JPH11125212A - シリンダの制御方法、シリンダの制御回路及び制御システム - Google Patents

シリンダの制御方法、シリンダの制御回路及び制御システム

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JPH11125212A
JPH11125212A JP28703597A JP28703597A JPH11125212A JP H11125212 A JPH11125212 A JP H11125212A JP 28703597 A JP28703597 A JP 28703597A JP 28703597 A JP28703597 A JP 28703597A JP H11125212 A JPH11125212 A JP H11125212A
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JP
Japan
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piston
cylinder
fluid
flow rate
cylinder chamber
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Application number
JP28703597A
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English (en)
Inventor
Koji Uchida
孝二 内田
Shigekazu Yoshida
重和 吉田
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 把持装置を用いることなく、流体の給排制御
のみでピストンをシリンダ本体の中間位置でスムーズに
停止させること。 【解決手段】 シリンダ本体3内に、ピストン8を無潤
滑状態で移動可能に配設した。そのピストン8には、無
潤滑状態下で移動速度の増大に伴ってシリンダ本体3と
の間の摩擦力が途中で低下することなく増加する摺接部
16を設けた。そして、ピストン8によって区画される
2つのシリンダ室9,10のうち一方のシリンダ室に対
して流体を供給してピストン8を移動させ、その移動途
中で前記一方のシリンダ室の流体を流量規制しながら徐
々に排出する。これにより、ピストン8の制動力となる
前記摩擦力を同ピストン8に徐々に作用させてシリンダ
2の中間位置でピストン8を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダの制御方
法、シリンダの制御回路及び制御システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、本体内部に配設されたピストン
を流体圧を利用して移動させるシリンダにおいては、ピ
ストンがシリンダ内壁の端面と当接する位置を終端位置
としてその間の距離をピストンが移動する。そのような
シリンダに対し、従来、自動車の製造ライン等に使用す
ることを目的として、シリンダの中間位置でピストンを
停止させるものが知られている。この種のシリンダで
は、ブレーキシュー等の機械的な手段を用いた把持装置
により、ピストンに設けられるピストンロッドを把持
し、これによりピストンをシリンダの中間位置で停止さ
せていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記把持装
置を用いてピストンをシリンダの中間位置で停止させる
場合、この把持装置をシリンダに対して別途取り付ける
必要がある。このため、ピストンロッドの把持装置を取
り付けた分、シリンダが大型化して広いスペースが必要
になるとともに、製造コストも増加してしまうという問
題がある。
【0004】また、上記のようなシリンダの場合、ピス
トンロッドを所定の位置で停止させるための精度はせい
ぜい±1.0mm程度である。このような精度のものは、
高い停止精度(±0.01mm以下)が要求される半導体
の製造装置に対して適用することはできないという問題
もある。
【0005】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であって、その第1の目的は把持装置を用いることな
く、流体の給排制御のみでピストンをシリンダ本体の中
間位置で停止させるシリンダの制御方法、シリンダの制
御回路及び制御システムを提供することにある。
【0006】また、第2の目的は、第1の目的に加えて
ピストンをシリンダ本体の中間位置でスムーズに停止さ
せるシリンダの制御方法、シリンダの制御回路及び制御
システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、シリンダ本体内にピスト
ンを無潤滑状態で移動可能に配設し、そのピストンには
無潤滑状態下で移動速度の増大に伴ってシリンダ本体と
の間の摩擦力が途中で低下することなく増加する摺接部
を設け、ピストンによって区画される2つのシリンダ室
のうち一方のシリンダ室に対して流体を供給してピスト
ンを移動させ、その移動途中で前記一方のシリンダ室の
流体を流量規制しながら徐々に排出することにより、ピ
