JPH08269574A - 金属帯板の空気冷却装置 - Google Patents
金属帯板の空気冷却装置Info
- Publication number
- JPH08269574A JPH08269574A JP9963195A JP9963195A JPH08269574A JP H08269574 A JPH08269574 A JP H08269574A JP 9963195 A JP9963195 A JP 9963195A JP 9963195 A JP9963195 A JP 9963195A JP H08269574 A JPH08269574 A JP H08269574A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- cooling
- water
- strip
- duct
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- Withdrawn
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気冷却効率を改善した金属帯板の空気冷却
装置を提供する。 【構成】 水平面内で展延されて長さ方向の一方に送ら
れる金属帯板の上面側および下面側に空気ダクトが設置
され、該空気ダクトには前記帯板に向かって多数の空気
ノズルが突設され、前記空気ダクトの帯板側表面から前
記ノズルの先端付近まで覆うような水冷ダクトが設けら
れた。
装置を提供する。 【構成】 水平面内で展延されて長さ方向の一方に送ら
れる金属帯板の上面側および下面側に空気ダクトが設置
され、該空気ダクトには前記帯板に向かって多数の空気
ノズルが突設され、前記空気ダクトの帯板側表面から前
記ノズルの先端付近まで覆うような水冷ダクトが設けら
れた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板などの金属帯板の
空気冷却装置に関する。
空気冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気吹き付けによる空気冷却設備
は、水平面内で展延されて長さ方向の一方に送られる鋼
帯板の上面側および下面側に空気ダクトが設置され、該
空気ダクトには前記帯板に向かって多数の空気ノズルが
突設されたものであった。
は、水平面内で展延されて長さ方向の一方に送られる鋼
帯板の上面側および下面側に空気ダクトが設置され、該
空気ダクトには前記帯板に向かって多数の空気ノズルが
突設されたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋼板の
熱を吸収した空気が鋼板と空気冷却設備の空気噴出ノズ
ル間に一部滞留し、雰囲気温度が上昇し冷却効率をあま
り大きくとることができなかった。効率低下の原因は、
空気吹き付け設備のノズルダクト部および雰囲気が加熱
鋼板からの輻射熱で温度が高くなるためである。
熱を吸収した空気が鋼板と空気冷却設備の空気噴出ノズ
ル間に一部滞留し、雰囲気温度が上昇し冷却効率をあま
り大きくとることができなかった。効率低下の原因は、
空気吹き付け設備のノズルダクト部および雰囲気が加熱
鋼板からの輻射熱で温度が高くなるためである。
【0004】本発明は上記課題を解決し、空気冷却効率
を改善した金属帯板の空気冷却装置を提供することを目
的とする。
を改善した金属帯板の空気冷却装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、水平面内
で展延されて長さ方向の一方に送られる金属帯板の上面
側および下面側に空気ダクトが設置され、該空気ダクト
には前記帯板に向かって多数の空気ノズルが突設され、
前記空気ダクトの帯板側表面から前記ノズルの先端付近
まで覆うような水冷ダクトが設けられ、該水冷ダクトに
冷却水循環系が接続されたことである。
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、水平面内
で展延されて長さ方向の一方に送られる金属帯板の上面
側および下面側に空気ダクトが設置され、該空気ダクト
には前記帯板に向かって多数の空気ノズルが突設され、
前記空気ダクトの帯板側表面から前記ノズルの先端付近
まで覆うような水冷ダクトが設けられ、該水冷ダクトに
冷却水循環系が接続されたことである。
【0006】
【作用】加熱された鋼帯板を本装置に導入する。ポンプ
を運転し、冷却水循環系の冷却水を循環させると、水冷
ダクト内の水は流動し、鋼帯板からの輻射熱が冷却水に
伝わり、水冷ダクト内の水は加熱され、ダクト外の水タ
ンクに貯留される。このため、空冷ダクトおよびノズル
の表面温度の上昇が抑えられ、これに伴い、これらと鋼
帯板との間の雰囲気の温度上昇も抑えられ、これによっ
て、空冷ダクト中の冷却空気の温度上昇も抑えられ、こ
れらの相乗効果により、鋼帯板の冷却効果は大幅に向上
される。
を運転し、冷却水循環系の冷却水を循環させると、水冷
ダクト内の水は流動し、鋼帯板からの輻射熱が冷却水に
伝わり、水冷ダクト内の水は加熱され、ダクト外の水タ
ンクに貯留される。このため、空冷ダクトおよびノズル
の表面温度の上昇が抑えられ、これに伴い、これらと鋼
帯板との間の雰囲気の温度上昇も抑えられ、これによっ
て、空冷ダクト中の冷却空気の温度上昇も抑えられ、こ
れらの相乗効果により、鋼帯板の冷却効果は大幅に向上
される。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。図1,2において、水平面内で
展延されて長さ方向の一方に送られる鋼帯板Aの上面側
および下面側に空気ダクト1が設置され、該空気ダクト
には前記帯板に向かって多数の空気ノズル2が突設され
る。空気ダクト1は帯板Aの長さ方向に長い直方体状を
呈し、その帯板側面から空気ノズル2が帯板幅方向に長
く、帯板長さ方向に等間隔に多数がげたの歯状に突設さ
れている。ノズル2の先端には帯板幅方向に長いスリッ
ト状のノズル孔が設けられる。これら上下の空気ダクト
の空間は大気に解放されている。空気ダクト1に空冷フ
ァンFが接続される。
例にもとづき説明する。図1,2において、水平面内で
展延されて長さ方向の一方に送られる鋼帯板Aの上面側
および下面側に空気ダクト1が設置され、該空気ダクト
には前記帯板に向かって多数の空気ノズル2が突設され
る。空気ダクト1は帯板Aの長さ方向に長い直方体状を
呈し、その帯板側面から空気ノズル2が帯板幅方向に長
く、帯板長さ方向に等間隔に多数がげたの歯状に突設さ
れている。ノズル2の先端には帯板幅方向に長いスリッ
ト状のノズル孔が設けられる。これら上下の空気ダクト
の空間は大気に解放されている。空気ダクト1に空冷フ
ァンFが接続される。
【0008】前記空気ダクト1の帯板側表面から前記ノ
ズル2の先端付近まで覆うような水冷ダクト3が設けら
れる。該水冷ダクトには図4に示すように、第1,第2
冷却水循環系10,20が接続される。即ち、第1冷却
水循環系10において、水タンク11が第1ポンプ1
2,供給管13を介して水冷ダクト3の一方側面(帯板
幅方向の外面)に接続され、他方側面から戻り管14を
介して前記水タンク11に接続される。
ズル2の先端付近まで覆うような水冷ダクト3が設けら
れる。該水冷ダクトには図4に示すように、第1,第2
冷却水循環系10,20が接続される。即ち、第1冷却
水循環系10において、水タンク11が第1ポンプ1
2,供給管13を介して水冷ダクト3の一方側面(帯板
幅方向の外面)に接続され、他方側面から戻り管14を
介して前記水タンク11に接続される。
【0009】また、第2冷却水循環系20において、水
タンク11が第2ポンプ22,供給管23を介して冷却
塔21に接続され、そこから戻り管24が前記水タンク
11に接続される。以上において作動状態を説明する。
加熱された鋼帯板Aを一定速度で本装置に導入する。第
1ポンプ12を運転し、第1冷却水循環系10の冷却水
を循環させると、水冷ダクト3内の水は流動し、鋼帯板
Aからの輻射熱が冷却水に伝わり、水冷ダクト内の水は
加熱され、ダクト外の水タンク11に貯留される。この
ため、空冷ダクト1およびノズル2の表面温度の上昇が
抑えられ、これに伴い、これらと鋼帯板との間の雰囲気
の温度上昇も抑えられ、これによって、空冷ダクト中の
冷却空気の温度上昇も抑えられ、これらの相乗効果によ
り、鋼帯板の冷却効果は大幅に向上される。
タンク11が第2ポンプ22,供給管23を介して冷却
塔21に接続され、そこから戻り管24が前記水タンク
11に接続される。以上において作動状態を説明する。
加熱された鋼帯板Aを一定速度で本装置に導入する。第
1ポンプ12を運転し、第1冷却水循環系10の冷却水
を循環させると、水冷ダクト3内の水は流動し、鋼帯板
Aからの輻射熱が冷却水に伝わり、水冷ダクト内の水は
加熱され、ダクト外の水タンク11に貯留される。この
ため、空冷ダクト1およびノズル2の表面温度の上昇が
抑えられ、これに伴い、これらと鋼帯板との間の雰囲気
の温度上昇も抑えられ、これによって、空冷ダクト中の
冷却空気の温度上昇も抑えられ、これらの相乗効果によ
り、鋼帯板の冷却効果は大幅に向上される。
【0010】また同時に、第2循環系20の第2ポンプ
22をも作動させると、タンク11内の水は冷却塔21
で冷却されてタンク11に戻り、タンク内の水の温度上
昇が抑えられる。
22をも作動させると、タンク11内の水は冷却塔21
で冷却されてタンク11に戻り、タンク内の水の温度上
昇が抑えられる。
【0011】表1は本発明実施例と従来技術の比較実験
例を示す。
例を示す。
【0012】図3は他の実施例を示し、空気ノズルが短
円筒体3からなり、これの多数が大略等間隔で均等に分
布して設けられる。ノズル孔は円形である。
円筒体3からなり、これの多数が大略等間隔で均等に分
布して設けられる。ノズル孔は円形である。
【0013】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0014】
【発明の効果】本発明の構成により、金属帯板の空気冷
却効果が大幅に向上した。
却効果が大幅に向上した。
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】他の実施例の要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の一実施例の系統図である。
A 帯板 F 空冷ファン 1 空気ダクト 2 空気ノズル 3 水冷ダクト 10 第1冷却水循環系 11 水タンク 12 ポンプ 13 供給管 14 戻り管 20 第2冷却水循環系 21 冷却塔 22 ポンプ 23 供給管 24 戻り管
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 水平面内で展延されて長さ方向の一方に
送られる金属帯板の上面側および下面側に空気ダクトが
設置され、該空気ダクトには前記帯板に向かって多数の
空気ノズルが突設され、前記空気ダクトの帯板側表面か
ら前記ノズルの先端付近まで覆うような水冷ダクトが設
けられ、該水冷ダクトに冷却水循環系が接続されたこと
を特徴とする金属帯板の空気冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9963195A JPH08269574A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 金属帯板の空気冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9963195A JPH08269574A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 金属帯板の空気冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08269574A true JPH08269574A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14252434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9963195A Withdrawn JPH08269574A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 金属帯板の空気冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08269574A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100900633B1 (ko) * | 2002-10-11 | 2009-06-02 | 주식회사 포스코 | 수공냉식 강판 냉각장치 |
CN102513363A (zh) * | 2011-11-24 | 2012-06-27 | 庄河市长盛机械制造有限公司 | 铸轧机冷却装置 |
CN103320578A (zh) * | 2013-07-16 | 2013-09-25 | 江苏博众汽车部件有限公司 | 局部高频热处理工艺 |
CN110355219B (zh) * | 2019-06-06 | 2020-08-07 | 江门市华津金属制品有限公司 | 脱脂生产线喷淋水供应系统及控制系统 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP9963195A patent/JPH08269574A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100900633B1 (ko) * | 2002-10-11 | 2009-06-02 | 주식회사 포스코 | 수공냉식 강판 냉각장치 |
CN102513363A (zh) * | 2011-11-24 | 2012-06-27 | 庄河市长盛机械制造有限公司 | 铸轧机冷却装置 |
CN103320578A (zh) * | 2013-07-16 | 2013-09-25 | 江苏博众汽车部件有限公司 | 局部高频热处理工艺 |
CN110355219B (zh) * | 2019-06-06 | 2020-08-07 | 江门市华津金属制品有限公司 | 脱脂生产线喷淋水供应系统及控制系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |