JPH08268698A - 高所作業車の安全装置 - Google Patents

高所作業車の安全装置

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JPH08268698A
JPH08268698A JP10023295A JP10023295A JPH08268698A JP H08268698 A JPH08268698 A JP H08268698A JP 10023295 A JP10023295 A JP 10023295A JP 10023295 A JP10023295 A JP 10023295A JP H08268698 A JPH08268698 A JP H08268698A
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JP
Japan
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actual
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work
load
range
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Application number
JP10023295A
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English (en)
Inventor
Taro Tsukioka
太郎 月岡
Akihiko Ohira
彰彦 大平
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体支持が不安定となるようなブーム作動の
規制を、簡単な構成で且つ確実に行わせる。 【構成】 実作業位置演算器26を用いて起伏センサ2
2により検出された実起伏角と伸張センサ23により検
出された実伸張量とから実作業位置を求め、荷重センサ
20により検出された作業台16の実積載荷重に基づい
て限界作業範囲を求めるとともにこれをと実作業位置と
を比較し、実作業位置が限界作業範囲の境界に達したと
きに、ブームコントローラ28により実作業位置が限界
作業範囲を越えて移動する方向へのブームの作動を規制
する。さらに、作業台16の実積載荷重が許容最大積載
荷重より大きいか否かを荷重比較器24により検出し、
実積載荷重が許容最大積載荷重以上となったときに警報
コントローラ30により警報作動を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体上に旋回、起伏お
よび伸縮等の作動が自在なブームを配設し、このブーム
の先端に作業台を取り付けてなる高所作業車の安全装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車は一般的に、車体上の旋回台
に伸縮、起伏等の作動が自在なブームを枢支し、このブ
ームの先端に作業台を取り付けて構成され、作業時には
ブームを起伏、伸長させることにより作業台を所望の高
所作業位置に移動させて作業を行う。このような高所作
業車においては、ブームを作動させて作業を行うときに
アウトリガ等による車体の支持が不安定になることを防
止するため、ブームの作動範囲を車体を安定支持できる
範囲内に抑えるようなブーム作動規制装置(安全装置)
が一般的に用いられている。
【0003】このようなブーム作動規制装置としては、
ブーム側から車体に作用するモーメントを検出し、この
モーメントが予め設定した規制モーメントを超えないよ
うにブームの作動規制を行うモーメント規制装置や、作
業台の積載荷重を検出するとともにこの積載荷重の下で
の作業台の移動可能領域(ブーム枢支位置からの作業半
径)を予め設定し、この移動可能領域を超えるようなブ
ームの作動を規制する作業範囲規制装置等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記モーメン
ト規制装置はブーム側から車体に作用するモーメントを
検出する必要がありそのための機器が複雑であるという
問題や、ブームの先端に取り付けられた作業台が水平旋
回するような構成の場合に、ブームが作動しなくても作
業台の水平旋回に応じて車体に作用するモーメントが変
化するため、作業台の水平旋回も規制する必要があり、
制御が複雑化しやすく、また、水平旋回が規制されるた
め作業効率が低下するおそれがあるという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
車体支持が不安定となるようなブーム作動の規制を、簡
単な構成で且つ確実に行わせることができるような高所
作業車の安全装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】このような目
的達成のため、本発明においては、実作業位置演算器を
用いて起伏角検出器により検出された実起伏角と伸長量
検出器により検出された実伸長量とから実作業位置を求
め、積載荷重検出器により検出された実積載荷重を作業
台上に有した状態で許容できる限界作業範囲を求め、実
作業位置と限界作業範囲とを比較し、実作業位置が限界
作業範囲の境界に達したときに、実作業位置が限界作業
範囲を越えて移動する方向へのブームの作動をブーム作
動規制手段により規制するようになっており、さらに、
作業台の実積載荷重が許容最大積載荷重より大きくなっ
たときに警報手段により警報作動を行わせるように安全
装置が構成される。
【0007】この安全装置では、作業台の実積載荷重に
応じて限界作業範囲が設定されるため、常に実積載荷重
に応じた適切な作業範囲規制を行うことができる。な
お、ブームの先端に取り付けられた作業台が水平旋回す
るような構成の場合には、作業台が最も突出した状態を
想定して限界作業範囲を設定しておけばよく、これによ
り作業台の水平旋回が規制されることなしに、安全な作
業を行なわせることが可能となる。なお、作業台の積載
荷重が最大許容荷重を越えたときにまで、この実積載荷
重に基づいて限界作業範囲を設定するのは安全性の点か
ら好ましくないのであるが、本発明では、積載荷重が最
大許容荷重を越えるときには警報作動が行われこのよう
な場合でも安全性を損なわないようにしている。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明に係る安全装置を備えた高
所作業車10を図1に示している。この高所作業車10
においては、車体11上に旋回自在な旋回台12が配設
され、この旋回台12の上部にはブーム13の基端部が
起伏作動自在に枢支されている。ブーム13は、基端ブ
ーム13a、中間ブーム13b、先端ブーム13cの複
数のブーム部材からなり、入れ子式に伸縮自在に構成さ
れ、ブーム伸縮シリンダ19の伸縮作動により伸縮が自
在である。
【0009】ブーム13は、旋回台12とブーム13の
間に備えられているブーム起伏シリンダ17の伸縮作動
により起伏作動される。ブーム13の先端には垂直ポス
ト14が備えられており、この垂直ポスト14は、ブー
ム13の起伏角に応じて伸縮作動を行うレベリングシリ
ンダ18によって常時垂直に維持されている。垂直ポス
ト14には、垂直ポスト14に対して水平旋回が自在に
旋回アーム15が取り付けられ、旋回アーム15の先端
部には作業台16が取り付けられている。
【0010】作業台16には作業対象物等の吊上げを行
うためのウインチ装置18が取り付けられており、作業
中に対象物を作業位置まで吊上げたり、地上に下ろした
りすることができるようになっている。また、車体11
の前後左右4箇所に作業中での車体支持を行うアウトリ
ガ装置19が設けられている。
【0011】上記のように構成された高所作業車10
に、高所作業を行うためブーム13を作動させた時に、
アウトリガ装置19による車体支持が不安定となること
を防止するため、本発明に係る安全装置が設けられてい
る。この安全装置は、図2に示すように、旋回台の旋回
角を検出する旋回センサ21、ブーム起伏角を検出する
起伏センサ22、ブーム伸長量を検出する伸長センサ2
3を有する。さらに、作業台の積載荷重を検出する荷重
センサ20も有している。この荷重センサ20は、例え
ば、旋回アーム15に対する作業台16の支持部材16
aに設けられたロードセルにより構成されている。
【0012】この安全装置においては、荷重センサ20
により検出された作業台16の実積載荷重と旋回センサ
21により検出された旋回角とに基づいて、限界作業範
囲設定器25がこのときの旋回角における限界作業範囲
Aを設定する。限界作業範囲Aは作業台16にこのとき
検出された実積載荷重を積載した状態で車体11に作用
する転倒方向モーメントが許容値に納まるように設定さ
れる範囲であり、予め旋回角に対応して例えば図3に示
すように設定されている。なお、転倒方向モーメントは
旋回アーム15の水平旋回に応じて変化するが、最大モ
ーメントとなる水平旋回角で許容値に納まるような限界
作業範囲が設定される。
【0013】これと同時に、実作業位置演算器26によ
り、起伏センサ22により検出された起伏角θと伸長セ
ンサ23の検出値から求められるブーム長さLとから実
作業位置Pが演算される。なお、このような限界作業範
囲Aおよび実作業位置Pは起伏ブームの先端部等を基準
に設定される。
【0014】次に比較器27において実作業位置Pが限
界作業範囲A内に位置しているか否かが判断される。実
作業位置Pが限界作業範囲Aの境界(図3において線A
で示す位置)に到達したと判断されると、比較器27か
らブームコントローラ28に規制信号が出力され、実作
業位置Pが限界作業範囲Aを超えて移動するようなブー
ム13の作動が規制される。これにより、車体11に作
用する転倒モーメントは許容値以内に納まり、安全な高
所作業を行うことができる。
【0015】ここで上述のように、限界作業範囲Aは作
業台16の実積載荷重に基づいて設定される範囲である
ため、作業台16に許容最大積載荷重以上の荷重が作用
する場合には正確なブーム作動規制を行えない。このた
め、本安全装置においては、荷重センサ20により検出
された実積載荷重を許容最大積載荷重と比較する荷重比
較器24が設けられており、実積載荷重が許容最大積載
荷重を超えたときには、荷重比較器24から警報信号が
警報コントローラ30に出力される。警報コントローラ
30はこのオン信号を受けると、アラーム31を作動さ
せて警報ランプを点灯させたり、警報ブサーを鳴らした
りする。同時に、ブームコントローラ28に規制信号を
送り、転倒モーメントが増加する方向へのブーム13の
作動を規制する。
【0016】作業台16の積載荷重はウインチ装置18
により物を吊上げる場合にも増加するため、警報コント
ローラ30は荷重比較器24から警報信号を受けたとき
には、ウインチコントローラ32にも規制信号を出力
し、このウインチコントローラ32によりウインチ装置
18の作動も規制する。このようにすれば、作業台16
に許容最大積載荷重以上の荷重が作用した状態では高所
作業を行うことができず、安全性を確保できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
実積載荷重に基づいて設定される限界作業範囲と実作業
位置とを比較し、実作業位置が限界作業範囲の境界に達
したときに、ブーム作動規制手段により実作業位置が限
界作業範囲を越えて移動する方向へのブームの作動を規
制するようになっているので、作業時の実際の積載荷重
に応じて正確且つ適切にブームの作動規制ができる。な
お、作業台の実積載荷重が許容最大積載荷重より大きい
か否かを検出し、実積載荷重が許容最大積載荷重以上と
なったときに警報手段により警報作動を行わせるように
しているので、安全性が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る安全装置を備えた高所作業車の正
面図である。
【図2】この安全装置の構成を示すブロック図である。
【図3】作業範囲を示す概略図である。
【符号の説明】
11 車体 12 旋回台 13 ブーム 16 作業台 19 アウトリガ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に起伏および伸縮作動自在なブーム
    が配設され、このブームの先端に作業台が取り付けられ
    てなる高所作業車の安全装置であって、 前記作業台の実積載荷重を検出する積載荷重検出器と、 前記ブームの起伏角を検出する起伏角検出器と、 前記ブームの伸長量を検出する伸長量検出器と、 前記積載荷重検出器により検出された実積載荷重に基づ
    いて、この実積載荷重を前記作業台上に有した状態で許
    容できる限界作業範囲を求める限界作業範囲演算器と、 前記起伏角検出器により検出された実起伏角と前記伸長
    量検出器により検出された実伸長量とから実作業位置を
    求める実作業位置演算器と、 前記実作業位置と前記限界作業範囲とを比較し、前記実
    作業位置が前記限界作業範囲の境界に達したときに、前
    記実作業位置が前記限界作業範囲を越えて移動する方向
    への前記ブームの作動を規制するブーム作動規制手段
    と、 前記積載荷重検出器により検出された実積載荷重が許容
    最大積載荷重以上となったときに警報作動を行わせる警
    報手段とからなることを特徴とする高所作業車の安全装
    置。
JP10023295A 1995-03-31 1995-03-31 高所作業車の安全装置 Pending JPH08268698A (ja)

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