JPH08274665A - ノイズ相殺回路および構成 - Google Patents
ノイズ相殺回路および構成Info
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Abstract
路を提供する。 【解決手段】 ノイズ相殺回路1は、第1変調器11と
データ出力とを含むD/A変換器と共に用いられ、変調
器11の量子化誤差信号を測定する誤差測定構成12,
13,14を含む。フィルタ19は誤差信号を受け、フ
ィルタ誤差信号を発生する。フィルタ補償器1がデータ
出力に結合され、補償出力を発生する。スケーラ15は
フィルタ誤差信号を受け、スケーリングされたフィルタ
誤差信号を発生する。第2変調器16はスケーリングさ
れたフィルタ誤差信号を受け、誤差信号の単一ビット・
ストリームを発生する。加算構成18は、誤差データの
単一ビット・ストリームと、第1変調器からの補償出力
とを加算し補正出力を発生することによって、誤差信号
のフィルタ処理、スケーリングおよび変調を行い、デー
タ出力を補償するため、量子化誤差を大幅に低減した補
正出力が得られる。
Description
関し、特にD/A変換器と共に用いるためのノイズ相殺
回路に関するが、これのみに限定される訳ではない。
サンプル・デジタル/アナログ変換器(oversampled dig
ital-to-analogue (D/A) converter)では、デジタル入
力信号がアナログ出力信号に変換される。入力信号はま
ず最初に補間されてオーバーサンプル信号が生成され、
これがデジタル変調器によって変調され、N−ビット信
号が発生される。デジタル変調器は、量子化器と多数の
積分器とを含む。N−ビット信号は、入力信号に似た低
周波数成分と、「量子化ノイズ(quanization noise)」
とを含む。量子化ノイズは主に高周波数帯域にあり、典
型的にロー・パス・フィルタによって除去される。
は、通過帯域に量子化ノイズがいくらか残り、このノイ
ズがサンプリング周波数によって逓倍化されることであ
る。
化器の入力からフィードバック誤差信号を除去すること
を含む。しかしながら、これによって、出力信号のスケ
ールが増大し、シリコン・ノイズ(silicon noise)や熱
雑音(thermal noise)のようなその他の付随する素子ノ
イズが増大することになる。
殺回路を提供しようとするものである。
−デルタ変調器とデータ出力とを有するD/A変換器と
共に用いるためのノイズ相殺回路が提供される。この回
路は、シグマ−デルタ変調器の誤差信号であって、変調
器の量子化誤差を表わす誤差信号を測定する誤差測定手
段と、誤差信号を受けるように結合され、フィルタ誤差
信号を発生するフィルタ手段と、D/A変換器のデータ
出力に結合され補償出力を発生するフィルタ補償手段
と、フィルタ誤差信号を受けるように結合され、このフ
ィルタ誤差信号に応じてスケーリングされたフィルタ誤
差信号を発生するスケーリング手段と、スケーリングさ
れたフィルタ誤差信号を受けるように結合され、誤差デ
ータの単一ビット・ストリームを発生する変調手段と、
誤差データの単一ビット・ストリームとD/A変換器か
らの補償出力とを加算し、補正出力を発生する加算手段
とから成り、誤差信号のフィルタ処理、スケーリングお
よび変調を行い、データ出力を補償することによって、
量子化ノイズを大幅に低減した補正出力を得るものであ
る。
第1遅延構成、および減算構成から成る。補償手段は、
好ましくは、フィルタ手段に関連する遅延の補償を行
う。
成である。フィルタ手段は櫛型フィルタであることが好
ましい。
ジスタとスイッチ・コンデンサとから成る。
に配した複数個の上述のようなノイズ相殺回路から成る
ノイズ相殺構成が提供される。
ード構成内の当該回路の相対位置の補償も行う。
大またはその他の付随する素子ノイズの増大を招くこと
なく、通過帯域におけるノイズを低減する。
(D/A)変換器について、添付図面を参照しながら、
その一例を説明する。
ル変調器11,16を含むD/A回路10が示されてい
る。第1デジタル変調器11は入力端子5に結合されそ
こから補間入力信号I1を受ける入力と、単一ビット・