ストンの制動力となる前記摩擦力を同ピストンに徐々に
作用させてシリンダの中間位置でピストンを停止させる
シリンダの制御方法をその要旨としている。。
【0008】請求項2に記載の発明は、シリンダ本体内
にピストンを無潤滑状態で移動可能に配設し、そのピス
トンには無潤滑状態下で移動速度の増大に伴ってシリン
ダ本体との摩擦力が途中で低下することなく増加する摺
接部を設け、ピストンによって区画される2つのシリン
ダ室にそれぞれ配管を接続し、両シリンダ室のうち一方
のシリンダ室に対応する配管にはそのシリンダ室から排
出される流体の流量を規制して流体を徐々に排出させる
排出流量規制手段を設け、前記一方のシリンダに対し流
体を供給して前記ピストンを移動させるとともに、その
移動途中で前記一方のシリンダ室から徐々に流体を排出
させることによりピストンの制動力となる前記摩擦力を
同ピストンに徐々に作用させてシリンダの中間位置でピ
ストンを停止させるシリンダの制御回路をその要旨とし
ている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のシリンダの制御回路において、前記一方のシリンダ室
に対応する配管に、そのシリンダ室に供給される流体の
流量を調整する供給流量規制手段を設けたことをその要
旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
のシリンダの制御回路において、前記排出流量規制手段
は、チェック弁と絞り弁とを並列に接続した回路である
ことをその要旨としている。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
のシリンダの制御回路において、前記供給流量調整手段
はチェック弁と可変絞り弁とを並列に接続した第1のス
ピードコントローラであり、前記排出流量規制手段は前
記第1のスピードコントローラにおけるチェック弁に対
し逆向きに設けられたチェック弁と可変絞り弁とを並列
に接続した第2のスピードコントローラであることをそ
の要旨としている。
【0012】請求項6に記載の発明は、シリンダ本体内
にピストンを無潤滑状態で移動可能に配設し、そのピス
トンには無潤滑状態下で移動速度の増大に伴ってシリン
ダ本体との間の摩擦力が途中で低下することなく増加す
る摺接部を設けたシリンダと、前記ピストンによって区
画される2つのシリンダ室にそれぞれ接続される配管
と、前記両配管と流体供給源との間に設けられ、中立位
置と供給位置とに切り換えられる切換弁と、前記中立位
置は前記両配管が大気側に連通され前記両シリンダ室の
流体が大気中に排出される位置であることと、前記供給
位置は前記両配管のうち一方の配管と流体供給源とが接
続されて一方のシリンダ室に流体が供給されるととも
に、他方の配管が大気側に連通され他方のシリンダ室の
流体が大気中に排出される位置であることと、前記両配
管のうち流体の給排が行われる側の配管に設けられ、シ
リンダ室から排出される流体の流量を調整する排出流量
規制手段と、前記ピストンの所定位置を検出するピスト
ン位置検出手段と、前記ピストンを移動させる際に前記
切換弁を中立位置から供給位置に切り換えるとともに、
前記ピストン位置検出手段の検出結果に基づいて切換弁
を中立位置に戻す制御手段とを備えたシリンダの制御シ
ステムをその要旨としている。
【0013】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、シリンダ本体内のピストンは、一方のシリンダ
室に流体が供給されることにより移動し、その移動途中
で前記一方のシリンダ室の流体が流量規制されながら徐
々に排出される。すると、ピストンの摺接部とシリンダ
本体との間の摩擦力がピストンに対する制動力として徐
々に作用する。これにより、流体の給排制御のみでピス
トンをシリンダ本体の中間位置、即ちシリンダ本体内の
両端間の中間位置でスムーズに停止させることができ
る。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、シリンダ
本体内のピストンは、一方のシリンダ室に流体が供給さ
れることにより移動し、その移動途中で前記一方のシリ
ンダ室の流体が排出流量規制手段により流量規制されな
がら排出される。すると、ピストンの摺接部とシリンダ
本体との間の摩擦力がピストンに対する制動力として徐
々に作用する。これにより、流体の給排制御のみでピス
トンをシリンダ本体の中間位置、即ちシリンダ本体内の
両端間の中間位置でスムーズに停止させることができ
る。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明において、供給流量調整手段により流体の
供給量が調整されているため、ピストンの移動速度を変
更することができる。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明において、一方のシリンダ室の流体は絞り
弁によって規制された流量で排出される。請求項5に記
載の発明によれば、請求項3に記載の発明において、一
方のシリンダ室へ流体が供給される際には、第2のスピ
ードコントローラはチェック弁を介して流体を通過さ
せ、第1のスピードコントローラは可変絞り弁を介して
流体を通過させる。ゆえに、第2のスピードコントロー
ラの可変絞り弁では流量調整がなされず、第1のスピー
ドコントローラの可変絞り弁のみで調整された流量で流
体がシリンダ室へ供給される。
【0017】一方のシリンダ室から流体が排出される際
には、第1のスピードコントローラはチェック弁を介し
て流体を通過させ、第2のスピードコントローラは可変
絞り弁を介して流体を通過させる。ゆえに、第1のスピ
ードコントローラの可変絞り弁では流量調整がなされ
ず、第2のスピードコントローラの可変絞り弁のみで調
整された流量で流体がシリンダ室から排出される。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、制御手段
によって中立位置にある切換弁が供給位置に切り換えら
れると、一方のシリンダ室に流体が供給されてピストン
が移動する。そして、ピストン位置検出手段によりピス
トンの所定位置が検出されると、制御手段は切換弁を供
給位置から中立位置に戻し、一方のシリンダ室の流体が
排出される。このとき、シリンダ室内の流体は、排出流
量規制手段により流量規制されながら排出される。する
と、ピストンの摺接部とシリンダ本体との間の摩擦力が
ピストンに対する制動力として徐々に作用する。これに
より、流体の給排制御のみでピストンをシリンダ本体の
中間位置、即ちシリンダ本体内の両端間の中間位置でス
ムーズに停止させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を図1〜図4に従
って説明する。図1は、シリンダ制御システム1を示
し、図2はその制御システム1におけるシリンダ2を示
している。シリンダ2のシリンダ本体3は筒体からなる
チューブ4と、そのチューブ4の一端を気密に閉塞する
ヘッドカバー5と、他端を気密に閉塞するロッドカバー
6とから構成されている。そして、ヘッドカバー5及び
ロッドカバー6によって閉塞された前記チューブ4の内
部には、シリンダ室7が形成されている。
【0020】前記シリンダ室7にはピストン8が配設さ
れ、同シリンダ室7が第1シリンダ室9と第2シリンダ
室10とに区画されている。前記ヘッドカバー5には第
1ポート11が形成され、ロッドカバー6には第2ポー
ト12が形成されている。第1ポート11は、前記第1
シリンダ室9に連通され、その第1シリンダ室9に流体
としてのエアを給排する。第2ポート12は、前記第2
シリンダ室10に連通され、その第2シリンダ室10に
エアを給排する。
【0021】前記ピストン8にはピストンロッド13が
設けられ、そのピストンロッド13は前記ロッドカバー
6に形成された貫通孔14を貫通してシリンダ本体3の
外部に突出されている。貫通孔14を貫通しているピス
トンロッド13の外周にはロッドパッキン15が設けら
れており、第2シリンダ室10とシリンダ本体3の外部
との間の気密性が確保されている。また、前記ピストン
8の外周面には、摺接部としてのピストンパッキン16
が設けられており、前記第1シリンダ室9と前記第2シ
リンダ室10との間の気密性が確保されている。
【0022】従って、前記第1ポート11から第1シリ
ンダ室9にエアが供給されると、ピストン8はロッドカ
バー6側に移動する。反対に、第2ポート12からエア
を供給すると、ピストン8はヘッドカバー5側に移動す
る。
【0023】前記ピストン8は、前記チューブ4との間
に潤滑剤を全く使用しない無潤滑状態で配設されてい
る。さらに、前記ピストンパッキン16は、無潤滑状態
下でピストン8の移動速度の増大に伴ってチューブ4と
の間に作用する摩擦力が途中で低下することなく増大す
る材質から形成されている。このため、このピストンパ
ッキン16が設けられているピストン8は、いわゆる高
摺動型ピストンと呼ばれるものである。そして、本実施
形態におけるピストンパッキン16はフッ素樹脂を用い
て形成されている。このため、前記第1シリンダ室9に
エアが供給されてピストン8が移動している途中で、エ
アの供給を止めて第1シリンダ室9からエアを排出させ
ると、チューブ4とピストンパッキン16との間に作用
する摩擦力がピストン8に対する制動力となる。この制
動力によって前記ピストン8は停止される。また、前記
第2シリンダ室10にエアが供給されてピストン8が移
動している場合でも、同様にしてピストン8は停止され
る。
【0024】図1に示されているように、前記第1ポー
ト11には第1の配管21が接続され、前記第2ポート
12には第2の配管22が接続されている。この両配管
21,22は切換弁としての電磁弁23を介してエア供
給源24に接続されている。この電磁弁23は、第1及
び第2電磁ソレノイド25,26を備えた3位置5ポー
ト型の電磁弁によって構成されている。
【0025】前記電磁弁23は、両電磁ソレノイド2
5,26が消磁状態にあるとき、中立位置27に切り換
えられる。このとき、第1及び第2シリンダ室9,10
は前記両配管21,22を介して大気側に連通される。
一方、第1電磁ソレノイド25が励磁状態にあるとき、
電磁弁23は供給位置である第1の位置28に切り換え
られる。このとき、第1シリンダ室9とエア供給源24
とは第1の配管21を介して連通され、第2シリンダ室
10は第2の配管22を介して大気側に連通される。ま
た、第2電磁ソレノイド26が励磁状態にあるとき、電
磁弁23は供給位置である第2の位置29に切り換えら
れる。このとき、第2シリンダ室10とエア供給源24
とは第2の配管22を介して連通され、第1シリンダ室
9は第1の配管21を介して大気側に連通される。
【0026】従って、第1電磁ソレノイド25が励磁さ
れて電磁弁23が中立位置27から第1の位置28に切
り換えられると、第1シリンダ室9にエアが供給され、
前記ピストン8がロッドカバー6側に移動する。また、
第2電磁ソレノイド26が励磁されて電磁弁23が中立
位置27から第2の位置29に切り換えられると、第2
シリンダ室10にエアが供給され、前記ピストン8がヘ
ッドカバー5側に移動する。そして、第1電磁ソレノイ
ド25が消磁されて第1の位置28から中立位置27に
切り換えられると、シリンダ室9からエアが排出されて
シリンダ室9内の圧力が大気圧とほぼ等しくなる。第2
電磁ソレノイド26が消磁されて第2の位置29から中
立位置27に切り換えられた場合も同様に、シリンダ室
10内の圧力が大気圧とほぼ等しくなる。これにより、
ピストン8には前記ピストンパッキン16とチューブ4
との間の摩擦力のみが働くため、その摩擦力が制動力と
なってピストン8は直ちに停止する。
【0027】前記シリンダ制御システム1には、前記第
1及び第2電磁ソレノイド25,26に励磁信号を出力
する制御手段としての制御回路30が備えられている。
そして、この制御回路30に内蔵された制御プログラム
に従って、同制御回路30から第1電磁ソレノイド25
あるいは第2電磁ソレノイド26に励磁信号が出力され
る。これにより、前記ピストン8がロッドカバー6側あ
るいはヘッドカバー5側に移動される。
【0028】また、前記シリンダ制御システム1は、前
記ピストンロッド13の先端部に取り付けられるワーク
Wの位置を検出するリミットスイッチである第1検出ス
イッチSW1及び第2検出スイッチSW2を備えてい
る。両検出スイッチSW1,SW2は、制御手段30に
検出信号を出力する。このような検出信号が制御手段3
0に入力された場合、制御回路30から電磁ソレノイド
25,26に対する励磁信号の出力が停止される。従っ
て、第1検出スイッチSW1または第2検出スイッチS
W2によってワークWが検出されると、第1の位置28
または第2の位置29に切り換えられていた電磁弁23
が中立位置27に切り換えられる。これにより、前記ピ
ストン8は停止される。
【0029】前記第1検出スイッチSW1は、ピストン
8がロッド側ストロークエンドの手前における所定の位
置にあるときにワークWを検出するように設けられてい
る。第2検出スイッチSW2は、ピストン8がヘッド側
ストロークエンドの手前における所定の位置にあるとき
にワークWを検出するように設けられている。
【0030】本実施形態では、前記第1検出スイッチS
W1及び第2検出スイッチSW2によってピストン位置
検出手段が構成されている。前記第1及び第2の配管2
1,22上において、前記電磁弁23と第1及び第2ポ
ート11,12との間には、供給流量調整手段としての
第1のスピードコントローラ41,42がそれぞれ設け
られている。これら第1のスピードコントローラ41,
42は、いずれもチェック弁44とそれに並列に接続さ
れた可変絞り弁43とによって構成されている。このチ
ェック弁44は、それぞれシリンダ室9,10からのエ
アの通過のみを許容するような向きに設けられている。
このため、この第1のスピードコントローラ41,42
をエアが通過する場合において、エア供給源24からの
エアは必ず可変絞り弁43を通過して流量が規制され
る。そして、シリンダ室9,10からのエアは、開放さ
れたチェック弁44の側を優先的に流れることから、可
変絞り弁43による流量規制を受けない。
【0031】従って、シリンダ室9,10にエアを供給
する際、エアは、第1のスピードコントローラ41,4
2の可変絞り弁43によって流量が規制されたうえで供
給される。このため、可変絞り弁43の開度を調整する
ことによりピストン8の移動速度が調整される。
【0032】また、同じく前記第1及び第2の配管2
1,22上において、前記電磁弁23と第1及び第2ポ
ート11,12との間には、排出流量規制手段としての
第2のスピードコントローラ45,46がそれぞれ設け
られている。これら第2のスピードコントローラ45,
46は、いずれもチェック弁48とそれに並列に接続さ
れた絞り弁47とによって構成されている。このチェッ
ク弁48は、それぞれ前記第1のスピードコントローラ
41,42におけるチェック弁44とはその向きが逆と
なるように設けられている。つまり、エア供給源24か
らのエアの通過のみを許容する向きに設けられている。
このため、この第2のスピードコントローラ45,46
をエアが通過する場合において、エア供給源24からの
エアは、開放されたチェック弁48の側を優先的に流れ
ることから、絞り弁47による流量規制を受けない。そ
して、シリンダ室9,10からのエアは必ず絞り弁47
を通過して流量が規制される。そして、この絞り弁47
は、それぞれ流量の規制量を調整することができる可変
絞り弁である。
【0033】従って、シリンダ室9,10からエアを排
出する際は、第2のスピードコントローラ45,46の
絞り弁47によって調整された規制量により流体は徐々
に排出される。
【0034】次に、このシリンダ制御システム1の動作
を図1〜図3に基づいて説明する。図1に示されている
ように、初期の状態においてワークWは第1検出スイッ
チSW1と第2検出スイッチSW2との間であって、か
つ第2検出スイッチSW2に近い位置にある。そして、
電磁弁23は中立位置27にあり、第1及び第2のスピ
ードコントローラ41,42,45,46は予め所定の
開度となるように調整されている。
【0035】この初期状態から制御回路30に内蔵され
た制御プログラムに従って、制御回路30は第1電磁ソ
レノイド25に対し励磁信号を出力する。これにより、
電磁弁23は中立位置27から第1の位置28に切りか
わる。すると、第1シリンダ室9とエア供給源24とが
第1の配管21を介して連通し、第1シリンダ室9にエ
アが流入する。このときを開始時間T0とする。
【0036】図3に示されているように、シリンダ室9
内の圧力は開始時間T0における大気圧P0から直線的
に増加し、所定の圧力P1に近づくにつれて徐々に増加
するようになり、その後時間T1において圧力は前記所
定の圧力P1で一定となる。そして、ピストン8及びワ
ークWは、シリンダ室9の圧力がある値となると初期位
置L0から徐々に移動し始め、時間T1で圧力が一定と
なった後には直線的に移動距離が変化する。即ち、ピス
トン8及びワークWは一定速度で移動する。このとき、
第1のスピードコントローラ41によって第1シリンダ
室9に流入するエアの流量を調整しているため、所定の
圧力P1となる時間T1を調整することができるととも
に、ピストン8の移動速度を調整することができる。こ
うして、ワークWはピストンロッド13の突出方向へ移
動する。
【0037】このピストン8が一定速度で移動している
状態では、図2に矢印で示したように、シリンダ室9が
所定の圧力P1となっていることにより、ピストン8に
はロッドカバー6側に向けた一定の推力F1がかかって
いる。一方、シリンダ室10は大気圧P0となっている
ことから、ピストン8にはヘッドカバー5側に向けた推
力F2がかかっている。また、ピストン8にはチューブ
4との間の摩擦力F3がヘッドカバー5側に向けて働い
ている。従って、この状態においては、推力F1と推力
F2との差による駆動力F4が摩擦力F3と釣り合って
一定速度を保っている。
【0038】そして、第1検出スイッチSW1がワーク
Wを検出すると、第1検出スイッチSW1は制御回路3
0に検出信号を出力する。この検出信号が入力されると
制御回路30は、第1電磁ソレノイド25に対する励磁
信号の出力を停止する。これにより、電磁弁23は第1
の位置28から中立位置27に切りかわる。すると、第
1シリンダ室9は第1の配管21を介して大気側に連通
し、第1シリンダ室9からエアが流出する。このときを
検出時間T2とする。
【0039】すると、シリンダ室9内の圧力は所定の圧
力P1から直線的に減少し、大気圧P0に近づくにつれ
て徐々に減少するようになり、その後時間T3において
圧力は大気圧P0となる。そして、ピストン8及びワー
クWは検出時間T2から徐々に移動速度が減少し、第1
検出スイッチSW1が設けられた位置L1から所定量離
れた中間位置L2で停止する。
【0040】このピストン8の移動速度が徐々に減少す
る状態では、第2のスピードコントローラ45の絞り弁
47によって調整された規制量に応じてシリンダ室9内
のエアが徐々に排出され、推力F1は徐々に減少してい
る。このため、前記摩擦力F3はその減少した推力F1
の分の力だけ前記駆動力F4に打ち勝ち、その打ち勝っ
た分が制動力となってピストン8に作用する。こうし
て、ピストン8には徐々に制動力が作用することにな
り、これにより徐々に移動速度が減少してピストン8は
スムーズに停止することができる。従って、流体の給排
制御のみでピストン8をロッドカバー6とヘッドカバー
5との間の中間位置L2にてスムーズに停止させること
ができる。それに伴い、ワークWもスムーズに停止す
る。
【0041】また、絞り弁47の開度調整によって、第
1検出スイッチSW1を設けた位置からピストン8及び
ワークWが停止する位置を適宜調整することもできる。
そして、この場合のピストン8及びワークWの停止精度
は、±0.01mm以下になることが確認されている。
【0042】ピストン8及びワークWが停止した後、前
記制御回路30は再び制御プログラムに従って第2電磁
ソレノイド26に対し励磁信号を出力する。これによ
り、電磁弁23は中立位置27から第2の位置29に切
りかわる。すると、前記第1の位置28に切りかわった
状態と同様にして、今度はピストン8は第1のスピード
コントローラ42によって調整した移動速度でロッドカ
バー6側に移動する。
【0043】そして、第2検出スイッチSW2がワーク
Wを検出すると、前記第1検出スイッチSW1の場合と
同様にして、流体の給排制御のみでピストン8をロッド
カバー6とヘッドカバー5との間の中間位置にてスムー
ズに停止させることができる。また、ピストン8が停止
する位置を適宜調整することも前記第1検出スイッチS
W1の場合と同様に可能である。そして、ピストン8の
停止精度も同様に、±0.01mm以下になることが確認
されている。
【0044】なお、第1シリンダ室9または第2シリン
ダ室10にエアを供給してピストン8が移動している際
に、もう一方のシリンダ室からエアを排出するが、この
排出は前記第2のスピードコントローラ45,46の絞
り弁47によって規制されている。このため、ピストン
8が移動する際に何らかの影響でエアが流入しているシ
リンダ室の圧力が急激に増加しても、ピストンロッド1
3の急激な飛び出しを防止することができる。
【0045】従って、上記の操作を繰り返し行うととも
にシリンダ2を搬送装置等によって移動可能に設けれ
ば、ワークWを所定の位置から所定の位置へ搬送する装
置等に利用することができる。また、ピストン8の停止
精度が±0.01mm以下であることから、半導体製造装
置における搬送装置にも適用することができる。
【0046】以下、上記のような実施形態における特徴
的な作用効果を述べる。 ・シリンダ2としてピストン8を、チューブ4との間に
潤滑剤を全く使用することなく配設し、ピストンパッキ
ン16を、無潤滑状態下でピストン8の移動速度の増大
に伴ってチューブ4との間の摩擦力が途中で低下するこ
となく増大する性質を有するフッ素樹脂を用いて形成し
た。このため、第1シリンダ室9あるいは第2シリンダ
室10にエアが供給されてピストン8が移動している途
中で、エアの供給を止めてシリンダ室9,10から流体
を排出すると、チューブ4との間の摩擦力が制動力とな
って働く。その結果、ピストン8を移動途中、即ちロッ
ドカバー6とヘッドカバー5との間の中間位置で停止さ
せることができる。従って、シリンダ2に対する流体の
給排制御のみでピストン8をロッドカバー6とヘッドカ
バー5との間の中間位置で停止させることができる。
【0047】・第1及び第2の配管21,22上におい
て、電磁弁23と第1及び第2ポート11,12との間
に、絞り弁47とチェック弁48とを並列に接続した第
2のスピードコントローラ45,46をそれぞれ設けて
シリンダ室9,10から排出されるエアの流量を規制す
るようにした。このため、シリンダ室9,10からエア
が徐々に排出されることになり、ピストン8には徐々に
制動力が作用する。従って、ピストン8の移動速度が徐
々に減少し、ピストン8をスムーズに停止させることが
できる。
【0048】・第1及び第2の配管21,22上におい
て、電磁弁23と第1及び第2ポート11,12との間
に、絞り弁43とチェック弁44とを並列に接続した第
1のスピードコントローラ41,42をそれぞれ設けて
シリンダ室9,10に供給されるエアの流量を調整する
ようにした。このため、絞り弁43を調整することによ
り、ピストン8の移動速度を調整することができる。
【0049】・第2のスピードコントローラ45,46
を構成する絞り弁47は可変絞り弁であり、その開度調
整によって、シリンダ室9,10から排出されるエアの
規制量を調整することができる。そのため、第1検出ス
イッチSW1を設けた位置からピストン8及びワークW
が停止する位置を適宜調整することもできる。
【0050】・第1シリンダ室9または第2シリンダ室
10にエアが流入してピストン8が移動している際に、
もう一方のシリンダ室から流出する流出量が第2のスピ
ードコントローラ45,46によって調整されている。
このため、ピストン8が移動する際に何らかの影響でエ
アが流入しているシリンダ室の圧力が急激に増加して
も、ピストンロッド13の急激な飛び出しを防止するこ
とができる。
【0051】尚、上記した実施形態は、例えば次のよう
に変更することも可能である。 ・上記実施形態では、供給流量調整手段及び排出流量規
制手段として、絞り弁43,47とチェック弁44,4
8とを並列に接続したスピードコントローラ41,4
2,45,46を用いたが、流量を調整したり規制する
手段の構成はこれに限らず、例えば図4に示されている
ような手段を用いてもよい。即ち、図4においては、供
給時と排出時とにそれぞれ対応する2つの絞り弁51,
52と2位置3ポート型の電磁弁53とを用いて供給流
量調整手段及び排出流量規制手段を構成している。そし
て、前記制御回路30は、前記電磁弁23に対して励磁
信号を出力すると同時に電磁弁53にも励磁信号を出力
し、励磁信号の出力を停止するのと同時に電磁弁53に
対しても励磁信号の出力を停止するようになっている。
この構成によっても、上記実施形態と同様の作用効果を
得ることができる。
【0052】・上記実施形態では、第1の配管21と第
2の配管22との両配管に対して、第1及び第2のスピ
ードコントローラ41,42,45,46を設けたが、
一方の配管に対してのみ両スピードコントローラを設け
た構成としてもよい。この場合、検出スイッチも1つだ
けとなり1方向への移動に対してエアの供給時と排出時
の流量制御を行うことになる。
【0053】・上記実施形態では、ピストン位置検出手
段としての第1及び第2検出スイッチSW1,SW2は
リミットスイッチであるとしたが、例えば、光学式の検
出センサ等を用いてもよい。また、ピストン位置検出手
段は、ワークWの位置を検出するスイッチだけではな
く、ピストンを直接検出する検出センサ、例えばピスト
ンに設けた磁石をシリンダ本体3に設けたセンサ等によ
って検出するように構成としてもよい。
【0054】・上記実施形態では、シリンダ2としてピ
ストン8にピストンロッド13を取り付けたシリンダと
したが、エアの給排制御のみによってピストン8を停止
させることができることから、ロッドレスシリンダであ
ってもよい。
【0055】・上記実施形態では、第1及び第2のスピ
ードコントローラ41,42,45,46として絞り弁
43,47とチェック弁44,48とを並列に接続した
構成としたが、スピードコントローラとしてはこれ以外
の構成のものを使用してもよい。
【0056】・上記実施形態では、摺接部としてピスト
ンパッキン16を用い、図2上では断面円形のものとし
たが、ピストンパッキンとしての形状はこれに限らず、
四角形等の断面多角形状やリップを設けてチューブ4内
面に密接させるようなもの等であってもよい。また、摺
接部としてはピストン8の外周面に設けられるピストン
パッキンに限らず、ピストン8の側部外縁等に設けられ
シリンダ室9,10間をシールするものであってもよ
い。
【0057】・上記実施形態では、ピストン8に設けら
れるピストンパッキン16をフッ素樹脂から形成した
が、ピストンパッキン16の材質はこれに限らず、例え
ばポリアセタール樹脂等によって形成してもよい。
【0058】次に、上記実施形態から把握できる請求項
以外の技術思想を記載する。 ・請求項1,2において、前記排出流量規制手段によっ
て規制する規制量を調整可能としたことを特徴とするシ
リンダの制御回路。これにより、一方のシリンダ室から
流体を排出してピストンの移動速度を減少させる際に、
その減少量を調整することができ、ピストンの停止位置
を適宜調整することができる。
【0059】・請求項2,6において、他方のシリンダ
室に対応する配管には、そのシリンダ室から排出される
エアの流量を調整する流量調整手段を設けた。これによ
り、一方のシリンダ室にエアが給排されてピストンが移
動している際に、他方のシリンダ室から排出されるエア
の流量が調整され、何らかの影響で一方のシリンダ室の
圧力が急激に増加しても、ピストンの急激な移動を防止
できる。また、他方のシリンダ室にエアを供給してピス
トンを移動させれば、他方のシリンダ室をエアが供給さ
れるシリンダ室として考えることができ、ピストンの両
方向の移動に対して同じ作用効果を得ることができる。
【0060】・シリンダ本体内にピストンを無潤滑状態
で移動可能に配設し、そのピストンには無潤滑状態下で
移動速度の増大に伴ってシリンダ本体との間の摩擦力が
途中で低下することなく増加する摺接部を設け、ピスト
ンによって区画される2つのシリンダ室のうち一方のシ
リンダ室に対して流体を供給してピストンを移動させ、
その移動途中で前記一方のシリンダ室の流体を排出し、
ピストンとシリンダ本体との間の摩擦力を制動力として
ピストンをシリンダの中間位置で停止させるシリンダの
制御方法であって、前記一方のシリンダ室から排出され
る流体の流量を規制し、それにより前記摩擦力のうちピ
ストンの制動力となる大きさを規制してその規制された
制動力によってピストンを停止させることを特徴とする
シリンダの制御方法。
【0061】・シリンダ本体内にピストンを無潤滑状態
で移動可能に配設し、そのピストンには無潤滑状態下で
移動速度の増大に伴ってシリンダ本体との摩擦力が途中
で低下することなく増加する摺接部を設け、ピストンに
よって区画される2つのシリンダ室にそれぞれ配管を接
続し、両シリンダ室のうち一方のシリンダ室に対応する
配管にはそのシリンダ室から排出される流体の流量を規
制する排出流量規制手段を設け、前記一方のシリンダに
対し流体を供給して前記ピストンを移動させるととも
に、その移動途中で前記一方のシリンダ室から徐々に流
体を排出させることによりピストンの制動力となる前記
摩擦力を同ピストンに作用させることを特徴とするシリ
ンダの制御回路。
【0062】尚、この明細書において使用した技術用語
を次のとおり定義する。「流体」とは、酸素、二酸化炭
素、窒素、アルゴン、水素等の単一種類からなる各種気
体や、それらの混合物である空気等の各種混合気体をい
う。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜6に記
載の発明によれば、流体の給排制御のみでピストンをシ
リンダ本体の中間位置でスムーズに停止させることがで
きる。従って、中間停止のための把持装置を別に設ける
必要がなくなり、製造コストを低減させることができる
とともに、シリンダの大きさを通常のシリンダ装置と同
じとすることができる。
【0064】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記の効果に加えてピストンの移動速度を調整することが
でき、使用状況に合わせた制御を行うことができる。さ
らに、請求項4に記載の発明によれば、上記の効果に加
えて流量調整手段の構成を簡単にすることができ、一層
の製造コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のシリンダ制御システムを示す回
路図。
【図2】 図1のシリンダを示す断面図。
【図3】 シリンダ室の圧力及びピストンの移動距離の
変動を示すグラフ。
【図4】 別例のシリンダ制御システムを示す回路図。
【符号の説明】
3…シリンダ本体、8…ピストン、9,10…シリンダ
室、16…摺接部としてのピストンパッキン、21,2
2…配管、23…切換弁としての電磁弁、24…流体供
給源、27…中立位置、28…供給位置としての第1の
位置、29…同じく第2の位置、30…制御手段として
の制御回路、41,42…供給流量調整手段としての第
1のスピードコントローラ、43,47…絞り弁、4
4,48…チェック弁、45,46…排出流量規制手段
としての第2のスピードコントローラ、SW1…ピスト
ン位置検出手段としての第1検出スイッチ、SW2…同
じく第2検出スイッチ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体内にピストンを無潤滑状態
    で移動可能に配設し、そのピストンには無潤滑状態下で
    移動速度の増大に伴ってシリンダ本体との間の摩擦力が
    途中で低下することなく増加する摺接部を設け、ピスト
    ンによって区画される2つのシリンダ室のうち一方のシ
    リンダ室に対して流体を供給してピストンを移動させ、
    その移動途中で前記一方のシリンダ室の流体を流量規制
    しながら徐々に排出することにより、ピストンの制動力
    となる前記摩擦力を同ピストンに徐々に作用させてシリ
    ンダの中間位置でピストンを停止させることを特徴とす
    るシリンダの制御方法。
  2. 【請求項2】 シリンダ本体内にピストンを無潤滑状態
    で移動可能に配設し、そのピストンには無潤滑状態下で
    移動速度の増大に伴ってシリンダ本体との摩擦力が途中
    で低下することなく増加する摺接部を設け、ピストンに
    よって区画される2つのシリンダ室にそれぞれ配管を接
    続し、両シリンダ室のうち一方のシリンダ室に対応する
    配管にはそのシリンダ室から排出される流体の流量を規
    制して流体を徐々に排出させる排出流量規制手段を設
    け、前記一方のシリンダに対し流体を供給して前記ピス
    トンを移動させるとともに、その移動途中で前記一方の
    シリンダ室から徐々に流体を排出させることによりピス
    トンの制動力となる前記摩擦力を同ピストンに徐々に作
    用させてシリンダの中間位置でピストンを停止させるこ
    とを特徴とするシリンダの制御回路。
  3. 【請求項3】 前記一方のシリンダ室に対応する配管
    に、そのシリンダ室に供給される流体の流量を調整する
    供給流量調整手段を設けたことを特徴とする請求項2に
    記載のシリンダの制御回路。
  4. 【請求項4】 前記排出流量規制手段は、チェック弁と
    絞り弁とを並列に接続した回路であることを特徴とする
    請求項2に記載のシリンダの制御回路。
  5. 【請求項5】 前記供給流量規制手段はチェック弁と可
    変絞り弁とを並列に接続した第1のスピードコントロー
    ラであり、前記排出流量規制手段は前記第1のスピード
    コントローラにおけるチェック弁に対し逆向きに設けら
    れたチェック弁と可変絞り弁とを並列に接続した第2の
    スピードコントローラであることを特徴とする請求項3
    に記載のシリンダの制御回路。
  6. 【請求項6】 シリンダ本体内にピストンを無潤滑状態
    で移動可能に配設し、そのピストンには無潤滑状態下で
    移動速度の増大に伴ってシリンダ本体との間の摩擦力が
    途中で低下することなく増加する摺接部を設けたシリン
    ダと、 前記ピストンによって区画される2つのシリンダ室にそ
    れぞれ接続される配管と、 前記両配管と流体供給源との間に設けられ、中立位置と
    供給位置とに切り換えられる切換弁と、前記中立位置は
    前記両配管が大気側に連通され前記両シリンダ室の流体
    が大気中に排出される位置であることと、前記供給位置
    は前記両配管のうち一方の配管と流体供給源とが接続さ
    れて一方のシリンダ室に流体が供給されるとともに、他
    方の配管が大気側に連通され他方のシリンダ室の流体が
    大気中に排出される位置であることと、 前記両配管のうち流体の給排が行われる側の配管に設け
    られ、シリンダ室から排出される流体の流量を規制する
    排出流量規制手段と、 前記ピストンの所定位置を検出するピストン位置検出手
    段と、 前記ピストンを移動させる際に前記切換弁を中立位置か
    ら供給位置に切り換えるとともに、前記ピストン位置検
    出手段の検出結果に基づいて切換弁を中立位置に戻す制
    御手段とを備えたことを特徴とするシリンダの制御シス
    テム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102734240A (zh) * 2012-06-26 2012-10-17 张家港市华舜机械制造有限公司 一种弯管机主油缸油路系统
JP2020085183A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 Smc株式会社 流体圧シリンダの駆動装置
CN111998115A (zh) * 2020-08-24 2020-11-27 北票真空设备有限公司 一种气动快速阀门的压缩空气的控制装置及方法

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