JPH08270605A - エアシリンダの位置決め装置 - Google Patents

エアシリンダの位置決め装置

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JPH08270605A
JPH08270605A JP7584195A JP7584195A JPH08270605A JP H08270605 A JPH08270605 A JP H08270605A JP 7584195 A JP7584195 A JP 7584195A JP 7584195 A JP7584195 A JP 7584195A JP H08270605 A JPH08270605 A JP H08270605A
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JP
Japan
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air
piston rod
cylinder chamber
cylinder
solenoid valve
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Application number
JP7584195A
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English (en)
Inventor
Katsuya Inuzuka
塚 克 也 犬
Nobutaka Kiku
信 隆 菊
Akio Sato
藤 昭 夫 佐
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアシリンダの位置決め装置の構造を簡単で
小型なものとしてコストを低減することを目的とする。 【構成】 第1シリンダ室12とエアポンプ16との間
に配設されエアの供給及び排気を切り換える電磁弁18
を備え、電磁弁18の開閉時間のデューティ比を可変す
ることで第1シリンダ室12のエア圧を増減したことで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアシリンダの位置決
め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、特公平2−
10281号公報に開示されるようなものが知られてい
る。この公報に開示されるエアシリンダの位置決め装置
は、制動機構を備えたエアシリンダと、エアシリンダの
エア駆動制御回路と、エアシリンダ内のピストンロッド
の移動量を検出する位置検出手段とを備えてなり、フィ
ードバックされたピストンロッドの動作に関するデータ
によりピストンロッドの動作を制御するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術のエ
アシリンダ内を摺動可能に収納されるピストンロッドで
は、ロッド部が設けられる端面とロッド部が無い端面と
で受圧面積に差が生じるため、同圧のエアを供給しても
ピストンロッドを保持することができず、制動機構を用
いてピストンロッドが保持されている。この他の手段と
しては、ピストンロッドの受圧面にかかる力の差を無く
すために圧力調節弁を用いることがある。
【0004】又、負荷重量によってもエアシリンダ軸方
向のバランスがとれないため、前述したような機構が必
要となる。又、エアシリンダの駆動には、ピストンロッ
ドの加減速を行うためのエア駆動制御回路として、電気
−空気比例制御弁又はデジタルフローコントロールバル
ブが必要となる。このため、エアシリンダの位置決め装
置の構成が複雑で高価なものとなってしまう。
【0005】本発明は、エアシリンダの位置決め装置の
構造を簡単で小型なものとしてコストを低減することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1の発明において講じた手段は、エアシリ
ンダと、エアシリンダ内に摺動可能に収納されたピスト
ンロッドと、エアシリンダの一端面とピストンロッドの
一端面とで形成される第1シリンダ室と、エアシリンダ
の他端面とピストンロッドのロッド部が軸方向に延在す
る他端面とで形成される第2シリンダ室と、第1シリン
ダ室と第2シリンダ室とを連通するバイパス通路と、バ
イパス通路上に配設されエアシリンダにエアを供給する
エア供給源と、第1シリンダ室とエア供給源との間に配
設されエアの供給及び排気を切り換える電磁弁と、ピス
トンロッドの移動量を検出する位置検出手段とから成
り、電磁弁の開閉時間のデューティ比を可変することで
第1シリンダ室のエア圧を増減したことである。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、エアシリンダの第1シ
リンダ室と第2シリンダ室には、エア供給源により常時
エアが供給される。又、エアシリンダのピストンロッド
を保持する場合は、ピストンロッドの移動量が位置検出
手段により検出され、ピストンロッドの情報によりフィ
ードバック制御される。このときに、第1シリンダ室に
供給されるエアを開閉時間のデューティ比を可変するこ
とによって調節することができる。ピストンロッドの受
圧面にかかる力が等しくなるように第1シリンダ室のエ
ア圧を減圧して一定に保つことで、ピストンロッドが保
持される。
【0008】このときのデューティ比を基準デューティ
として、ピストンロッドを移動させたときは、基準デュ
ーティに対してデューティ比を増減することで、第1シ
リンダ室のエア圧が増減されピストンロッドを移動させ
ることができる。以上のことから、ピストンロッドの位
置決めを制動装置又は圧力調節弁等を使用せずに1つの
電磁弁によって第1シリンダ室のエア圧を調節すること
ができることから、エアシリンダの位置決め装置の構造
を簡単で小型なものとすることができ、コストを低減す
ることができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】図1はエアシリンダの位置決め装置10の
構成図を示す。図に示されるように、エアシリンダ11
には、一端が閉塞端とされ他端が開口端とされたシリン
ダ孔11aが形成されており、このシリンダ孔11a内
をピストンロッド14が摺動自在に収納されている。ピ
ストンロッド14のロッド部14aの端部には、周知の
ロボットハンドが設けられており、ピストンロッド14
の移動を利用して物品の搬送が行われる。シリンダ11
a内の閉塞端とピストンロッド14の端面とで第1シリ
ンダ室12が形成され、開口端側とロッド部14aを有
するピストンロッド14の端面とで第2シリンダ室13
が形成されている。又、第1シリンダ室12と第2シリ
ンダ室13とは、バイパス通路15によって連通可能と
されている。バイパス通路15上には、第1シリンダ室
12及び第2シリンダ室13にエアを供給するエアポン
プ(エア供給源)16が配設されている。又、ピストン
ロッド14の位置を検出する位置検出手段であるエンコ
ーダ17が配設されており、常時ピストンロッド14の
位置が検出されている。
【0011】エアポンプ16と第1シリンダ室との間の
バイパス通路15には、エアポンプ16からのエアを第
1シリンダ室12へ供給、及び、第1シリンダ室12の
エアを大気へ排出する電磁弁18が配設されている。
又、エンコーダ17と電磁弁18には、制御回路19が
接続されており、エンコーダ17からのピストンロッド
14の情報が制御回路19に入力され、電磁弁18が駆
動される。尚、制御回路19は、電磁弁駆動回路19a
及びマイクロコンピュータ19bから構成されている。
【0012】電磁弁18は、開閉時間のデューティ比を
可変することで第1シリンダ室12に供給するエア圧を
制御したものである。電磁弁18の弁が開くときは、第
1シリンダ室12にエアが供給され、電磁弁18の弁が
閉じたときは、大気にエアが排気される。このときの開
をTo、開閉周期をTとした時間の割合を図2に示し、
デューティ比dは、To/Tによって求められる。又、
図3は、デューティ比に対するピストンロッド14の位
置を示したものである。
【0013】次の本実施例の作用を説明する。
【0014】ピストンロッド14の位置を保持するとき
は、ピストンロッド14の受圧面にかかる力が等しくな
るようにデューティ比を可変し、第1シリンダ室12の
エア圧を調節する。ピストンロッド14の受圧面にかか
る力が等しくなったときのデューティ比を基準デューテ
ィとする。又、第1シリンダ室12のエア圧をP1、第
2シリンダ室13のエア圧をP2、第1シリンダ室12
の受圧面をA1、第2シリンダ室13のエア圧をA2、
ピストンロッド14にかかる負荷をWとして、基準デュ
ーティとなった場合を表すと P1・A1+W=P2・A2 となる。そして、デューティ比を変えることでP1のエ
ア圧が増減される。
【0015】ピストンロッド14を図の上方向に位置決
めするときは、図3に示すようにt1 において、デュー
ティ比を0に下げて第1シリンダ室12のエア圧を減圧
して移動を開始する。その後、エンコーダ17からの情
報が制御装置19に入力されてフィードバック制御を行
い、位置偏差の減少と共にデューティ比を基準デューテ
ィに近づけていくことによって、第1シリンダ室12の
エア圧が徐々に加圧されピストンロッド14の移動が減
速されていく。ピストンロッド14の位置が目標位置に
到達するとき、デューティ比は基準デューティとなるた
めピストンロッド14にかかる力が等しくなり、ピスト
ンロッド14が目標位置で保持され位置決めが完了され
る。
【0016】又、ピストンロッド14を図の下方向に位
置決めするときは、図には示されないが、基準デューテ
ィを上回るように電磁弁18の弁の開く時間Toの割合
が多くなるようにデューティ比を上げていく。これによ
って、第1シリンダ室12のエア圧を増圧して、ピスト
ンロッド14を図の下方に移動させることができる。
【0017】その後、エンコーダ17からの情報が制御
装置19に入力される。そして、目標位置にピストンロ
ッド14が近づくにつれて、デューティ比も基準デュー
ティに近づくように制御することで、第1シリンダ室1
2のエア圧が徐々に減圧されピストンロッド14の移動
が減速されていく。ピストンロッド14が目標位置に到
達したとき、基準デューティとなりピストンロッド14
が保持され位置決めが完了される。
【0018】上記説明したエアシリンダの位置決め装置
は、第2シリンダ室13とエアポンプ16とのエア圧が
常時同圧となるため、第1シリンダ室12のエア圧を電
磁弁18によって調節することで第2シリンダ室13と
のエア圧のバランスを調節することができ、ピストンロ
ッド14を保持することができる。又、電磁弁18は、
開閉時間のデューティ比を可変することで第1シリンダ
室12のエア圧を増減することができ、この増減によっ
てピストンロッド14を移動させることができる。以上
のことから、ピストンロッド14を保持するための手段
を設ける必要がなくなり、エアシリンダの位置決め装置
の構造を簡単で小型なものとすることができ、且つ、コ
ストを低減することができる。
【0019】
【発明の効果】上記したエアシリンダの位置決め装置に
よれば、ピストンロッドの位置決めを制動装置又は圧力
調節弁等を使用せずに、第1シリンダ室とエアポンプと
の間に配設された電磁弁の開閉時間のデューティ比を可
変することで、第1シリンダ室のエア圧を調節すること
ができることから、ピストンロッドの保持又は移動がで
き、エアシリンダの位置決め装置の構造を簡単で小型な
ものとすることができ、コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエアシリンダの位置決め
装置の構成図を示す。
【図2】本発明の実施例に係る電磁弁の開閉時間のデュ
ーティ比を示す。
【図3】本発明の実施例に係る電磁弁の開閉時間のデュ
ーティ比に対するピストンロッドの変位を示す。
【符合の説明】
11・・・エアシリンダ 12・・・第1シリンダ室 13・・・第2シリンダ室 14・・・ピストンロッド 15・・・バイパス通路 16・・・エアポンプ(エア供給源) 17・・・エンコーダ(位置検出手段) 18・・・電磁弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアシリンダと、前記エアシリンダ内に
    摺動可能に収納されたピストンロッドと、前記エアシリ
    ンダの一端面と前記ピストンロッドの一端面とで形成さ
    れる第1シリンダ室と、前記エアシリンダの他端面と前
    記ピストンロッドのロッド部が軸方向に延在する他端面
    とで形成される第2シリンダ室と、前記第1シリンダ室
    と第2シリンダ室とを連通するバイパス通路と、前記バ
    イパス通路上に配設され前記エアシリンダにエアを供給
    するエア供給源と、前記第1シリンダ室と前記エア供給
    源との間に配設されエアの供給及び排気を切り換える電
    磁弁と、前記ピストンロッドの移動量を検出する位置検
    出手段とから成り、前記電磁弁の開閉時間のデューティ
    比を可変することで前記第1シリンダ室のエア圧を増減
    したことを特徴としたエアシリンダの位置決め装置。
JP7584195A 1995-03-31 1995-03-31 エアシリンダの位置決め装置 Pending JPH08270605A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070108A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 印刷用プレート供給装置と、この印刷用プレート供給装置におけるスキッド搬入方法
JP2007287792A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Renesas Technology Corp 電子部品の実装方法および装置
US7671491B2 (en) 2006-04-17 2010-03-02 Hyundai Motor Company Moving coil type linear actuator system
CN109085309A (zh) * 2018-11-01 2018-12-25 福建省博凯科技有限公司 一种气体检测仪
CN109085310A (zh) * 2018-11-01 2018-12-25 福建省博凯科技有限公司 一种气体检测方法及气体检测仪
CN109085311A (zh) * 2018-11-01 2018-12-25 福建省博凯科技有限公司 一种气体检测仪
CN109142649A (zh) * 2018-11-01 2019-01-04 福建省博凯科技有限公司 一种气体检测方法

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