JPH0826935A - 口紅オーバーコート - Google Patents
口紅オーバーコートInfo
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- JPH0826935A JPH0826935A JP6186581A JP18658194A JPH0826935A JP H0826935 A JPH0826935 A JP H0826935A JP 6186581 A JP6186581 A JP 6186581A JP 18658194 A JP18658194 A JP 18658194A JP H0826935 A JPH0826935 A JP H0826935A
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- powder
- lipstick
- overcoat
- rouge
- water
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D)
(A)フッ素系油剤 10〜80 重量%
(B)化粧料用粉体 0.2〜20 重量%
(C)水性成分 19.79〜89.79 重量%
(D)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.01〜2.0 重量%
を含有することを特徴とする口紅オーバーコート。
【効果】 本発明の口紅オーバーコートは、油っぽさを
抑え、なめらかでさっぱりとした使用感があり、塗布後
は、口紅の色うつり防止効果が発現し、経時的に粉うき
がなく、また口紅の輪郭が不鮮明になる、いわゆる色に
じみも抑えることができる。
抑え、なめらかでさっぱりとした使用感があり、塗布後
は、口紅の色うつり防止効果が発現し、経時的に粉うき
がなく、また口紅の輪郭が不鮮明になる、いわゆる色に
じみも抑えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口紅オーバーコートに
関し、更に詳細には、口紅を塗布した上に塗布すること
により、口紅の化粧効果の持続性を改善し、食器等への
付着を抑えるとともに粉うきがなく、しかも使用時にな
めらかでさっぱりとした感触が得られる口紅オーバーコ
ートに関する。
関し、更に詳細には、口紅を塗布した上に塗布すること
により、口紅の化粧効果の持続性を改善し、食器等への
付着を抑えるとともに粉うきがなく、しかも使用時にな
めらかでさっぱりとした感触が得られる口紅オーバーコ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、口紅オーバーコートは、口紅の化
粧効果の持続性、光沢の改善等を目的とした商品として
提供されている。これらの口紅オーバーコートは、水系
若しくはアルコール系に、セルロース系高分子化合物、
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂等の高分子化合物やシリ
コン油などを配合し、配合する高分子化合物などの特性
を利用するもの、又は油分を混合した粉体を主成分とし
た粉末状若しくはプレス状のものであった(特公昭61
−12883号公報、特開昭61−24512号公
報)。
粧効果の持続性、光沢の改善等を目的とした商品として
提供されている。これらの口紅オーバーコートは、水系
若しくはアルコール系に、セルロース系高分子化合物、
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂等の高分子化合物やシリ
コン油などを配合し、配合する高分子化合物などの特性
を利用するもの、又は油分を混合した粉体を主成分とし
た粉末状若しくはプレス状のものであった(特公昭61
−12883号公報、特開昭61−24512号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
口紅オーバーコートは、口紅の食器等への付着(色うつ
り)を防ぐには充分満足できるものではなかった。ま
た、粉末状のものは使用性が悪く、塗布の仕方により効
果にムラがでてしまい、他方高分子化合物などを配合す
るタイプのものは使用感にはべたつきがあり、官能特性
においても問題があった。このため、口紅の化粧効果の
持続性を改善し、口紅の色うつりを抑えることができ、
しかも使用性に優れた口紅オーバーコートが望まれてい
た。
口紅オーバーコートは、口紅の食器等への付着(色うつ
り)を防ぐには充分満足できるものではなかった。ま
た、粉末状のものは使用性が悪く、塗布の仕方により効
果にムラがでてしまい、他方高分子化合物などを配合す
るタイプのものは使用感にはべたつきがあり、官能特性
においても問題があった。このため、口紅の化粧効果の
持続性を改善し、口紅の色うつりを抑えることができ、
しかも使用性に優れた口紅オーバーコートが望まれてい
た。
【0004】一方、フッ素系油剤は、撥水性及び撥油性
に優れた液体油であり、これを応用した化粧料が知られ
ている。(特開昭63−107911号公報、特開平3
−246211号公報、特開平3−246212号公
報、特開平3−264511号公報等)。しかしなが
ら、これを口紅オーバーコートに応用する試みは未だ成
されていなかった。
に優れた液体油であり、これを応用した化粧料が知られ
ている。(特開昭63−107911号公報、特開平3
−246211号公報、特開平3−246212号公
報、特開平3−264511号公報等)。しかしなが
ら、これを口紅オーバーコートに応用する試みは未だ成
されていなかった。
【0005】こうした中で、本出願人は、パーフルオロ
ポリエーテルにシリカ粉末及び/又はアルミナ粉末を特
定量配合すれば、口紅の化粧効果の持続性を改善し、口
紅の食器等への付着及び色にじみを抑え、しかも簡便に
使用することができる口紅オーバーコートが得られるこ
とを見出し、先に出願した(特願平4−26635
号)。
ポリエーテルにシリカ粉末及び/又はアルミナ粉末を特
定量配合すれば、口紅の化粧効果の持続性を改善し、口
紅の食器等への付着及び色にじみを抑え、しかも簡便に
使用することができる口紅オーバーコートが得られるこ
とを見出し、先に出願した(特願平4−26635
号)。
【0006】上記構成の口紅オーバーコートは、従来に
なく効果の高いものであり、有用な技術であるが、さら
に検討したところ、粉末の種類や各成分の配合量等によ
っては、経時的に粉うきが生じる場合があることが明ら
かとなり、さらに感触的にも改善の必要性があることが
わかった。
なく効果の高いものであり、有用な技術であるが、さら
に検討したところ、粉末の種類や各成分の配合量等によ
っては、経時的に粉うきが生じる場合があることが明ら
かとなり、さらに感触的にも改善の必要性があることが
わかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定量のフッ素系油
剤に特定量の化粧料用粉体、水性成分及び特定の水溶性
高分子を配合すると、使用時の感触がなめらかでさっぱ
りとしており、口紅の上から塗布することにより口紅の
化粧効果の持続性を改善し、また経時での粉うきがな
く、口紅の食器等への付着及び色にじみを抑え、しかも
簡便に使用することができる口紅オーバーコートが得ら
れることを見いだし、本発明を完成するに到った。
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定量のフッ素系油
剤に特定量の化粧料用粉体、水性成分及び特定の水溶性
高分子を配合すると、使用時の感触がなめらかでさっぱ
りとしており、口紅の上から塗布することにより口紅の
化粧効果の持続性を改善し、また経時での粉うきがな
く、口紅の食器等への付着及び色にじみを抑え、しかも
簡便に使用することができる口紅オーバーコートが得ら
れることを見いだし、本発明を完成するに到った。
【0008】すなわち、本発明は、次の成分(A)、
(B)、(C)及び(D) (A)フッ素系油剤 10〜80 重量% (B)化粧料用粉体 0.2〜20 重量% (C)水性成分 19.79〜89.79 重量% (D)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.01〜2.0 重量% を含有することを特徴とする口紅オーバーコートを提供
するものである。
(B)、(C)及び(D) (A)フッ素系油剤 10〜80 重量% (B)化粧料用粉体 0.2〜20 重量% (C)水性成分 19.79〜89.79 重量% (D)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.01〜2.0 重量% を含有することを特徴とする口紅オーバーコートを提供
するものである。
【0009】本発明で用いられる(A)成分のフッ素系
油剤は常温で液体のパーフルオロ有機化合物であり、例
えば、パーフルオロアルカン、一般式(1)で表される
パーフルオロポリエーテル等が挙げられる。
油剤は常温で液体のパーフルオロ有機化合物であり、例
えば、パーフルオロアルカン、一般式(1)で表される
パーフルオロポリエーテル等が挙げられる。
【化2】 (式中、R1,R2,R3,R4およびR5は同一又は異なって、
それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基又はオキ
シパーフルオロアルキル基を示し、p、q、及びrは分
子量500〜100,000を与える0以上の整数を示
す。ただし、p=q=r=0となることはない)
それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基又はオキ
シパーフルオロアルキル基を示し、p、q、及びrは分
子量500〜100,000を与える0以上の整数を示
す。ただし、p=q=r=0となることはない)
【0010】なお、ここで括弧内に示される各パーフル
オロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダム
重合でもブロック重合でも構わない。かかるパーフルオ
ロポリエーテルとしては、特に粘度が5〜5,000c
Stのものが好ましく、例えば次の一般式(2)
オロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダム
重合でもブロック重合でも構わない。かかるパーフルオ
ロポリエーテルとしては、特に粘度が5〜5,000c
Stのものが好ましく、例えば次の一般式(2)
【化3】 (式中、m及びnは分子量500〜10,000を与え
る数を示し、n/mは0.2〜2である)で表されるも
の、市販品としてはFOMBLIN HC−O4、同H
C−25、同HC−R(以上、モンテフルオス社製)等
や、次の一般式(3) F-(CF2CF2CF2O)l-CF2CF3 (3) (式中、lは4〜500の数を示す)で表されるもの、
市販品としてはデムナムS−20、同S−65、同S−
100、同S−200(ダイキン工業(株)製)等が挙
げられる。
る数を示し、n/mは0.2〜2である)で表されるも
の、市販品としてはFOMBLIN HC−O4、同H
C−25、同HC−R(以上、モンテフルオス社製)等
や、次の一般式(3) F-(CF2CF2CF2O)l-CF2CF3 (3) (式中、lは4〜500の数を示す)で表されるもの、
市販品としてはデムナムS−20、同S−65、同S−
100、同S−200(ダイキン工業(株)製)等が挙
げられる。
【0011】本発明において、(A)成分の配合量は1
0〜80重量%(以下単に%で示す)、特に15〜75
%が好ましい。配合量が10%未満では色うつり防止効
果が不十分であり、80%を超えると(B)、(C)及
び(D)の配合量が少なくなりすぎるため好ましくな
い。
0〜80重量%(以下単に%で示す)、特に15〜75
%が好ましい。配合量が10%未満では色うつり防止効
果が不十分であり、80%を超えると(B)、(C)及
び(D)の配合量が少なくなりすぎるため好ましくな
い。
【0012】本発明に用いられる(B)成分の化粧料用
粉体としては、通常用いられるものであれば特に制限さ
れず、例えば、タルク、カオリン、マイカ、セリサイ
ト、雲母チタン、シリカ、アルミナ、炭酸マグネシウ
ム、酸化チタン、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化ジル
コニウム、亜鉛華、硫酸バリウム、酸化セリウム、窒化
ホウ素、微粒子無機粉末、粘土鉱物等の無機粉体:ター
ル系色素、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチレン粉末、金属石鹸、微結晶繊維粉体等の
有機粉体等を挙げることができる。その中でもシリカ粉
末:例えばサイロイド55(富士デヴィソン化学(株)
製)、エロジール200、300、R−972,R−9
74(日本アエロジル(株)製)またはアルミナ粉末:
例えばアルミナAKS−G、AKP−30 、AKP−
GM(住友化学(株)製)または有機変性粘土鉱物:例
えば有機変性ベントナイト、有機変性合成スメクタイト
などが高い色うつり防止効果が得られ、特に好ましい。
粉体としては、通常用いられるものであれば特に制限さ
れず、例えば、タルク、カオリン、マイカ、セリサイ
ト、雲母チタン、シリカ、アルミナ、炭酸マグネシウ
ム、酸化チタン、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化ジル
コニウム、亜鉛華、硫酸バリウム、酸化セリウム、窒化
ホウ素、微粒子無機粉末、粘土鉱物等の無機粉体:ター
ル系色素、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチレン粉末、金属石鹸、微結晶繊維粉体等の
有機粉体等を挙げることができる。その中でもシリカ粉
末:例えばサイロイド55(富士デヴィソン化学(株)
製)、エロジール200、300、R−972,R−9
74(日本アエロジル(株)製)またはアルミナ粉末:
例えばアルミナAKS−G、AKP−30 、AKP−
GM(住友化学(株)製)または有機変性粘土鉱物:例
えば有機変性ベントナイト、有機変性合成スメクタイト
などが高い色うつり防止効果が得られ、特に好ましい。
【0013】本発明において、(B)成分の配合量は
0.2〜20%、特に1〜16%が好ましい。0.2%
未満では著しい効果が得られず、20%を超えると塗布
しづらくなるので好ましくない。
0.2〜20%、特に1〜16%が好ましい。0.2%
未満では著しい効果が得られず、20%を超えると塗布
しづらくなるので好ましくない。
【0014】また本発明の効果を損なわない範囲で、フ
ッ素化合物、シリコーン、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、エステル、ワックスなどの公知コーティング剤で表
面処理してもよい。
ッ素化合物、シリコーン、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、エステル、ワックスなどの公知コーティング剤で表
面処理してもよい。
【0015】本発明に用いられる(C)成分の水性成分
としては水又はグリセリン、1,3−ブチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ヘキシレングリコール、エタノール、イソプロピルアル
コール、ポリエチレングリコール等の水溶性アルコー
ル、アルキル変性カルボキシビニルポリマー以外の水溶
性高分子等を用いることができる。この水性成分を配合
しない場合、経時で色うつり防止効果が残っていても
(B)成分の粉うきが起きてしまうので、配合すること
によってその粉うきを抑えるとともに、使用時に油っぽ
さが抑えられ、さっぱりとした感触を与えることができ
る。
としては水又はグリセリン、1,3−ブチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ヘキシレングリコール、エタノール、イソプロピルアル
コール、ポリエチレングリコール等の水溶性アルコー
ル、アルキル変性カルボキシビニルポリマー以外の水溶
性高分子等を用いることができる。この水性成分を配合
しない場合、経時で色うつり防止効果が残っていても
(B)成分の粉うきが起きてしまうので、配合すること
によってその粉うきを抑えるとともに、使用時に油っぽ
さが抑えられ、さっぱりとした感触を与えることができ
る。
【0016】本発明において(C)成分の水性成分の配
合量は19.79〜89.79%、特に22〜83%が
好ましい。
合量は19.79〜89.79%、特に22〜83%が
好ましい。
【0017】本発明に用いられる(D)成分のアルキル
変性カルボキシビニルポリマーは水溶性高分子の一種で
あり、水系の増粘剤、油の分散剤として知られているも
のであり、市販品としてはB.F.Goodrich社
製のカーボポール1342、ペミュレンTR−1、同T
R−2等が挙げられる。
変性カルボキシビニルポリマーは水溶性高分子の一種で
あり、水系の増粘剤、油の分散剤として知られているも
のであり、市販品としてはB.F.Goodrich社
製のカーボポール1342、ペミュレンTR−1、同T
R−2等が挙げられる。
【0018】本発明において、(D)成分の配合量は
0.01%〜2.0%、特に0.05%〜1.5%が好
ましい。配合量が0.01%未満ではなめらかさが充分
ではなく、2%を超えるとべたつきが生じるため好まし
くない。
0.01%〜2.0%、特に0.05%〜1.5%が好
ましい。配合量が0.01%未満ではなめらかさが充分
ではなく、2%を超えるとべたつきが生じるため好まし
くない。
【0019】本発明の口紅オーバーコートには、前記必
須成分の他に、通常の化粧品に用いられる成分、例えば
炭化水素、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、動植物油
脂、シリコーン油等の化粧品油剤、界面活性剤、酸化防
止剤、香料、色素、防腐剤、紫外線吸収剤、保湿剤、清
涼剤等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合する
ことができる。
須成分の他に、通常の化粧品に用いられる成分、例えば
炭化水素、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、動植物油
脂、シリコーン油等の化粧品油剤、界面活性剤、酸化防
止剤、香料、色素、防腐剤、紫外線吸収剤、保湿剤、清
涼剤等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合する
ことができる。
【0020】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0021】実施例1 (処方) (重量%) (1)パーフルオロポリエーテル 62.0 (FOMBLIN HC−04) (2)シリカ(エロジールR−972) 4.0 (3)有機変性ベントナイト 1.0 (4)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.2 (ペミュレンTR−1) (5)エタノール 5.0 (6)精製水 27.6 (7)トリエタノールアミン 0.2 (製法) (イ)成分(1)〜(3)を均一に混合する。 (ロ)成分(4)〜(6)を混合溶解した後、成分
(7)を添加し中和する。 (ハ)(ロ)に(イ)を加え、均一に混合して口紅オー
バーコートを製造する。
(7)を添加し中和する。 (ハ)(ロ)に(イ)を加え、均一に混合して口紅オー
バーコートを製造する。
【0022】実施例2 (処方) (重量%) (1)パーフルオロポリエーテル 15.0 (FOMBLIN HC−04) (2)有機変性ベントナイト 2.0 (3)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 1.5 (ペミュレンTR−1) (4)エタノール 15.0 (5)グリセリン 1.0 (5)精製水 64.0 (6)トリエタノールアミン 1.5 (製法)実施例1と同様にして製造する。
【0023】実施例3 (処方) (重量%) (1)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04) 61.0 (2)アルミナ(アルミナAKS−G) 2.0 (3)フッ素化合物処理マイカ 13.0 (4)赤色202号 0.1 (5)アルキル変性カルボキシビニルポリマー (ペミュレンTR−2) 0.1 (6)ヒアルロン酸 0.1 (7)精製水 23.6 (8)トリエタノールアミン 0.1 (製法)実施例1と同様にして製造する。
【0024】実施例4 (処方) (重量%) (1)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04) 70.0 (2)フッ素化合物処理マイカ 4.0 (3)シリカ(エロジールR−972) 2.0 (4)シリカ(サイロイド55) 1.0 (5)アルキル変性カルボキシビニルポリマー (ペミュレンTR−2) 0.2 (6)精製水 22.6 (7)トリエタノールアミン 0.2 (製法)実施例1と同様にして製造する。
【0025】比較例1 (処方) (重量%) (1)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04) 50.0 (2)アルミナ(アルミナAKS−G) 30.0 (3)アルキル変性カルボキシビニルポリマー (ペミュレンTR−1) 0.1 (4)精製水 19.8 (5)トリエタノールアミン 0.1 (製法)実施例1と同様にして製造する。
【0026】比較例2 (処方) (重量%) (1)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−25) 3.0 (2)シリカ(エロジールR−972) 4.0 (3)アルキル変性カルボキシビニルポリマー (ペミュレンTR−1) 2.5 (4)グリセリン 15.0 (5)精製水 73.0 (6)トリエタノールアミン 2.5 (製法)実施例1と同様にして製造する。
【0027】比較例3 (処方) (重量%) (1)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04) 31.0 (2)シリカ(サイロイド55) 0.1 (3)エタノール 20.0 (4)精製水 48.9 (製法)実施例1と同様にして製造する。
【0028】試験例1 実施例1〜4及び比較例1〜3の口紅オーバーコートに
ついて、カップ等への付着(色うつり)防止効果、使用
感(なめらかさ)、経時での粉うきのなさ、使用性(塗
布のしやすさ)、化粧効果の持続性を評価した。評価
は、女性パネル10名による使用テストを行い、下記の
各項目について評価点をつけた後、下記の如く判定する
ことにより行った。結果を表1に示す。
ついて、カップ等への付着(色うつり)防止効果、使用
感(なめらかさ)、経時での粉うきのなさ、使用性(塗
布のしやすさ)、化粧効果の持続性を評価した。評価
は、女性パネル10名による使用テストを行い、下記の
各項目について評価点をつけた後、下記の如く判定する
ことにより行った。結果を表1に示す。
【0029】評価点 非常に良好:5点 良好 :4点 普通 :3点 やや不良 :2点 不良 :1点判定 ◎:平均点4.5点以上 ○:平均点3.5点以上4.5点未満 △:平均点1.5点以上3.5点未満 ×:平均点1.5点未満
【0030】(試験方法) 色うつり防止効果:パネルに唇に口紅を塗布した上から
右半分に実施例のサンプル、左半分に比較例のサンプル
を塗布し、カップに口をつけた時の色うつり防止効果を
評価した。
右半分に実施例のサンプル、左半分に比較例のサンプル
を塗布し、カップに口をつけた時の色うつり防止効果を
評価した。
【0031】使用感(なめらかさ):唇に口紅を塗布
し、その上に実施例又は比較例の口紅オーバーコートを
塗布したときの使用感を評価した。
し、その上に実施例又は比較例の口紅オーバーコートを
塗布したときの使用感を評価した。
【0032】粉うきのなさ:パネルに使用してもらい、
半日後の粉うきのなさを評価した。
半日後の粉うきのなさを評価した。
【0033】使用感(塗布のしやすさ) パネルに使用してもらい、使用感(塗布のしやすさ)を
評価した。
評価した。
【0034】化粧効果の持続性:パネルに通常の生活を
してもらい、唇に口紅を塗布し、その上に実施例又は比
較例の口紅オーバーコートを塗布し、半日後の化粧持ち
を評価した。
してもらい、唇に口紅を塗布し、その上に実施例又は比
較例の口紅オーバーコートを塗布し、半日後の化粧持ち
を評価した。
【0035】
【表1】
【0036】表1から明らかなように、本発明品の口紅
オーバーコートは、色うつり防止効果に優れ、経時での
粉うきもなく、しかも使用感(なめらかさ)に優れるも
のであった。それに対し比較品は、評価項目のすべてに
おいて満足のいくものは得られなかった。
オーバーコートは、色うつり防止効果に優れ、経時での
粉うきもなく、しかも使用感(なめらかさ)に優れるも
のであった。それに対し比較品は、評価項目のすべてに
おいて満足のいくものは得られなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明の口紅オーバーコートは、油っぽ
さを抑え、なめらかでさっぱりとした使用感があり、塗
布後は、口紅の色うつり防止効果が発現し、経時的に粉
うきがなく、また口紅の輪郭が不鮮明になる、いわゆる
色にじみも抑えることができる。
さを抑え、なめらかでさっぱりとした使用感があり、塗
布後は、口紅の色うつり防止効果が発現し、経時的に粉
うきがなく、また口紅の輪郭が不鮮明になる、いわゆる
色にじみも抑えることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(A)、(B)、(C)及び
(D) (A)フッ素系油剤 10〜80 重量% (B)化粧料用粉体 0.2〜20 重量% (C)水性成分 19.79〜89.79 重量% (D)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.01〜2.0 重量% を含有することを特徴とする口紅オーバーコート。 - 【請求項2】 フッ素系油剤が次の一般式(1) 【化1】 (式中、R1,R2,R3,R4およびR5は同一又は異なって、
それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基又はオキ
シパーフルオロアルキル基を示し、p、q、及びrは分
子量500〜100,000を与える0以上の整数を示
す。ただし、p=q=r=0となることはない)で表わ
されるパーフルオロポリエーテルである請求項1記載の
口紅オーバーコート。 - 【請求項3】 化粧料用粉体がシリカ粉末、アルミナ粉
末、有機変性粘土鉱物のいずれか1種又は2種以上であ
る請求項1又は2記載の口紅オーバーコート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18658194A JP3460098B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 口紅オーバーコート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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WO2008105492A1 (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-04 | Shiseido Company Ltd. | 水系唇用下地化粧料および化粧方法 |
WO2024143310A1 (ja) * | 2022-12-28 | 2024-07-04 | 株式会社コーセー | 水性口紅オーバーコート |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0395262A (ja) * | 1989-03-31 | 1991-04-19 | Ausimont Srl | ペルフルオロポリエーテルの安定なエマルジョン |
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-
1994
- 1994-07-15 JP JP18658194A patent/JP3460098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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WO2024143310A1 (ja) * | 2022-12-28 | 2024-07-04 | 株式会社コーセー | 水性口紅オーバーコート |
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