JPH08270795A - ダストシール構造 - Google Patents

ダストシール構造

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JPH08270795A
JPH08270795A JP9459695A JP9459695A JPH08270795A JP H08270795 A JPH08270795 A JP H08270795A JP 9459695 A JP9459695 A JP 9459695A JP 9459695 A JP9459695 A JP 9459695A JP H08270795 A JPH08270795 A JP H08270795A
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JP
Japan
Prior art keywords
dust seal
hole
seal
seal structure
dust
Prior art date
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Application number
JP9459695A
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English (en)
Inventor
Ichiro Ishiwatari
一郎 石渡
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 高いシール性を有するとともに、ダストシー
ルの脱落を防止し、かつ組付けが容易なダストシール構
造を提供すること。 [構成] 本体1に形成され一端が開口する段付孔2
に、該段付孔2に形成される周溝2acに係合する突起
部11aと、突起部11aを挟んだ両側に前記段付孔2
周壁に弾接する一対の環状シール部、すなわち第1シー
ル部11b及び第2シール部11cとを設けた筒状部1
1を有するダストシール10を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口を有する内孔内に
外部から塵や水等が侵入することを防止するためのダス
トシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】実公平2ー32533号
公報には、図3に示すようなダストシール構造が開示さ
れている。すなわち、本体41に形成された一端が開口
する内孔41aの開口部には、貫通孔45aを有する抜
け止めリング45が螺合されており、この貫通孔45a
内には貫通孔45aの開口を塞ぐように、ダストシール
46が挿入されている。このダストシール46は、内孔
41a内に塵や水等の異物が侵入することを防止してい
る。
【0003】ダストシール46は、コップ部46aと板
状のリップ部46bとから成る部材であり、コップ部4
6aは貫通孔45a内に挿入され、その弾性力により貫
通孔45a内周に摩擦係合している。また、リップ部4
6bは、内孔41aの開口周縁に弾接することにより、
内孔41aと外気とをシールしている。しかし、このよ
うな構造では、以下のような問題がある。
【0004】まず、ダストシール46はコップ部46a
の弾性力による摩擦係合だけで貫通孔45aに支持され
ているので、脱落しやすい。また、リップ部46bは、
それ自体が有する弾性力により内孔41の開口周縁部に
弾接しているので、弾接する力を強くすることができな
いため、小さな力でも浮き上がり、シール力が損なわれ
ることがあり、シール力が安定しない。また、このよう
な状態となったときには、容易に外部から塵や水などの
異物が侵入し易い。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、ダストシールの脱落を防止するととも
に、シール性を向上し、更に組付けが容易なダストシー
ルの構造を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、本体に
形成され一端が開口する孔と、弾性部材より形成され前
記孔の開口側に嵌合して孔内と外気とを遮断するダスト
シールとを備えたダストシール構造において、前記ダス
トシールの外周に前記孔周壁に形成される周溝に係合す
る係合突起を形成するとともに、この係合突起を挟んだ
両側に前記孔周壁に弾接する一対の環状シール部を形成
したダストシール構造、によって達成される。
【0007】
【作用】ダストシールに、本体の孔よりも内径の大きい
周溝に係合する係合突起が設けられているので、ダスト
シールの脱落が防止できる。更に、ダストシールの係合
突起の両側に、孔周壁に嵌合する一対のシール部を設け
たので、すなわち二重シール構造としたので、高いシー
ル性を確保できる。また、ダストシールが筒状部及び閉
鎖部からなる構造としたことや、ダストシールの一対の
シール部のうち、周溝よりも内方側に位置するシール部
の外径を、周溝より開口側に位置するシール部の外径よ
りも大きくしたことなどにより、二重シールの構造にし
てもダストシールの組付けが容易に行なえる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のダストシール構造の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は、本発明のダストシール構造を用い
た2系統液圧制御弁の一部を示しているが、2系統液圧
制御弁全体の構造は本発明に関しては関係ないので、2
系統液圧制御弁自体についての説明は省略し、本発明の
ダストシール構造に係る部分について、以下詳細に述べ
る。
【0010】図1に示すように、本体1には、上方に開
口を有する段付孔2が形成されており、この段付孔2の
内部には、ガイド部材3、ピストン7、バネ8等が内装
されている。
【0011】段付孔2の開口側は、後述するダストシー
ル10の装着部2aとなっている。この装着部2aの上
方側は、内径d1 の大径部2aaとなっており、下方側
は、d1 より小径の内径d2 を有する小径部2abとな
っている。更に、大径部2aaと小径部2abとの間に
は、周溝2acが形成されており、その段付孔2の内方
側側壁は、段付孔2の内方に向かって縮径するテーパー
状となっている。
【0012】更に、上記の装着部2aに、本発明に係る
ダストシール10が配設されている。このダストシール
10は、弾性材料、例えばゴム材料よりなり、図2に示
すように筒状部11と筒状の一方の開口側端部を覆う閉
鎖部12とを有する略カップ形状の部材であり、筒状部
11は、中央部の全周にわたって環状に形成されている
突起部11aと、突起部11aから閉鎖部12側に形成
されている第1シール部11bと、突起部11aから開
口側に形成されている第2シール部11cとから成り立
っている。第1シール部11bと第2シール部11cと
は、ダストシール10が段付孔2に取り付けられた場合
に、弾接してシールを行なう一対の環状シール部であ
る。また、第2シール部11cの軸方向中央部には装着
部2aの小径部2abとの間のシール力を高めるため、
環状の膨出部11caが形成されている。なお、第1シ
ール部11bの外径D1 は、第2シール部11cの膨出
部11caの外径D2 よりも大きく、かつ大径部2aa
の内径d1 よりも大きく、また、膨出部11caの外径
2 は、小径部2abの内径d2 よりも大きくなってい
る。更に、第2シール部11cの膨出部11caの外径
2 は、大径部2aaの内径d1 よりも僅かに小さくな
っている。なお、突起部11aの第2シール部11c側
の側壁には、装着部2aへの装着を容易にするため、第
2シール部11cに向かって縮径するテーパー部11a
aが形成されている。
【0013】すなわち、図1において、装着部2aの内
方側の小径部2abの周壁に、ダストシール10の第2
シール部11cが弾接され、装着部2aの周溝2acの
周壁にダストシール10の突起部11aが係合するよう
に、ダストシール10が装着部2aに挿入されている。
そのため、ダストシール10の閉鎖部12が、段付孔2
の開口を覆う形状となっている。すなわち、ダストシー
ル10は、上述したように第1シール部11b及び第2
シール部11cによってシール作用を行なっており、突
起部11aは、このダストシール10が抜け落ちない作
用を行なっている。なお、本実施例では、第2シール部
11cの方が第1シール部11bよりも強いシール性を
有するように、第2シール部11cの膨出部11caが
設けられているので、ダストシール10が挿入された図
1では膨出部11caは径方向内方に圧縮され、平坦に
変形されている。
【0014】以上、本発明のダストシール構造の構成に
ついて説明したが、次にこのダストシールの構造の作用
について説明する。
【0015】ダストシール10を装着部2aに装着する
際、膨出部11ca側から装着部2aに挿入するが、第
2シール部11cの膨出部11caの外径D2 は、大径
部2aaの内径d1 よりも僅かに小さくなっているの
で、突起部11aのテーパー部11aaが装着部2aの
開口に当接するまでは、何の抵抗もなく挿入できる。更
に、ダストシール10を装着部2aの内方に押し込む
と、突起部11aはテーパー部11aaに案内されて滑
らかに径方向内方に圧縮変形されるので、挿入に際して
大きな力を必要としない。次に、外径D2 が内径d2
りも大きな膨張部11caが小径孔2ab内に挿入され
るが、周溝2acのテーパー状の側壁により案内される
ため、挿入に際する大きな力を必要としない。そして最
後に突起部11aが周溝2acに係合し、ダストシール
10の抜け落ちが阻止されるとともに、第1シール部1
1b及び第2シール部11cの膨出部11caがそれぞ
れ大径部2aa及び小径部2abに弾接してシール力を
発生させる。
【0016】以上述べたように本発明の実施例によれ
ば、ダストシール10に装着部2aに形成される周溝2
acに係合する突起部11aと、突起部11aの両側に
一対のシール部、すなわち第1シール部11b及び第2
シール部11cとを設けたので、シール性が向上したと
ともに、脱落を防止することができる。
【0017】更に、本実施例では、装着部2aの開口側
を大径部2aaとし、内方側を小径部2abとするとと
もに、ダストシール10の第2シール部11cの膨出部
11caの外径を装着部2aの大径部2aaよりも小径
としたので、ダストシール10の装着が容易となる。
【0018】更に、周溝2acの小径部2ab側の側面
をテーパー状とし、また、ダストシール10の突起部1
1aにテーパー部11aaを設けたので、ダストシール
10の各部が滑らかに変形可能となり、ダストシール1
0の挿入に際して大きな力を必要とせず、容易に装着で
きる。また、突出部11aを全周にわたって形成したの
で、確実な抜け止めが可能となる。
【0019】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明のダストシール構造はこれに限定され
ることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形
が可能である。
【0020】例えば、本実施例では、ダストシール10
の第2シール部11cに膨出部11caを形成したが、
装着部2aの小径部2abに高いシール性を有するよう
に挿入できれば、膨出部11caを形成しないようにし
てもよい。
【0021】また、本実施例では、ダストシール10に
形成されている突起部11aを全周にわたって環状に形
成したが、この突起部11aは抜け止めのために設けら
れているので、環状の突起部11aの代わりに複数の突
起部を形成してもよい。更に、ダストシール10が挿入
し易いように、突起部11aの第2シール部11c側に
開口側に縮径するテーパー部11aaを設けたが、この
部分を設けない形状としても良い。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明のダストシール
構造によれば、ダストシールの脱落を防止するととも
に、高いシール性を有するダストシール構造とすること
ができる。またシール性を向上しても、ダストシールの
組付けが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるダストシール構造を示す
主要部分の断面正面図である。
【図2】本発明の実施例によるダストシール構造に用い
られたダストシールの形状を示す断面正面図である。
【図3】従来例によるダストシール構造を示す主要部分
の断面正面図である。
【符号の説明】 1 本体 2 段付孔 2a 装着部 2aa 大径部 2ab 小径部 2ac 周溝 10 ダストシール 11 筒状部 11a 突起部 11b 第1シール部 11c 第2シール部 12 閉鎖部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に形成され一端が開口する孔と、弾
    性部材より形成され前記孔の開口側に嵌合して孔内と外
    気とを遮断するダストシールとを備えたダストシール構
    造において、前記ダストシールの外周に前記孔周壁に形
    成される周溝に係合する係合突起を形成するとともに、
    この係合突起を挟んだ両側に前記孔周壁に弾接する一対
    の環状シール部を形成したダストシール構造。
  2. 【請求項2】 前記ダストシールは、前記内孔内に嵌合
    される筒状部と、該筒状部の前記開口側端部を覆う閉鎖
    部とを有する略カップ形状を呈する請求項1に記載のダ
    ストシール構造。
  3. 【請求項3】 前記内孔の内径を前記周溝から開口側を
    前記周溝から内方側よりも大とし、前記一対のシール部
    のうち、前記周溝よりも内方に位置する側の外径を前記
    周溝から開口側の内孔内径よりも小とした請求項1また
    は請求項2に記載のダストシール構造。
  4. 【請求項4】 前記周溝の前記孔内方側壁を、孔内方に
    向かって縮径するテーパー状とした請求項3に記載のダ
    ストシール構造。
  5. 【請求項5】 前記係合突起は、前記ダストシールの全
    周にわたって形成され、この係合突起の前記内孔内方側
    の側壁を内孔内方に向かって縮径するテーパー状とした
    請求項1乃至請求項4に記載のダストシール構造。
JP9459695A 1995-03-27 1995-03-27 ダストシール構造 Pending JPH08270795A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100331653B1 (ko) * 1998-05-30 2002-05-09 밍 루 안티록 브레이크 시스템의 어큐뮤레이터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100331653B1 (ko) * 1998-05-30 2002-05-09 밍 루 안티록 브레이크 시스템의 어큐뮤레이터

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