JPH05192020A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH05192020A
JPH05192020A JP713692A JP713692A JPH05192020A JP H05192020 A JPH05192020 A JP H05192020A JP 713692 A JP713692 A JP 713692A JP 713692 A JP713692 A JP 713692A JP H05192020 A JPH05192020 A JP H05192020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planting
gear
seedlings
arm
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP713692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Nakamura
正一 中村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP713692A priority Critical patent/JPH05192020A/ja
Publication of JPH05192020A publication Critical patent/JPH05192020A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 苗植付時及び苗切り出し時に植付アームがマ
ット状苗等より受ける反力により衝撃的に駆動移動され
てガタツキを生じ、植付時の浮き苗現象等が起こるのを
抑制する。 【構成】 複数の非円形ギヤ機構によって回転植付ケー
ス2に対する植付アーム3の姿勢を決定する植付機構に
おいて、植付アーム3が苗を切り出す位相と苗を植付け
る位相で、植付ケース2の回転方向とは反対方向に植付
アーム3を強制回転させるカム機構Aを、非円形ギヤ機
構のギヤと対向する回転カム体21と、この回転カム体
21に形成した二つの突出カム部21A,21Bに接当
作用する揺動アーム22とで構成し、回転カム体21に
対向するギヤ17の周面に凹入部を形成し、突出カム部
21Bとの干渉を回避すべく構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は植付伝動ケースから横側
方に突出し回転駆動される駆動軸に植付ケースを一体回
転可能に固定し、前記植付ケース内の回転中心部位に第
1ギヤを前記植付ケースに対して固定状態で配置し、前
記植付ケースの両端に一対の植付アームを軸支し、この
植付アームを軸支する回転軸に第2ギヤを固定し、更
に、前記第1ギヤと咬合する第3ギヤ、及び、前記第2
ギヤと咬合する第4ギヤを同心状に配置して伝動連結す
る構成によって、回転する植付ケースに二つの植付アー
ムを取り付けこの二つの植付アームで一条の植付を行う
高速植付作業が可能な田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の田植機においては、4つのギヤ
で植付アームの植付ケースに対する姿勢を決定する構成
をとっているが、咬合を円滑に行う観点からギヤのバッ
クラッシュが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、そのバッ
クラッシュのあることが却ってギヤの噛み合い状態に変
化を与えるところから、次のような不都合があった。つ
まり、植付アームは苗を切り出す際に大きな反力を受け
る為に、植付ケースの回転方向とは反対方向に移動しよ
うとする。この時にギヤのバックラッシュ分だけ急速に
植付アームが移動することになりギヤが再度噛み合った
ところで衝撃的に停止するところから、植付アームが振
動することになり、切り取った苗の保持状態が変化し、
植付時に浮き苗現象等を誘発することになるとともに、
ギヤ同志が衝撃的に咬合することになるために、苗を切
り出す毎に衝撃的な咬合が繰替えされ、ギヤ強度を高め
る等の対策を必要としていた。このように植付アームが
反力を受けて衝撃的に植付ケースと反対方向に回転させ
られる現象は苗を圃面上に植付る場合にも起こり得るた
めに、この場合にも同様の課題が存在していた。本発明
の目的は植付アームが苗を切り出す位相及び苗を植え付
ける位相の両位相においても、前記現象を効果的に抑制
するとともに、そのための機構を既存の構成部品である
ギヤ等に対する改造を極力少なくする状態で設けること
のできるものを提供する点ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による特徴構成は
前記植付アームが苗を切り出す位相と苗を植え付ける位
相との両位相で、前記植付ケースの回転方向とは反対方
向へ前記植付アームを強制回転させるカム機構を設け、
前記カム機構を構成する回転カム体を前記第3ギヤに対
向する位置で前記回転軸に一体回転する状態に取り付
け、前記回転カム体の周面に前記苗を切り出す位相と苗
を植え付ける位相との二つの位相において固定側の駆動
部材との接当によって植付アームに強制移動力を発生さ
せる突出カム部を形成するとともに、前記第3ギヤにお
ける前記突出カム部に対応する部分に、前記突出カム部
との干渉を回避する凹入部を形成してある点にあり、そ
の作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】まず、植付アームが苗を切り出す位相を代表例
として説明する。図5及び図6に示すように、第4ギヤ
18により第2ギヤ12が駆動されて、植付アーム3の
植付ケース2に対する姿勢が決定されることになってい
るので、植付アーム3が後方にバックラッシュGの分だ
け揺動可能な状態にある。そこで、図3及び図4に示す
ように、植付アーム3が苗を切り出す位相において、カ
ム機構Aを構成する回転カム体21の突出カム部21A
が固定側の駆動部材22に押圧されて第2ギヤ12を駆
動し更に植付アーム3を植付ケース2の回転方向とは反
対方向に強制回転させ、バックラッシュGを反対方向に
移行させた新たな咬合状態に設定し予め植付アーム3が
その反対方向に移動しない状態に切り換える。そうする
と、植付アーム3が苗を切り出す際に反力を受けても、
植付アーム3が移動する方向へのバックラッシュGは存
在せず、ギヤ12,18同志の衝撃的な咬合はなく、植
付アーム3が不測に振動しガタツクことを防止できる。
同様の作用は図7で示す植付アーム3が苗を植え付ける
位相においても行われ、植付アーム3の移動が回避され
る。又、上記構成のものは、回転カム体21を第3ギヤ
17に対向する状態で配置することによって、植付アー
ム3を軸支する回転軸10の軸芯方向での配置を空きス
ペースなく行うことによって、コンパクトに配置構成す
ることを狙ったものであるが、第2ギヤ12と第4ギヤ
18との咬合条件より軸間距離を変更することは難し
く、かつ、回転カム体21の小径化にも限度があり、前
記突出カム部の突出量を必要量だけ採ると第3ギヤ17
と干渉することもある為に、植付アーム3を強制回転さ
せるだけの突出量をうることが出来ないこともあった。
そこで、第3ギヤ3の周面に凹入部aを形成することに
よって、突出カム部が第3ギヤ側に回転移動しても両者
は干渉することなく回転する。
【0006】
【発明の効果】前記カム機構の構成によって、植付アー
ムが反力を受ける二つの回転位相での植付アームの振動
ガタツキを効果的に抑制できて、苗の植付に対する影響
を抑えるとともに、ギヤの強度に対する条件を穏やかに
できる。しかも、一般的には余り行われてはいない、第
3ギヤのギヤ歯を形成した周面に突出カム部との干渉を
回避する凹入部を形成するという画期的な構想によっ
て、突出カム部を必要な部位に必要な突出量で設けるこ
とができ、植付アームの振動ガタツキ抑制効果を効率よ
く行うことができるに至った。
【0007】
【実施例】図1に示すように、植付伝動ケース1後部の
横軸心P1 回りに植付ケース2を回動自在に支持すると
ともに、植付ケース2の両端に2組の植付アーム3を備
え、植付ケース2の回転に伴い2組の植付アーム3が苗
載台4の苗取り出し口4aより交互に苗を切り出し圃場
に植付けて行くように構成する。植付伝動ケース1の下
部に、整地兼姿勢維持用のフロート5を設け、苗植付装
置を構成するとともに、これら苗植付装置を走行機体に
昇降自在に連結して、田植機を構成する。
【0008】次に、植付ケース2の構造について詳述す
ると、図2に示すように、植付伝動ケース1から左右に
駆動軸7を突出させこの駆動軸7に植付ケース2を一体
回転可能に固定するとともに、この駆動軸7に外嵌させ
た筒軸8を植付伝動ケース1に連結して固定側に属さ
せ、この筒軸8に第1ギヤ9を取り付け固定している。
植付ケース2の両側端部に植付アーム取り付け部位を形
成すべく、円筒状の回転軸10を枢支し、この回転軸1
0の植付ケース2内部分に第2ギヤ12を、その回転軸
10の先端突出部に植付アーム3を一体回転可能に取り
付ける。そして、第1ギヤ9と咬合する第3ギヤ17、
及び、第2ギヤ12と咬合する第4ギヤ18とを互いに
同心状に連結させて中間軸11に支持するとともに、各
ギヤ9,12,17,18を非円形ギヤに形成し、植付
ケース2の回転中での植付アーム3の姿勢を決定するギ
ヤ機構を構成する。
【0009】次に、植付アーム3の取り付け構造を説明
する。図2に示すように、回転軸10内にカム軸13を
内装するとともに、植付ケース2の内壁に取り付けたリ
ング部材16にカム軸13の内端を内嵌して、カム軸1
3を植付ケース2に対して固定し、カム軸13の先端に
カム面13Aを形成して植付アーム3が苗取り出し口4
aを通過するときに、苗押し出し具3aを植付アーム3
内に退入させて、植付爪3bによる苗の切り出し動作及
びその切り出した苗の保持動作を阻害しないように、か
つ、苗を植え付ける時には、苗押し出し具3aを植付ア
ーム3より突出させ苗を植付爪3bより分離する。
【0010】植付アーム3の植付ケース2の回転方向と
は反対方向に強制駆動するカム機構Aについて説明す
る。図5及び図6に示すように、植付アーム3が苗を切
り出す位相に至る途中の状態では、第2ギヤ12と第4
ギヤ18との間にバックラッシュGを生じている。これ
は植付ケース2の回転により固定の第1ギヤ9の回りを
第3ギヤ17が咬合しながら回転し、その第3ギヤ17
に連結された第4ギヤ18で第2ギヤ12を回転駆動す
る構成によって、植付アーム3を植付ケース2の回転方
向に対して逆方向に回転させるからである。第3ギヤ1
7に対向する位置に回転カム体21を配置して第2ギヤ
12のボス部に固定するとともに、この回転カム体21
の周面二箇所に突出カム部21A,21Bを設け、突出
カム部21A,21Bの形成位置を植付アーム3が苗を
切り出す位相と苗を植え付ける位相とに対応する位置に
設定してある。一方、植付ケース2の内壁に横軸心P2
を立設し、この横軸心P2 回りで揺動自在に駆動部材と
してのアーム22を軸支し、このアーム22をスプリン
グ23により回転カム体21に押圧作用するようにして
ある。
【0011】以上のような構造により、植付アーム3が
苗取り出し口4aの直前に至ると、図3に示すように、
アーム22が回転カム体21の突出カム部21Aに作用
し、回転カム体21、第2ギヤ12を介して、植付アー
ム3を植付ケース2の回転方向とは反対方向に回転移動
させ、図4に示すような位置にバックラッシュGが生ず
るようにする。これによって、苗切り出し時に植付アー
ム3がマット状苗より反力を受けてもギヤ12,18同
志が衝撃的に衝突することはなく、植付アーム3がガタ
ツクことはない。苗の切り出しを終え苗を保持した状態
で植付アーム3が移動する間は第4ギヤ18で第2ギヤ
12を駆動する形態をとるので、再び図4に示すバック
ラッシュGの状態になる。そこで、植付アーム3が苗を
植え付ける直前に至ると、アーム22が回転カム体21
の突出カム部21Bに作用し、植付アーム3を強制回転
し、植付アーム3のガタツキを防止する。
【0012】回転カム体21における突出カム部21
A,及び、21Bは周面より突出する形状を有している
が、各ギヤ12,17,18が卵型に近い非円形ギヤで
あるところから、図8に示すように、突出カム部21B
だけが第2ギヤ12の歯底円より突出する。従って、第
3ギヤ17における突出カム部21Bに対応する部分に
凹入部aを形成し、干渉を避けている。この凹入部aと
しては、ギヤ歯のピッチと位相があい、かつ、形状が歯
厚よりも小なる場合には特に新たな凹入部aを形成する
必要はない。
【0013】〔別実施例〕 凹入部aの形成箇所としては、必要ならば両突出カ
ム部21A,21Bに対応する位置に形成してもよい。 各ギヤ9,12,17,18は円形ギヤでもよい。 駆動部材22としては、揺動式ではなくスライド式
であってもよく、また、アームの先端に回転ローラを取
り付け、回転カム体21との回転摺接抵抗を低減する構
成をとってもよい。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体側面図
【図2】植付アームへの伝動構造を示す断面図
【図3】苗を切り出す位相でカム機構が作用する状態を
示す断面図
【図4】図3において植付アームを強制移動させた状態
を示すギヤの咬合図
【図5】苗を切り出した後の位相でのカム機構の状態を
示す断面図
【図6】図5において植付アームが回転ケースと一体で
駆動されている状態を示すギヤの咬合図
【図7】苗を植え付ける位相でカム機構が作用する状態
を示す断面図
【図8】凹入部を形成した状態を示す咬合図
【符号の説明】
1 植付伝動ケース 2 植付ケース 3 植付アーム 7 駆動軸 9 第1ギヤ 10 回転軸 12 第2ギヤ 17 第3ギヤ 18 第4ギヤ 21 回転カム体 21A,21B 突出カム部 22 駆動部材 A カム機構 a 凹入部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付伝動ケース(1)から横側方に突出
    し回転駆動される駆動軸(7)に植付ケース(2)を一
    体回転可能に固定し、前記植付ケース(2)内の回転中
    心部位に第1ギヤ(9)を前記植付ケース(2)に対し
    て固定状態で配置し、前記植付ケース(2)の両端に一
    対の植付アーム(3)を軸支し、この植付アーム(3)
    を軸支する回転軸(10)に第2ギヤ(12)を固定
    し、更に、前記第1ギヤ(9)と咬合する第3ギヤ(1
    7)、及び、前記第2ギヤ(12)と咬合する第4ギヤ
    (18)を同心状に配置して伝動連結してある田植機で
    あって、 前記植付アーム(3)が苗を切り出す位相と
    苗を植え付ける位相との両位相で、前記植付ケース
    (2)の回転方向とは反対方向へ前記植付アーム(3)
    を強制回転させるカム機構(A)を設け、前記カム機構
    (A)を構成する回転カム体(21)を前記第3ギヤ
    (17)に対向する位置で前記回転軸(10)に一体回
    転する状態に取り付け、 前記回転カム体(21)の周面に前記苗を切り出す位相
    と苗を植え付ける位相との二つの位相において、固定側
    の駆動部材(22)との接当によって、植付アーム
    (3)に強制移動力を発生する突出カム部(21A),
    (21B)を形成するとともに、前記第3ギヤ(10)
    における前記突出カム部に対応する部分に、前記突出カ
    ム部との干渉を回避する凹入部(a)を形成してある田
    植機。
JP713692A 1992-01-20 1992-01-20 田植機 Pending JPH05192020A (ja)

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JP713692A JPH05192020A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 田植機

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JP713692A JPH05192020A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 田植機

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ID=11657665

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JP713692A Pending JPH05192020A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 田植機

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JP (1) JPH05192020A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014183769A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Kubota Corp 苗植付装置
JP2017042121A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 三菱マヒンドラ農機株式会社 植付作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014183769A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Kubota Corp 苗植付装置
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