JPH08273735A - アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット - Google Patents

アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット

Info

Publication number
JPH08273735A
JPH08273735A JP7345895A JP7345895A JPH08273735A JP H08273735 A JPH08273735 A JP H08273735A JP 7345895 A JP7345895 A JP 7345895A JP 7345895 A JP7345895 A JP 7345895A JP H08273735 A JPH08273735 A JP H08273735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic control
control unit
female
solenoid
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7345895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3122598B2 (ja
Inventor
Masahide Toio
昌秀 樋尾
Noritomo Okamura
憲知 岡村
Hitoshi Hashiba
仁志 羽柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP07073458A priority Critical patent/JP3122598B2/ja
Priority to US08/624,810 priority patent/US5758931A/en
Priority to EP96105088A priority patent/EP0735622A3/en
Publication of JPH08273735A publication Critical patent/JPH08273735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3122598B2 publication Critical patent/JP3122598B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ハウジング3より突出状とされたオス端
子58の損傷防止を図ったアンチロックブレーキシステ
ムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニットを提供
する。 【構成】 電子制御ユニットと油圧ユニットとを備え
る。油圧ユニットのソレノイドバルブ4側のオス端子5
8が、ソレノイドメスコネクタ59内に収容保持される
と共に連結部61bの両端部にメス接続部61aを有す
るほぼU字状に屈曲状とされたメスーメス中継端子61
の一方のメス接続部61aに接続される。電子制御ユニ
ット側のオス端子66はケース内に備えられたプリント
実装基板に接続され、かつ上向き突出状に備えられる。
ケースに形成された取付孔67からケース内にソレノイ
ドメスコネクタ59が嵌合され、ソレノイドメスコネク
タ59内のメスーメス中継端子61の他方のメス接続部
61aにオス端子66が接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、急制動時や滑りやすい
路面での制動時にブレーキ液圧を調整して車輪がロック
するのを防止するようにした車両のアンチロックブレー
キシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の安全性を向上させるた
めのシステムの一つとして、急制動時や滑りやすい路面
での制動時に車輪がロックしないようにするアンチロッ
クブレーキシステムがある。近年、自動車の高性能化に
伴ってこのようなアンチロックブレーキシステムを採用
した自動車が多く生産されるようになっている。
【0003】この種のアンチロックブレーキシステム
は、各車輪の回転状態を検知する回転検出装置、車輪が
ロックしないようにブレーキ液圧を制御する電子制御
部、電子制御部からの制御信号に基づき各車輪側に対す
るブレーキ液圧を調整する油圧ユニット等を備えてい
る。
【0004】そして、電子制御部は、回転検出装置から
送られた検出信号を入力し、この検出信号に基づいてブ
レーキがかけられた場合にロックする方向にある車輪が
存在するか否かを監視しており、ロックする方向にある
と判断した車輪が存在する場合には油圧ユニットを制御
して、該当する車輪のホイールシリンダに対するブレー
キ液圧を減少させ、その車輪に対するロックのおそれが
回避されたと判断した場合にはブレーキ液圧を再度上昇
させるように構成されていた。
【0005】また、電子制御部と油圧ユニットとを一体
化してエンジンルーム内に配置することにより、室内ス
ペースの大型化やハーネス作業の簡易化を図ったアンチ
ロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電
子制御ユニットが提案されている。例えば特開平6−2
39217号公報に開示の如くである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示の油圧ユニット一体型電子制御ユニットによれ
ば、油圧ユニット内に備えられた各ソレノイドバルブの
接続端子としてのオス端子がそれぞれ油圧ハウジングの
下面より下向き突出状に備えられ、対応する電子制御ユ
ニット内には接続端子としてのメス端子がそれぞれ備え
られ、電子制御ユニットに油圧ユニットを一体的に連結
した際に、前記ソレノイドバルブ側の各オス端子と電子
制御ユニット側の各メス端子とが互いに接続されるよう
に構成されていた。
【0007】従って、電子制御ユニットとの組付前にお
ける油圧ユニットの品質管理や搬送に際して、油圧ハウ
ジングの下面より直接突出状とされているオス端子が他
の部材等との接触や衝突等により損傷を招くおそれが大
であった。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、油圧
ハウジングより突出状とされたオス端子の損傷防止を図
ったアンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニッ
ト一体型電子制御ユニットを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、自動車の各車輪の回転状態を検知する
回転検出装置と、電子制御信号により油圧ハウジング内
のソレノイドコイルを通じてソレノイドバルブの開閉を
制御することにより前記各車輪のホイールシリンダに対
するブレーキ液圧を制御し、且つブレーキ液をマスタシ
リンダに環流させるためのポンプを駆動させるためのモ
ータとを備える油圧ユニットと、前記回転検出装置に基
づいて前記ブレーキ液圧を制御する前記制御信号を形成
する電子制御ユニットと、前記電子制御ユニットに内蔵
されているソレノイド、モータリレーへの電源の供給/
遮断を行うフェイルセーフリレーとモータへの電源の供
給/遮断を行うモータリレーとを備え、且つ電子制御ユ
ニット上に油圧ユニットを機械的に連結することによ
り、前記油圧ハウジング下面より下方に突出状とされた
ソレノイドコイル側のオス端子が電子制御ユニット側の
接続端子に接続状とされるアンチロックブレーキシステ
ムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニットにおい
て、前記ソレノイドコイル側のオス端子と前記電子制御
ユニット側のプリント実装基板に接続されたオス端子と
を接続する両端部にメス接続部を有するU字状に屈曲状
とされたU字型メスーメス中継端子と樹脂ハウジングで
構成されたソレノイドメスコネクタを有し、前記ソレノ
イドメスコネクタを介して油圧ユニットと電子制御ユニ
ットとが機械的に連結されると同時に前記ソレノイドコ
イル側オス端子と前記電子制御ユニットが電気的に接続
される点にある。
【0010】また、前記ソレノイドメスコネクタのU字
型メスーメス中継端子で、可動部であるソレノイドコイ
ル側オス端子と接続するメス接続部がファストン形状で
樹脂ハウジングとは固定しない構造にし、且つ電子制御
ユニット側オス端子と接続するメス接続部が舌片形状で
樹脂ハウジングと固定する構造としてもよい。
【0011】さらに、前記ソレノイドメスコネクタの樹
脂ハウジングに突起が形成され、油圧ハウジングに前記
突起に対応する位置に穴が形成され、前記ソレノイドメ
スコネクタの前記突起が前記穴に圧入されることにより
油圧ハウジングに機械的に連結される構造としてもよ
い。
【0012】また、前記電子制御ユニット側オス端子が
U字形状になっており、ソレノイドメスコネクタと接続
されない側はプリント実装基板と半田付けされる構造と
してもよい。
【0013】さらに、前記電子制御ユニット側オス端子
を固定するソレノイドオスコネクタの樹脂ハウジングが
金属製の電子制御ユニットケースとロック構造、抜止め
構造になっている構造としてもよい。
【0014】また、前記ソレノイドオスコネクタの樹脂
ハウジングに突起を形成し、且つプリント実装基板と電
子制御ユニットケースの前記突起と対応する位置に穴を
形成し、組み付け時に各穴に突起が挿入されることによ
り互いに位置決めされる構造としてもよい。
【0015】さらに、前記ソレノイドメスコネクタの樹
脂ハウジングに油圧ハウジングの下面に沿ってゴムリン
グを保持する保持フランジ部が備えられ、電子制御ユニ
ットと油圧ユニットとが一体的に連結された際、前記保
持フランジ部が嵌合されると共にゴムリングが密着状と
されるシール段部が前記電子制御ユニットケースの対応
位置に形成されてなる構造としてもよい。
【0016】
【作用】本発明によれば、ソレノイドメスコネクタが両
端部にメス接続部を有するU字状に屈曲状とされたU字
型メスーメス中継端子を備え、該メスーメス中継端子の
一方のメス接続部に、油圧ハウジングより突出状とされ
たオス端子が接続され、メスーメス中継端子の他方のメ
ス接続部に電子制御ユニット側のオス端子が接続される
方式であり、油圧ユニットの油圧ハウジング下面より突
出状とされたソレノイドコイル側のオス端子を、ソレノ
イドメスコネクタのメスーメス中継端子の一方のメス接
続部に接続させた状態で、油圧ユニットの品質管理や搬
送を行えば、外部に直接オス端子や中継端子が突出状に
露出せず、樹脂ハウジングで保護することができ、他の
部材等との接触や衝突等がによる損傷が有効に防止で
き、品質管理も容易となる。
【0017】また、U字型メスーメス中継端子を使用す
ることにより、油圧ハウジング内のソレノイドコイル側
のオス端子と電子制御ユニット側のオス端子との接続に
おいて、位置公差を吸収することができ、従って、電子
制御ユニットと油圧ユニットとの位置合わせ作業の自由
度が大きく確保できる。
【0018】さらに、メスーメス中継端子がU字状に屈
曲状とされているため、高さ方向のコンパクト化が図れ
る。
【0019】また、ソレノイドメスコネクタのU字型メ
スーメス中継端子で、可動部であるソレノイドコイル側
オス端子と接続するメス接続部がファストン形状で樹脂
ハウジングとは固定しない構造にし、且つ電子制御ユニ
ット側オス端子と接続するメス接続部が舌片形状で樹脂
ハウジングと固定する構造とすれば、マスタシリンダに
ブレーキ液圧が作用した場合にソレノイドコイル側オス
端子が僅かに上下動するが、ソレノイドコイル側オス端
子はメスーメス中継端子の一方の接圧の高いファストン
形状のメス接続部に接続され、また、このメス接続部は
樹脂ハウジングに固定されていないため、これらオス端
子とメス接続部とは一体的に上下動して相対的な摺動が
防止でき、フレッティングコロージョンの発生が有効に
防止できる。
【0020】さらに、ソレノイドメスコネクタの樹脂ハ
ウジングに突起が形成され、油圧ハウジングに前記突起
に対応する位置に穴が形成され、前記ソレノイドメスコ
ネクタの前記突起が前記穴に圧入されることにより油圧
ハウジングに機械的に連結される構造とすれば、容易に
位置決めできると共に圧入によって容易に連結すること
ができる。しかも簡単な構造であり、小さなサイズの連
結構造を低コストで提供できる。
【0021】また、電子制御ユニット側オス端子がU字
形状になっており、ソレノイドメスコネクタと接続され
ない側はプリント実装基板と半田付けされる構造とすれ
ば、メスーメス中継端子のメス接続部の挿抜および熱膨
張・収縮に対して、オス端子とプリント実装基板との半
田付け部の応力緩和が図れる。
【0022】さらに、電子制御ユニット側オス端子を固
定するソレノイドオスコネクタの樹脂ハウジングが金属
製の電子制御ユニットケースとロック構造、抜止め構造
にすれば、ソレノイドオスコネクタに対するソレノイド
メスコネクタの挿入時や抜脱時に、樹脂ハウジングが電
子制御ユニットケースに有効に固定され、プリント実装
基板とオス端子との接続部に対する応力緩和が図れる。
【0023】また、ソレノイドオスコネクタの樹脂ハウ
ジングに突起を形成し、且つプリント実装基板と電子制
御ユニットケースの前記突起と対応する位置に穴を形成
し、組み付け時に各穴に突起が挿入されることにより互
いに位置決めされる構造とすれば、ソレノイドオスコネ
クタが電子制御ユニットケースに対してダイレクトに位
置決めできると共に、プリント実装基板とソレノイドオ
スコネクタとの仮固定時における位置決めとしても有効
に利用できる。
【0024】さらに、ソレノイドメスコネクタの樹脂ハ
ウジングに油圧ハウジングの下面に沿ってゴムリングを
保持する保持フランジ部が備えられ、電子制御ユニット
と油圧ユニットとが一体的に連結された際、前記保持フ
ランジ部が嵌合されると共にゴムリングが密着状とされ
るシール段部が前記電子制御ユニットケースの対応位置
に形成されてなる構造とすれば、ゴムリングの装着作業
が容易に行え、組付作業性の向上が図れる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1ないし図5において、1は電子制御ユニッ
トで、その上部に油圧ユニット2が一体的に連結されて
おり、アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニ
ット一体型電子制御ユニットを構成している。そして、
このアンチロックブレーキシステムの電気的構成は従来
とほぼ同様に構成されている。
【0026】前記油圧ユニット2は、直方体状の油圧ハ
ウジング3内に備えられた4個のソレノイドバルブ4の
開閉を制御することにより各車輪のホイールシリンダに
対するブレーキ液圧を制御するもので、各ソレノイドバ
ルブ4の開閉の制御は電子制御ユニット1のケース5内
に備えられた電子制御部6から送られる制御信号に基づ
いてなされる。この油圧ユニット2には、図示省略のプ
ランジャポンプを駆動してブレーキ液をマスターシリン
ダに還流させるための外形円柱状のモータ7が、油圧ハ
ウジング3の一側面側に備えられている。
【0027】また、油圧ハウジング3は、前記ポンプ、
前記ソレノイドバルブ4の開閉に伴って作動するフロー
コントロールバルブあるいはブレーキ液流路等を内蔵し
ている。さらに、油圧ハウジング3には、その上面に各
ホイールシリンダに対するブレーキ液の配管口8がそれ
ぞれ設けられると共に、マスターシリンダに対するブレ
ーキ液の配管口9がそれぞれ設けられている。
【0028】前記電子制御ユニット1の金属製のケース
5は平面視で油圧ユニット2とほぼ同じ大きさを有した
扁平形状に形成されており、アルミニウム材によりダイ
カスト成形されてなる上ケース11と、板金材よりなる
板状の下ケース12とから構成されている。
【0029】また、前記上ケース11には、モータ7に
対向する上面側の両側縁部に位置して、それぞれリレー
収容部11aと電源供給用の外部コネクタ14が接続さ
れるコネクタ接続部11bとが上方膨出状に一体に備え
られており、該コネクタ接続部11bはさらに側方に延
設状とされている。即ち、コネクタ接続部11bは上ケ
ース11上面側とモータ7との相互間の間隙よりいわゆ
る延設状に配設された構造とされている。
【0030】そして、ケース5内には、電子制御部6を
構成する適宜回路が備えられたプリント実装基板16や
モータリレー17やフェイルセーフリレー18等が収容
されており、この際、図5に示される如く、上ケース1
1のリレー収容部11a位置に各リレー17、18が配
置され、コネクタ接続部11b位置に外部コネクタ14
が接続されるコネクタ端子ユニット19が配置されてい
る。
【0031】また、コネクタ接続部11bの油圧ハウジ
ング3に対向するケース壁面としての上下方向の壁部1
1cには、図1、図5および図6に示される如く、小孔
状の通気孔部21が設けられている。この通気孔部21
は壁部11cに形成された孔部22と、該孔部22を内
面側より閉塞状として装着された通気膜体23とから構
成されており、通気膜体23は通気性を有しかつ水を通
さないように4μ〜10μ程度の多数のミクロ孔を有す
るテフロン系等の薄膜23aにより主構成され、その外
周部に沿ってポリプロピレンやポリエステル等の保持枠
23bが熱圧着された構造とされている。
【0032】そして、この通気膜体23が両面接着テー
プ24を利用して孔部22内面側に装着されており、こ
こに通気孔部21は通気性を有しかつ水を通さない液密
状の構造とされている。
【0033】また、図5、図7および図8に示される如
く、上ケース11の中央部下面側に、下ケース12に至
るボルト挿通筒部26が一体に備えられており、該ボル
ト挿通筒部26の下端内周縁に沿ってシール段部26a
が形成されている。
【0034】そして、シール段部26aにゴムリング2
7を装着して、上ケース11の下向き解放状とされた下
側開口部28を閉塞状に下ケース12が装着され、下ケ
ース12側のボルト挿通孔29および上ケース11側の
ボルト挿通孔30を貫通状として下方より装着された貫
通ボルトとしてのフランジ付きボルト31の油圧ハウジ
ング3に対する螺合締結により、電子制御ユニット1と
油圧ユニット2とが一体的に連結される。この際、ゴム
リング27によってボルト挿通筒部26と下ケース12
間がシールされるように構成されている。
【0035】また、図5、図9ないし図11に示される
如く、上ケース11の下側開口部28内周縁に沿って下
ケース12が嵌合状とされるシール段部32が形成さ
れ、該シール段部32に周方向に沿ってシール溝32a
が形成されている。
【0036】そして、シール溝32aに沿ってオーバー
フロー状に接着性を有するシール剤33が充填された状
態で(図9参照)、下ケース12がシール段部32に嵌
合状とされ(図10参照)、上ケース11の下側開口部
28下端縁部が周方向に適宜間隔を有して複数位置でカ
シメられており(図11参照)、ここに、上ケース11
に下ケース12がカシメ結合されている。また、このカ
シメ結合により、シール剤33が上ケース11と下ケー
ス12双方にわたって密着状となり、互いに密着状に接
着されて、シールされるように構成されている。
【0037】前記油圧ハウジング3には、図8および図
12に示される如く、アンチロックブレーキ動作時に一
時的にブレーキ液を溜めるバッファチャンバー35が一
対設けられている。該バッファチャンバー35はブレー
キ液が流入するブレーキ液貯溜室35aとピストン36
で仕切られた反対側の非ブレーキ液貯溜室35bとを備
え、該非ブレーキ液貯溜室35b側が油圧ハウジング3
下面側に面して設けられている。また、非ブレーキ液貯
溜室35bの下部には通気孔37aを有する蓋体37が
装着されており、ピストン36と蓋体37間に戻しバネ
38が介在されている。
【0038】そして、電子制御ユニット1と油圧ユニッ
ト2とが互いに連結された際、蓋体37の通気孔37a
を通じて非ブレーキ液貯溜室35bと外気とを連通させ
るべく、上ケース11上面に油圧ハウジング3のバッフ
ァチャンバー35位置から油圧ハウジング3外に至る連
通溝40がそれぞれ形成されている。
【0039】図1および図13において、42はモータ
7駆動回路を構成する大電流用の電気接続箱で、樹脂成
形体よりなるバスバー保持ケース43を備え、該バスバ
ー保持ケース43は一端側にコネクタ端子ユニット19
のモータ用オス端子が接続状とされるコネクタ側接続部
43aを備え、他端側にモータリレー17側のオス端子
が接続状とされるリレー側接続部43bを備え、中央部
にモータ7側の接続端子としてのオス端子45(図14
ないし図16参照)が接続状とされるモータ側接続部4
3cを備えている。
【0040】そして、各接続部43a、43b、43c
内には、それぞれ上下にメス接続部46aを備えた中継
端子46が抜止状に装着されており、各バスバー47、
48、49の両端部に上向き突出状に備えられた接続端
子としてのオス端子47a、48a、49aが対応する
中継端子46の下側メス接続部46aにそれぞれ下側よ
り挿入状に接続されると共に、バスバー保持ケース43
側に係止や固定等の手段により保持されている。
【0041】図14に示される如く、モータ7の下部に
は下向き突出状に前記オス端子45が備えられており、
その外周部を囲繞して環状壁部51が突設されている。
そして、環状壁部51内に沿ってゴムリング52が装着
された状態で、電気接続箱42のモータ側接続部43c
がプリント実装基板16の挿通孔53および上ケース1
1の挿通孔54を通じて環状壁部51内に挿入状とされ
ると共に、電子制御ユニット1と油圧ユニット2とが一
体的に連結された際、各オス端子45が中継端子46の
上側メス接続部46aに接続されるように構成されてい
る。また、この接続状態にあっては、ゴムリング52が
上ケース11の上面側に圧縮状とされ、環状壁部51と
上ケース11との相互間がシールされるように構成され
ている。
【0042】図17はプリント実装基板16に実装され
たレギュレータやコンバータ等の発熱部品55の取付構
造を示しており、プリント実装基板16上に導体部56
が設けられ、該導体部56に接触状として発熱部品55
が実装され、その導体部56が上ケース11に接触状と
してプリント実装基板16が上ケース11側にネジ57
等により固定されている。
【0043】前記油圧ハウジング3内に備えられた各ソ
レノイドバルブ4は、各ソレノイドコイルのそれぞれ一
対の接続端子としてのオス端子58を油圧ハウジング3
下面側より下向き突出状に備え(図20参照)、図1、
図18ないし図20に示されるソレノイドメスコネクタ
59にそれぞれ接続され、該ソレノイドメスコネクタ5
9はプリント実装基板16の一端側に備えられたソレノ
イドオスコネクタ60に接続される(図1および図20
参照)。
【0044】前記ソレノイドメスコネクタ59は、合成
樹脂等により成形されてなる扁平状の保持フランジ部と
してのフランジ基部59aと、各ソレノイドバルブ4に
対応して下向き突出状に備えられた4個所の中継端子収
容部としてのソレノイド接続部59bとを一体に備えた
樹脂ハウジングよりなり、各ソレノイド接続部59b内
にはそれぞれ一対のU字型メスーメス中継端子61が抜
止状に装着されている。
【0045】各メスーメス中継端子61は、図19およ
び図20に示される如く、両端部のメス接続部61a
と、両メス接続部61aを互いに連結する中間の連結部
61bとからなり、中間部で屈曲状とされたほぼU字状
に構成されている。そして両側のメス接続部61aがソ
レノイド接続部59bのそれぞれの端子収容凹部59c
内に上方側より収容されると共に、連結部61bとソレ
ノイドメスコネクタ59とは上下方向に僅かの間隙を有
した状態で、一方のメス接続部61aが係止部59eに
より抜止状に係止されている。ここに、メスーメス中継
端子61はそのメス接続部61aを上下方向に若干の移
動を許容した状態でソレノイドメスコネクタ59内に抜
止状に収容保持される。
【0046】そして、一方のメス接続部61aには上方
よりソレノイドバルブ4のソレノイドコイルのオス端子
58が挿入状に接続可能とされ、他方のメス接続部61
aはソレノイド接続部59b下面側に形成された端子挿
入孔59dを通じて下方より後述するオス端子66(図
20参照)が挿入状に接続可能に構成されている。
【0047】この際、ソレノイドコイル側オス端子58
が接続されるメス接続部61aは接圧の高いファストン
形状とされ、電子制御ユニット1側のオス端子66が接
続されるメス接続部61aは舌片形状とされ、このオス
端子66接続側のメス接続部61aが前記抜止状に係止
されて固定され、他方のオス端子58接続側のメス接続
部61aは固定されずに上下動が許容された状態とされ
ている。そして、両メス接続部61aを連結する連結部
61bの長さS(図19参照)は、メス接続部61aに
接続されたソレノイドコイル側オス端子58が上下動し
た際にもその影響を受けて他方のオス端子66が接続さ
れるメス接続部61aが動かないような適宜長さに設定
されている。
【0048】また、フランジ基部59aの上面側には一
対の突起としての位置決めピン63が上向き突出状に備
えられており、図20に示される如く、各位置決めピン
63を油圧ハウジング3下面側に形成された対応する位
置決め穴64にそれぞれ圧入させることにより、油圧ハ
ウジング3に対するソレノイドメスコネクタ59の位置
決めがなされると共に、各ソレノイドバルブ4の各オス
端子58が各ソレノイド接続部59b内に収容されたメ
スーメス中継端子61のメス接続部61aに接続される
ように構成されている。
【0049】さらに、フランジ基部59aの外周縁部
は、ゴムリング65のガイドを構成し、図20に示され
る如く、フランジ基部59aの外周縁部に沿ってゴムリ
ング65が装着されることにより、油圧ハウジング3の
下面所定位置に沿ってゴムリング65が配設されるよう
に構成されている。
【0050】前記ソレノイドオスコネクタ60は、図2
0ないし図22にも示される如く、可撓性を有する合成
樹脂等により成形された樹脂ハウジングよりなり、ソレ
ノイドメスコネクタ59の各ソレノイド接続部59bが
上方より嵌合される嵌合凹部60aをそれぞれ備えると
共に、各ソレノイド接続部59bの各端子挿入孔59d
に対応して嵌合凹部60a内にオス端子66がそれぞれ
上方突出状に備えられている。また、オス端子66はU
字形状に屈曲形成されており、オス端子66の他端部は
プリント実装基板16の回路側に半田付け66aにより
接続されている。
【0051】さらに、図20および図21に示される如
く、上ケース11に形成された取付孔67にソレノイド
オスコネクタ60が嵌合された際、ソレノイドオスコネ
クタ60の弾性変形により抜止状に係止される係止片部
60bが各ソレノイドオスコネクタ60の一側壁に適宜
数形成されており、ソレノイドオスコネクタ60の下方
への離脱を規制するロック構造を構成する。この際、図
20に示される如く、ソレノイドオスコネクタ60の張
り出し片部60cが上ケース11に当接して、ソレノイ
ドメスコネクタ59の離脱時におけるソレノイドオスコ
ネクタ60の上方への抜けを規制する抜止め構造を構成
する。
【0052】また、図20に示される如く、上ケース1
1上面側の取付孔67周縁部にはシール段部68が形成
されており、ソレノイドバルブ4の各オス端子58がソ
レノイドメスコネクタ59の一方の各メス接続部61a
に接続されると共に、フランジ基部59a外周縁部にゴ
ムリング65が装着された状態で、各ソレノイド接続部
59bがソレノイドオスコネクタ60の各嵌合凹部60
a内に嵌合されると、各オス端子66が各端子挿入孔5
9dを通じて他方の各メス接続部61aに接続されると
共に、フランジ基部59aおよびゴムリング65がシー
ル段部68に嵌合状とされ、電子制御ユニット1と油圧
ユニット2との一体的な連結により、ゴムリング65が
油圧ハウジング3とシール段部68間で圧縮状とされ、
上ケース11と油圧ハウジング3との相互間がシールさ
れるように構成されている。
【0053】なお、電子制御ユニット1と油圧ユニット
2との一体的な連結は、本実施例にあっては、前記フラ
ンジ付きボルト31と、図1に示される如く、上ケース
11を貫通して油圧ハウジング3に螺合される一対のボ
ルト70との3本によって互いに連結する構造とされて
いる。
【0054】また、図23に示される如く、ソレノイド
オスコネクタ60の張り出し片部60cに位置決め突起
60dが形成され、プリント実装基板16と上ケース1
1の前記位置決め突起60dと対応する位置に位置決め
穴71、72がそれぞれ形成され、組み付け時に各位置
決め穴71、72に位置決め突起60dが挿入されるこ
とにより互いに位置決めされるように構成されている。
【0055】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、コネクタ端子ユニット19が上ケース11のコネ
クタ接続部11bにネジ等で固定状に取り付けられると
共に、上ケース11の取付孔67にソレノイドオスコネ
クタ60が嵌合されて係止片部60bが抜止状に係止さ
れ、この状態で、モータリレー17、フェイルセーフリ
レー18等が備えられたプリント実装基板16が上ケー
ス11内にネジ等で固定状に取り付けられ、さらに、図
20に示される如く、ソレノイドオスコネクタ60の張
り出し片部60cがプリント実装基板16にネジ75で
固定される。
【0056】そして、電気接続箱42のコネクタ側接続
部43aおよびリレー側接続部43bがコネクタ端子ユ
ニット19のオス端子およびモータリレー17のオス端
子にそれぞれ接続状として、電気接続箱42が上ケース
11にネジ等で固定状に取り付けられると共に、モータ
側接続部43cを挿通孔53、挿通孔54に挿通状と
し、上ケース11の下側開口部28に下ケース12をカ
シメ結合することによって電子制御ユニット1が組み立
てられている。
【0057】また、油圧ユニット2の各ソレノイドバル
ブ4のオス端子58には予め、ソレノイドメスコネクタ
59が接続状に装着されている。そして、フランジ基部
59a外周縁部にゴムリング65が装着されると共に環
状壁部51内にゴムリング52が装着された状態で、電
子制御ユニット1上の所定位置に油圧ユニット2が載置
されてモータ7の各オス端子45がモータ側接続部43
cの各中継端子46に接続されると共に、ソレノイドオ
スコネクタ60の各オス端子66がソレノイドメスコネ
クタ59の各メスーメス中継端子61に接続され、さら
に、フランジ付きボルト31およびボルト70により締
結することによって、電子制御ユニット1と油圧ユニッ
ト2とが互いに一体化されている。
【0058】以上のように、外部コネクタ14が接続さ
れる電子制御ユニット1側のコネクタ接続部11bを、
電子制御ユニット1の上ケース11上面側と油圧ユニッ
ト2のモータ7との相互間の間隙より延設状に配設して
おり、また、上ケース11上面側と油圧ユニット2のモ
ータ7との相互間の間隙に膨出状に備えられたリレー収
容部11a位置に比較的大形のモータリレー17やフェ
イルセーフリレー18を配置するように構成しているた
め、電子制御ユニット1の上ケース11上面とモータ7
とで形成されたデッドスペースを有効利用できると共
に、上ケース11をより扁平状に構成でき、油圧ユニッ
ト一体型電子制御ユニット全体としてのコンパクト化が
図れる。
【0059】また、油圧ユニット2の油圧ハウジング3
に対向するコネクタ接続部11bの壁部11cに、通気
性を有しかつ液密状とされた通気孔部21が設けられて
いるため、温度変化による電子制御ユニット1のケース
5内外の気圧差が有効に解消できると共に、ケース5内
への水の浸入も有効に防止できる。しかも、壁部11c
の通気孔部21が油圧ハウジング3に僅かの間隙を有し
て対向した位置に配置された構造であり、通気孔部21
に水が直接かからず、また、他の部材との接触も有効に
回避でき、通気孔部21の損傷が有効に防止できる。
【0060】さらに、電子制御ユニット1のケース5
が、上ケース11と下ケース12とからなり、上ケース
11の下側開口部28の周縁に沿って配設されたシール
剤33を介して下ケース12が上ケース11にカシメ結
合されてなる構造であり、組付作業性の向上が図れる。
【0061】また、上ケース11はアルミニウム材によ
りダイカスト成形されてなり、下ケース12は板金材よ
りなるため、各ケース11、12の製作が容易に行え、
製造コストの低減が図れる。
【0062】さらに、電子制御ユニット1上に油圧ユニ
ット2が一体的に連結された際、モータ7下部に突設さ
れた環状壁部51内に位置して下向き突出状に備えられ
たオス端子45が電子制御ユニット1側の中継端子46
に接続されると共に、環状壁部51に装着されたゴムリ
ング52が電子制御ユニット1の上ケース11上面側に
圧縮されてなる構造であり、電子制御ユニット1と油圧
ユニット2との一体的な連結によって、モータ7側と電
子制御ユニット1側との端子45、46接続およびその
接続部分におけるシールが容易に得られる。
【0063】また、油圧ハウジング3に設けられたバッ
ファチャンバー35の非ブレーキ液貯溜室35bが、油
圧ハウジング3下面側に面して設けられ、電子制御ユニ
ット1の上ケース11上面に非ブレーキ液貯溜室35b
と外気とを連通状とさせる連通溝40が形成されている
ため、連通溝40を通じて非ブレーキ液貯溜室35bを
大気に解放でき、ピストン36の作動が円滑となる。
【0064】さらに、上ケース11の中央部に、下ケー
ス12に至るボルト挿通筒部26が備えられ、油圧ユニ
ット2と電子制御ユニット1をフランジ付きボルト31
で一体的に連結した際、ボルト挿通筒部26と下ケース
12間がゴムリング27でシールされる構造であり、ゴ
ムリング27によってケース5内外の気密性が確保でき
ると共に、ボルト挿通筒部26によって下ケース12中
央部が支持され、ケース5全体としての剛性向上が図れ
る。
【0065】また、プリント実装基板16上に設けられ
た導体部56にレギュレータ等の発熱部品55が接触状
に実装され、その導体部56が上ケース11と接触状と
されているため、レギュレータ等の発熱部品55が発生
する熱を、導体部56および上ケース11を通じて電子
制御ユニット1の外部に有効に放熱できる。
【0066】さらに、ソレノイドメスコネクタ59が両
端部にメス接続部61aを有するU字状に屈曲状とされ
たU字型メスーメス中継端子61を備え、該メスーメス
中継端子61の一方のメス接続部61aに、油圧ハウジ
ング3より突出状とされたオス端子58が接続され、メ
スーメス中継端子61の他方のメス接続部61aに電子
制御ユニット1側のオス端子66が接続される方式であ
り、油圧ユニット2の油圧ハウジング3下面より突出状
とされたソレノイドコイル側のオス端子58を、ソレノ
イドメスコネクタ59のメスーメス中継端子61の一方
のメス接続部61aに接続させた状態で、油圧ユニット
2の品質管理や搬送を行えば、外部に直接オス端子58
やメスーメス中継端子61が突出状に露出せず、ソレノ
イドメスコネクタ59の樹脂ハウジングで保護すること
ができ、他の部材等との接触や衝突等がによる損傷が有
効に防止でき、品質管理も容易となる。
【0067】また、U字型メスーメス中継端子61を使
用することにより、油圧ハウジング3内のソレノイドコ
イル側のオス端子58と電子制御ユニット1側のオス端
子66との接続において、相互間距離L(図20参照)
の位置公差を吸収することができ、従って、電子制御ユ
ニット1と油圧ユニット2との位置合わせ作業の自由度
が大きく確保できる。
【0068】さらに、メスーメス中継端子61がU字状
に屈曲状とされているため、高さ方向のコンパクト化が
図れる。
【0069】また、ソレノイドメスコネクタ59のU字
型メスーメス中継端子61で、可動部であるソレノイド
コイル側オス端子58と接続するメス接続部61aがフ
ァストン形状で樹脂ハウジングとは固定しない構造とさ
れ、電子制御ユニット1側オス端子66と接続するメス
接続部61aが舌片形状で樹脂ハウジングと固定する構
造とされているため、マスタシリンダにブレーキ液圧が
作用した場合にソレノイドコイル側オス端子58が僅か
に上下動するが、ソレノイドコイル側オス端子58はメ
スーメス中継端子61の接圧の高いファストン形状のメ
ス接続部61aに接続され、また、このメス接続部61
aは樹脂ハウジングに固定されていないため、これらオ
ス端子58とメス接続部61aとは一体的に上下動して
相対的な摺動が防止でき、フレッティングコロージョン
の発生が有効に防止できる。
【0070】さらに、ソレノイドメスコネクタ59の樹
脂ハウジングに位置決めピン63が形成され、油圧ハウ
ジング3に前記位置決めピン63に対応する位置に位置
決め穴64が形成され、前記ソレノイドメスコネクタ5
9の前記位置決めピン63が前記位置決め穴64に圧入
されることにより油圧ハウジング3に機械的に連結され
る構造であり、容易に位置決めできると共に圧入によっ
て容易に連結することができる。しかも簡単な構造であ
り、小さなサイズの連結構造を低コストで提供できる。
