JPH08270041A - 水洗トイレ用薬剤供給具 - Google Patents
水洗トイレ用薬剤供給具Info
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- JPH08270041A JPH08270041A JP7390295A JP7390295A JPH08270041A JP H08270041 A JPH08270041 A JP H08270041A JP 7390295 A JP7390295 A JP 7390295A JP 7390295 A JP7390295 A JP 7390295A JP H08270041 A JPH08270041 A JP H08270041A
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Abstract
ンク1に供給する給水管3の蛇口3aからの水が通じる
ようにした容器4内に、水溶性固形薬剤Mを収容した水
洗トイレ用薬剤供給具としており、前記容器4内の水溶
性固形薬剤Mの載置部9の周囲に沿って放射状に配する
と共に、それぞれ流入路10を有した複数の流入口8a
を設け、さらに載置部9の中央に流出口8bを設けたも
のとしている。 【効果】 水溶性固形薬剤Mの載置部9の周囲に沿って
放射状に配した複数の流入口8aからの容器4内への水
の流入は流入路10を通過してスムーズなものとなり、
水溶性固形薬剤Mを長期間に渡って安定した状態で溶出
することができるものとなった。
Description
ンク内の貯水に消臭、殺菌、芳香、洗浄等の薬効をもた
せるための薬剤供給具に関するものである。
には、例えば図6に示したように、貯水タンク1の手洗
い2に設置して、貯水タンク1に供給する給水管3の蛇
口3aからの水が通じるようにした容器4としたものが
存在する。
蓋体5を本体6に着脱自在としており、この容器4に
は、水溶性固形薬剤Mを収容している。そして、蓋体5
の上面には複数の流入口7aを設けたものとし、本体6
には放射状に配した水溶性固形薬剤Mの載置部9のそれ
ぞれの間に、同様に放射状に配した複数の略扇形の流入
口8aを設けると共に、これら載置部9の中央に円形の
流出口8bを設けたものとし、流入口7a、流入口8
a、流出口8bを介して前記給水管3の蛇口3aからの
水を容器4内に通じるようにしている。
来の水洗トイレ用薬剤供給具では、前記給水管3の蛇口
3aからの水が容器4に直接降りかからない場合、この
水は前記流入口7aから容器4内には流入せず、また前
記流入口8aから容器4内に流入した水は、すぐにこれ
ら流入口8aから容器4外に流出するため、水溶性固形
薬剤Mの溶出具合が悪くなり、水溶性固形薬剤Mを長期
間に渡って安定した状態で溶出することができないとい
う課題を有していた。
決するためになされたものであり、前記給水管3の蛇口
3aからの水が容器4内に流入する量を適切なものにす
ることにより、水溶性固形薬剤Mを長期間に渡って安定
した状態で溶出するようにした水洗トイレ用薬剤供給具
を提供することを目的としている。
洗トイレ用薬剤供給具は、貯水タンク1の手洗い2に設
置して、貯水タンク1に供給する給水管3の蛇口3aか
らの水が通じるようにした容器4内に、水溶性固形薬剤
Mを収容した水洗トイレ用薬剤供給具としており、前記
容器4内の水溶性固形薬剤Mの載置部9の周囲に沿って
放射状に配すると共に、それぞれ流入路10を有した複
数の流入口8aを設け、さらに載置部9の中央に流出口
8bを設けたものとしている。
心として放射状に配した複数の分割体とし、それぞれの
分割体の間に、流出口8b側に傾斜した複数の傾斜面1
1を設けたものとすることができる。
数の流入口8aのそれぞれの間に水溶性固形薬剤Mの移
動防止体12を突設したものとすることができる。
薬剤供給具は、載置部9の周囲に沿って放射状に配した
複数の流入口8aからの容器4内への水の流入は流入路
10を通過してスムーズなものとなる。
いて、傾斜面11を設けたものでは、容器4内に流入し
水溶性固形薬剤Mを徐々に溶出した水が、この傾斜面1
1に沿って流れ、流出口8bにスムーズに案内される。
て、載置部9の周囲外に移動防止体12を突設したもの
では、水溶性固形薬剤Mが移動しないので、この水溶性
固形薬剤Mにより複数の流入口8aが閉鎖されるような
ことはない。
を、実施例として示した図面に基づいて詳細に説明す
る。
洗トイレ用薬剤供給具は、貯水タンク1の手洗い2に設
置して、貯水タンク1に供給する給水管3の蛇口3aか
らの水が通じるようにした容器4としている。
5を本体6に着脱自在としており、この実施例では蓋体
5壁面の下端内周に形成したリブ5aに本体6の壁面の
上端外周に形成した凸部6aを引っ掛けたものとしてい
る。そして、この容器4内には、水溶性固形薬剤Mを収
容している。
を、下部に流入口8aと流出口8bをそれぞれ設けてお
り、給水管3の蛇口3aからの水が容器4内に通じるよ
うにしている。また、前記容器4の下部のみに流入口8
aと流出口8bを設け、給水管3の蛇口3aからの水が
容器4内に通じるようにすることもできる。
の上面に形成した複数の通孔としており、容器4の下部
の流入口8aは、本体6に設けた水溶性固形薬剤Mの載
置部9の周囲に沿って放射状に配すると共に、それぞれ
流入路10を有した細長い複数の通孔とし、流出口8b
は、この載置部9の中央に形成した円形の通孔としてい
る。そして、この流入路10は、それぞれ載置部9から
流入口8a側に傾斜する傾斜面としている。なお、この
傾斜面は、平面であっても凹曲面や凸曲面であってもよ
い。
放射状に配した複数の分割体とし、それぞれの分割体の
間に、流出口8b側に傾斜した複数の傾斜面11を設け
たものとしている。したがって、傾斜面11は、前記傾
斜面とした流入路10とは逆方向に傾斜するものとな
る。なお、この傾斜面11は、実施例では流出口8bに
のみ到達するものとしているが、載置部9の下部に必要
に応じ設けられる流出口(図示せず)にも到達するもの
として実施することができる。また、傾斜面とした流入
路10および傾斜面11の傾斜角は、それぞれ約20〜
60度とするのが、水の流入および流出がスムーズなも
のとなり好ましい。
複数の流入口8aのそれぞれの間に水溶性固形薬剤Mの
移動防止体12を突設したものとしている。
外周には、補助開口部13を設けている。
に応じて、前記流出口8bから垂下した足体14や、手
洗い2への支持体15を設けたものとしている。前記足
体14は、手洗い2の排水穴(図示せず)に差し込ん
で、本体6が移動することなく、安定した状態で手洗い
2に設置しておくためのものである。
角錐台、角錐、円柱、角柱等の各種の形状とすることが
でき、前記載置部9の形状も、この水溶性固形薬剤Mの
底面形状に応じた形状とすることができる。
レ用薬剤供給具は、図1に示したように、本体6に設け
た足体14を貯水タンク1の手洗い2の排水穴に差し込
んだ状態で設置する。なお、本体6に足体14を設けて
いないものでは、単に前記排水穴の上に置く。
ブコック16を操作すれば、容器4の上下部に設けた流
入口7a、流入口8a、流出口8b、または容器4の下
部に設けた流入口8a、流出口8bを介して給水管3の
蛇口3aからの水が容器4内に通じ、水溶性固形薬剤M
を徐々に溶出しつつ貯水タンク1に流入する。すなわ
ち、給水管3の蛇口3aからの水は、前記流入口7aか
ら水溶性固形薬剤Mに直接降りかかり、水溶性固形薬剤
Mを徐々に溶出しつつ、傾斜面11を通過して流出口8
bから貯水タンク1に流入する。また、給水管3の蛇口
3aからの水は、前記流入口8aから流入路10を通過
し、水溶性固形薬剤Mの底部に接触し、水溶性固形薬剤
Mを徐々に溶出しつつ、傾斜面11を通過して流出口8
bから貯水タンク1に流入する。そして、貯水タンク1
内の貯水に消臭、殺菌、芳香、洗浄等の薬効をもたせる
ことができる。
および従来の水洗トイレ用薬剤供給具による水溶性固形
薬剤Mの溶出具合の評価試験をおこなったので、その試
験方法、試験結果について以下に述べる。 (試験方法)先ず、水溶性固形薬剤(色素で着色したも
の)Mを容器4内に収容したこの発明の水洗トイレ用薬
剤供給具および従来の水洗トイレ用薬剤供給具を、以下
に示すA〜Dの各機種の貯水タンクの手洗いに設置し
て、フラッシュ操作を連続して3回行い、排出された水
を各回毎に試験管に採取する。そして、それぞれの採取
水の吸光度を株式会社島津製作所製の分光光度計(UV
−265FW)を使用して、吸光度値を測定し、水溶性
固形薬剤Mの溶出具合を評価した。吸光度値は表1に示
した。
および従来の水洗トイレ用薬剤供給具とも、容器4の上
部には流入口7aを設けないで、上記評価試験を行っ
た。
供給具では、A〜Dの各機種において、平均して吸光度
値が高く、水溶性固形薬剤Mの溶出具合が非常に良く満
足のできるものとなった。しかしながら、従来の水洗ト
イレ用薬剤供給具では、手洗いが深いA機種においては
ある程度の吸光度値を得ることができ、水溶性固形薬剤
Mの溶出具合も普通でほぼ満足できたが、手洗いが浅い
B〜Dの各機種においては吸光度値が極端に小さく、水
溶性固形薬剤Mの溶出具合が非常に悪く満足のできるも
のではなかった。
以上に述べたように構成されているので、水溶性固形薬
剤Mの載置部9の周囲に沿って放射状に配した複数の流
入口8aからの容器4内への水の流入は流入路10を通
過してスムーズなものとなり、水溶性固形薬剤Mを長期
間に渡って安定した状態で溶出することができるものと
なった。
クの手洗いに設置した状態を示す斜視図である。
図である。
ある。
面図である。
面図である。
手洗いに設置した状態を示す斜視図である。
ある。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 貯水タンク(1)の手洗い(2)に設置
して、貯水タンク(1)に供給する給水管(3)の蛇口
(3a)からの水が通じるようにした容器(4)内に、
水溶性固形薬剤(M)を収容した水洗トイレ用薬剤供給
具であって、前記容器(4)内の水溶性固形薬剤(M)
の載置部(9)の周囲に沿って放射状に配すると共に、
それぞれ流入路(10)を有した複数の流入口(8a)
を設け、さらに載置部(9)の中央に流出口(8b)を
設けたことを特徴とする水洗トイレ用薬剤供給具。 - 【請求項2】 前記載置部(9)を、流出口(8b)を
中心として放射状に配した複数の分割体とし、それぞれ
の分割体の間に、流出口(8b)側に傾斜した複数の傾
斜面(11)を設けたものとしたことを特徴とする請求
項1記載の水洗トイレ用薬剤供給具。 - 【請求項3】 前記載置部(9)の周囲外において、複
数の流入口(8a)のそれぞれの間に水溶性固形薬剤
(M)の移動防止体(12)を突設したものとしたこと
を特徴とする請求項1記載の水洗トイレ用薬剤供給具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07390295A JP3619906B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 水洗トイレ用薬剤供給具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07390295A JP3619906B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 水洗トイレ用薬剤供給具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270041A true JPH08270041A (ja) | 1996-10-15 |
JP3619906B2 JP3619906B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=13531599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07390295A Expired - Lifetime JP3619906B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 水洗トイレ用薬剤供給具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3619906B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012144979A (ja) * | 2007-01-12 | 2012-08-02 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 薬剤供給具 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP07390295A patent/JP3619906B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012144979A (ja) * | 2007-01-12 | 2012-08-02 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 薬剤供給具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3619906B2 (ja) | 2005-02-16 |
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