JPH08270125A - 貯蔵庫用床パネル - Google Patents

貯蔵庫用床パネル

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JPH08270125A
JPH08270125A JP7071584A JP7158495A JPH08270125A JP H08270125 A JPH08270125 A JP H08270125A JP 7071584 A JP7071584 A JP 7071584A JP 7158495 A JP7158495 A JP 7158495A JP H08270125 A JPH08270125 A JP H08270125A
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清隆 松居
Hiroyuki Nagashima
洋行 長島
Norihisa Matsumoto
憲久 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運搬台車等の高荷重に十分耐え、水が付着し
ても滑りにくく、しかも製造が容易で経済的である。 【構成】 所定の間隔をおいて互いに平行に設けられた
矩形状の一対の表面板4、4と、一対の表面板4、4の
四周を囲う枠材8a、8b…と、表面板4、4と枠材8
a、8b…とで形成される空間に設けられた発泡ウレタ
ン芯材16とを有する貯蔵庫用床パネル3a、3b…に
おいて、一対の表面板4、4の内、床側の表面板を滑り
止め用の突起6を有する少なくとも100kg/m2
荷重に耐えるチェッカープレート5にする。更に、枠材
8a、8b…は凹状に形成されたチェッカープレート5
を受ける受け片9を有し、チェッカープレート5の四周
は、この受け片9に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボックス型に組み立て
られる固定式プレハブ冷蔵庫、冷凍庫用の床パネル或い
はコンテナ式冷蔵庫車、冷凍庫車用の床パネル並びに保
温庫用の床パネル等の貯蔵庫用床パネルに関するもので
ある。尚、貯蔵庫用床パネルの用語は、冷蔵庫用の床パ
ネルの外に、冷凍庫用、保温庫用等の床パネルも含むも
のとして使用する。以下、冷蔵庫用床パネルを代表例と
して説明する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来技術に係るボックス型に組
み立てられた固定式プレハブ冷蔵庫の一例での斜視図で
あり、図9は、その一部を破斷して内部が見えるように
した斜視図である。これらの図に示すように、プレハブ
冷蔵庫1は、床パネル3a、3b、3cと、この床パネ
ル3a、3b、3cの周囲に立設される壁パネル25及
び壁コーナーパネル26と、壁パネル25及び壁コーナ
ーパネル26の上に設けられる天井パネル24とを有
し、壁パネル25の一部を開口させて扉27を設けたも
のである。
【0003】図10は、上記床パネル3a、3bと壁パ
ネル25の要部断面図である。床パネル3aは、床側に
なる上面及び下面の表面板4、4と枠材8a、8bと、
表面板4、4と枠材8a、8bとで形成される空間に設
けられた発泡ウレタン芯材16とを有し、表面板4の折
曲片7は、枠材8a、8bの係止溝10に係止してい
る。他の床パネル3b及び図10に図示していない床パ
ネル3cについても同様な構造を有している。床パネル
3aと床パネル3bとは、床パネル3aに設けた嵌合凹
部11と床パネル3bに設けた嵌合凸部12が嵌合し接
続されている。
【0004】壁パネル25は、上記床パネル3aと同じ
く、表面板4、4と、枠材8cと、これらによって囲ま
れる空間に設けられた発泡ウレタン芯材16とを有し、
表面板4の折曲片7は、枠材8a、8bの係止溝10に
係止している。床パネル3aと壁パネル25とは、枠材
8aに設けた嵌合凹部14と枠材8aに設けた嵌合凸部
15が嵌合接続されている。尚、この場合、壁コーナー
パネル26と連結される床パネル3aのコーナー部で
は、嵌合凹部14はL字状に形成されることは勿論であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなプレハブ冷蔵庫の床パネル3a、3b…の床面は水
で濡れ易く、且つ貯蔵物の収納或いは取り出しをする運
搬台車の出し入れによって、床パネル3a、3b…の床
面は高荷重を受け損傷を受ける恐れが多かった。このた
め、従来のプレハブ冷蔵庫においては、滑り止めと床パ
ネルの保護及び補強を兼ねて床パネル3a、3b…の上
に滑り止め用の凹凸模様を付けたチェッカープレートを
後付けで配設するようにしている(図示せず)。プレハ
ブ冷蔵庫の床面は、水で濡れると滑り易く作業者にとっ
て危険であり非能率的であった。更に、運搬台車の出し
入れによって高荷重を受けるため、上記のようにチェッ
カープレートを配設するが、後付けであるため、床部分
は床パネルの表面板4とこのチェッカープレートが二重
に重なりむだになっていた。又、後付けのため、取り付
けの手間がかかり冷蔵庫設置コストが上昇し、コスト削
減が要請されていた。コスト削減には、使用部材、部材
数、加工工数等の削減が考えられる。又、パネルとし
て、天井パネルと共用出来る構造とすれば、パネルコス
トを全体として削減出来る。
【0006】本発明の目的は、冷蔵庫を代表例とする貯
蔵庫用床パネルにおける上記従来技術の問題点を解決
し、運搬台車の出し入れ等による高荷重に十分耐えると
共に、水が付着しても滑りにくい、しかも製造が容易で
経済的な床パネルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1の発明は、所定の間隔をおいて互いに平行に
設けられた矩形状の一対の表面板と、前記一対の表面板
の四周を囲う枠材と、前記一対の表面板と前記枠材とで
形成される空間に設けられた断熱発泡芯材とを有する貯
蔵庫用床パネルにおいて、前記一対の表面板の内、床側
の表面板を少なくとも100kg/m2の荷重に耐える
厚板にしたものである。尚、慣用的には、200kg/
2程度までの耐荷重がある厚板であれば十分である。
【0008】更に、第2の発明は、上記発明において、
前記厚板は、滑り止め用の突起を有するものである。
【0009】更に、第3の発明は、上記第1又は第2の
発明のいずれかの発明において、前記枠材は凹状に形成
された前記厚板を受ける受け片を有し、前記厚板の四周
は、該受け片に固定されたものである。
【0010】更に、第4の発明は、上記表面板に厚板を
用いる第1又は第2の発明のいずれかの発明において、
前記枠材は、水平状に形成された前記厚板を受ける受け
片を有し、前記厚板の四周は、該受け片に固定されたも
のである。
【0011】更に、第5の発明は、上記表面板に厚板を
用いる第1又は第2の発明のいずれかの発明において、
前記厚板は、該厚板を受ける継ぎ補助枠材を介して前記
枠材に固定されたものである。
【0012】更に、第6の発明は、上記継ぎ補助枠材を
用いる第5の発明において、前記継ぎ補助枠材は、凹状
に形成された前記厚板を支持する支持片を有し、前記厚
板の四周は、該支持片に固定されたものである。
【0013】そして、第7の発明は、上記継ぎ補助枠材
を用いる第5の発明において、前記継ぎ補助枠材は、水
平状に形成された前記厚板を支持する支持片を有し、前
記厚板の四周は、該支持片に固定されたものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、一対の表面板の内、床側の表
面板を少なくとも100kg/m2以上の、慣用的には
200kg/m2までの荷重に耐える厚板にしたもので
あるので、冷蔵庫等の貯蔵物の出し入れに使用する運搬
台車等によって高荷重を受けても床パネルは十分耐え、
床パネルが破損したり、凹んだりすることがない。又、
床パネルの床側の表面板として厚板を床パネルの一部と
して一体的に使用しているので、従来の表面板が節約さ
れコスト節減になると共に、貯蔵庫の床パネルの設置が
容易になる。
【0015】更に、上記発明において、厚板は滑り止め
用の突起を有するものであるので、上記発明の作用に加
え、床パネルの床面が濡れていても滑らず作業性が良
い。
【0016】更に、上記いずれかの発明において、枠材
は凹状に形成された厚板を受ける受け片を有し、厚板の
四周は、この受け片に固定されたものであるので、上記
いずれかの発明の作用に加え、床パネル両面が面一にな
り、充填発泡成形時の治具構造が簡単なものでよく、床
面の高さも従来レベルのものとすることが出来る。
【0017】更に、上記表面板に厚板を用いるいずれか
の発明において、枠材は、水平状に形成された厚板を受
ける受け片を有し、厚板の四周は、この受け片に固定さ
れたものであるので、上記表面板に厚板を用いるいずれ
かの発明の作用に加え、断熱発泡芯材の肉厚が均一にな
り十分な断熱性が確保される。
【0018】更に、上記表面板に厚板を用いるいずれか
の発明において、厚板は、この厚板を受ける継ぎ補助枠
材を介して枠材に固定されたものであるので、上記表面
板に厚板を用いるいずれかの発明の作用に加え、床パネ
ルと天井パネルを特に四周の枠材に対して共用出来るパ
ネル設計とすることが出来、コスト低減が図れる。
【0019】更に、上記継ぎ補助枠材の発明において、
継ぎ補助枠材は、凹状に形成された厚板を支持する支持
片を有し、厚板の四周は、この支持片に固定されたもの
であるので、上記継ぎ補助枠材の発明の作用に加え、床
パネル両面が面一になり、樹脂発泡成形時の治具構造が
簡単なものでよく、床面の高さも従来レベルのものとす
ることが出来る。
【0020】尚、床パネルの隣接パネル同士の連結構造
はいずれの方式であってもよく、その連結方式によって
パネル側面に用いられる枠材の形状が異なるものであ
る。即ち、例示した凹凸嵌合方式による連結の場合には
対向する枠材に凹状枠材と凸状枠材が用いられる。又、
平面状で引き寄せ治具を用いる方式の場合には枠材は平
面状のものとなる。
【0021】そして、上記継ぎ補助枠材を用いる発明に
おいて、継ぎ補助枠材は、水平状に形成された厚板を支
持する支持片を有し、厚板の四周は、この支持片に固定
されたものであるので、上記継ぎ補助枠材を用いる発明
の作用に加え、断熱発泡芯材の肉厚が均一になり十分な
断熱性が確保される。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る貯蔵庫用床パネルの実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明に係る貯蔵庫用床パネルの
第1の実施例を示す断面図、図2は、図1に示した第1
の実施例のコーナー部の床パネルの斜視図である。第1
の実施例の貯蔵庫用床パネル3a、3b…の各々は、所
定の間隔をおいて互いに平行に設けられた矩形状の表面
板の内、床側の表面板を厚板であるチェッカープレート
5とし、下側の表面板は従来通りの薄い表面板4とした
ものである。更に、これらチェッカープレート5と下側
の表面板4との四周を囲う枠材8a、8b…と、チェッ
カープレート5及び下側の表面板4と枠材8a、8b…
とで形成される空間に設けられた断熱発泡芯材である発
泡ウレタン芯材16とを有する。このようなパネルの製
作は、表面板と枠材をパネル状に組立てた後発泡充填す
る方式が好ましい。尚、予成形した樹脂発泡芯材又は炭
酸カルシウム発泡芯材並びにそれらの積層芯材を接着剤
で表面板及び枠材と一体化する方式であってもよい。
【0024】少なくとも100kg/m2の荷重に耐え
るチェッカープレート5としては、滑り止め用の突起6
を有し、ガラス等の繊維強化プラスチック(FRP)
板、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属板で3〜1
0mm厚の板材表面に滑り止め用の×印状、丸状等の突
起6を形成したものが適用される。凹状でなく突起状と
した滑り止め用の突起6によって水溜りが発生しない。
尚、他方の表面板4は、金属板であれば0.3〜1.2
mm厚さのものである。
【0025】床パネル3aは、四周に硬質塩化ビニール
等の断熱性枠材8a、8b…の両端を45度カットした
ものなどを用いて組立てる。枠材8a、8b…は、凹状
に形成されたチェッカープレート5を受ける受け片9を
有し、チェッカープレート5の四周は、受け片9に接着
剤などで固定されたものである。枠材8a、8b…の形
状、構造は、壁パネル25との嵌合や連結部を有するか
否か、表面板端部の固定構造をどうするか、或いはどの
ようなパネル間の連結方式を採るか等によって異なる
し、適宜なものとすることが出来る。又、パネル四隅の
コーナー部の構造によっては、例えば図7中で*印で示
す凸枠と凹枠とが接するコーナー部には例えば実公平1
−17033号に開示されているような特殊なコーナー
枠材も適用される。他の床パネル3b、3cについて
も、床パネル3aに準じた構造である。
【0026】下面の表面板4の四周に設けた折曲片7
は、枠材8a、8b…に設けた係止溝10に係止され
る。表面材4の材質は、アルミニウム、鉄、ステンレス
等の金属板、塩ビ被覆鋼板等である。
【0027】床パネル3a、3b…同士の連結方式は、
例えば、図1に示すような床パネル3aの嵌合凹部11
と床パネル3bの嵌合凸部12が嵌合するように隣接パ
ネル同士が互いに凹凸嵌合部を有し、嵌合部にコーキン
グ材28を充填した凹凸嵌合方式(実開昭58−814
88号公報にも開示)、隣接パネル同士を引き寄せ金具
によって接続する引き寄せ具方式(実開昭57−323
90号公報)、隣接パネル同士が互いに嵌合凹部を有
し、嵌合部材を介して接続する嵌合部材方式(実開昭5
7−176509号公報)のいずれでも良く、対向する
枠材、例えば8b、8eは、それらに対応した形状構造
とされる。
【0028】従前のように床パネル3a、3b…を組み
立て後にウレタン等の樹脂を発泡充填すれば、全部材が
強固に一体化される。所望によって、予成形したウレタ
ン等の樹脂発泡芯材に接着剤を塗布した後に、一体組み
立てしても良い。従来の金属表面板が節約され、コスト
が低減される。発泡ウレタン芯材16は、冷蔵庫用か冷
凍庫用かによって、その肉厚が30〜200mmとされ
る。発泡ウレタン芯材16は、ウレタン単体や水酸化ア
ルミニウムなどの難燃化剤を添加して耐熱性を向上させ
たウレタン等の発泡樹脂を用いることが出来る。
【0029】壁パネル25は、床パネル3aの枠材8a
に設けた嵌合凹部14に壁パネル25の枠材8fに設け
た嵌合凸部15を嵌合させることによって接続する。壁
パネル25と他の床パネルとの接続についても同様であ
る。壁パネル25の発泡ウレタン芯材16は、上記床パ
ネルの発泡ウレタン芯材16と同じものである。又、壁
パネル25の表面板4の折曲片7は、枠材8fに設けた
係止溝10に係止されている。尚、この接続方式は、適
宜のものでよく、例えばコーチスクリュー等の止め具を
用いる方式であってもよい。
【0030】以上の構造を有する第1の実施例の貯蔵庫
用床パネルは、次のように作用する。即ち、チェッカー
プレート5として使用する板は滑りにくい少なくとも1
00kg/m2の荷重に耐える厚板であれば、運搬台車
等によって高荷重を受けても床パネルは十分耐え、床パ
ネルが破損したり、凹んだりすることがない。その上、
滑り止めの機能が有れば更によい。従って、チェッカー
プレート5を採用することにより、冷蔵庫への貯蔵物の
出し入れに使用する運搬台車によって高荷重を受けても
耐床荷重性があり、床パネルが破損したり、凹んだりす
ることがない。更に、床パネルの床側の表面板として一
体的に形成されたチェッカープレート5を使用するの
で、従来の表面板が節約され材料コスト節減になる。そ
して、冷蔵庫の床パネルの設置が容易になる。
【0031】第1の実施例の床パネルは、チェッカープ
レート5の滑り止め用の突起により床パネルの床面が濡
れていても滑らず作業性が良い。更に、枠材は凹状に形
成されたチェッカープレート5を受ける受け片9を一体
的に有し、チェッカープレート5の四周は、この受け片
9に固定されたものであるので、チェッカープレート5
の上面と床パネルの枠材上面を面一とすることが出来、
従って、床パネル面を面一にすることが出来、充填発泡
成形時の治具構造が簡単なものでよく、床面の高さも従
来レベルのものとすることが出来る。
【0032】図3は、貯蔵庫用床パネルの第2の実施例
を示す断面図である。第2の実施例の冷蔵庫用床パネル
の枠材8aは、チェッカープレート5を受ける壁パネル
25の枠材8fの載置面となる水平片を伸長させた受け
片9を有し、チェッカープレート5の四周は、この受け
片9に接着剤で固定されたものであり、チェッカープレ
ート5は、床パネル3aの一部として一体的に形成され
ている。
【0033】第2の実施例の冷蔵庫用床パネルは、上記
チェッカープレート5が床パネル3aとして一体的に形
成されていることによる作用に加えて、発泡ウレタン芯
材16の肉厚が均一になり十分な断熱性が確保される。
尚、図3において、その他の部分で図1と同一の構造、
作用部分には、図1と同一の参照番号を付けて、その説
明を省略する。
【0034】図4は、貯蔵庫用床パネルの第3の実施例
を示す断面図である。第3の実施例の冷蔵庫用床パネル
は、チェッカープレート5を受ける継ぎ補助枠材18を
有し、継ぎ補助枠材18の立片の内側には、凹状に形成
された支持片19が設けられ、チェッカープレート5を
支持し、チェッカープレート5の四周は、この支持片1
9に固定されたものである。更に、継ぎ補助枠材18の
外側下端には、床パネルの枠材8a、8b…の係止溝1
0に係止する折曲片20が設けられている。チェッカー
プレート5は、床パネル3aの一部として一体的に形成
されている。
【0035】継ぎ補助枠材18は、断熱性のある硬質塩
化ビニール枠の両端を45度カットしたものなどを組み
立て、チェッカープレート5の裏面に接着された後に枠
材8a、8b…に嵌合される。継ぎ補助枠材18の上面
高さは、チェッカープレート5が突出する上面と同一レ
ベル或いは高いレベルのいずれでも良い。第3の実施例
の床パネルは、継ぎ補助枠材18を介してチェッカープ
レート5を固定することにより、図10に例示されるよ
うな床パネルと天井パネルを共用する場合と同様に、パ
ネル構成部材の多くを共用出来るのでコスト低減が図れ
る。尚、図4において、その他の部分で図1と同一の構
造、作用部分には、図1と同一の参照番号を付けて、そ
の説明を省略する。
【0036】図5は、貯凍庫用床パネルの第4の実施例
を示す断面図である。第4の実施例の冷凍庫用床パネル
は、チェッカープレート5を受ける継ぎ補助枠材18を
有し、継ぎ補助枠材18の内側は、水平状に形成された
支持片19が設けられ、チェッカープレート5を支持
し、チェッカープレート5の四周は、この支持片19に
固定されたもので肉厚の芯材となっている。更に、継ぎ
補助枠材18の外側は、床パネルの枠材8a、8b…の
係止溝10に係止する折曲片20が設けられている。チ
ェッカープレート5は、床パネルの一部として一体的に
形成されている。
【0037】継ぎ補助枠材18は、上記第3の実施例の
冷蔵庫用床パネルと同様に、硬質塩化ビニール枠の両端
を45度カットしたものなどを矩形に組み立て、チェッ
カープレート5の裏面に接着された後に枠材8a、8b
…に嵌合される。第4の実施例の冷凍庫用床パネルは、
継ぎ補助枠材18を介してチェッカープレート5を固定
することにより、従来パネルの設計を変えずに床パネル
と天井パネルのパネル枠を共用出来ると共に、断熱発泡
芯材の肉厚が均一になり十分な断熱性が確保され、コス
ト低減が図れる。尚、図5において、参照番号13は、
補強壁部を示し、その他の部分で図1と同一の構造、作
用部分には、図1と同一の参照番号を付けて、その説明
を省略する。
【0038】図6は、互いに凹凸嵌合方式で組み合わさ
れる床パネル及び床パネルと壁パネルの嵌合態様を示
し、(A)は床パネル2枚の場合、(B)は床パネル4
枚の場合、(C)は床パネル8枚の場合、の平面図をそ
れぞれ示す。図7は、床パネルが18枚の場合の嵌合態
様を示す平面図である。各図面とも、二重線で示した周
辺に壁パネル25及び壁コーナーパネル26が位置し嵌
合する部分である。+及び−記号は、互いに隣接する床
パネル同士の嵌合凹凸状態を示し、+記号は嵌合凸部1
2、−記号は嵌合凹部11を示し、それぞれに対応した
枠材が配設される。床パネル同士及び床パネルと壁パネ
ルの嵌合態様は、なるべく共通構造となるように設計さ
れる。
【0039】以上、本発明を冷蔵庫用床パネルを代表例
として説明したが、冷凍庫用床パネルや保温庫用床パネ
ル等についても同様に適用されるものである。
【0040】又、床パネル四周の枠材構造は隣接する床
パネル同士の連結方式或いは側壁パネルとの連結方式等
によって適宜のものとすることが出来るものである。例
えば、実開昭57−32390号公報に開示されている
ような引き寄せ具を用いて隣接パネルを連結する付属手
段を配設するもの、実開昭57−176509号公報に
開示されているような結合材を用いて隣接パネルを連結
するもの或いは実開昭58−81488号公報に開示さ
れているような係合突条と係合凹条で連結するもの等に
対応して、床パネル四周の枠材構造、形状を改変し得る
ものである。
【0041】更に、チェッカープレート5自体の滑り止
め用突起の形状は図2に例示したもの以外にも所望によ
り丸形など適宜のものとすることが出来るし、チェッカ
ープレート自体の外表面側に貯蔵庫の出入口開口部に向
けて0.3〜0.5%の水勾配を設けて排水を容易にす
るなどの細部の改善を付加してもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、一対の表面板の内、床
側の表面板をすくなくとも100kg/m2、慣用的に
は200kg/m2までの荷重に耐える厚板にしたもの
であるので、運搬台車によって高荷重を受けても床パネ
ルは十分耐え、床パネルが破損したり、凹んだりするこ
とがない。その上、従来の表面板が節約されコスト節減
がなされ、貯蔵庫の床パネルの設置が容易になる。
【0043】更に、上記発明において、厚板は滑り止め
用の突起を有するものであるので、上記発明の効果に加
え、床パネルの床面が水で濡れていても滑らず作業性が
良い。
【0044】更に、上記いずれかの発明において、枠材
は凹状に形成された厚板を受ける受け片を有し、厚板の
四周は、この受け片に固定されたものであるので、上記
いずれかの発明の効果に加え、充填発泡成形時の治具構
造が簡単なものでよく、床面の高さも従来レベルのもの
とすることが出来る。
【0045】更に、上記表面板に厚板を用いるいずれか
の発明において、枠材は、水平状に形成された厚板を受
ける受け片を有し、厚板の四周は、この受け片に固定さ
れたものであるので、上記表面板に厚板を用いるいずれ
かの発明の効果に加え、断熱性発泡芯材の肉厚が均一に
なり十分な断熱性が確保される。
【0046】更に、上記表面板に厚板を用いるいずれか
の発明において、厚板は、この厚板を受ける継ぎ補助枠
材を介して枠材に固定されたものであるので、上記表面
板に厚板を用いるいずれかの発明の効果に加え、床パネ
ルと天井パネルを特に四周の枠材に対して共用出来るパ
ネル設計とすることが出来、コスト低減が図れる。
【0047】更に、上記継ぎ補助枠材の発明において、
継ぎ補助枠材は、凹状に形成された厚板を支持する支持
片を有し、厚板の四周は、この支持片に固定されたもの
であるので、上記継ぎ補助枠材の発明の効果に加え、充
填発泡成形時の治具構造が簡単なものでよく、床面の高
さも従来レベルのものとすることが出来る。
【0048】そして、上記継ぎ補助枠材を用いる発明に
おいて、継ぎ補助枠材は、水平状に形成された厚板を支
持する支持片を有し、厚板の四周は、この支持片に固定
されたものであるので、上記継ぎ補助枠材を用いる発明
の効果に加え、断熱性発泡芯材の肉厚が均一になり十分
な断熱性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯蔵庫用床パネルの第1の実施例
を示す断面図である。
【図2】図1に示した第1の実施例のコーナー部床パネ
ルの斜視図である。
【図3】貯蔵庫用床パネルの第2の実施例を示す断面図
である。
【図4】貯蔵庫用床パネルの第3の実施例を示す断面図
である。
【図5】貯蔵庫用床パネルの第4の実施例を示す断面図
である。
【図6】互いに凹凸嵌合方式で組み合わされる床パネル
及び床パネルと壁パネルの嵌合態様を示し、(A)は床
パネル2枚の場合、(B)は床パネル4枚の場合、
(C)は床パネル8枚の場合、の平面図である。
【図7】図6と同様の床パネルが18枚の場合の床パネ
ル及び床パネルと壁パネルの嵌合態様の平面図である。
【図8】従来技術に係る冷蔵庫の斜視図である。
【図9】図8の冷蔵庫の一部破砕斜視図である。
【図10】図8、9に示した冷蔵庫用床パネルの断面図
である。
【符号の説明】
3a、3b、3c 床パネル 4 表面板 5 チェッカープレート(厚板) 6 突起 8a〜8f 枠材 9 受け片 16 発泡ウレタン芯材(断熱発泡芯材) 18 継ぎ補助枠材 19 支持片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて互いに平行に設けら
    れた矩形状の一対の表面板と、前記一対の表面板の四周
    を囲う枠材と、前記一対の表面板と前記枠材とで形成さ
    れる空間に設けられた断熱発泡芯材とを有する貯蔵庫用
    床パネルにおいて、前記一対の表面板の内、床側の表面
    板を少なくとも100kg/m2の荷重に耐える厚板に
    したものであることを特徴とする貯蔵庫用床パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記厚板は、滑り止
    め用の突起を有するものであることを特徴とする貯蔵庫
    用床パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記枠材は凹
    状に形成された前記厚板を受ける受け片を有し、前記厚
    板の四周は、該受け片に固定されたものであることを特
    徴とする貯蔵庫用床パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記枠材は、
    水平状に形成された前記厚板を受ける受け片を有し、前
    記厚板の四周は、該受け片に固定されたものであること
    を特徴とする貯蔵庫用床パネル。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2において、前記厚板は、
    該厚板を受ける継ぎ補助枠材を介して前記枠材に固定さ
    れたものであることを特徴とする貯蔵庫用床パネル。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記継ぎ補助枠材
    は、凹状に形成された前記厚板を支持する支持片を有
    し、前記厚板の四周は、該支持片に固定されたものであ
    ることを特徴とする貯蔵庫用床パネル。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記継ぎ補助枠材
    は、水平状に形成された前記厚板を支持する支持片を有
    し、前記厚板の四周は、該支持片に固定されたものであ
    ることを特徴とする貯蔵庫用床パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021109181A1 (zh) * 2019-12-04 2021-06-10 张淳崴 一种高强度轻质复合楼板及其楼板层系统

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