端
面同士、即ち、前記突条39の対向側端面と、第2中間
ギヤ32の対向側の側面とを接当させる状態で配置して
ある。このようにして、回転ケース10に対して片持ち
状に軸支される構成に起因して発生する苗植付け作動に
伴う駆動反力によって、ギヤが傾斜することを互いに接
当支持することで未然に防止できる構成としている。
【0028】このように構成することで、回転ケース1
0の回転に伴って第1中間ギヤ31が太陽ギヤ23に対
する噛み合い状態を維持しながら、駆動軸8の軸芯周り
で1回転公転すると、植付爪支持ケース13が回転ケー
ス10に対して逆方向に1回転自転することになる。こ
こで、この第1中間ギヤ31に対して遊星ギヤ30が噛
み合う状態であれば、遊星ギヤ30が第1中間ギヤ31
に対して逆向きに1回転自転するから、相対的に自転し
ない状態と同じになる。
【0029】しかし、上述したような相対回動手段Sが
設けられることで、第1中間ギヤ31に設けられた突条
39によって回動操作されるクランクローラ35が設け
られる第2中間ギヤ32は、回転軸芯が偏芯しているこ
とによって、回転ケース10の1回転に対して1回の変
動周期で相対回動周速度が変化することになる。
【0030】その結果、円形ギヤのみを用いたものであ
り乍ら、回転ケース10の回転に応じて遊星ギヤ30の
自転角度が図7に示すように周期的に変動することにな
り、苗植付爪12の先端部の軌跡が図1に示すように、
側面視で略楕円軌跡を描きながら、苗植付爪12が相対
的に上下に首振り運動が実行され、適切な苗植付け作動
が実行される。しかも、植付爪支持ケース13を支持す
る支持軸14は、回転ケース10内において左右両側で
両持ち状態でベアリング支持され、強固に支持すること
ができる。
【0031】前記苗植付爪12が、苗のせ台4上の苗に
突入する際、回転ケース10の回転方向と逆方向に向け
て強い衝撃反力を受けるが、この衝撃反力を受ける方向
は、遊星ギヤ30の駆動回動方向と同じであることか
ら、ギヤ噛み合い部のバックラッシュに相当するガタツ
キ分だけ、苗植付爪12の移動方向(回転ケース10の
回転方向)と反対方向に移動するおそれがあり、その結
果、円滑な苗切出しが行えない虞がある。そこで、この
ようなガタツキを少なくさせるためのガタ取り機構が設
けられている。
【0032】つまり、図8、図9に示すように、前記第
2中間ギヤ32の横側部位に、ギヤ歯先よりも径方向外
方に突出する2個の操作部40aが形成されたカム体と
しての操作部材40を一体回動自在に設けると共に、前
記支持軸14における前記操作部材40に対応する箇所
に、先端部がギヤピッチ円とほぼ一致する2個の接当部
41aが形成されたカムフォロアとしての先行回動部材
41を、支持軸14に遊転自在に外嵌する状態で設けて
ある。前記先行回動部材41は、遊星ギヤ30の側面に
立設したピン42により接当されて回動するように構成
され、ギヤ噛み合いによる回動に伴って接当部41aが
少しだけ操作部40aよりも先行して回動すると共に、
この接当部41aに対してギヤ歯先よりも突出した操作
部40aが接当操作して、ギヤ噛み合いによる回動より
も少しだけ先行させた状態で、先行回動部材41を先行
させて回動させるように構成してある。
【0033】そして、先行回動部材41の側面に立設し
たピン43と、遊星ギヤ30の側面に立設したピン42
とにわたって先行回動部材41のボス部41bにループ
状に巻回された板バネ44を張設してあり、上述したよ
うな接当操作による先行回動に伴ってこの板バネ44の
バネ付勢力により遊星ギヤ30が連動して先行回動する
ように構成されている。その結果、苗切出し作動時にお
いて、図10(イ),(ロ)に示すように、操作部40
aがギヤ部よりも大径に設けられる結果、わずかにギヤ
部に先行して、接当部41aを回動させ、第2中間ギヤ
32に対して遊星ギヤ30が少しだけ先行する状態で回
動することになり、植付爪支持ケース13が予め後退し
た状態で苗切出しが実行されることになり、バックラッ
シュによるガタつきが解消された状態で、苗切出し作用
が行われることになる。尚、図10の(イ)は接当開始
時、(ロ)は先行回動作動中、(ハ)は接当作用終了時
を夫々示している。
【0034】尚、前記接当部41a及び操作部40aが
夫々所定ピッチをあけて一対設けられ、苗の切出し作動
時だけでなく圃場への苗植付爪12が突入する際の衝撃
反力による植付爪支持ケース13の後端を阻止するよう
植付け作動時におけるガタツキも防止するように構成し
てある。
【0035】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
実施例におけるガタ取り機構を次のように構成して実施
することも可能である。尚、これらの別実施例で実施例
と共通する機能を有するものには実施例と同じ番号、符
号を附している。
【0036】(a)図11及び図12に示す構成は請求
項2に対応するものであり、この構成では支持軸14と
同軸芯上に相対回転自在に、遊星ギヤ30の歯数より少
ない歯数の補助ギヤ51を中間ギヤ32と噛み合う状態
に備えると共に、遊星ギヤ30の側に支持軸14の軸芯
に沿っう方向で補助ギヤ51の側にバネ52で突出付勢
されたボール53を備え、又、補助ギヤ51の側にボー
ル53と接当する凹凸部を有した鋸歯状面54を周方向
に沿ってリング状に形成することにより、中間ギヤ32
の回転時には遊星ギヤ30より補助ギヤ51を先行回転
させ、この回転力をボール53を介して遊星ギヤ30に
伝えることで、中間ギヤ32と遊星ギヤ30との間のバ
ックラッシュを取除くよう構成してある。
【0037】この構成では、バネ52、ボール53、鋸
歯状面54夫々で融通機構Tが形成され、図12に矢印
で示す方向に補助ギヤ51が先行回転し、バネ52を圧
縮してボール53が鋸歯状面54の突出部(遊星ギヤの
側に突出する部位)を乗越えることを可能にすること
で、遊星ギヤ30に対して補助ギヤ51からの先行回転
力が過大な力となって作用しないものとなっている。
【0038】(b)図13に示す構成も請求項2に対応
するものであり、この構成では支持軸14と同軸芯上に
相対回転自在に、遊星ギヤ30の歯数より少ない歯数の
補助ギヤ51を中間ギヤ32と噛み合う状態に備えると
共に、遊星ギヤ30と補助ギヤ51との対向する面同士
を圧接する皿バネ56を備えることで、中間ギヤ32の
回転時には遊星ギヤ30より補助ギヤ51を先行回転さ
せ、この回転力を接触面を介して遊星ギヤ30に伝える
ことで、中間ギヤ32と遊星ギヤ32との間のバックラ
ッシュを取除くよう構成してある。
【0039】この構成では、遊星ギヤ30と補助ギヤ5
1との接触する面、及び、皿バネ56で融通機構Tが形
成され、補助ギヤ51の先行回転量が大きくなった場合
には、融通機構Tが遊星ギヤ30と補助ギヤ51との相
対回転を許容して補助ギヤ51からの先行回転力が過大
な力となって作用しないものとなっている。
【0040】(c)図14(イ),(ロ),(ハ)に示
す構成は請求項3に対応するものであり、(イ)に示す
ようにこの構成では支持軸14に相対回転自在な間欠ギ
ヤ57を設け、この間欠ギヤ57には遊星ギヤ30の歯
数より少ないピッチで、且つ、中間ギヤ32に噛み合う
ギヤ歯57A,57Aを2箇所形成し、又、遊星ギヤ3
0に突設したピン58を間欠ギヤ57の長孔57Bに挿
通し、このピン58と間欠ギヤ57に突設したピン59
とに亘って間欠ギヤ57のボス部57Cにループ状に巻
回された板バネ60を備えることで、間欠ギヤ57が中
間ギヤ32に噛み合う際には(ロ)に示すように間欠ギ
ヤ57が遊星ギヤ30に対して先行回転すると共に、こ
の回転力が板バネ60を介して遊星ギヤ30に伝えられ
る結果、中間ギヤ32と遊星ギヤ30との間のバックラ
ッシュを取除き、中間ギヤ32と間欠ギヤ57との噛み
合いが解除された際には(ハ)に示すように板バネ60
の付勢力で中間ギヤ32との噛み合いで遊星ギヤ30が
駆動されるものとなる。
【0041】この構成では長孔57Bとピン58とで遊
星ギヤと間欠ギヤとの所定量以上の相対回動を規制する
融通規制機構Uを形成してあり、板バネ44で弾性体が
形成され、間欠ギヤ57に2箇所の歯部57A,57A
を形成することで、苗のせ台4から苗を切出す際、及
び、圃場面に苗を植付る際夫々の衝撃反力による植付爪
支持ケース13の後退揺動を阻止し得るものとなってい
る。
【0042】又、本発明は相対回動手段Sに楕円ギヤ等
の非円形ギヤを用いたものに適用することも可能であ
る。
【0043】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置の側面図
【図2】苗植付機構の横断平面図
【図3】回転ケースの縦断側面図
【図4】植付爪支持ケース及びフランジ連結部を表す縦
断側面図
【図5】フランジ連結部の調節構造の側面図
【図6】回転伝動機構の分解斜視図
【図7】植付爪支持ケースの相対揺動角変化を示す図
【図8】非作用姿勢のガタ取り機構の側面図
【図9】作用姿勢のガタ取り機構の側面図
【図10】(イ)はガタ取り機構の非作用姿勢でのギヤ
の接当状態を表す拡大図 (ロ)はガタ取り機構の作用姿勢でのギヤの接当状態を
表す拡大図 (ハ)はガタ取り機構の作用が解除された直後のギヤの
接当状態を表す拡大図
【図11】ガタ取り機構の別実施例(a)の横断面図
【図12】ガタ取り機構の別実施例(a)の融通機構を
表す断面図
【図13】ガタ取り機構の別実施例(b)の横断面図
【図14】(イ)はガタ取り機構の別実施例(c)の間
欠ギヤの非噛み合い状態の側面図 (ロ)はガタ取り機構の別実施例(c)の機能状態の側
面図 (ハ)はガタ取り機構の別実施例(c)の機能が解除さ
れた状態の側面図
【符号の説明】
3 植付伝動ケース 10 回転ケース 12 苗植付爪 13 植付爪支持体 14 支持軸 30 遊星ギヤ 32 中間ギヤ 40 カム体 41 カムフォロア 44 弾性体 51 補助ギヤ 57 間欠ギヤ 60 弾性体 S 相対回動手段 T 融通機構 U 融通規制機構 X1 第1軸芯 X2 第2軸芯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付伝動ケース(3)に対して第1軸芯
    (X1)周りで回転自在に支持された回転ケース(1
    0)に、 前記第1軸芯(X1)と平行な第2軸芯(X2)周りで
    相対回動自在に、苗植付爪(12)が取付けられた植付
    爪支持体(13)を軸支し、 前記植付爪支持体(13)を一体的に回動する状態で軸
    支する支持軸(14)と、前記植付伝動ケース(3)と
    の間に、 前記回転ケース(10)の回転に伴って、前記苗植付爪
    (12)の先端部が略楕円軌跡を描くように、前記植付
    爪支持体(13)と前記回転ケース(10)とを相対回
    動駆動させる遊星ギヤ式の相対回動手段(S)を介装
    し、 前記相対回動手段(S)は、前記支持軸(14)に一体
    回動自在に設けられた遊星ギヤ(30)と、それに噛み
    合う中間ギヤ(32)とを備え、前記回転ケース(1
    0)の回転に伴って、前記中間ギヤ(32)が前記遊星
    ギヤ(30)を相対的に噛み合い駆動させるように構成
    してある苗植付機構であって、 前記支持軸(14)に遊転自在に外嵌され、且つ、前記
    遊星ギヤ(30)に対して弾性体(44)を介して連動
    回動するカムフォロア(41)と、 前記中間ギヤ(32)と一体的に回動すると共に、中間
    ギヤ(32)の歯先よりも径方向外方に突出する状態で
    設けられ、所定の回転位相領域において、前記カムフォ
    ロア(41)に作用して、前記遊星ギヤ(30)を先行
    回動させるカム体(40)とを備えてある苗植付機構。
  2. 【請求項2】 植付伝動ケース(3)に対して第1軸芯
    (X1)周りで回転自在に支持された回転ケース(1
    0)に、 前記第1軸芯(X1)と平行な第2軸芯(X2)周りで
    相対回動自在に、苗植付爪(12)が取付けられた植付
