JPH08272166A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH08272166A
JPH08272166A JP7075589A JP7558995A JPH08272166A JP H08272166 A JPH08272166 A JP H08272166A JP 7075589 A JP7075589 A JP 7075589A JP 7558995 A JP7558995 A JP 7558995A JP H08272166 A JPH08272166 A JP H08272166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
paper
sheet
forming apparatus
image forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP7075589A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nagano
雅昭 永野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH08272166A publication Critical patent/JPH08272166A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙トレイから給紙された用紙の表面に画像
があるためその表面の画像形成を中止した場合でも、メ
モリ内の画像情報が消去されることを防止する。 【構成】 表面画像有無判別手段Dが給紙トレイから給
紙された用紙の表面を検出してそこに画像があるかない
かを判別し、画像がある用紙の表面に対しては、読出禁
止手段Eが画像読出手段Bによる画像記憶手段A内の画
像情報の読み出し又は消去を禁止して、その画像情報を
そのまま記憶保持する。なお、表面画像有無判別手段D
によって表面に画像があると判断された用紙を通常の画
像形成を行なった用紙を排出する排紙トレイとは別の排
紙トレイに排出したり、あるいはその用紙を排出する前
又は後に上記給紙トレイとは別のサイズの用紙を収納し
た給紙トレイから用紙を給紙してそのまま排出するとよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ,デジタル
複写機,ファクシミリ装置などの各種の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、紙の経費節減あるいは紙資源の節
約のために、プリンタ等の画像形成装置では、一度使用
した用紙のうち片面にのみ画像が形成されている用紙を
裏返して使用するケースが多くなってきた。この場合、
その用紙を画像面を同じ向きにして回収し、画像形成装
置の給紙トレイに白紙面(何もまだ画像が形成されてい
ない面)が画像形成される側の面になるようにセットす
る必要がある。
【0003】ところが、その用紙回収時に一部の用紙の
画像面の向きを誤って逆にしてしまうことが往々にして
あり、もし画像面の向きが逆の用紙があると、画像形成
装置はこの用紙の画像面に画像形成を行なってしまうこ
とになり、ユーザは所要の画像(有効な画像)が得られ
なくなってしまうという不具合があった。
【0004】そこで、ホスト装置から送られてくるデー
タによって作成した画像情報あるいは原稿から読み取っ
た画像情報を画像メモリに一旦記憶した後読み出し、そ
の画像情報によって用紙上に画像を形成するタイプの画
像形成装置において、給紙トレイから給紙された用紙の
表面(画像形成される側の面)をセンサによって検出し
てそこに画像があるかないかを判別し、なければその表
面に通常の画像形成を行なうが、あればその表面への画
像形成を中止するようにしたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置では、給紙トレイから給紙され
た用紙の表面に画像があるためにその表面への画像形成
を中止しても、メモリからは画像情報が読み出され、そ
の画像情報はそのメモリから消去されてしまうため、ホ
スト装置から同じデータを再度送ってもらったり、原稿
から同じ画像を再度読み取らなければならなかった。
【0006】また、既に片面に画像が形成されている用
紙を使用して画像形成装置に画像形成を行なわせると、
その画像形成後の用紙を誤ってひっくり返してしまった
場合、その用紙のどちらの面に形成されている画像が期
待した画像かわからなくなってしまうこともよくあっ
た。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画像形成装置において、給紙トレイから給紙さ
れた用紙の表面に画像があるためにその表面への画像形
成を中止した場合でも、メモリ内の画像情報が消去され
ることを防止することを目的とする。また、画像形成後
の用紙のどちらの面に形成されている画像が有効な画像
であるかを簡単に区別できるようにすることも目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1〜12の発明は
上記の目的を達成するため、図1の機能ブロック図に示
すように、ホスト装置から送られてくるデータにより作
成した画像情報又は原稿から読み取った画像情報を記憶
する画像記憶手段Aと、該手段Aに記憶された画像情報
を読み出す画像読出手段Bと、該手段Bによって読み出
された画像情報によって用紙上に画像を形成する画像形
成手段Cとを備えた画像形成装置において、次の各手段
を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明は、給紙トレイから給紙さ
れた用紙の表面を検出してそこに画像があるかないかを
判別する表面画像有無判別手段Dと、該手段Dによって
画像があると判断された用紙の表面に対しては、画像読
出手段Bによる画像記憶手段A内の画像情報の読み出し
又は消去を禁止する読出禁止手段Eとを設けたものであ
る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、複数の排紙トレイを備え、表面画像有無判
別手段Dによって表面に画像があると判断された用紙を
通常の画像形成を行なった用紙を排出する排紙トレイと
は別の排紙トレイに排出する手段を設けたものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、それぞれサイズの異なる用紙を収納する複
数の給紙トレイを備え、選択された給紙トレイから給紙
された用紙の表面に画像があると表面画像有無判別手段
Dによって判断された場合には、その用紙を排出する前
又は後に上記給紙トレイとは別のサイズの用紙を収納し
た給紙トレイから用紙を給紙してそのまま排出する手段
を設けたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、表面画像有無判別手段Dによって用紙の表
面に画像があると判断された場合には、その用紙の表裏
面を反転させる反転手段を設けたものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置において、反転手段によって表裏面が反転された用紙
の裏面を検出してそこに画像があるかないかを判別する
裏面画像有無判別手段と、該手段によって画像があると
判断された用紙の裏面に対しては、画像読出手段Bによ
る画像記憶手段A内の画像情報の読み出し又は消去を禁
止する手段とを設けたものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項1の画像形成装
置において、給紙トレイから給紙された用紙の裏面を検
出してそこに画像があるかないかを判別する裏面画像有
無判別手段と、表面画像有無判別手段Dによって用紙の
表面に画像があると判断された場合で、且つ裏面画像有
無判別手段によって用紙の裏面に画像がないと判断され
た場合には、その用紙の表裏面を反転させる反転手段を
設けたものである。
【0015】請求項7の発明は、請求項6の画像形成装
置において、裏面画像有無判別手段によって画像がある
と判断された用紙の裏面に対しては、画像読出手段Bに
よる画像記憶手段A内の画像情報の読み出し又は消去を
禁止する手段を設けたものである。
【0016】請求項8の発明は、請求項4〜7のいずれ
かの画像形成装置において、画像形成枚数が複数枚の場
合には反転手段による反転動作を禁止する手段を設けた
ものである。
【0017】請求項9の発明は、請求項4〜8のいずれ
かの画像形成装置において、複数の排紙トレイを備え、
表面画像有無判別手段D及び裏面画像有無判別手段によ
って表裏両面に画像があると判断された用紙を通常の画
像形成を行なった用紙を排出する排紙トレイとは別の排
紙トレイに排出する手段を設けたものである。
【0018】請求項10の発明は、請求項4〜8のいず
れかの画像形成装置において、それぞれサイズの異なる
用紙を収納する複数の給紙トレイを備え、選択された給
紙トレイから給紙された用紙の表裏両面に画像があると
表面画像有無判別手段D及び裏面画像有無判別手段によ
って判断された場合には、その用紙を排出する前又は後
に上記給紙トレイとは別のサイズの用紙を収納した給紙
トレイから用紙を給紙してそのまま排出する手段を設け
たものである。
【0019】請求項11の発明は、請求項1〜10のい
ずれかの画像形成装置において、表面画像有無判別手段
D又は裏面画像有無判別手段によって用紙の表面又は裏
面に画像があると判断された場合には、その面にこの面
は無効であることを示す情報を付与する手段を設けたも
のである。
【0020】請求項12の発明は、請求項1〜10のい
ずれかの画像形成装置において、表面画像有無判別手段
D又は裏面画像有無判別手段によって用紙の表面又は裏
面に画像がないと判断された場合には、その面にページ
識別情報を付与する手段を設けたものである。
【0021】
【作用】請求項1の発明による画像形成装置では、図1
の表面画像有無判別手段Dが給紙トレイから給紙された
用紙の表面を検出してそこに画像があるかないかを判別
し、画像がある用紙の表面に対しては、読出禁止手段E
が画像読出手段Bによる画像記憶手段A内の画像情報の
読み出し又は消去を禁止するので、その画像情報が消去
されずにそのまま記憶保持され、例えば給紙トレイから
次に給紙される用紙の表面に画像がない場合に、画像読
出手段Bが画像記憶手段A内の上記画像情報を読み出
し、その画像情報によって画像形成手段が上記用紙の表
面に画像を形成することができる。したがって、ホスト
装置から同じデータを再度送ってもらったり、同じ原稿
の画像を再度読み取ったりする必要がなくなり、作業効
率が向上する。
【0022】請求項2の発明による画像形成装置では、
請求項1の画像形成装置において、複数の排紙トレイを
備え、表面画像有無判別手段Dによって表面に画像があ
ると判断された用紙を通常の画像形成を行なった用紙を
排出する排紙トレイとは別の排紙トレイに排出するの
で、ユーザによって画像形成が行なわれた用紙と画像形
成が行なわれなかった用紙とを仕分けする必要がなくな
り、より作業効率が向上する。
【0023】請求項3の発明による画像形成装置では、
請求項1の画像形成装置において、それぞれサイズの異
なる用紙を収納する複数の給紙トレイを備え、選択され
た給紙トレイから給紙された用紙の表面に画像があると
表面画像有無判別手段Dによって判断された場合には、
その用紙を排出する前又は後に上記給紙トレイとは別の
サイズの用紙を収納した給紙トレイから用紙を給紙して
そのまま排出するので、ユーザは画像形成が行なわれな
かった用紙をすぐに見つけることができ、その用紙と画
像形成が行なわれた用紙とを簡単に仕分けすることがで
きる。
【0024】請求項4の発明による画像形成装置では、
請求項1の画像形成装置において、表面画像有無判別手
段Dによって用紙の表面に画像があると判断された場合
には、その用紙の表裏面を反転させてその裏面に画像形
成を行なえるようにするので、給紙トレイに少なくとも
一方の面が白紙面である用紙を収納しておけば、その白
紙面に確実に画像形成を行なえ、排出された用紙を再度
給紙トレイに収納し直す手間を省くことができる。
【0025】請求項5の発明による画像形成装置では、
請求項4の画像形成装置において、反転手段によって表
裏面が反転された用紙の裏面を検出してそこに画像があ
るかないかを判別し、画像がある用紙の裏面に対して
は、画像読出手段Bによる画像記憶手段A内の画像情報
の読み出し又は消去を禁止するので、給紙トレイ内の用
紙に両面が画像面の用紙が混在されていても、少なくと
も一方の面が白紙面である用紙の白紙面にのみ画像形成
を行なえる。
【0026】請求項6の発明による画像形成装置では、
請求項1の画像形成装置において、給紙トレイから給紙
された用紙の裏面を検出してそこに画像があるかないか
を判別する裏面画像有無判別手段を設け、表面画像有無
判別手段Dによって用紙の表面に画像があると判断され
た場合で、且つ裏面画像有無判別手段によって用紙の裏
面に画像がないと判断された場合には、その用紙の表裏
面を反転させてその裏面に画像形成を行なえるようにす
るので、給紙トレイに少なくとも一方の面が白紙面であ
る用紙を収納しておけば、その白紙面に確実に画像形成
を行なえ、排出された用紙を再度給紙トレイに収納し直
す手間を省くことができる。
【0027】請求項7の発明による画像形成装置では、
請求項6の画像形成装置において、裏面画像有無判別手
段によって画像があると判断された用紙の裏面に対して
は、画像読出手段Bによる画像記憶手段A内の画像情報
の読み出し又は消去を禁止するので、給紙トレイ内の用
紙に両面が画像面の用紙が混在されていても、少なくと
も一方の面が白紙面である用紙の白紙面にのみ画像形成
を行なえる。
【0028】請求項8の発明による画像形成装置では、
請求項4〜7のいずれかの画像形成装置において、画像
形成枚数が複数枚の場合には反転手段による反転動作を
禁止するので、その分だけ画像形成速度をアップさせる
ことができる。
【0029】請求項9の発明による画像形成装置では、
請求項4〜8のいずれかの画像形成装置において、複数
の排紙トレイを備え、表面画像有無判別手段D及び裏面
画像有無判別手段によって表裏両面に画像があると判断
された用紙を通常の画像形成を行なった用紙を排出する
排紙トレイとは別の排紙トレイに排出するので、ユーザ
によって画像形成が行なわれた用紙と画像形成が行なわ
れなかった用紙とを仕分けする必要がなくなる。
【0030】請求項10の発明による画像形成装置で
は、請求項4〜8のいずれかの画像形成装置において、
それぞれサイズの異なる用紙を収納する複数の給紙トレ
イを備え、選択された給紙トレイから給紙された用紙の
表裏両面に画像があると表面画像有無判別手段D及び裏
面画像有無判別手段によって判断された場合には、その
用紙を排出する前又は後に上記給紙トレイとは別のサイ
ズの用紙を収納した給紙トレイから用紙を給紙してその
まま排出するので、ユーザは画像形成が行なわれなかっ
た用紙をすぐに見つけることができ、その用紙と画像形
成が行なわれた用紙とを簡単に仕分けすることができ
る。
【0031】請求項11の発明による画像形成装置で
は、請求項1〜10のいずれかの画像形成装置におい
て、表面画像有無判別手段D又は裏面画像有無判別手段
によって用紙の表面又は裏面に画像があると判断された
場合には、その面にこの面は無効であることを示す情報
を付与するので、画像形成後の用紙のどちらの面に形成
されている画像が有効な画像かを簡単に区別できる。
【0032】請求項12の発明による画像形成装置で
は、請求項1〜10のいずれかの画像形成装置におい
て、表面画像有無判別手段D又は裏面画像有無判別手段
によって用紙の表面又は裏面に画像がないと判断された
場合には、その面にページ識別情報を付与するので、や
はり画像形成後の用紙のどちらの面に形成されている画
像が有効な画像かを簡単に区別できる。
【0033】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2は、この発明の第1実施例である
レーザプリンタの機構部の概略構成を示す図である。
【0034】このレーザプリンタは、主に本体1とオプ
ションであるテーブル2とによって構成され、本体1に
は上下2個の給紙トレイ3,4を着脱可能に備え、上部
に排紙トレイ6,7を2段重ねて設け、後部に排紙トレ
イ8を排紙口9に対して開閉可能に設けている。
【0035】さらに、本体1には、後述するエンジンユ
ニット(プリンタエンジン)の作像部を構成する感光体
ドラム10,帯電チャージャ11,レーザ書込装置1
2,現像装置13,転写チャージャ14,定着装置15
と、上下2個の給紙ローラ16,17及びレジストロー
ラ対19等による給紙部と、多数の搬送ローラとペーパ
ガイド板等からなる排紙用搬送部20と、電源ユニット
21,表面検出部31,32,レジストセンサ24,コ
ントローラ(基板)50,エンジンドライバ(基板)60と
を設けている。
【0036】一方、テーブル2には給紙トレイ5及び上
述した給紙部に含まれる給紙ローラ18と、両面ユニッ
トを構成する多数の搬送ローラとペーパガイド板等から
なる両面プリント用の反転部25及び反転紙給送部26
と、表面検出部33及び裏面検出部34とを設けてい
る。
【0037】表面検出部31〜33及び裏面検出部34
は、いずれも蛍光灯等の発光部とCCDラインイメージ
センサ等の受光部とからなり、レジストローラ対19に
向けて給紙された用紙の画像が形成される側の面(表面
又は裏面)を発光部によって照明し、その反射光を受光
部によって受光することにより、その用紙の画像が形成
される側の面を検出する。なお、表面検知部31〜33
及び裏面検出部とレジストセンサ24との距離間隔はあ
まり長くとっていないが、実際には最大サイズの用紙の
長手方向の長さぐらいの距離はあるものとする。
【0038】コントローラ50は、ホスト装置からデー
タ(文字コード及び制御データ)が送られてくると、そ
のデータに基づいて画像情報(ビデオデータ)を作成し
て図示しない画像メモリに記憶する処理を行なうと共
に、エンジンドライバ60へフィード信号を送出する。
【0039】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0からフィード信号が送られてくると、給紙ローラ1
6,17,18のいずれかを駆動して、給紙トレイ3,
4,5のいずれか選択されたものから給紙を開始して用
紙を給送し、その用紙の先端をレジストセンサ24によ
って検知すると、レジストローラ対19に挾持された状
態で一時停止させる。
【0040】また、用紙の先端がレジストセンサ24に
よって検知されるまでの間に、その用紙の表面を表面検
出部31,32,33のいずれかによって検出してそこ
に画像があるかないかの判別を行ない、その判別結果を
示す信号(画像有無信号)をコントローラ50へ送る。
【0041】コントローラ50は、給紙された用紙の表
面の画像有無をエンジンドライバ60から送られてくる
画像有無信号によって把握し、その用紙の表面に画像が
ない場合に、画像メモリ内に1ページ分以上の画像情報
があれば、エンジンドライバ60へプリント信号を送出
すると共に、画像メモリ内の画像情報を読み出してそれ
をエンジンドライバ60へ送出する。また、給紙された
用紙の表面に画像があれば、エンジンドライバ60へプ
リント禁止信号を送出する。
【0042】エンジンドライバ60は、プリント信号が
送られてくると、待機中の用紙を再給送し、その表面に
画像形成(プリント)を行なう。すなわち、感光体ドラ
ム10を矢示方向へ回転させると共に、帯電チャージャ
11によって帯電された表面に、レーザ書込装置12に
よって画像情報に応じて変調されたレーザビームをドラ
ム軸方向に主走査しながら照射して露光し、潜像を形成
する。
【0043】その潜像を現像装置13からのトナーによ
って現像し、所定のタイミングでレジストローラ対19
によって給送される転写紙に、転写チャージャ14によ
って転写し、その転写された転写紙を感光体ドラム10
から剥離して定着装置15へ搬送して定着加熱し、さら
に定着加熱された転写紙を排紙部へ排出する。その際、
排紙部として排紙用搬送部20を介したプリンタ上部に
位置する第1排紙トレイ6又は第2排紙トレイ7、ある
いはプリンタ後部に位置する第3排紙トレイ8のいずれ
か選択された排紙トレイに排出される。
【0044】一方、コントローラ50からプリント禁止
信号が送られてきた場合には、待機中の用紙を再給送す
るが、その用紙への画像形成を行なわない。なお、通常
は第1排紙トレイ6,第2排紙トレイ7のいずれかが選
択されるが、封筒や葉書などのカールし易い紙を使用す
る場合等、特別な場合には第3排紙トレイ8が選択され
る。ただし、排紙口9が閉じて排紙可能な状態になって
いない時は、第3排紙トレイ8を選択することはできな
い。
【0045】ところで、両面モードが選択されている場
合あるいは給紙された用紙の表面に画像があった場合な
どには、定着装置15を通過した用紙を両面プリント用
の反転部25へ送り込み、その後搬送方向を反転して反
転紙給送部26へ搬送し、そこで一時待機させ、所定の
タイミングでその用紙を再給紙し、その先端をレジスト
センサ24によって検知すると、レジストローラ対19
に挾持された状態で一時停止させる。
【0046】また、その用紙の先端がレジストセンサ2
4によって検知される前に、その用紙の裏面を裏面検出
部34によって検出してそこに画像があるかないかの判
別を行ない、その判別結果を示す信号(画像有無信号)
をコントローラ50へ送る。
【0047】コントローラ50は、給紙された用紙の裏
面の画像有無をエンジンドライバ60から送られてくる
画像有無信号によって把握し、その用紙の裏面に画像が
ない場合に、画像メモリ内に1ページ分以上の画像情報
が記憶されていれば、エンジンドライバ60へプリント
信号を送出すると共に、画像メモリ内の画像情報を読み
出してそれをエンジンドライバ60へ送出する。また、
再給紙された用紙の裏面に画像があれば、エンジンドラ
イバ60へプリント禁止信号を送出する。
【0048】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0からプリント信号が送られてくると、待機中の用紙を
再給送し、上述と同様な画像形成プロセスによりその用
紙の裏面に画像を行なった後、いずれかの排紙トレイへ
排出する。また、コントローラ50からプリント禁止信
号が送られてきた場合には、待機中の用紙を再給送し、
そのままいずれかの排出トレイへ排出する。
【0049】図3はこのレーザプリンタのブロック構成
図であり、プリンタコントローラ50とエンジン71,
パネル装置72,ディスク装置73とからなる。ホスト
装置74は、パーソナルコンピュータやワードプロセッ
サ等の外部装置である。
【0050】プリンタコントローラ50は、CPU5
1,プログラムROM52,フォントROM53,RA
M54,NVRAM55,ICカード56と、エンジン
インタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」
と略称する)57,パネルI/F58,ディスクI/F
59,及びホストI/F60の各I/Fから構成されて
いる。
【0051】CPU51は、プログラムROM52のプ
ログラムとパネル装置72からのモード指示、及びホス
ト装置(ホストコンピュータ)74からのコマンドによ
ってプリンタコントローラ50全体を制御する中央処理
装置である。プログラムROM52は、このプリンタコ
ントローラ50の制御プログラムを格納しているリード
オンリ・メモリ、フォントROM53は、フォントのパ
ターンデータなどを記憶するリードオンリ・メモリであ
る。
【0052】RAM54は、主としてホスト装置74か
ら送られてくるデータ(文字コード及び制御コード)を
一時格納するインプットバッファ,そのデータによって
順次作成されるページデータを格納するためのページバ
ッファ,そのデータとフォントROM53内のデータ等
によってページ単位で作成される画像情報(ビデオデー
タ)を記憶する画像メモリ(ビデオバッファ),CPU
51用のワークメモリ,ダウンロードフォントを格納す
るためのフォントファイル等に使用するランダムアクセ
ス・メモリである。
【0053】NVRAM55は、パネル装置72からの
モード指示の内容などを記憶しておく不揮発性メモリで
あり、ICカード56は、フォントデータやプログラム
を外部から供給する場合に使用する着脱可能なメモリカ
ードである。
【0054】エンジンI/F57は、実際に印字を行な
うエンジン71(ここに図2に示した表面検出部31〜
33及び裏面検出部34がある)とコマンド及びステー
タスやビデオデータの通信を行なうためのインタフェー
ス、パネルI/F58は、使用者に現在のプリンタの状
態を知らせたりモード指示を行なったりするパネル装置
72と、コマンドやステータスの通信を行なうインタフ
ェースである。
【0055】ディスクI/F59は、ディスク装置73
と通信を行なうためのインタフェースである。ホストI
/F60は、ホスト装置74と通信を行なうインタフェ
ースであり、通常はセントロI/FやRS232Cであ
る。ディスク装置73は、フォントデータやプログラ
ム,画像情報などの様々のデータを記憶しておく外部記
憶装置であり、フロッピディスク装置(FDD)やハー
ドディスク装置(HDD)などである。
【0056】なお、このプリンタコントローラ50及び
プリンタエンジン71が、図1に示した画像記憶手段
A,画像読出手段B,画像形成手段C,表面画像有無判
別手段D,読出禁止手段Eとしての機能を果たす。
【0057】図4は、この実施例におけるこの発明に係
わる処理動作の一例を示すフローチャートである。な
お、給紙トレイとして給紙トレイ3が、通常の画像形成
が行なわれた用紙を排出する排紙トレイとして排紙トレ
イ7が、通常の画像形成が行なわれなかった用紙を排出
する排紙トレイとして排紙トレイ8がそれぞれ選択され
ているものとする。
【0058】このルーチンはホスト装置74からデータ
が送られてくるとスタートし、まずステップ1でそのデ
ータによって1ページ分の画像情報を作成してRAM5
4の画像メモリに記憶する画像作成処理を行ない、ステ
ップ2で選択された給紙トレイ3から用紙を給紙した
後、ステップ3でその用紙の表面を表面検出部31によ
り検出してそこに画像があるか否かを判別する。
【0059】そして、その用紙の表面に画像がなけれ
ば、ステップ4で画像メモリ内の画像情報を読み出して
上記用紙の表面に画像を形成する画像形成処理を行な
い、ステップ5でその用紙を排紙トレイ7へ排出した
後、ステップ6でホスト装置74からのデータの有無を
チェックし、まだあればステップ1に戻るが、なければ
処理を終了する。
【0060】一方、給紙トレイ3から給紙された用紙の
表面に画像があった場合には、ステップ7でRAM54
内の画像情報の読み出しを禁止し(この場合画像情報は
そのまま記憶保持される)、ステップ8で上記用紙をそ
のまま排紙トレイ8に排出した後、ステップ2に戻って
給紙トレイ3から次の用紙を給紙し、以後上述と同様の
処理を繰り返す。
【0061】このように、この実施例においては、選択
された給紙トレイ3から給紙された用紙の表面を表面検
出部31によって検出してそこに画像があるかないかを
判別して、なければ画像メモリ内の画像情報を読み出し
て用紙の表面に画像を形成するが、あれば画像メモリ内
の画像情報の読み出しを禁止してその画像情報をそのま
ま記憶保持し、給紙トレイ3から次に給紙された用紙の
表面に画像がない場合に、画像メモリ内の画像情報を読
み出して上記用紙の表面に画像を形成するので、ホスト
装置74から同じデータを再度送ってもらう必要がなく
なり、作業効率が向上する。
【0062】また、給紙前から既に表面に画像がある用
紙を通常の画像形成を行なった用紙を排出する排紙トレ
イ7とは別の排紙トレイ8に排出するので、ユーザによ
って画像形成が行なわれた用紙と画像形成が行なわれな
かった用紙とを仕分けする必要がなくなる。なお、この
実施例では、給紙された用紙の表面(画像形成される側
の面)に画像がある場合、画像メモリ内の画像情報の読
み出しを禁止するようにしたが、その画像情報の読み出
しをそのまま行ない、その消去だけを禁止することも可
能である。これは、第2実施例以降についても同様であ
る。
【0063】次に、この発明の第2実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、図
2及び図3を再度使用する。図5は、第2実施例におけ
るこの発明に係わる処理動作の一例を示すフローチャー
トである。なお、給紙トレイとして給紙トレイ3が、排
紙トレイとして排紙トレイ7がそれぞれ選択されている
ものとする。
【0064】このルーチンはホスト装置74からデータ
が送られてくるとスタートし、まずステップ11でその
データによって1ページ分の画像情報を作成して画像メ
モリに記憶する画像作成処理を行ない、ステップ12で
選択された給紙トレイ3から用紙を給紙した後、ステッ
プ13でその用紙の表面を表面検出部31により検出し
てそこに画像があるか否かを判別する。
【0065】そして、その用紙の表面に画像がなけれ
ば、ステップ14〜16の各処理及び判断を順次行なう
が、その各処理及び判断は図4のステップ4〜6と同様
なのでそれらの説明は省略する。また、給紙トレイ3か
ら給紙された用紙の表面に画像があった場合には、ステ
ップ17で画像メモリ内の画像情報の読み出しを禁止
し、ステップ18で上記用紙をそのまま排紙トレイ7に
排出する。
【0066】その後、ステップ19で給紙トレイ3から
前回給紙された用紙にも画像形成が行なわれなかったか
否かを判断し、Yesならばそのまま、Noならばステ
ップ20で給紙トレイ3とは別サイズ(例えば大きなサ
イズ)の用紙を収納した給紙トレイ4又は5から用紙を
給紙してそのまま排紙トレイ7に排出した後、ステップ
12に戻って給紙トレイ3から次の用紙を給紙し、以後
上述と同様の処理を繰り返す。
【0067】このように、この実施例においても、選択
された給紙トレイ3から給紙された用紙の表面を検出し
てそこに画像があるかないかを判別し、なければ画像メ
モリ内の画像情報を読み出して上記用紙の表面に画像を
形成するが、あれば画像メモリ内の画像情報の読み出し
を禁止してその画像情報をそのまま記憶保持し、給紙ト
レイ3から次に給紙された用紙の表面に画像がない場合
に、画像メモリ内の画像情報を読み出して上記用紙の表
面に画像を形成するので、ホスト装置74から同じデー
タを再度送ってもらう必要がなくなる。
【0068】また、給紙トレイ3から給紙された用紙の
表面に画像があった場合には、その用紙を排紙トレイ7
に排出した後、給紙トレイ3とは別のサイズの用紙を収
納した給紙トレイ4又は5から用紙を給紙してそのまま
排紙トレイ7に排出するので、ユーザは画像形成が行な
われなかった用紙をすぐに見つけることができ、その用
紙と画像形成が行なわれた用紙とを簡単に仕分けするこ
とができる。
【0069】なお、選択された給紙トレイ3から給紙さ
れた用紙の表面に画像がある場合に、その用紙を排紙ト
レイ7に排出する前(このときその用紙を両面プリント
用の反転部25に送り込んで待機させておく)に、給紙
トレイ3とは別のサイズの用紙を収納した給紙トレイ4
又は5から用紙を給紙してそのまま排紙トレイ7に排出
することもできる。
【0070】次に、この発明の第3実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、図
2及び図3を再度使用する。図6は、第3実施例におけ
るこの発明に係わる処理動作の一例を示すフローチャー
トである。なお、給紙トレイとして給紙トレイ3が、排
出する排紙トレイとして排紙トレイ7がそれぞれ選択さ
れているものとする。
【0071】このルーチンはホスト装置74からデータ
が送られてくるとスタートし、まずステップ31でその
データによって1ページ分の画像情報を作成して画像メ
モリに記憶する画像作成処理を行ない、ステップ32で
選択された給紙トレイ3から用紙を給紙した後、ステッ
プ33でその用紙の表面を表面検出部31により検出し
てそこに画像があるか否かを判別する。
【0072】そして、その用紙の表面に画像がなけれ
ば、ステップ34〜36で図4のステップ4〜6と同様
な各処理及び判断を順次行なう。また、給紙トレイ3か
ら給紙された用紙の表面に画像があった場合には、ステ
ップ37で画像メモリ内の画像情報の読み出しを禁止
し、ステップ38で上記用紙をテーブル2(両面ユニッ
ト)を通して表裏面を反転させて給紙し、ステップ34
で画像メモリ内の画像情報を読み出し、その画像情報に
よって上記用紙の裏面に画像を形成する画像形成処理を
行なう。
【0073】このように、この実施例においては、選択
された給紙トレイ3から給紙された用紙の表面を表面検
出部31によって検出してそこに画像があるかないかを
判別して、なければ画像メモリ内の画像情報を読み出し
て上記用紙の表面に画像を形成するが、あれば画像メモ
リ内の画像情報の読み出しを禁止してその画像情報をそ
のまま記憶保持し、上記用紙をテーブル2を通して反転
給紙した後、その画像情報を読み出して上記用紙の裏面
に画像を形成するので、選択すべき給紙トレイに少なく
とも一方の面が白紙面の用紙を収納しておけば、その白
紙面に確実に画像形成が行なえる。したがって、ホスト
装置74から同じデータを再度送ってもらう必要がなく
なり、しかも排出された用紙(片面に画像がある用紙)
を再度給紙トレイ3に収納し直す手間を省くことができ
る。
【0074】次に、この発明の第4実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、図
2及び図3を再度使用する。図7は、第4実施例におけ
るこの発明に係わる処理動作の一例を示すフローチャー
トである。なお、給紙トレイとして給紙トレイ3が、通
常の画像形成が行なわれた用紙を排出する排紙トレイと
して排紙トレイ7が、通常の画像形成が行なわれなかっ
た用紙を排出する排紙トレイとして排紙トレイ8がそれ
ぞれ選択されているものとする。
【0075】このルーチンはホスト装置74からデータ
が送られてくるとスタートし、まずステップ41でその
データによって1ページ分の画像情報を作成して画像メ
モリに記憶する画像作成処理を行ない、ステップ42で
選択された給紙トレイ3から用紙を給紙した後、ステッ
プ43でその用紙の表面を表面検出部31により検出し
てそこに画像があるか否かを判別する。
【0076】そして、その用紙の表面に画像がなけれ
ば、ステップ44〜46で図4のステップ4〜6と同様
な各処理及び判断を順次行なう。また、給紙トレイ3か
ら給紙された用紙の表面に画像があった場合には、ステ
ップ47で画像メモリ内の画像情報の読み出しを禁止
し、ステップ48で上記用紙をテーブル2を通して表裏
面を反転させて給紙する。
【0077】その後、ステップ49でその用紙の裏面を
裏面検出部34により検出してそこに画像があるか否か
を判別して、なければステップ44で画像メモリ内の画
像情報を読み出して上記用紙の裏面に画像を形成する画
像形成処理を行なうが、あればステップ50で画像メモ
リ内の画像情報の読み出しを禁止し、ステップ51で上
記用紙をそのまま排紙トレイ8に排出した後、ステップ
42に戻って給紙トレイ3から次の用紙を給紙し、以後
上述と同様の処理を繰り返す。
【0078】このように、この実施例においては、選択
された給紙トレイ3から給紙された用紙の表面を表面検
出部31によって検出してそこに画像があるかないかを
判別して、なければその表面に画像を形成し、あれば画
像メモリ内の画像情報の読み出しを禁止してその画像情
報をそのまま記憶保持した後、上記用紙をテーブル2を
通して表裏面を反転させて給紙し、その用紙の裏面を裏
面検出部34によって検出してそこに画像があるかない
かを判別して、なければ画像メモリ内の画像情報を読み
出して上記用紙の裏面に画像を形成するが、あれば給紙
トレイ3から次の用紙を給紙し、以後上述と同様な処理
を行なうので、給紙トレイ3内の用紙に両面が画像面の
用紙が混在されていても、少なくとも一方の面が白紙面
である用紙の白紙面にのみ画像形成を行なえる。したが
って、ホスト装置74から同じデータを再度送ってもら
う必要がなくなり、しかも排出された用紙(片面に画像
がある用紙)を再度給紙トレイに収納し直す手間を省く
ことができる。
【0079】また、給紙前から既に表裏面に画像がある
用紙を通常の画像形成を行なった用紙を排出する排紙ト
レイ7とは別の排紙トレイ8に排出するので、ユーザに
よって画像形成が行なわれた用紙と画像形成が行なわれ
なかった用紙とを仕分けする必要がなくなる。
【0080】なお、給紙トレイ3から給紙された用紙の
表裏面に画像がある場合に、その用紙を排出トレイ7に
排出する前又は後に給紙トレイ3とは別のサイズの用紙
を収納した給紙トレイ4又は5から用紙を給紙してその
まま排紙トレイ7に排出することもでき、そのようにす
ればユーザは画像形成が行なわれなかった用紙をすぐに
見つけることができ、その用紙と画像形成が行なわれた
用紙とを簡単に仕分けすることができる。
【0081】また、この実施例においては、用紙の表裏
面を反転した後、その裏面を裏面検出部34によって検
出してそこに画像があるかないかを判別するようにした
が、その裏面検出部34と同等の裏面検出部を各給紙ト
レイからそれぞれ給紙される用紙の給送経路に配置し、
選択された給紙トレイから用紙が給紙された時にその用
紙の先端がレジストセンサ24によって検知されるまで
の間に、その用紙の裏面を検出してそこに画像があるか
ないかを判別するようにすることもできる。
【0082】この場合、選択された給紙トレイから用紙
を給紙した後、直ちにその表裏両面に画像があるかない
かを判別できるため、もしその表裏両面に画像がなけれ
ば、その用紙を直ちに選択された排紙トレイに排出でき
るため、用紙をテーブル2に送り込んで表裏両面を反転
させる動作(反転動作)を行なわずに済み、プリント速
度(画像形成速度)をアップさせることができる。
【0083】さらに、画像形成枚数(プリント枚数)が
複数枚の場合に、上述のような反転動作を行なうと、画
像形成が完了するまでに多くの時間がかかるため、画像
形成枚数が複数枚の場合には、選択された給紙トレイか
ら給紙された用紙の裏面にのみ白紙面があっても、その
用紙をテーブル2に送り込んで表裏両面を反転させる動
作を行なわないようにする(禁止する)こともでき、そ
のようにすれば反転動作に要する時間だけプリント時間
を短縮させることができる。
【0084】さらにまた、上述した各実施例において、
選択された給紙トレイから給紙された用紙の表面又は裏
面に画像がある場合には、その面にこの面は無効である
ことを示す情報を付与することもでき、そのようにすれ
ば画像形成後の用紙のどちらの面に形成されている画像
が有効な画像かを簡単に区別できる。なお、この場合の
処理の一例を追って詳細に説明する。
【0085】あるいは、選択された給紙トレイから給紙
された用紙の表面又は裏面に画像がない場合には、その
面にページ識別情報を付与することもでき、そのように
しても画像形成後の用紙のどちらの面に形成されている
画像が有効な画像かを簡単に区別できる。なお、この場
合の処理の一例を追って詳細に説明する。
【0086】次に、この発明の第5実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、図
2及び図3を再度使用する。図8は、第5実施例におけ
るこの発明に係わる処理動作の一例を示すフローチャー
トである。なお、給紙トレイとして給紙トレイ3が、通
常の画像形成が行なわれた用紙を排出する排紙トレイと
して排紙トレイ7が、通常の画像形成が行なわれなかっ
た用紙を排出する排紙トレイとして排紙トレイ8がそれ
ぞれ選択されているものとする。
【0087】このルーチンはホスト装置74からデータ
が送られてくるとスタートし、まずステップ61でその
データによって1ページ分の画像情報を作成して画像メ
モリに記憶する画像作成処理を行ない、ステップ62で
