JPH08274484A - 電子機器筺体のシールド構造 - Google Patents
電子機器筺体のシールド構造Info
- Publication number
- JPH08274484A JPH08274484A JP7655495A JP7655495A JPH08274484A JP H08274484 A JPH08274484 A JP H08274484A JP 7655495 A JP7655495 A JP 7655495A JP 7655495 A JP7655495 A JP 7655495A JP H08274484 A JPH08274484 A JP H08274484A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing material
- housing
- locking
- flange
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部材の製造、加工が安価にできて、取付
け、組み付けが安全かつ容易に行なえ、しかも確実にシ
ールド効果を発揮する電子機器を収納する筺体のシール
ド構造を提供する。 【構成】 導通性を有する筺体本体１の開口部を密閉
する導通性を有する蓋４と、この蓋４と筺体本体１との
間にパッキン材６を介設し、組み付けて一体とする構造
を有し、筺体本体１は開口側の周辺に複数のパッキン材
６を係止する係止穴７を持つフランジ５を有し、パッキ
ン材６は弾性を有するらせん状の導通性線材からなり両
端を係止穴７に係止する為のフック８を有している。
け、組み付けが安全かつ容易に行なえ、しかも確実にシ
ールド効果を発揮する電子機器を収納する筺体のシール
ド構造を提供する。 【構成】 導通性を有する筺体本体１の開口部を密閉
する導通性を有する蓋４と、この蓋４と筺体本体１との
間にパッキン材６を介設し、組み付けて一体とする構造
を有し、筺体本体１は開口側の周辺に複数のパッキン材
６を係止する係止穴７を持つフランジ５を有し、パッキ
ン材６は弾性を有するらせん状の導通性線材からなり両
端を係止穴７に係止する為のフック８を有している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電子機器を収容する筺
体のシールド構造に関する。
体のシールド構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より電子回路等から発生する電磁波
を外部に漏洩させない、あるいは外部の電磁波の侵入に
よる電子回路等の誤動作を未然に防止するために、電子
回路等を金属で密閉することが行なわれていた。例えば
電子回路を収容した鉄やアルミニウムあるいは銅などの
金属で出来た箱型筺体の開口部周辺にフランジを設け、
このフランジと外形寸法の等しい金属板や蓋をフランジ
にネジ止めして密閉していた。しかし、この方法だと金
属板や蓋の反りによる密閉度の低下を防ぐため、多くの
ネジ止めを施したり、あるいはフランジや金属板あるい
は蓋を厚くしたり高精度に平坦加工する必要があり不経
済であった。上記の問題点を解決するため、筺体本体と
金属蓋の間に櫛型の板バネを介設し共にネジで固着する
方法（特開昭６３−１７８３９４号公報参照）や筺体本
体の開口部周辺にフランジを形成して、このフランジに
多数の切欠きを設けて、弾性を有する合成樹脂製の細長
棒状パッキン材をその延長途上を前後に蛇行させて縫う
ようにフランジの各切欠きに側方から挿入係止して筺体
本体と蓋との密閉度を高める方法（特開昭６２−１２８
６９９号公報参照）などが提案されている。
を外部に漏洩させない、あるいは外部の電磁波の侵入に
よる電子回路等の誤動作を未然に防止するために、電子
回路等を金属で密閉することが行なわれていた。例えば
電子回路を収容した鉄やアルミニウムあるいは銅などの
金属で出来た箱型筺体の開口部周辺にフランジを設け、
このフランジと外形寸法の等しい金属板や蓋をフランジ
にネジ止めして密閉していた。しかし、この方法だと金
属板や蓋の反りによる密閉度の低下を防ぐため、多くの
ネジ止めを施したり、あるいはフランジや金属板あるい
は蓋を厚くしたり高精度に平坦加工する必要があり不経
済であった。上記の問題点を解決するため、筺体本体と
金属蓋の間に櫛型の板バネを介設し共にネジで固着する
方法（特開昭６３−１７８３９４号公報参照）や筺体本
体の開口部周辺にフランジを形成して、このフランジに
多数の切欠きを設けて、弾性を有する合成樹脂製の細長
棒状パッキン材をその延長途上を前後に蛇行させて縫う
ようにフランジの各切欠きに側方から挿入係止して筺体
本体と蓋との密閉度を高める方法（特開昭６２−１２８
６９９号公報参照）などが提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
前者の方法では、板バネの製造のためには高価な金型が
必要となりコストの上昇を招くばかりか、筺体本体と蓋
とのネジ止め作業時に板バネの端面をひっかけけがや板
バネを変形させてしまうという問題も起こる。また、後
者の場合は、弾性パッキン材を引っ張りながら延長途上
を蛇行させて交互に切欠きに通さなければならず作業に
手間がかかり、場合によっては２本のパッキン材を通す
ことになり手間は更に増えることになる。また、合成樹
脂製のパッキン材は高価なばかりでなく、引っ張ると切
れてしまうという問題点もあった。
前者の方法では、板バネの製造のためには高価な金型が
必要となりコストの上昇を招くばかりか、筺体本体と蓋
とのネジ止め作業時に板バネの端面をひっかけけがや板
バネを変形させてしまうという問題も起こる。また、後
者の場合は、弾性パッキン材を引っ張りながら延長途上
を蛇行させて交互に切欠きに通さなければならず作業に
手間がかかり、場合によっては２本のパッキン材を通す
ことになり手間は更に増えることになる。また、合成樹
脂製のパッキン材は高価なばかりでなく、引っ張ると切
れてしまうという問題点もあった。
【０００４】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、蓋の組み付け作業が容易で
しかも安価な、電子機器を収容する筺体のシールド構造
を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、蓋の組み付け作業が容易で
しかも安価な、電子機器を収容する筺体のシールド構造
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、電子機器を収容する導通性を有し上部が
開口した箱型の筺体本体と、この筺体本体の開口部を密
閉する導通性を有する蓋と、この蓋と前記筺体本体との
間にパッキン材を介設した電子機器を収容する筺体のシ
ールド構造において、前記筺体本体は開口側の周辺に複
数の前記パッキン材を係止する係止部を持つフランジを
有し、前記パッキン材は弾性を有するらせん状の導通性
線材からなり両端を前記係止部に係止すべくフック状に
構成した。
達成するため、電子機器を収容する導通性を有し上部が
開口した箱型の筺体本体と、この筺体本体の開口部を密
閉する導通性を有する蓋と、この蓋と前記筺体本体との
間にパッキン材を介設した電子機器を収容する筺体のシ
ールド構造において、前記筺体本体は開口側の周辺に複
数の前記パッキン材を係止する係止部を持つフランジを
有し、前記パッキン材は弾性を有するらせん状の導通性
線材からなり両端を前記係止部に係止すべくフック状に
構成した。
【０００６】
【作用】このように構成したこの電子機器を収容する筺
体のシールド構造は、フランジの加工やパッキン材が安
価にでき、しかも組み付け作業も極めて容易となる。
体のシールド構造は、フランジの加工やパッキン材が安
価にでき、しかも組み付け作業も極めて容易となる。
【０００７】
【実施例】以下、図を参照してこの発明の実施例の詳細
を説明する。図１はこの発明の一実施例を示す電子機器
を収容する筺体のシールド構造の斜視図である。この図
において、筺体本体１の内部にはプリント基板２、ケー
ブル３等の電子機器が収納されている。一般に電子機器
はノイズを発生して周辺に悪影響を与える場合と、外部
のノイズにより誤動作をする場合とがあり、そのような
場合には電磁遮蔽（シールド）を行なうのが普通であ
る。４は筺体本体１の開口部を覆う蓋であり箱型をして
いるが板状でもよく、図示しないネジ等により筺体本体
１と組み付けて一体となるようになっている。筺体本体
１および蓋４は金属あるいは電気的に導通性がある部材
若しくは表面に導通処理（例えばメッキ処理）を施した
部材で構成されている。
を説明する。図１はこの発明の一実施例を示す電子機器
を収容する筺体のシールド構造の斜視図である。この図
において、筺体本体１の内部にはプリント基板２、ケー
ブル３等の電子機器が収納されている。一般に電子機器
はノイズを発生して周辺に悪影響を与える場合と、外部
のノイズにより誤動作をする場合とがあり、そのような
場合には電磁遮蔽（シールド）を行なうのが普通であ
る。４は筺体本体１の開口部を覆う蓋であり箱型をして
いるが板状でもよく、図示しないネジ等により筺体本体
１と組み付けて一体となるようになっている。筺体本体
１および蓋４は金属あるいは電気的に導通性がある部材
若しくは表面に導通処理（例えばメッキ処理）を施した
部材で構成されている。
【０００８】筺体本体１の開口部周辺にはフランジ５が
設けられており、フランジ５には後述するパッキン材６
の端部を係止する為の係止穴７が複数設けられている。
パッキン材６はコイルスプリングの様ならせん状の形状
をした弾性を有する導通性線材で出来ており、フランジ
５と蓋４との間に挟まれて組み付けられる。これによ
り、筺体本体１と蓋４とはパッキン材６によって多数の
