JPH08270224A - 鉄骨柱の建入れ溶接方法 - Google Patents
鉄骨柱の建入れ溶接方法Info
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Abstract
が容易となる鉄骨柱の建入れ溶接方法を得るにある。 【構成】 下部既設鉄骨柱と上部新設鉄骨柱の左右の面
に拘束治具取付用エレクションピースを設け、前後の面
に補助拘束治具取付用エレクションピースを設け、夫々
のエレクションピースに夫々拘束治具を固定し、新設鉄
骨柱上部の梁材を柱間に固定した後上記補助拘束治具を
撤去し、柱ジョイント部の溶接を行なう鉄骨柱の建入れ
溶接方法。上記補助拘束治具用及びそのためのエレクシ
ョンピースを用いず、下部既設鉄骨柱の内面に内部ピー
スを配置し、この内部ピースの上部に、上記上部新設鉄
骨柱に螺合したレベル上げボルト及びレベル下げボルト
を係合せしめる鉄骨柱の建入れ溶接方法。
Description
の建入れ溶接方法、特に、柱ジョイント部の溶接作業を
簡便になし得る鉄骨柱の建入れ溶接方法に関するもので
ある。
2の建入れ作業において用いるエレクションピース(拘
束治具)3,3´は、図11〜図13に示すように、前
後または左右の対向する2面に夫々互いに離間して、2
個づつ設置するものが主流であった。特に溶接ロボット
を適用する場合には、図14に示すように最初に、エレ
クションピースが取り付けられていない面で既設及び新
設柱1,2の柱ジョイント部4を溶接する方法が採られ
てきている。
´の対応するもの同志に固定される板状の拘束治具、6
はその取付ボルト、7は溶接トーチである。
な構成のものでは、図14に示すように柱ジョイント部
4の溶接作業において、このエレクションピース3,3
´及びこれに接続した拘束治具5が障害物となり、エレ
クションピースのない部分の溶接作業をある程度完了さ
せた後に溶接作業の障害となるエレクションピースを図
15に示すようにガス切断機8によって切断し、図16
に示すように残りの部分の溶接作業を再開させる手間が
生じていた。そのため、溶接作業が途中で中断し、滑ら
かな作業ができないだけでなく、溶接工は、ビード継ぎ
足し部などに発生しやすい欠陥に細心の注意を払う必要
があった。
業中のエレクションピースの切断を不要とし、溶接作業
を淀みなく行なうことができ、溶接完了までのエレクシ
ョンピースなどによる仮接合治具を少なくとも対向する
2面において存置させることによる溶接時のゆがみ変形
の少ない柱ジョイント部の溶接接合を可能にするもので
ある。
既設鉄骨柱上部と上部新設鉄骨柱下部の左右前後の面に
互いに対向する位置でエレクションピースを設ける工程
と、上記各鉄骨柱の左右の面における上記エレクション
ピースの互いに対応するものに主拘束治具を固定すると
共に、上記各鉄骨柱の前後の面における上記エレクショ
ンピースの互いに対応するものに副拘束治具を固定する
工程と、新設鉄骨柱上部の梁材を柱間に固定した後に、
上記副拘束治具を撤去する工程と、ジョイント部に沿っ
て溶接トーチを走行させながら溶接し、存置された主拘
束治具部分の柱ジョイントは溶接トーチの差し込みで溶
接する工程とより成る。
は、下部既設鉄骨柱上部と上部新設鉄骨柱下部の左右の
外面に互いに対向する位置でエレクションピースを設け
ると共に、上記下部既設鉄骨柱の前後の内面に互いに対
向する位置で内部ピースを上記下部既設鉄骨柱の上端か
ら上方に突出して設ける工程と、上記各鉄骨柱の左右の
外面における上記エレクションピースの互いに対応する
ものに主拘束治具を固定する工程と、上記下部既設鉄骨
柱の前後の内面に設けた上記内部ピースの上部に、上記
上部新設鉄骨柱に螺合したレベル上,下用ボルトを係合
せしめる工程と、主拘束治具部分以外の柱ジョイント部
を、ジョイント部に沿って溶接トーチを走行させながら
溶接する工程とより成る。
部分の溶接ビードの接合は、時間差をもって行なう。
る。
うに、上記エレクションピース3,3´をこれによって
上記柱ジョイント部4を覆わないよう、柱ジョイント部
4から夫々下方及び上方に十分離間した位置に設けると
共に、溶接作業時に存置させる予定の拘束治具5を接続
するためのエレクションピース3,3´を、既設及び新
設鉄骨柱1,2の互いに対向する面、例えば左右の面に
1個づつ設置し、また、柱建入れ後、上部の梁材接続完
了時に撤去することになる補助拘束治具9を受けるエレ
クションピース3,3´を残りの対向面に1個づつ設置
し、夫々鉄骨柱に溶接固定せしめる。
骨柱2を建入れ、この状態で、エレクションピース3,
3´に拘束治具5と補助拘束治具9を取り付けて仮拘束
を行ない、鉄骨の建て方を進めて上部の梁接続固定が完
了した段階で、即ち、上部新設鉄骨柱2の位置が下部既
設鉄骨柱1に相対的に変化する心配がなくなった時点で
図3及び図4に示すように、補助拘束治具9を撤去し、
2台の自動溶接機を対面にセットし、その溶接トーチ7
を上記柱ジョイント部4に接近させ、柱ジョイント部4
に沿って溶接トーチ7を走行させながら溶接トーチ7で
ジョイント部4を溶接する。
拘束治具部分の両側に接近した際には、お互いに時間差
をもって、拘束治具5のジョイント側開口に差し込むよ
うに溶接トーチ7を動かすことにより、その部分の溶接
ビード継ぎを行なうことができる。この場合、拘束治具
5まで撤去して、溶接作業を行なうことも考えられる
が、その場合上部新設鉄骨柱2は下部既設鉄骨柱1上に
重力で載っているだけの状態となり、風や地震による水
平力に対して、危険であるので全拘束治具5,9の溶接
前の撤去は避けなければならない。
及び図6に示すように円柱や角が曲線状態となる成形コ
ラムの柱溶接においても適用できる。
束治具9及びそのためのエレクションピース3,3´を
用いず、代わりに上記下部既設鉄骨柱1の内面に内部ピ
ース10を配置し、この内部ピース10の上部を上記下
部既設鉄骨柱1の上端から上方に突出せしめ、この突出
部分の上端部及び凹部11に夫々上記上部新設鉄骨柱2
に螺合したレベル上げボルト12及びレベル下げボルト
13を係合せしめれば、上部の柱建入れ後、梁の取付を
待たずに柱のジョイント部4の自動溶接を行なうことが
できる。
接方法によれば、自動溶接機による柱ジョイント部の自
動溶接をスムーズに行なうことができ、従来の自動溶接
機では必要であった部分溶接した溶接止端部のエンドタ
ブ設置作業や止端部のはつり作業をなくすことができ、
鉄骨建て方時の柱溶接作業の効率化・省人化に寄与する
溶接方法を提供できるようになる。
治具部分の正面図である。
治具部分の横断平面図である。
る。
治具部分の他の例を示す横断平面図である。
治具部分の更に他の例を示す横断平面図である。
治具部分の更に他の例を示す縦断正面図である。
ある。
治具部分の正面図である。
である。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下部既設鉄骨柱上部と上部新設鉄骨柱下
部の左右前後の面に互いに対向する位置でエレクション
ピースを設ける工程と、上記各鉄骨柱の左右の面におけ
る上記エレクションピースの互いに対応するものに主拘
束治具を固定すると共に、上記各鉄骨柱の前後の面にお
ける上記エレクションピースの互いに対応するものに副
拘束治具を固定する工程と、新設鉄骨柱上部の梁材を柱
間に固定した後に、上記副拘束治具を撤去する工程と、
ジョイント部に沿って溶接トーチを走行させながら溶接
し、存置された主拘束治具部分の柱ジョイントは溶接ト
ーチの差し込みで溶接する工程とより成ることを特徴と
する鉄骨柱の建入れ溶接方法。 - 【請求項2】 下部既設鉄骨柱上部と上部新設鉄骨柱下
部の左右の外面に互いに対向する位置でエレクションピ
ースを設けると共に、上記下部既設鉄骨柱の前後の内面
に互いに対向する位置で内部ピースを上記下部既設鉄骨
柱の上端から上方に突出して設ける工程と、上記各鉄骨
柱の左右の外面における上記エレクションピースの互い
に対応するものに主拘束治具を固定する工程と、上記下
部既設鉄骨柱の前後の内面に設けた上記内部ピースの上
部に、上記上部新設鉄骨柱に螺合したレベル上,下用ボ
ルトを係合せしめる工程と、主拘束治具部分以外の柱ジ
ョイント部を、ジョイント部に沿って溶接トーチを走行
させながら溶接する工程とより成ることを特徴とする鉄
骨柱の建入れ溶接方法。 - 【請求項3】 存置された拘束治具部分の両側に接近し
た部分の溶接ビードの接合を時間差をもって行なうこと
を特徴とする請求項1または2記載の鉄骨柱の建入れ溶
接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09417995A JP3554871B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 鉄骨柱の建入れ溶接方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09417995A JP3554871B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 鉄骨柱の建入れ溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270224A true JPH08270224A (ja) | 1996-10-15 |
JP3554871B2 JP3554871B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=14103114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09417995A Expired - Fee Related JP3554871B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 鉄骨柱の建入れ溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3554871B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103551753A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-02-05 | 中国南方航空工业(集团)有限公司 | 一种航空发动机鼓形薄壁零件焊接方法及其夹具 |
CN106193620A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-12-07 | 浙江精工钢结构集团有限公司 | 一种钢板剪力墙柱的加工方法 |
JP2019155409A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | 鹿島建設株式会社 | 鋼管の溶接方法、及び、柱の構築方法 |
JP2020157361A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 大成建設株式会社 | 組立box柱の溶接方法 |
JP2020157362A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 大成建設株式会社 | 鋼管溶接方法 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP09417995A patent/JP3554871B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106193620B (zh) * | 2016-07-29 | 2018-12-14 | 浙江精工钢结构集团有限公司 | 一种钢板剪力墙柱的加工方法 |
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JP2020157361A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 大成建設株式会社 | 組立box柱の溶接方法 |
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