JPH08269627A - シャドウマスク用冷延鋼板およびその製造方法 - Google Patents

シャドウマスク用冷延鋼板およびその製造方法

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JPH08269627A
JPH08269627A JP7386995A JP7386995A JPH08269627A JP H08269627 A JPH08269627 A JP H08269627A JP 7386995 A JP7386995 A JP 7386995A JP 7386995 A JP7386995 A JP 7386995A JP H08269627 A JPH08269627 A JP H08269627A
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less
cold
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annealing
steel sheet
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JP7386995A
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Akio Tosaka
章男 登坂
Toshiyuki Kato
俊之 加藤
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッチング性とプレス加工性に優れ、材質が
均一なシャドウマスク用冷延鋼板を高い生産率で製造す
る。 【構成】 C:0.0025%以下とした特定成分の極低炭素
鋼を素材とし、連続焼鈍工程で雰囲気を制御することで
脱炭反応を促進し、焼鈍後の残存C量を0.0010%以下と
したので、エッチング性とプレス加工性に優れ、材質が
均一なシャドウマスク用冷延鋼板を高い生産効率で生産
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビブラウン
管用シャドウマスクに使用するシャドウマスク用冷延鋼
板およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビブラウン管用シャドウマス
クは通常次のような工程を経て製造される。素材メーカ
ーにて低炭素鋼を冷間仕上げ圧延し、所望の板厚の鋼板
コイルとする。鋼板コイルは、エッチング穿孔メーカー
にてフォトエッチングされた後、所定の寸法に切断さ
れ、さらに焼鈍、レベリング、プレス、黒化処理、ブラ
ウン管への組み込みの工程を経る。
【0003】このカラーテレビブラウン管のシャドウマ
スク用素材として、低炭素アルミキルド冷延鋼板が用い
られている。アルミキルド冷延鋼板を使用することによ
って従来のリムド鋼に比べて、フォトエッチング時のエ
ッチング特性・焼鈍後の機械的性質、すなわちプレス成
形性は大幅に改善されることが例えば特開昭56−139624
号公報に開示されている。この製造法は、低炭素アルミ
キルドを素材とし、湿水素雰囲気の箱焼鈍(脱炭焼鈍)
を行うことで鋼板中の固溶C量を0.0010%以下となし、
製品の時効特性を改善するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年テレビが
大型化することによってシャドウマスクの面積や板厚が
増加してきており、従来の0.20mm未満から0.20mm以上へ
と、板厚の主流が移っている。さらに高品位テレビの出
現により高精細度化の要求が増加している。すなわち、
従来に比して大きくかつ深い孔を、従来より数多く高精
度に穿けることが多くなってきている。これらの傾向は
素材に対して次のような要求をもたらしている。
【0005】(1) 600℃程度の低温でも短時間に再結
晶し、良好なプレス加工性を示す材料:大型マスクで
は、従来のマスクに比べて焼鈍時の温度が上昇しにくく
なる。かつ自重が大きいため、従来のような 700℃〜 9
00℃の高温で長時間焼鈍すると熱歪みが大きくなる。ま
た加熱炉の燃料原単位の面からもより低温の焼鈍が望ま
しい。そこで、低温かつ短時間で再結晶する材料が望ま
れる。
【0006】(2)従来より安定したエッチング特性を
持つ材料:孔が大きくなり、従来は寸法むらにならなか
った寸法変動が、寸法むらとして問題視される。また孔
の数が多くなりエッチング特性むらによる不良の発生率
が増加する傾向になる。そのため、従来より均一な孔を
エッチングできる材料が望まれる。
【0007】(3)従来よりもさらに良好な形状均一性
を有する材料:形状の不均一はエッチング工程での作業
性を阻害する。マスクの面積が増加すれば、当然マスク
内の均一性はより高いものが要求される。前記公報に開
示された従来技術では焼鈍工程が煩雑で、生産効率が低
いこと、またコイルの幅方向・長手方向の材質の均一性
が低いこと、さらには「圧着」「密着」などの箱焼鈍工
程の慢性的欠陥のため製品の歩留りが著しく低いことな
どの大きな問題があり、前記(1)〜(3)の要求に対
応することが困難であった。
【0008】本発明では、箱焼鈍による製造法ではな
く、生産効率、材質均一性、形状性、その他の多くの利
点を有する連続焼鈍法に置き換えることを目的とするも
のであり、これにより製品の低生産コスト化、短納期
化、品質向上などが達成される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらにこ
たえるべく鋭意研究を行い、鋼の成分の制御ならびに製
造条件とくに連続焼鈍条件を最適化することで、エッチ
ング性とプレス加工性に優れ、かつ材質が均一なシャド
ウマスク用冷延鋼板およびそれを高生産効率で製造する
方法を開発したものであり、その要旨とするところは下
記の通りである。
【0010】本発明は、重量%(以下単に%で示す)
で、C : 0.0025%以下、Mn : 1.00 %以下、Al
: 0.100 %以下、N : 0.008 %以下、S :
0.010 %以下、さらに必要に応じて、Nb : 0.0150%
以下、Sb : 0.001 〜 0.010%、を含み、残部は鉄お
よび不可避的不純物よりなり、焼鈍後の残存C量が0.00
10%以下であることを特徴とするシャドウマスク用冷延
鋼板である。
【0011】また、本発明は、重量%で、C : 0.00
25%以下、Mn : 1.00 %以下、Al : 0.100 %以
下、N : 0.008 %以下、S : 0.010 %以下、さ
らに必要に応じて、Nb : 0.0150%以下、Sb : 0.
001 〜 0.010%、を含み、残部は鉄および不可避的不純
物よりなる鋼スラブを素材とし、熱間圧延仕上げ温度を
(Ar3 変態点−20℃)以上とし、熱延巻取温度を 540〜
680℃とし、酸洗・冷間圧延を行い冷延板を製造し、そ
の連続焼鈍工程において連続焼鈍雰囲気中の水素濃度を
3%以上、露点を−20℃以上として温度 730℃以上、時
間20s以上、焼鈍後の残存C量が0.0010%以下となる脱
炭処理を行うことを特徴とするシャドウマスク用冷延鋼
板の製造方法であり、さらには連続焼鈍工程に引き続
き、圧下率1〜40%の2次冷間圧延を施すことが望まし
い。
【0012】
【作用】以下、前記本発明の成分および製造条件の限定
理由について述べる C : 0.0025%以下 原板のC量は焼鈍時の再結晶挙動に大きな影響を与え
る。C量を0.0025%以下に調整することで、再結晶焼鈍
温度を低下させることができるため製造においては有利
となる。また、最終的に固溶状態で残留するC量は、マ
スク製造工程の焼鈍後プレス成形時に生ずる不均一変形
(ストレッチャーストレイン)の原因となる。C量が0.
0025%を超える場合は、連続焼鈍工程で脱Cを行い製品
のプレス工程で不具合を生じることなく、残留固溶C量
を0.0010%以下とすることが困難となる。しかし、実際
の工程設備において、さらに高効率で脱炭反応を行おう
とする場合は、0.0020%以下とすることがより好まし
い。
【0013】Mn : 1.00%以下 原板のMn量は鋼の熱間脆性を回避するために必要な元素
であり、 0.100%程度以上の添加が必要である。また、
Mn添加によって鋼の変態点が低下する結果、熱延条件
(特に仕上げ圧延温度の下限)の規制を大幅に緩和でき
る。しかし過度の添加は、脱炭反応の遅延につながり、
またエッチングむらの原因となるA系非金属介在物の増
加をもたらす。これらの問題を生じない上限のMn添加量
は1.00%であるが、さらに望ましくは0.50%以下であ
る。
【0014】Al : 0.100 %以下 原板のAl量はプレス成形時にストレッチャーストレイン
の原因となる固溶NをAlN として固定するために0.01%
以上の添加が必要である。しかし過度の添加は再結晶温
度の上昇、介在物量の増加、表面疵発生の危険増加など
をもたらすため望ましくない。この上限値は概ね 0.100
%であるが、特に厳格な表面性状が要求される場合は
0.060%以下とすることが望ましい。
【0015】N : 0.008 %以下 原板のNはCと同様に、ストレッチャーストレインの原
因となるため低減することが望ましい。概ね、 0.008%
以下とすることで、AlN で固定安定化できる。従って上
限を 0.008%とするが、実生産条件のばらつきを考慮す
ると、さらに安定な上限は0.0040%である。
【0016】S : 0.010 %以下 S含有量は介在物に起因するエッチング不良を発生させ
るので 0.010%以下にする必要がある。さらに必要に応
じて添加する元素についての限定理由を以下に示す。 Nb : 0.0150%以下 Nbの添加は再結晶終了温度の顕著な増加をもたらすので
好ましくない場合もあるが、それ以上に組織の微細化に
よるエッチング特性の改善、固溶Cを固定安定化するこ
とによる時効性の低減(ストレッチャーストレインの発
生防止)に有効である。これらを勘案した場合、適正な
添加量は概ね0.0150%以下である。しかし、再結晶温度
の低いことが特に重要な要求特性である場合は0.0050%
以下とすることが望ましい。
【0017】Sb : 0.001 〜 0.010% Sbはプレス成形後の焼鈍工程に発生する「浸窒」の防止
に有効である。この効果が発揮されるのは概ね 0.001%
以上の添加からであるが、 0.010%を超えて添加した場
合は効果が飽和傾向となることに加え、表面性状の劣化
の問題が発生する。従って、添加量は 0.001〜 0.010%
とした。
【0018】次いで、プロセス条件の限定理由について
述べる。 熱間圧延仕上げ温度 (Ar3 変態点−20℃)以上とする。熱延仕上げ圧延温度
がこれより低下した場合は特異な集合組織が形成される
結果、鋼板のエッチング特性にムラを生ずるもととな
る。さらに望ましくは Ar3変態点以上とすることが操業
の安定化につながる。
【0019】熱延巻取温度 熱延巻取温度は熱延母板組織の均一化、微細化の観点か
ら重要である。概ね 540℃以上とすることで、鋼板の形
状の安定性が向上する。また一方、 680℃を超える場合
は、異常な粗大粒を生ずる危険が高まることに加えて、
酸洗性の劣化も顕著となる。従って熱延巻取温度は 540
℃〜 680℃とする。
【0020】酸洗及び冷延法については特に限定はな
い。通常法にて酸洗・冷間圧延を行い冷間圧延鋼板を製
造するものとする。次に連続焼鈍工程における諸条件に
ついて説明する。 連続焼鈍雰囲気中の水素濃度及び露点;水素濃度3%以
上、露点−20℃以上 この条件は本発明において最も重要な案件の1つであ
る。短時間の連続焼鈍工程ではあっても、水素濃度と露
点を制御することによって、残留する固溶C量を実用上
無害な量にできる。水素濃度は3%以上で、露点は−20
℃以上であることが必要である。この条件を満たさない
場合は上記の目的が達成されない。望ましい条件は水素
濃度5%以上で、露点は−10℃以上である。
【0021】焼鈍温度 焼鈍温度は:上記の脱炭反応の促進とエッチング性の改
善の観点から決定される。焼鈍温度が 730℃未満では、
脱炭反応の進行が遅いため高能率で目標とする超極低炭
素鋼を製造することができないばかりか、組織の均一性
が充分に高くないためエッチングも不均一に起こり、ム
ラの危険性が増大する。材質の安定性の観点からさらに
望ましいのは 750℃以上である。
【0022】焼鈍時間 20s以上の焼鈍時間の焼鈍を行うことにより、素材の再
結晶が安定して進むことに加え、脱炭反応も安定して進
むため、最終的に安定した組織・組成の鋼板を得ること
ができる。20s未満の場合は、一部に未再結晶組織が残
存したり、幅方向の材質の変動が増大したりして好まし
くない。特に上限の時間は規定しないが通常の連続焼鈍
炉において実現される範囲であれば問題はない。ただ
し、あまりに高温の温度域に長時間保持された場合は、
結晶粒が顕著に粗大化し、エッチングむら等のトラブル
となることもあるので好ましくない。
【0023】焼鈍後の残存C量 0.0010%以下となるように脱炭処理を行うことが必要で
あり、残存する固溶C量がこれを超えた場合は、マスク
の製造工程であるプレス加工時にストレッチャー・スト
レインの発生不具合を生ずる危険性が極めて大きい。 焼鈍後の2次冷間圧延圧下率;1〜40% 圧下率1%以上の冷間圧延を焼鈍後に付与することによ
り、降伏点伸びを消減させることができ良好なプレス加
工に好適となる。また最終的により高強度が必要な場
合、あるいはより薄物材が必要な場合は冷間圧延を付与
することで薄肉化対応が可能である。しかし、40%を超
える圧下率は表面欠陥の発生につながるとともに、延性
の劣化も顕著となり、種々の成形過程で不具合を生ずる
可能性が大きくなる。従って上限を40%としたが、より
良成形性を確保するには20%未満がさらに望ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と併せて説明
する。 実施例1 成分0.0020%C−0.30%Mn−0.008 %S−0.03%Al−
0.005%Nの鋼を溶製し、連続鋳造によってスラブとし
た。スラブをホットストリップミルにより板厚2.6mm の
熱延コイルにし、酸洗の後、板厚0.8mm までコールドス
トリップミルで冷間圧延した。ついで連続焼鈍法により
以下の表1に示す種々の条件で焼鈍した。表1には、残
存する固溶C量の調査結果も併せて示した。
【0025】
【表1】
【0026】この各種冷延鋼板をさらに板厚0.25mmまで
冷延してシャドウマスク用鋼板を製造した。この冷間圧
延板をフォトエッチングで穿孔し、非酸化性雰囲気中で
500〜900 ℃の広い温度範囲で焼鈍(保持時間は約10
分)を行い、板端部より引張試験片を切り出して引張試
験を行った。また、穿孔、焼鈍処理を経た板をプレスに
よりマスク形態に加工して、外観検査を行った。
【0027】図1に焼鈍温度と、プレス成形性に最も重
要である降伏応力、降伏伸びの関係を示す。本発明の条
件で焼鈍した結果、残留固溶C量が0.0010%以下となっ
た実施例の場合では、 600℃の低温で完全に再結晶を終
了しており、降伏伸びが0となっている。また通常のシ
ャドウマスクの焼鈍に適用される温度である 800℃〜90
0℃まで極めてばらつきの少ない降伏応力依存性であ
り、材質安定性の観点から有利であることがわかる。こ
れに対して、比較条件で焼鈍したものについては、 600
℃の焼鈍では降伏伸びが残存し、なおかつ焼鈍温度に伴
う降伏応力の依存性が大きい。
【0028】マスク形態に加工後の外観検査において
も、本発明の実施例では、ストレッチャーストレインの
発生もなく、また寸法精度についても良好であった。一
方、比較例の場合は、残存する固溶C量が高いためと推
定されるが、 600℃の焼鈍では若干のストレッチャース
トレインを生じ、さらに焼鈍温度の変動によって寸法誤
差が生じて実使用上問題となった。 実施例2 表2に示す種々の成分の供試材鋼を転炉にて溶製し、板
厚0.2mm 冷延鋼板とした後、表3に示す条件で焼鈍を行
い、その後、板厚 0.15mm に冷間圧延してシャドウマス
クの製造に供試した。表2、3の条件による処理での残
存固溶C量とシャドウマスク形態加工後における最終検
査工程での不良率を表4に示した。
【0029】本発明の実施例では、いずれも残存固溶C
量が0.0010%以下となっており、最終検査工程での不良
率は、比較例に比べて約1/10と格段に低いことがわか
る。また、焼鈍の前後の厚みを変化させ、2次冷間圧延
の圧下率について種々の調査を行ったが、圧下率1〜40
%の範囲ではすべて良好なシャドウマスクが製造でき
た。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【発明の効果】本発明は、C:0.0025%以下など、特定
成分の極低炭素鋼を素材とし、連続焼鈍工程で雰囲気を
制御することで脱炭反応を促進し、焼鈍後の残存C量を
0.0010%以下としたので、エッチング性とプレス加工性
に優れ、材質が均一なシャドウマスク用冷延鋼板を高い
生産効率で生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷延鋼板の焼鈍温度に対する降伏応力(kgf/mm
2 )および降伏伸び(%)の関係を示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 29/07 H01J 29/07 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C : 0.0025%以下、Mn
    : 1.00 %以下、Al : 0.100 %以下、N :
    0.008 %以下、S : 0.010 %以下、さらに必要に応
    じてNb : 0.0150%以下、Sb : 0.001 〜 0.010
    %、を含み、残部は鉄および不可避的不純物よりなり、
    焼鈍後の残存C量が0.0010%以下であることを特徴とす
    るシャドウマスク用冷延鋼板。
  2. 【請求項2】 重量%で、C : 0.0025%以下、Mn
    : 1.00 %以下、Al : 0.100 %以下、N :
    0.008 %以下、S : 0.010 %以下、さらに必要に応
    じて、Nb : 0.0150%以下、Sb : 0.001 〜 0.010
    %、を含み、残部は鉄および不可避的不純物よりなる鋼
    スラブを素材とし、熱間圧延仕上げ温度を(Ar3 変態点
    −20℃)以上とし、熱延巻取温度を 540〜 680℃とし、
    酸洗・冷間圧延を行い冷延板を製造し、その連続焼鈍工
    程において連続焼鈍雰囲気中の水素濃度を3%以上、露
    点を−20℃以上として温度 730℃以上、時間20s以上、
    焼鈍後の残存C量が0.0010%以下となる脱炭処理を行う
    ことを特徴とするシャドウマスク用冷延鋼板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 連続焼鈍工程に引き続き、圧下率1〜40
    %の2次冷間圧延を施すことを特徴とする請求項2記載
    のシャドウマスク用冷延鋼板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000055383A1 (fr) * 1999-03-12 2000-09-21 Toyo Kohan Co., Ltd. Materiau pour masque perfore, son procede de production, masque perfore et tube recepteur d'images
KR100391911B1 (ko) * 1999-12-20 2003-07-16 주식회사 포스코 섀도우 마스크의 제조방법
CN100430511C (zh) * 2005-06-30 2008-11-05 宝山钢铁股份有限公司 一次冷轧荫罩带钢及其制造方法

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WO2000055383A1 (fr) * 1999-03-12 2000-09-21 Toyo Kohan Co., Ltd. Materiau pour masque perfore, son procede de production, masque perfore et tube recepteur d'images
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