JPH08270928A - 定置回転式煤吹装置 - Google Patents

定置回転式煤吹装置

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JPH08270928A
JPH08270928A JP7316895A JP7316895A JPH08270928A JP H08270928 A JPH08270928 A JP H08270928A JP 7316895 A JP7316895 A JP 7316895A JP 7316895 A JP7316895 A JP 7316895A JP H08270928 A JPH08270928 A JP H08270928A
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injection pipe
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Yasushi Okuda
康史 奥田
Akira Murai
暁 村井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴射管を熱交換器内に予め挿入設置し、噴射
管を回転しながら噴射媒体を噴射して伝熱管表面に付着
した煤塵を除去する煤吹装置において、除塵効果の小さ
い低圧噴射運転を防止すること。 【構成】 噴射管(1)の回転を所定回転角毎に検知
し、その検知信号に基づいて上記噴射管(1)の回転動
作と、噴射媒体の噴射を制御する。あるいは、噴射管
(1)の回転角と噴射媒体の圧力を検知し、それらの検
知信号に基づいて、噴射管の除煤運転中、噴射媒体圧力
が設定下限まで降下した時に除煤運転を中断停止し、噴
射媒体圧力が設定上限まで回復した時に除煤運転を再開
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のノズルを有する
噴射管をボイラ等の含塵ガスが流れる熱交換器内に予め
挿入設置し、同噴射管を回転しながらノズルから噴射媒
体を噴射して、熱交換器の伝熱管表面に付着した煤塵類
を除去する定置回転式の煤吹装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の定置回転式の煤吹装置を
示したもので、ボイラ等の炉壁(5)内には複数のノズ
ル(2)を有する噴射管(1)が予め挿入され、サポー
ト(8)で支持された状態で設置されており、噴射管
(1)を回転機構(4)によって回転させながら、ヘッ
ドバルブ(3)を経由して供給される噴射媒体をノズル
(2)から噴射して、伝熱管(7)の表面に付着または
堆積している煤塵類を除去するようになっている。
【0003】図7は、上記回転機構(4)及びヘッドバ
ルブ(3)周辺の詳細を示したもので、モータ(9)の
回転は回転軸(9a)を経由して歯車(13)と(1
2)に伝達され、噴射管(1)を回転させるようになっ
ている。噴射管(1)には、噴射管(1)の1回転を検
出するバルブ開閉カム(14)が挿嵌され、また、この
開閉カム(14)にはカムフォロワー(15)が接触し
ており、開閉カム(14)が噴射管(1)と共に回転し
てカムフォロワー(15)を作動させ、噴射管(1)の
1回転毎に係子(15a)を介してヘッドバルブ(3)を
開閉するようになっている。すなわち図8に示すよう
に、開閉カム(14)には1組の開カム部(14a)と閉
カム部(14b)が形成されており、ヘッドバルブ(3)
は、カムフォロワー(15)を介し、開カム部(14a)
で開となった後、噴射管(1)が1回転する間、開とな
って噴射媒体の噴射が続行され、閉カム部(14b)にお
いて、閉となり噴射が停止される。
【0004】また、支持板(11)と噴射管(1)に
は、噴射管(1)の1回転を検出するリミットスイッチ
(24)と、このリミットスイッチ(24)に係合する
係子(25)が設けられていて、前記カムフォロワー
(15)の作動によるヘッドバルブ(3)の閉止と同時
に、噴射管(1)の回転用モータ(9)を停止させる。
【0005】そして、この形式の定置回転式の煤吹装置
は、一定の間隔をおいて噴射媒体供給源が充分な圧力を
有する状態のもとで、次のような方法で運転されてい
る。すなわちこの煤吹装置は、図示しない制御部によ
り、運転指示待ちの待機状態に保持され、タイマーその
他の起動信号を受けて、除煤運転を開始する。除煤運転
は、モータ(9)の駆動で噴射管(1)を低速度回転さ
せる。そしてその回転と同時に開閉カム(14)と前記
カムフォロワー(15)の作動によりヘッドバルブ