点で接触することになる。パッキン材６を製造するには
コイルスプリングを作るのと同じ方法で行なえ、高価な
専用の金型を必要とせず、極めて安価に製造できる。ま
た筺体本体１の加工も取付け用の係止穴７をフランジ５
に設けるだけで良く極めて容易である。そして、パッキ
ン材６の取付けも端部のフック８をフランジ５の係止穴
７に引っかけるだけで済み、板バネの様に鋭利な端面を
有しないので作業者のけがや、パッキン材６の変形ある
いは破損の心配がない。更にパッキン材６はコイルスプ
リングの形状をして弾性を有しているので、筺体本体１
の開口部およびフランジ５が曲線部分を有しても曲線部
分の内側に係止爪を設けることにより対応が可能であ
る。
設けられており、フランジ５には後述するパッキン材６
の端部を係止する為の係止穴７が複数設けられている。
パッキン材６はコイルスプリングの様ならせん状の形状
をした弾性を有する導通性線材で出来ており、フランジ
５と蓋４との間に挟まれて組み付けられる。これによ
り、筺体本体１と蓋４とはパッキン材６によって多数の
点で接触することになる。パッキン材６を製造するには
コイルスプリングを作るのと同じ方法で行なえ、高価な
専用の金型を必要とせず、極めて安価に製造できる。ま
た筺体本体１の加工も取付け用の係止穴７をフランジ５
に設けるだけで良く極めて容易である。そして、パッキ
ン材６の取付けも端部のフック８をフランジ５の係止穴
７に引っかけるだけで済み、板バネの様に鋭利な端面を
有しないので作業者のけがや、パッキン材６の変形ある
いは破損の心配がない。更にパッキン材６はコイルスプ
リングの形状をして弾性を有しているので、筺体本体１
の開口部およびフランジ５が曲線部分を有しても曲線部
分の内側に係止爪を設けることにより対応が可能であ
る。
【０００９】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る電子機器を収納する筺体のシールド構造では、部材の
加工、製造が安価にでき、取付け、組み付けが安全かつ
容易に行なえ、しかも確実にシールド効果を発揮する。
る電子機器を収納する筺体のシールド構造では、部材の
加工、製造が安価にでき、取付け、組み付けが安全かつ
容易に行なえ、しかも確実にシールド効果を発揮する。
【図１】この発明の一実施例を示す電子機器を収容する
筺体のシールド構造の斜視図である。
筺体のシールド構造の斜視図である。
１ 筺体本体 ２ プリント基板 ３ ケーブル ４ 蓋 ５ フランジ ６ パッキン材 ７ 係止穴 ８ フック
Claims (1)
- 【請求項１】 電子機器を収容する導通性を有し上部が
開口した箱型の筺体本体と、該筺体本体の開口部を密閉
する導通性を有する蓋と、この蓋と前記筺体本体との間
にパッキン材を介設した電子機器を収容する筺体のシー
ルド構造において、前記筺体本体は開口側の周辺に複数
の前記パッキン材を係止する係止部を持つフランジを有
し、前記パッキン材は弾性を有するらせん状の導通性線
材からなり両端が前記係止部に係止すべくフック状をな
したことを特徴とする電子機器を収容する筺体のシール
ド構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7655495A JPH08274484A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電子機器筺体のシールド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7655495A JPH08274484A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電子機器筺体のシールド構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08274484A true JPH08274484A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13608483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7655495A Pending JPH08274484A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電子機器筺体のシールド構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08274484A (ja) |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7655495A patent/JPH08274484A/ja active Pending
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