JPH08275007A - 色修正装置 - Google Patents
色修正装置Info
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- JPH08275007A JPH08275007A JP7071566A JP7156695A JPH08275007A JP H08275007 A JPH08275007 A JP H08275007A JP 7071566 A JP7071566 A JP 7071566A JP 7156695 A JP7156695 A JP 7156695A JP H08275007 A JPH08275007 A JP H08275007A
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- color
- signal
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- cmy
- rgb
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- Color, Gradation (AREA)
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 RGB入力信号に応じてカラー画像を作成す
るカラープリンターにおいて、カラーの連続調の再現が
困難であったり、不自然な輪郭が発生するのを防止した
自然な色再現を行うことを目的とする。 【構成】 入力のRGB信号から出力のYMC信号を取
り出す色修正装置のLUTを書換え可能に構成する。テ
ストチャートを用いてプリンターによりカラー画像を形
成させたのち、スキャナーで読み取ってカラーパッチを
測色し、その結果によりLUTデータを作成する。前記
LUTデータを読みだしてこれに三次元フィルタ処理を
施し、その結果をLUTに書き込み、このLUTを用い
て色修正する。
るカラープリンターにおいて、カラーの連続調の再現が
困難であったり、不自然な輪郭が発生するのを防止した
自然な色再現を行うことを目的とする。 【構成】 入力のRGB信号から出力のYMC信号を取
り出す色修正装置のLUTを書換え可能に構成する。テ
ストチャートを用いてプリンターによりカラー画像を形
成させたのち、スキャナーで読み取ってカラーパッチを
測色し、その結果によりLUTデータを作成する。前記
LUTデータを読みだしてこれに三次元フィルタ処理を
施し、その結果をLUTに書き込み、このLUTを用い
て色修正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】カラー複写機やカラーファクシミ
リ、印刷用カラースキャナ、カラーディスプレイ装置な
ど、カラー画像を入出力する機器において機器相互間の
色の再生、再現、変換のために用いられる色修正装置に
関する。
リ、印刷用カラースキャナ、カラーディスプレイ装置な
ど、カラー画像を入出力する機器において機器相互間の
色の再生、再現、変換のために用いられる色修正装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】色修正技術における3次元ルックアップ
テーブル(以下LUTと略記する)方式は、3次元で表
される色信号を非線形変換するための一つの方式とし
て、注目を集めている。
テーブル(以下LUTと略記する)方式は、3次元で表
される色信号を非線形変換するための一つの方式とし
て、注目を集めている。
【0003】3次元LUT方式は、通常、3次元の入力
信号に対する出力信号の関係を、等間隔の入力アドレス
をもつ格子上の代表点について、メモリ上にデータとし
て与え、前記代表点間の入力アドレスに対する出力信号
は、補間演算によって随時求めることにより、全入力信
号に対応する出力信号を得るようにしたものである。
信号に対する出力信号の関係を、等間隔の入力アドレス
をもつ格子上の代表点について、メモリ上にデータとし
て与え、前記代表点間の入力アドレスに対する出力信号
は、補間演算によって随時求めることにより、全入力信
号に対応する出力信号を得るようにしたものである。
【0004】従ってそのハードウエアは、通常、メモリ
装置と補間演算器で構成される。メモリ装置としてはR
AMが主流であり、さらに、データのバックアップとし
てROMが用いられる場合がある。補間演算器の種類と
しては8点補間、4点補間、6点補間方式などがあり、
いずれも容易にゲートアレイ化が可能である。メモリに
蓄えられるデータは色修正を行うためのデータであるた
め、以降、このデータを色修正データと呼ぶことにす
る。
装置と補間演算器で構成される。メモリ装置としてはR
AMが主流であり、さらに、データのバックアップとし
てROMが用いられる場合がある。補間演算器の種類と
しては8点補間、4点補間、6点補間方式などがあり、
いずれも容易にゲートアレイ化が可能である。メモリに
蓄えられるデータは色修正を行うためのデータであるた
め、以降、このデータを色修正データと呼ぶことにす
る。
【0005】色修正データは、例えば次のような手順で
作成される。
作成される。
【0006】(1)まず、プリンタから出力されたテス
トチャートをスキャナで読み取り、これによってCMY
からRGBへの変換関係を求める。
トチャートをスキャナで読み取り、これによってCMY
からRGBへの変換関係を求める。
【0007】(2)次にこの関係から、逆変換、即ちR
GBからCMYの対応関係を求めることによって色修正
データを作成する。
GBからCMYの対応関係を求めることによって色修正
データを作成する。
【0008】このとき、例えば色差や色相が、最小にな
るように、RGBからCMYの対応関係を求める。
るように、RGBからCMYの対応関係を求める。
【0009】ところで、RGBからCMYへの対応関係
がいつでも一意的に求まるとは限らない。例えば、プリ
ンタの機械的特性の変動(例えば電子写真式プリンター
の場合、感光体の感度のばらつき、現像剤の色再現性の
ばらつき、電子写真プロセス条件のばらつきによる色再
現能力の変動)が大きい場合があるからである。
がいつでも一意的に求まるとは限らない。例えば、プリ
ンタの機械的特性の変動(例えば電子写真式プリンター
の場合、感光体の感度のばらつき、現像剤の色再現性の
ばらつき、電子写真プロセス条件のばらつきによる色再
現能力の変動)が大きい場合があるからである。
【0010】また、例え、特性変動の小さなプリンタで
あってもプリンタの色域外では、色差を最小にするとい
う条件だけではRGBからCMYへの対応関係は一意的
に求められないことが多い。
あってもプリンタの色域外では、色差を最小にするとい
う条件だけではRGBからCMYへの対応関係は一意的
に求められないことが多い。
【0011】これを解決するためには、例えば、特開昭
61-288662 号公報、特開昭61-288690 号公報に記載され
ているように、入力カラー信号から出力カラー信号を得
るために、色域を圧縮する処理(Gamut Mapp
ing)が必要となるが、この処理は膨大な計算量を必
要とする。
61-288662 号公報、特開昭61-288690 号公報に記載され
ているように、入力カラー信号から出力カラー信号を得
るために、色域を圧縮する処理(Gamut Mapp
ing)が必要となるが、この処理は膨大な計算量を必
要とする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、RGB
からCMYへの対応関係が一意的な対応関係が無い場
合、作成された色修正データは特異点を含む可能性があ
る。例えば、高濃度域や高彩度域などでデータ値が単調
な増加から突然低濃度値や低彩度値に減少するという点
である。このような色修正データを用いると、高濃度域
や高彩度域で連続的な階調が再現されなかったり、疑似
輪郭が生じたりするなど、画質に悪影響を及ぼすことに
なる。
からCMYへの対応関係が一意的な対応関係が無い場
合、作成された色修正データは特異点を含む可能性があ
る。例えば、高濃度域や高彩度域などでデータ値が単調
な増加から突然低濃度値や低彩度値に減少するという点
である。このような色修正データを用いると、高濃度域
や高彩度域で連続的な階調が再現されなかったり、疑似
輪郭が生じたりするなど、画質に悪影響を及ぼすことに
なる。
【0013】この防止策として、色票の数を少なくする
或いはLUTのサイズを小さくする(例えば、9×9×
9の代表点から3×3×3の代表点にすることなど)こ
とが考えられるが、この場合、変換精度が低くなる。
或いはLUTのサイズを小さくする(例えば、9×9×
9の代表点から3×3×3の代表点にすることなど)こ
とが考えられるが、この場合、変換精度が低くなる。
【0014】本発明の目的は、LUTの作成に膨大な計
算が必要なく、変換精度を低くすることなく、階調が再
現され、疑似輪郭が生じたりすることなく、RGB信号
からCMY信号に変換する色修正装置を提供することで
ある。
算が必要なく、変換精度を低くすることなく、階調が再
現され、疑似輪郭が生じたりすることなく、RGB信号
からCMY信号に変換する色修正装置を提供することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、『RG
B信号からCMY信号に変換するルックアップテーブル
を記憶する書換え可能なメモリを有し、カラー画像を読
み取る画像読取装置からの入力信号を、カラー画像を出
力する画像出力装置への出力信号に変換する色修正装置
において、前記ルックアップテーブルは、前記画像出力
装置で出力された色票を画像読取装置で読み取ることに
より得られた色票データに基づき作成されたRGB信号
からCMY信号に変換するテーブルを、3次元平滑化フ
ィルタ処理し作成されたものであることを特徴とする色
修正装置。』により達成できる。ここで、前記画像読取
装置がカラー複写機のスキャナ部であってもよく、前記
画像出力装置がカラー複写機のプリンタ部であってもよ
く、本発明の色修正装置がカラー複写機の色修正部であ
ってもよい。また、前記画像出力装置がカラープリンタ
であってもよい。そして、さらに、前記画像出力装置で
出力された色票を画像読取装置で読み取ることにより得
られた色票データに基づき、RGB信号からCMY信号
に変換するテーブルを作成し、作成されたRGB信号か
らCMY信号に変換するテーブルを3次元平滑化フィル
タ処理して、前記ルックアップテーブルを作成するルッ
クアップテーブル補正演算手段を有することが好まし
い。そして、さらに、CMY信号からCMYK信号に変
換する下色除去手段を有してもよい。
B信号からCMY信号に変換するルックアップテーブル
を記憶する書換え可能なメモリを有し、カラー画像を読
み取る画像読取装置からの入力信号を、カラー画像を出
力する画像出力装置への出力信号に変換する色修正装置
において、前記ルックアップテーブルは、前記画像出力
装置で出力された色票を画像読取装置で読み取ることに
より得られた色票データに基づき作成されたRGB信号
からCMY信号に変換するテーブルを、3次元平滑化フ
ィルタ処理し作成されたものであることを特徴とする色
修正装置。』により達成できる。ここで、前記画像読取
装置がカラー複写機のスキャナ部であってもよく、前記
画像出力装置がカラー複写機のプリンタ部であってもよ
く、本発明の色修正装置がカラー複写機の色修正部であ
ってもよい。また、前記画像出力装置がカラープリンタ
であってもよい。そして、さらに、前記画像出力装置で
出力された色票を画像読取装置で読み取ることにより得
られた色票データに基づき、RGB信号からCMY信号
に変換するテーブルを作成し、作成されたRGB信号か
らCMY信号に変換するテーブルを3次元平滑化フィル
タ処理して、前記ルックアップテーブルを作成するルッ
クアップテーブル補正演算手段を有することが好まし
い。そして、さらに、CMY信号からCMYK信号に変
換する下色除去手段を有してもよい。
【0016】
【実施例】実施例のデジタル複写機を図1乃至図11に
基づき、詳細に説明する。
基づき、詳細に説明する。
【0017】図1の全体構成図を用いて、スキャナとプ
リンタを搭載したデジタルカラー複写機の実施例につい
て説明する。デジタルカラー複写機はスキャナ部Bとプ
リンタ部Cとから構成される。
リンタを搭載したデジタルカラー複写機の実施例につい
て説明する。デジタルカラー複写機はスキャナ部Bとプ
リンタ部Cとから構成される。
【0018】先ずスキャナ部Bについて説明する。
【0019】原稿台2のプラテンカバー2Aを開けて、
原稿1をプラテンガラス2B上に載置する。プラテンガ
ラス2Bの下方には、原稿1を下方から照明する光源3
Aと原稿の像を導く第1ミラー3Bと、原稿の像を読取
部4へと導く第2ミラー3Cとがあり、図示を省略した
移動機構により光源3Aと第1ミラー3Bとが一体とな
って図の右方へ速度Vで移動し、速度V/2で移動する
第2ミラー3Cと連動して原稿を走査する。
原稿1をプラテンガラス2B上に載置する。プラテンガ
ラス2Bの下方には、原稿1を下方から照明する光源3
Aと原稿の像を導く第1ミラー3Bと、原稿の像を読取
部4へと導く第2ミラー3Cとがあり、図示を省略した
移動機構により光源3Aと第1ミラー3Bとが一体とな
って図の右方へ速度Vで移動し、速度V/2で移動する
第2ミラー3Cと連動して原稿を走査する。
【0020】第1ミラー3Bと第2ミラー3Cとによっ
て導かれた原稿1の像は、読取部4に設けられた集光レ
ンズ4Aにより結像され、分光プリズム4BによりRG
B(赤緑青)の成分に分光され、CCD撮像素子4Cに
よりRGBの画像信号として取り出される。
て導かれた原稿1の像は、読取部4に設けられた集光レ
ンズ4Aにより結像され、分光プリズム4BによりRG
B(赤緑青)の成分に分光され、CCD撮像素子4Cに
よりRGBの画像信号として取り出される。
【0021】画像信号は画像信号処理部5に入り前処理
部5Aにより、A/D変換、シェーディング補正が施さ
れたのち、色修正部5BでRGB信号からYMCK信号
に変換され、画像出力部5CよりY(イエロー)M(マ
ゼンタ)C(シアン)K(黒)の色毎に画像信号がカラ
ープリンタ部Cに出力される。
部5Aにより、A/D変換、シェーディング補正が施さ
れたのち、色修正部5BでRGB信号からYMCK信号
に変換され、画像出力部5CよりY(イエロー)M(マ
ゼンタ)C(シアン)K(黒)の色毎に画像信号がカラ
ープリンタ部Cに出力される。
【0022】次いでカラープリンタ部Cについて説明す
る。
る。
【0023】感光体ドラム10はトナーの像の担持体であ
って、OPC感光体をドラム上に塗布したもので接地さ
れて時計方向に駆動回転される。スコロトロン帯電器12
は、感光体ドラム10の周面に対しVHの一様な帯電をVG
に電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコ
ロナ放電によって与えられる。このスコロトロン帯電器
12による帯電に先だって、前プリントまでの感光体の履
歴をなくすために発光ダイオード等を用いたPCL11に
よる前露光を行って感光体周面を除電する。
って、OPC感光体をドラム上に塗布したもので接地さ
れて時計方向に駆動回転される。スコロトロン帯電器12
は、感光体ドラム10の周面に対しVHの一様な帯電をVG
に電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコ
ロナ放電によって与えられる。このスコロトロン帯電器
12による帯電に先だって、前プリントまでの感光体の履
歴をなくすために発光ダイオード等を用いたPCL11に
よる前露光を行って感光体周面を除電する。
【0024】感光体への一様帯電ののち像露光手段13に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手段
13は図示しないレーザダイオードを発光光源とし、回転
するポリゴンミラー13A、fθレンズ等を経て反射ミラ
ー13Bにより光路を曲げられ主走査がなされ、感光体ド
ラム10の回転によって副走査がなされることで潜像が形
成される。本実施例では文字部に対して露光を行ない、
文字部の方が低電位VLとなるような反転潜像を形成す
る。
より画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手段
13は図示しないレーザダイオードを発光光源とし、回転
するポリゴンミラー13A、fθレンズ等を経て反射ミラ
ー13Bにより光路を曲げられ主走査がなされ、感光体ド
ラム10の回転によって副走査がなされることで潜像が形
成される。本実施例では文字部に対して露光を行ない、
文字部の方が低電位VLとなるような反転潜像を形成す
る。
【0025】感光体ドラム10の周縁には現像手段14とし
て、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒色(K)のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれ
ぞれ内蔵した現像器14Y、14M、14C、14Kが設けられ
ていて、先ず1色目(イエロー)の現像が現像器14Yに
おいて、マグネットを内蔵し現像剤を保持して回転する
現像スリーブ14Aによって行われる。現像剤はフェライ
トをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティング
したキャリアと、ポリエステルを主材料として色に応じ
た顔料と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたト
ナーとからなるもので、現像剤は層形成手段によって現
像スリーブ14A上に100〜600μmの層厚(現像剤)に規
制されて現像域へと搬送される。
て、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒色(K)のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれ
ぞれ内蔵した現像器14Y、14M、14C、14Kが設けられ
ていて、先ず1色目(イエロー)の現像が現像器14Yに
おいて、マグネットを内蔵し現像剤を保持して回転する
現像スリーブ14Aによって行われる。現像剤はフェライ
トをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティング
したキャリアと、ポリエステルを主材料として色に応じ
た顔料と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたト
ナーとからなるもので、現像剤は層形成手段によって現
像スリーブ14A上に100〜600μmの層厚(現像剤)に規
制されて現像域へと搬送される。
【0026】現像域における現像スリーブ14Aと感光体
ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2〜
1.0mmとして、この間にVACのACバアイスとVDCのD
Cバイアスが重畳して印加される。VDCとVH、トナー
の帯電は同極性であるため、VACによってキャリアから
離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより電位
(絶対値)の高いVHの部分には付着せず、VDCより電
位の低いVL部分に付着し顕像化(反転現像)が行われ
る。
ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2〜
1.0mmとして、この間にVACのACバアイスとVDCのD
Cバイアスが重畳して印加される。VDCとVH、トナー
の帯電は同極性であるため、VACによってキャリアから
離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより電位
(絶対値)の高いVHの部分には付着せず、VDCより電
位の低いVL部分に付着し顕像化(反転現像)が行われ
る。
【0027】1色目(イエロー)の顕像化が終った後2
色目(マゼンタ)の画像形成行程にはいり、再びスコロ
トロン帯電器12による一様帯電が行われ、2色目の画像
データによる潜像が像露光手段13によって形成される。
このとき1色目の画像形成行程で行われたPCL11によ
る除電は、1色目の画像部に付着したトナーが画像部の
まわりの電位の急激な低下により飛び散るため行わな
い。
色目(マゼンタ)の画像形成行程にはいり、再びスコロ
トロン帯電器12による一様帯電が行われ、2色目の画像
データによる潜像が像露光手段13によって形成される。
このとき1色目の画像形成行程で行われたPCL11によ
る除電は、1色目の画像部に付着したトナーが画像部の
まわりの電位の急激な低下により飛び散るため行わな
い。
【0028】再び感光体ドラム10周面の全面に亘ってV
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行わ
れるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う
部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー
自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VD
CとVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色
目と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をV
Lの潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバラン
スが崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM>
VLとなる中間電位とすることもある。
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行わ
れるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う
部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー
自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VD
CとVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色
目と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をV
Lの潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバラン
スが崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM>
VLとなる中間電位とすることもある。
【0029】3色目(シアン)、4色目(黒色)につい
ても2色目と同様の帯電、像露光、現像の画像形成行程
が行われ、感光体ドラム10周面上には4色の顕像が形成
されつつ、顕像の先端部分は転写部へと移動する。
ても2色目と同様の帯電、像露光、現像の画像形成行程
が行われ、感光体ドラム10周面上には4色の顕像が形成
されつつ、顕像の先端部分は転写部へと移動する。
【0030】一方図示を省略した給紙カセットより半月
ローラを介して搬出された記録紙Pは一旦停止し、転写
のタイミングの整った時点で給紙ローラ17の回転作動に
より転写域へと給紙される。
ローラを介して搬出された記録紙Pは一旦停止し、転写
のタイミングの整った時点で給紙ローラ17の回転作動に
より転写域へと給紙される。
【0031】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に今まで離間した状態にあっ
た転写装置たる転写ローラ18が圧接され、給紙された記
録紙Pを挟着して多色像が一括して転写される。記録紙
Pへの転写が終わると、転写ローラ18は再び離間する。
して感光体ドラム10の周面に今まで離間した状態にあっ
た転写装置たる転写ローラ18が圧接され、給紙された記
録紙Pを挟着して多色像が一括して転写される。記録紙
Pへの転写が終わると、転写ローラ18は再び離間する。
【0032】次いで記録紙Pは転写ローラ18とほぼ同時
に感光体ドラム10の周面に圧接された分離ブラシ19に
よって除電され、感光体ドラム10の周面より分離して定
着装置20に搬送され、熱ローラ20Aと圧着ローラ20Bの
加熱、加圧によってトナーを溶着したのち排紙ローラ21
を介して装置外部に排出される。なお前記の転写ローラ
18及び分離ブラシ19は記録紙Pの通過後感光体ドラム10
の周面より、離間して次のトナー像の形成に備える。
に感光体ドラム10の周面に圧接された分離ブラシ19に
よって除電され、感光体ドラム10の周面より分離して定
着装置20に搬送され、熱ローラ20Aと圧着ローラ20Bの
加熱、加圧によってトナーを溶着したのち排紙ローラ21
を介して装置外部に排出される。なお前記の転写ローラ
18及び分離ブラシ19は記録紙Pの通過後感光体ドラム10
の周面より、離間して次のトナー像の形成に備える。
【0033】一方記録紙Pを分離した感光体ドラム10
は、今まで退避状態にあったクリーニング装置22のブレ
ード22Aの感光体ドラム10への圧接により残留トナー
を除去・清掃し、再びPCL11による除電と帯電器12に
よる帯電を受けて、次なる画像形成のプロセスに入る。
なお前記ブレード22Aは感光体面のクリーニング後直ち
に感光体ドラム10の周面より退避する。
は、今まで退避状態にあったクリーニング装置22のブレ
ード22Aの感光体ドラム10への圧接により残留トナー
を除去・清掃し、再びPCL11による除電と帯電器12に
よる帯電を受けて、次なる画像形成のプロセスに入る。
なお前記ブレード22Aは感光体面のクリーニング後直ち
に感光体ドラム10の周面より退避する。
【0034】図2は色修正部のブロック図である。
【0035】色修正部5Bは1/3乗演算回路5D、9
×9×9の代表点の色修正データを記憶する書き換え可
能なメモリと補間演算器とを有するLUT補正演算回路
5E、下色除去回路5Gから構成されている。
×9×9の代表点の色修正データを記憶する書き換え可
能なメモリと補間演算器とを有するLUT補正演算回路
5E、下色除去回路5Gから構成されている。
【0036】前処理部5Aから出力されたRGB信号
は、1/3乗算演算回路5Dでそれぞれ1/3乗され、
LUT5Eにより、CMY信号に変換され、下色除去回
路5Gにより無彩色成分の除去されたCMY成分と、無
彩色の濃淡であるK成分とからなるCMYK信号が出力
される。
は、1/3乗算演算回路5Dでそれぞれ1/3乗され、
LUT5Eにより、CMY信号に変換され、下色除去回
路5Gにより無彩色成分の除去されたCMY成分と、無
彩色の濃淡であるK成分とからなるCMYK信号が出力
される。
【0037】LUT補正演算用コンピュータ6はCPU
6A、ROM6B、RAM6Cから構成されLUTの補
正演算と三次元フィルタ処理を実行する。実行結果はR
AM6Cに記憶され、LUTの書き換え時には色補正デ
ータとしてLUT補正演算回路5Eのメモリに記憶され
る。
6A、ROM6B、RAM6Cから構成されLUTの補
正演算と三次元フィルタ処理を実行する。実行結果はR
AM6Cに記憶され、LUTの書き換え時には色補正デ
ータとしてLUT補正演算回路5Eのメモリに記憶され
る。
【0038】なお、このコンピュータ6は、専用のコン
ピュータとして設けてもよいが、カラー複写機は画像信
号処理用コンピュータを一般に内蔵しているが、LUT
書換えのときは通常の画像信号処理をしないため、その
機能をLUT補正演算に転用してもよい。或いは外付け
の汎用パーソナル・コンピュータをこの目的に使用して
もよい。
ピュータとして設けてもよいが、カラー複写機は画像信
号処理用コンピュータを一般に内蔵しているが、LUT
書換えのときは通常の画像信号処理をしないため、その
機能をLUT補正演算に転用してもよい。或いは外付け
の汎用パーソナル・コンピュータをこの目的に使用して
もよい。
【0039】このコンピュータによる処理については後
述する。
述する。
【0040】前処理部5AからのRGB信号は、色修正
部5Bにおいて、1/3乗演算、LUTによる色変換、
下色除去の処理が施されたのち、画像出力部5Cを経て
プリンタ部へCMYKそれぞれ8ビットの信号として送
り込まれる。
部5Bにおいて、1/3乗演算、LUTによる色変換、
下色除去の処理が施されたのち、画像出力部5Cを経て
プリンタ部へCMYKそれぞれ8ビットの信号として送
り込まれる。
【0041】図3はLUTデータを作成し、メモリにセ
ットするまでの順序を示すフローチャートである。
ットするまでの順序を示すフローチャートである。
【0042】1) テストチャート出力(ステップS10
1) まず初めに、プリンタ部からは図4に示すテストチャー
ト7を出力する。
1) まず初めに、プリンタ部からは図4に示すテストチャー
ト7を出力する。
【0043】2) テストチャート読取(ステップS10
2) テストチャート7をスキャナ部Bで読み取る。読み取っ
た画像は間引かれて300×200画素程度の画像デー
タとなる。
2) テストチャート7をスキャナ部Bで読み取る。読み取っ
た画像は間引かれて300×200画素程度の画像デー
タとなる。
【0044】3) 色票の測色(ステップS103) テストチャートには図4に示すようにCMYそれぞれた
とえば6段階の信号レベルで出力された色票が並んでい
る。
とえば6段階の信号レベルで出力された色票が並んでい
る。
【0045】第1面76は純粋なイエローとマゼンタの出
力だけで構成されたチャートで、イエローについては色
票が81、82、83、84の順に薄くなり86ではイエロー成
分は全くない。マゼンタについては色票が91、92、93、
94の順に薄くなり86ではマゼンタ成分は全くなくなる
ように構成されている。
力だけで構成されたチャートで、イエローについては色
票が81、82、83、84の順に薄くなり86ではイエロー成
分は全くない。マゼンタについては色票が91、92、93、
94の順に薄くなり86ではマゼンタ成分は全くなくなる
ように構成されている。
【0046】第2面77は、第1面76に対してごくわずか
にシアンが出力されているチャートである。以下順次シ
アンの濃度を段階的に上げて第6面までを構成する。
にシアンが出力されているチャートである。以下順次シ
アンの濃度を段階的に上げて第6面までを構成する。
【0047】このようにして得られた色票の数は6
(縦)×6(横)×6(面)=216個である。
(縦)×6(横)×6(面)=216個である。
【0048】テストチャートの下部と左側にある白黒の
パターン71、73がならんだパターン列72、74は色票81、
95等の位置を示すためのもので、これをもとに各色票の
位置を認識し、その位置のRGB信号値を用いる。図の
破線に沿って白黒パターンを走査するとスキャナ信号と
しては立ち上がりと立ち下がりを繰り返す。テストチャ
ートでは、立ち下がってから立ち上がるまでの間の位置
の下あるいは右に色票の中心がくるように配置されてい
る。従って横方向・縦方向のそれぞれで白黒パターンの
立ち下がりと立ち上がりの位置を認識し、それをカウン
トして行けばどこにどの色票の中心があるかがわかる。
これを利用して、それぞれの色票の中心付近の画像信号
の平均値をもとめ、これを色票のRGB値とする。
パターン71、73がならんだパターン列72、74は色票81、
95等の位置を示すためのもので、これをもとに各色票の
位置を認識し、その位置のRGB信号値を用いる。図の
破線に沿って白黒パターンを走査するとスキャナ信号と
しては立ち上がりと立ち下がりを繰り返す。テストチャ
ートでは、立ち下がってから立ち上がるまでの間の位置
の下あるいは右に色票の中心がくるように配置されてい
る。従って横方向・縦方向のそれぞれで白黒パターンの
立ち下がりと立ち上がりの位置を認識し、それをカウン
トして行けばどこにどの色票の中心があるかがわかる。
これを利用して、それぞれの色票の中心付近の画像信号
の平均値をもとめ、これを色票のRGB値とする。
【0049】4) 色修正データ作成(ステップS10
4) 色票のデータを利用して、RGBからCMYへの変換を
おこなうための色修正データを作成する。
4) 色票のデータを利用して、RGBからCMYへの変換を
おこなうための色修正データを作成する。
【0050】(a)予め行われたテストチャートの測色
によって、テストチャート内の色票のRGB値とCMY
値は既知になっている。この色票はCMY空間内で格子
状に配置されるようにCMY値が定められているので、
格子間のデータは以下のような8点補間演算によって求
めることが出来る。
によって、テストチャート内の色票のRGB値とCMY
値は既知になっている。この色票はCMY空間内で格子
状に配置されるようにCMY値が定められているので、
格子間のデータは以下のような8点補間演算によって求
めることが出来る。
【0051】図5において、RGB値が既知の8つの格
子点P0 〜P7 に囲まれた点PのRGB値PRGBは
子点P0 〜P7 に囲まれた点PのRGB値PRGBは
【0052】
【数1】
【0053】により与えられる。
【0054】ここにPRGBi は格子点P0 〜P7 のR
GB値、Vは8つの格子点を角とする立方体の体積であ
る。Vi は立方体をPによって分割した体積である。
GB値、Vは8つの格子点を角とする立方体の体積であ
る。Vi は立方体をPによって分割した体積である。
【0055】そして、色票のデータと補間演算により任
意のCMYからRGBへの変換をおこなうことができ
る。その際の計算にはLUT補正計算用コンピュータ6
を用いる。
意のCMYからRGBへの変換をおこなうことができ
る。その際の計算にはLUT補正計算用コンピュータ6
を用いる。
【0056】色補正データ作成のアルゴリズムは以下の
ような手順で行う。
ような手順で行う。
【0057】これにより、任意のCMY値に対応するR
GB値を求めることができる。
GB値を求めることができる。
【0058】この処理を「CMY→RGB変換」と呼ぶ
ことにする。
ことにする。
【0059】(b)R、G、B各8ビットのRGB空間
を図10のようにR、G、B軸に沿ってそれぞれ9等分
し、その時にできる格子点310を定める。
を図10のようにR、G、B軸に沿ってそれぞれ9等分
し、その時にできる格子点310を定める。
【0060】格子点の数は9×9×9=729点であ
る。そのなかの1つの格子点を注目色とする。
る。そのなかの1つの格子点を注目色とする。
【0061】(c)距離のパラメータSを定める。そし
て、図6に示すように、(例えばS=30程度。SはC
MY空間内の信号値と同じ尺度を持つ。)CMY空間上
のある座標点11Oを定める。その座標値は例えばC=M
=Y=128としておく。座標点11Oから縦、横、上
下、斜め方向に距離Sだけ離れた点を26点定める。こ
れらの点に座標点11Oを加えた合計27点を説明の便宜
上、調査点と呼ぶことにする。
て、図6に示すように、(例えばS=30程度。SはC
MY空間内の信号値と同じ尺度を持つ。)CMY空間上
のある座標点11Oを定める。その座標値は例えばC=M
=Y=128としておく。座標点11Oから縦、横、上
下、斜め方向に距離Sだけ離れた点を26点定める。こ
れらの点に座標点11Oを加えた合計27点を説明の便宜
上、調査点と呼ぶことにする。
【0062】(d)27点の調査点を先程の補間演算に
よってCMY→RGB変換する。
よってCMY→RGB変換する。
【0063】3次元で行われる処理の様子は図解しにく
いので図6で2次元の場合を図示する。二次元の場合で
は座標点110から縦、横、斜め方向に距離Sだけ離れた
点は8個になる。これに座標点110を加えた合計9個の
調査点をCMY→RGB変換すると図7のようになる。
すなわち、調査点同士の位置関係はRGB空間では無秩
序となる。
いので図6で2次元の場合を図示する。二次元の場合で
は座標点110から縦、横、斜め方向に距離Sだけ離れた
点は8個になる。これに座標点110を加えた合計9個の
調査点をCMY→RGB変換すると図7のようになる。
すなわち、調査点同士の位置関係はRGB空間では無秩
序となる。
【0064】(e)27個の調査点と、注目色との距離
をそれぞれ求め、距離が最小になる調査点を選びだし、
その調査点を新しい座標点110とする。図7においては2
04がこれに相当する。
をそれぞれ求め、距離が最小になる調査点を選びだし、
その調査点を新しい座標点110とする。図7においては2
04がこれに相当する。
【0065】(f)距離のパラメータSを短く(前回の
0.5〜0.9倍程度)再設定し、上記の計算を繰り返
す。
0.5〜0.9倍程度)再設定し、上記の計算を繰り返
す。
【0066】(g)S<1.0になるまで計算を繰り返
し、その時の座標点Aを注目色に対応するCMY値であ
るとする。
し、その時の座標点Aを注目色に対応するCMY値であ
るとする。
【0067】(h)この処理をRGBの全ての格子点に
ついて求める。
ついて求める。
【0068】このようにして得られたデータはRGB空
間における729点の格子に対応するCMY値であり、
所望の色修正データである。
間における729点の格子に対応するCMY値であり、
所望の色修正データである。
【0069】5) フィルタ処理(ステップS105) フィルタ処理は、色補正データの平滑化処理を行う。二
次元の平滑化処理では図8に示すフィルタ301を用い
る。
次元の平滑化処理では図8に示すフィルタ301を用い
る。
【0070】3次元のフィルタ処理は、図9に示すよう
に、これが3段重なったフィルタ303を用いる。
に、これが3段重なったフィルタ303を用いる。
【0071】フィルタ303のフィルタサイズは3×3×
3で、このフィルタ303により図10に示す9×9×
9の格子点310の色修正データを平滑化処理する。
3で、このフィルタ303により図10に示す9×9×
9の格子点310の色修正データを平滑化処理する。
【0072】この場合、下記計算式で表される。
【0073】 A(i,j,k) ={f(0,0,0) ・a(i,j,k) +f(1,0,0)・a(i+1,j,k) +f(-1,0,0)・a(i-1,j,k)+f(0,1,0)・a(i,j+1,k) +f(0,-1,0)・a(i,j-1,k)+f(0,0,1)・a(i,j,k+1) +f(0,0,-1)・a(i,j,k-1)}/7 …(2) ここに、 A(i,j,k):注目点(i,j,k)におけるフィ
ルタ処理後の値 f:フィルタ係数。( )内はアドレスで(0,0,
0)がフィルタの中心点 a(i,j,k):LUTの値。( )内はアドレスで
(i,j,k)がLUT内の注目点 である。
ルタ処理後の値 f:フィルタ係数。( )内はアドレスで(0,0,
0)がフィルタの中心点 a(i,j,k):LUTの値。( )内はアドレスで
(i,j,k)がLUT内の注目点 である。
【0074】図9の例では、全てのfが1となるので A(i,j,k) =1/7{a(i,j,k)+a(i+1,j,k)+a
(i-1,j,k)+a(i,j+1,k)+a(i,j-1,k)+a(i,j,k+1)+
a(i,j,k-1)} となる。
(i-1,j,k)+a(i,j+1,k)+a(i,j-1,k)+a(i,j,k+1)+
a(i,j,k-1)} となる。
【0075】ここで、問題となるのはLUTの格子の端
に接しているLUTの代表点の処理である。注目点(フ
ィルタの中心)321が境界320に接すると、図11(A)
に示すように、フィルタ303の一部の要素は境界320から
はみ出すことになる。そこでこの場合は、境界からはみ
出た要素のアドレスと、その反対側の要素のアドレスを
すべて中央の点に置き換えることにし、またその時のL
UT要素もそれに相当する点のものに置き換える。(例
えば、はみ出た要素のアドレスが(1,0,0)である
とき、反対側の要素のアドレスは(−1,0,0)であ
り、中央の点は(0.0,0)である。) すなわち、この場合、i=9なので A(9,j,k) =1/7{3×a(9,j,k)+a(9,j+1,k)+a
(9,j,1-k)+a(9,j,k+1)+a(9,j,k-1)} となる。
に接しているLUTの代表点の処理である。注目点(フ
ィルタの中心)321が境界320に接すると、図11(A)
に示すように、フィルタ303の一部の要素は境界320から
はみ出すことになる。そこでこの場合は、境界からはみ
出た要素のアドレスと、その反対側の要素のアドレスを
すべて中央の点に置き換えることにし、またその時のL
UT要素もそれに相当する点のものに置き換える。(例
えば、はみ出た要素のアドレスが(1,0,0)である
とき、反対側の要素のアドレスは(−1,0,0)であ
り、中央の点は(0.0,0)である。) すなわち、この場合、i=9なので A(9,j,k) =1/7{3×a(9,j,k)+a(9,j+1,k)+a
(9,j,1-k)+a(9,j,k+1)+a(9,j,k-1)} となる。
【0076】こうすることによって、LUTの格子の端
の代表点の色修正データが必要以上に平滑化されること
を防止する。
の代表点の色修正データが必要以上に平滑化されること
を防止する。
【0077】6) メモリにセット(ステップS106) このように、フィルタ処理が施された、LUTをメモリ
に記憶させる。
に記憶させる。
【0078】7) 色修正結果 前記手順により作成したLUTを用いた色修正回路の出
力変化の1例を図12に示す。図において、縦軸はLU
T出力、横軸はR信号強度を表し(A)はフィルタ処理
前の出力、(B)はフィルタ処理後の出力を示す。3次
元平滑化フィルタ処理することにより、図12(A)の
ようなR信号の増加に伴って出力が減少したり増加した
りを繰り返す様なLUTを、図12(B)のように滑ら
かにすることができる。
力変化の1例を図12に示す。図において、縦軸はLU
T出力、横軸はR信号強度を表し(A)はフィルタ処理
前の出力、(B)はフィルタ処理後の出力を示す。3次
元平滑化フィルタ処理することにより、図12(A)の
ようなR信号の増加に伴って出力が減少したり増加した
りを繰り返す様なLUTを、図12(B)のように滑ら
かにすることができる。
【0079】(実施例の効果)後述する本発明の効果の
他に、画像読取装置や、画像出力装置の修理、交換、変
更などルックアップテーブルを新たに作成しなければな
らない時に、3次元平滑化フィルタ処理は色域を圧縮す
る処理(Gamut Mapping)に比べて圧倒的
に計算量が小さいので、短いダウンタイムで、色修正能
力を回復させることができる。
他に、画像読取装置や、画像出力装置の修理、交換、変
更などルックアップテーブルを新たに作成しなければな
らない時に、3次元平滑化フィルタ処理は色域を圧縮す
る処理(Gamut Mapping)に比べて圧倒的
に計算量が小さいので、短いダウンタイムで、色修正能
力を回復させることができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、機械特性変動(例えば
電子写真式プリンターの場合、感光体の感度のばらつ
き、現像剤の色再現性のばらつき、電子写真プロセス条
件のばらつきによる色再現能力の変動など)の大きな画
像出力装置や再現色域の狭いプリンタでも、連続階調の
再現ができ、不自然な輪郭などが発生しない色再現をお
こなうことができる。また、平滑化フィルタ処理は色域
を圧縮する処理(Gamut Mapping)に比べ
て圧倒的に計算量が少ないので、LUTを作成する時間
を節約する事ができる。
電子写真式プリンターの場合、感光体の感度のばらつ
き、現像剤の色再現性のばらつき、電子写真プロセス条
件のばらつきによる色再現能力の変動など)の大きな画
像出力装置や再現色域の狭いプリンタでも、連続階調の
再現ができ、不自然な輪郭などが発生しない色再現をお
こなうことができる。また、平滑化フィルタ処理は色域
を圧縮する処理(Gamut Mapping)に比べ
て圧倒的に計算量が少ないので、LUTを作成する時間
を節約する事ができる。
【図1】デジタルカラー複写機の全体構成図である。
【図2】色修正部のブロック図である。
【図3】LUT作成の手順を示すフローチャートチャー
トである。
トである。
【図4】LUT作成時に使用するテストチャートであ
る。
る。
【図5】CMY立体空間の模式図である。
【図6】LUT作成時におけるCMYの空間と調査点を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図7】LUT作成時におけるRGBの空間と調査点を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図8】一次元フィルタの例を示す模式図である。
【図9】本発明で使用する三次元フィルタを示す模式図
である。
である。
【図10】本発明で使用する9×9×9LUTを示す模
式図である。
式図である。
【図11】フィルタ処理する際におけるLUT境界部を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図12】LUTにフィルタ処理を施す前と、後とのL
UT出力変化を示す説明図である。
UT出力変化を示す説明図である。
B スキャナー部 C カラープリンター部 5B 色修正部 5E LUT補正演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/46 Z
Claims (7)
- 【請求項1】 RGB信号からCMY信号に変換するル
ックアップテーブルを記憶する書換え可能なメモリを有
し、カラー画像を読み取る画像読取装置からの入力信号
を、カラー画像を出力する画像出力装置への出力信号に
変換する色修正装置において、 前記ルックアップテーブルは、前記画像出力装置で出力
された色票を画像読取装置で読み取ることにより得られ
た色票データに基づき作成されたRGB信号からCMY
信号に変換するテーブルを、3次元平滑化フィルタ処理
し作成されたものであることを特徴とする色修正装置。 - 【請求項2】 前記画像読取装置がカラー複写機のスキ
ャナー部であることを特徴とする請求項1に記載の色修
正装置。 - 【請求項3】 前記画像出力装置がカラー複写機のプリ
ンター部であることを特徴とする請求項1または2に記
載の色修正装置。 - 【請求項4】 カラー複写機の色修正部であることを特
徴とする請求項1、2又は3に記載の色修正装置。 - 【請求項5】 前記画像出力装置がカラープリンターで
あることを特徴とする請求項1に記載の色修正装置。 - 【請求項6】 さらに、前記画像出力装置で出力された
色票を画像読取装置で読み取ることにより得られた色票
データに基づき、RGB信号からCMY信号に変換する
テーブルを作成し、作成されたRGB信号からCMY信
号に変換するテーブルを3次元平滑化フィルタ処理し
て、前記ルックアップテーブルを作成するルックアップ
テーブル補正演算手段を有することを特徴とする請求項
1〜5のいずれか1項に記載の色修正装置。 - 【請求項7】 さらに、CMY信号からCMYK信号に
変換する下色除去手段を有することを特徴とする請求項
1〜6のいずれか1項に記載の色修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071566A JPH08275007A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 色修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071566A JPH08275007A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 色修正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08275007A true JPH08275007A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13464398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7071566A Pending JPH08275007A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 色修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08275007A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002077659A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-15 | Konica Corp | 好みの色変換を実現する方法及び好みの色変換を実現する装置 |
US6719392B2 (en) | 2001-12-20 | 2004-04-13 | International Business Machines Corporation | Optimized color ranges in gamut mapping |
JP2006211369A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Pentax Corp | 色変換マトリクス算出方法および画像信号処理装置 |
US7271933B2 (en) | 2001-12-05 | 2007-09-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Method for creating conversion table for color copier |
US7586642B2 (en) | 2003-07-25 | 2009-09-08 | Hoya Corporation | Color-space transformation-matrix calculating system and calculating method |
US7773252B2 (en) | 2003-09-12 | 2010-08-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Colorimetric-data correcting method |
WO2017221568A1 (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | キヤノン株式会社 | 色分解処理装置、色分解処理方法、色分解lutの作成方法及びプログラム |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7071566A patent/JPH08275007A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4540492B2 (ja) * | 2005-01-28 | 2010-09-08 | Hoya株式会社 | 色変換マトリクス算出方法および画像信号処理装置 |
WO2017221568A1 (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | キヤノン株式会社 | 色分解処理装置、色分解処理方法、色分解lutの作成方法及びプログラム |
US20190124231A1 (en) * | 2016-06-24 | 2019-04-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Color conversion processing apparatus, color conversion processing method, creation method of color conversion lut and storage medium |
US10848643B2 (en) | 2016-06-24 | 2020-11-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Color conversion processing apparatus, color conversion processing method, creation method of color conversion LUT and storage medium |
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