JP4019356B2 - シールド構造体 - Google Patents
シールド構造体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4019356B2 JP4019356B2 JP2002124306A JP2002124306A JP4019356B2 JP 4019356 B2 JP4019356 B2 JP 4019356B2 JP 2002124306 A JP2002124306 A JP 2002124306A JP 2002124306 A JP2002124306 A JP 2002124306A JP 4019356 B2 JP4019356 B2 JP 4019356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- sheet
- housing
- attached
- shield structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシールド構造体に係わり、特に電子機器が内蔵された筐体から、この電子機器と外部接続するためにケーブルを取り出す電子機器装置のシールド構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器間での情報伝達を行う手段として、各々の電子機器を結ぶネットワークケーブルが接続される。電子機器稼動の際、ネットワークケーブルからはEMI規格範囲を超える電磁波が発せられる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような電磁波はEMI(Electro-Magnetic Interference)規格内に抑えることが求められる。特に、大量のネットワークケーブルを有するコンピュータ機器においてはその要請が大きい。
【0004】
本発明の目的は、上記課題を解決するEMI対策のための構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のシールド構造体は、導電性を有する可撓性のシートと、導電性を有する筐体に該シートを電気的に接続固定するために導通性を有して閉塞されずに一辺が開放された形状の接続部材と、を有し、
前記シートは、前記筐体から取り出されるケーブルの配線状態の形状に合わせて、前記筐体の外側でケーブル周囲を包み覆うことが可能であり、
前記筐体は前記ケーブルを取り出す開口穴を有し、前記接続部材は前記筐体の開口穴周囲の一部を開放して取り付けられており、
前記接続部材のみで、前記開口穴の周囲に前記シートを取り付けてなることを特徴とする。
【0006】
本発明においては、シールド材として、導電性を有する可撓性(変形が自在)のシート、例えば導電布や絶縁シートに金属等の導電物を蒸着等で被膜したもの、を用い、このシートを導通性を有する金属プレート等の接続部材を介して、導電性を有する筐体に固定するものである。シートは筐体から取り出されるケーブルの周囲を覆ってシールドが行われる。このシートはバンドでケーブルに締め付けられるように構成されることが望ましい。
【0007】
このように、筐体に接続部材、接続部材に導電性を有するシート(以下、導電シートという。)を取り付け、電子機器間での情報伝達手段として機器同士を結ぶネットワークケーブル等のケーブルに、導電シートを覆い巻き付け、より好適にはバンドで固定する。この構成により、筐体−接続部材−導電シート間で導通性が確保され、ケーブルから発せられる有害電波は、導電シート−接続部材を介して筐体に分散されて、良好なEMI効果が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明のシールド構造体の構成を示す斜視図である。
【0010】
図1において、導電シート2は、導電性を有する可撓性(変形が自在)のシート、例えば導電布や絶縁シートに金属等の導電材料を蒸着等で被膜したものであり、ネジ止めなどにより、金属プレート等の導電性を有するプレート1と固定されるように、導電シート2の端部とプレート1に取付穴1bが施されている。プレート1は金属プレートでなくてもよいが、導電性を有し、取付性がよいようにある程度変形がしにくい材質を選択することが望ましい。
【0011】
プレート1は、ネットワークケーブル(以下、NWケーブルという。)を凹部分(「コ」の字状の内側)に収容させることが可能で、上面にはネジ止めなどにより筐体フレームと固定すべく取付穴1cが施されている。下面側には、凹部周囲に鉤状のブラケットを有している。ブラケットの外面には、導電シート2をネジ止めなどで固定される構造を有し、内側はNWケーブル破損対策として曲げ1aを盛り込んだ構造である。
【0012】
バンド3は、導電シート2をNWケーブルに覆い巻き付けた状態を維持するために使用する。
【0013】
図2では、多数のNWケーブル4が接続、配線されているコンピュータ機器5に、導電シート2がプレート1に装着されたシート取付品を装着しようとしている状態を示す。シート取付品は、プレート1の「コ」の字状部に沿って筐体の筐体開口穴6の周囲に取り付けられ、導電シート2はNWケーブル4を囲いながらコンピュータ機器5の筐体に装着される。コンピュータ機器5の筐体に設けられたNWケーブル通過穴(開口穴6)の大きさに対し、導電シートが装着されているプレート1の曲げ部1aの外形は小さい一方、プレート1の取付穴1cを有する部分の外形は筐体への通過穴(開口穴6)よりも大きくし、プレート1の取付穴1cでネジ止め等により、筐体にシート取付品が装着される。プレート1は「コ」の字状となっており、これに取り付けた導電シート2も「コ」の字状に曲がるので、NWケーブル4をコンピュータ機器5の筐体内に配線した後でも、導電シート2でケーブルを包みこむようにシート取付品を筐体に取り付けることができる。そして、プレート1を筐体に取り付けたときに、導電シート2は筐体の開口穴6にそって湾曲しケーブルの周囲全体を覆う。
【0014】
図3では、シート取付品を筐体に装着後、NWケーブルに導電シートを巻きつけ、バンドにて保持している状態を示している。
【0015】
図3に示すように、NWケーブル4より発せられる電磁波は、導電シート2−プレート1を介してコンピュータ機器5の筐体に分散されて、良好なEMI効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ケーブルから発せられる電磁波が、導電性を有するシートと導電性を有する接続部材を介して筐体に分散されることで良好なEMI効果を得ることができる。
【0017】
既にケーブルを配線接続されたコンピュータ機器等の電子機器に対し、本発明によるシールド構造体を筐体に設けられたケーブルの開口に合わせることにより、ケーブルに対するEMI対策が実現施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシールド構造体の構成を示す斜視図である。
【図2】コンピュータ機器にシート取付品を装着しようとしている状態を示す図である。
【図3】シート取付品をコンピュータ機器の筐体に装着後、ケーブルに導電シートを巻きつけ、バンドにて保持している状態を示す図である。
【符号の説明】
1 プレート
1a 曲げ
1b 取付穴
1c 取付穴
2 導電シート
3 バンド
4 NWケーブル
5 コンピュータ機器
6 筐体開口穴
Claims (2)
- 導電性を有する可撓性のシートと、導電性を有する筐体に該シートを電気的に接続固定するために導通性を有して閉塞されずに一辺が開放された形状の接続部材と、を有し、
前記シートは、前記筐体から取り出されるケーブルの配線状態の形状に合わせて、前記筐体の外側でケーブル周囲を包み覆うことが可能であり、
前記筐体は前記ケーブルを取り出す開口穴を有し、前記接続部材は前記筐体の開口穴周囲の一部を開放して取り付けられており、
前記接続部材のみで、前記開口穴の周囲に前記シートを取り付けてなるシールド構造体。 - 請求項1記載のシールド構造体において、前記シートは、囲繞せずに前記筐体に取り付けられた両終端から、前記ケーブル全体を十分包み覆うことが可能な大きさを有して膜状に広がった形状を有し、その膜状部を前記ケーブルを覆い巻いてバンドにて縛着してなるシールド構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124306A JP4019356B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | シールド構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124306A JP4019356B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | シールド構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003318587A JP2003318587A (ja) | 2003-11-07 |
JP4019356B2 true JP4019356B2 (ja) | 2007-12-12 |
Family
ID=29539371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002124306A Expired - Fee Related JP4019356B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | シールド構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4019356B2 (ja) |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124306A patent/JP4019356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003318587A (ja) | 2003-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4762002B2 (ja) | 電子機器 | |
TW201014079A (en) | Electrical connector assembly | |
US6717047B2 (en) | EMI enclosure having a flexible cable shield | |
JP2004200454A (ja) | シールドケーブルのノイズ抑制構造 | |
US6739144B2 (en) | EMI reducing structure in refrigerator | |
JP3049064B2 (ja) | 高周波シ―ルドブッシング | |
RU95116844A (ru) | Соединительное устройство | |
US5651701A (en) | Electrical computer connector for connection between computer I/O port and telecommunication cable | |
JP2004128205A (ja) | ケーブル配線構造およびケーブル配線構造を有する電子機器 | |
JP4019356B2 (ja) | シールド構造体 | |
KR100630951B1 (ko) | 동축케이블의 인쇄회로기판 접속구조 | |
US7455534B1 (en) | Apparatus for grounding one or more cables | |
JP3560528B2 (ja) | 同軸ケーブルの実装構造及び実装方法 | |
JP5881867B2 (ja) | 電子機器 | |
JPH1065381A (ja) | 電子機器の放射電磁波低減方法 | |
JP4071375B2 (ja) | 電子機器 | |
JP3787291B2 (ja) | Emcコア支持、シールド、及び放熱の為の構造 | |
FI96458C (fi) | Häiriösuojattu kaapeliliitinkotelo | |
JPH04298099A (ja) | 電子機器の筐体 | |
US6375361B1 (en) | Optical fiber connector electromagnetic shield assembly | |
JPH07202465A (ja) | 高周波機器 | |
JPS6161499B2 (ja) | ||
JPH11317585A (ja) | 電子機器および回路基板支持装置 | |
JP2003100156A (ja) | ケーブル及び電子機器 | |
JP2516097Y2 (ja) | 電子機器の輻射ノイズ遮へい構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040426 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070619 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070813 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070831 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070913 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |