JPH08270486A - 内燃機関のスロットル弁制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル弁制御装置

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JPH08270486A
JPH08270486A JP1798296A JP1798296A JPH08270486A JP H08270486 A JPH08270486 A JP H08270486A JP 1798296 A JP1798296 A JP 1798296A JP 1798296 A JP1798296 A JP 1798296A JP H08270486 A JPH08270486 A JP H08270486A
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JP
Japan
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speed
rotation speed
target
throttle valve
acceleration
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Application number
JP1798296A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kikori
茂男 樵
Toshimoto Kawai
利元 河合
Shuichi Hanai
修一 花井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アクセル操作量検出手段の異常時にも内燃機関
の出力トルクの変化量を任意の値にし、運転者に違和感
を抱かせないようにする。 【解決手段】スロットル弁制御装置は、スロットル弁16
を駆動する電動モータ18、アクセル開度を検出するアク
セルセンサ32、エンジン回転速度を検出する回転速度セ
ンサ30、車速を検出する車速センサ31、及びセンサ30〜
32の検出値に基づき電動モータ18を制御する電子制御装
置(ECU)34 を備える。ECU34 はアクセルセンサ32が異常
か否かを判定し、正常時にはスロットル開度がアクセル
センサ32によるアクセル開度に応じた目標スロットル開
度となるように電動モータ18を制御する。アクセルセン
サ32の異常時には、ECU34 は回転速度センサ30によるエ
ンジン回転速度を、その回転速度に応じたスロットル開
度の変化速度にて、車速センサ31による車速に応じた目
標回転速度に収束させるべく電動モータ18を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸気通路
に設けられた吸入空気量調整用のスロットル弁の開度を
制御するスロットル弁制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吸気通路を流れる空気と燃料とか
らなる混合気を燃焼室へ導き、同混合気の燃焼にともな
い発生するエネルギーによってクランクシャフトを回転
させるようにした車両用内燃機関がある。この内燃機関
においては、吸気通路途中のスロットル弁を回動させる
ことによって吸入空気の量が調整される。これにともな
い燃料量が調整されて、クランクシャフトの回転速度
(機関回転速度)が変化する。このスロットル弁の回動
角度(スロットル開度)を調整する手段の一つとして、
スロットル弁にモータを駆動連結し、そのモータの作動
をコンピュータによって電子的に制御するようにしたス
ロットル弁制御装置が知られている。この装置では、車
両の運転者によるアクセルペダルの踏み込み量がアクセ
ルセンサによって検出される。その検出値に基づきコン
ピュータによって目標スロットル開度が演算され、スロ
ットル開度がこの目標スロットル開度となるようにモー
タが制御される。
【0003】ところが、前記システムではアクセルセン
サが異常になると、同センサの検出値はアクセルペダル
の踏み込み量と対応しなくなる。すると、スロットル開
度の適正な制御が不能となる。そこで、例えば、特開平
4−203447号公報では、アクセルセンサが異常と
なった場合、同センサの検出値に基づいてスロットル開
度を制御することを止め、車速及び機関回転速度に基づ
いてスロットル開度を制御するようにしている。より詳
しくは、アクセルセンサの異常時に備えて機関回転速度
の所定値と車速の所定値とを一つずつ設定しておき、異
常時には機関回転速度がその所定値に近づくように、あ
るいは車速がその所定値に近づくように、予め設定され
た変更量を用いて目標スロットル開度を変更している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術では、機関回転速度をその所定値に近づける際、ある
いは車速をその所定値に近づける際に、運転状況にかか
わらず所定の変更量によって目標スロットル開度を一律
に変更している。しかし、このように常に一定の値によ
って変更しようとすると、機関回転速度の全域にわたり
良好な出力トルクを得ることが困難である。例えば、通
常、内燃機関の機関回転速度の低い領域では、変更量だ
けスロットル開度が変化すると出力トルクが大きく変化
する。これに対し、機関回転速度の高い領域では、同回
転速度が高くなるに従い出力トルクが前記低回転域ほど
変化しなくなる。
【0005】このため、変更量を低速回転域に適した値
に設定すれば、高速回転域では車両が加速しない場合が
ある。また、変更量を高速回転域に適した値に設定すれ
ば、低速回転域では車両が必要以上の大きな加速度で走
行してしまうので、運転者に違和感を与える(不安感を
抱かせる)おそれがある。
【0006】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、アクセルセンサ等のアクセル操
作量検出手段の正常時には、スロットル弁の開度がアク
セルペダル等のアクセル操作部材の操作量に応じたスロ
ットル開度となるようにモータ等のアクチュエータを制
御する内燃機関において、アクセル操作量検出手段の異
常時にも内燃機関の出力トルクの変化量を任意の値にす
ることができ、運転者に違和感を抱かせないようにでき
る内燃機関のスロットル弁制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の第1の発明は、図1に示すように、
内燃機関M2の吸気通路M3に開閉可能に設けられ、そ
の開度に応じて同内燃機関M2への吸入空気量を調整す
るスロットル弁M4と、前記スロットル弁M4を駆動す
るアクチュエータM5と、前記スロットル弁M4を所望
開度にするべく操作されるアクセル操作部材M6の操作
量を検出するアクセル操作量検出手段M7と、前記内燃
機関M2の回転速度を検出する回転速度検出手段M8
と、前記アクセル操作量検出手段M7が異常か否かを判
定する異常判定手段M9と、前記異常判定手段M9によ
る正常時には、前記スロットル弁M4の開度が前記アク
セル操作量検出手段M7による操作量に応じたスロット
ル開度となるように前記アクチュエータM5を制御する
第1の制御手段M10と、前記異常判定手段M9による
異常時には、前記回転速度検出手段M8による回転速度
を、その回転速度に応じたスロットル開度の変化速度に
て目標回転速度に収束させるべく前記アクチュエータM
5を制御する第2の制御手段M11とを備えている。
【0008】上記第1の発明における内燃機関M2の作
動時には、アクセル操作量検出手段M7がアクセル操作
部材M6の操作量を検出し、回転速度検出手段M8が内
燃機関M2の回転速度を検出する。また、異常判定手段
M9はアクセル操作量検出手段M7が異常か否かを判定
する。
【0009】異常判定手段M9の判定結果が正常の場合
には、第1の制御手段M10はスロットル弁M4の開度
がアクセル操作量検出手段M7による操作量に応じたス
ロットル開度となるようにアクチュエータM5を制御す
る。これに対し、前記判定結果が異常の場合には、アク
セル操作量検出手段M7の検出結果を用いることができ
ない。このことから第2の制御手段M11は、回転速度
検出手段M8による回転速度を、その回転速度に応じた
スロットル開度の変化速度にて目標回転速度に収束させ
るべくアクチュエータM5を制御する。アクチュエータ
M5の作動によりスロットル弁M4の開度が変化し、内
燃機関M2の回転速度が目標回転速度に近づいてゆく。
【0010】ここで、アクセル操作量検出手段M7の異
常時において、仮に内燃機関M2の回転速度にかかわら
ず常に一定の量ずつスロットル弁M4の開度が変化した
とすると(スロットル開度の変化速度が一定であるとす
ると)、内燃機関M2の低回転域では出力トルクが大き
く変化するのに、高回転域では出力トルクが前記低回転
域ほど変化しない。しかし、第1の発明では、前記のよ
うにスロットル開度の変化速度を内燃機関M2の回転速
度に応じて変化させているので、同内燃機関M2の全回
転域にわたり出力トルクを任意の値にすることが可能で
ある。
【0011】請求項2に記載の第2の発明は図2に示す
ように、移動体M21に搭載した内燃機関M22の吸気
通路M23に開閉可能に設けられ、その開度に応じて同
内燃機関M22への吸入空気量を調整するスロットル弁
M24と、前記スロットル弁M24を駆動するアクチュ
エータM25と、前記スロットル弁M24を所望開度に
するべく操作されるアクセル操作部材M26の操作量を
検出するアクセル操作量検出手段M27と、前記内燃機
関M22の回転速度を検出する回転速度検出手段M28
と、前記移動体M21の移動にともなう加速度を検出す
る加速度検出手段M29と、前記アクセル操作量検出手
段M27が異常か否かを判定する異常判定手段M30
と、前記異常判定手段M30による正常時には、前記ス
ロットル弁M24の開度が前記アクセル操作量検出手段
M27による操作量に応じたスロットル開度となるよう
に前記アクチュエータM25を制御する第3の制御手段
M31と、前記異常判定手段M30による異常時には、
前記加速度検出手段M29による加速度を、前記回転速
度検出手段M28による回転速度に応じたスロットル開
度の変化速度にて目標加速度に収束させるべく前記アク
チュエータM25を制御する第4の制御手段M32とを
備えている。
【0012】上記第2の発明における移動体M21の移
動時には、アクセル操作量検出手段M27がアクセル操
作部材M26の操作量を検出し、回転速度検出手段M2
8が内燃機関M22の回転速度を検出し、加速度検出手
段M29が移動体M21の加速度(移動体M21の移動
速度の時間当たりの変化量)を検出する。また、異常判
定手段M30はアクセル操作量検出手段M27が異常か
否かを判定する。
【0013】異常判定手段M30の判定結果が正常の場
合には、第3の制御手段M31はスロットル弁M24の
開度がアクセル操作量検出手段M27による操作量に応
じたスロットル開度となるようにアクチュエータM25
を制御する。これに対し、前記判定結果が異常の場合に
は、第4の制御手段M32は、加速度検出手段M29に
よる加速度を、回転速度検出手段M28による回転速度
に応じたスロットル開度の変化速度にて目標加速度に収
束させるべくアクチュエータM25を制御する。アクチ
ュエータM25の作動によりスロットル弁M24の開度
が変化し、内燃機関M22の回転速度が変化する。移動
体M21の移動速度が変化するとともに、単位時間当た
りの移動速度の変化量である移動体M21の加速度が目
標加速度に近づいてゆく。その結果、移動体M21の移
動速度が前記目標加速度にて増加してゆく。
【0014】ここで、アクセル操作量検出手段M27の
異常時において、仮に内燃機関M22の回転速度にかか
わらず常に一定の変化速度でスロットル弁M24の開度
が変化したとすると、内燃機関M22の低回転域では出
力トルクが大きく変化するのに、高回転域では出力トル
クが前記低回転域ほど変化しない。しかし、第2の発明
では、前記のようにスロットル開度の変化速度を内燃機
関M22の回転速度に応じて変化させているので、同内
燃機関M22の全回転域にわたり出力トルクを任意の値
にすることが可能である。
【0015】請求項3に記載の第3の発明は、前記第1
の発明の構成に加え、図1において二点鎖線で示すよう
に、前記内燃機関M2が搭載された移動体の移動速度を
検出する移動速度検出手段M12と、前記移動速度検出
手段M12による移動速度の上昇に従い増加する機関目
標回転速度を算出する目標回転速度算出手段M13とを
さらに備え、前記第2の制御手段M11は前記目標回転
速度算出手段M13による機関目標回転速度を、前記ア
クチュエータ制御用の目標回転速度として用いるもので
ある。
【0016】上記第3の発明では、移動速度検出手段M
12が移動体の移動速度を検出する。目標回転速度算出
手段M13はその移動速度の上昇に従い増加する機関目
標回転速度を算出する。第2の制御手段M11は、異常
判定手段M9による異常時に前記機関目標回転速度をア
クチュエータ制御用の目標回転速度として用いる。この
第2の制御手段M11によるアクチュエータM5の制御
に対応して、スロットル弁M4が少し開弁されると、そ
の開弁に応じて移動速度が上昇する。この上昇にともな
い目標回転速度が上昇し、これに回転速度を近づけるた
めにスロットル弁M4が再び開弁される。この一連の動
作(スロットル弁M4の開弁、移動速度の上昇、目標回
転速度の上昇、スロットル弁M4の開弁)が繰り返し行
われる。すると、目標回転速度及び移動速度がともに時
間の経過に従い緩やかに上昇してゆく。
【0017】請求項4に記載の第4の発明は第3の発明
の構成に加え、図1において二点鎖線で示すように、前
記移動体の移動にともなう加速度を検出する加速度検出
手段M14と、前記目標回転速度算出手段M13による
機関目標回転速度を前記加速度検出手段M14による加
速度にて補正する目標回転速度補正手段M15とをさら
に備え、前記第2の制御手段M11は前記目標回転速度
補正手段M15による補正後の機関目標回転速度を、前
記アクチュエータ制御用の目標回転速度として用いるも
のである。
【0018】上記第4の発明では、加速度検出手段M1
4が移動体の加速度を検出する。目標回転速度補正手段
M15はその加速度によって機関目標回転速度を補正す
る。第2の制御手段M11は、補正後の機関目標回転速
度をアクチュエータ制御用の目標回転速度として用い
る。このように目標回転速度には移動体の移動速度に加
え加速度が考慮される。
【0019】従って、外的要因(例えば、移動体が車両
の場合には走行抵抗)等によって移動体の移動速度が変
化しなくなったり、変化の度合いが小さくなったりして
も、前記加速度を加味した機関目標回転速度の補正によ
って、第2の制御手段M11でのアクチュエータ制御用
目標回転速度を変化させることが可能となる。前述した
スロットル弁M4の開弁、移動速度の上昇、目標回転速
度の上昇、スロットル弁M4の開弁からなる一連の動作
を繰り返し行なわせることが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施の形態)以下、第1,3の発明を具体化した
第1の実施の形態を図3〜図8に従って説明する。
【0021】図3は、内燃機関としてのガソリンエンジ
ン(以下単にエンジンという)11が搭載された移動体
としての車両12の概略構成を示している。エンジン1
1は気筒毎に燃焼室(図では1つのみ図示)13を備え
ており、これらの燃焼室13に吸気通路14及び排気通
路15が接続されている。吸気通路14内にはスロット
ル弁16が軸17により回動可能に配置されている。ス
ロットル弁16は、自身の回動角度(スロットル開度T
A)に応じて吸気通路14の流路面積を変化させ、同通
路14を流れる空気(吸入空気)の量を調節するための
ものである。軸17には、これを回動させるためのアク
チュエータとしての電動モータ18が駆動連結されてい
る。
【0022】エンジン11には、その燃焼室13に高圧
の燃料を噴射するための燃料噴射弁19が取付けられて
いる。各燃料噴射弁19から噴射される燃料と吸気通路
14内を流通する吸入空気とは互いに混ざり合って混合
気となる。この混合気は各燃焼室13へ導入された後、
点火プラグ20によって着火されて燃焼される。燃焼に
ともない発生するエネルギーによりピストン21が往復
動する。その往復動が回転運動に変換されて動力が得ら
れ、クランクシャフト22が回転する。燃焼により生じ
たガス(排気ガス)は排気通路15を通じてエンジン1
1の外部へ排出される。
【0023】車両12は、クランクシャフト22の回転
を車輪23に伝達するための動力伝達機構24を備えて
いる。同機構24は変速機25、図示しないプロペラシ
ャフト、ディファレンシャル、アクスルシャフト等から
構成されている。
【0024】車両12の室内には、アクセル操作部材と
してのアクセルペダル26が踏み込み操作可能に設けら
れている。アクセルペダル26は、前記スロットル弁1
6を開弁させる際には運転者によって踏み込まれる。車
両12は前記車輪23に制動力を付与するための制動機
構として、フートブレーキ27を備えている。フートブ
レーキ27の一部を構成するブレーキ操作部材としての
ブレーキペダル28は、車両12の室内において前記ア
クセルペダル26の近傍に取付けられ、車輪23に制動
力を付与しようとする際には運転者によって踏み込まれ
る。
【0025】前記エンジン11の運転状態、車両12の
走行状態等を検出するために、スロットルセンサ29、
回転速度センサ30、車速センサ31、アクセルセンサ
32及びストップランプスイッチ33が用いられてい
る。
【0026】スロットルセンサ29はスロットル弁16
の軸17に連結されており、その軸17の回転に基づき
スロットル開度TAを検出する。得られるスロットル開
度TAは、吸気通路14がスロットル弁16によって閉
じられたとき(閉弁されたとき)に最小値(例えば0)
となる。そして、スロットル弁16が吸気通路14を開
く(開弁する)方向へ回動され、かつその角度が増大す
るに従いスロットル開度TAは大きくなる。
【0027】回転速度センサ30は回転速度検出手段を
構成するものであり、クランクシャフト22の回転に基
づき、その回転速度であるエンジン回転速度NEを検出
する。車速センサ31は移動速度検出手段を構成してお
り、車輪23の回転速度に基づき車両12の走行速度で
ある車速Vを検出する。アクセルセンサ32はアクセル