【0071】また、電子制御ユニット1側オス端子66
がU字形状になっており、ソレノイドメスコネクタ59
と接続されない側はプリント実装基板16と半田付け6
6aされる構造であり、メスーメス中継端子61のメス
接続部61aの挿抜および熱膨張・収縮に対して、オス
端子66とプリント実装基板16との半田付け66a部
分の応力緩和が図れる。
【0072】さらに、電子制御ユニット1側オス端子6
6を固定するソレノイドオスコネクタ60の樹脂ハウジ
ングがアルミニウム材により成形された上ケース11
と、係止片部60bと張り出し片部60cとでロック構
造および抜止め構造とされているのため、ソレノイドオ
スコネクタ60に対するソレノイドメスコネクタ59の
挿入時や抜脱時に、ソレノイドオスコネクタ60の樹脂
ハウジングが上ケース11に有効に固定され、プリント
実装基板16とオス端子66との半田付け66a部分に
対する応力緩和が図れる。
【0073】また、ソレノイドオスコネクタの樹脂ハウ
ジングに突起を形成し、且つプリント実装基板と電子制
御ユニットケースの前記突起と対応する位置に穴を形成
し、組み付け時に各穴に突起が挿入されることにより互
いに位置決めされる構造とすれば、ソレノイドオスコネ
クタが電子制御ユニットケースに対してダイレクトに位
置決めできると共に、プリント実装基板とソレノイドオ
スコネクタとの仮固定時における位置決めとしても有効
に利用できる。
【0074】さらに、ソレノイドメスコネクタ59に油
圧ハウジング3の下面に沿ってゴムリング65を保持す
るフランジ基部59aが備えられ、電子制御ユニット1
と油圧ユニット2とが一体的に連結された際、前記フラ
ンジ基部59aが嵌合されると共にゴムリング65が密
着状とされるシール段部68が前記上ケース11の対応
位置に形成されてなる構造であり、ゴムリング65の位
置決めや装着作業が容易に行え、組付作業性の向上が図
れる。
【0075】なお、上記実施例において、コネクタ接続
部11bが上ケース11の上面側とモータ7との相互間
より側方に延設状とされた構造を示しているが、図3仮
想線で示される如く、斜め上方に指向して延設する構造
であってもよく、延設方向は外部コネクタ14との関係
で適宜決定すればよい。
【0076】また、ソレノイドオスコネクタ60の係止
片部60bが上ケース11に抜止状に係止して、ソレノ
イドオスコネクタ60が上ケース11に係止保持される
構造を示しているが、プリント実装基板16側に抜止状
に係止される係止片部をソレノイドオスコネクタ60に
設け、ソレノイドオスコネクタ60がプリント実装基板
16に係止保持される構造としてもよく、この場合にお
いても上記同様の効果が得られる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明のアンチロックブ
レーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユ
ニットによれば、ソレノイドコイル側のオス端子と電子
制御ユニット側のプリント実装基板に接続されたオス端
子とを接続する両端部にメス接続部を有するU字状に屈
曲状とされたU字型メスーメス中継端子と樹脂ハウジン
グで構成されたソレノイドメスコネクタを有し、前記ソ
レノイドメスコネクタを介して油圧ユニットと電子制御
ユニットとが機械的に連結されると同時に前記ソレノイ
ドコイル側オス端子と前記電子制御ユニットが電気的に
接続されるものであり、油圧ユニットの油圧ハウジング
下面より突出状とされたソレノイドコイル側のオス端子
を、ソレノイドメスコネクタのメスーメス中継端子の一
方のメス接続部に接続させた状態で、油圧ユニットの品
質管理や搬送を行えば、外部に直接オス端子や中継端子
が突出状に露出せず、樹脂ハウジングで保護することが
でき、他の部材等との接触や衝突等がによる損傷が有効
に防止でき、品質管理も容易となる。また、U字型メス
ーメス中継端子を使用することにより、油圧ハウジング
内のソレノイドコイル側のオス端子と電子制御ユニット
側のオス端子との接続において、位置公差を吸収するこ
とができ、従って、電子制御ユニットと油圧ユニットと
の位置合わせ作業の自由度が大きく確保できる。さら
に、メスーメス中継端子がU字状に屈曲状とされている
ため、高さ方向のコンパクト化が図れるという利点があ
る。
【0078】また、ソレノイドメスコネクタのU字型メ
スーメス中継端子で、可動部であるソレノイドコイル側
オス端子と接続するメス接続部がファストン形状で樹脂
ハウジングとは固定しない構造にし、且つ電子制御ユニ
ット側オス端子と接続するメス接続部が舌片形状で樹脂
ハウジングと固定する構造とすれば、マスタシリンダに
ブレーキ液圧が作用した場合にソレノイドコイル側オス
端子が僅かに上下動するが、ソレノイドコイル側オス端
子はメスーメス中継端子の一方の接圧の高いファストン
形状のメス接続部に接続され、また、このメス接続部は
樹脂ハウジングに固定されていないため、これらオス端
子とメス接続部とは一体的に上下動して相対的な摺動が
防止でき、フレッティングコロージョンの発生が有効に
防止できるという利点がある。
【0079】さらに、ソレノイドメスコネクタの樹脂ハ
ウジングに突起が形成され、油圧ハウジングに前記突起
に対応する位置に穴が形成され、前記ソレノイドメスコ
ネクタの前記突起が前記穴に圧入されることにより油圧
ハウジングに機械的に連結される構造とすれば、容易に
位置決めできると共に圧入によって容易に連結すること
ができる。しかも簡単な構造であり、小さなサイズの連
結構造を低コストで提供できるという利点がある。
【0080】また、電子制御ユニット側オス端子がU字
形状になっており、ソレノイドメスコネクタと接続され
ない側はプリント実装基板と半田付けされる構造とすれ
ば、メスーメス中継端子のメス接続部の挿抜および熱膨
張・収縮に対して、オス端子とプリント実装基板との半
田付け部の応力緩和が図れるという利点がある。
【0081】さらに、電子制御ユニット側オス端子を固
定するソレノイドオスコネクタの樹脂ハウジングが金属
製の電子制御ユニットケースとロック構造、抜止め構造
にすれば、ソレノイドオスコネクタに対するソレノイド
メスコネクタの挿入時や抜脱時に、樹脂ハウジングが電
子制御ユニットケースに有効に固定され、プリント実装
基板とオス端子との接続部に対する応力緩和が図れると
いう利点がある。
【0082】また、ソレノイドオスコネクタの樹脂ハウ
ジングに突起を形成し、且つプリント実装基板と電子制
御ユニットケースの前記突起と対応する位置に穴を形成
し、組み付け時に各穴に突起が挿入されることにより互
いに位置決めされる構造とすれば、ソレノイドオスコネ
クタが電子制御ユニットケースに対してダイレクトに位
置決めできると共に、プリント実装基板とソレノイドオ
スコネクタとの仮固定時における位置決めとしても有効
に利用できるという利点がある。
【0083】さらに、ソレノイドメスコネクタの樹脂ハ
ウジングに油圧ハウジングの下面に沿ってゴムリングを
保持する保持フランジ部が備えられ、電子制御ユニット
と油圧ユニットとが一体的に連結された際、前記保持フ
ランジ部が嵌合されると共にゴムリングが密着状とされ
るシール段部が前記電子制御ユニットケースの対応位置
に形成されてなる構造とすれば、ゴムリングの装着作業
が容易に行え、組付作業性の向上が図れるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同組立状態の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】同要部断面説明図である。
【図6】通気孔部の拡大断面図である。
【図7】ボルト挿通筒部位置における要部断面図であ
る。
【図8】上ケースの平面図である。
【図9】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示す
要部説明図である。
【図10】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示
す要部説明図である。
【図11】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示
す要部説明図である。
【図12】バッファチャンバー位置における要部断面図
である。
【図13】電気接続箱の分解斜視図である。
【図14】モータ側と電子制御ユニット側との電気的接
続部を示す説明図である。
【図15】図14のXV−XV線断面矢視図である。
【図16】図15におけるオス端子とメス接続部との接
続状態を示すXVI−XVI線断面矢視図である。
【図17】発熱部品の取付状態を示す要部断面図であ
る。
【図18】ソレノイドコネクタの平面図である。
【図19】図18のXIX−XIX線断面矢視図であ
る。
【図20】ソレノイドコネクタとソレノイドコネクタ接
続部の接続動作説明図である。
【図21】ソレノイドコネクタ接続部の平面図である。
【図22】図21のXXII−XXII線矢視図であ
る。
【図23】上ケースとプリント実装基板とソレノイドオ
スコネクタの位置合わせ構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 電子制御ユニット 2 油圧ユニット 3 油圧ハウジング 4 ソレノイドバルブ 5 ケース 6 電子制御部 7 モータ 11 上ケース 12 下ケース 16 プリント実装基板 58 オス端子 59 ソレノイドコネクタ 59a フランジ基部 59b ソレノイド接続部 60 ソレノイドコネクタ接続部 61 中継端子 61a メス接続部 61b 連結部 65 ゴムリング 66 オス端子 67 取付孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽柴 仁志 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の各車輪の回転状態を検知する回
    転検出装置と、電子制御信号により油圧ハウジング内の
    ソレノイドコイルを通じてソレノイドバルブの開閉を制
    御することにより前記各車輪のホイールシリンダに対す
    るブレーキ液圧を制御し、且つブレーキ液をマスタシリ
    ンダに環流させるためのポンプを駆動させるためのモー
    タとを備える油圧ユニットと、前記回転検出装置に基づ
    いて前記ブレーキ液圧を制御する前記制御信号を形成す
    る電子制御ユニットと、前記電子制御ユニットに内蔵さ
    れているソレノイド、モータリレーへの電源の供給/遮
    断を行うフェイルセーフリレーとモータへの電源の供給
    /遮断を行うモータリレーとを備え、且つ電子制御ユニ
    ット上に油圧ユニットを機械的に連結することにより、
    前記油圧ハウジング下面より下方に突出状とされたソレ
    ノイドコイル側のオス端子が電子制御ユニット側の接続
    端子に接続状とされるアンチロックブレーキシステムに
    おける油圧ユニット一体型電子制御ユニットにおいて、 前記ソレノイドコイル側のオス端子と前記電子制御ユニ
    ット側のプリント実装基板に接続されたオス端子とを接
    続する両端部にメス接続部を有するU字状に屈曲状とさ
    れたU字型メスーメス中継端子と樹脂ハウジングで構成
    されたソレノイドメスコネクタを有し、前記ソレノイド
    メスコネクタを介して油圧ユニットと電子制御ユニット
    とが機械的に連結されると同時に前記ソレノイドコイル
    側オス端子と前記電子制御ユニットが電気的に接続され
    ることを特徴とするアンチロックブレーキシステムにお
    ける油圧ユニット一体型電子制御ユニット。
  2. 【請求項2】 前記ソレノイドメスコネクタのU字型メ
    スーメス中継端子で、可動部であるソレノイドコイル側
    オス端子と接続するメス接続部がファストン形状で樹脂
    ハウジングとは固定しない構造にし、且つ電子制御ユニ
    ット側オス端子と接続するメス接続部が舌片形状で樹脂
    ハウジングと固定する構造としたことを特徴とする請求
    項1記載のアンチロックブレーキシステムにおける油圧
    ユニット一体型電子制御ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ソレノイドメスコネクタの樹脂ハウ
    ジングに突起が形成され、油圧ハウジングに前記突起に
    対応する位置に穴が形成され、前記ソレノイドメスコネ
    クタの前記突起が前記穴に圧入されることにより油圧ハ
    ウジングに機械的に連結されることを特徴とする請求項
    1記載のアンチロックブレーキシステムにおける油圧ユ
    ニット一体型電子制御ユニット。
  4. 【請求項4】 前記電子制御ユニット側オス端子がU字
    形状になっており、ソレノイドメスコネクタと接続され
    ない側はプリント実装基板と半田付けされることを特徴
    とする請求項1記載のアンチロックブレーキシステムに
    おける油圧ユニット一体型電子制御ユニット。
  5. 【請求項5】 前記電子制御ユニット側オス端子を固定
    するソレノイドオスコネクタの樹脂ハウジングが金属製
    の電子制御ユニットケースとロック構造、抜止め構造に
    なっていることを特徴とする請求項1記載のアンチロッ
    クブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制
    御ユニット。
  6. 【請求項6】 前記ソレノイドオスコネクタの樹脂ハウ
    ジングに突起を形成し、且つプリント実装基板と電子制
    御ユニットケースの前記突起と対応する位置に穴を形成
    し、組み付け時に各穴に突起が挿入されることにより互
    いに位置決めされることを特徴とする請求項1記載のア
    ンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体
    型電子制御ユニット。
  7. 【請求項7】 前記ソレノイドメスコネクタの樹脂ハウ
    ジングに油圧ハウジングの下面に沿ってゴムリングを保
    持する保持フランジ部が備えられ、電子制御ユニットと
    油圧ユニットとが一体的に連結された際、前記保持フラ
    ンジ部が嵌合されると共にゴムリングが密着状とされる
    シール段部が前記電子制御ユニットケースの対応位置に
    形成されてなることを特徴とする請求項1記載のアンチ
    ロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電
    子制御ユニット。
JP07073458A 1995-03-30 1995-03-30 アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット Expired - Fee Related JP3122598B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07073458A JP3122598B2 (ja) 1995-03-30 1995-03-30 アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット
US08/624,810 US5758931A (en) 1995-03-30 1996-03-27 Electric control unit integrated with a hydraulic unit in an anti-lock brake system
EP96105088A EP0735622A3 (en) 1995-03-30 1996-03-29 Connecting structure for connecting connector terminal unit with wiring board, and assembling method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07073458A JP3122598B2 (ja) 1995-03-30 1995-03-30 アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08273735A true JPH08273735A (ja) 1996-10-18
JP3122598B2 JP3122598B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=13518835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07073458A Expired - Fee Related JP3122598B2 (ja) 1995-03-30 1995-03-30 アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3122598B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006168664A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Nabtesco Corp ブレーキ制御装置
JP2013120849A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Denso Corp 電子装置
JP2016028909A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 株式会社アドヴィックス ブレーキ液圧制御ユニット

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307089A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Nec Corp ワーク有無確認機構

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006168664A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Nabtesco Corp ブレーキ制御装置
JP4699020B2 (ja) * 2004-12-20 2011-06-08 ナブテスコ株式会社 ブレーキ制御装置
JP2013120849A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Denso Corp 電子装置
JP2016028909A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 株式会社アドヴィックス ブレーキ液圧制御ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP3122598B2 (ja) 2001-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5758931A (en) Electric control unit integrated with a hydraulic unit in an anti-lock brake system
EP0691250B1 (en) Solenoid attachment for antiblock brake system
US5152322A (en) Valve block assembly
US20080017174A1 (en) Electronic Control Unit for Motor Vehicle Braking Systems
JP4239770B2 (ja) 液圧制御装置の一体化構造
US7982347B2 (en) Motor control apparatus, power steering apparatus and brake control apparatus
JP3026443B2 (ja) 電気液圧式圧力制御システム
EP1116640A2 (en) Control unit and method of manufacturing the same
US7158372B2 (en) Electronic control unit
KR100612632B1 (ko) 전자기 밸브 지지기
US5533905A (en) Unit integrated system and connector
KR20070086527A (ko) 자동차 브레이크 시스템용 전자 유압 제어 장치
JP3065907B2 (ja) アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット
EP0673805B1 (en) Integrated unit assembly for antilock brake system
JP2566983Y2 (ja) 電磁弁の集合体
JPH08273735A (ja) アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット
JP3122597B2 (ja) アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット
JP3093951B2 (ja) アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット
JPH1059151A (ja) 液圧制御装置
JPH08273736A (ja) アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット
JP2003341498A (ja) 電子制御装置
CN216922677U (zh) 具密封结构的增压阀与液压装置
KR100806086B1 (ko) 전자제어식 브레이크 시스템용 전자제어유닛의 흡배기장치
JP3161134B2 (ja) プリント回路基板内蔵ユニット
KR200186388Y1 (ko) Abs/tcs 모듈레이터의 조립구조

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees