JPH08275448A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH08275448A
JPH08275448A JP9974195A JP9974195A JPH08275448A JP H08275448 A JPH08275448 A JP H08275448A JP 9974195 A JP9974195 A JP 9974195A JP 9974195 A JP9974195 A JP 9974195A JP H08275448 A JPH08275448 A JP H08275448A
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JP
Japan
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peripheral surface
sleeve
inner peripheral
shaft
groove
Prior art date
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Withdrawn
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JP9974195A
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English (en)
Inventor
Shigeji Sumi
茂治 角
Hirokazu Fukuoka
裕和 福岡
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動圧流体軸受に保持される流体潤滑剤の漏れ
を防止し、かつ、回転部材の抜けを防止する。 【構成】 スリーブ2の円筒部内周面には、シャフト4
の環状溝9に対向して、環状の凹溝16が設けられてい
る。シャフト4の環状溝9には、環状でスリーブ2の円
筒部内周の径よりも小径で、吸油して膨張する材料によ
って形成された位置規制手段17が装着される。シャフ
ト4がスリーブ2に挿入され、流体潤滑剤18が動圧軸
受に注入されると、位置規制手段17が流体潤滑剤18
を吸収して膨張し、シャフト4の半径方向外方に突出
し、シャフト4の環状溝9に対向する位置に設けられた
スリーブ2の凹溝16に遊挿する。これにより、シャフ
ト4はスリーブ2に対して軸方向への位置規制を受ける
と共に、スリーブ2から抜け出ることが防止される。位
置規制手段17は、ヘリングボーン状溝7,8の中間に
位置付けられることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光・磁気ディス
ク等の記録ディスクを回転駆動するために用いられ、流
体潤滑剤による動圧軸受を備えた電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば光・磁気ディスク等の記
録ディスクを回転駆動する電動機の全体構造図である。
図における電動機は、所要(図では3枚)のディスクd
がロータハブcに装着される。ロータハブcにはシャフ
トeが固定されており、このシャフトeはスリーブbに
挿入される。シャフトeの外周部には、一対のヘリング
ボーン状動圧発生溝f,gが形成され、スリーブbの内
周部とでラジアル動圧軸受が構成される。スリーブbの
下端部はハウジングaに固定され、もってロータハブc
はハウジングaに対し回転自在に支持される。そしてス
リーブbの外周部にステータgが配設され、このステー
タgに近接するように、ロータマグネットhがロータハ
ブc内へ位置付けられる。
【0003】ロータハブcはディスクdを回転駆動する
必要上、スリーブbから抜け出たり或いは軸方向のガタ
ツキがあってはならない。この為、流体動圧で軸受支持
される上記電動機にあっては、シャフトeの下端部には
C(字状)リングやスラストリング等の位置規制部材i
が装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スリーブbにシャフト
eを挿入し、位置規制部材iを装着してハウジングaに
シール部材jを接着固定するため、シール部材jとハウ
ジングaとの接合部分から動圧軸受に保持される流体潤
滑剤が漏れるという不都合がある。また、この流体潤滑
剤の漏れを防止するためにスリーブbの形状を円筒有底
状とすると、位置規制部材iを装着することができな
い。位置規制部材iを装着することができないと、外部
からの衝撃を受けた場合、シャフトeがスリーブbから
抜け出たり、電動機が軸方向に振れ、データの読み出し
/書き込み時にエラーが発生するという不都合がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、動圧流体軸
受に保持される流体潤滑剤の漏れを防止し、かつ、回転
部材の抜けを防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電動機は、円筒内周面を有するスリーブ
と、スリーブの円筒内周面に挿入され円筒内周面に対向
する円筒外周面を有する軸部と、円筒内周面と円筒外周
面との一方若しくは両方に形成された動圧発生用溝及び
円筒内周面と円筒外周面との間の溝を含む部分に介在さ
れた流体潤滑剤よりなるラジアル動圧軸受部と、を具備
した電動機において、軸部とスリーブとが軸線方向へ相
対移動することを規制する規制手段が設けられ、規制手
段は、軸部の円筒外周面に形成された環状溝と、スリー
ブの円筒内周面に環状溝に対向して設けられた環状の凹
溝と、環状溝に外嵌され一部が凹溝に入り込んだリング
体とから構成される。
【0007】リング体は、外径が吸油前に円筒内周面よ
り小径で吸油して膨張し凹溝に遊挿する材料で形成され
るもの、あるいは軸方向にねじれたC字状のリングより
なり、一端及び他端が環状溝の軸方向一端内面及び他端
内面にそれぞれ当接されているもの、さらには形状記憶
合金により形成されるものなどが望ましい。
【0008】また、規制手段は、軸部に形成された中心
孔と、軸部の外周に形成された環状溝と、スリーブに、
環状溝に近接対向して設けられた環状の凹溝と、中心孔
に圧入され環状溝の近傍に位置した硬質の球とからな
り、球が圧入された部分のシャフトが半径方向外方に突
出し、凹溝に遊挿する構成としてもよい。
【0009】更に、規制手段は、軸部に形成された中心
孔と、軸部に半径方向に設けられ中心孔に連通した貫通
孔と、スリーブに貫通孔に近接対向して設けられた環状
の凹溝と、貫通孔に挿入され軸部より比熱の小さい材料
により形成された棒とからなり、中心孔より挿入した加
熱手段により棒が凹溝に遊挿するよう熱変形により軸方
向外方へ突出する構成としてもよい。
【0010】これらの規制手段は、軸方向に間隔を置い
て複数配置されたラジアル動圧軸受部の隣合う2つの動
圧軸受間に設けられることが望ましい。
【0011】
【作用】本発明に従う電動機によれば、有底円筒状のス
リーブにシャフトに規制手段を装着した状態で挿入で
き、挿入してから抜け止めを形成することができるの
で、従来のように、スリーブにシャフトを挿入してから
規制手段を装着してハウジングにシール部材を接着固定
する構造をとらなくてもよいので、シール部材とハウジ
ングとの接合部分から動圧軸受に保持される流体潤滑剤
が漏れることが防止できる。また、抜け止めが設けられ
ているので、外部からの衝撃を受けた場合、シャフトが
スリーブから抜け出たり、電動機が軸方向に振れ、デー
タの読み出し/書き込み時にエラーが発生するという不
都合が防止できる。
【0012】また、規制手段を、軸方向に間隔を置いて
複数配置されたラジアル動圧軸受部の隣合う2つの動圧
軸受間に設けることによって、規制手段を設けるための
専用のスペースが不必要となり、動圧軸受間のスパンを
広くとることができるので、軸剛性が大きくなる。ま
た、モータの薄型化も図れる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。なお、図1ないし図9において同一
符号のものは同一もしくは相当するものを示すものとす
る。図1は、例えば光・磁気ディスクを回転駆動する電
動機であり、本発明の第1の実施例に係る電動機の全体
を示す断面図である。図2は第1の実施例のオイル注入
前の要部拡大断面図である。図1及び図2において、逆
カップ状をなすロータハブ3は、例えば強磁性のステン
レス鋼から形成され、その外周部に図示省略のディスク
が装着される。ロータハブ3にはシャフト4が固定さ
れ、その外周部に一対のヘリングボーン状溝7,8が形
成されている。ヘリングボーン状溝7,8は、シャフト
4の軸線方向に対して、所定間隔をもって設けられてい
る。シャフト4におけるヘリングボーン状溝7,8の中
間部には、シャフト4の外周部の外径よりも縮径して形
成された環状溝9が形成されている。なお、図例では、
シャフト4はロータハブ3と別部材であるが、これらは
一体形成されていても構わない。
【0014】シャフト4が挿入され、これを軸受支持す
るスリーブ2は、例えば銅合金により、円筒状に形成さ
れている。スリーブ2の内周部とシャフト4との微小隙
間には、例えばオイルなどの流体潤滑剤18が充填さ
れ、シャフト4のヘリングボーン状溝7,8により、ラ
ジアル動圧軸受14,15が構成される。動圧発生溝
は、スパイラル溝やその他の構成による溝が採用される
と共に、スリーブ2の円筒部内周面に設けられていても
構わない。スリーブ2の下部は平板状のハウジング1に
固定されている。また、スリーブ2の外周部には、ステ
ータ6が装着されている。ステータ6は、ロータハブ3
の内周部に設けられた環状のロータマグネット5と僅か
な隙間をもって半径方向へ対向配置されている。
【0015】スリーブ2の円筒部内周面には、シャフト
4の環状溝9に対向して、環状の凹溝16が設けられて
いる。シャフト4の環状溝9には、環状でスリーブ2の
円筒部内周の径よりも小径の位置規制手段17が装着さ
れる。位置規制手段17は吸油して膨張する材料、例え
ばスチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレ
ン−プロピエンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、イソプレ
ンゴムなどのゴム材料によって形成され、流体潤滑剤1
8の成分に応じて適当なものが選択される。
【0016】シャフト4がスリーブ2に挿入され、流体
潤滑剤18が動圧軸受に注入されると、位置規制手段1
7が流体潤滑剤18を吸収して膨張し、シャフト4の半
径方向外方に突出し、シャフト4の環状溝9に対向する
位置に設けられたスリーブ2の凹溝16に遊挿する。こ
れにより、シャフト4はスリーブ2に対して軸方向への
位置規制を受けると共に、スリーブ2から抜け出ること
が防止される。
【0017】図で明らかなように、位置規制手段17
は、ヘリングボーン状溝7,8の中間に位置付けられ、
この中間部位は、シャフト4が回転支持される際、必然
的に生成されるラジアル動圧軸受14,15間の余分な
軸受スペースである。従ってこの部位に規制部材が設け
られているため、別に位置規制手段専用のスペースを必
要としないため、ロータハブ3の位置規制及び抜け止め
が図れ且つ電動機の薄型化を容易に図ることができる。
また、軸受スパンを広くとれるので軸剛性が大きくな
る。
【0018】本実施例では、スリーブ2の底面に、シャ
フト4を上方へ押し上げるための動圧発生用スパイラル
状溝(図示省略)が形成されている。またスリーブ2の
上端部には、シャフト4と対向する内周側にテーパ状部
23が設けられている。テーパ状部23とシャフト外周
部とで生成される間隙は、スリーブ外部側につれて連続
的に大きい間隙となる。これにより、充填された流体潤
滑剤は、その表面張力の作用を受け、スリーブ2外部側
へ漏出することが防止される。
【0019】次に示す図3は、本発明の第2の実施例の
要部拡大断面図であり、位置規制手段の変形例を示して
いる。図3において、シャフト4の環状溝9に装着され
ているのは、リング体30であり、例えば、リン青銅に
よって形成されている。リング体30は軸方向にねじれ
たC字状であり、一端が環状溝9の上面、他端が環状9
溝の下面に当接されている。シャフト4に装着されたリ
ング体30はスリーブ2に挿入する時には、半径方向内
方に圧力をかけ、スリーブ2の内周面より縮径させて挿
入する。シャフト4がスリーブ2に挿入されると、リン
グ体30が半径方向外方に広がり、シャフト4の環状溝
9に対向する位置に設けられたスリーブ2の凹溝16に
遊挿する。これにより、シャフト4はスリーブ2に対し
て軸方向への位置規制を受けると共に、スリーブ2から
抜け出ることが防止される。この場合、リング体30の
両端が環状溝9の軸方向両端内面に当接(弾接)してい
るので、リング体30がシャフト4に対し空回りするこ
とがない利点が得られる。。
【0020】図4及び図5は、位置規制手段の第3の実
施例であり、図4は加熱前を示す要部拡大断面図であ
り、図5は図4の加熱後を示す要部拡大断面図である。
位置規制手段は31は例えばNiTi系形状記憶合金に
よって形成されている。位置規制手段31は軸方向にね
じれたC字状であり、一端がシャフト4の環状溝9の上
面、他端が環状溝9の下面に当接される形を記憶させて
おく。シャフト4の環状溝9に位置規制手段31を装着
して、スリーブ2の円筒部内周面より小径にし、シャフ
ト4をスリーブ2に挿入する。シャフト4にスリーブ2
を挿入した後に、位置規制手段31を約60度で加熱し
て記憶させた形に戻すと位置規制手段31がシャフト4
の環状溝9に対向する位置に設けられたスリーブ2の凹
溝16に遊挿する。これにより、シャフト4はスリーブ
2に対して軸方向への位置規制を受けると共に、スリー
ブ2から抜け出ることが防止される。なお、位置規制手
段31の加熱温度の設定は変更可能であり、電動機の耐
熱温度以下であればよい。
【0021】図6及び図7は位置規制手段の第4の実施
例であり、図6は球を圧入する前を示す要部拡大断面図
であり、図7は図6の球を圧入した後を示す要部拡大断
面図である。シャフト4の軸心には中心孔32が環状溝
9より若干下の位置まで設けられ、環状溝9の範囲で、
中心孔32の直径が、球33より大から小になってい
る。シャフト4をスリーブ2に挿入し、シャフト4の中
心孔32に球33を挿入、途中から圧入する。シャフト
4は例えばSUS303で形成されており、球33は例
えばシャフト4より硬質の材料であるSUJ2によって
形成されている。球33の直径は中心孔32の下部直径
より若干大きく形成されているので、球33を中心孔3
2の下部に圧入すると、シャフト4の環状溝9の下面外
周部が半径方向外方に突出し、シャフト4の環状溝9に
対向する位置に設けられたスリーブ2の凹溝16に遊挿
する。これにより、シャフト4はスリーブ2に対して軸
方向への位置規制を受けると共に、スリーブ2から抜け
出ることが防止される。
【0022】図8及び図9は位置規制手段の第5の実施
例であり、図8は位置規制手段形成前を示す要部拡大断
面図であり、図9は位置規制手段形成後を示す要部拡大
断面図である。スリーブ2の円筒部内周面に設けられた
凹溝16に対向するように、シャフト4に半径方向に貫
通孔34が設けられている。シャフト4の軸心には中心
孔32が貫通孔34に連通するよう設けられている。シ
ャフト4は例えばSUS303で形成されており、貫通
孔34には、シャフト4より比熱の小さい材料、例えば
ポリアセタールのような樹脂で形成された棒35を挿入
する。シャフト4をスリーブ2に挿入した後、中心孔3
2に例えばはんだごて等の加熱手段36を挿入して棒3
5を熱変形させてシャフト4の半径方向外方に突出部を
形成する。突出部はスリーブ2の凹溝16に遊挿する。
これにより、シャフト4はスリーブ2に対して軸方向へ
の位置規制を受けると共に、スリーブ2から抜け出るこ
とが防止される。
【0023】以上、本発明に従う電動機の実施例につい
て詳述したが、これに限定されることなく、本発明の主
旨の範囲で変更など自由である。特に、実施例ではラジ
アル動圧軸受14,15の一対を示したが、それ以上で
もって構成されていても構わない。その場合、ロータハ
ブ3の位置規制は、少なくともそのいずれかの軸線方向
における中間に設けられていること、或いはこうした中
間部において、ラジアル受部の間隙より大きいラジアル
間隙の部位に設けられていることが望ましい。その他動
圧発生用溝の態様等設計も自由であり、任意に選択する
ことができる。更に使用した部材の材質等も選定自由で
ある。
【0024】
【発明の効果】本発明の電動機は、上述の構成を有して
いるので、次のような効果を奏する。即ち、本発明に従
う電動機によれば、有底円筒状のスリーブにシャフトに
規制手段を装着した状態で挿入でき、挿入してから抜け
止めを形成することができるので、従来のように、スリ
ーブにシャフトを挿入してから規制手段を装着してハウ
ジングにシール部材を接着固定する構造をとらなくても
よく、シール部材とハウジングとの接合部分から動圧軸
受に保持される流体潤滑剤が漏れることが防止できる。
また、抜け止めが設けられているので、外部からの衝撃
を受けた場合、シャフトがスリーブから抜け出たり、電
動機が軸方向に振れ、データの読み出し/書き込み時に
エラーが発生するという不都合が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電動機の全体を示
す断面図である。
【図2】第1の実施例のオイル注入前の要部拡大断面図
である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施例の加熱前を示す要部拡大
断面図である。
【図5】図4の加熱後を示す要部拡大断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例の球を圧入する前を示す
要部拡大断面図である。
【図7】図6の球を圧入した後を示す要部拡大断面図で
ある。
【図8】本発明の第5の実施例の位置規制手段の形成前
を示す要部拡大断面図である。
【図9】図8の位置規制手段の形成後を示す要部拡大断
面図である。
【図10】従来の電動機を示す全体断面図である。
【符号の説明】
2 スリーブ 4 シャフト 7,8 ヘリングボーン状溝 9 環状溝 14,15 ラジアル動圧軸受 16 凹溝 17 位置規制手段 18 流体潤滑剤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒内周面を有するスリーブと、該スリ
    ーブの円筒内周面に挿入され該円筒内周面に対向する円
    筒外周面を有する軸部と、前記円筒内周面と前記円筒外
    周面との一方若しくは両方に形成された動圧発生用溝及
    び前記円筒内周面と前記円筒外周面との間の前記溝を含
    む部分に介在された流体潤滑剤よりなるラジアル動圧軸
    受部と、を具備した電動機において、 前記軸部と前記スリーブとが軸線方向へ相対移動するこ
    とを規制する規制手段が設けられ、 前記規制手段は、前記軸部の円筒外周面に形成された環
    状溝と、前記スリーブの円筒内周面に前記環状溝に対向
    して設けられた環状の凹溝と、前記環状溝に外嵌され一
    部が前記凹溝に入り込んだリング体とから構成される、
    ことを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 前記リング体は、外径が吸油前に前記円
    筒内周面より小径で吸油して膨張し前記凹溝に遊挿する
    材料で形成される請求項1記載の電動機。
  3. 【請求項3】 前記リング体は、軸方向にねじれたC字
    状のリングよりなり、一端及び他端が前記環状溝の軸方
    向一端内面及び他端内面にそれぞれ当接されている請求
    項1記載の電動機。
  4. 【請求項4】 前記リング体は、形状記憶合金により形
    成される請求項1記載の電動機。
  5. 【請求項5】 円筒内周面を有するスリーブと、該スリ
    ーブの円筒内周面に挿入され該円筒内周面に対向する円
    筒外周面を有する軸部と、前記円筒内周面と前記円筒外
    周面との一方若しくは両方に形成された動圧発生用溝及
    び前記円筒内周面と前記円筒外周面との間の前記溝を含
    む部分に介在された流体潤滑剤よりなるラジアル動圧軸
    受部と、を具備した電動機において、 前記軸部と前記スリーブとが軸線方向へ相対移動するこ
    とを規制する規制手段が設けられ、 前記規制手段は、前記軸部に形成された中心孔と、前記
    軸部の外周に形成された環状溝と、前記スリーブに前記
    環状溝に近接対向して設けられた環状の凹溝と、前記中
    心孔に圧入され前記環状溝の近傍に位置した硬質の球と
    からなり、該球が圧入された部分のシャフトが半径方向
    外方に突出し、前記凹溝に遊挿する、ことを特徴とする
    電動機。
  6. 【請求項6】 円筒内周面を有するスリーブと、該スリ
    ーブの円筒内周面に挿入され該円筒内周面に対向する円
    筒外周面を有する軸部と、前記円筒内周面と前記円筒外
    周面との一方若しくは両方に形成された動圧発生用溝及
    び前記円筒内周面と前記円筒外周面との間の前記溝を含
    む部分に介在された流体潤滑剤よりなるラジアル動圧軸
    受部と、を具備した電動機において、 前記軸部と前記スリーブとが軸線方向へ相対移動するこ
    とを規制する規制手段が設けられ、 前記規制手段は、前記軸部に形成された中心孔と、前記
    軸部に半径方向に設けられ前記中心孔に連通した貫通孔
    と、前記スリーブに前記貫通孔に近接対向して設けられ
    た環状の凹溝と、前記貫通孔に挿入され前記軸部より比
    熱の小さい材料により形成された棒とからなり、前記中
    心孔より挿入した加熱手段により前記棒が前記凹溝に遊
    挿するよう熱変形により軸方向外方へ突出する、ことを
    特徴とする電動機。
  7. 【請求項7】 前記ラジアル動圧軸受部は、軸方向に間
    隔を置いて複数配置され、隣合う2つの前記動圧軸受間
    に、前記規制手段が設けられた請求項1乃至6記載の電
    動機。
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