ストリーム出力信号O1を発生する出力とを有する。
補間入力信号I1を受けるように結合され第1遅延出力
信号を発生する第1デジタル遅延ブロック12、(既知
の)デジタルLPF(ロー・パス・フィルタ)13、お
よび減算ブロック14とから成る。デジタルLPF13
は有限インパルス応答フィルタ(finite impulse respon
se filter)であり、これも第1デジタル変調器11から
の単一ビット・ストリーム出力信号O1を受けるように
結合され、フィルタ出力信号(filtered outputsignal)
を発生する。
ロック12からの第1遅延出力信号を受けると共に、デ
ジタルLPF13からのフィルタ出力信号を受けるよう
に結合され、遅延出力信号からフィルタ出力信号を減算
し、減算出力信号を発生する。
ジタル変調器11からの単一ビット・ストリーム出力信
号O1を受けるように結合され、第2遅延出力信号を発
生する。
ブロック14からの減算出力信号を受けるように結合さ
れ、櫛形フィルタ出力信号を発生する。乗算ブロック1
5は、櫛形フィルタ19からの櫛形フィルタ出力信号を
受けるように結合され、乗算出力信号を発生する。乗算
出力信号は、減算出力信号に整数Kを乗算したものであ
る。
15からの乗算出力信号を入力信号I2として受けるよ
うに結合され、入力信号I2に応じて第2変調出力信号
O2を発生する。
ル遅延ブロック17からの第2遅延出力信号および第2
デジタル変調器16からの第2変調出力信号とを受ける
ように結合され、アナログ加算出力信号O3を出力端子
7に供給する。
タル変調器11,16、第1および第2遅延ブロック1
7,12、デジタルLPF13およびアナログ加算ブロ
ック18に結合され、回路1のタイミングを制御するク
ロッキング信号(clocking signal)を供給する。
ジタル変調器11は単一ビット出力O1を発生する。こ
れは、以下の式による、ベース・バンド周波数における
補間入力信号I1の予測値である。
くないノイズ、E2は入力信号I1のベースバンド外の
望ましくないノイズである。
延ブロック12は、遅延補間入力信号I1を発生する。
この場合の遅延はパラメータDで定義され、当該遅延の
間に発生するクロッキング信号の数を決定する。
タルLPF13は出力を発生するが、これはその第1入
力I1のロー・パス・フィルタ予測値である。デジタル
LPF13のフィルタ機能を定義する特性は、クロッキ
ング信号毎に変化する。
号(comb filtered output signal)を発生する。これは
入力信号の櫛形フィルタである。櫛形パラメータは固定
であるが、クロッキング信号毎に変動してもよい。
l+E2)=遅延(Il+El)を満たすように設計さ
れる。したがって、フィルタ出力信号は遅延(I1+E
1)となる。
1)−遅延(I1+E1)となる。また、2つの遅延が
互いに一致するように設計されているので、減算出力
は、−遅延(E1)となる。
フィルタ(遅延(K*EI)となる。
タル変調器16は、次の式にしたがって、第1デジタル
変調器11と同様に入力信号I2からO2を発生する。
イズ信号、E2’は入力信号I2のベースバンド外のノ
イズ信号である。
1)+E1’+E2’となる。
み、以下の式にしたがって、アナログ加算出力信号O3
を発生する。
ータおよびKは、アナログ加算ブロックに関して一定で
ある。
が櫛形フィルタ19の櫛形関数と一致する場合、第2デ
ジタル遅延ブロック17の遅延は、第1デジタル遅延ブ
ロック13の遅延と一致し、以下の式のように表され
る。
2’/K)−(El’/K) 櫛形は帯域内信号X,E1’には影響を与えないので、
以下のようになる。
(櫛型(E2))−(E2’/K) 結果として、帯域内ノイズ(E1)は、K分の1に低減
され、帯域外ノイズ(E2)は櫛形フィルタの作用によ
って低減される。定数Kはかなり大きく、帯域内ノイズ
において大きな利点を生む。
不感性(component matching insensitivity)を維持しつ
つ達成される。
同様の素子および構成を有する2つのD/A回路を用い
たD/A回路50が示されている。以下にあげる素子
は、図1における各対応物と実質的に同一である。第
1、第2および第3デジタル変調器21,26,36、
第1および第2櫛形フィルタ29,37、第1および第
2減算ブロック24,34、第1および第2乗算ブロッ
ク25,35、第1、第2、第3および第4デジタル遅
延ブロック22,27,32,30、ならびに第1およ
び第2デジタルLPF23,33。
は、入力端子20からの補間入力信号を受けるように結
合され、そこからの補間入力信号I1を受ける入力と、
単一ビット・ストリーム出力信号O1を発生する出力と
を有する。第1および第2デジタル遅延ブロック22,
27、第1デジタルLPF23、第1減算ブロック2
4、第1櫛形フィルタ29および第1乗算ブロック25
は全て、図1におけるそれらの対応物と同様に結合され
構成されている。第2デジタル遅延ブロック27は、ア
ナログ加算ブロック28に第1遅延出力信号S1を供給
する。
ジタル遅延ブロック30の入力に結合されている。デジ
タル遅延ブロック30は、アナログ加算ブロック28に
第3遅延出力信号S2を供給する。
変調器26からの変調出力を受けるように結合され、第
2フィルタ出力信号を発生する。
形フィルタ29からの櫛形フィルタ信号を受けるように
結合され、遅延出力信号を発生する。第2減算ブロック
34は、第3デジタル遅延ブロック32からの第3遅延
出力信号を受けると共に第2デジタルLPF33からの
第2フィルタ出力信号を受けるように結合され、遅延出
力信号から第2フィルタ出力信号を減算して減算出力信
号を発生する。
4からの減算出力信号を受けるように結合され、櫛形フ
ィルタ出力信号を発生する。乗算ブロック15は、櫛形
フィルタ19からの櫛形フィルタ出力信号を受けるよう
に結合され、乗算出力信号を発生する。この乗算信号
は、減算出力信号に整数Kを乗算したものである。
ック35からの乗算出力信号を受けるように結合され、
それに応じて第3変調信号S3を発生する。
ル遅延ブロック27からの第1遅延出力信号S1、第2
デジタル変調器26からの第2変調出力信号S2、およ
び第3デジタル変調器36からの第3変調出力信号S3
を受けるように結合され、出力端子39に加算出力信号
を供給する。
3デジタル変調器21,26,36、第1、第2、第3
および第4遅延ブロック22,27,32,30、第1
および第2デジタルLPF23,33、ならびにアナロ
グ加算ブロック28のタイミングを制御するためのクロ
ッキング信号を発生する。
算ブロック28がより詳しく示されている。第1入力S
1は、2*L−1タップ・シフト・レジスタである、第
1シフト・レジスタ40に結合されている。第1シフト
・レジスタ40は、入力信号S1に応じて2*L−1ビ
ットの第1出力信号を発生する。
ト・レジスタである、第2シフト・レジスタ46に結合
されている。第2シフト・レジスタ46は、1ビットの
第2出力信号を発生する。
に結合されている。これについては、以下で更に説明す
ることにする。クロック制御入力は、位相発生器48、
ならびに第1および第2シフト・レジスタ40,46に
も結合されている。位相発生器48は、クロック制御入
力を通じて入力されたクロッキング制御信号に応じて、
重複していない第1および第2位相出力PH0,PH1
を発生する。
・レジスタ40からの第1出力信号を受けるように結合
され、第1スイッチ出力信号を発生する。第2スイッチ
ング回路45は、第2シフト・レジスタ46からの第2
出力信号を受けるように結合され、第2スイッチ出力信
号を発生する。第3スイッチング回路44は、第3入力
信号S3を受けるように結合され、第3スイッチ出力を
発生する。
および第3スイッチ出力信号から成る共通入力を受ける
ように結合され、第4スイッチ出力信号を発生する。
非反転入力と、これもまた共通入力を受けるように結合
された反転入力とを有する。演算増幅器の出力は出力端
子に結合されている。クロック発生回路48の第1入力
クロックがクロック入力に結合されている。
回路41,45,44,42は各々、内部スイッチ・コ
ンデンサを含み、加えて、各々位相発生器48からの第
1および第2位相信号PH0,PH1を受けるように結
合されている。したがって、第1、第2、第3および第
4スイッチング回路41,45,44,42は、内部コ
ンデンサ上でサンプリングされ、コンデンサ上に蓄積さ
れた電荷の合計から出力信号が得られる。
の出力を発生する。
ると、アナログ加算ブロック49は、第1入力S1上で
二重櫛形フィルタ動作櫛型:(櫛型(Sl))を実行
し、第2入力S2上で櫛形フィルタ動作:櫛型(S2)
を実行し、2つの櫛形フィルタ結果を第3入力S3と加
算して、アナログ出力を発生する。アナログ出力は以下
の式で表される。
/K)+S3/K**2 図1のアナログ加算ブロック28について行ったのと同
様の分析において、アナログ加算ブロック49の出力は
以下の式で与えられる。
(櫛型(櫛型(E2)))−遅延(櫛型(E2’/
K))+E2”/K**2 ここで、E1”,E2”は第3デジタル変調器36のノ
イズ・パラメータであり、他のパラメータは全て図1と
等しいパラメータである。その結果、ここでは、図1で
説明したような他の特徴は維持しつつ、帯域内ノイズを
1/K**2に低減させ、帯域外ノイズを二重櫛形によっ
て低減させることになる。
能であることは、当業者には認められよう。例えば、先
に示した補正ビット数よりも多いビット数の回路も同様
に構成することができる。また、全てのLPFブロック
が等しくない回路も同様に可能である。更に、ブロック
35の乗算定数(multiply constant)がブロック25の
乗算定数の二乗ではない回路も可能である。
す図。
成を、シフト・レジスタおよび櫛形フィルタ構成と共に
示す図。
成を詳細に示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】シグマ−デルタ変調器とデータ出力とを有
するD/A変換器と共に用いるためのノイズ相殺回路で
あって:前記回路は、 前記シグマ−デルタ変調器の誤差信号であって、前記変
調器の量子化誤差を表わす前記誤差信号を測定する誤差
測定手段;前記誤差信号を受けるように結合され、フィ
ルタ誤差信号を発生するフィルタ手段;前記D/A変換
器のデータ出力に結合され、補償出力を発生するフィル
タ補償手段;前記フィルタ誤差信号を受けるように結合
され、該フィルタ誤差信号に応じて、スケーリングされ
たフィルタ誤差信号を発生するスケーリング手段;前記
スケーリングされたフィルタ誤差信号を受けるように結
合され、誤差データの単一ビット・ストリームを発生す
る変調手段;前記誤差データの単一ビット・ストリーム
と前記D/A変換器からの補償出力とを加算し、補正出
力を発生する加算手段;をから成り、 前記誤差信号に対してフィルタ処理、スケーリングおよ
び変調を行い、前記データ出力を補償することにより、
量子化誤差を大幅に低減した補正出力を得ることを特徴
とするノイズ相殺回路。 - 【請求項2】前記誤差測定手段は、フィルタと、第1遅
延構成と、減算構成とから成ることを特徴とする請求項
1記載のノイズ相殺回路。 - 【請求項3】前記補償手段は、前記フィルタ手段に関連
する遅延を補償することを特徴とする請求項1または請
求項2記載のノイズ相殺回路。 - 【請求項4】前記補償手段は第2遅延構成であることを
特徴とする前出の請求項のいずれか1項記載のノイズ相
殺回路。 - 【請求項5】前記フィルタ手段は櫛形フィルタであるこ
とを特徴とする前出の請求項のいずれか1項記載のノイ
ズ相殺回路。 - 【請求項6】前出のいずれかの請求項のいずれか1項記
載のノイズ相殺回路を複数個含むカスケード状構成から
成ることを特徴とするノイズ相殺構成。 - 【請求項7】前記各回路の補償手段は、前記カスケード
内の回路の相対位置も補償することを特徴とする、請求
項6記載のノイズ相殺構成。
Applications Claiming Priority (2)
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Legal Events
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A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20060814 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070109 |