操作量検出手段を構成しており、アクセルペダル26の
踏み込み量(操作量)であるアクセル開度PAを検出す
る。ストップランプスイッチ33は制動検出手段を構成
しており、ブレーキペダル28が踏み込まれてフートブ
レーキ27が作動するときにストップランプ(運転者が
車両12を減速又は停止しようとしていることを知らせ
るランプ)を点灯させるためのスイッチである。同スイ
ッチ33は、ブレーキペダル28が踏み込まれたときオ
ンとなり、同ペダル28が戻されるとオフとなる。
【0028】前述した各種センサ29〜32、ストップ
ランプスイッチ33及び電動モータ18は電子制御装置
(Electronic Control Unit 、以下単にECUという)
34に接続されている。ECU34は、入力信号処理回
路、演算回路、出力信号回路(駆動回路)及び電源回路
を備えている。ECU34は前記各種センサ29〜32
及びストップランプスイッチ33からの出力信号に基づ
き各種演算を行って目標スロットル開度θを求める。E
CU34はこの目標スロットル開度θに基づき電動モー
タ18を制御する。
【0029】次に、このECU34によるスロットル開
度制御ルーチンを図4,5のフローチャートに従って説
明する。このルーチンは予め定められた時間が経過する
毎に起動及び実行される。
【0030】ECU34はまずステップ101におい
て、アクセルセンサ32が異常であるか否かを判定す
る。ここで、異常の症状としては、アクセルセンサ32
の断線、同センサ32を構成する可動部品の固着等が挙
げられる。断線が生ずると、アクセルセンサ32は運転
者がアクセルペダル26を踏み込んでいるのにもかかわ
らず、踏み込まれていないことを示す信号を出力する場
合がある。また、可動部品が固着すると、アクセルセン
サ32は運転者がアクセルペダル26を踏み込まなくて
も、踏み込まれていることを示す信号を出力する場合が
ある。このため、アクセルセンサ32の異常時には、そ
の検出信号をアクセルペダル26の踏み込み量(アクセ
ル開度PA)に対応した信号として用いることができな
くなる。
【0031】前記ステップ101での異常判定の方法と
しては種々考えられるが、例えば、アクセルセンサ32
が異常状態となったときにのみ出力される信号に対応す
る値を判定値として予め設定しておく。アクセルセンサ
32によるアクセル開度PAとこの判定値とを比較し、
前記アクセル開度PAが判定値以上となったときに異常
と判定する。
【0032】前記ステップ101の条件が成立しない場
合、すなわちアクセルセンサ32が正常に作動している
場合には、ECU34はステップ112において、前記
アクセル開度PAに応じた目標スロットル開度θを算出
する。この算出に際しては、両開度PA,θの関係を予
め規定したマップを用いてもよいし、所定の演算式に従
ってもよい。続いて、ステップ109において、電動モ
ータ18を作動させるための指令信号を出力してこのル
ーチンを終了する。この指令信号は、スロットル弁16
を、その開度が前記目標スロットル開度θとなるまで回
動させるのに必要な電動モータ18の作動量(回転量)
に対応している。この信号に応じた電動モータ18の作
動により、スロットル弁16がアクセルペダル26の踏
み込み量に応じた開度となる。このように、アクセルセ
ンサ32の正常作動時には、その検出信号に基づいて電
動モータ18が制御される。
【0033】これに対しアクセルセンサ32が異常であ
ると、ECU34はステップ101の判定条件が成立し
ていると判断し、ステップ102へ移行してストップラ
ンプスイッチ33がオフか否かを判定する。制動のため
に運転者によってブレーキペダル28が踏み込まれてい
てステップ102の判定条件が成立していないと、スロ
ットル弁16を閉弁させるべく、ステップ113で目標
スロットル開度θを「0」に設定する。そして、ステッ
プ109の処理を実行した後、このルーチンを終了す
る。ステップ109でのECU34からの指令信号に応
じて電動モータ18が作動してスロットル弁16が回動
され、吸気通路14が閉じられる。吸入空気量が減少
し、それにともなって噴射燃料量が減少する。その結
果、エンジン回転速度NEが低下し、車速Vが低下す
る。
【0034】ブレーキペダル28が踏み込まれず前記ス
テップ102の判定条件が成立していると、ECU34
はステップ103において、回転速度センサ30による
エンジン回転速度NEと、車速センサ31による車速V
とをそれぞれ読み込む。ステップ104において、前回
の制御周期でメモリに記憶された目標スロットル開度θ
を読み出す。
【0035】次に、ECU34はステップ105におい
て、図6に示すマップを参照して、車速Vに応じた機関
目標回転速度としてのエンジン回転上限値(以下、単に
上限値という)NEMAX を算出する。上限値NEMAX は
急な加速や減速の行われない、いわゆる定常走行時のエ
ンジン回転速度NEよりも高い値であり、車速V毎に設
定されている。図6においては、車速Vが低い領域(0
≦V<V1)では、上限値NEMAX が最小の値NEMAX1
(例えば1500rpm)に設定されている。車速Vが
高い領域(V≧V2)では、上限値NEMAX が最大の値
NEMAX2に設定されている。そして、V1≦V<V2の
領域では、車速Vが高くなると、それに比例して上限値
NEMAX が緩やかに上昇するように設定されている。
【0036】次に、ECU34はステップ106におい
て、図7に示すマップを参照して、エンジン回転速度N
Eに応じた二つの開度変更量γ,δをそれぞれ算出す
る。両開度変更量γ,δは、エンジン回転速度NEを前
記上限値NEMAX に収束させるのに必要な、電動モータ
18により回動されるスロットル弁16の目標スロット
ル開度θを求めるために用いられる。図7においては、
いずれの開度変更量γ,δもエンジン回転速度NEの上
昇に従い緩やかに増加するように設定されている。従っ
て、これらの開度変更量γ,δを用い、後述するステッ
プ108,111で求められる目標スロットル開度θの
変化速度(単位時間当たりの変化量)は、エンジン回転
速度NEが上昇するに従い増加することになる。
【0037】一方の開度変更量δは、吸気通路14を開
く方向へスロットル弁16を回動させる際に用いられる
変更量であり、他方の開度変更量γは吸気通路14を閉
じる方向へスロットル弁16を回動させる際に用いられ
る変更量である。本実施の形態では、全エンジン回転速
度域にわたり開度変更量δがγよりも小さな値に設定さ
れている。これは、仮にスロットル弁16を開弁するた
めの開度変更量δをγと同様の大きな値に設定すると、
単位時間当たりのスロットル弁16の開度量が大きくな
る。これにともないエンジン11の出力トルクが急激に
増加し、車両12が急加速してしまい、運転者に不安感
を抱かせるおそれがあるからである。なお、開度変更量
γはδよりも大きな値であるが、この値はスロットル弁
16を閉弁させるために用いられるものであり、この開
度変更量γに従ってたとえ出力トルクが急激に減少して
車両12が減速したとしても、運転者には前記したよう
な不安感を抱かせるおそれはない。
【0038】続いて、ECU34はステップ107にお
いて、前記ステップ103でのエンジン回転速度NEが
前記ステップ105での上限値NEMAX よりも大きいか
否かを判定する。この判定条件が成立していればステッ
プ108へ移行し、前記ステップ104での目標スロッ
トル開度θから前記ステップ106での開度変更量γを
減算する。上述したように開度変更量γはエンジン回転
速度NEに応じて異なる値を採る。ECU34は減算結
果を新たな目標スロットル開度θとして設定し、自身の
メモリに記憶する。ステップ109において電動モータ
18を作動させるための指令信号を出力してこのルーチ
ンを終了する。従って、この場合には目標スロットル開
度θが開度変更量γだけ減少することから、それに応じ
た量だけ吸気通路14がスロットル弁16によって閉じ
られる。吸入空気量及び噴射燃料量が減少し、エンジン
回転速度NEが若干低下する。
【0039】また、前記ステップ107の判定条件が成
立していない(NE≦NEMAX )と、ECU34はステ
ップ110において、上限値NEMAX とエンジン回転速
度NEとの偏差が、予め設定された判定値βよりも大き
いか否かを判定する。判定値βは、エンジン回転速度N
Eが上限値NEMAX に近い値であるか否かを判断するた
めのものであり、具体的な値としては例えば50rpm
が挙げられる。
【0040】ステップ110の判定条件が成立していな
ければ、ECU34はエンジン回転速度NEが上限値N
EMAX に収束しており、目標スロットル開度θを変更す
る必要がないと判断し、ステップ109の処理を実行し
た後、このルーチンを終了する。すなわち、目標スロッ
トル開度θとして前記ステップ104での値をそのまま
用い、電動モータ18を制御する。
【0041】これに対し、ステップ110の判定条件が
成立していれば、エンジン回転速度NEが上限値NEMA
X をかなり下回っていると判断し、ステップ111にお
いて前記ステップ104での目標スロットル開度θに前
記ステップ106での開度変更量δを加算する。上述し
たように開度変更量δはエンジン回転速度NEに応じて
異なる値を採る。ECU34は加算結果を新たな目標ス
ロットル開度θとして設定し、自身のメモリに記憶す
る。ステップ109において電動モータ18を作動させ
るための指令信号を出力してこのルーチンを終了する。
従って、この場合には目標スロットル開度θが開度変更
量δだけ増加することから、それに応じた量だけ吸気通
路14がスロットル弁16によって開かれる。吸入空気
量及び噴射燃料量が増加し、エンジン回転速度NEが若
干上昇する。
【0042】上述したルーチンにおいて、ECU34に
よるステップ101の処理は、アクセルセンサ32が異
常か否かを判定する異常判定手段に相当する。ステップ
112,109の処理は、アクセルセンサ32の正常時
において、スロットル開度TAがアクセルセンサ32に
よるアクセル開度PAに応じた目標スロットル開度θと
なるように電動モータ18を制御するための第1の制御
手段に相当する。ステップ103〜111の処理は、ア
クセルセンサ32の異常時において、回転速度センサ3
0によるエンジン回転速度NEを、その回転速度NEに
応じたスロットル開度の変化速度にて上限値NEMAX に
収束させるべく電動モータ18を制御するための第2の
制御手段に相当する。ステップ105の処理は、車速セ
ンサ31による車速Vの上昇に従い増加するエンジン回
転上限値NEMAX を算出するための目標回転速度算出手
段に相当する。
【0043】このスロットル開度制御ルーチンによる
と、アクセルセンサ32の異常時には車速V、エンジン
回転速度NE、上限値NEMAX 及び目標スロットル開度
θが図8のタイミングチャートに示すように変化する。
【0044】低いエンジン回転速度NEにてエンジン1
1が作動していて、車両12が走行を停止しているタイ
ミングt1では、車速Vが0であることから上限値NE
MAXは最小の値NEMAX1となっている。エンジン回転速
度NEを上限値NEMAX に収束させるべく、スロットル
弁16を回動させるための電動モータ18の制御が行わ
れる。この際、エンジン回転速度NE及び上限値NEMA
X はともに低い値である。
【0045】車速VがV1よりも高くなると、上限値N
EMAX は図6に示すようにその車速Vに比例して上昇す
る。この上昇にともないエンジン回転速度NEが上限値
NEMAX よりも大きく下回る。両値NE,NEMAX の偏
差がタイミングt2で判定値βよりも大きくなると、ス
テップ101〜107,110,111,109の処理
が順に行われ、目標スロットル開度θが開度変更量δだ
け増加される。このタイミングt2ではエンジン回転速
度NEが低いことから、開度変更量δも小さな値であ
る。目標スロットル開度θの増加に応じてスロットル弁
16が開弁されて、吸入空気量及び噴射燃料量が増加
し、エンジン回転速度NE及び車速Vが上昇する。
【0046】ここで、仮に上限値NEMAX が車速Vにか
かわらず一定の値であれば、前記エンジン回転速度NE
の上昇により両値NEMAX ,NEの偏差が縮小するはず
である。しかし、車速Vの上昇にともない上限値NEMA
X も増加してゆく。そのため、エンジン回転速度NEを
上限値NEMAX に収束させるための電動モータ18の制
御が引き続き行われる。つまり、タイミングt2以降、
前記偏差が判定値βよりも大きい限り、ステップ101
〜107,110,111,109の処理が繰り返し実
行され、目標スロットル開度θが開度変更量δずつ増加
してゆく。この増加に応じてスロットル弁16が徐々に
開弁されてゆく。吸入空気量及び噴射燃料量が増加し、
エンジン回転速度NE及び車速Vが上昇してゆく。
【0047】この上昇に従い、エンジン回転速度NEが
上限値NEMAX に近づいてゆき、タイミングt3におい
てその偏差が判定値β以下になると、ステップ110の
判定条件が成立しなくなる。このため、ステップ101
〜107,110,109の処理が順に行われ、開度変
更量δの加算が停止される。
【0048】そして、タイミングt4において、エンジ
ン回転速度NEが上限値NEMAX よりも大きくなると、
ステップ107の判定条件が成立する。このため、ステ
ップ101〜109の処理が順に行われる。目標スロッ
トル開度θが開度変更量γだけ小さくなる。このタイミ
ングt4ではエンジン回転速度NEがさほど高くないこ
とから、開度変更量γも比較的小さな値である。目標ス
ロットル開度θの減少に応じてスロットル弁16が閉弁
されて、吸入空気量及び噴射燃料量が減少する。
【0049】この減少によりエンジン回転速度NEが上
限値NEMAX よりも低くなり、両者の偏差が次第に大き
くなってゆく。その偏差が判定値βよりも大きくなる
と、前述したタイミングt2での処理と同様にして目標
スロットル開度θが再び開度変更量δずつ増加されてゆ
く。
【0050】以降は、エンジン回転速度NEが上限値N
EMAX に収束するように目標スロットル開度θが変更さ
れてゆく。これにともない車速Vが緩やかに上昇してゆ
く。この目標スロットル開度θの変更に際して用いられ
る開度変更量γ,δはエンジン回転速度NEの上昇にと
もない増大する。図8においては、エンジン回転速度N
Eの低いタイミングt2での開度変更量δよりも、エン
ジン回転速度NEの高いタイミングt5での開度変更量
δの方が大きな値となる。同様に、エンジン回転速度N
Eの低いタイミングt4での開度変更量γよりも、エン
ジン回転速度NEの高いタイミングt6での開度変更量
γの方が大きな値となる。換言すると、エンジン回転速
度NEが高くなるに従い、その値NEを上限値NEMAX
に収束させるための開度変更量γ,δを大きくして、目
標スロットル開度θの変化速度を大きくさせている。
【0051】タイミングt7において車速VがV2より
も高くなると、上限値NEMAX が一定の値(NEMAX2)
となる。このため、タイミングt7以降は、車速Vは一
定の値に保持される。
【0052】このように本実施の形態によれば、アクセ
ルセンサ32が異常になると、そのときどきの車速Vに
応じた上限値NEMAX が求められる。エンジン回転速度
NEと上限値NEMAX との偏差に応じ、目標スロットル
開度θが開度変更量γ,δにて変更されたりされなかっ
たりする。スロットル開度TAが変更後の目標スロット
ル開度θとなるように電動モータ18が制御される。エ
ンジン回転速度NEが上限値NEMAX より低い場合に
は、スロットル開度TAを大きくさせる方向へスロット
ル弁16が回動させられ、高い場合にはスロットル開度
TAを小さくさせる方向へスロットル弁16が回動させ
られる。この回動により、車両12が加速してゆく。
【0053】ここで、車速Vが図6のV1とV2との範
囲内に属するときには、その車速Vの増加に従い上限値
NEMAX が一定の割合で増加する。また、上限値NEMA
X は定常走行時のエンジン回転速度NEよりも高い値に
設定されている。これらのことから、エンジン回転速度
NEを上限値NEMAX に近づけるためにスロットル弁1
6が開弁される。その開弁に応じて車速Vが上昇する。
その上昇にともない上限値NEMAX が上昇する。エンジ
ン回転速度NEを上昇させて上限値NEMAX に近づける
ためにスロットル弁16がさらに開弁される。これらの
一連の動作が繰り返し行われる。その結果、上限値NE
MAX は時間の経過とともに緩やかに増加してゆき、これ
に追従してエンジン回転速度NEが緩やかに上昇する。
同様に、車速Vが緩やかに増加してゆき、最終的には一
定の値になる。このように車速Vがゆっくりと上昇して
ゆくので、急激な車速Vの変化がなく、運転者に不安感
を抱かせるおそれはない。
【0054】また、アクセルセンサ32の異常時におい
て、仮にエンジン回転速度NEの高低にかかわらず常に
一定の量ずつ目標スロットル開度θが変化したとする
と、エンジン回転速度NEの低い領域では出力トルクが
大きく変化するのに、高回転域では出力トルクが前記低
回転域ほど変化しない。しかし、本実施の形態では、前
記のように目標スロットル開度θの変化速度をエンジン
回転速度NEに応じて変化させている。エンジン回転速
度NEが高くなるに従い、単位時間当たりの目標スロッ
トル開度θの変化量(開度変更量γ,δ)を大きな値に
変更している。このため、エンジン回転速度NEの全領
域にわたり出力トルクの変化量をほぼ均一にする等、同
出力トルクを任意の良好な値にすることができる。エン
ジン回転速度NEの高低にかかわらず、車両12を任意
の加速度で走行させることができるので、運転者が意図
するよりも大きな加速度で走行するのを抑制し、その運
転者に違和感を与える(不安感を抱かせる)不具合を解
消できる。
【0055】なお、上述したようにアクセルセンサ32
の異常時には運転者のアクセルペダル26の踏み込み量
にかかわらず車速Vが上昇するが、その途中でブレーキ
ペダル28を踏み込めば、車両12(車輪23)に制動
をかけるとともにエンジン11の出力トルクの増大を抑
え、車速Vの上昇を抑制したり減速させたりすることが
できる。このため、運転者は市街地等での低・中速走行
が要求される場合には、ブレーキペダル28の踏み込み
によって車速Vを調整すればよい。また、高速道路等で
高速走行が要求される場合には、ブレーキペダル28を
踏み込まなければよく、このようにすれば車速Vが自動
的に増してゆくので、前記要求に応えることができる。
【0056】本実施の形態は前述した事項以外にも次に
示す特徴を有する。 (a)同じエンジン回転速度NEであっても目標スロッ
トル開度θを増加させる場合と、減少させる場合とで開
度変更量を異ならせている。そして、スロットル弁16
を開弁させる場合には、目標スロットル開度θを少しず
つ増加させてゆく。スロットル弁16を閉弁させる場合
には目標スロットル開度θを大きく減少させている。こ
のため、エンジン11の出力トルクが大きく増加して車
両12が急に加速するのを抑制し、運転者に不安感を抱
かせるのを抑制できる。また、エンジン回転速度NEが
上限値NEMAX を少しでも上回った場合には、スロット
ル弁16を一度に大きく閉弁させて出力トルクを減少さ
せることができる。 (第2の実施の形態)次に、第2の発明を具体化した第
2の実施の形態を図9〜図11に従って説明する。図
9,10は前述した図4,5に対応するスロットル開度
制御ルーチンを示すフローチャートである。本実施の形
態は、アクセルセンサ32の異常時において、車両12
の加速度を、エンジン回転速度NEに応じた開度変更量
にて目標加速度に収束させるべく電動モータ18を制御
している点が第1の実施の形態と大きく異なっている。
なお、エンジン11を含む車両12の構成は第1の実施
の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0057】ECU34はまず図9のステップ201に
おいて、アクセルセンサ32が異常であるか否かを判定
し、異常でなければステップ213において、アクセル
開度PAに応じた目標スロットル開度θを算出する。ス
テップ211において、スロットルセンサ29によるス
ロットル開度TAを目標スロットル開度θに一致させる
ための指令信号を電動モータ18に出力してこのルーチ
ンを終了する。この信号に応じて電動モータ18が作動
すると、スロットル弁16がアクセルペダル26の踏み
込み量に応じた開度となる。このように、アクセルセン
サ32の正常作動時には、その検出信号に基づいて電動
モータ18が制御される。
【0058】これに対しアクセルセンサ32が異常であ
ると、ECU34はステップ201からステップ202
へ移行してストップランプスイッチ33がオフか否かを
判定する。制動のために運転者によってブレーキペダル
28が踏み込まれていてステップ202の判定条件が成
立していないと、スロットル弁16を閉弁させるべく、
ステップ214で目標スロットル開度θを「0」に設定
する。そして、ステップ211の処理を実行した後、こ
のルーチンを終了する。その結果、スロットル弁16が
回動され、吸気通路14が閉じられる。吸入空気量及び
噴射燃料量が減少し、エンジン回転速度NE及び車速V
が低下する。
【0059】ブレーキペダル28が踏み込まれず前記ス
テップ202の判定条件が成立していると、ECU34
はステップ203において、回転速度センサ30による
エンジン回転速度NEと、車速センサ31による車速V
とをそれぞれ読み込む。ステップ204において、前回
の制御周期で記憶された目標スロットル開度θをメモリ
から読み出す。
【0060】次に、ECU34はステップ205におい
て、図11に示すマップを参照して、車速Vに応じた目
標加速度α1,α2を算出する。目標加速度α1,α2
は、アクセルセンサ32の正常時のアクセルペダル26
が踏み込まれていない状況下で車両12が加速(車速V
が増加)した場合において、運転者に不安感を抱かせな
い加速度の最大値(α1)及び最小値(α2)である。
これらの値α1,α2の設定に際しては、通常、車速V
が高くなるほど、同じ加速度であっても増速感が大きく
なることが考慮されている。車速Vにかかわらず増速感
をほぼ均一にすることを目的として、図11では目標加
速度α1,α2はいずれも車速Vが高くなるほど徐々に
小さくなるように設定されている。一例として、目標加
速度α1は、車速Vが0Km/hのときに1m/s2よ
りも大きく、車速Vが100Km/hのときに0.3m
/s2よりも大きな値に設定される。また、目標加速度
α2は、車速Vが0km/hのときに1m/m2よりも小さ
く、車速Vが100Km/hのときに0.3m/s2よ
りも小さな値に設定される。
【0061】次に、ECU34はステップ206におい
て、前述した図7のマップを参照して、エンジン回転速
度NEに応じた二つの開度変更量γ,δをそれぞれ算出
する。両開度変更量γ,δは、車両12の加速度αを目
標加速度α2よりも大きく、かつ目標加速度α1以下の
値にすることを目的として、電動モータ18によるスロ
ットル弁16の目標スロットル開度θを求めるために用
いられる。一方の開度変更量δは、吸気通路14を開く
方向へスロットル弁16を回動させる際に用いられる変
更量であり、他方の開度変更量γは吸気通路14を閉じ
る方向へスロットル弁16を回動させる際に用いられる
変更量である。いずれの開度変更量γ,δもエンジン回
転速度NEの上昇に従い緩やかに増加するように設定さ
れている点は第1実施の形態と同様である。従って、開
度変更量γ,δを用い、後述するステップ210,21
2で求められる目標スロットル開度θの変化速度(単位
時間当たりの変化量)は、エンジン回転速度NEが上昇
するに従い増加することになる。
【0062】続いて、ECU34はステップ207にお
いてエンジン回転速度NEに基づき車両12の加速度α
を算出する。より詳しくは、前回の制御周期のステップ
203で読み込んだエンジン回転速度と、その読み込み
から所定時間が経過した今回の制御周期で読み込んだエ
ンジン回転速度との偏差を求める。この偏差は単位時間
当たりのエンジン回転速度NEの変化量、すなわち車両
12の加速度αに相当する。
【0063】ECU34はステップ208において、前
記加速度αが前記ステップ205での目標加速度α1よ
りも大きいか否かを判定する。この判定条件が成立して
いれば(α>α1)ステップ212へ移行し、前記ステ
ップ204での目標スロットル開度θから前記ステップ
206での開度変更量γを減算する。上述したように開
度変更量γはエンジン回転速度NEに応じて異なる値を
採る。ECU34は減算結果を新たな目標スロットル開
度θとして設定し、自身のメモリに記憶する。ステップ
211においてスロットル開度TAを目標スロットル開
度θにするための指令信号を電動モータ18に出力して
このルーチンを終了する。従って、この場合には目標ス
ロットル開度θが開度変更量γだけ減少することから、
それにともなう量だけ吸気通路14がスロットル弁16
によって閉じられる。吸入空気量及び噴射燃料量が減少
して車速Vが変化し、その変化量である加速度αが若干
低下する。
【0064】また、前記ステップ208の判定条件が成
立していない(α≦α1)と、ECU34はステップ2
09において、前記ステップ207での加速度αが前記
ステップ205での目標加速度α2よりも大きいか否か
を判定する。この判定条件が成立していれば(α2<α
≦α1)、運転者に不安感を抱かせない加速度αで車両
12が加速しており、目標スロットル開度θを変更する
必要がないと判断し、ステップ211の処理を実行した
後、このルーチンを終了する。すなわち、目標スロット
ル開度θとして前記ステップ204での値をそのまま用
い、電動モータ18を制御する。
【0065】これに対し、ステップ209の判定条件が
成立していなければ、運転者が意図するほど車両12が
加速していないと判断し、ステップ210において前記
ステップ204での目標スロットル開度θに前記ステッ
プ206での開度変更量δを加算する。上述したように
開度変更量δはエンジン回転速度NEに応じて異なる値
を採る。ECU34は加算結果を新たな目標スロットル
開度θとして設定し、自身のメモリに記憶する。ステッ
プ211においてスロットル開度TAを目標スロットル
開度θにするための指令信号を電動モータ18に出力し
てこのルーチンを終了する。従って、この場合には目標
スロットル開度θが開度変更量δだけ増加することか
ら、それに応じた量だけ吸気通路14がスロットル弁1
6によって開かれる。吸入空気量及び噴射燃料量が増加
し、加速度αが大きくなる。
【0066】上述したルーチンにおいて、ECU34に
よるステップ201の処理は、アクセルセンサ32が異
常か否かを判定する異常判定手段に相当する。ステップ
207の処理は、車両12の加速度αを算出する加速度
検出手段に相当する。ステップ213,211の処理
は、アクセルセンサ32の正常時において、スロットル
開度TAがアクセルセンサ32によるアクセル開度PA
に応じた目標スロットル開度θとなるように電動モータ
18を制御するための第3の制御手段に相当する。ステ
ップ203〜206,208〜212の処理は、アクセ
ルセンサ32の異常時において、車両12の加速度α
を、回転速度センサ30によるエンジン回転速度NEに
応じたスロットル開度の変化速度にて目標加速度に収束
させるべく電動モータ18を制御するための第4の制御
手段に相当する。
【0067】このスロットル開度制御ルーチンによる
と、アクセルセンサ32が異常になると、車速Vに応じ
た二つの目標加速度α1,α2が求められる。実際の加
速度αが所定の範囲(α2≦α<α1)内に属するよう
に、開度変更量γ,δを用いた目標スロットル開度θの
変更がなされる。より詳しくは、加速度αを、二つの目
標加速度α1,α2によって決まる所定範囲内に属させ
るためにスロットル弁16が開弁される。その開弁に応
じて車速Vが上昇する。その上昇にともない前記範囲が
変化する。加速度を新たな範囲内に属させるためにスロ
ットル弁16がさらに開弁される。これらの動作が繰り
返し行われる。その結果、車速Vが緩やかに増加してゆ
き、最終的には一定の値になる。このように車速Vがゆ
っくりと上昇してゆくので、急激な車速Vの変化がな
く、運転者に不安感を抱かせるおそれはない。
【0068】なお、図11に示すように、車速Vが高く
なるに従い目標加速度α1,α2が低下するように設定
されているので、高速になるほど時間当たりの車速Vの
変化量が少なくなる。このため、通常、車速Vが高くな
るほど同じ加速度でも増速感が大きくなるものの、本実
施の形態では車速Vにかかわらず増速感をほぼ均一にす
ることができる。
【0069】また、アクセルセンサ32の異常時におい
て、仮にエンジン回転速度NEの高低にかかわらず常に
一定の量ずつ目標スロットル開度θが変化したとする
と、エンジン回転速度NEの低い領域では出力トルクが
大きく変化するのに、高回転域では出力トルクが前記低
回転域ほど変化しない。しかし、本実施の形態では、第
1実施の形態と同様に目標スロットル開度θの変化速度
をエンジン回転速度NEに応じて変化させている。エン
ジン回転速度NEが高くなるに従い、単位時間当たりの
目標スロットル開度θの変化量(開度変更量γ,δ)を
大きな値に変更している。このため、エンジン回転速度
NEの全領域にわたり出力トルクの変化量をほぼ均一に
する等、同出力トルクを任意の良好な値にすることがで
きる。エンジン回転速度NEの高低にかかわらず、車両
12を任意の加速度で走行させることができるので、運
転者が意図するよりも大きな加速度で走行するのを抑制
し、その運転者に違和感を与える(不安感を抱かせる)
不具合を解消できる。 (第3の実施の形態)次に、第4の発明を具体化した第
3の実施の形態を図12〜図15に従って説明する。図
12,13は前述した図4,5に対応するスロットル開
度制御ルーチンを示すフローチャートである。
【0070】本実施の形態は、目標回転速度としての上
限値NEMAX を加速度αによって補正している点が第1
の実施の形態と大きく異なっている。このように上限値
NEMAX の算出に際し加速度αを加味したのは、以下の
理由による。車両12の走行時には走行抵抗が作用し、
この値と車両12の駆動力との大小関係によって、車速
Vの変化の度合いが変化する。走行抵抗が駆動力を下回
っていれば車速Vは上昇するが、同走行抵抗が駆動力に
一致すると車速Vは上昇しにくくなる。走行抵抗は路面
の傾斜によっても異なり、例えば平坦路では小さく登坂
路では大きくなる。従って、上限値NEMAX がそのとき
の車速Vのみによって決定される場合、車両12が平坦
路を走行する場合には車速Vが上昇し、それにともなっ
て上限値NEMAX も上昇してゆく。しかし、車両12が
急な登坂路を走行する場合には車速Vが上昇しにくくな
り、上限値NEMAX があまり変化しなくなるおそれがあ
る。この場合には、車両12が加速しにくくなる。そこ
で、本実施の形態では上限値NEMAX の算出に加速度α
を考慮するようにしている。なお、エンジン11を含む
車両12の構成は第1の実施の形態と同様であるので、
ここでは説明を省略する。
【0071】ECU34は図12のステップ301〜3
05において、前記第1の実施の形態でのステップ10
1〜105と同様の処理を行なう。以下、ステップ30
1〜305の各処理について簡単に説明する。なお、ス
テップ数の後の括弧内には、第1の実施の形態において
対応するステップ数を記す。
【0072】ステップ301(ステップ101)におい
てアクセルセンサ32が異常であるか否かを判定し、異
常であるとステップ302(ステップ102)において
ストップランプスイッチ33がオフか否かを判定する。
ブレーキペダル28が踏み込まれず前記ステップ302
の判定条件が成立していると、ステップ303(ステッ
プ103)において、回転速度センサ30による今回の
エンジン回転速度NE(i) と、車速センサ31による今
回の車速V(i) とをそれぞれ読み込む。ステップ304
(ステップ104)において、前回の制御周期で記憶さ
れた目標スロットル開度θ(i-1) 、エンジン回転速度N
E(i-1) 、車速V(i-1) をそれぞれメモリから読み出
す。ステップ305(ステップ105)において、図6
のマップを参照して、今回の車速V(i) に応じた機関目
標回転速度としての上限値NEMAXを算出する。
【0073】次に、一点鎖線の枠内に示されたステップ
306〜ステップ314において、前記上限値NEMAX
を加速度に応じて補正する処理を行う。より詳しくは、
ステップ306において、前記ステップ303での今回
の車速V(i) とステップ304での前回の車速V(i-1)
との偏差を求め、その値を車両12の加速度αとする。
ステップ307,310において前記加速度αが、運転
者が違和感を感じない適切な範囲内にあるか否かを判定
する。例えば、前記範囲の下限値をα3(>O)とし、
上限値をα4(>α3)とすると、ステップ307で加
速度αが下限値α3よりも小さいか否かを判定し、ステ
ップ310で加速度αが上限値α4よりも大きか否かを
判定する。
【0074】ステップ307の判定条件が成立している
(α<α3)と、ステップ308において、下限値α3
と加速度αとの偏差(=α3−α)に応じた補正値NE
1を求める。この補正値NE1の算出には、例えば図1
4(a)に示すマップが用いられる。このマップには、
偏差(=α3−α)と、その増大に従い上昇する補正値
NE1との関係が予め規定されている。すなわち、加速
度αが下限値α3から大きく下回るほど、大きな補正値
NE1によって上限値NEMAX を補正するようにしてい
る。ステップ309において前記補正値NE1を、前記
ステップ305での上限値NEMAX に加算し、その加算
結果を新たな上限値NEMAX として設定し、ステップ3
13へ移行する。
【0075】一方、ステップ307の判定条件が成立せ
ず、ステップ310の判定条件が成立している(α3<
α4<α)と、ステップ311において、加速度αと上
限値α4との偏差(=α−α4)に応じた補正値NE2
を求める。この補正値NE2の算出には例えば図14
(b)に示すマップが用いられる。このマップには、偏
差(=α−α4)と、その増大に従い上昇する補正値N
E2との関係が規定されている。すなわち、加速度αが
上限値α4を大きく上回るほど、大きな補正値NE2に
よって上限値NEMAX を補正するようにしている。ステ
ップ312において、前記ステップ305での上限値N
EMAX から前記補正値NE2を減算し、その減算結果を
新たな上限値NEMAX として設定し、ステップ313へ
移行する。
【0076】ステップ313では、前述したステップ3
09又は312で求めた上限値NEMAX にガード処理を
施す。すなわち、前記上限値NEMAX が許容値NEMAXa
(例えば3000rpm)以上であるか否かを判定し、
以上であればステップ314でその許容値NEMAXaを上
限値NEMAX として設定し、ステップ315へ移行す
る。これに対し、上限値NEMAX が許容値NEMAXa未満
であれば、そのままステップ315へ移行する。
【0077】ところで、前記ステップ310の判定条件
が成立していないと、すなわち、α3≦α≦α4である
と、そのままステップ315へ移行する。このようにし
て、ステップ306〜ステップ314の処理を行なうこ
とによって、加速度αを考慮した上限値NEMAX が求め
られる。
【0078】次に、ステップ315〜322において、
前記第1の実施の形態でのステップ106〜113と同
様の処理を行なう。以下、ステップ315〜322の各
処理について説明する。なお、各ステップ数の後の括弧
内には、第1の実施の形態において対応するステップ数
を記す。
【0079】ステップ315(ステップ106)では、
図7のマップを参照して、前記ステップ303での今回
のエンジン回転速度NE(i) に応じた開度変更量γ,δ
を算出する。ステップ316(ステップ107)におい
て、今回のエンジン回転速度NE(i) が前記ステップ3
05,314での上限値NEMAX よりも大きいか否かを
判定する。この判定条件が成立していれば、ステップ3
17(ステップ108)へ移行し、前記ステップ304
での前回の目標スロットル開度θ(i-1) から前記開度変
更量γを減算する。その減算結果を今回の目標スロット
ル開度θ(i) として設定し、ステップ322(ステップ
109)へ移行する。
【0080】ステップ316の判定条件が成立していな
いと、ステップ318(ステップ110)において、上
限値NEMAX と今回のエンジン回転速度NE(i) との偏
差が判定値βよりも大きいか否かを判定する。この判定
条件が成立していれば、ステップ319(ステップ11
1)において前記ステップ304での前回の目標スロッ
トル開度θ(i-1) に前記開度変更量δを加算し、その加
算結果を今回の目標スロットル開度θ(i) として設定
し、ステップ322へ移行する。ステップ318の判定
条件が成立していないと、そのままステップ322へ移
行する。
【0081】ステップ301の判定条件が成立していな
いと、ステップ320(ステップ112)において、前
記アクセル開度PAに応じた目標スロットル開度θ(i)
を算出し、ステップ322へ移行する。また、ステップ
302の判定条件が成立していないと、ステップ321
(ステップ113)で目標スロットル開度θ(i) を
「0」に設定し、ステップ322へ移行する。
【0082】ステップ322においては、スロットル開
度TAが前記目標スロットル開度θ(i) となるようにス
ロットル弁16を回動させるのに必要な電動モータ18
の作動量(回転量)を求めるとともに、その作動量に対
応した指令信号を同モータ18に出力する。
【0083】そして、ステップ323において、次回の
演算に備えて、今回の車速V(i) 、エンジン回転速度N
E(i) 及び目標スロットル開度θ(i) を、前回の車速V
(i-1) 、エンジン回転速度NE(i-1) 及び目標スロット
ル開度θ(i-1) として設定し、メモリにそれぞれ記憶す
る。その後、このルーチンを終了する。
【0084】上述したルーチンにおいて、ECU34に
よるステップ306の処理は、車両12の加速度αを検
出する加速度検出手段に相当し、ステップ307〜31
2の処理は、上限値NEMAX を加速度αに応じて補正す
る目標回転速度補正手段に相当する。
【0085】このスロットル開度制御ルーチンによる
と、車両12の加速度αが小さなとき(下限値α3未満
のとき)には、車速Vに応じた上限値NEMAX に、偏差
(α3−α)に応じた補正値NE1(>0)が加えられ
る。補正後の上限値NEMAX は車速Vのみによって求め
た場合よりも大きな値となる。そして、この補正後の上
限値NEMAX が電動モータ18のための目標回転速度と
して用いられる。このように目標回転速度には車両12
の加速度αが考慮されている。
【0086】従って、車両12が急な登坂路を走行する
際に、走行抵抗が大きくなって車速Vが上昇しなくなっ
たり、その上昇の程度が小さくなったりしても、そのと
きの下限値α3と加速度αとの偏差に応じて上限値NE
MAX を上昇させて、車両12を加速させることができ
る。前述したスロットル弁16の開弁、車速Vの上昇、
上限値NEMAX の上昇、スロットル弁16の開弁からな
る一連の動作を繰り返し行なわせることができる。この
ように、走行抵抗にかかわらず車速Vを上昇させてゆく
ことができるので、前述した第1の実施の形態の効果を
確実なものにすることができる。
【0087】この現象を図15を用いて説明すると、例
えば、車両12の平坦路走行時等、走行抵抗が小さな場
合には、車速Vの大きさにかかわらず駆動力Tがその走
行抵抗を大きく上回る。このため、車速Vの上昇→上限
値NEMAX の上昇→車速Vの上昇が繰り返され、車速V
が上昇してゆく。
【0088】これに対し、登坂路走行時等の走行抵抗の
大きな場合には、車速V=V1の条件下で駆動力T(=
T1)と走行抵抗とが一致し、車両12がそれ以上加速
しなくなってしまう。ここで、車速Vのみによって上限
値NEMAX を決定した場合、車速Vが上昇しなくなると
同上限値NEMAX が変わらないため、それ以上加速しな
くなる。しかし、本実施の形態では、車両12があまり
加速しなくなると(加速度αが下限値α3を下回る
と)、補正値NE1を加算して上限値NEMAX を増大さ
せている。車速V=V1のときの上限値をNEMAX3とす
ると、図15では補正値NE1の加算により、上限値が
NEMAX3からNEMAX4に上昇する。実際のエンジン回転
速度NE(i)が上限値NEMAX4に一致するように電動モ
ータ18が制御されて、駆動力TがT1からT2へ変化
する。変化後の駆動力T2は走行抵抗を上回るので、再
び車速Vが上昇する。このようにして、車速Vが時間と
ともに上昇してゆく。
【0089】本実施の形態は前述した事項以外にも次に
示す特徴を有する。 (a)車両12の加速度αが大きくなりすぎた場合(上
限値α4を超えた場合)、補正値NE2を用いた減算に
より上限値NEMAX を低下させている。このため、下り
坂の走行時等、走行抵抗が極端に小さな場合には車速V
が上昇してゆくが、同車速Vの上昇にともない車両12
が必要以上に加速するのを抑制し、運転者に違和感を与
える不具合を解消できる。
【0090】(b)上限値NEMAX の補正に用いられる
補正値NE1,NE2を、加速度αと下限値α3(又は
上限値α4)との偏差に応じて異ならせている。すなわ
ち、加速度αが下限値α3から大きく下回るに従い補正
値NE1を大きくし、加速度αが上限値α4を大きく上
回るほど補正値NE2を大きくしている。従って、加速
度αが適正範囲(α3≦α≦α4)から大きく外れてい
ても、比較的大きな値を用いた補正により、その加速度
を早期に適正範囲に収めることができる。
【0091】(c)図13のステップ313,314で
ガード処理を行うようにしたので、加速度αを用いた補
正により、上限値NEMAX が極端に大きくなるのを未然
に防止できる。
【0092】なお、本発明は次に示す別の実施の形態に
具体化することができる。 (1)第1の実施の形態においては、図7に示すよう
に、スロットル弁16を閉弁する際に用いる開度変更量
γと、開弁する際に用いる開度変更量δとを異ならせた
が、両変更量γ,δを同一の値にしてもよい。
【0093】(2)図6において、車速VがV1よりも
高くV2以下の範囲では、その車速Vが上昇するに従
い、上限値NEMAX が一定の変化度合で増加するような
特性にしたが、これ以外の特性であってもよい。例え
ば、同図において一点鎖線で示すように、車速Vに応じ
て上限値NEMAX の変化度合が異なるような特性に変更
してもよいし、同図において二点鎖線で示すように、車
速Vが所定値増加する毎に上限値NEMAX が所定値増加
するような特性に変更してもよい。
【0094】(3)第2,3の実施の形態では、車速セ
ンサ31による車速Vの変化に基づき車両12の加速度
αを求めたが、これを加速度センサによって直接検出し
てもよい。また、エンジン回転速度NEの変化量から加
速度を求めるようにしてよい。
【0095】(4)第2,3,4の発明は、車両12以
外にも船舶、飛行機等の各種移動体に適用可能である。 (5)第3の実施の形態において、上限値NEMAX の補
正に用いられる補正値NE1,NE2を一定の値にして
もよい。
【0096】(6)図13のステップ313,314の
ガード処理を適宜省略してもよい。以上、本発明の各実
施の形態について説明したが、各実施の形態から把握で
きる請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの
効果とともに記載する。
【0097】(イ)請求項2に記載のスロットル弁制御
装置において、前記第4の制御手段は、前記アクチュエ
ータの制御のための目標加速度を、前記移動体の移動速
度の上昇にともない減少させるものである内燃機関のス
ロットル弁制御装置。
【0098】通常、移動速度が高くなるほど同じ加速度
でも増速感が大きくなるものの、前記のような構成とす
れば、移動速度にかかわらず増速感をほぼ均一にするこ
とができる。
【0099】(ロ)請求項1,2,3又は4に記載のス
ロットル弁制御装置において、さらに、ブレーキ操作部
材(ブレーキペダル)の操作により前記移動体に制動を
かける制動機構(フートブレーキ)と、運転者による前
記ブレーキ操作部材の操作の有無を検出する制動検出手
段(ストップランプスイッチ)とを設け、前記第2の制
御手段又は前記第4の制御手段は、前記制動検出手段に
より前記ブレーキ操作部材の操作が検出されるとスロッ
トル弁にて吸気通路を閉じるべく前記アクチュエータを
制御するものである内燃機関のスロットル弁制御装置。
【0100】このような構成とすると、運転者はブレー
キ操作部材を操作することにより移動体に制動をかける
とともに、内燃機関の出力トルクの増大を抑え、移動速
度の増加を効率良く抑制できる。
【0101】(ハ)請求項1に記載のスロットル弁制御
装置において、前記内燃機関は移動体に搭載されてお
り、前記第2の制御手段は、回転速度検出手段による回
転速度が目標回転速度よりも高い場合には、回転速度が
目標回転速度以下の場合よりも、スロットル開度の大き
な変化速度にて回転速度を目標回転速度に収束させるべ
く前記アクチュエータを制御するものである内燃機関の
スロットル弁制御装置。
【0102】このような構成とすることにより、内燃機
関の出力トルクが大きく増加して移動体が急に加速する
のを抑制し、運転者に不安感を抱かせるのを抑制でき
る。また、回転速度が目標回転速度を上回った場合に
は、スロットル弁を一度に大きく閉弁させて出力トルク
を効果的に減少させることができる。
【0103】(ニ)請求項4に記載のスロットル弁制御
装置において、前記目標回転速度補正手段は、前記加速
度検出手段による加速度が予め定められた下限値を下回
ると、前記目標回転速度算出手段による機関目標回転速
度を増加させるものである内燃機関のスロットル弁制御
装置。
【0104】このような構成とすると、移動体の移動速
度の変化を妨げる力が大きな場合でも、機関目標回転速
度を確実に増加させ、同移動体を加速させることができ
る。 (ホ)請求項4に記載のスロットル弁制御装置におい
て、前記目標回転速度補正手段は、前記加速度検出手段
による加速度が予め定められた上限値を上回ると、前記
目標回転速度算出手段による機関目標回転速度を減少さ
せるものである内燃機関のスロットル弁制御装置。
【0105】このような構成とすると、移動体の移動速
度の変化を妨げるような力が小さな場合には移動速度が
上昇してゆくが、その上昇にともない移動体が必要以上
に加速するのを抑制することができる。
【0106】(ヘ)上記(ニ)に記載のスロットル弁制
御装置において、前記下限値及び加速度の偏差と、その
偏差が大きくなるに従い増加する補正値とを記憶した記
憶手段(メモリ)をさらに備え、前記目標回転速度補正
手段は前記記憶手段の補正値を機関目標回転速度に加算
することにより同機関目標回転速度を補正するものであ
る内燃機関のスロットル弁制御装置。
【0107】このように補正値を偏差の大きさに応じて
異ならせると、加速度が早期に下限値以上となるように
同加速度を増加させることができる。 (ト)請求項4に記載のスロットル弁制御装置におい
て、前記目標回転速度補正手段による補正後の目標回転
速度が予め定められた許容値よりも大きくなるのを制限
する制限手段をさらに備えた内燃機関のスロットル弁制
御装置。
【0108】ここで、第3の実施の形態においては、ス
ロットル開度制御ルーチンにおけるステップ313,3
14の処理が前記制限手段に相当する。このような構成
とすると、加速度を用いた補正により目標回転速度が極
端に大きくなるのを防止できる。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明では、ア
クセル操作量検出手段の異常時には、回転速度検出手段
による回転速度を、その回転速度に応じたスロットル開
度の変化速度にて目標回転速度に収束させるべくアクチ
ュエータを制御する。また、第2の発明では加速度検出
手段による加速度を、回転速度検出手段による回転速度
に応じたスロットル開度の変化速度にて目標加速度に収
束させるべくアクチュエータを制御するようにしてい
る。このため、アクセル操作量検出手段の異常時にも、
内燃機関の出力トルクの変化量を任意の値にすることが
でき、運転者に違和感を抱かせないようにできる。
【0110】第3の発明では、移動体の移動速度の上昇
に従い増加する機関目標回転速度を求め、これをアクチ
ュエータ制御用の目標回転速度としている。このため、
第1の発明の効果に加え、目標回転速度及び移動速度を
ともに時間の経過に従い緩やかに上昇させることが可能
となり、移動体の急な加速を回避することができる。
【0111】第4の発明では、第3の発明における機関
目標回転速度を移動体の加速度によって補正し、その補
正された値をアクチュエータ制御用の目標回転速度とし
て用いている。このため、第3の発明の効果に加え、移
動体の移動速度の変化を妨げる力が大きな場合でも、移
動体の移動速度を確実に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1,3,4の発明の概念構成図。
【図2】第2の発明の概念構成図。
【図3】第1の実施の形態における車両の概略構成図。
【図4】スロットル開度制御ルーチンを示すフローチャ
ート。
【図5】同じくスロットル開度制御ルーチンを示すフロ
ーチャート。
【図6】車速とエンジン回転上限値との関係を示す特性
図。
【図7】エンジン回転速度と開度変更量との関係を示す
特性図。
【図8】車速、エンジン回転速度及び目標スロットル開
度の対応関係を示すタイミングチャート。
【図9】第2の実施の形態におけるスロットル開度制御
ルーチンを示すフローチャート。
【図10】同じくスロットル開度制御ルーチンを示すフ
ローチャート。
【図11】車速と目標加速度との関係を示す特性図。
【図12】第3の実施の形態におけるスロットル開度制
御ルーチンを示すフローチャート。
【図13】同じくスロットル開度制御ルーチンを示すフ
ローチャート。
【図14】(a),(b)は加速度の偏差と補正値との
関係を規定したマップを示す特性図。
【図15】車速、駆動力、エンジン回転上限値及び走行
抵抗の対応関係を示す特性図。
【符号の説明】
11…内燃機関としてのガソリンエンジン、12…移動
体としての車両、14…吸気通路、16…スロットル
弁、18…アクチュエータとしての電動モータ、24…
動力伝達機構、26…アクセル操作部材としてのアクセ
ルペダル、30…回転速度検出手段としての回転速度セ
ンサ、31…第1の実施の形態において移動速度検出手
段を構成する車速センサ、32…アクセル操作量検出手
段としてのアクセルセンサ、34…第1実施の形態にお
いて異常判定手段、目標回転速度算出手段、第1の制御
手段及び第2の制御手段として機能するとともに、第2
実施の形態において異常判定手段、加速度検出手段、第
3の制御手段及び第4の制御手段として機能し、第3の
実施の形態において加速度検出手段及び目標回転速度補
正手段として機能する電子制御装置(ECU)、NE…
回転速度としてのエンジン回転速度、PA…アクセル操
作部材の操作量としてのアクセル開度、NEMAX …目標
回転速度としてのエンジン回転上限値、α…加速度、α
1,α2…目標加速度、γ,δ…目標スロットル開度の
算出に用いられる開度変更量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 364 F02D 45/00 364H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路に開閉可能に設けら
    れ、その開度に応じて同内燃機関への吸入空気量を調整
    するスロットル弁と、 前記スロットル弁を駆動するアクチュエータと、 前記スロットル弁を所望開度にするべく操作されるアク
    セル操作部材の操作量を検出するアクセル操作量検出手
    段と、 前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段
    と、 前記アクセル操作量検出手段が異常か否かを判定する異
    常判定手段と、 前記異常判定手段による正常時には、前記スロットル弁
    の開度が前記アクセル操作量検出手段による操作量に応
    じたスロットル開度となるように前記アクチュエータを
    制御する第1の制御手段と、 前記異常判定手段による異常時には、前記回転速度検出
    手段による回転速度を、その回転速度に応じたスロット
    ル開度の変化速度にて目標回転速度に収束させるべく前
    記アクチュエータを制御する第2の制御手段とを備えた
    内燃機関のスロットル弁制御装置。
  2. 【請求項2】 移動体に搭載した内燃機関の吸気通路に
    開閉可能に設けられ、その開度に応じて同内燃機関への
    吸入空気量を調整するスロットル弁と、 前記スロットル弁を駆動するアクチュエータと、 前記スロットル弁を所望開度にするべく操作されるアク
    セル操作部材の操作量を検出するアクセル操作量検出手
    段と、 前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段
    と、 前記移動体の移動にともなう加速度を検出する加速度検
    出手段と、 前記アクセル操作量検出手段が異常か否かを判定する異
    常判定手段と、 前記異常判定手段による正常時には、前記スロットル弁
    の開度が前記アクセル操作量検出手段による操作量に応
    じたスロットル開度となるように前記アクチュエータを
    制御する第3の制御手段と、 前記異常判定手段による異常時には、前記加速度検出手
    段による加速度を、前記回転速度検出手段による回転速
    度に応じたスロットル開度の変化速度にて目標加速度に
    収束させるべく前記アクチュエータを制御する第4の制
    御手段とを備えた内燃機関のスロットル弁制御装置。
  3. 【請求項3】 前記内燃機関が搭載された移動体の移動
    速度を検出する移動速度検出手段と、 前記移動速度検出手段による移動速度の上昇に従い増加
    する機関目標回転速度を算出する目標回転速度算出手段
    とをさらに備え、前記第2の制御手段は前記目標回転速
    度算出手段による機関目標回転速度を、前記アクチュエ
    ータ制御用の目標回転速度として用いるものである請求
    項1に記載の内燃機関のスロットル弁制御装置。
  4. 【請求項4】 前記移動体の移動にともなう加速度を検
    出する加速度検出手段と、 前記目標回転速度算出手段による機関目標回転速度を前
    記加速度検出手段による加速度にて補正する目標回転速
    度補正手段とをさらに備え、前記第2の制御手段は前記
    目標回転速度補正手段による補正後の機関目標回転速度
    を、前記アクチュエータ制御用の目標回転速度として用
    いるものである請求項3に記載の内燃機関のスロットル
    弁制御装置。
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