JP2001150982A - ハイブリッド車の出力制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車の出力制御装置

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JP2001150982A JP33556699A JP33556699A JP2001150982A JP 2001150982 A JP2001150982 A JP 2001150982A JP 33556699 A JP33556699 A JP 33556699A JP 33556699 A JP33556699 A JP 33556699A JP 2001150982 A JP2001150982 A JP 2001150982A
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勝彦 宮本
Satoshi Yoshikawa
智 吉川
Nobuaki Murakami
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    • B60K6/20Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車の出力制御装置において、燃
費の悪化を招くことなく無段変速機の慣性出力による出
力トルクのずれを補正してドライバビリティの向上を図
る。 【解決手段】 アクセル開度APSと車速VとからCV
T出力軸要求トルクRTQを設定し、エンジン回転数N
eに基づいてエンジン11が最良燃費となるエンジン要
求トルクETQを設定する一方、CVT出力軸要求トル
クRTQとエンジン要求トルクETQと変速比αとに基
づいてモータ要求トルクMTQ0 を設定し、プライマリ
回転数変化率βとプライマリ軸慣性モーメントとから求
めた慣性トルクITQに基づいて補正してモータ要求ト
ルクMTQを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとモータ
と無段変速機とを有するハイブリッド車の出力制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境の問題から排気ガスの発
生を抑制するような、内燃機関とモータとを駆動源とす
るハイブリッド車が実用化されている。このようなハイ
ブリッド車では、運転状態に応じてモータの駆動のみに
より駆動輪を駆動したり、モータと内燃機関の両者の駆
動により駆動輪を駆動したりできるようになっており、
最近では、この内燃機関及びモータにCVT(Continuou
sly Variable Transmission )などの無段変速機を組み
合わせたものが提案されている。
【0003】このようなハイブリッド車は、エンジンと
モータとがクラッチを介して接続され、このモータに接
続されたCVTがクラッチを介して駆動軸(駆動輪)に
接続されて構成されている。
【0004】従来のハイブリッド車の出力制御装置で
は、ドライバが操作するアクセル開度と車両の速度(車
速)とに基づいて車両が必要とする要求トルクが設定さ
れる。そして、モータ側では、この要求トルクからバッ
テリ充電量に応じた目標モータトルクが設定される。一
方、エンジン側では、要求トルクから目標モータトルク
減算して目標エンジントルクが設定されると共に、CV
Tの目標プライマリ回転数(変速比)が設定される。そ
して、コントローラが設定された目標モータトルクと目
標エンジントルクと目標プライマリ回転数とに基づいて
エンジンとモータとCVTを制御することで、ハイブリ
ッド車はドライバの要求通りに走行することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のハイブリッド車の出力制御装置にあって、CVT
では、入力側と出力側の一対の可変V形プーリの間に無
端のスチールベルトを掛け回し、油圧の給排により各可
変V形プーリの幅を変更してプーリ比を変えることで変
速比を無段階に調節しており、ここには慣性トルクが発
生する。そのため、例えば、ドライバが加速のためにア
クセルペダルを踏み込むと、車両の加速要求トルクの増
大によりCVTの変速比が大きく設定され、プライマリ
回転が上昇するが、このとき、慣性トルクによりプライ
マリ回転トルクの一部が吸収され、CVT出力軸実トル
クが小さくなり、加速要求トルクとの間にずれを生じて
しまう。
【0006】図4に従来のハイブリッド車の出力制御装
置の運転状態の変化を表すグラフを示す。図4のグラフ
からもわかるように、ハイブリッド車の走行中にドライ
バがアクセルペダルを踏み込むと、アクセル開度APS
が上昇してCVT出力軸要求トルクRTQが上昇し、分
配されたエンジン要求トルクETQ及びモータ要求トル
クMTQも上昇する。そして、CVTの変速比αが大き
く設定されるためにCVT出力軸実トルクRTQT (プ
ライマリ回転)が上昇するが、このとき、CVT慣性ト
ルクITQが発生するため、このCVT出力軸実トルク
RTQT が減少(図4にてD位置)してCVT出力軸要
求トルクRTQよりも小さくなってしまい、ドライバに
対して加速中であるにも拘らず減速感を与えてしまう。
【0007】一方、ドライバが減速のためにシフトダウ
ンすると、CVTの変速比が小さく設定されてプライマ
リ回転が下降するが、このとき、CVTに蓄えられてい
た慣性トルクの放出によりプライマリ回転トルクが増大
して、CVT出力軸要求トルクよりも大きくなってしま
い、ドライバに対して減速中であるにも拘らず押し出し
感を与えてしまう。
【0008】このようにハイブリッド車の加速時や減速
時には、慣性トルクがCVT出力軸実トルクを吸収した
り、放出されたりしてCVT出力軸要求トルクとの間に
ずれが生じてドライバビリティを悪化させてしまうとい
う問題がある。そこで、慣性トルクによるCVT出力軸
実トルクとCVT出力軸要求トルクとのずれを、エンジ
ン軸トルクを制御して補正することが考えられるが、こ
れによりエンジンが最良燃費出力の領域から外れて燃費
を悪化させてしまう。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、燃費の悪化を招くことなく無段変速機の慣性出
力による出力トルクのずれを補正してドライバビリティ
の向上を図ったハイブリッド車の出力制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明のハイブリッド車の出力制御装置では、無段
変速機制御手段は、アクセル開度検出手段が検出したア
クセル開度と車速検出手段が検出したハイブリッド車の
走行速度とに基づいて無段変速機を制御する一方、モー
タ制御手段は、慣性出力検出手段が検出した無段変速機
の慣性出力に応じてモータを制御するようにしている。
【0011】従って、無段変速機はアクセル開度と車速
とに基づいて制御され、モータが無段変速機の慣性出力
に応じて制御されるため、加速時や減速時に発生する無
段変速機の慣性出力はこのモータによって補われること
となり、エンジンの燃費を悪化させることなくドライバ
の要求に応じたトルクが出力され、ドライバビリティを
向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の一実施形態に係るハイブリ
ッド車の出力制御装置の概略構成、図2に本実施形態の
ハイブリッド車の出力制御装置による制御のフローチャ
ート、図3に本実施形態のハイブリッド車の出力制御装
置の運転状態の変化を表すグラフを示す。
【0014】本実施形態のハイブリッド車において、図
1に示すように、搭載されるエンジン11は、例えば、
筒内噴射型の火花点火式ガソリンエンジンであって、シ
リンダヘッドに気筒ごとに点火プラグ12及びインジェ
クタ13が取付けられ、ピストン14の上方に形成され
る燃焼室15内にこのインジェクタ13の噴射口が開口
し、燃料が燃焼室15内に直接噴射されるようになって
いる。また、シリンダヘッドには燃焼室15を臨む吸気
ポート16及び排気ポート17が形成され、吸気ポート
16は吸気弁18により開閉され、排気ポート17は排
気弁19により開閉される。そして、このエンジン11
には各気筒の所定のクランク位置でクランク角信号を出
力するクランク角センサ20が設けられ、クランク角セ
ンサ20はエンジン回転速度を検出可能となっている。
更に、吸気ポート16には吸気管21が接続され、空気
取入口にはエアクリーナ22が取付けられており、この
吸気管21には電子制御スロットル弁23及びスロット
ルポジションセンサ24が取付けられ、このスロットル
弁23上流側にはエアフローセンサ25が取付けられて
いる。排気ポート17には排気管26が接続されてい
る。
【0015】このように構成されたエンジン11のクラ
ンク軸27は伝達クラッチ28を介して電気モータ29
の出力軸30と断接可能となっており、この伝達クラッ
チ28は図示しない油圧駆動装置で作動するアクチュエ
ータ31により駆動可能となっている。そして、この電
気モータ29はバッテリ32から電力の供給を受けて駆
動可能であると共に、エンジン11からの駆動力を受け
て発電して電力をバッテリ32に充電可能となってい
る。
【0016】この電気モータ29の出力軸30は無段変
速機としてのCVT33に接続されている。このCVT
33は、図示しない一対の可変V形プーリの間に無端の
スチールベルトを掛け回し、一方の可変V形プーリの回
転軸を入力側となる出力軸30に連結し、他方の可変V
形プーリの回転軸を出力側となる出力軸34に連結して
構成されており、油圧の給排により各可変V形プーリの
幅を変更してプーリ比を変えることで、エンジン11や
電気モータ29から伝達される回転力を一対の可変V形
プーリ及びスチールベルトを介して無段階に調節して出
力軸34に伝達することができる。そして、CVT33
の出力軸34は発進クラッチ35を介してデファレンシ
ャルギヤ36に接続されており、この発進クラッチ35
は図示しない油圧駆動装置で作動するアクチュエータ3
6により駆動可能となっており、出力軸34から左右の
駆動輪38へのトルク伝達量を調整することができる。
【0017】また、車両にはエンジン11、電気モータ
29、CVT33などを制御する電子制御ユニット(E
CU)39が設けられ、このECU39には、入出力装
置、制御プログラムや制御マップ等の記憶を行う記憶装
置、中央処理装置及びタイマやカウンタ類が具備されて
おり、このECU39により筒内噴射エンジン11の総
合的な制御が実施される。即ち、前述したクランク角セ
ンサ20、スロットルポジションセンサ24、エアフロ
ーセンサ25に加えてドライバが踏み込むアクセルペダ
ルのポジションセンサ40、ハイブリッド車の走行速度
を検出する車速センサ41などの各種センサ類の検出情
報、イグニッションキースイッチ42の信号がECU3
9に入力され、ECU39が各種センサ類の検出情報に
基づいて、燃料噴射モードや燃料噴射量、点火時期等を
決定し、点火プラグ12、インジェクタ18のドライ
バ、スロットル弁23の駆動モータ等を駆動制御する。
【0018】また、ECU39には図示しないバッテリ
容量センサが検出するバッテリ32の充電容量が入力さ
れており、このバッテリ充電容量に応じて電気モータ2
9を制御している。更に、CVT33は、前述したよう
に、一対の可変V形プーリの幅を変更するための油圧駆
動回路を有しており、ECU39はこの油圧駆動回路を
制御することでプーリ比を変えて変速比を設定変更する
ようにしている。なお、伝達クラッチ28及び発進クラ
ッチ35の各アクチュエータ31,37の制御もECU
39が行うようにしている。
【0019】ところで、本実施形態のハイブリッド車の
出力制御装置にあって、ECU39は、アクセルポジシ
ョンセンサ40が検出したアクセル開度と車速センサ4
1が検出した車速とに基づいてCVT33を制御(無段
変速機制御手段)する一方、無段変速機の慣性出力を検
出(慣性出力検出手段)し、この慣性出力に応じて電気
モータ29を制御(モータ制御手段)している。
【0020】ここで、上述した本実施形態のハイブリッ
ド車の出力制御装置におけるECU39の制御を図2の
フローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0021】図2に示すように、まず、ステップS1で
は、アクセルポジションセンサ40が検出したアクセル
開度APSを取り込み、ステップS2では、車速センサ
41が検出した車速Vを取り込み、ステップS3にて、
このアクセル開度APSと車速VとからCVT出力軸要
求トルクRTQを設定する。そして、ステップS4に
て、クランク角センサ20が検出したエンジン回転数N
eに基づいてエンジン11が最良燃費となるエンジン要
求トルクETQが設定される。一方、ステップS5に
て、CVT出力軸要求トルクRTQとエンジン要求トル
クETQと変速比αとに基づいて下記数式によりモータ
要求トルクMTQ0 が設定される。 MTQ0 =(RTQ/α)−ETQ 即ち、CVT出力軸要求トルクRTQを変速比αで除算
することでCVT入力軸要求トルクとし、エンジン要求
トルクETQを減算することで残りのモータ要求トルク
MTQ0 が求められる。
【0022】そして、ステップS6において、CVTの
プライマリ回転数変化率βの絶対値が所定値よりも大き
いかどうかを判定することで、ドライバが一定以上の加
速要求、あるいは減速要求をしているかどうかを判定す
る。従って、このステップS6にて、CVTのプライマ
リ回転数変化率βの絶対値が所定値以下であれば、加速
要求あるいは減速要求がないと判定し、ステップS7に
移行して慣性トルクITQはほとんど発生しないとして
ITQ=0と設定する。
【0023】一方、このステップS6にて、CVTのプ
ライマリ回転数変化率βの絶対値が所定値より大きけれ
ば、加速要求あるいは減速要求があると判定し、ステッ
プS8に移行して慣性トルクITQを演算する。即ち、
プライマリ回転数変化率βとプライマリ軸慣性モーメン
トとに基づいて慣性トルクITQを算出する。この場
合、慣性トルクITQは、加速要求時には正の値とし
て、減速要求時には負の値として算出される。
【0024】そして、ステップS9では、求めた慣性ト
ルクITQに基づいて下記数式によりモータ要求トルク
MTQを補正する。 MTQ=MTQ0 +ITQ この場合、ハイブリッド車の加速時には慣性トルクIT
Qが正の値として算出されてCVT出力軸実トルクを減
少させてしまうため、モータ要求トルクMTQを増加さ
せる。一方、ハイブリッド車の減速時には慣性トルクI
TQが負の値として算出されてCVT出力軸実トルクを
増加させてしまうため、モータ要求トルクMTQを減少
させる。
【0025】なお、このステップS6で加速要求あるい
は減速要求がないと判定してステップS7で慣性トルク
ITQ=0と設定していると、このステップS9にて、
モータ要求トルクMTQ0 をMTQとする。
【0026】そして、このようにしてエンジン要求トル
クETQ及びモータ要求トルクMTQが設定されると、
ECT39は各設定値に基づいて、エンジン11と電気
モータ29とCVT33を制御し、図1に示すように、
エンジン要求トルクETQに応じたエンジン11の駆動
力が伝達クラッチ28及び出力軸30を介してCVT3
3に伝達され、あるいは、モータ要求トルクMTQに応
じた電気モータ29の駆動力が出力軸30を介してCV
T33に伝達され、このCVT33にて変速比αが設定
されて左右の駆動輪38へ所定のトルクが伝達され、ハ
イブリッド車が走行することができる。
【0027】このように本実施形態では、アクセル開度
APSと車速VとからCVT出力軸要求トルクRTQを
設定し、エンジン回転数Neに基づいてエンジン11が
最良燃費となるエンジン要求トルクETQを設定する一
方、CVT出力軸要求トルクRTQとエンジン要求トル
クETQと変速比αとに基づいてモータ要求トルクMT
0 を設定し、プライマリ回転数変化率βとプライマリ
軸慣性モーメントとに基づいて慣性トルクITQを算出
し、モータ要求トルクMTQ0 に慣性トルクITQを加
算あるいは減算してモータ要求トルクMTQを設定して
いる。従って、ハイブリッド車の加速時や減速時に吸
収、放出されるCVT33の慣性出力が電気モータ29
により補われるため、CVT出力軸要求トルクRTQと
CVT出力軸実トルクRTQT とのずれがなくなり、ド
ライバの要求に応じたトルクが出力され、エンジンの燃
費を悪化させることなくドライバビリティを向上できる
と共に、電気モータ29を制御するため、エンジン11
の出力を制御するものに比べて応答性を向上することも
できる。
【0028】即ち、図3に示すように、ハイブリッド車
の走行中にドライバがアクセルペダルを踏み込むと、ア
クセル開度APSが上昇してCVT出力軸要求トルクR
TQが上昇し、分配されたエンジン要求トルクETQ及
びモータ要求トルクMTQも上昇する。この場合、CV
T33で吸収される慣性トルクITQに応じてモータ要
求トルクMTQが、図3でAに示すように増加されてい
る。そのため、CVT出力軸実トルクRTQT (プライ
マリ回転)は、従来のように、減少(図3にてD)する
ことはなく、CVT出力軸要求トルクRTQに見合って
上昇することとなり、ドライバは加速感を感じて適正に
ハイブリッド車を走行させることができる。なお、図示
しないが、ハイブリッド車の減速時には、CVT33で
放出される慣性トルクITQに応じてモータ要求トルク
MTQが減少されており、CVT出力軸実トルクRTQ
T (プライマリ回転)はCVT出力軸要求トルクRTQ
に見合って下降することとなり、ドライバは減速感を感
じて適正にハイブリッド車を走行させることができる。
【0029】また、慣性トルクITQによるCVT出力
軸要求トルクRTQとCVT出力軸実トルクRTQT
のずれを電気モータ29により補正したことで、エンジ
ン11はエンジン回転数Neに基づいて設定されるエン
ジン11が最良燃費となるエンジン要求トルクETQに
より制御されることとなり、燃費の悪化を防止できる。
【0030】なお、上述の実施形態では、ドライバの加
速要求あるいは減速要求の判定を、CVTのプライマリ
回転数変化率βの絶対値に基づいて行ったが、変速比α
の変化率であってもよい。また、上述した実施形態で
は、無段変速機としてベルト式CVT33を用いたが、
トロイダル式CVTなど他の方式の無段変速機を用いて
もよい。
【0031】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように本発明のハイブリッド車の出力制御装置によれ
ば、無段変速機制御手段はアクセル開度と車速とに基づ
いて無段変速機を制御する一方、慣性出力検出手段が無
段変速機の慣性出力を検出し、モータ制御手段は、この
慣性出力に応じてモータを制御するようにしたので、加
速時や減速時に発生する無段変速機の慣性出力はこのモ
ータによって補われることとなり、エンジンの燃費を悪
化させることなくドライバの要求に応じたトルクが出力
され、ドライバビリティを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハイブリッド車の出
力制御装置の概略構成図である。
【図2】本実施形態のハイブリッド車の出力制御装置に
よる制御のフローチャートである。
【図3】本実施形態のハイブリッド車の出力制御装置の
運転状態の変化を表すグラフである。
【図4】従来のハイブリッド車の出力制御装置の運転状
態の変化を表すグラフである。
【符号の説明】
11 エンジン 20 クランク角センサ 27 クランク軸 29 電気モータ 32 バッテリ 33 CVT(無段変速機) 39 エンジンの電子制御ユニット、ECU(無段変速
機制御手段、慣性出力検出手段、モータ制御手段) 40 アクセルポジションセンサ(アクセル開度検出手
段) 41 車速センサ(車速検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 信明 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D041 AA31 AA66 AC01 AC04 AC20 AD02 AD10 AD30 AD51 AE02 AF09 5H115 PA01 PA12 PG04 PI16 PI29 PU01 PU25 QN03 QN12 RB08 RE03 RE04 RE13 SE05 SE08 SJ12 TB01 TE02 TE03 TI01 TO21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとモータと無段変速機とを有す
    るハイブリッド車において、アクセル開度を検出するア
    クセル開度検出手段と、前記ハイブリッド車の走行速度
    を検出する車速検出手段と、前記アクセル開度検出手段
    により検出されたアクセル開度と前記車速検出手段によ
    り検出された車速とに基づいて前記無段変速機を制御す
    る無段変速機制御手段と、前記無段変速機の慣性出力を
    検出する慣性出力検出手段と、該慣性出力検出手段によ
    り検出された慣性出力に応じて前記モータを制御するモ
    ータ制御手段とを具えたことを特徴とするハイブリッド
    車の出力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002271912A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド車の出力制御装置
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