(3)が開いて噴射媒体を送り出し、ノズル(2)から
噴射して熱交換器(7)表面を除煤する。噴射管(1)
が1回転した所でリミットスイッチ(24)に係子(2
5)が係合してモータ(9)を停止し、同時に前記カム
フォロワー(15)が作動してヘッドバルブ(3)を閉
じ、1回の除煤運転を終了する。このような運転が、複
数箇所に設けられた煤吹装置相互間で、順に一定の間隔
をおいて繰り返されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の定置回
転式煤吹装置は、噴射管(1)が1回転する間噴射が続
行される構成なので、噴射媒体源の容量が小さい場合、
噴射開始直後は圧力が高いが時間の経過とともに噴射媒
体の噴射圧力の低下が著しく、特に回転の後半以降では
低圧力となって、噴射媒体による除煤効果が著しく低減
すると言う不具合があった。
【0007】また、この噴射圧力の低減を抑えるために
噴射媒体源(例えばコンプレッサ等)の容量を増すこと
は、設備費の増加につながると言う問題があった。
【0008】本発明は、これらの問題に対し、除煤効果
の少ない低圧力域の噴射運転を改善し、または解消する
こと、更に噴射媒体源の容量増等の設備費の大幅な増加
なしに除煤効果の高い圧力域で除煤運転を行なえるよう
にすることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために次のような定置回転式煤吹装置を提案す
るものである。
【0010】1) 複数のノズルを有する噴射管を含塵
ガスが流れる熱交換器内に予め挿入設置し、同噴射管を
回転させながら上記ノズルから噴射媒体を噴射して、上
記熱交換器の伝熱管表面に付着した煤塵を除去する煤吹
装置において、上記噴射管の回転を所定回転角毎に検知
し、その検知信号に基づいて上記噴射管の回転動作を制
御する回転制御手段と、上記所定回転角毎に上記噴射媒
体の噴射を制御する噴射制御手段とを備えたことを特徴
とする定置回転式煤吹装置。
【0011】2) 上記1)の要件に加えて、噴射管の
回転を所定回転角毎に検知する上記手段が、回転角毎に
対応して配置されたリミットスイッチであることを特徴
とする定置回転式煤吹装置。
【0012】3) 上記1)の要件に加えて、上記噴射
制御手段が、上記噴射管と同軸に設けられた開閉カム
と、同開閉カムに係合するカムフォロワーとを有し、所
定回転角毎に開カム部と閉カム部を通過させ、それに連
動して噴射媒体の供給バルブを開閉する構造であること
を特徴とする定置回転式煤吹装置。
【0013】4) 複数のノズルを有する噴射管を含塵
ガスが流れる熱交換器内に予め挿入設置し、同噴射管を
回転させながら上記ノズルから噴射媒体を噴射して、上
記熱交換器の伝熱管表面に付着した煤塵を除去する煤吹
装置において、上記噴射管の回転角を検知する手段と、
上記噴射媒体の圧力を検知する手段と、上記両検知手段
の検知信号に基づいて、噴射管の除煤運転中、噴射媒体
圧力が設定下限まで降下した時に除煤運転を中断停止
し、噴射媒体圧力が設定上限まで回復した時に除煤運転
を再開させる運転制御手段とを備えたことを特徴とする
定置回転式煤吹装置。
【0014】
【作用】前記第1の解決手段においては、噴射管の回転
を所定回転角毎に検知し、その検知信号に基づいて上記
噴射管の回転動作を制御する回転制御手段と、上記所定
回転角毎に噴射媒体の噴射を制御する噴射制御手段とを
備えているので、所定回転角度範囲を除塵した所で噴射
媒体の噴射を一時中断し、噴射放出に伴って低下した噴
射媒体の圧力が回復するのを待って噴射を再開すること
ができる。したがって除煤効果の小さい低圧力噴射運転
を避けることができる。
【0015】また前記第2および第3の解決手段におい
ては、噴射管の回転を所定回転角毎に検知する上記手段
が、回転角毎に対応して配置されたリミットスイッチで
あり、また上記噴射制御手段が、上記噴射管と同軸に設
けられた開閉カムと、同開閉カムに係合するカムフォロ
ワーとを有し、所定回転角毎に開カム部と閉カム部を通
過させ、それに連動して噴射媒体の供給バルブを開閉す
る構造となっているので、上記除煤運転の一時停止およ
び再開の操作を簡単な機構で確実に行なうことができ
る。
【0016】更に前記第4の解決手段においては、上記
噴射管の回転角を検知する手段と、上記噴射媒体の圧力
を検知する手段と、それら両検知手段の検知信号に基づ
いて、噴射管の除煤運転中、噴射媒体圧力が設定下限ま
で降下した時に除煤運転を中断停止し、噴射媒体圧力が
設定上限まで回復した時に除煤運転を再開させる運転制
御手段とを備えているので、除煤運転を中断または再開
する圧力を精度よく決定することができ、経済的に除煤
効果の高い運転を行なうことができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の第1実施例にかかる定置回転
式煤吹装置の要部を示す側面図、図2は図1中のバルブ
開閉カムを示す正面図である。これらの図において、前
記図6ないし図8により説明した従来のものと同様の部
分には、同一の符号を付け重複する説明を省略する。
【0018】図1において、炉壁(5)内に予め挿入設
置された噴射管(1)には歯車(12)が嵌合設置され
ている。この歯車(12)は、モータ回転軸(9a)に
嵌合した歯車(13)と噛合っており、モータ(9)の
回転は歯車箱(10)で減速されて歯車(13)から歯
車(12)に伝達され、噴射管(1)を所定速度で回転
させるようになっている。
【0019】この回転は、噴射管(1)と共に回転する
ように取付けられた係子(25)で、指示板(11)に
取付けられた複数の(図1では2個の)リミットスイッ
チ(24a),(24b)をオン・オフ作動させることによ
り制御され、噴射管(1)は1回転当たり2回停止する
ように構成されている。この場合、2個のリミットスイ
ッチ(24a),(24b)は、この煤吹装置の噴射媒体供
給源(コンプレッサ等)から配管(26)を経て供給さ
れる噴射媒体の噴射放出に伴う圧力減少を予め測定し、
除煤に有効な圧力範囲内の回転角度位置に配置して設け
た圧力検知と回転角検知兼用の手段である。
【0020】ヘッドバルブ(3)、モータ(9)、歯車
箱(10)および支持板(11)は、一体に結合され、
炉壁(5)から張り出す吊材(16)に吊り支持されて
いる。
【0021】噴射管(1)にはバルブ開閉カム(14)
が嵌合設置されていて、その外周面にはカムフォロワー
(15)が接触している。そして、噴射管(1)と共に
バルブ開閉カム(14)が回転すると、カムフォロワー
(15)が支点(15b)を中心に回動して係子(15a)
を押してヘッドバルブ(3)を開き、配管(26)より
送られた噴射媒体を噴出管(1)へ供給するようになっ
ている。ここで、バネ(3a)はヘッドバルブ(3)に
対して常時閉方向の力を付与している。(17)は上記
2個のリミットスイッチ(24a),(24b)とモータ
(9)および駆動電源に接続された制御部である。
【0022】上記バルブ開閉カム(14)の具体的形状
は、図2に示されるように、外周面に180°間隔で2
か所にそれぞれ開カム部(14a)と閉カム部(14b)が
形成されたものである。したがって、これらと接触する
カムフォロワー(15)を介して、ヘッドバルブ(3)
は、噴射管(1)が1回転する間に2回の開閉運転を行
なう。すなわち、まず(イ)位置の開カム部(14a)が
カムフォロワー(15)に接するとヘッドバルブ(3)
は開となって噴射が開始されるが、この噴射が(ロ)位
置まで続行された後、閉カム部(14b)がカムフォロワ
ー(15)と接するとヘッドバルブ(3)は閉となって
噴射は停止される。同様に(ハ)位置でヘッドバルブ
(3)は開となって噴射が再開され、(ニ)位置まで続
行された後、ヘッドバルブ(3)は閉となって噴射は停
止される。
【0023】次に、前記制御部(17)により行なう本
装置の運転作用について説明すると、制御部(17)に
より、待機状態に保持され、タイマーその他の起動指示
信号を受けて、除煤運転を開始する。すなわち噴射管
(1)が低速度で回転し始め、カムフォロワー(15)
が(イ)位置の開カム部(14a)で作動してヘッドバル
ブ(3)を開く。そうすると噴射媒体が送り出されて、
ノズルを通じて熱交換器へ噴射媒体を噴出して除煤を始
める。
【0024】噴出管(1)が180°回転し、係子(2
5)がリミットスイッチ(24a)に係合するとモータ
(9)が停止される。同時にカムフォロワー(15)が
(ロ)位置の閉カム部(14b)に係合し、ヘッドバルブ
(3)を閉にして除煤運転が一時停止される。一時停止
は一定時間(例えば噴射媒体の圧力回復に要する時間)
保持される。その間に噴射媒体供給源の作動で噴射媒体
の圧力が高まると、再び起動指示信号を発生し、これを
受けてモータ(9)が駆動されて噴射管(1)が回転す
る。そしてカムフォロワー(15)が(ハ)位置の開カ
ム部(14a)に係合してヘッドバルブ(3)を開き、噴
射媒体をノズルから噴射して除煤操作が行われ、同様の
除煤運転が繰り返されて噴射管(1)が180°回転す
る。
【0025】係子(25)がリミットスイッチ(24b)
に係合すると、所定の回転数として例えば回転数1が検
知される。そうすると、モータ(9)を停止し、同時に
カムフォロワー(15)が(ニ)位置の閉カム部(14
b)に係合して、ヘッドバルブ(3)を閉に切り換え、
除煤運転を終了し、待機状態にもどる。
【0026】図3は、上記実施例による除煤作用と従来
の装置による除煤作用の比較図である。図において縦軸
は噴射媒体圧力を示し、P1 ,P2 は除煤運転の有効な
噴射媒体圧力Pの上限と下限レベルである。また横軸は
経過時間を示し、図中実線が本発明の実施例による除煤
運転、破線が従来の装置による除煤運転の状態を示して
いる。
【0027】従来の装置では、噴射開始点(a)から終
了点(b′)まで、噴射媒体を連続して行なうので、時
間の経過(to →t3 )と共に噴射圧力が低下し、後半
の180°の回転範囲では中間点(b)から終了点
(b′)まで圧力がP2 以下となり、除煤効果の悪い運
転となる。これに対し、本発明の実施例では、噴射媒体
の噴射を有効圧力P1 〜P2 の範囲内で、噴射開始点
(a)から回転の中間点(b)まで噴射を行なうと、中
間点(b)で噴射および回転を一時停止する。噴射媒体
の圧力が(b)点から(c)点まで回復(上昇)したら
噴射を再開する。そして噴射再開点(c)位置から終了
点(d)まで有効圧力P1 〜P2 の噴射圧力で後半18
0°の除煤を行なう。こうして、全体的に高い圧力範囲
(有効圧力)を使用して除煤効果の高い運転をすること
ができる。
【0028】次に、図4は本発明の第2実施例に係る定
置回転式煤吹装置の要部を示す側面図である。この実施
例では、バルブ開閉カム(14)とリミットスイッチ
(24)は、従来と同様に除煤運転の開始点と終了点に
おけるヘッドバルブ(3)の開閉と、モータ(9)のオ
ン・オフ切替に使用する。そして噴射管(1)の回転角
を検出する回転角計(32)と噴射媒体用の圧力計(3
3)を別個に設け、煤吹装置の除煤運転中に噴射媒体の
圧力が有効下限圧力(P2 )レベル以下に変動したこと
を検知すると、その信号に基づいて制御部(17)によ
り除煤運転の自動中断を行なう。なお、図中(34)は
噴射媒体供給用の配管(26)上に設けた自動開閉弁で
ある。
【0029】図5はこの第2実施例により行なう運転フ
ローの1例である。制御部(17)により待機状態に保
持されていた煤吹装置は、タイマーその他の起動指示信
号を受けて、制御部(17)が圧力計(33)からの信
号を受け噴射媒体の圧力をチェックし、所定圧力P1
あることを確認して除煤運転を開始する。すなわち噴射
管(1)が低速度で回転し始め、従来装置と同じくカム
フォロワー(15)が開カム部(14a)で作動し、ヘッ
ドバルブ(3)が開いて噴射媒体が送り出され、ノズル
を通じて熱交換器へ噴射媒体を噴出し除煤を始める。
【0030】制御部(17)は、回転角計(32)およ
び噴射媒体の圧力計(33)からの入力信号により、噴
射媒体圧力および噴射管(1)の回転角検知信号を継続
ウォッチし、噴射媒体圧力がP2 以上でカムフォロワー
(15)とリミットスイッチ(24)が非作動状態の時
は除煤運転を継続し、噴射媒体圧力がP2 以下に下降す
る直前に、噴射管(1)の回転角が所定の回転角(例え
ば回転数1)未満の時は、除煤運転を一時中断(噴射管
の回転停止と自動開閉弁(34)の閉止)に制御し、噴
射媒体圧力がP1 に回復上昇したことを確認して、再び
除煤運転の開始制御を行なう。
【0031】上記の運転途中で噴射管(1)が所定の回
転角(例えば回転数1)に達した時には、バルブ開閉カ
ム(14)とリミットスイッチ(24)が作動して除煤
運転を終了(噴射管の回転停止とヘッドバルブの閉止)
に制御し、装置を待機状態に戻す操作を行なう。
【0032】この第2実施例による除煤作用と従来装置
よる除煤作用の比較も、ほぼ図3と同様であるが、この
実施例の場合は、変動する実際の噴射媒体の圧力変動に
応答して圧力がP2 以下になると除煤運転を中断し、高
圧力範囲(有効圧力)で除煤運転を実行させることがで
き、効果的な除煤が行なわれる。また、従来のような低
圧力域での低能力の除煤動作の発生を防止できる効果が
ある。
【0033】
【発明の効果】以上の詳細説明から理解されるように、
本発明は、複数のノズルを有する噴射管をボイラ等の含
塵ガスが流れる熱交換器内に予め挿入設置し、同噴射管
を回転させながら上記ノズルから噴射媒体を噴射して、
熱交換器の伝熱管表面に付着した煤塵を除去する煤吹装
置において、上記噴射管の回転を所定回転角毎に検知
し、その検知信号に基づいて上記噴射管の回転動作を制
御する回転制御手段と、上記所定回転角毎に噴射媒体の
噴射を制御する噴射制御手段とを備えたこと、また、上
記噴射管の回転角を検知する手段と、上記噴射媒体の圧
力を検知する手段と、それら両検知手段の検知信号に基
づいて、噴射管の除煤運転中、噴射媒体圧力が設定下限
まで降下した時に噴射管の除煤運転を中断停止し、噴射
媒体圧力が設定上限まで回復した時に噴射管の除煤運転
を再開させる制御手段を備えたことによって、噴射媒体
の噴射を高圧力範囲(有効圧力)で噴射し除煤運転を実
行させることができるので、除煤効果が著しく向上する
効果がある。
【0034】また、従来装置で発生していた除煤効果の
少ない低圧力噴射運転を防止または解消することができ
る。さらに、噴射媒体源の容量増等の設備費の増加を伴
うことなしに、経済的に除煤効果の高い定置回転式の煤
吹装置を提供する効果を奏したもので、産業上極めて有
益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例にかかる定置式煤吹
装置の要部を示す側面図である。
【図2】図2は図1中のバルブ開閉カムを示す正面図で
ある。
【図3】図3は図1の装置と従来の装置による除煤作用
を比較する図である。
【図4】図4は本発明の第2実施例にかかる定置式煤吹
装置の要部を示す側面図である。
【図5】図5は上記第2実施例の運転フローを示す図で
ある。
【図6】図6は従来の定置式回転煤吹装置の一例の概略
構成を示す側面図である。
【図7】図7は図6の要部を拡大して示す図である。
【図8】図8は図6中のバルブ開閉カムを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
(1) 噴射管 (2) ノズル (3) ヘッドバルブ (4) 回転機構 (5) 炉壁 (7) 伝熱管 (8) サポート (9) モータ (11) 支持板 (12),(13) 歯車 (14) 開閉カム (14a) 開カム部 (14b) 閉カム部 (15) カムフォロワー (17) 制御部 (24a),(24b) リミットスイッチ (25) 係子 (26) 配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルを有する噴射管を含塵ガス
    が流れる熱交換器内に予め挿入設置し、同噴射管を回転
    させながら上記ノズルから噴射媒体を噴射して、上記熱
    交換器の伝熱管表面に付着した煤塵を除去する煤吹装置
    において、上記噴射管の回転を所定回転角毎に検知し、
    その検知信号に基づいて上記噴射管の回転動作を制御す
    る回転制御手段と、上記所定回転角毎に上記噴射媒体の
    噴射を制御する噴射制御手段とを備えたことを特徴とす
    る定置回転式煤吹装置。
  2. 【請求項2】 噴射管の回転を所定回転角毎に検知する
    上記手段が、回転角毎に対応して配置されたリミットス
    イッチであることを特徴とする請求項1記載の定置回転
    式煤吹装置。
  3. 【請求項3】 上記噴射制御手段が、上記噴射管と同軸
    に設けられた開閉カムと、同開閉カムに係合するカムフ
    ォロワーとを有し、所定回転角毎に開カム部と閉カム部
    を通過させ、それに連動して噴射媒体の供給バルブを開
    閉する構造であることを特徴とする請求項1記載の定置
    回転式煤吹装置。
  4. 【請求項4】 複数のノズルを有する噴射管を含塵ガス
    が流れる熱交換器内に予め挿入設置し、同噴射管を回転
    させながら上記ノズルから噴射媒体を噴射して、上記熱
    交換器の伝熱管表面に付着した煤塵を除去する煤吹装置
    において、上記噴射管の回転角を検知する手段と、上記
    噴射媒体の圧力を検知する手段と、上記両検知手段の検
    知信号に基づいて、噴射管の除煤運転中、噴射媒体圧力
    が設定下限まで降下した時に除煤運転を中断停止し、噴
    射媒体圧力が設定上限まで回復した時に除煤運転を再開
    させる運転制御手段とを備えたことを特徴とする定置回
    転式煤吹装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102853438A (zh) * 2012-09-20 2013-01-02 扬州埃克森能源发展有限公司 一种无漏同步长伸缩蒸汽吹灰器
CN110887054A (zh) * 2019-10-22 2020-03-17 武汉三宇机械有限公司 一种固定旋转式吹灰器

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