選択された給紙トレイ3から用紙を給紙した後、ステッ
プ63でその用紙の表面を表面検出部31により検出し
てそこに画像があるか否かを判別する。
【0088】そして、その用紙の表面に画像がなけれ
ば、ステップ64〜66で図4のステップ4〜6と同様
な各処理及び判断を順次行なう。また、上記用紙の表面
に画像があった場合には、ステップ67で画像メモリ内
の画像情報の読み出しを禁止し、ステップ68で図3の
NVRAM55に記憶されている無効画像情報(このペ
ージの画像が無効であることを示す情報(例えば
「×」)を読み出して上記用紙の表面に画像を形成す
る。
【0089】その後、ステップ69でその用紙をテーブ
ル2を通して表裏面を反転させて給紙し、ステップ70
でその用紙の裏面を裏面検出部34により検出してそこ
に画像があるか否かを判別して、なければステップ64
で画像メモリ内の画像情報を読み出して上記用紙の裏面
に画像を形成する通常の画像形成処理を行なうが、あれ
ばステップ71で画像メモリ内の画像情報の読み出しを
禁止する。
【0090】続いて、ステップ72でNVRAM55内
の無効画像情報を読み出して上記用紙の裏面に画像を形
成し、ステップ73でその用紙をそのまま排紙トレイ8
に排出した後、ステップ62に戻って給紙トレイ3から
次の用紙を給紙し、以後上述と同様の処理を繰り返す。
【0091】次に、この発明の第6実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、図
2及び図3を再度使用する。図9は、第6実施例におけ
るこの発明に係わる処理動作の一例を示すフローチャー
トである。なお、給紙トレイとして給紙トレイ3が、通
常の画像形成が行なわれた用紙を排出する排紙トレイと
して排紙トレイ7が、通常の画像形成が行なわれなかっ
た用紙を排出する排紙トレイとして排紙トレイ8がそれ
ぞれ選択されているものとする。
【0092】このルーチンはホスト装置74からデータ
が送られてくるとスタートし、まずステップ81でその
データの内容あるいはそのデータ送信が終了してからの
時間等をチェックすることによって同一文書として処理
すべきデータの区切れを検出する。
【0093】例えば、データにユーザ毎のID情報(識
別情報)が含まれている場合、そのIDにより同一文書
として処理すべきデータの区切れを検出することができ
る。また、データにエミュレーション切り換えコマンド
が含まれている場合、そのコマンドにより同一文書とし
て処理すべきデータの区切れを検出することもできる。
あるいは、ホスト装置74からのデータ送信が終了した
後、所定時間ホスト装置74からデータが送られてこな
い場合、同一文書として処理すべきデータの区切れとし
て判断する方法もある。
【0094】ステップ81で同一文書として処理すべき
データの区切れを検出すると、次にステップ82で受信
したデータを解析してこの文書の全ページ数Nを求め、
ステップ83でこの文書のページ番号n(例えばRAM
54の所定エリアに記憶する)を「1」に初期化する。
なお、ページ番号nはユーザにページの順番を分かるよ
うにするためのページ識別情報であるため、ページ番号
n以外のものを使用してもよい。
【0095】その後、ステップ84で受信データによっ
て最初の1ページ分の画像情報を作成して画像メモリに
記憶する画像作成処理を行ない、ステップ85で選択さ
れた給紙トレイ3から用紙を給紙した後、ステップ86
でその用紙の表面を表面検出部31により検出してそこ
に画像があるか否かを判別して、画像がなければステッ
プ87で画像メモリ内の画像情報と共にページ番号nを
読み出して上記用紙の表面に画像を形成する。
【0096】次いで、ステップ88でその用紙を排紙ト
レイ7に排出し、ステップ89でページ番号nを更新
(n=n+1)した後、ステップ90でそのページ番号
n(いま画像形成が終了した用紙のページ番号)と全ペ
ージ数Nとを比較してこの文書の全ページの画像形成が
完了した(n≧N)か否かを判断し、完了していなけれ
ばステップ84に戻るが、完了した場合には処理を終了
する。
【0097】一方、給紙トレイ3から給紙された用紙の
表面に画像があった場合には、ステップ91〜95の各
処理及び判断を行なうが、その各処理及び判断は図7の
ステップ47〜51と同様なのでそれらの説明は省略す
る。
【0098】以上、この発明をレーザプリンタに適用し
た実施例について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、LEDプリンタ,液晶シャッタプリンタ等の他のプ
リンタや、原稿の画像を読み取ってその画像情報を一旦
記憶した後読み出し、その画像情報によって用紙に画像
を形成できるデジタル複写機やファクシミリ装置などの
画像形成装置にも適用可能である。
【0099】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、ホスト装置から同じデータを再度
送ってもらったり、同じ原稿の画像を再度読み取ったり
する必要がなくなり、作業効率が向上する。なお、請求
項2,9の発明によれば、ユーザによって画像形成が行
なわれた用紙と画像形成が行なわれなかった用紙とを仕
分けする必要もなくなる。
【0100】請求項3,10の発明によれば、ユーザは
画像形成が行なわれなかった用紙をすぐに見つけること
ができるため、その用紙と画像形成が行なわれた用紙と
を簡単に仕分けすることもできる。請求項4,6の発明
によれば、給紙トレイに少なくとも一方の面が白紙面で
ある用紙を収納しておけば、その白紙面に確実に画像形
成を行なえ、排出された用紙を再度給紙トレイに収納し
直す手間を省くこともできる。
【0101】請求項5,7の発明によれば、給紙トレイ
内の用紙に両面が画像面の用紙が混在されていても、少
なくとも一方の面が白紙面である用紙の白紙面にのみ画
像形成を行なうことができる。請求項8の発明によれ
ば、画像形成速度をアップさせることもできる。請求項
11,12の発明によれば、画像形成後の用紙のどちら
の面に形成されている画像が有効な画像かを簡単に区別
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の基本構成を示す機能ブロック
図である。
【図2】この発明の第1実施例であるレーザプリンタの
機構部の概略構成を示す図である。
【図3】図2に示したレーザプリンタのブロック構成図
である。
【図4】この発明の第1実施例におけるこの発明に係わ
る処理動作の一例を示すフロー図である。
【図5】この発明の第2実施例におけるこの発明に係わ
る処理動作の一例を示すフロー図である。
【図6】この発明の第3実施例におけるこの発明に係わ
る処理動作の一例を示すフロー図である。
【図7】この発明の第4実施例におけるこの発明に係わ
る処理動作の一例を示すフロー図である。
【図8】この発明の第5実施例におけるこの発明に係わ
る処理動作の一例を示すフロー図である。
【図9】この発明の第6実施例におけるこの発明に係わ
る処理動作の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:本体 2:テーブル(両面ユニット) 3〜5:給紙トレイ 6〜8:排紙トレイ 31〜33:表面検出部 34:裏面検出部 50:プリンタコントローラ 51:中央処理装置(CPU) 52:プログラムROM 53:フォントROM 54:RAM 55:NVRAM 71:プリンタエンジン 72:パネル装置 74:ホスト装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置から送られてくるデータによ
    り作成した画像情報又は原稿から読み取った画像情報を
    記憶する画像記憶手段と、該手段に記憶された画像情報
    を読み出す画像読出手段と、該手段によって読み出され
    た画像情報によって用紙上に画像を形成する画像形成手
    段とを備えた画像形成装置において、 給紙トレイから給紙された用紙の表面を検出してそこに
    画像があるかないかを判別する表面画像有無判別手段
    と、該手段によって画像があると判断された用紙の表面
    に対しては、前記画像読出手段による前記画像記憶手段
    内の画像情報の読み出し又は消去を禁止する読出禁止手
    段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    複数の排紙トレイを備え、前記表面画像有無判別手段に
    よって表面に画像があると判断された用紙を通常の画像
    形成を行なった用紙を排出する排紙トレイとは別の排紙
    トレイに排出する手段を設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    それぞれサイズの異なる用紙を収納する複数の給紙トレ
    イを備え、選択された給紙トレイから給紙された用紙の
    表面に画像があると前記表面画像有無判別手段によって
    判断された場合には、その用紙を排出する前又は後に前
    記給紙トレイとは別のサイズの用紙を収納した給紙トレ
    イから用紙を給紙してそのまま排出する手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記表面画像有無判別手段によって用紙の表面に画像が
    あると判断された場合には、その用紙の表裏面を反転さ
    せる反転手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記反転手段によって表裏面が反転された用紙の裏面を
    検出してそこに画像があるかないかを判別する裏面画像
    有無判別手段と、該手段によって画像があると判断され
    た用紙の裏面に対しては、前記画像読出手段による前記
    画像記憶手段内の画像情報の読み出し又は消去を禁止す
    る手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像形成装置において、
    給紙トレイから給紙された用紙の裏面を検出してそこに
    画像があるかないかを判別する裏面画像有無判別手段
    と、前記表面画像有無判別手段によって用紙の表面に画
    像があると判断された場合で、且つ前記裏面画像有無判
    別手段によって用紙の裏面に画像がないと判断された場
    合には、その用紙の表裏面を反転させる反転手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像形成装置において、
    前記裏面画像有無判別手段によって画像があると判断さ
    れた用紙の裏面に対しては、前記画像読出手段による前
    記画像記憶手段内の画像情報の読み出し又は消去を禁止
    する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、画像形成枚数が複数枚の場合に
    は前記反転手段による反転動作を禁止する手段を設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項4乃至8のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、複数の排紙トレイを備え、前記
    表面画像有無判別手段及び前記裏面画像有無判別手段に
    よって表裏両面に画像があると判断された用紙を通常の
    画像形成を行なった用紙を排出する排紙トレイとは別の
    排紙トレイに排出する手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項4乃至8のいずれか一項に記載
    の画像形成装置において、それぞれサイズの異なる用紙
    を収納する複数の給紙トレイを備え、選択された給紙ト
    レイから給紙された用紙の表裏両面に画像があると前記
    表面画像有無判別手段及び前記裏面画像有無判別手段に
    よって判断された場合には、その用紙を排出する前又は
    後に前記給紙トレイとは別のサイズの用紙を収納した給
    紙トレイから用紙を給紙してそのまま排出する手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか一項に記
    載の画像形成装置において、前記表面画像有無判別手段
    又は前記裏面画像有無判別手段によって用紙の表面又は
    裏面に画像があると判断された場合には、その面にこの
    面は無効であることを示す情報を付与する手段を設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至10のいずれか一項に記
    載の画像形成装置において、前記表面画像有無判別手段
    又は前記裏面画像有無判別手段によって用紙の表面又は
    裏面に画像がないと判断された場合には、その面にペー
    ジ識別情報を付与する手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
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JP2002337438A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置

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