    爪支持体(13)を軸支し、 前記植付爪支持体(13)を一体的に回動する状態で軸
    支する支持軸(14)と、前記植付伝動ケース(3)と
    の間に、 前記回転ケース(10)の回転に伴って、前記苗植付爪
    (12)の先端部が略楕円軌跡を描くように、前記植付
    爪支持体(13)と前記回転ケース(10)とを相対回
    動駆動させる遊星ギヤ式の相対回動手段(S)を介装
    し、 前記相対回動手段(S)は、前記支持軸(14)に一体
    回動自在に設けられた遊星ギヤ(30)と、それに噛み
    合う中間ギヤ(32)とを備え、前記回転ケース(1
    0)の回転に伴って、前記中間ギヤ(32)が前記遊星
    ギヤ(30)を相対的に噛み合い駆動させるように構成
    してある苗植付機構であって、 前記遊星ギヤ(30)の横側部位に、前記支持軸(1
    4)に相対回動自在な補助ギヤ(51)を設け、 この補助ギヤ(51)は、前記遊星ギヤ(30)の歯数
    よりも少ない歯数であって、且つ、前記遊星ギヤ(3
    0)に先行する状態で、前記中間ギヤ(32)に噛み合
    い回動可能に構成し、 且つ、前記補助ギヤ(51)に対して、設定値以上の相
    対回動力によって相対回動を許容する融通機構(T)を
    介して連動回動するように構成してある苗植付機構。
  3. 【請求項3】 植付伝動ケース(3)に対して第1軸芯
    (X1)周りで回転自在に支持された回転ケース(1
    0)に、 前記第1軸芯(X1)と平行な第2軸芯(X2)周りで
    相対回動自在に、苗植付爪(12)が取付けられた植付
    爪支持体(13)を軸支し、 前記植付爪支持体(13)を一体的に回動する状態で軸
    支する支持軸(14)と、前記植付伝動ケース(3)と
    の間に、 前記回転ケース(10)の回転に伴って、前記苗植付爪
    (12)の先端部が略楕円軌跡を描くように、前記植付
    爪支持体(13)と前記回転ケース(10)とを相対回
    動駆動させる遊星ギヤ式の相対回動手段(S)を介装
    し、 前記相対回動手段(S)は、前記支持軸(14)に一体
    回動自在に設けられた遊星ギヤ(30)と、それに噛み
    合う中間ギヤ(32)とを備え、前記回転ケース(1
    0)の回転に伴って、前記中間ギヤ(32)が前記遊星
    ギヤ(30)を相対的に噛み合い駆動させるように構成
    してある苗植付機構であって、 前記遊星ギヤ(30)の横側部位に、前記支持軸(1
    4)に相対回動自在な間欠ギヤ(57)を設け、 この間欠ギヤ(57)は、 前記遊星ギヤ(30)の歯数よりも少ない歯数に相当す
    るピッチで、且つ、前記遊星ギヤ(30)に先行する状
    態で、前記中間ギヤ(32)に噛み合い回動可能に、ギ
    ヤ歯を形成すると共に、 周方向の一部の歯を切欠いた状態で構成してあり、 前記間欠ギヤ(57)が前記遊星ギヤ(30)に対して
    所定量のみ相対回動を許容し、前記所定量以上の相対回
    動を規制する融通規制機構(U)を設けると共に、前記
    間欠ギヤ(57)を前記遊星ギヤ(30)に対して駆動
    回転方向と逆回転方向に回動付勢し、且つ、間欠ギヤ
    (57)の先行回動に伴って前記遊星ギヤ(30)を連
    動回動させる弾性体(60)を設けてある苗植付機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114793821A (zh) * 2022-05-24 2022-07-29 邹志康 一种全流程沙漠植树机器人

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114793821A (zh) * 2022-05-24 2022-07-29 邹志康 一种全流程沙漠植树机器人
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